JP6271132B2 - タイロッドとタイロッドエンド組立体 - Google Patents
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Description
一般に、タイロッドとタイロッドエンド組立体は、両端が開口した円筒形状のタイロッドの両端部に一対のタイロッドエンドがそれぞれ螺入されて、締結具によってそれぞれ締結されている。
このようなタイロッドとタイロッドエンド組立体には、雨水や泥水等がタイロッド内に両端開口から浸入することにより、タイロッドが発錆によって減肉するために、タイロッドの強度が低下する、という問題点がある。
(1)タイロッド内に防錆加工を施す。
(2)タイロッドエンドにプラグを螺入して閉塞する(例えば、特許文献1参照)。
(3)錆びて減肉しても強度が不足しないように、タイロッドを厚肉に形成する。
筒形状の本体を有するタイロッドの両端部に一対のタイロッドエンドがそれぞれ締結され、前記一対のタイロッドエンドの一端部がタイロッドアームにそれぞれ支持されるタイロッドとタイロッドエンド組立体において、
前記一対のタイロッドエンドは、前記タイロッドを螺入する雌嵌合部と、前記タイロッドの軸線方向であって前記雌嵌合部の全域に配置されたスリットと、前記スリットを縮径し前記タイロッドを締結する締結具と、をそれぞれ備えており、
前記タイロッドの両端部には、前記本体の筒壁が内側に折り曲げられることによって一体的に形成された一対の閉塞部が前記締結具よりも前記タイロッドアーム側にそれぞれ設けられていることを特徴とするタイロッドとタイロッドエンド組立体。
本実施形態において、本発明に係るタイロッドとタイロッドエンド組立体は、前輪駆動車のフロント・アクスル・ビームに図1に示されているように併設されたタイロッドに使用されている。
すなわち、図1において、左右の前輪10、10(図1では左車輪だけが図示されている)の間には、フロント・アクスル・ビーム(以下、ビームという)11が軸架されており、ビーム11の両端部に装着された各ナックル12には、各タイロッドアーム(以下、アームという)13の一端部がそれぞれ支持されている。各アーム13の他端部にはタイロッドエンド(以下、エンドという)14の一端部がそれぞれ支持されており、図2に示されているように、各エンド14の他端部に形成された雌嵌合部15には雌ねじ16が形成されている。各エンド14の両雌嵌合部15、15にはタイロッド20の両端の雄嵌合部21、21に形成された雄ねじ22がそれぞれ螺入されている。この状態において、タイロッド20は左右のアーム13、13の間に左右のアーム13、13をそれぞれ介してビーム11に平行に軸架された状態になっている。
雌嵌合部15にはスリット17がビーム11と反対側の位置に配置されて、軸線方法に延在するように形成されており、スリット17の両脇には締結具としてのボルト19Aが挿通される挿通孔18が一対、軸線方向の両端部に配置されて、ビーム11と反対方向にそれぞれ開設されている。
タイロッド20の端部が雌嵌合部15の雌ねじ16に螺入された状態で、ボルト19Aに締結具としてのナット19Bがねじ込まれて、スリット17が縮径されることにより、タイロッド20の端部がエンド14に締結される。
ちなみに、タイロッド20のアーム13に対するトーイン等の位置調整は、エンド14の雌ねじ16に対するタイロッド20の雄ねじ22のねじ込み量の加減によって実施することができる。
タイロッド20の両端末には、端末開口を閉塞する閉塞部24、24がタイロッド本体(以下、本体という)23と一体的にそれぞれ形成されている。この両閉塞部24、24は図3に示されているタイロッドの閉塞部成形方法によって塑性加工によってそれぞれ一体的に成形されている。
図3に示されているように、スピニング加工装置30はチャック31、回転装置(図示せず)、ロール32および倣い装置(図示せず)を備えている。チャック31は両端開口の丸パイプ(円筒)形状に形成された本体23を端部近傍にて着脱自在に把持する。回転装置は本体23を把持したチャック31を回転させる。ロール32は周縁部(エッジ)が断面半円形の円盤形状に形状に形成されており、二股形状の支持具33に回転自在に支持されている。支持具33はチャック31の近傍に配置されている。倣い装置は予め設定された形状のテンプレートに倣わせてロール32を移動させる。
ロール32はチャック31に把持された本体23の先端部外周に近接配置された後に、図3(a)(b)に示されているように、本体23の筒心延長線上に連続的に変移するように倣い装置によって90度回動させる。
このロール32の移動により、図3(b)に示されているように、本体23の一端部には閉塞部24が一体的に成形される。この閉塞部24は本体23の筒壁を内側に折り曲げた形状に形成されており、閉塞部24の中心は折り曲げられた先端が圧接することによって密閉した状態になっている。
図4(a)の閉塞部24Aは半球形状に形成されている。
図4(b)の閉塞部24Bは出口が閉じた漏斗形状に形成されている。
図4(c)の閉塞部24Cは円錐台形状に形成されている。
図4(d)の閉塞部24Dは先端部が二つ折りに潰された形状に形成されている。
Claims (2)
- 筒形状の本体を有するタイロッドの両端部に一対のタイロッドエンドがそれぞれ締結され、前記一対のタイロッドエンドの一端部がタイロッドアームにそれぞれ支持されるタイロッドとタイロッドエンド組立体において、
前記一対のタイロッドエンドは、前記タイロッドを螺入する雌嵌合部と、前記タイロッドの軸線方向であって前記雌嵌合部の全域に配置されたスリットと、前記スリットを縮径し前記タイロッドを締結する締結具と、をそれぞれ備えており、
前記タイロッドの両端部には、前記本体の筒壁が内側に折り曲げられることによって一体的に形成された一対の閉塞部が前記締結具よりも前記タイロッドアーム側にそれぞれ設けられていることを特徴とするタイロッドとタイロッドエンド組立体。 - 前記閉塞部は前記本体の筒壁を内側に直角に折り曲げた形状に形成されているとともに、その中心は折り曲げられた先端が圧接することによって密閉している、ことを特徴とする請求項1に記載のタイロッドとタイロッドエンド組立体。
Priority Applications (1)
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JP2013022853A JP6271132B2 (ja) | 2013-02-08 | 2013-02-08 | タイロッドとタイロッドエンド組立体 |
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