JP6276756B2 - 1,1−ジメチルエチル[(1s)−1−{[(2s,4r)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1r,2s)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの可溶化カプセル製剤 - Google Patents

1,1−ジメチルエチル[(1s)−1−{[(2s,4r)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1r,2s)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの可溶化カプセル製剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6276756B2
JP6276756B2 JP2015511510A JP2015511510A JP6276756B2 JP 6276756 B2 JP6276756 B2 JP 6276756B2 JP 2015511510 A JP2015511510 A JP 2015511510A JP 2015511510 A JP2015511510 A JP 2015511510A JP 6276756 B2 JP6276756 B2 JP 6276756B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formulation
range
formula
pharmaceutical ingredient
active pharmaceutical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015511510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015516418A5 (ja
JP2015516418A (ja
Inventor
ロバート・ケビン・パーローン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bristol Myers Squibb Holdings Ireland ULC
Original Assignee
Bristol Myers Squibb Holdings Ireland ULC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=48428670&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6276756(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Bristol Myers Squibb Holdings Ireland ULC filed Critical Bristol Myers Squibb Holdings Ireland ULC
Publication of JP2015516418A publication Critical patent/JP2015516418A/ja
Publication of JP2015516418A5 publication Critical patent/JP2015516418A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6276756B2 publication Critical patent/JP6276756B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • A61K9/4841Filling excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/4858Organic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/48Preparations in capsules, e.g. of gelatin, of chocolate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/47Quinolines; Isoquinolines
    • A61K31/472Non-condensed isoquinolines, e.g. papaverine
    • A61K31/4725Non-condensed isoquinolines, e.g. papaverine containing further heterocyclic rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/04Peptides having up to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
    • A61K38/06Tripeptides
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/12Antivirals
    • A61P31/14Antivirals for RNA viruses

Description

(関連出願の参照)
本出願は、2012年5月7日に出願の米国仮出願第61/643,454号の利益を請求するものである。
本開示は、一般に、著しく食品の影響を受けて低い経口バイオアベイラビリティを示す水難溶性医薬化合物のための可溶化カプセル製剤に関する。特に、本開示は、アスナプレビル、1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−{[(2S,4R)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1R,2S)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの新規な可溶化カプセル製剤、およびC型肝炎ウイルスおよびそれによって引き起こされる感染の治療および/または阻害のための製剤を用いる方法に関する。
式(I)の化合物であるアスナプレビル、1,1−ジメチルエチル[(1S)−1−{[(2S,4R)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1R,2S)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートは、選択性NS3プロテアーゼ阻害剤であり、C型肝炎ウイルス(HCV)の治療に有用である。
Figure 0006276756
(I)
アスナプレビルおよびその製造は、以前、2006年2月7日に発行された特許文献1、1988年11月11日に発行された特許文献2、ならびに2011年3月29日に発行された特許文献3に記載されている。
アスナプレビルは、C型肝炎ウイルス(HCV)の選択性NS3プロテアーゼ阻害剤であり、C型肝炎感染の経口治療を対象としている。アモルファスまたは結晶形の乾式および湿式造粒または錠剤への打錠などが施されたアスナプレビルの多くの固形製剤は、著しく食品の影響を受けて低い経口バイオアベイラビリティを示した。さらに、アスナプレビルの結晶化度およびアモルファス原薬の形成における著しい減少は、乾式および湿式造粒物ならびに粉末から製造したカプセル剤および錠剤の製造方法における様々な単位操作(例えば、ローラー圧縮、打錠成型)から生じることが観察されていた。さらに、前記原薬は、乾式および湿式造粒物または粉末からカプセル剤または錠剤の製造中の環境の相対湿度に依存して、無水から水和物(またはその逆)の結晶に変換しやすい。これらの因子は、製剤中に存在する薬物形態の変化の可能性のため、製剤の製造方法および制御を非常に複雑にし、モニターし、試験し、および制御することが一層必要とされる。
経口バイオアベイラビリティを著しく高め、食品の影響を排除したアスナプレビルの適度に安定な製剤は、前記薬物を、脂質構成成分を含む賦形剤の混合物中に溶解させ、カプセル剤に充填することによって得られた。これらの製剤は、高濃度の乳化状態で薬物を簡便に提供し、水性環境中での希釈後の薬物の沈殿を防ぎ、空腹状態でのアスナプレビルの経口吸収を著しく高め、食後状態での吸収と同様なものにする。
アスナプレビルの可溶化製剤の製造方法は、乾式および湿式造粒物または粉末からのカプセル剤または錠剤の製造方法と比較して、極めて少ない単位操作からなる。さらに、薬物の可溶化状態は、乾式および湿式造粒物または粉末からカプセル剤または錠剤を製造するために用いられる方法によって生じる形態の変化や変動の可能性について原薬をモニターし、試験し、制御する必要がない。
米国特許第6,995,174号 米国特許第7,449,479号 米国特許第7,915,291号
本開示の第1の態様において、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を提供する。
第1の態様の第1の実施態様において、前記製剤は、少なくとも1つの可溶化剤をさらに含み、少なくとも1つの界面活性剤および/または少なくとも1つの安定化剤を適宜含んでいてもよい。第1の態様の第2の実施態様において、少なくとも1つの安定化剤は、約0.01〜約1w/w%の範囲で含まれるものである。
第1の態様の第3の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、約0.1〜約60w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤は、約1〜約80w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの界面活性剤は、約0〜約60w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤は、約0.01〜約1w/w%の範囲で含まれるものである。
第1の態様の第4の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、約1〜約40w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤は、約10〜約80w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの界面活性剤は、約5〜約40w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤は、約0.02〜約0.5w/w%の範囲で含まれるものである。
第1の態様の第5の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、約1〜約40w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤は、約5〜約80w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの界面活性剤は、約15〜約40w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤は、約0.05〜約0.2w/w%の範囲で含まれるものである。
第1の態様の第6の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、中鎖脂肪酸トリグリセリドならびに中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせから構成される。
第1の態様の第7の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、ポリオキシエチル化グリセリドである。
第1の態様の第8の実施態様において、少なくとも1つの界面活性剤は、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである。
第1の態様の第9の実施態様において、少なくとも1つの安定化剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンである。
第2の態様において、本開示は、
(a)式(I)
Figure 0006276756
(I)
の化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分;
(b)中鎖脂肪酸トリグリセリド、ポリオキシエチル化グリセリド、中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせ、ならびにこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの可溶化剤;
(c)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである少なくとも1つの界面活性剤;ならびに
(d)ブチル化ヒドロキシトルエンである少なくとも1つの安定化剤
を含む製剤を提供する。
第2の態様の第1の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、約1〜約40w/w%の範囲で含まれるものである。
第2の態様の第2の実施態様において、少なくとも1つの安定化剤は、約0.05〜約0.2w/w%の範囲で含まれるものである。
第2の態様の第3の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、中鎖脂肪酸トリグリセリドならびに中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせである。第4の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、約10〜約80w/w%の範囲で含まれるものである。第5の実施態様において、少なくとも1つの界面活性剤は、約15〜約40w/w%の範囲で含まれるものである。
第2の態様の第5の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、ポリオキシエチル化グリセリドである。第6の実施態様において、少なくとも1つの可溶化剤は、約1〜約80w/w%の範囲で含まれるものである。第7の実施態様において、少なくとも1つの界面活性剤は、約1〜約40w/w%の範囲で含まれるものである。
第3の態様において、本開示は、40℃および75%の相対湿度で少なくとも6ヶ月間安定である、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化された化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を提供する。
第3の態様の第1の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、少なくとも約98%の効力保持を示す。
第3の態様の第2の実施態様において、前記製剤は、10%以下の総分解物を示す。
第3の態様の第3の実施態様において、前記製剤は、5%以下の総分解物を示す。
第3の態様の第4の実施態様において、前記製剤は、2%以下の総分解物を示す。
第3の態様の第5の実施態様において、前記製剤は、1%以下の総分解物を示す。
第3の態様の第6の実施態様において、前記製剤は、0.5%以下の総分解物を示す。
第3の態様の第7の実施態様において、前記製剤は、少なくとも1つの安定化剤を約0.01〜約1.0w/w%の量で含む。第8の実施態様において、少なくとも1つの安定化剤は、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、ビタミンE、没食子酸プロピル、アスコルビン酸、およびtert−ブチルヒドロキノンから選択されるものである。第9の実施態様において、少なくとも1つの安定化剤は、ブチル化ヒドロキシトルエンを含むものである。
第4の態様において、本開示は、空腹時または食後の哺乳類対象に、式:
Figure 0006276756
(I)
で示される化合物(I)を含む製剤を経口投与して、化合物(I)を含む経口投与された溶液の最初の投薬の24時間でのAUCによって測定される総血中血漿濃度の少なくとも約50%以上である、該組成物の最初の投薬後24時間でのAUCによって測定される化合物(I)の総血中血漿濃度プロファイルを提供することを特徴とする製剤の投与方法を提供する。
第4の態様の第1の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約60%以上である。
第4の態様の第2の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約70%以上である。
第4の態様の第3の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約80%以上である。
第4の態様の第4の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約90%以上である。
第4の態様の第5の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約93%以上である。
第4の態様の第6の実施態様において、AUCは、対象が空腹時または食後であるかに関わらず経口投与されると、溶液の24時間でのAUCの少なくとも約95%である。
第4の態様の第7の実施態様において、前記製剤は、カプセルの形態中である。
第4の態様の第8の実施態様において、前記製剤は、可溶化カプセルの形態中である。
第5の態様において、本開示は、空腹時の哺乳類対象に、式:
Figure 0006276756
(I)
で示される化合物(I)を含む製剤を経口投与して、化合物(I)を含む経口投与された溶液のCmaxの少なくとも約40%以上である、組成物の最初の投薬後の化合物(I)のCmaxとともに前記組成物の最初の投薬後の血中血漿濃度プロファイルを提供することを特徴とする製剤の投与方法を提供する。
第5の態様の第1の実施態様において、前記組成物のCmaxは、経口投与された溶液のCmaxの少なくとも約50%または約50%以上である。
第5の態様の第2の実施態様において、前記組成物のCmaxは、経口投与された溶液のCmaxの少なくとも約60%または約60%以上である。
第5の態様の第3の実施態様において、Tmaxは、少なくとも約3時間である。
第5の態様の第4の実施態様において、前記製剤は、カプセルの形態である。
第5の態様の第5の実施態様において、前記製剤は、可溶化カプセルの形態である。
第6の態様において、本開示は、空腹時の哺乳類対象に、少なくとも1つの水難溶性の活性な医薬成分を含む組成物を経口投与して、少なくとも1つの活性な医薬成分を含む経口投与溶液の最初の投薬の24時間でのAUCによって測定される総血中血漿濃度の少なくとも約50%以上である、組成物の最初の投薬後24時間でAUCによって測定される総血中血漿濃度プロファイルを提供することを特徴とする、経口固形用量組成物の投与方法を提供する。
第6の態様の第1の実施態様において、活性な医薬成分は、食品の影響を顕著に表す。
第6の態様の第2の実施態様において、少なくとも1つの活性な医薬成分は、約0.1〜約60w/w%の範囲で含まれるものである。
第7の態様において、本開示は、空腹時の哺乳類対象に、式
Figure 0006276756
(I)
で示される化合物(I)を含む製剤を経口投与することを特徴とし、少なくとも約2以下の食後の空腹時に対する比率を示す、製剤の投与方法を提供する。
第7の態様の第1の実施態様において、食後の空腹時に対する比率は、少なくとも約1.5以下である。
第7の態様の第2の実施態様において、食後の空腹時に対する比率は、少なくとも約1.0以下である。
第7の態様の第3の実施態様において、食後の空腹時に対する比率は、少なくとも約0.75以下である。
第7の態様の第4の実施態様において、前記製剤は、カプセルの形態である。
第7の態様の第5の実施態様において、前記製剤は、可溶化カプセルの形態である。
第8の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤の治療上有効量を投与するステップを特徴とする方法を提供する。
第9の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、
(a)式(I)
Figure 0006276756
(I)
の化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分;
(b)中鎖脂肪酸トリグリセリド、ポリオキシエチル化グリセリド、中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせ、ならびにこれらの組み合わせから選択される少なくとも1つの可溶化剤;
(c)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである少なくとも1つの界面活性剤;ならびに
(d)ブチル化ヒドロキシトルエンである少なくとも1つの安定化剤
を含む製剤の治療上有効量を投与するステップを特徴とする方法を提供する。
第10の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を投与するステップを特徴とし、前記対象に投与される式(I)の化合物の総用量が1日約200mgである方法を提供する。第10の態様の第1の実施態様において、式(I)の化合物は、1日2回100mgの用量で前記対象に投与される。第10の態様の第2の実施態様において、式(I)の化合物は、1日1回100mgの用量で前記対象に投与される。
第11の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を投与するステップを特徴とし、前記対象に投与される式(I)の化合物の総量が、1日約150mgである方法を提供する。
第12の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を投与するステップを特徴とし、前記対象に投与される式(I)の化合物の総量が、1日約100mgである方法を提供する。
第13の態様において、本開示は、HCV感染の治療方法であって、それを必要とする対象に、式(I)
Figure 0006276756
(I)
で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤を投与するステップを特徴とし、前記対象に投与される式(I)の化合物の総量が、1日約50mgである方法を提供する。
本開示の他の態様は、本明細書に開示の実施態様の適切な組み合わせが含まれうる。
なお他の態様および実施態様は、本明細書で提供される記載中で見出されうる。
図1は、アスナプレビルの6つの異なる製剤のイヌにおける食品の影響を示す。 図2は、イヌにおけるアスナプレビルのカプセルおよび錠剤製剤の薬物動態/バイオアベイラビリティを示す。 図3は、様々な量のポリソルベート80を含むアスナプレビルの軟ゲルカプセル製剤のイヌにおけるバイオアベイラビリティを示す。 図4は、空腹時および食後のヒトにおけるアスナプレビル製剤の相対バイオアベイラビリティを示す。
本明細書で用いられるように、下記の用語は示される意味を有する:
本明細書で用いられる用語「治療上有効量」は、有意な患者の利益、例えば、ウイルス負荷の持続的な減少を示すのに十分である各有効成分の総量を意味する。各活性成分に用いられ、単独で投与される場合、前記用語は、成分単独の量を意味する。組み合わせて用いられる場合、前記用語は、組み合わせて、連続で、または同時に投与されて治療効果を生じる活性成分の合わせた量を意味する。
用語「治療する」は:(i)病気、疾患または障害が、当該病気、疾患および/または障害に罹りやすいが、それに罹っているとまだ診断されていない患者で生じることを予防し;(ii)病気、疾患または障害を抑え、すなわち、その進行を停止させ;ならびに(iii)病気、疾患または障害を軽減し、すなわち、病気、疾患および/または障害の退縮を生じることを意味する。
本明細書で用いられる用語「活性な医薬成分」および「API」は、アスナプレビルを意味する。
本明細書で用いられるように、用語「可溶化剤」は、APIを溶解させることができる医薬的に許容される薬剤のいずれかを意味する。本開示において、可溶化剤は、APIを溶解し、APIが水への希釈後に油滴中に取り込まれる水中油型乳濁液の内相を形成する。可溶化剤の例としては、中鎖脂肪酸トリグリセリド、長鎖脂肪酸のモノ、ジおよびトリグリセリドの組み合わせ;ポリエチレングリコールのモノおよびジ長鎖脂肪酸エステル(ポリオキシエチル化グリセリド、すなわち、オレオイルポリオキシルグリセリドおよびリノレオイルポリオキシルグリセリドとして一般な工程である);グリセロールモノカプリロカプラート、モノカプリル酸グリセロール、グリセロールモノ/ジカプラート、および中鎖脂肪酸のプロピレングリコールモノ−およびジ−エステル、例えば、プロピレングリコールモノカプリレート、プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールジラウレート、ならびにこれらの組み合わせが挙げられる。
本明細書で用いられるように、用語「界面活性剤」は、水への希釈後に細かい乳濁液の液滴粒度を提供する医薬的に許容される薬剤のいずれかを意味する。界面活性剤の例としては、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン;ポリオキシエチル化グリセリド、例えば、ポリオキシル35ヒマシ油およびポリオキシル40水素化ヒマシ油;カプリロカプロイルポリオキシルグリセリド(ポリエチレングリコール400の中鎖脂肪酸エステルおよびポリエチレングリコール300の中鎖脂肪酸エステル);ならびにビタミンE TPGS(すなわち、d−α−トコフェロールポリエチレングリコール1000サクシネートが挙げられる。
本明細書で用いられるように、用語「安定化剤」は、APIの分解についての酸化経路を最小にする医薬的に許容される薬剤のいずれかを意味する。安定化剤の例としては、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT);ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA);ビタミンE、没食子酸プロピル;アスコルビン酸;tert−ブチルヒドロキノン(TBHQ)などが挙げられる。
本明細書に記載の製剤化溶液は、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、セルロース、メチルセルロース、デンプン、および他の物質を含む様々な物質から製造した軟もしくは硬カプセル剤中の溶液としてカプセル化されていてもよい。ツーピースカプセル剤は、例えば、硬ゼラチンカプセル剤のためのゼラチンを基にした溶液、またはHPMCカプセル剤のためのHPMCを基にした溶液で結合されていてもよい。軟ゼラチンカプセル殻は、適当な被包、弾性、機械的な強度、安定性および溶解性の特性を付与するために、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコールなどの1つまたはそれ以上の適当な可塑剤を含有していてもよい。さらに、硬または軟ゼラチンカプセル殻には、様々な着色剤および/または乳白剤が含有され、および/または着色されていてもよい。
本明細書に記載の製剤化溶液には、製剤の嗜好性を向上させるために、1つまたはそれ以上の様々な香料(例えば、チェリー、ベリー、ミント、バニラなど)および/または甘味剤(例えば、ショ糖、ソルビトール、マンニトール、フルクトース、デキストロース、サッカリン、アスパルテーム、アセサルフェームカリウムなど)が含有されていてもよい。
別の実施態様において、本開示は、治療上有効量の式(III)
Figure 0006276756
(III)
の化合物またはその医薬的に許容される塩を、式(I)の可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤と組み合わせて含む組成物を提供する。別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の式(I)の化合物に対する比率は、約1:3〜約3:1である。別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の式(I)の化合物に対する比率は、約1:2.5〜約2.5:1である。別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の式(I)の化合物に対する比率は、約1:1である。別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の式(I)の化合物に対する比率は、約1:2.5である。別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の式(I)の化合物に対する比率は、約2.5:1である。
別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む組成物ならびに化合物(I)の製剤は、抗HCV活性を有する1つまたは2つのさらなる化合物をさらに含む。別の実施態様において、少なくとも1つのさらなる化合物は、インターフェロンまたはリバビリンである。別の実施態様において、インターフェロンは、インターフェロンアルファ2B、ペグ化インターフェロンアルファ、コンセンサスインターフェロン、インターフェロンアルファ2A、インターフェロンラムダ、ペグ化インターフェロンラムダ、およびリンパ芽球インターフェロンタウから選択される。
別の実施態様において、本開示は、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩を含む組成物の治療上有効量;式(I)の可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセルを含む製剤;ならびにHCVポリメラーゼの機能を阻害するのに有効である化合物の治療上有効量を提供する。別の実施態様において、HCVポリメラーゼの機能を阻害するのに有効である化合物は、PSI−6130、PF−00868554、ANA−598、IDX−375、IDX−184、INX−189、BI−207127、PSI−7851、PSI−938、PSI−879、VCH−759、VCH−916、VCH−222、BMS−929075、GS−9190、ABT−333、およびABT−072から選択される。別の実施態様において、HCVポリメラーゼの機能を阻害するのに有効である化合物は、式(IV)
Figure 0006276756
(IV)
の化合物またはその医薬的に許容される塩である。
別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の、式(I)の化合物に対するモル比、式(IV)の化合物に対するモル比、またはこれらの医薬的に許容される塩に対するモル比は、約1:20:5である。
別の実施態様において、式(III)の化合物またはその医薬的に許容される塩の、式(I)の化合物に対するモル比、式(IV)の化合物に対するモル比、またはこれらの医薬的に許容される塩に対するモル比は、約1:250:1000である。
実施例
本開示は、その範囲を限定するものとされない特定の実施態様と合わせて記載されている。一方で、本開示は、特許請求の範囲の範囲内に含まれうる全ての代替物、改変、および均等物が網羅される。よって、具体的な実施態様を含む下記の実施例は、本開示の1つの実施を示すものであって、実施例は、特定の実施態様の例示のためのものであり、その方法および概念的な態様の記載を最も有益でかつ容易に理解すると考えられるものを提供するために示されている。
アスナプレビルは、出典明示により本明細書に取り込まれる2006年2月7日に発行の米国特許第6,995,174号に記載の手順に従って調製することができる。
下記の実施例は、中鎖脂肪酸のモノ−、ジ−およびトリグリセリド(例えば、CAPTEX(登録商標)355およびCAPMUL(登録商標)MCM)を界面活性剤であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)および抗酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いて、様々な態様および実施態様の本発明を製造するための典型的な手順である:
1.中鎖トリグリセリドを計量管に移す。
2.中鎖モノ/ジグリセリドおよび界面活性剤(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)など)をステップ1中の溶液に加える。
3.ステップ2からのバッチを混合して均一な溶液とする。
4.ブチル化ヒドロキシトルエンをステップ3からの溶液に加え、混合して溶解させる。
5.APIをステップ4中の溶液に加え、混合して溶解させる。
6.ステップ6からの溶液を軟もしくは硬ゼラチンカプセル中にカプセル化させる。
7.軟ゼラチンカプセル剤を適当な硬さまで乾燥させるか、または硬ゼラチンカプセルにバンドを施す。
Figure 0006276756
下記の実施例は、ポリオキシエチル化グリセリド(リノレオイルポリオキシルグリセリド、例えば、LABRAFIL(登録商標)1944CS)を、界面活性剤であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)および抗酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いて、様々な態様および実施態様の本発明を製造するための典型的な手順である:
1.オレオイルポリオキシルグリセリドをを計量管に移す。
2.界面活性剤(例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80))をステップ1中の溶液に加える。
3.ステップ2からのバッチを混合して均一な溶液とする。
4.ブチル化ヒドロキシトルエンをステップ3からの溶液に加え、混合して溶解させる。
5.APIをステップ4中の溶液に加え、混合して溶解させる。
6.ステップ6からの溶液を軟もしくは硬ゼラチンカプセル中にカプセル化させる。
7.軟ゼラチンカプセル剤を適当な硬さまで乾燥させるか、または硬ゼラチンカプセルにバンドを施す。
Figure 0006276756
中鎖脂肪酸のモノ、ジおよびトリグリセリド(例えば、C(登録商標)355およびCAPMUL(登録商標)MCM)を、界面活性剤であるポリオキシル35水素化ヒマシ油(例えば、Cremophor(登録商標)EL)および抗酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いる本開示の製剤のさらなる例を、実施例3に示す:
Figure 0006276756
中鎖脂肪酸のトリグリセリド(例えば、CAPTEX(登録商標)355)および中鎖脂肪酸のプロピレングリコールエステル、例えば、プロピレングルコールモノカプリレート(例えば、CAPMUL(登録商標)PG−8またはCapryol(登録商標)90)を、界面活性剤であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)および酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いる本開示の製剤のさらなる例を、実施例4に示す:
Figure 0006276756
中鎖脂肪酸のトリグリセリド(例えば、CAPTEX(登録商標)355)および中鎖脂肪酸のプロピレングリコールエステル、例えば、プロピレングリコールモノラウレート(例えば、CAPMUL(登録商標)PG−12またはLauroglycol(登録商標)90)を、界面活性剤であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)および抗酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いる本開示の製剤のさらなる例を、実施例5に示す:
Figure 0006276756
ポリオキシエチル化グリセリド(リノレオイルポリオキシルグリセリド、例えば、LABRAFIL(登録商標)2125CS)を、界面活性剤であるモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(ポリソルベート80)および抗酸化剤であるブチル化ヒドロキシトルエンとともに用いる本開示の製剤のさらなる例を、実施例6に示す:
Figure 0006276756
実施例7:インビボ実験
表1および図1は、アスナプレビルの経口バイオアベイラビリティを高め、ヒトにおいて乾式造粒錠剤製剤について観察される食品の影響を軽減するために開発した4つの製剤のPKを比較するために、イヌで行ったPK実験からの結果を示す。カプセル製剤は、薬が(1)20w/w%の薬物負荷をLABRAFIL(登録商標)M1944CSおよびポリソルベート80とともに含有する長鎖脂肪酸トリグリセリドに基づいた脂質自己乳化系(「LCTカプセル」と称される)、(2)20w/w%の薬物負荷をCAPTEX(登録商標)355、CAPMUL(登録商標)MCMおよびポリソルベート80とともに含有する中鎖トリグリセリドに基づいた脂質自己乳化系(「MCTカプセル」と称される)、ならびに(3)20w/w%の薬物負荷をポリエチレングリコール3350およびビタミンE TPGS(すなわち、d−α−トコフェリルポリエチレングリコール1000サクシネート)とともに含有する非脂質系のいずれかにおいて溶液として完全に可溶化した3つの異なる可溶化アプローチを示す。各カプセル製剤を、ペンタガストリンで前処理した空腹のイヌに400mgの用量で投与した。さらに、50w/w%の薬物負荷をGelucire(登録商標)53/10およびpH調節剤である炭酸水素ナトリウムを含有する錠剤製剤を評価した。前記錠剤を、消化管のpHを高めるためのファモチジンで前処理した空腹のイヌに400mgの用量で投与した。これらの4つの製剤のPKは、1つの実験群では、ペンタガストリンで前処理した空腹のイヌに400mgの用量で、2番目の実験群では、ペンタガストリンで前処理した食後のイヌに400mgの用量で投与した乾式造粒錠剤と比較した。4匹のイヌのそれぞれが6つの製剤処理を受けた(1週間のウォッシュアウト期間後、各製剤を投薬した)。
表1および図1に示されるように、長鎖脂肪酸トリグリセリドに基づいた脂質(LCTカプセル)および中鎖トリグリセリドに基づいた脂質(MCTカプセル)自己乳化系は、イヌにおいてアスナプレビルの優れた経口吸収を供し、空腹状態で経口バイオアベイラビリティが3〜5倍に高まった。これらのLCTおよびMCT脂質に基づいた可溶化カプセル製剤はまた、食後状態で投薬した錠剤についてのAUCと比較して、空腹状態で投薬した製剤についてのAUCの比率によって示されるように、臨床用の乾式造粒錠剤製剤について見られる著しい食品の影響の最も顕著な減少を示した。
表1
製剤スクリーニング実験からのイヌのPK結果
Figure 0006276756

Figure 0006276756
表2および図2は、アスナプレビルの経口バイオアベイラビリティを高め、ヒトにおいて乾式造粒錠剤製剤について観察される食品の影響を軽減するために開発したアスナプレビルの多くのカプセルおよび錠剤製剤のPKを測定するために、イヌで行った数種類の実験からの累積結果を示す。示された全てのPK結果は、様々な製剤に由来する400mgのアスナプレビルを投薬したペンタガストリン処理した空腹のイヌにおいて行った。
上述のとおり、様々なアプローチを用いる8つの錠剤製剤は、アスナプレビルのバイオアベイラビリティを高め、乾式造粒錠剤製剤について観察される食品による著しい影響を軽減するために開発し、評価した。溶液製剤に対して8%のバイオアベイラビリティを示す乾式造粒錠剤と比較して、PKのいくらかの向上が、9.1〜46.5%の範囲の相対バイオアベイラビリティとともに様々な別の錠剤アプローチについて観察された。
中鎖トリグリセリドに基づいた脂質自己乳化系のいくつかの変数を評価して、可溶化カプセルアプローチからのバイオアベイラビリティを最適化した。表2および図2に示されるように、20w/w%の薬物負荷を30w/w%の中鎖トリグリセリド(例えば、CAPTEX(登録商標)355)、30w/w%の中鎖モノ/ジグリセリド(例えば、CAPMUL(登録商標)MCMまたはImwitor(登録商標)742)および15−20w/w%のポリソルベート80とともに含有する製剤組成物は、(溶液製剤と比較して)75−85%においてアスナプレビルの最も高いバイオアベイラビリティを生じた。表2および図3にも示されるように、硬ゼラチンカプセルまたは軟ゼラチンカプセルでカプセル化したこの製剤は、同程度の優れたPKの結果を生じた。
予想外なことに、15w/w%以下のポリソルベート80を含有する中鎖トリグリセリドに基づいた系で観察された薬物の溶解性、自己乳化の簡便さまたは水希釈後の乳濁液液滴粒度分布においてあまり差異はなかったが、15%または20%のポリソルベート80による系は、表2および図2および3に示されるように最も高い相対バイオアベイラビリティを供した。
表2
製剤実験からの累積イヌPK結果
Figure 0006276756

Figure 0006276756

Figure 0006276756

Figure 0006276756
図4および表3および4は、アスナプレビルの様々な製剤の経口吸収におけるPKならびに空腹および食後条件のPKおよび効果を評価するためにヒトで行った相対バイオアベイラビリティ臨床試験からの結果を示す。評価する製剤としては、(1)50w/w%の薬物負荷を微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムとともに含有する乾式造粒物から製造し、Opadry(登録商標)−II(白色の非機能フィルムコーティング系)でフィルムコーティングを施したフィルムコーティング200mg強度錠剤、(2)50w/w%の薬物負荷(アモルファスAPI)を微結晶セルロース、乳糖一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポロクサマー188、ビタミンE ポリエチレングリコールサクシネートおよびステアリン酸マグネシウム)とともに含有する湿式造粒物から製造し、Opadry(登録商標)−IIでフィルムコーティングを施したフィルムコーティング200mg強度錠剤、(3)50w/w%の薬物負荷(結晶API)を微結晶セルロース、乳糖一水和物、クロスカルメロースナトリウム、ポロクサマー188、ビタミンEポリエチレングリコールサクシネートおよびステアリン酸マグネシウムとともに含有する湿式造粒物から製造し、Opadry(登録商標)−IIでフィルムコーティングを施したフィルムコーティング200mg強度錠剤、(4)微結晶セルロース、クロスカルメロースナトリウム、リノレオイルポリオキシグリセリド、ポリソルベート80、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、無水リン酸水素カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、およびブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)を含有する乾式造粒物から製造したコーティングされていない100mg強度錠剤、ならびに(5)中鎖トリグリセリド、グリセロールモノカプリロカプレート、ポリソルベート80、およびブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)の混合液中に溶解させた20w/w%の薬物負荷を含有する100mg強度軟ゼラチンカプセルが含まれた。
実験設計には、8つの製剤/食事状態(食後と空腹)処置群(A、B、C、D、E、F、GおよびH)のランダム化が含まれ、35人の対象の各々がランダム化されて、200mgのアスナプレビル乾式造粒錠剤の食後状態「A」(対照)および4つのさらなる製剤/食後(標準的な食事)または空腹時のいずれかの食事状態処置群(B〜Hからランダム化)からなる5つの単一用量を受容した。単一用量薬物動態(PK)パラメータは、血漿濃度対時間プロファイルから調製した。図4および表3および4に示されるような相対バイオアベイラビリィは、別個の臨床試験で200mgで投薬したアスナプレビル(50w/w%のPEG400/35w/w%のエタノール/15w/w%のポリソルベート80中で20mg/mLのアスナプレビル)の溶液製剤のAUC(INF)値と比較して、各処置についてのAUC(INF)値から算出する。空腹状態で200mgで投薬した対照乾式造粒錠剤の相対バイオアベイラビリティは、別個の臨床試験において調製したPKデータから推定した。
図3および表3に示されるように、空腹状態における軟ゼラチンカプセルからのアスナプレビルのバイオアベイラビリティは、錠剤製剤と比較して約3〜10倍高かった。さらに、図3および表4に示されるように、食後状態における軟ゼラチンカプセルからのバイオアベイラビリティは、錠剤製剤と比較して約1.4〜2.8倍高かった。さらに、これらの結果により、錠剤製剤によって示された経口バイオアベイラビリティにおける食事による顕著な影響とは対照に、軟ゼラチンカプセル製剤についての食事の影響の実質的に完全な軽減が示された。食事の影響の実質的に完全な軽減は、1.5もしくはそれ以下;または1.25もしくはそれ以下または1.0もしくはそれ以下の空腹時食後比を示す製剤として定義する。
表3
ヒトバイオアベイラビリティ実験からの結果
Figure 0006276756
処置B:アモルファスAPIによる1×200mgのアスナプレビル湿式造粒錠剤(空腹時)
処置C:結晶APIによる1×200mgのアスナプレビル湿式造粒錠剤(空腹時)
処置E:1×200mgのアスナプレビル脂質錠剤(空腹時)
処置G:1×200mgのアスナプレビル軟ゼラチンカプセル(空腹時)
*溶液:(製剤:50w/w%のPEG400/35w/w%のエタノール/15w/w%のポリソルベート80中の20mg/mLのアスナプレビル)
表4
ヒトバイオアベイラビリティ実験からの結果
Figure 0006276756
処置A:1×200mgのアスナプレビル乾式造粒錠剤(食後)
処置D:結晶APIによる1×200mgのアスナプレビル湿式造粒錠剤(食後)
処置F:1×200mgのアスナプレビル脂質錠剤(食後)
処置H:1×200mgのアスナプレビル軟ゼラチンカプセル(食後)
*溶液:別の臨床試験からのPKデータ(製剤:50w/w%のPEG400/35w/w%のエタノール/15w/w%のポリソルベート80中の20mg/mLのアスナプレビル
表5は、様々な量のBHTとともに製剤化されたカプセル中のアスナプレビルの化学的な安定性を示す。下記に示されるように、わずか0.02%のBHTの使用が、2%以下の分解を伴う適切な化学的な安定性(様々なHDPEボトルおよびブリスター包装中の25℃/60% RH(開口皿)および40℃/75% RHなどの促進された安定性条件で少なくとも6ヶ月を含む)を提供する。
表5
製剤溶液の安定性についてのブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)レベルの効果
Figure 0006276756

Figure 0006276756
*試験した7つの製剤の平均
投薬計画試験
一次キャリーオーバー効果について平衡化したランダム化8処置、5期間不完全交差試験は、年齢18〜49歳およびBMI18〜32kg/mの健全な男女に対して行った。対象(n=35)は各々、標準的な食事とともに対照乾式造粒錠剤製剤の200mgの用量および下記の試験処置のうちの4つを受容した:空腹状態で投与される製剤1、2、3、および軟ゲルカプセル、ならびに標準的な食事とともに投与される製剤2、3、および軟ゲルカプセル。対象は、定期的に安全性の測定を受け、有害事象(AE)についてモニターした。薬物動態(PK)についての血液試料は、投薬72時間後に採取した。ノンコンパートメントPKを得た。幾何平均比(GMR)および90%の信頼区間(CI)は、一般化線形混合効果モデルを用いて算出した。事後GMRおよび90%のCIは、200mgのデータから標準化された曝露を用いて、100mgの軟ゲルカプセルについて概算した。100mgのBIDでの軟ゲルカプセル定常状態AUC(AUCss)の分布を、過去の曝露応答および曝露安全性測定を参照にしてシミュレーションし、評価した。
全てのAEは、軽度/中程度であり、AEによる中止はなかった。製剤1、2、および3は、対照よりも低いバイオアベイラビリティ、許容できない食事の影響またはこれらの両方を示した。空腹状態の軟ゲルカプセルについてのGMR[90%CI]は、AUC(0−∞)について2.23[1.86−2.67]であり、Cmaxについて4.09[3.08−5.43]であった。食事による軟ゲルカプセルについて、GMR[90%のCI]は、AUC(0−∞)について2.60[2.17−3.19]であり、最小の食事の影響(+17%のみ)、およびCmaxについて5.36[4.03−7.12]を示した。200mgの対照錠剤と比較した空腹状態での100mgの軟ゲルカプセルの標準化した曝露についての事後比較は、AUC(0−∞)について1.11[0.929−1.34]およびCmaxについて2.04[1.54−2.72]のGMR[90% CI]を提供した。食後状態での100mgの軟ゲルカプセルについては、GMR[90%CI]は、AUC(0−∞)について1.30[1.09−1.56]およびCmaxについて2.68[2.02−3.56]であった。軟ゲルカプセルによるASVのCmax値の上昇は、食後または空腹状態で一時的であった。シミュレーションにより、予測された100mgのBIDでの軟ゲルカプセル曝露と、食後状態での200mgのBIDの錠剤との間のAUCssの多大な重複が示唆された。曝露安全性解析により、ASV関連のALT上昇の可能性は、200mgの錠剤製剤と比較した100mgのBID軟ゲルと同等であることが予測されることが示された。より高いが、一時的であるASVのCmax値は、ASVについての有効性および安全性事象の両方がAUCssと最も関連する可能性があることから、臨床的に関連する可能性が低い。
本開示は、前記の例示的な実施例に限定されるものではなく、これらの必要な属性から逸脱することなく他の具体的な形態で実施することができることは、当業者にとって明らかである。それゆえ、実施例は、全ての点において、例示としてであって限定されるべきではないものと考えられ、実施例ではなく、特許請求の範囲が参照されるべきであり、よって、特許請求の範囲と同様の意味および範囲内に入る全ての変更が本発明に包含されるものとされる。

Claims (25)

  1. 式(I)
    Figure 0006276756
    (I)
    で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセル製剤であって、中鎖脂肪酸トリグリセリド、ならびに中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせから構成される少なくとも1つの可溶化剤を含み、さらにモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである界面活性剤を15〜40w/w%の範囲でさらに含む、前記製剤。
  2. なくとも1つの安定化剤を含んでいてもよい、請求項1に記載の製剤。
  3. 少なくとも1つの安定化剤が、0.01〜1w/w%の範囲で含まれるものである、請求項2に記載の製剤。
  4. 少なくとも1つの活性な医薬成分が、0.1〜60w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤が、1〜80w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤が、0.01〜1w/w%の範囲で含まれるものである、請求項2に記載の製剤。
  5. 少なくとも1つの活性な医薬成分が、1〜40w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤が、10〜80w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤が、0.02〜0.5w/w%の範囲で含まれるものである、請求項2に記載の製剤。
  6. 少なくとも1つの活性な医薬成分が、1〜40w/w%の範囲で含まれ、少なくとも1つの可溶化剤が、5〜80w/w%の範囲で含まれ、ならびに少なくとも1つの安定化剤が、0.05〜0.2w/w%の範囲で含まれるものである、請求項2に記載の製剤。
  7. 少なくとも1つの安定化剤が、ブチル化ヒドロキシトルエンである、請求項2に記載の製剤。
  8. (a)式(I)
    Figure 0006276756
    (I)
    の化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分;
    (b)中鎖脂肪酸トリグリセリド、ならびに中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせか構成される少なくとも1つの可溶化剤;
    (c)15〜40w/w%の範囲のモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである少なくとも1つの界面活性剤;および
    (d)ブチル化ヒドロキシトルエンである少なくとも1つの安定化剤
    を含む製剤。
  9. 少なくとも1つの活性な医薬成分が、1〜40w/w%の範囲で含まれるものである、請求項に記載の製剤。
  10. 少なくとも1つの安定化剤が、0.05〜0.2w/w%の範囲で含まれるものである、請求項に記載の製剤。
  11. 少なくとも1つの可溶化剤が、10〜80w/w%の範囲で含まれるものである、請求項に記載の製剤。
  12. 40℃および75%の相対湿度で少なくとも6ヶ月間安定である、式(I)
    Figure 0006276756
    (I)
    で示される可溶化化合物を含む少なくとも1つの活性な医薬成分を含むカプセル製剤であって、中鎖脂肪酸トリグリセリド、ならびに中鎖脂肪酸モノおよびジグリセリドの組み合わせから構成される少なくとも1つの可溶化剤を含み、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンである界面活性剤を15〜40w/w%の範囲で含み、少なくとも1つの安定化剤を0.01〜1.0w/w%の量でさらに含むものである、製剤。
  13. 少なくとも1つの活性な医薬成分が、少なくとも98%の効力保持を示すものである、請求項12に記載の製剤。
  14. 10%以下の総分解物を示す、請求項12に記載の製剤、
  15. 5%以下の総分解物を示す、請求項12に記載の製剤。
  16. 2%以下の総分解物を示す、請求項12に記載の製剤。
  17. 1%以下の総分解物を示す、請求項12に記載の製剤。
  18. 0.5%以下の総分解物を示す、請求項12に記載の製剤。
  19. 少なくとも1つの安定化剤が、ブチル化ヒドロキシトルエン、ブチル化ヒドロキシアニソール、ビタミンE、没食子酸プロピル、アスコルビン酸、およびtert−ブチルヒドロキノンから選択されるものである、請求項12に記載の製剤。
  20. 少なくとも1つの安定化剤が、ブチル化ヒドロキシトルエンを含むものである、請求項19に記載の製剤。
  21. HCV感染の治療剤であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載のカプセル製剤を含み、それを必要とする対象に投与される式(I)の化合物の総用量が1日200mgである治療剤。
  22. 式(I)の化合物が、1日2回100mgの用量で対象に投与される、請求項21に記載の治療剤。
  23. HCV感染の治療剤であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載のカプセル製剤を含み、それを必要とする対象に投与される式(I)の化合物の総用量が1日150mgである治療剤。
  24. HCV感染の治療剤であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載のカプセル製剤を含み、それを必要とする対象に投与される式(I)の化合物の総用量が1日100mgである治療剤。
  25. HCV感染の治療剤であって、請求項1〜20のいずれか1項に記載のカプセル製剤を含み、それを必要とする対象に投与される式(I)の化合物の総用量が1日50mgである治療剤。
JP2015511510A 2012-05-07 2013-04-30 1,1−ジメチルエチル[(1s)−1−{[(2s,4r)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1r,2s)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの可溶化カプセル製剤 Expired - Fee Related JP6276756B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261643454P 2012-05-07 2012-05-07
US61/643,454 2012-05-07
PCT/US2013/038770 WO2013169520A1 (en) 2012-05-07 2013-04-30 Solubilized capsule formulation of 1,1-dimethylethyl [(1s)-1-{[(2s,4r)-4-(7-chloro-4methoxyisoquinolin-1-yloxy)-2-({(1r,2s)-1-[(cyclopropylsulfonyl)carbamoyl]-2-ethenylcyclopropyl}carbamoyl)pyrrolidin-1-yl]carbonyl}-2,2-dimethylpropyl]carbamate

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015516418A JP2015516418A (ja) 2015-06-11
JP2015516418A5 JP2015516418A5 (ja) 2016-05-26
JP6276756B2 true JP6276756B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=48428670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015511510A Expired - Fee Related JP6276756B2 (ja) 2012-05-07 2013-04-30 1,1−ジメチルエチル[(1s)−1−{[(2s,4r)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1r,2s)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの可溶化カプセル製剤

Country Status (33)

Country Link
US (1) US20130302414A1 (ja)
EP (1) EP2846780B1 (ja)
JP (1) JP6276756B2 (ja)
KR (1) KR20150004921A (ja)
CN (1) CN104363899A (ja)
AR (1) AR090954A1 (ja)
AU (1) AU2013260005B2 (ja)
BR (1) BR112014027676A2 (ja)
CA (1) CA2872765A1 (ja)
CL (1) CL2014003012A1 (ja)
CO (1) CO7141457A2 (ja)
CY (1) CY1120756T1 (ja)
DK (1) DK2846780T3 (ja)
EA (1) EA028749B1 (ja)
ES (1) ES2688817T3 (ja)
HK (1) HK1204552A1 (ja)
HR (1) HRP20181583T1 (ja)
IL (1) IL235466B (ja)
LT (1) LT2846780T (ja)
MX (1) MX358545B (ja)
MY (1) MY171378A (ja)
NZ (1) NZ630248A (ja)
PE (1) PE20142439A1 (ja)
PH (1) PH12014502405A1 (ja)
PL (1) PL2846780T3 (ja)
PT (1) PT2846780T (ja)
RS (1) RS57881B1 (ja)
SG (1) SG11201406964QA (ja)
SI (1) SI2846780T1 (ja)
TW (1) TWI577392B (ja)
UY (1) UY34785A (ja)
WO (1) WO2013169520A1 (ja)
ZA (1) ZA201408967B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2673870T3 (es) * 2012-05-07 2018-06-26 Bristol-Myers Squibb Holdings Ireland Formulación de dosificación oral sólida de [(1S)-1-{[(2S,4R)-4-(7-cloro-4-metoxiisoquinolin-1-iloxi)-2-({(1R,2S)-1-[(ciclopropilsulfonil) carbamoil]-2-etenilciclopropil} carbamoil) pirrolidin-1-il] carbonil}-2,2-dimetil-propil] carbamato de 1,1-dimetiletilo
SG11201502802PA (en) 2012-10-19 2015-05-28 Bristol Myers Squibb Co Hepatitis c virus inhibitors
EP2914598B1 (en) 2012-11-02 2017-10-18 Bristol-Myers Squibb Company Hepatitis c virus inhibitors
US9643999B2 (en) 2012-11-02 2017-05-09 Bristol-Myers Squibb Company Hepatitis C virus inhibitors
US9598433B2 (en) 2012-11-02 2017-03-21 Bristol-Myers Squibb Company Hepatitis C virus inhibitors
US9409943B2 (en) 2012-11-05 2016-08-09 Bristol-Myers Squibb Company Hepatitis C virus inhibitors
JP6342922B2 (ja) 2013-03-07 2018-06-13 ブリストル−マイヤーズ スクイブ カンパニーBristol−Myers Squibb Company C型肝炎ウイルス阻害剤
WO2019130341A1 (en) * 2017-12-26 2019-07-04 Hetero Labs Limited Capsule compositions comprising lopinavir and ritonavir

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ZA9710071B (en) * 1996-11-21 1998-05-25 Abbott Lab Pharmaceutical composition.
YU32103A (sh) * 2000-10-31 2006-05-25 Boehringer Ingelheim Pharmaceuticals Inc. Samo-emulgujući preparati za oralnu primenu piranonskih inhibitora proteaze
US6828301B2 (en) * 2002-02-07 2004-12-07 Boehringer Ingelheim International Gmbh Pharmaceutical compositions for hepatitis C viral protease inhibitors
MY140680A (en) 2002-05-20 2010-01-15 Bristol Myers Squibb Co Hepatitis c virus inhibitors
TWI480272B (zh) * 2008-10-09 2015-04-11 Anadys Pharmaceuticals Inc 藉由5,6-二氫-1h-吡啶-2-酮與一或多種其他抗病毒化合物的組合物抑制c型肝炎病毒的方法
US8252821B2 (en) * 2009-04-14 2012-08-28 Bristol-Myers Squibb Company Bioavailable capsule compositions of amorphous alpha-(N-sulfonamido)acetamide compound

Also Published As

Publication number Publication date
CA2872765A1 (en) 2013-11-14
AU2013260005B2 (en) 2017-07-13
MX2014013220A (es) 2015-05-11
UY34785A (es) 2013-11-29
PT2846780T (pt) 2018-10-26
SI2846780T1 (sl) 2018-09-28
CL2014003012A1 (es) 2015-07-10
PE20142439A1 (es) 2015-01-28
EP2846780B1 (en) 2018-07-18
DK2846780T3 (en) 2018-09-17
LT2846780T (lt) 2018-11-12
MX358545B (es) 2018-08-24
JP2015516418A (ja) 2015-06-11
CN104363899A (zh) 2015-02-18
NZ630248A (en) 2016-11-25
KR20150004921A (ko) 2015-01-13
SG11201406964QA (en) 2014-11-27
EP2846780A1 (en) 2015-03-18
RS57881B1 (sr) 2019-01-31
CO7141457A2 (es) 2014-12-12
ES2688817T3 (es) 2018-11-07
MY171378A (en) 2019-10-10
IL235466B (en) 2019-03-31
EA201492039A1 (ru) 2015-02-27
HK1204552A1 (en) 2015-11-27
WO2013169520A1 (en) 2013-11-14
PL2846780T3 (pl) 2018-11-30
US20130302414A1 (en) 2013-11-14
ZA201408967B (en) 2016-10-26
TWI577392B (zh) 2017-04-11
EA028749B1 (ru) 2017-12-29
PH12014502405A1 (en) 2015-01-12
CY1120756T1 (el) 2019-12-11
HRP20181583T1 (hr) 2018-11-30
BR112014027676A2 (pt) 2017-06-27
AU2013260005A1 (en) 2015-01-15
AR090954A1 (es) 2014-12-17
TW201350145A (zh) 2013-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6276756B2 (ja) 1,1−ジメチルエチル[(1s)−1−{[(2s,4r)−4−(7−クロロ−4メトキシイソキノリン−1−イルオキシ)−2−({(1r,2s)−1−[(シクロプロピルスルホニル)カルバモイル]−2−エテニルシクロプロピル}カルバモイル)ピロリジン−1−イル]カルボニル}−2,2−ジメチルプロピル]カルバメートの可溶化カプセル製剤
EP3592337B1 (en) Pharmaceutical formulations of phloroglucinol and trimethylphloroglucinol
ES2563735T3 (es) Forma de dosificación farmacéutica que comprende 6'-fluor-(N-metil- o N,N-dimetil-)-4-fenil-4',9'-dihidro-3'H-espiro[ciclohexano-1,1'-pirano[3,4,b]indol]-4-amina
US20220287996A1 (en) Methods and compositions for treating edema refractory to oral diuretics
US20150342882A1 (en) Methods of treatment using cadotril compositions
US7229639B2 (en) Ibuprofen containing hard shell capsules
WO2014002015A1 (en) Pharmaceutical composition comprising dutasteride
JP5191121B2 (ja) 溶解性を改善したジフェンヒドラミン含有医薬組成物
CA3134550A1 (en) Formulation for oral delivery of proteins, peptides and small molecules with poor permeability
WO2020053658A2 (en) Non-aqueous chemotherapeutic solutions for oral dosage
US20240050416A1 (en) Stable Pharmaceutical Compositions of Apixaban
TW200409644A (en) Improved carrier system for cyclosporin pharmaceutical compositions
WO2024006748A1 (en) Pharmaceutical compositions comprising isotretinoin and processes for preparation and uses thereof
JP2004518679A (ja) リポイドビヒクルに分散させたサムパトリラートを含む薬学的組成物
EA046180B1 (ru) Фармацевтический состав флороглюцинола и триметилфлороглюцинола
JP2005255677A (ja) シクロスポリン製剤

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20160218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180112

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6276756

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees