JP6273573B2 - 冷凍回路 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍回路に関する。
一般に、空気調和装置などに用いられる圧縮機の潤滑には、冷凍機油が用いられる。この冷凍機油は、冷媒とともに、冷媒の循環系内を循環する。そして、圧縮機の吸入側より吸入された冷凍機油は、圧縮機内部の各摺動部に供給され、各摺動部の潤滑に用いられる。それだけでなく、冷凍機油は、圧縮機の作動室に供給され、作動室内の隙間をシールすることにより、気化した冷媒の漏れを防止することにも用いられる。上記循環系において、圧縮機内の冷凍機油の貯留量が不足である場合、作動室内のシールが不完全になり、冷媒漏れによる圧縮機効率の低下と、圧縮機駆動部の摩擦による故障の原因となる。
従来、圧縮機内の冷凍機油の貯留量を検知するために、圧縮機ケーシング内の油面の位置を温度検出手段で検出し、冷凍機油の不足を検知して圧縮機を保護するという提案がされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−325733号公報
しかし、上記従来の技術では、ケーシング内における冷媒ガスの温度及び油温を比較しているが、両者の温度差は必ずしも大きいものではなく、温度差が小さい例えば起動時のような運転状態の場合には、オイルレベルが低下していることを温度差に基づいて検知することは困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷凍回路において、密閉型圧縮機のオイルレベルの低下を適切に検知できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、ケース内に圧縮部を密閉した密閉型圧縮機と、前記密閉型圧縮機の吐出口とオイルセパレータとを接続する吐出管と、前記オイルセパレータに溜まるオイルを前記密閉型圧縮機の吸込口に戻す戻し回路と、前記ケースと前記戻し回路とを接続する第1の吸込側接続管とを備え、前記第1の吸込側接続管は、前記密閉型圧縮機内の前記圧縮部に備えられた給油口よりも上方の位置で前記ケースに接続され、前記吐出管には第1の温度センサが設けられ、前記第1の吸込側接続管は、流路抵抗と、当該流路抵抗の下流に設けられる第2の温度センサとを備え、前記第1の吸込側接続管は、前記密閉型圧縮機の前記圧縮部の出口よりも下方の位置で前記ケースに接続され、前記ケースと前記オイルセパレータとを接続する接続管が設けられ、当該接続管は、前記圧縮部の出口よりも下方、且つ、前記第1の吸込側接続管の接続位置よりも上方で前記ケースに接続されたことを特徴とする冷凍回路を提供する。
た、前記接続管から分岐して前記戻し回路側に接続される第2の吸込側接続管を備え、当該第2の吸込側接続管は、第2の流路抵抗と、当該第2の流路抵抗の下流に設けられる第3の温度センサとを備えた構成としても良い。
さらに、前記第1の温度センサと前記第2の温度センサで検出された温度の差に基づいて、前記ケース内のオイルレベルを検出する制御部を備えた構成としても良い。
また、前記第1の温度センサ、前記第2の温度センサ、及び、前記第3の温度センサで検出された温度の差に基づいて、前記ケース内のオイルレベルを検出する制御部を備えた構成としても良い。
また、前記戻し回路は、当該戻し回路の流路を開閉する開閉弁を備え、前記制御部は、前記オイルレベルの過不足を判別した場合、前記開閉弁を制御し、前記ケース内のオイルレベルを調整する構成としても良い。
本発明によれば、冷凍回路において、密閉型圧縮機のオイルレベルの低下を適切に検知できる。
本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の模式図である。 圧縮機の概略構成を示す図である。 圧縮機及びオイルセパレータの周辺の構成を示す図である。 オイルセパレータの断面図である。 オイルレベルが不足した状態の圧縮機を示す図である。 第2の実施の形態における圧縮機及びオイルセパレータの周辺の構成を示す図である。 オイルレベルが充足状態にある圧縮機を示す図である。 オイルレベルが不足状態にある圧縮機を示す図である。 オイルレベルが過剰状態にある圧縮機を示す図である。 制御部によるオイルレベルの調整の制御のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態に係る空気調和装置について図面を参照して説明する。ここでは、実施例として、1台の室外機と1台の室内機とが相互に冷媒配管で接続された空気調和装置を例に挙げて説明するが、室外機及び室外機の台数は、それぞれ複数台であってもよい。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る空気調和装置の模式図である。
図1に示すように、空気調和装置100は、1台の室外機102と、1台の室内機103とを備え、これら室外機102と室内機103とは、冷媒配管により接続されている。この冷媒配管は、室内機103の室内熱交換器112の一端に接続されるガス冷媒配管110と、室内熱交換器112の他端に接続される冷媒液配管111とを備える。
室外機102は、圧縮機104(密閉型圧縮機)、オイルセパレータ105、四方弁106、室外熱交換器107、室外膨張機構108、アキュムレータ109、及び、これらの各部品を接続する上記ガス冷媒配管110及び冷媒液配管111を備えて構成される。
室内機103は、上記室内熱交換器112、室内膨張機構113、及び、これらの各部品を接続する上記ガス冷媒配管110及び冷媒液配管111を備えて構成される。
すなわち、圧縮機104、オイルセパレータ105、四方弁106、室外熱交換器107、室外膨張機構108、アキュムレータ109、室内熱交換器112及び室内膨張機構113を、ガス冷媒配管110及び冷媒液配管111で環状に繋ぐことで、空調運転を行うための冷凍回路150が構成される。
また、本発明の実施の形態の冷凍回路150は、圧縮機104の吐出口104aとオイルセパレータ105とを接続する吐出管114と、圧縮機104のケース122とオイルセパレータ105の内部とを連通させる接続管115と、オイルセパレータ105に溜まるオイルを圧縮機104の吸込口104bに戻す戻し回路116とを備える。戻し回路116は、アキュムレータ109と圧縮機104の吸込口104bとを接続する冷媒戻し管130の途中に、オイルセパレータ105と冷媒戻し管130とを接続するオイル戻し管131を接続して構成されている。冷媒戻し管130はガス冷媒配管110の一部を構成している。
さらに、冷凍回路150は、圧縮機104のケース122と戻し回路116とを接続してケース122内を戻し回路116に連通させる第1の吸込側接続管160を備える。
また、空気調和装置100は制御部123を備え、この制御部123は、操作パネル(不図示)で設定された所望の空調状態が得られるように、四方弁106、室外ファン(不図示)、室内ファン(不図示)、室外膨張機構108、室内膨張機構113、及び、圧縮機104を制御する。
四方弁106は、ガス冷媒配管110に介在されており、圧縮機104から吐出された冷媒の循環方向を運転モード(冷房モード及び暖房モード)に応じて切り替える。なお、図1には、冷房モード時の冷媒の流れが実線矢印で示され、暖房モード時の冷媒の流れが破線矢印で示されている。
室外熱交換器107は、上記室外ファンにより送風を受け、外気と冷媒との熱交換を行う。室外熱交換器107は、冷房モード時には凝縮器として機能し、暖房モード時には蒸発器として機能する。
室外膨張機構108は、暖房モード時に室外熱交換器107へ流入する冷媒を減圧膨張させるものであり、冷媒液配管111に設けられる。室外膨張機構108としては、例えば、キャピラリーチューブや電子膨張弁が用いられる。
アキュムレータ109は、圧縮機104の吸込側でガス冷媒配管110に介在されており、圧縮機104へ流入する冷媒を気液分離して液冷媒を内部に貯留し、ガス冷媒のみを圧縮機104へ送り出す。
室内熱交換器112は、内部を流れる冷媒と上記室内ファンより送風された空気との熱交換を行う。室内熱交換器112は、冷房モード時には蒸発器として機能し、暖房モード時には凝縮器として機能する。
室内膨張機構113は、冷媒液配管111に設けられており、冷房モード時に室内熱交換器112へ流入する冷媒を減圧膨張させる。室内膨張機構113としては、例えば、キャピラリーチューブや電子膨張弁が用いられる。
図2は、圧縮機104の概略構成を示す図である。
圧縮機104は、内部に冷媒及び潤滑用のオイルが密閉される上記ケース122と、ケース122内に収納されるシリンダ118(圧縮部)とを備えた密閉型圧縮機である。シリンダ118は、外部駆動源によって駆動され、例えば、外部駆動源としてのガスエンジンで駆動されるプーリー127を介して回転駆動される。
上下に長いシリンダ118は、ケース122の側面近傍に立てて配置され、吸込口104bの末端は、シリンダ118の上面に接続されている。シリンダ118は、冷媒をケース122内に吐出するシリンダ出口119(圧縮部の出口)を側面に備え、吸込口104bから吸い込まれてシリンダ118で圧縮された冷媒は、シリンダ出口119からケース122内で横方向へ吐出される。シリンダ出口119には、シリンダ出口119から吐出される冷媒に含まれるオイルを簡易的に冷媒から分離する網状のオイル分離体120を備える。また、シリンダ118は、シリンダ118内にオイルを吸い込む給油口121をシリンダ出口119の下方に備える。
ケース122内に貯留されるオイルは、ケース122の底面から順に溜まり、貯留されるオイル量が増加することで、オイルレベルL(オイルの液面位置)は上昇する。シリンダ出口119から突出されたガス冷媒は、ケース122内においてオイルの液面の上方に存在している。
図3は、圧縮機104及びオイルセパレータ105の周辺の構成を示す図である。図4は、オイルセパレータ105の断面図である。
オイルセパレータ105は、略円筒形状の両端を閉じるようにして形成されたセパレータケース140を備える。セパレータケース140は、上下方向に延びる略円筒状の筒状部141と、筒状部141の上端部を閉じる天部142と、筒状部141の下端部を閉じる底部143とを備える。
吐出管114の一端は、圧縮機104のケース122の上部の吐出口104aに接続され、吐出管114の他端は、セパレータケース140の天部142の天部接続部142aに接続されている。吐出管114には、圧縮機104から吐出されたガス冷媒の温度を検出する第1の温度センサ124が設けられている。第1の温度センサ124は制御部123に接続されている。
また、セパレータケース140には、ガス冷媒配管110が接続されており、オイルセパレータ105で分離されたガス冷媒は、ガス冷媒配管110を通って四方弁106側へ流れる。
オイルセパレータ105の底部143の底部接続部143aには、オイル戻し管131の一端が接続されており、オイル戻し管131の他端は、冷媒戻し管130に接続されている。
オイル戻し管131には、オイル戻し管131内のオイルの流れを調整する抵抗部が設けられており、本実施の形態では、この抵抗部として電子膨張弁117(開閉弁)が使用されている。制御部123は、電子膨張弁117を制御してオイル戻し管131の流路を開閉し、オイルセパレータ105から圧縮機104へ最適量のオイルを戻す。
接続管115の一端は、圧縮機104のケース122のケース側面133に接続され、接続管115の他端は、オイルセパレータ105の筒状部141の側面接続部141aに接続されている。側面接続部141aは、オイルセパレータ105の上下方向において、天部接続部142aの下方且つ底部接続部143aの上方に設けられている。すなわち、接続管115は、天部接続部142aと底部接続部143aとの間の高さ位置でセパレータケース140内に開口している。
また、図2に示すように、接続管115の一端がケース側面133に接続される接続管接続部133aは、シリンダ出口119よりも下方、且つ、給油口121よりも上方に配置されている。すなわち、接続管115の一端は、シリンダ出口119と給油口121との間の高さ位置でケース122内に開口している。
接続管115には、逆止弁115aが設けられている。この逆止弁115aは、接続管115を流れるガス冷媒及びオイルの流れを、ケース122からオイルセパレータ105に流れる一方向に規制する。
オイルセパレータ105は、遠心式の分離機であり、吐出管114の他端は、吐出管114から吐出されるガス冷媒とオイルとの気液混合流体が、筒状部141の内周面に沿って流れるように、筒状部141の内周面の接線方向を指向して配置されている。詳細には、オイルセパレータ105内に流入した上記気液混合流体は、筒状部141の内周面に沿ってオイルセパレータ105内を螺旋状に旋回しながら下降し、旋回中にオイルミストが筒状部141の内周面に付着することで、オイルが分離される。分離されたオイルは、下方に移動してセパレータケース140内に貯留される。
また、図4を参照し、接続管115の他端は、吐出管114の他端と同様に、接続管115から吐出される気液混合流体が、筒状部141の内周面に沿って流れるように、筒状部141の内周面の接線方向を指向して配置されている。このため、接続管115から吐出される気液混合流体によっても旋回流の形成を促進でき、オイルを効率良く分離できる。
セパレータケース140内に開口する接続管115の他端の開口径は、セパレータケース140内の吐出管114の開口径よりも小さく、セパレータケース140内のオイル戻し管131の開口径よりも大きい。
第1の吸込側接続管160は、上流側から順に、流路抵抗器161(流路抵抗)、第2の温度センサ162、及び、電磁弁163を備える。
流路抵抗器161は、例えばキャピラリーチューブであり、流路抵抗器161を冷媒が通過するとその冷媒は膨張するが、オイルは流路抵抗器161をそのまま通過する。
第2の温度センサ162は、制御部123に接続されており、流路抵抗器161を通過後の冷媒及びオイルの温度を検出する。
電磁弁163は制御部123によって開閉され、第1の吸込側接続管160を通過して戻し回路116に流れる冷媒及びオイルの量を調整する。電磁弁163は、第2の温度センサ162によって測定を行う際に開かれる。
本実施の形態の冷房モード時の動作について説明する。
冷房モード時は、圧縮機104から吐出された冷媒は、オイルセパレータ105、四方弁106、及び室外熱交換器107の順に導かれ、室外熱交換器107で室外ファンの送風を受けて凝縮液化される。その後、冷媒は、室外熱交換器107、室内膨張機構113及び室内熱交換器112の順に流れる。この室内熱交換器112では、室内膨張機構113で減圧膨張された低温低圧の冷媒が、室内ファンにより送風された空気との熱交換によって蒸発することで、室内熱交換器112を通過する空気が冷却される。その後、冷媒は、室内熱交換器112、四方弁106及びアキュムレータ109を順に流れて、再び圧縮機104に吸引される。
上記の動作において、圧縮機104から吐出されたガス冷媒に含まれるオイルは、オイルセパレータ105でガス冷媒から分離されるが、完全に分離されることはなく、少量のオイルはガス冷媒とともに冷凍回路150を循環して、再び圧縮機104に戻る。
このため、室外機102と室内機103との設置距離が離れていたり、高低差があったりするなど、空気調和装置100の設置状況によっては冷凍回路150を循環するオイル量が増加し、圧縮機104でのオイル不足を招く可能性がある。
そうした状況を想定し、このような空気調和装置では、安全を見てあらかじめオイルの封入量を多くして対応しているのが通例である。
しかし、空気調和装置100の設置状況が、室外機102と室内機103との設置距離が近く、高低差もない場合、圧縮機104のケース122内のオイルが過剰となり、シリンダ118で圧縮されたガス冷媒はシリンダ出口119から、オイル液体内に吐出されることとなる。その場合、圧縮されたガス冷媒がオイル液体内に拡散し、多数の気泡が生じる、所謂オイルフォーミング状態となる。圧縮機104内でオイルフォーミングが発生すると、圧縮機104からのオイル吐出量が増加するとともに、想定以上のオイルがオイルセパレータ105に流れ込み、オイルセパレータ105の所定の分離能力を超過し、分離能力が低下する。さらに、分離能力が低下したオイルセパレータ105に流れ込んだオイルは、そのまま冷凍回路150内に流れ、接続配管や熱交換器内に滞留して流路を狭くすることで、冷媒圧力損失を増加させたり、熱交換器で冷媒と空気との熱交換を阻害したりして、空気調和装置100の性能低下を引き起こす。
ここで、圧縮機104のケース122内のオイルが過剰となった場合、つまり、ケース122内のオイルレベルLがケース122内における接続管115の開口位置より上方となった場合の本実施の形態の動作について、図2を参照して説明する。
シリンダ118で圧縮されたガス冷媒は、吐出口104aから吐出管114を通ってオイルセパレータ105に流入する。吐出管114をガス冷媒が通過する際、ガス冷媒には圧力損失が生じる。このためケース122内の冷媒圧力とオイルセパレータ105内の冷媒圧力とには差圧が生じ、ケース122内の冷媒圧力は、オイルセパレータ105内の冷媒圧力よりも大きくなる。
ケース122内のオイルレベルLが過剰となり、図2に二点鎖線で示すように、オイルレベルLが接続管115の開口位置より上方に位置する過剰状態になると、上記圧力差により圧縮機104内の余剰オイルは、上記開口から接続管115に流入し、接続管115を通ってオイルセパレータ105内に移動する。ケース122内のオイルが接続管115を通ってオイルセパレータ105に移動し、オイルレベルLが接続管115の開口位置と同等まで下がると、接続管115にはガス冷媒及びオイルが混合して流れる。そして、オイルレベルLが接続管115の開口位置よりも低下すると、オイルは、接続管115に流れなくなり、オイルセパレータ105へ移動しなくなる。
このように、ケース122内のオイルレベルLが過剰になると、余剰オイルが接続管115を通ってオイルセパレータ105に流れるため、オイルレベルLがシリンダ出口119に達することを防止でき、オイルフォーミングの発生を防止できる。
本実施の形態では、制御部123は、第1の温度センサ124及び第2の温度センサ162の温度の検出値に基づいてケース122内のオイルレベルLを判別するとともに、電子膨張弁117を開閉してケース122内のオイルレベルLを調整する。以下、この動作について説明する。
図2に実線でオイルレベルLが示されるように、オイルレベルLが、接続管115のケース122内での開口位置と第1の吸込側接続管160のケース122内での開口位置との間に位置する状態は、充足状態である。充足状態では、オイルレベルLがシリンダ出口119と給油口121との間に位置し、オイルフォーミング及びシリンダ118のオイル不足が発生しないため、この充足状態は、好ましい状態である。
充足状態では、吐出管114には、シリンダ出口119で圧縮された高温・高圧のガス冷媒が流れ、制御部123は、第1の温度センサ124で、吐出管114を通るガス冷媒の温度T1を検出する。
また、充足状態では、第1の吸込側接続管160には、ケース122内からオイルが流れ、制御部123は、第2の温度センサ162で、第1の吸込側接続管160を通る流体の温度T2を検出する。詳細には、ケース122から第1の吸込側接続管160に流入したオイルは、流路抵抗器161、第2の温度センサ162及び電磁弁163を順に通過し、戻し回路116に流入する。オイルは流路抵抗器161を通過してもほとんど状態が変化しないため、充足状態において第2の温度センサ162で検出される温度は、ケース122内のオイルの温度とほぼ等しい。ここで、シリンダ出口119で圧縮されてケース122に吐出された高温・高圧のガス冷媒の温度と、ケース122内のオイルの温度とは、ほぼ同一とみなすことができる。そして、制御部123は、温度T1と温度T2とを比較し、温度T1=温度T2であるときは、オイルレベルLは充足状態にあると判別する。詳細には、シリンダ出口119から吐出されるガス冷媒の温度はケース122内のオイルの温度よりも高いが、本実施の形態では、例えば温度T1と温度T2との温度差が5(K)以内である場合、制御部123はこの差を有意な温度差とは判定せず、温度T1=温度T2であると判別する。
図5は、オイルレベルLが不足した状態の圧縮機104を示す図である。
図5に示すように、オイルレベルLが、第1の吸込側接続管160のケース122内での開口位置よりも下方に位置する状態は、不足状態である。この不足状態では、オイルレベルLが給油口121に近接し、シリンダ118のオイル不足が発生する虞がある。
不足状態では、充足状態と同様に、吐出管114には、シリンダ出口119で圧縮された高温・高圧のガス冷媒が流れ、制御部123は、第1の温度センサ124で、吐出管114を通るガス冷媒の温度T1を検出する。
また、不足状態では、第1の吸込側接続管160には、ケース122内からガス冷媒が流れ、制御部123は、第2の温度センサ162で、第1の吸込側接続管160を通る流体の温度T2を検出する。詳細には、ケース122から第1の吸込側接続管160に流入したガス冷媒は、流路抵抗器161、第2の温度センサ162及び電磁弁163を順に通過し、戻し回路116に流入する。ガス冷媒は、流路抵抗器161を通過する際に膨張し、温度が大きく低下するため、不足状態において第2の温度センサ162で検出される温度T2は、吐出管114側の温度T1よりも大幅に小さい。そして、制御部123は、温度T1と温度T2とを比較し、温度T1>温度T2であるときは、オイルレベルLは不足状態にあると判別する。本実施の形態では、有意な温度差がある場合に、例えば温度T1と温度T2との温度差が5(K)を超える場合に、温度T1>温度T2であると判別する。本実施の形態では、ガス冷媒は膨張によって温度が大きく変化し、温度T1と温度T2との間には明確な温度差が発生するため、オイルレベルLを正しく判別できる。
オイルレベルLが不足状態にあると判別した場合、制御部123は、電子膨張弁117の開度を増加させる。これにより、オイルセパレータ105から戻し回路116を通って圧縮機104に還流するオイル量が増加し、ケース122のオイルレベルLは充足状態まで上昇する。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施の形態によれば、冷凍回路150は、ケース122内にシリンダ118を密閉した圧縮機104と、圧縮機104の吐出口104aとオイルセパレータ105とを接続する吐出管114と、オイルセパレータ105に溜まるオイルを圧縮機104の吸込口104bに戻す戻し回路116と、ケース122と戻し回路116とを接続する第1の吸込側接続管160とを備え、第1の吸込側接続管160は、圧縮機104内の給油口121よりも上方の位置でケース122に接続され、吐出管114には第1の温度センサ124が設けられ、第1の吸込側接続管160は、流路抵抗器161と、流路抵抗器161の下流に設けられる第2の温度センサ162とを備える。この構成によれば、第1の吸込側接続管160に冷媒が流れる場合は冷媒が流路抵抗器161で膨張して冷媒の温度が大きく変化するが、第1の吸込側接続管160にオイルが流れる場合はオイルの温度はほとんど変化しないため、第2の温度センサ162の測定値は、第1の吸込側接続管160を通る流体に応じて大きく変化する。そして、大きく変化する第2の温度センサ162の温度T2と、第1の温度センサ124の温度T1とを比較することで、ケース122内のオイルレベルLが給油口121よりも上方にあるか否かを知ることができ、圧縮機104のオイルレベルLの低下を適切に検知できる。
また、第1の吸込側接続管160は、圧縮機104のシリンダ118のシリンダ出口119よりも下方の位置でケース122に接続され、冷凍回路150は、ケース122とオイルセパレータ105とを接続する接続管115を備え、接続管115は、シリンダ出口119よりも下方、且つ、第1の吸込側接続管160の接続位置よりも上方でケース122に接続される。このため、第2の温度センサ162の温度T2に基づいて、オイルレベルLが給油口121よりも上方の位置にあることを知ることができるとともに、オイルレベルLが第1の吸込側接続管160の接続位置よりも上方にある場合には、接続管115を介してオイルをオイルセパレータ105に排出でき、オイルレベルLがシリンダ出口119を越えて過剰に高くなることを防止できる。
また、第1の温度センサ124と第2の温度センサ162で検出された温度の差に基づいて、ケース122内のオイルレベルLを検出する制御部123を備えたため、圧縮機104のオイルレベルLの低下を適切に検知できる。
また、戻し回路116は、戻し回路116の流路を開閉する電子膨張弁117を備え、制御部123は、オイルレベルLの不足を判別した場合、電子膨張弁117を制御し、ケース122内のオイルレベルLを調整するため、圧縮機104のオイルレベルLを適切なレベルに保つことができる。
[第2の実施の形態]
以下、図6〜図10を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
本第2の実施の形態は、接続管115から分岐して戻し回路116に接続される第2の吸込側接続管170が設けられ、第2の吸込側接続管170が、第2の流路抵抗器171と、第3の温度センサ172とを備え、制御部123が、温度T1と温度T2と第3の温度センサ172の検出温度である温度T3に基づいてオイルレベルLを調整する点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図6は、第2の実施の形態における圧縮機104及びオイルセパレータ105の周辺の構成を示す図である。
図6に示すように、接続管115には、一端が接続管115から分岐して延びて他端が第1の吸込側接続管160の途中に接続される第2の吸込側接続管170が接続されている。詳細には、第2の吸込側接続管170の一端は、逆止弁115aよりも上流に接続され、第2の吸込側接続管170の他端は、第2の温度センサ162の下流側且つ電磁弁163の上流側に接続されている。すなわち、第2の吸込側接続管170は、第1の吸込側接続管160を介して戻し回路116に接続されている。
第2の吸込側接続管170は、上流側から順に、第2の流路抵抗器171(第2の流路抵抗)と、第3の温度センサ172とを備え、電磁弁163は、第3の温度センサ172の下流に位置する。
第2の流路抵抗器171は、例えばキャピラリーチューブであり、流路抵抗器161を冷媒が通過するとその冷媒は膨張するが、オイルは流路抵抗器161をそのまま通過する。
第3の温度センサ172は、制御部123に接続されており、第2の流路抵抗器171を通過後の流体の温度T3を検出する。
電磁弁163は制御部123によって開閉され、第1の吸込側接続管160及び第2の吸込側接続管170を通過して戻し回路116に流れる冷媒及びオイルの量を調整する。
ここで、温度T1、温度T2及び温度T3に基づくオイルレベルLの判別について説明する。図7は、オイルレベルLが充足状態にある圧縮機104を示す図である。図8は、オイルレベルLが不足状態にある圧縮機104を示す図である。図9は、オイルレベルLが過剰状態にある圧縮機104を示す図である。
図7に示すように、オイルレベルLが充足状態にある場合、ケース122内から接続管115に流れるガス冷媒は、第2の吸込側接続管170に分岐して流れて第2の流路抵抗器171で膨張する。制御部123は、第2の流路抵抗器171で膨張して温度が大きく低下したガス冷媒の温度を温度T3として検出する。また、充足状態では、制御部123は、シリンダ118から吐出されたガス冷媒の温度を温度T1として検出し、第1の吸込側接続管160を流れて流路抵抗器161を通過した後のオイルの温度を温度T2として検出する。ここで、オイルは、流路抵抗器161を通過しても温度が低下しない。
すなわち、充足状態では、温度T1と温度T2とが等しく、温度T3は、温度T1及び温度T2よりも小さくなる。そして、制御部123は、温度T2>温度T3の状態を検出すると、オイルレベルLが充足状態であると判別する。本実施の形態では、制御部123は、有意な温度差があれば、例えば温度T2が温度T3よりも5(K)を超えて高ければ、温度T2>温度T3であると判別する。
図8に示すように、オイルレベルLが不足状態にある場合、第2の吸込側接続管170には、ガス冷媒が流れ、制御部123は、第2の流路抵抗器171で膨張して温度が低下したガス冷媒の温度を温度T3として検出する。また、不足状態では、第1の吸込側接続管160には、ガス冷媒が流れ、制御部123は、流路抵抗器161で膨張して温度が低下したガス冷媒の温度を温度T3として検出する。ここで、第2の流路抵抗器171及び流路抵抗器161は、通過する冷媒の膨張量が略等しくなるように構成されており、不足状態では、温度T3と温度T2とは等しい。また、不足状態では、制御部123は、シリンダ118から吐出されたガス冷媒の温度を温度T1として検出する。
すなわち、不足状態では、温度T3と温度T2とが等しく、温度T1は、温度T3及び温度T2よりも大きくなる。そして、制御部123は、温度T1>温度T2=温度T3の状態を検出すると、オイルレベルLが不足状態であると判別する。ここで、制御部123は、有意な温度差があれば、例えば温度T1が温度T2及び温度T3よりも5(K)を超えて高ければ、温度T1>温度T2=温度T3であると判別する。
図9に示すように、オイルレベルLが過剰状態にある場合、第2の吸込側接続管170には、オイルが流れ、制御部123は、第2の流路抵抗器171を通過した後のオイルの温度を温度T3として検出する。また、過剰状態では、第1の吸込側接続管160には、オイルが流れ、制御部123は、流路抵抗器161を通過した後のオイルの温度を温度T3として検出する。また、過剰状態では、制御部123は、シリンダ118から吐出されたガス冷媒の温度を温度T1として検出する。
ここで、オイルは、流路抵抗器161及び第2の流路抵抗器171をそれぞれ通過しても温度が低下しないため、流路抵抗器161及び第2の流路抵抗器171を通過した後のオイルの温度は、シリンダ118から吐出されるガス冷媒の温度とほぼ等しい。すなわち、オイルレベルLの過剰状態では、温度T1=温度T2=温度T3となる。そして、制御部123は、温度T1=温度T2=温度T3の状態を検出すると、オイルレベルLが過剰状態であると判別する。制御部123は、有意な温度差がない場合、例えば温度T1、温度T2及び温度T3の3つの温度の差が5(K)の範囲内にある場合、温度T1=温度T2=温度T3であると判別する。
図10は、制御部123によるオイルレベルLの調整の制御のフローチャートである。
制御部123は、空気調和装置100の運転開始又は運転変更(設定温度、冷暖切り替え)に伴い、オイル戻し管131の電子膨張弁117の開度制御を開始する。ここでは、電子膨張弁117は、一例として、全閉の0stepから全開の480stepの範囲で開度を調整可能な電子膨張弁であるものとして説明する。
図10を参照し、まず、制御部123は、空気調和装置100の運転開始後に、第1の吸込側接続管160の電磁弁163を開く(ステップS1)。これにより、戻し回路116に連通する流路が開き、ケース122内の流体が、第1の吸込側接続管160及び第2の吸込側接続管170を通過可能となる。
次いで、制御部123は、第1の温度センサ124、第2の温度センサ162及び第3の温度センサ172を介して、温度T1、温度T2及び温度T3をそれぞれ検出し(ステップS2)、電磁弁163を閉じる(ステップS3)。
次に、制御部123は、検出した温度が、温度T2=温度T3であるか否かを判別する(ステップS4)。温度T2=温度T3でない場合(ステップS4:No)、すなわち、温度T2>温度T3である場合、制御部123は、オイルレベルLが充足状態にあると判別し、その状態で所定時間、一例として10分待機し(ステップS5)、ステップS1の処理に戻る。すなわち、オイルレベルLが不足状態である間は、制御部123は、10分毎にオイルレベルLを判別する動作を行う。なお、接続管115が第1の吸込側接続管160よりも高い位置でケース122内に開口しているため、ステップS4において温度T2<温度T3となることは無い。
温度T2=温度T3である場合(ステップS4:Yes)、制御部123は、温度T1=温度T2=温度T3であるか否かを判別する(ステップS6)。温度T1=温度T2=温度T3ではない場合(ステップS6:No)、すなわち、温度T1>温度T2=温度T3である場合、制御部123は、オイルレベルLが不足状態にあると判別し、次いで、電子膨張弁117が全開の480stepであるか否かを判別する(ステップS7)。
電子膨張弁117が全開でなければ(ステップS7:No)、制御部123は、電子膨張弁117の開度を一定のstep、例えば20stepだけ開き(ステップS8)、その状態で所定時間、一例として1分待機し(ステップS9)、ステップS1の処理に戻る。すなわち、オイルレベルLが不足状態である間は、制御部123は、1分毎に電子膨張弁117を20stepずつ段階的に開き、オイルレベルLを充足状態側に変化させる。ここで、ステップS9の待機時間は、ステップS5の待機時間よりも短い。このため、オイルが不足している場合に、オイルレベルLを迅速に上昇させることができ、オイルの不足を短時間で改善できる。
なお、シリンダ118から吐出されたガス冷媒は最も温度が高くなるため、ステップS6において温度T1<温度T2=温度T3となることは無い。
温度T1=温度T2=温度T3である場合(ステップS6:Yes)、制御部123は、オイルレベルLが過剰状態であると判別し、電子膨張弁117が全閉の0stepであるか否かを判別する(ステップS10)。
電子膨張弁117が全閉の0stepでなければ(ステップS10:No)、制御部123は、電子膨張弁117の開度を一定のstep、例えば20stepだけ閉じ(ステップS11)、その状態で所定時間、一例として5分待機し(ステップS12)、ステップS1の処理に戻る。すなわち、オイルレベルLが過剰状態である間は、制御部123は、5分毎に電子膨張弁117を20stepずつ段階的に閉じ、オイルレベルLを充足状態側に変化させる。
ここで、ステップS12の待機時間は、ステップS9の待機時間よりも長く、ステップS5の待機時間よりも短い。このように、過剰状態の場合は、電子膨張弁117を操作してから待機する時間が、不足状態よりも長く設定されているため、オイルレベルLの変動がより安定した状態でオイルレベルLの判別をすることができ、電子膨張弁117が短時間内に開閉を繰り返すことを防止でき、オイルレベルLの変動を効果的に安定化させることができる。また、過剰状態では、余剰のオイルが接続管115からオイルセパレータ105に流れることで、オイルレベルLがシリンダ出口119に達することが抑制されるため、待機時間を長く設定したとしても、性能への影響は小さい。
以上説明したように、本発明を適用した第2の実施の形態によれば、接続管115から分岐して戻し回路116側に接続される第2の吸込側接続管170を備え、第2の吸込側接続管170は、第2の流路抵抗器171と、第2の流路抵抗器171の下流に設けられる第3の温度センサ172とを備える。この構成によれば、第2の吸込側接続管170に冷媒が流れる場合は冷媒が第2の吸込側接続管170で膨張して冷媒の温度が大きく変化するが、第2の吸込側接続管170にオイルが流れる場合はオイルの温度はほとんど変化しないため、第3の温度センサ172の測定値である温度T3は、第2の吸込側接続管170を通る流体に応じて大きく変化する。そして、大きく変化する第3の温度センサ172の温度T3と、第1の温度センサ124の温度T1とを比較することで、ケース122内のオイルレベルLが接続管115よりも上方にあるか否かを知ることができ、圧縮機104のオイルレベルLを適切に検知できる。
また、第1の温度センサ124、第2の温度センサ162、及び、第3の温度センサ172で検出された温度の差に基づいて、ケース122内のオイルレベルLを検出する制御部123を備えたため、ケース122内のオイルレベルLが、過剰状態、充足状態及び不足状態のいずれにあるかを簡単な構成で検出することができる。
さらに、戻し回路116は、戻し回路116の流路を開閉する電子膨張弁117を備え、制御部123は、オイルレベルLの過剰状態及び不足状態を判別した場合、電子膨張弁117を制御し、ケース122内のオイルレベルLを充足状態にするため、オイルレベルLを適切なレベルに保つことができる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記第2の実施の形態では、第2の吸込側接続管170は、第1の吸込側接続管160を介して戻し回路116に接続されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。第2の吸込側接続管170は、戻し回路116に接続されていれば良く、例えば、第2の吸込側接続管170を戻し回路116に直接接続し、第2の吸込側接続管170に電磁弁163とは別の電磁弁を設けても良い。
また、上記第1及び第2の実施の形態では、制御部123は、第1の温度センサ124、第2の温度センサ162及び第3の温度センサ172を介して温度を検出するものとして説明したが、温度の検出は、管を流れる流体の温度を直接検出しても良く、また、管の温度を介して間接的に検出しても良い。
104 圧縮機(密閉型圧縮機)
104a 吐出口
104b 吸込口
105 オイルセパレータ
114 吐出管
115 接続管
116 戻し回路
117 電子膨張弁(開閉弁)
118 シリンダ(圧縮部)
119 シリンダ出口(圧縮部の出口)
121 給油口
122 ケース
123 制御部
124 第1の温度センサ
150 冷凍回路
160 第1の吸込側接続管
161 流路抵抗器(流路抵抗)
162 第2の温度センサ
170 第2の吸込側接続管
171 第2の流路抵抗器(第2の流路抵抗)
172 第3の温度センサ
L オイルレベル

Claims (5)

  1. ケース内に圧縮部を密閉した密閉型圧縮機と、前記密閉型圧縮機の吐出口とオイルセパレータとを接続する吐出管と、前記オイルセパレータに溜まるオイルを前記密閉型圧縮機の吸込口に戻す戻し回路と、前記ケースと前記戻し回路とを接続する第1の吸込側接続管とを備え、前記第1の吸込側接続管は、前記密閉型圧縮機内の前記圧縮部に備えられた給油口よりも上方の位置で前記ケースに接続され、
    前記吐出管には第1の温度センサが設けられ、
    前記第1の吸込側接続管は、流路抵抗と、当該流路抵抗の下流に設けられる第2の温度センサとを備え
    前記第1の吸込側接続管は、前記密閉型圧縮機の前記圧縮部の出口よりも下方の位置で前記ケースに接続され、前記ケースと前記オイルセパレータとを接続する接続管が設けられ、当該接続管は、前記圧縮部の出口よりも下方、且つ、前記第1の吸込側接続管の接続位置よりも上方で前記ケースに接続されたことを特徴とする冷凍回路。
  2. 前記接続管から分岐して前記戻し回路側に接続される第2の吸込側接続管を備え、当該第2の吸込側接続管は、第2の流路抵抗と、当該第2の流路抵抗の下流に設けられる第3の温度センサとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍回路。
  3. 前記第1の温度センサと前記第2の温度センサで検出された温度の差に基づいて、前記ケース内のオイルレベルを検出する制御部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の冷凍回路。
  4. 前記第1の温度センサ、前記第2の温度センサ、及び、前記第3の温度センサで検出された温度の差に基づいて、前記ケース内のオイルレベルを検出する制御部を備えたことを特徴とする請求項記載の冷凍回路。
  5. 前記戻し回路は、当該戻し回路の流路を開閉する開閉弁を備え、
    前記制御部は、前記オイルレベルの過不足を判別した場合、前記開閉弁を制御し、前記ケース内のオイルレベルを調整することを特徴とする請求項またはに記載の冷凍回路。
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