JP6275545B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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    • H05K9/0098Shielding materials for shielding electrical cables

Description

本発明は、ワイヤハーネスに関し、詳しくは、高電圧回路と低電圧回路とが並列に配置されるワイヤハーネスに関する。
例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される高電圧用の機器間を電気的に接続するワイヤハーネスとしては、また、低電圧用の機器間も電気的に接続するワイヤハーネスとしては、下記特許文献1のものが知られる。
下記特許文献1のワイヤハーネスは、車両床下を通って配索される長尺なもので、六本の高電圧シールド電線である高電圧回路と、二本の低圧電線である低電圧回路と、第一〜第三の管体とを備えて構成される。このような構成のワイヤハーネスは、上記六本のうち三本の高電圧シールド電線が第一の管体に収容されるとともに、残り三本の高電圧シールド電線が第二の管体に収容され、さらに、二本の低圧電線が第三の管体に収容されることによりなる。第一〜第三の管体は、これらが並ぶように配設される。
特開2010−47033号公報
上記従来のワイヤハーネスにあっては、高電圧用のシールド電線を用いることから、次のような問題点を有する。すなわち、高電圧用のシールド電線は、導体及び絶縁体からなる線心の外側にシールド部材としての編組を設け、さらに編組の上にシースを設けてなる構成及び構造のものであることから、比較的太い電線になってしまい、これが複数本あれば、確保しなければならないスペースが大きくなってしまうという問題点を有する。
また、上記従来のワイヤハーネスにあっては、第一〜第三の管体を用いて回路毎に分けて配索するものであることから、次のような問題点を更に有する。すなわち、部品点数が多いという問題点や、第一〜第三の管体を並べて配置する分だけのスペースを確保しなければならないという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、省スペース化と部品点数削減とを図ることが可能なワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、高電圧回路と低電圧回路とを並列に配置してなるワイヤハーネスにおいて、前記高電圧回路は複数本の非シールド電線であり、且つ、前記高電圧回路は導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線であり、前記低電圧回路は一又は複数本の非シールド電線であり、且つ、前記低電圧回路は導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線であり、当該ワイヤハーネスは前記複数本の非シールド電線である前記高電圧回路をシールド部材にて覆ったままの状態で前記非シールド電線である前記低電圧回路と共に樹脂管体に収容してなり、且つ、当該ワイヤハーネスは車両床下を含んで配索され、前記シールド部材は編組、金属箔からなるテープ、及び金属箔からなるシートのいずれか一つであり、且つ、前記シールド部材は前記複数本の非シールド電線である前記高電圧回路を一括して覆うものであり、前記樹脂管体は管形状の樹脂成形品であって少なくとも前記車両床下に対応する部分が前記複数本の非シールド電線で前記シースレス構造の前記高電圧回路と前記低電圧回路とを一列に並べるようにして収容する平型形状のものであり、且つ、前記樹脂管体は可撓性を有する可撓管部とストレートに配索する部分としてのストレート管部とを有するものであり、且つ、前記樹脂管体は前記車両床下に対応する部分としての前記ストレート管部の前記平型形状が継ぎ目やスリットのない断面略矩形のストレートチューブ形状であることを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、高電圧回路と低電圧回路とを同時並列に一つの樹脂管体に収容してなるワイヤハーネスであることから、従来例と比べて部品点数の削減を図ることができるという効果を奏する。また、本発明によれば、高電圧回路として非シールド電線を採用することから、公知のシールド電線と比べて細い電線にすることができ、結果、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、シースレス構造のものを採用することから、少なくともシースがない分だけ高電圧回路を細くすることができるという効果を奏する。すなわち、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、編組、金属箔からなるテープ、及び金属箔からなるシートのいずれか一つを用いてシールド機能を発揮させることができるのは勿論のこと、上記いずれか一つであればシールド部材にて高電圧回路を覆ってもこの部分が太くならず、結果、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、シースレス構造のものを採用することから、少なくともシースがない分だけ低電圧回路を細くすることができるという効果を奏する。すなわち、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、上記省スペース化により、地面までの距離が短い車両床下であっても低背化した状態で配策することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、平型形状の樹脂管体を採用することから、車両床下に配策されても地面までの距離を稼ぐことができるという効果を奏する。また、本発明によれば、可撓管部とストレート管部とを有する樹脂管体を採用することから、曲げたい箇所やストレートにしたい箇所を使い分けることができるという効果も奏する。
本発明のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である(実施例1)。 ワイヤハーネスの斜視図である(実施例1)。 図2のA−A線断面図である(実施例1)。 変形例としてのワイヤハーネスの断面図である(実施例2)。
ワイヤハーネスは、車両床下を通って配策される長尺なものであり、高電圧回路をシールド部材にて覆ったままの状態で低電圧回路と共に樹脂管体に収容してなるものである。高電圧回路は、複数本の高電圧用の非シールド電線であり、導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線である。また、低電圧回路も同様に導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線である。シールド部材は、編組、金属箔からなるテープ、及び金属箔からなるシートのいずれか一つである。樹脂管体は、少なくとも車両床下に対応する部分が高電圧回路と低電圧回路とを一列に並べるようにして収容する平型形状に形成されたものである。
以下、図面を参照しながら実施例1を説明する。図1は本発明のワイヤハーネスの配索状態を示す模式図である。また、図2はワイヤハーネスの斜視図、図3は図2のA−A線断面図である。
本実施例においては、ハイブリッド自動車(電気自動車や一般的な自動車であってもよいものとする)に配索されるワイヤハーネスに対し本発明を採用するものとする。
図1において、引用符号1はハイブリッド自動車を示す。ハイブリッド自動車1は、エンジン2及びモータユニット3の二つの動力をミックスして駆動する車両であって、モータユニット3にはインバータユニット4を介してバッテリー5(電池パック)からの電力が供給される。エンジン2、モータユニット3、及びインバータユニット4は、本実施例において前輪等がある位置のエンジンルーム6に搭載される。また、バッテリー5は、後輪等がある自動車後部7に搭載される(エンジンルーム6の後方に存在する自動車室内に搭載してもよいものとする)。
モータユニット3とインバータユニット4は、高圧のワイヤハーネス8により接続される。また、バッテリー5とインバータユニット4も高圧のワイヤハーネス9により接続される。ワイヤハーネス9は、この中間部10が車両床下11に配索される。また、車両床下11に沿って略平行に配索される。車両床下11は、公知のボディであるとともに所謂パネル部材であって、所定位置には貫通孔が形成される。この貫通孔には、ワイヤハーネス9が水密に挿通される。
ワイヤハーネス9とバッテリー5は、このバッテリー5に設けられるジャンクションブロック12を介して接続される。ジャンクションブロック12には、ワイヤハーネス9の後端13が公知の方法で電気的に接続される。ワイヤハーネス9の前端14側は、インバータユニット4に対し公知の方法で電気的に接続される。
モータユニット3は、モータ及びジェネレータを構成に含むものとする。また、インバータユニット4は、インバータ及びコンバータを構成に含むものとする。モータユニット3は、シールドケースを含むモータアッセンブリとして形成されるものとする。また、インバータユニット4もシールドケースを含むインバータアッセンブリとして形成されるものとする。バッテリー5は、Ni−MH系やLi−ion系のものであって、モジュール化してなるものとする。尚、例えばキャパシタのような蓄電装置を使用することも可能であるものとする。バッテリー5は、ハイブリッド自動車1や電気自動車に使用可能であれば特に限定されないものとする。
図2において、ワイヤハーネス9は、シールド被覆状態高電圧回路15を備えて構成される。このシールド被覆状態高電圧回路15は、以下で説明するが、シールド部材を被覆した状態にある高電圧回路である。
また、ワイヤハーネス9は、シールド被覆状態高電圧回路15の他に、低電圧回路16と、樹脂管体17と、シールド被覆状態高電圧回路15及び低電圧回路16の各端末にそれぞれ設けられるコネクタ(図示省略)と、樹脂管体17の外面に取り付けられる複数のクランプ(図示省略)及びグロメット等とを備えて構成される。
このような構成のうち、シールド被覆状態高電圧回路15と、低電圧回路16と、樹脂管体17とがハーネス本体18として形成される。
図2および図3において、シールド被覆状態高電圧回路15は、高電圧回路19と、シールド部材20とを備えて構成される。シールド被覆状態高電圧回路15は、高電圧回路19をこの全長にわたりシールド部材20で覆ってなるもので、電気的な接続に必要な長さを有するように形成される。本実施例においては、ワイヤハーネス9がインバータユニット4とバッテリー5(ジャンクションブロック12。図1参照)とを電気的に接続することから、長尺なものに形成される。
高電圧回路19は、二本の高電圧用の非シールド電線21で構成される(本数は一例である。二本に限らず三本以上であってもよい)。高電圧用の非シールド電線21は、導体22と、この導体22を被覆する絶縁体23とを備えて構成される。高電圧用の非シールド電線21は、シールドレス構造であり且つシースレス構造の電線である。高電圧用の非シールド電線21は、二本並んだ状態に配置される。尚、高電圧用の非シールド電線21は、ノンシールド電線と読み替えてもよい。
導体22は、銅や銅合金、或いはアルミニウムやアルミニウム合金により製造される。本実施例においては、安価且つ軽量であるというメリットを有することから、アルミニウム製のものが採用される(一例である)。導体22の導体構造に関しては、素線を撚り合わせてなる断面円形の導体構造のものや、断面矩形又は円形となる棒状の導体構造(例えば平角単心や丸単心となる導体構造であり、この場合、電線自体も棒状となる)のもののいずれであってもよい。以上のような導体22の外面には、絶縁体23が押出成形される。
絶縁体23は、熱可塑性樹脂材料を用いて導体22の外周面に押出成形される。また、絶縁体23は、本実施例において、断面円形の被覆として形成される。絶縁体23は、所定の厚みを有して形成される。上記熱可塑性樹脂としては、公知の様々な種類のものが使用可能であり、例えばポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
尚、本実施例においては、高電圧回路19として上記構成となる高電圧用の非シールド電線21を採用するが、この限りでないものとする。すなわち、公知のバスバーに絶縁体を設けた構成のものであってもよいものとする。
シールド部材20は、二本の高電圧用の非シールド電線21を一括して覆う電磁シールド用の部材(電磁波対策用のシールド部材)であって、本実施例においては編組が採用される(他の例に関しては図4を参照しながら後述する)。編組は、導電性を有する極細の金属素線を編み込んで筒状又はシート状に形成される。筒状の場合は、この中に二本の高電圧用の非シールド電線21が並んだ状態で収容される。一方、シート状の場合は、二本の高電圧用の非シールド電線21に一又は複数回巻き付けられる。尚、シールド部材20は、電磁シールドの機能を発揮できればよく、極力薄い状態に形成されることが好ましい。
シールド部材20は、二本の高電圧用の非シールド電線21(高電圧回路19)の全長とほぼ同じ長さに形成される。シールド部材20は、この端部が図示しない上記コネクタ(例えばシールドコネクタ)を介してインバータユニット4(図1参照)のシールドケース等(図示省略)に接続される。
シールド部材20にて二本の高電圧用の非シールド電線21(高電圧回路19)が覆われると、シールド被覆状態高電圧回路15の形成が完了する。
低電圧回路16は、一本の低電圧用の非シールド電線24で構成される(本数は一例である。一本に限らず複数本であってもよい)。低電圧用の非シールド電線24は、導体25と、この導体25を被覆する絶縁体26とを備えて構成される。低電圧用の非シールド電線24は、高電圧用の非シールド電線21と同様、シースレス構造の電線である。
低電圧用の非シールド電線24は、高電圧回路19の隣に、すなわち並んだ状態にある二本の高電圧用の非シールド電線21の隣に配置される。別な言い方をすれば、低電圧回路16は、シールド被覆状態高電圧回路15に対し並列になるように配置される。
樹脂管体17は、管形状の樹脂成形品であって、シールド被覆状態高電圧回路15と、低電圧回路16とを並べた状態でこれらを収容することができるように形成される。また、樹脂管体17は、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16の挿通収容に必要な長さ、及び保護に必要な厚みを有するように形成される。樹脂管体17は、車両床下11を通って車両前後に跨る長尺なものとして形成される。樹脂管体17は、シースレス構造の電線を保護するために好適な部材である。
樹脂管体17は、この外面から内面へと通じる継ぎ目やスリットのない形状に形成される。すなわち、樹脂管体17は、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16とを外部の水分から遠ざけることができるような(防水することができるような)形状に形成される。
樹脂管体17は、可撓性を有する可撓管部27と、ストレートに配策する部分としてのストレート管部28とを有して例えば図示の形状に形成される。別な言い方をすれば、樹脂管体17は、撓み可能な可撓管部27と、この可撓管部27よりも剛性の高いストレート管部28とを有して例えば図示の形状に形成される。
樹脂管体17は、可撓管部27とストレート管部28とをそれぞれ複数有し、これらが交互に配置されるように形成される。すなわち、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16との延在方向に可撓管部27とストレート管部28とを連続させるように形成される。
可撓管部27は、車両取付形状(ワイヤハーネス配索先の形状。固定対象の形状)に合わせて配置形成される。具体的には、曲げの必要な区間に合わせて配置形成される。また、可撓管部27は、曲げに必要な長さを有するように形成される。この他、可撓管部27は、断面略矩形となる形状(平型形状)に形成される(車両床下11に対応する部分でなければ、例えば断面円形に形成してもよい)。
可撓管部27は、ワイヤハーネス9の製造後となる、梱包時や輸送時、車両への経路配索時(取り付け時)に、それぞれ所望の角度で撓ませる(図示省略)ことができるように形成される。可撓管部27は、撓ませて所望の曲げ形状にすることができるとともに、元の撓ませない形状に戻すことも当然にできるように形成される。
可撓管部27は、本実施例において蛇腹管形状に形成される(可撓性を有すれば形状は特に限定されない)。具体的には、周方向の凹部29及び凸部30を有するとともに、これら凹部29及び凸部30が管軸方向(シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16との延在方向)に交互に連続するように複数形成される。
上記説明からも分かるように、可撓管部27の配置部分が恰もコルゲートチューブとなる形状に形成される。言い換えれば、部分的にコルゲートチューブを有する形状に形成される。樹脂管体17は、上記の如くコルゲートチューブの部分を有することから、「コルチューブ」や「部分形成コルゲートチューブ」などと呼ぶことができるものとする。
一方、ストレート管部28は、ワイヤハーネス9の梱包時や輸送時、経路配索時に曲がらない部分として形成される(曲がらない部分とは、可撓性を積極的に持たせない部分という意味である)。また、ストレート管部28は、断面略矩形となる形状に形成される(平型形状に形成される)。別な言い方をすれば、断面略矩形のストレートチューブ形状に形成される。
ストレート管部28は、少なくとも車両床下11に配置されるように形成される。また、ストレート管部28は、上記車両取付形状に合わせた位置や長さに形成される。ストレート管部28は、上記の如くストレートチューブ形状(直管形状)に形成されることから、また、剛性を有すると言えることから、「直管部」や「剛性部」などと呼ぶことができるものとする。
上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9は次のようにして製造される(図示省略)。すなわち、ワイヤハーネス9は、樹脂管体17の一端から他端へとシールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16とを挿通して製造される。この時、樹脂管体17は、全体が略直線状に樹脂成形されることから、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16は真っ直ぐに挿通される。すなわち、スムーズに挿通される。
また、ワイヤハーネス9は、樹脂管体17の外面所定位置にクランプやグロメットやブーツ等を取り付けて製造される。さらに、ワイヤハーネス9は、シールド被覆状態高電圧回路15の端末部分と、低電圧回路16の端末部分とにそれぞれコネクタを設けて製造される。
上記の如く製造された後は、所定位置の可撓管部27を折り畳んで曲げを施した状態にする。これにより、ワイヤハーネス9の梱包が完了する。梱包されたワイヤハーネス9はコンパクトな状態になり、このようなコンパクトな状態でワイヤハーネス9は車両組み付け現場まで輸送される。
車両組み付け現場では、車両床下11に対応する長尺な部分からワイヤハーネス9は車両に取り付けられる。ワイヤハーネス9は、車両床下11に対応する長尺な部分に樹脂管体17のストレート管部28が配置されることから、撓みを抑えた状態で取り付けられる。この時、ワイヤハーネス9は作業性良く取り付けられる。車両床下11に対応する長尺な部分がクランプ等で固定された後には、樹脂管体17における可撓管部27の部分を撓ませつつ(曲げつつ)残りの部分が取り付けられる。取り付けに係る一連の作業が完了すると、ワイヤハーネス9は所望の経路で配索された状態になる。
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、本発明に係るワイヤハーネス9によれば、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16とを同時並列に一つの樹脂管体17に収容してハーネス本体18の部分が形成されることから、従来例と比べて部品点数の削減を図ることができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、高電圧回路19として高電圧用の非シールド電線21を採用することから、公知のシールド電線と比べて細い電線にすることができ、結果、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、高電圧回路19と低電圧回路16とがそれぞれシースレス構造のものであることから、少なくともシースがない分だけ細くすることができるという効果を奏する。すなわち、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、シールド部材20が編組からなることから、このようなシールド部材20にて高電圧回路19を覆っても太くならず、結果、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、上記省スペース化により、地面までの距離が短い車両床下11であっても低背化した状態で配策することができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、断面略矩形となる形状(平型形状)の樹脂管体17を採用することから、例えば断面略円形と比べ、車両床下11に配策されても地面までの距離を稼ぐことができるという効果を奏する。すなわち、低背化した状態で配策することができるという効果を奏する。
また、ワイヤハーネス9によれば、可撓管部27とストレート管部28とを有する樹脂管体17を採用することから、曲げたい箇所やストレートにしたい箇所を使い分けることができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しながら実施例2を説明する。図4は変形例としてのワイヤハーネスの断面図である。尚、上記実施例1と基本的に同じ構成部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4において、ワイヤハーネス9は、このハーネス本体18がシールド被覆状態高電圧回路15と、低電圧回路16と、樹脂管体17とを備えて構成される。シールド被覆状態高電圧回路15は、高電圧回路19をこの全長にわたりシールド部材20で覆ってなるもので、電気的な接続に必要な長さを有するように形成される。高電圧回路19は、二本の高電圧用の非シールド電線21で構成される(本数は一例である)。高電圧用の非シールド電線21は、導体22と絶縁体23とを備えたシールドレス構造で且つシースレス構造の電線である。高電圧用の非シールド電線21は、二本並んだ状態に配置される。
シールド部材20は、二本の高電圧用の非シールド電線21を一括して覆う電磁シールド用の部材であって、本実施例においては金属箔からなるテープ(又は金属箔からなるシート)が採用される。シールド部材20は薄く、二本の高電圧用の非シールド電線21に一又は複数回巻き付けるようにして使用される。このようなシールド部材20にて二本の高電圧用の非シールド電線21(高電圧回路19)が覆われると、シールド被覆状態高電圧回路15の形成が完了する。
上記構成及び構造において、ワイヤハーネス9は、全体が略直線状に樹脂成形された樹脂管体17の一端から他端へとシールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16とを挿通して製造される。また、ワイヤハーネス9は、樹脂管体17の外面所定位置にクランプやグロメットやブーツ等を取り付けて製造される。さらに、ワイヤハーネス9は、シールド被覆状態高電圧回路15の端末部分と、低電圧回路16の端末部分とにそれぞれコネクタを設けて製造される。
以上、図4を参照しながら説明してきたように、実施例2に係るワイヤハーネス9によれば、シールド被覆状態高電圧回路15と低電圧回路16とを同時並列に一つの樹脂管体17に収容してハーネス本体18の部分が形成されることから、従来例と比べて部品点数の削減を図ることができるという効果を奏する。すなわち、実施例1と同じ効果を奏する。
また、実施例2に係るワイヤハーネス9によれば、高電圧回路19として高電圧用の非シールド電線21を採用することから、公知のシールド電線と比べて細い電線にすることができ、結果、省スペース化を図ることができるという効果を奏する。すなわち、実施例1と同じ効果を奏する。
この他、本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
上記説明では、可撓管部27とストレート管部28とを有する樹脂管体17を採用したが、この限りでないものとする。すなわち、すべて可撓管部27で形成した樹脂管体であってもよいものとする。この場合、所望の位置で曲げることができるという効果を奏するのは勿論である。
1…ハイブリッド自動車、 2…エンジン、 3…モータユニット、 4…インバータユニット、 5…バッテリー、 6…エンジンルーム、 7…自動車後部、 8、9…ワイヤハーネス、 10…中間部、 11…車両床下、 12…ジャンクションブロック、 13…後端、 14…前端、 15…シールド被覆状態高電圧回路、 16…低電圧回路、 17…樹脂管体、 18…ハーネス本体、 19…高電圧回路、 20…シールド部材、 21…高電圧用の非シールド電線、 22…導体、 23…絶縁体、 24…低電圧用の非シールド電線、 25…導体、 26…絶縁体、 27…可撓管部、 28…ストレート管部、 29…凹部、 30…凸部

Claims (1)

  1. 高電圧回路と低電圧回路とを並列に配置してなるワイヤハーネスにおいて、
    前記高電圧回路は複数本の非シールド電線であり、且つ、前記高電圧回路は導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線であり、
    前記低電圧回路は一又は複数本の非シールド電線であり、且つ、前記低電圧回路は導体及び絶縁体からなるシースレス構造の電線であり、
    当該ワイヤハーネスは前記複数本の非シールド電線である前記高電圧回路をシールド部材にて覆ったままの状態で前記非シールド電線である前記低電圧回路と共に樹脂管体に収容してなり、且つ、当該ワイヤハーネスは車両床下を含んで配索され、
    前記シールド部材は編組、金属箔からなるテープ、及び金属箔からなるシートのいずれか一つであり、且つ、前記シールド部材は前記複数本の非シールド電線である前記高電圧回路を一括して覆うものであり、
    前記樹脂管体は管形状の樹脂成形品であって少なくとも前記車両床下に対応する部分が前記複数本の非シールド電線で前記シースレス構造の前記高電圧回路と前記低電圧回路とを一列に並べるようにして収容する平型形状のものであり、且つ、前記樹脂管体は可撓性を有する可撓管部とストレートに配索する部分としてのストレート管部とを有するものであり、且つ、前記樹脂管体は前記車両床下に対応する部分としての前記ストレート管部の前記平型形状が継ぎ目やスリットのない断面略矩形のストレートチューブ形状であ
    ことを特徴とするワイヤハーネス
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