JP6275190B2 - 通信装置、通信装置の制御方法、通信システム、プログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法、通信システム、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置及び通信システムに関する。
近接無線通信技術に関する通信規格としてNFC(Near Field Communication)が規定されている。NFCでは、機器同士間で用いる通信モードとしてICカードとして利用できるカードエミュレーション機能、ICカードの読み書きができるリーダー/ライター機能、NFC対応の機器同士双方向通信を行う端末間通信機能の3つのモードが規定されている。また、NFCでは接続要求側(リンク起動側)の機器が相手機器(被リンク側)がサポートしているモード、プロトコル等の情報を入手することが規定されている。そして、入手した相手機器が対応するモードおよびプロトコルに基づいて自機器で実施するモードおよびプロトコルを選択して設定することが規定されている(非特許文献2)。また、NFCではNFCインターフェースの動作を自機内からの電力供給で動作するモード(アクティブモード)と他装置から供給される電力(誘導起電力)で動作するモード(パッシブモード)とが規定されている。通常、カードエミュレーション機能によるNFC通信はパッシブモードで動作する。
また、他装置の近接検出(誘導起電力の検出による近接判定)を契機に、携帯電話で使われるスマートカードであるUICC(Universal Integrated Circuit Card)を起動させる技術が非特許文献1に開示されている。また、非特許文献1は他装置の近接検出に応じて、UICC内に実装されている非接触ICカードファイルシステムサービス等を起動する構成を開示している。 さらに、NFCインタフェースでの近接未検出(誘導起電力の未検出による近接判定)を契機に、自機器のNFCインタフェースの動作を、アクティブモード(自機内からの電力供給で動作するモード)に変更する技術がある(特許文献1)。
携帯機器において、NFCを実装する場合、機器全体の制御を司るホストプロセッサおよびNFCのインタフェースの制御を行うLSIとで構成されることが一般的である。このような構成において、リーダー/ライターエミュレーション機能、端末間通信機能に対応するには機器全体の制御を司るホストプロセッサを起動して対応するアプリケーションを起動させる必要がある。一方、カードエミュレーション機能においてはパッシブモードで動作可能なため、ホストプロセッサを起動することなく相手装置と通信を行うことができる。また、該携帯機器が被リンク側機器としてNFCによる通信を行う場合、ホストプロセッサを起動していなければ、リーダー/ライターエミュレーション機能、端末間通信機能を、リンク起動側に機器にサポートしている機能として通知することができない。
しかしながら、消費電力の観点から、各モードに対応するためにNFCによる通信を行う(近接の検出)たびにホストプロセッサ等の電力を消費するハードウェアを起動するのは消費電力の観点から必ずしも好ましくは無い。例えば、相手機器とカードエミュレーション機能と通信を行うことで足りるのであればNFCによる通信を行うたびにホストプロセッサを起動しなくてもよい。したがって、消費電力の観点からNFC通信を行う場合でも必要な場合にのみホストプロセッサ等の電力を消費するハードウェアを起動することが望まれる。
本願発明は、NFC規格に準拠した通信に応じて、通信装置の機能の制限状態を制御する。
本発明の通信装置は、
NFC規格に準拠した通信を行う無線通信手段と、
前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において所定の情報を受信した場合、前記制限を解除する状態に前記通信装置を移行させ、
前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において前記所定の情報を受信しなかった場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させない移行手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によればNFC規格に準拠した通信に応じて、通信装置の機能の制限状態を制御することができる
実施形態の模式図である。 実施形態のListen Side (DSC)Deviceの機能構成ブロック図である。 実施形態のPoll Side (MFP)Deviceの機能構成ブロック図である。 本案実施形態の制御シーケンスチャートである。 実施例1のListen Side (DSC)Deviceの処理概念フローチャートである。 実施例1のPoll Side (MFP)Deviceの処理概念フローチャートである。 実施形態の非接触ICカードサービス用Flash Memory Areaの定義例を示す図である。
[実施例1]
図1は、本実施例に係る通信システム構成図である。図1に示すシステムにおいて、Device A(10)はPoll Side(リンク起動機器)のMFP(Multi Function Printer)である。Device B(11)はListen Side(被リンク機器)のDSC(Digital Still Camera)である。本実施例においてはDevice A(10)に近接させ、Device A(10)が所望とする場合にDevice B11の主たるサービス処理を司るホストプロセッサを起動させる。Device B(11)の機能構成ブロック図例を図2に、Device A(10)の機能構成ブロック図例図3に夫々示す。図2において、Device B(11)は、アンテナ(20)、近接無線(NFC)通信制御LSI(21)、ホストプロセッサ(22)、非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)で構成されている。
近接無線通信制御LSI(21)は、近接無線通信を制御するためのLSI(Large Scale Integration)であり、他の装置から供給される電力(誘導起電力)で動作する。近接無線通信制御LSI(21)は、更に無線制御を司るContact Less Frontend(無線制御部)(210)、動作モードの変更を司るNFC Mode Switch(切替部)(211)により構成される。近接無線通信制御LSI(21)は、更に外部プロセッサとの通信を司るHost Controller(ホスト制御部)(212)、外部プロセッサとのインタフェースであるHost Interface(インターフェース部)(213)により構成される。
また、非接触ICカードサービス用のメモリの他の装置によるメモリアクセスを監視するAccess Monitor(監視部)(214)は、メモリアクセスがアドレスやブロック、アクセスパターンが予め定めた所定のメモリアクセスであるかを判定する。Wakeup pattern記憶エリア(215)は監視部214が監視するメモリへの所定のアクセスに応じて実行する処理とを対応づける情報を記憶する。検出された所定のメモリアクセスに応じて実行する処理の例としては、スリープモード(消費電力が低減されている状態)であるホストプロセッサ(22)を起動させ、端末間を双方向通信可能に通信するモードである端末間通信機能を起動させる。
ホストプロセッサ(22)は、Device B(11)に内蔵されているバッテリ(不図示)で動作し、装置全体の制御を司るプロセッサである。ホストプロセッサ(22)は、不図示の制御プログラムを実行することにより、近接無線通信制御LSI(21)を制御するDevice Driver(ドライバー部)(220)を有する。また、同様に近接無線の動作モード毎の制御を司るNFC Common Middleware(NFC制御部)(221)、実行するサービス制御を司るApplications(アプリ部)(222)を有する。
非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)は、他の装置から供給される電力(誘導起電力)で動作し、カードエミュレーション機能により提供されるICカードサービスを実行する。カードエミュレーション機能によるICカードサービスにおいては、他の装置からメモリ(記憶部)の任意のアドレス(ブロック)を指定されアクセス(読み書き)される。非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)は、ICカードサービスにおける各種制御を司るCard Service(カードサービス制御部)(230)を有する。また、情報の格納場所であるFlash Memory Area(記憶部)(231)を有する。
なお、Device B(11)のホストプロセッサ(22)がスリープモードである場合は、対応する動作モードはカードエミュレーション機能のみである。リーダー/ライターエミュレーション機能、双方向通信機能をサポートするためにはホストプロセッサ(22)の起動中(非スリープモードであるアクティブモード)である必要がある。
図3において、Device A(10)は、アンテナ(30)、近接無線(NFC)通信制御LSI(31)、ホストプロセッサ(32)で構成されている。近接無線通信制御LSI(31)は、他の装置へ電力を給電する(誘導起電力を生じさせる)ことが可能である。近接無線通信制御LSI(31)は、無線制御を司るContact Less Frontend(無線制御部)(310)、動作モードの変更を司るNFC Mode Switch(切替部)(311)により構成される。近接無線通信制御LSI(31)は、更に外部プロセッサとの通信を司るHost Controller(ホスト制御部)(312)、外部プロセッサとのインタフェースであるHost Interface(313)により構成される。
ホストプロセッサ(32)は、装置全体の制御を司るプロセッサである。ホストプロセッサ(32)は、不図示の制御プログラムを実行することにより、近接無線通信制御LSI(31)を制御するDevice Driver(ドライバー部)(320)を有する。また、同様に近接無線の動作モード毎の制御を司るNFC Common Middleware(NFC制御部)(321)、実行するサービス制御を司るApplications(アプリ部)(322)を有す。また、ホストプロセッサ(32)は、Device B(20)の記憶部231への所定のメモリアクセスの検出に応じて実行する処理とを対応づける情報を記憶するWakeup pattern記憶エリア(323)を有する。なお、Device B(20)Wakeup pattern記憶エリア(215)とDevice A(10)Wakeup pattern記憶エリア(323)に記憶されている情報は夫々対応している。
以上説明した構成を有するシステムの動作を説明する。図5が、Device B(11)の本案実施形態における処理を示すフローチャート、図6が、Poll Side であるDevice A(10)の本案実施形態における処理を示すフローチャートである。また、図4が本案実施形態の制御シーケンスチャートである。なお、本実施形態においては、ホストプロセッサ(22)が未起動状態(スリープモード)でるDevice B(11)をDevice A(10)に近接させるものとする。なお、ホストプロセッサ(22)が起動中のDevice B(11)をDevice A(10)に近接させた場合には、下記の処理は実施せず通常のNFC接続処理および互いに実施するアプリケーションサービスに応じた通信処理を行う。
Device A(10)は、対向機器へ誘導起電力の供給と対向機器へ向けての対向機器が対応可能な通信プロトコル、利用可能な近接通信動作モード情報の問い合せメッセージの送信(Polling)を断続的に実施している。(図4における401、図6における601)。また、Device A(10)は、Pollingを対向機器からの回答を受信するまで継続して行う(602)。ユーザが、Device B(11)をDevice A(10)の供給する誘導起電力の有効エリア内(数cm以内)に近接させると、Device B(11)は、誘導起電力で動作可能な近接無線通信制御LSI(21)を起動する。そして、起動した近接無線通信制御LSI(21)は、Device A(10)からのPollingを受信すると、Attribute(対応可能な通信プロトコル、利用可能な近接通信動作モード情報)を確認する。近接無線通信制御LSI(21)は、ホストプロセッサ(22)がスリープモードであるのでカードエミュレーション機能のみに対応可能と判定する。そして、Attributeの問い合せ(401)を含むPollingを受信したDevice B(11)は、Responseメッセージを返送する。Responseメッセージには、対応可能通信プロトコル(NFC A , NFC F)、対応動作モード Card Emulation )をDevice A (10)へ返送(402,420、図5の500)する。
また、起動した近接無線(NFC)通信制御LSI(21)は、非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)起動のための“Wake up信号”を非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)に出力(501)する。そして、非接触ICカードサービス用コプロセッサ(23)は“Wake up信号”の受信に応じて起動し、(アクティブ状態に遷移し)カードエミュレーション機能に対応するよう動作する。(502)。
一方、Device A(10)は、Pollingに対する応答メッセージから対向機器が対応している動作モードが、カードエミュレーション機能のみ(端末間通信機能、リーダー/ライターエミュレーション機能へ対応しない)かの判定(603)を実施する。
Device A(10)は、対向機器がサポートするモードがカードエミュレーション機能のみでないと判定した場合は、本処理を終了する。そして、通常の近接無線(NFC)のPoll Side (無線接続の起動側)の制御に移行し、実施するサービスに応じた通信処理を行う。
一方、カードエミュレーション機能のみに対応すると判定した場合には、直前に接続していた対向機器からの再接続であるか否かの判定(604)を行う。再接続した機器がカードエミュレーション機能のみに対応するということは、本実施例における処理に対応していない機器(例えば、カードエミュレーション機能のみに対応するICカード)である。したがって、本処理を終了し、通常の近接無線(NFC)のPoll Side (無線接続の起動側)の制御に移行し、実施するサービスに応じた通信処理を行う。
Device A(10)は、対向機器が再接続でないと判定した場合、カードエミュレーション機能での動作するよう指示するメッセージをDevice B(11)に送信する(403)。また、Device A(10)の、切替部311はリーダー/ライターエミュレーション機能で動作するように設定する。なお、リーダー/ライターエミュレーション機能は、カードエミュレーション機能において動作する他の装置のメモリのアドレスを指定してアクセスすることができるモードである。
Device B(11)の切替部211は、Device A(10)が指示する通信プロトコル(NFC F)、(カードエミュレーション機能)を受付け、指示に従った、プロトコル、動作モードの設定を行う。そして、Device B(11)は動作モード設定成功応答(404)を返送する。
しかしながら、Device A (10)において実行されているアプリ部323は、対向機器がカードエミュレーション機能以外の動作モード(例えば、端末間通信機能)においてサービスを実行する。つまり、Device B(11)がカードエミュレーション機能であればサービスを実行することができない。したがって、Device A (10)は、Device B(11)に端末間通信機能に対応可能に動作変更させるための処理を行う。換言すると、Device A(10)は、Device B(11)のホストプロセッサ(21)を起動させ、カードエミュレーション機能以外に対応させるための処理を行う。
Device A(10)のホストプロセッサ(32)はWakeup pattern記憶エリア(323)に記憶されている情報に基づいて、Device B(11)の記憶部231のメモリへのアクセスを非接触ICカードサービスにおいて行う。(405〜408、605)。なお、
Wakeup pattern記憶エリア(323、215)に記憶されているメモリへの所定のメモリアクセスについて図7を用いて説明を行う。図7は非接触ICカードサービス用Flash Memory Area(記憶部)(231)のフォーマット定義例である。図7には記憶部231のアドレスとアドレスに対応する論理ブロック規定されている。所定のメモリアクセスとは、任意のアドレス(ブロック)への任意のアクセス(読み込み、書き込み)を予め定めておくものである。所定のメモリアクセスの一例として、任意のアドレス(ブロック)(例えば00x0000)に、任意の情報(例えば、「wake」とう文字列)を書き込むものであってよい。また、例えば任意のアドレス(ブロック)への読み込む(書き込む)順序(アクセスパターン)を規定したもので良い(例えば、アドレス00x0000、00x0010、00x01E0の順序で読み込む)。
続いて、Device B(11)の監視部214がDevice A (10)からの記憶部231へのメモリアクセスがWakeup pattern記憶エリア(215)に記憶されているアクセス情報と一致することを検出する(422、505)。Device B(11)の監視部214の記憶部231への所定のメモリアクセスを検出した場合、ホスト制御部212は、 ホストプロセッサ(22)を起動させる(スリープモードを解除する)ための“Wakeup”信号を出力(506)する。Device B(11)のホストプロセッサ(22)は“Wakeup”信号を受信すると、スリープモードからアクティブモードへと動作を切替え、起動する。
Device B(11)のホストプロセッサ(22)の起動により、新たにホストプロセッサの介在によって実施可能な動作モード(本実施例では、端末間通信機能通信モード)のサポートが可能になる。ホストプロセッサ(22)は、近接無線(NFC)通信制御LSI(21)内の機器のAttribute情報を、端末間通信機能のサポート情報の追加を目的に更新(423)する。Attribute情報の更新を認識(507)した近接無線(NFC)通信制御LSI(21)は、自機Attribute情報の更新をDevice A(10)に伝えるため一度Device A(10)との接続を切断する(508)。近接無線(NFC)通信制御LSI(21)は、Device A(10)に近接無線(NFC)通信路のリリース(切断)するためのメッセージを送信し(410)、Device A(10)は応答するメッセージを返信する(411)。Device A(10)は、接続の解放を検出した場合(606)、誘導起電力の供給と断続的なPollingにより、機器のAttribute(対応可能な通信プロトコル/近接通信動作モード情報)の問い合せ(412,425,601)を再開する。リリース制御後も、Device A(10)とDevice B(11)の物理的な近接位置関係に変化はないので、Device B(11)は直ちに、更新された対応可能通信プロトコル、動作モードの問い合わせに対するメッセージを返送する。(413、509)。なお、接続の直後に再接続するための処理(対応可能なモードに対する問合せ、応答)が開始されない場合は、通信障害や物理的な近接が解除されてしまったことが考えられるため、処理を中断する。
Device A(10)は、対応可能通信プロトコル、動作モードに関するメッセージの受信(413)によって、Device B(11)側で、新たに端末間通信モードも実施可能な状態になったことを認識(427、602)する。Device A(10)は、対向デバイスがカードエミュレーションモード以外のモードに対応しているので本処理を終了する。Device A(10)とDevice B(11)は端末間通信モードで再接続し、通常の近接無線(NFC)無線接続の起動側の制御に移行し、実施するサービスに応じた通信処理を行う。
即ち、Device A(10)は、端末間通信動作モードで実施されるアプリケーションサービス(NFC−Wi−Fi Handover等)の実施を目的に、“端末間通信機能”動作モードにより動作するよう指示するメッセージを送信する。そして、自装置も端末間通信動作モードに設定する(414)。Device B(11)は、モードを指示するメッセージの受信により自装置を“端末間通信機能”動作モードに設定する(415)。そして、Device A (10)とDevice B(11)間で通信を開始する
以上説明したように、本実施例によれば、他の装置からの供給される電力により動作することができるLSIとICカードサービス用のコプロセッサによる通信の後、相手装置から要望がある場合にのみ、より消費電力の大きなメインプロセッサを起動する。したがって、必要なときにのみ自装置により供給する電力で動作するプロセッサを駆動するので、消費電力を低減することができる。すなわち、相手機器から供給される電力により通信を行い、相手機器からの指示に応じて、電力を供給して動作する動作部を起動するので消費電力を低減することができる。
また、他の装置が所望とするサービスに対応する動作モードをサポートしていない場合であっても、他の装置がサポートしているモードによる通信(メモリへのアクセス)により、他の装置を所望とするサービスに対応する動作モードを起動させることができる。また、アドレスを指定した所定のメモリアクセスが実施された場合をホストプロセッサの起動のトリガにしているので、起動を要求するメッセージの送受信などの起動命令と比べてパケット解析等の複雑な演算を必要としてないので消費電力を低減することができる。
なお、本実施例において、所定のメモリアクセスの検出に応じた処理としてホストプロセッサを起動する例を説明したが、複数の異なるアクセスパターンに応じた、夫々の処理を実施しても構わない。例えば、装置の電源をONする動作を規定したアクセスパターンであってよい。また、例えば、プロセッサに以外のハードウェアに通電し、起動するためのアクセスパターンであってよい。また、任意のアプリケーションを実行するためのプログラムを実行するためのアクセスパターンであってよい。
[実施例2]
実施例1においては、近接無線のLSI(21)と比較的消費電力の小さいICカードサービス用のコプロセッサ(23)の動作のみの状態で、より消費電力の大きなホストプロセッサ(22)で動作するモード・サービスの起動の必要性を通知した。
実施例2では、実施例1にて参照している、Device A(10)とDevice B(11)、内のWakeup pattern記憶エリア(215、323)に記憶されている所定のメモリアクセス情報を、更新、追加する処理手順を説明する。
更新処理は装置間で所定のメモリアクセス情報の不一致が生じないように互いに通信中に同時期に行うものとする。なお、更新処理としては、所定のメモリアクセス情報に所定のメモリアクセスとそれに応じた処理を追加することも含む。
本実施例においてDevice A(10)とDevice B(11)とは端末間通信機能において通信中であるとする。通信中にホストプロセッサ(22)で動作するApplications(222)より、情報の更新要求を、Device B(11)に要求する。Device A(11)はDevice B(10)からの情報の更新要求に同意する場合は、更新処理を実行するApplications(322)を立ち上げる。
Applications(222)は相手装置か更新処理に同意する応答メッセージを受信すると更新内容をDevice A(11)に送信する。Device A(11)の更新処理を実行するApplications(322)は、更新内容を受信すると接続のリリース処理を実行するように近接無線(NFC)通信制御LSI(31)を制御する。リリース制御によりDevice A(11)とDevice B(11)との接続が切断された場合、Applications(222、322)は夫々Wakeup pattern記憶エリア(215、323)上の記憶情報を更新する。
本処理によって、更新作業を、装置間で同時期に行うことができるため、装置間で所定のメモリアクセスに関する情報を同期することができる。これにより、所定のメモリアクセス情報の更新作業に伴う機器の誤作動(通常のアクセスが所定のメモリアクセスとして認識されてしまう)のリスクを、回避することができる。
[その他の実施例]
実施例1、2では、所定のメモリアクセスが検出された際に、ホストプロセッサを起動し、端末間通信モードに対応し、他の装置と再接続する例を支援した。しかしながら、他の装置からのメモリアクセスが偶然所定のメモリアクセスと合致してしまう場合があり得る。したがって、通常の非接触ICカードサービスの中で実行されるアクセスと所定のメモリアクセスが合致してしまう事象を検出し、その旨を通知することで、ホストプロセッサ(22)のスリープ状態への復帰を促す構成としてよい。
例えば、所定のメモリアクセスを検出し、端末間通信モードに対応した後に再リンク(図4 401〜413)を実施した後に一定時間端末間通信モードによるサービスに関するメッセージを受信しない場合、再びホストプロセッサをスリープモードに移行する。また、この際に実施例2の更新を行うようにしても良い。このように構成することで、ICカードサービス中に実行されるアクセスで不用意にホストプロセッサを起動してしまう可能性を低減することができる。
このように構成することで、偶然、前記非接触ICカードサービスの中で実行されるアクセスと所定のメモリアクセスが合致してしまう事象を検出し、ホストプロセッサをスリープモードに再び遷移するので不要な消費電力が低減される。
また、近接無線通信(NFC)のインタフェースとしては、対向機器からの誘導起電力で動作する前記近接無線(ISO/IEC 18092にて規定のNear Field Communication)を用いる例を実施例に示した。しかしながら、これに限られるものではなく選択する通信モード、プロトコルによってインタフェース部が必要とする電力に差異が発生する近接無線通信インタフェースである、Transfer Jet、IrDA等 P2P近接無線通信媒体への適用も可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは情報処理装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10 MFP
11 DSC

Claims (15)

  1. 通信装置であって、
    NFC規格に準拠した通信を行う無線通信手段と、
    前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において所定の情報を受信した場合、前記制限を解除する状態に前記通信装置を移行させ、
    前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において前記所定の情報を受信しなかった場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させない移行手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記機能は、前記無線通信手段の双方向通信機能であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記移行手段によって前記制限が解除される状態へ移行する場合、前記通信装置は、前記通信装置の電力の供給に応じて動作し、前記通信装置を制御する動作部を起動することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記動作部はプロセッサであることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記動作部が起動した場合、前記無線通信手段は、双方向通信が可能になることを特徴とする請求項3または4に記載の通信装置。
  6. 前記移行手段は、前記無線通信手段に起動信号を、前記無線通信手段と前記動作部とが接続するための信号線を介して前記動作部に対して送信させることで前記動作部を起動させることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の通信装置。
  7. 前記移行手段は、前記無線通信手段が有する記憶部の所定の記憶領域に前記所定の情報が書き込まれた場合、前記制限を解除する状態に前記通信装置を移行させることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の通信装置。
  8. 前記移行手段は、前記機能の実行が制限されている状態の際に前記記憶部の前記所定の記憶領域に前記所定の情報が書き込まれなかった場合、前記制限が解除される状態に前記
    通信装置を移行させないことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. 前記移行手段は、前記所定の記憶領域と異なる記憶領域に情報が書き込まれた場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させないことを特徴とする請求項7または8に記載の通信装置。
  10. 前記移行手段は、前記無線通信手段が有する記憶部の複数のアドレスに所定の順番で情報が書き込まれた場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の通信装置。
  11. 前記通信装置は、前記記憶部の前記複数のアドレスを前記所定の順番で前記他の通信装置から情報が書き込まれなかった場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させないことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記通信装置は、前記移行手段による移行に応じて、NFCからWi−Fiへのハンドオーバを実行することを特徴とする請求項1乃至11の何れか1項に記載の通信装置。
  13. 前記無線通信手段は、NFC規格に規定されるカードエミュレーションモードで通信することを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の通信装置。
  14. NFC規格に準拠した通信を行う無線通信手段を有する通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において所定の情報を受信した場合、前記制限を解除する状態に前記通信装置を移行させ、
    前記通信装置の機能の実行が制限されている状態で開始された前記無線通信手段による通信において前記所定の情報を受信しなかった場合、前記制限が解除される状態に前記通信装置を移行させないことを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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