JP6276594B2 - 法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 - Google Patents
法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6276594B2 JP6276594B2 JP2014003174A JP2014003174A JP6276594B2 JP 6276594 B2 JP6276594 B2 JP 6276594B2 JP 2014003174 A JP2014003174 A JP 2014003174A JP 2014003174 A JP2014003174 A JP 2014003174A JP 6276594 B2 JP6276594 B2 JP 6276594B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slope
- work gantry
- portal crane
- excavation
- right direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
なお、立坑の掘削ではあるが、特許文献1には、地上部に設置された架台上を走行する門型クレーンに吊り下げた掘削機により立坑を掘削する工法が提案される。
また、特許文献1のように、掘削機を吊り下げる門型クレーンが、平坦な地上部に設置された架台上を走行する方式のものでは、法面の掘削には対応できない。
法面の山側及び谷側に沿って略平行に作業構台を、前記法面の山側及び谷側に打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して設置し、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に門型クレーンを走行可能に配置し、
前記門型クレーンに掘削機を吊り下げ、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を走行する前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削により、前記法面を前記作業構台の左右方向に沿って鉛直方向に掘削する、法面の掘削方法を特徴とする。
請求項1に記載の法面の掘削方法であって、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機による、前記作業構台の左右方向に沿った前記法面の鉛直方向の掘削を、前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を前記門型クレーンが走行する度に繰り返し行うことを特徴とする。
法面の山側及び谷側に沿って打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して略平行に設置した作業構台と、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に走行可能に配置した門型クレーンと、
前記門型クレーンに吊り下げた掘削機と、を備える、法面の掘削装置を特徴とする。
法面の山側及び谷側に沿って略平行に作業構台を、前記法面の山側及び谷側に打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して設置し、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に門型クレーンを走行可能に配置し、
前記門型クレーンに掘削機を吊り下げ、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を走行する前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削により、前記法面を前記作業構台の左右方向に沿って鉛直方向に掘削し、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削による、前記作業構台の左右方向に沿った前記法面の鉛直方向の掘削を、前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を前記門型クレーンが走行する度に繰り返し行って、前記法面に前記作業構台の左右方向に沿って連続する鉛直方向の掘削溝を形成して、
前記掘削溝内に地中連続壁を構築する、法面の地中連続壁施工方法を特徴とする。
請求項4に記載の法面の地中連続壁施工方法であって、
前記地中連続壁としてアスファルトマスチックや遮水シートを用いて遮水壁を構築することを特徴とする。
(実施形態)
図1及び図2は本発明を適用した法面の掘削施工の一実施形態の構成を示すもので、1は法面、3は作業構台、5は門型クレーン、7は巻上げ機、9は掘削機である。
この作業構台3の上には、法面1の山側及び谷側に沿って略平行する一対のレール(図略)が敷設されていて、そのレール上に門型クレーン5が走行可能に配置されている。
そして、門型クレーン5に搭載した巻上げ機7から垂下するワイヤ8の下端に掘削機9が吊り下げられている。
すなわち、無人遠隔制御式の門型クレーン5、巻上げ機7及び掘削機9による法面1の掘削溝11、その遮水壁の施工は次のように行う。
2)法面1の山側及び谷側に沿って略平行な作業構台3上の門型クレーン5に吊り下げられた掘削機9による法面1の掘削を、図2に矢印で示したように、作業構台3上を門型クレーン5が走行する度に繰り返し行って連続する掘削溝11を形成する。
3)安定液で満たされた掘削溝11にアスファルトマスチックを打設し、または図示しない遮水シートを挿入して、遮水壁を構築する。
2)遮水壁をアスファルトマスチックや遮水シートで構築し、鋼材などを使用しないため、鋼材間の継手がなく、遮水性に優れる。
3)地中連続壁に鋼材を使用しないため、鋼材建て込みによるクレーン作業が必要なく、作業エリアの縮小と工期の短縮が図れる。
4)無人遠隔操作による門型クレーン5、巻上げ機7及び掘削機9で施工するため、例えば高線量区域の対象法面において、作業員の被爆量低減が可能である。
5)法面1の地中連続壁構築以外の掘削についても対応可能である。
以上の実施形態においては、法面の遮水壁構築としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、遮水壁に限らず、法面の連続地中壁構築であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等について適宜に変更可能であることは勿論である。
3 作業構台
4 杭
5 門型クレーン
7 巻上げ機
8 ワイヤ
9 掘削機
11 掘削溝
12 難透水層
Claims (5)
- 法面の山側及び谷側に沿って略平行に作業構台を、前記法面の山側及び谷側に打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して設置し、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に門型クレーンを走行可能に配置し、
前記門型クレーンに掘削機を吊り下げ、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を走行する前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削により、前記法面を前記作業構台の左右方向に沿って鉛直方向に掘削することを特徴とする法面の掘削方法。 - 前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機による、前記作業構台の左右方向に沿った前記法面の鉛直方向の掘削を、前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を前記門型クレーンが走行する度に繰り返し行うことを特徴とする請求項1に記載の法面の掘削方法。
- 法面の山側及び谷側に沿って打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して略平行に設置した作業構台と、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に走行可能に配置した門型クレーンと、
前記門型クレーンに吊り下げた掘削機と、を備えることを特徴とする法面の掘削装置。 - 法面の山側及び谷側に沿って略平行に作業構台を、前記法面の山側及び谷側に打ち込んだ杭の上にそれぞれ構築して設置し、
前記作業構台の上に敷設された左右方向に延びる一対のレール上に門型クレーンを走行可能に配置し、
前記門型クレーンに掘削機を吊り下げ、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を走行する前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削により、前記法面を前記作業構台の左右方向に沿って鉛直方向に掘削し、
前記法面の山側及び谷側に沿って略平行な前記作業構台上の前記門型クレーンに吊り下げられた前記掘削機の下降を伴う掘削による、前記作業構台の左右方向に沿った前記法面の鉛直方向の掘削を、前記作業構台上の前記左右方向に延びる一対のレール上を前記門型クレーンが走行する度に繰り返し行って、前記法面に前記作業構台の左右方向に沿って連続する鉛直方向の掘削溝を形成して、
前記掘削溝内に地中連続壁を構築することを特徴とする法面の地中連続壁施工方法。 - 前記地中連続壁としてアスファルトマスチックや遮水シートを用いて遮水壁を構築することを特徴とする請求項4に記載の法面の地中連続壁施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003174A JP6276594B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014003174A JP6276594B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015132072A JP2015132072A (ja) | 2015-07-23 |
JP6276594B2 true JP6276594B2 (ja) | 2018-02-07 |
Family
ID=53899502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014003174A Active JP6276594B2 (ja) | 2014-01-10 | 2014-01-10 | 法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6276594B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017133235A (ja) * | 2016-01-28 | 2017-08-03 | 前田建設工業株式会社 | 地盤改良工法 |
CN114922190B (zh) * | 2022-05-27 | 2022-12-23 | 北京建工集团有限责任公司 | 一种精准辅助修坡施工方法及其应用装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53144101A (en) * | 1977-05-21 | 1978-12-15 | Nakae Sangiyou Yuugen | Excavator used to make continuous wall in ground |
US5118230A (en) * | 1990-12-27 | 1992-06-02 | Justice Donald R | Method and apparatus for installation of leachate containment system |
JPH07305346A (ja) * | 1994-05-11 | 1995-11-21 | Shimizu Corp | 止水壁及びその構築方法 |
JP2001311176A (ja) * | 2000-04-28 | 2001-11-09 | Kumagai Gumi Co Ltd | 地中連続溝掘削装置及び該装置を使用する地中連続壁施工法 |
JP2002167762A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | Komatsu Ltd | 法面施工機と法面の施工方法 |
-
2014
- 2014-01-10 JP JP2014003174A patent/JP6276594B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015132072A (ja) | 2015-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101034398B1 (ko) | 지하 흙막이 공법을 겸한 지하구조물 축조공법 | |
JP6254480B2 (ja) | シールドトンネルの施工方法、及び施工装置 | |
JP6274406B2 (ja) | 既存地下躯体の解体を伴う新設地下躯体の施工方法 | |
CN105839946A (zh) | 砖混结构建筑物提升增层方法 | |
JP2009057680A (ja) | 覆工板の支持構造、覆工板の支持方法 | |
CN108999225B (zh) | 旋转移位砖混结构建筑物纠倾法 | |
JP6276594B2 (ja) | 法面の掘削方法及び装置と、法面の地中連続壁施工方法 | |
JP6043006B1 (ja) | 地中構造物の構築方法 | |
CN105714829A (zh) | 深基坑开挖与地下车站建设的施工装置及采用其的施工方法 | |
KR20150025409A (ko) | 소구경강관을 이용한 터널구조 및 이의 시공방법 | |
CN209585079U (zh) | 一种地铁站下翻梁的降排水围护结构 | |
CN108118728B (zh) | 异形深基坑高效挖土装置及挖土方法 | |
JP2017031583A (ja) | インバート施工方法、トンネル施工方法およびトンネル用テルハクレーン | |
JP6387778B2 (ja) | 地中連続壁の芯材を建て込む際に用いられる吊治具、地中連続壁の芯材の建込方法、及び地中連続壁の芯材の建込システム | |
JP2014159677A (ja) | 支保工の建込み方法 | |
CN207944966U (zh) | 一种隧道顶拱防水板、钢筋网片铺设辅助设备 | |
JP2020164884A (ja) | 台車走行用の軌道の設置方法 | |
JP2007332589A (ja) | 法枠上での掘削機の移動方法 | |
JP2016084605A (ja) | 地中構造物の構築方法及びこれに用いるニューマチックケーソン | |
CN105604588B (zh) | 一种工程转向支撑的安装方法 | |
JP2015108262A (ja) | 反力受部材及び構真柱の天端の位置調整工法 | |
JP6087060B2 (ja) | 揚土装置 | |
JP2009203750A (ja) | 掘削装置と掘削方法 | |
EP2226427B1 (en) | Excavation apparatus | |
JP5326895B2 (ja) | 立坑の構築方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161124 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171004 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171010 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6276594 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |