JP6271129B2 - 切削装置 - Google Patents

切削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6271129B2
JP6271129B2 JP2013004261A JP2013004261A JP6271129B2 JP 6271129 B2 JP6271129 B2 JP 6271129B2 JP 2013004261 A JP2013004261 A JP 2013004261A JP 2013004261 A JP2013004261 A JP 2013004261A JP 6271129 B2 JP6271129 B2 JP 6271129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
cutting blade
hole
blade
visual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013004261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014136261A (ja
Inventor
博光 植山
博光 植山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Corp filed Critical Disco Corp
Priority to JP2013004261A priority Critical patent/JP6271129B2/ja
Priority to CN201410014581.4A priority patent/CN103921357A/zh
Publication of JP2014136261A publication Critical patent/JP2014136261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6271129B2 publication Critical patent/JP6271129B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Dicing (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

本発明は、ホイールカバーから切削ブレードに切削水を供給しながら、切削ブレードによって被加工物を切削する切削装置に関する。
切削装置として、半導体ウェーハ、光デバイスウェーハ、パッケージ基板や各種ガラス、セラミック基板等の被加工物を、切削ブレードを用いて切削するものが広く利用されている。切削装置は、ホイールカバーの複数箇所から円板状の切削ブレードに切削水を供給しながら、切削ブレードを被加工物に切り込ませて切削している。切削加工中は、切削水によって加工熱が冷却されると共に、切削に伴って発生する切削屑が被加工物上から洗い流される。ホイールカバーには、切削ブレードに対して前方から切削水を供給する供給孔(ノズル孔)が形成されている。
この場合、供給孔から切削ブレードに対して適切な位置に切削水が供給されないと、切削加工中の加工熱を十分に冷却することができない。このため、切削ブレードに異常摩耗や焼けが発生して加工品質が著しく悪化する他、切削ブレードや被加工物が破損するおそれがあった。同様に、供給孔から切削ブレードに対する切削水の供給が不適切だと、切削屑が被加工物上から排出されずに被加工物上に付着する。乾燥後の切削屑を洗浄することが難しいことから、一旦、切削屑が付着した被加工物に対しては、更なる洗浄が必要になる。
このため、ホイールカバーの前側の供給孔からは、切削ブレードの厚み方向の中央に切削水が供給されることが望ましい。ところで、切削ブレードに供給孔の中央を合わせていても、切削ブレードの厚みを変更すると切削ブレードの位置が供給孔の中央から外れることがある他、経時的に供給孔の位置がずれる場合もある。このため、切削ブレードの厚み変更や任意タイミングで供給孔の位置を調整する必要がある。一般に切削ブレードの厚みは約10μm〜500μmと薄く、切削ブレードの厚み方向の中央に供給孔を調整することが難しい。そこで、切削ブレードに対して供給孔の位置を微調整可能にしたホイールカバーを備えた切削装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−187849号公報
しかしながら、特許文献1に記載のホイールカバーであっても、切削ブレードの厚み方向の中央を正面から直接目視しながら、切削水の供給孔を位置合わせすることができない。側方からの目視によって切削ブレードの厚み方向の中央に供給孔が位置合わせされるため、精密に調整することができなかった。特に、対向式デュアルダイサーの場合には、切削ブレード間に作業者が入って調整する必要があるため、供給孔の位置合わせ作業が難しくなっていた。このため、ホイールカバーの前側の供給孔からの切削水が切削ブレードの切れ刃で2等分されず、切削ブレードにばたつきや傾きが生じる可能性があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、切削ブレードに対して切削水の供給孔を容易かつ精密に調整することができる切削装置を提供することを目的とする。
本発明の切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切れ刃を外周に備えた切削ブレードがY方向に回転軸を有するスピンドルに回転可能に装着された切削手段と、該スピンドルを収容するスピンドルハウジングに装着されたホイールカバーと、該ホイールカバーに切削ブレードの厚み方向であるY方向に調整可能に取り付けられ且つ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する供給孔を有する切削水ブロックとを備えた切削装置であって、該切削水ブロックは、該供給孔に連通しY方向に直交する方向に延びる供給路と、該切削水ブロックの側面に作業者が該切削ブレードを直接視認しながら該切削水ブロックの位置を調整可能な内径で形成された目視孔と、該Y方向と直交し該供給路と交差すると共に該切削水ブロックの該目視孔から該切削ブレードに向かって斜めに貫通して形成された目視路と、を備え、該切削水ブロックをY方向に移動して該目視孔を該切削ブレードの切れ刃で2等分するように位置決めすると該供給孔が該切削ブレードで2等分される位置に位置決めされることを特徴とする。
また、上記の切削装置において、該目視孔は3mm〜5mmの内径で円形に形成されている。
この構成によれば、目視孔を通じて切削ブレードの厚み方向の中央を直接視認しながら、切削ブレードの切れ刃で2等分するように目視孔を位置決めすることができる。目視孔の位置決めに伴って、切削ブレードの切れ刃で2等分するように供給孔も精度よく位置決めされるので、切削ブレードの両側面に対して均一に切削水を供給することができる。よって、切削ブレードを効果的に冷却することができると共に、切削ブレードにばたつきや傾きが生じることがなく、被加工物に対する切削精度を向上させることができる。また、目視孔を通じて切削ブレードの厚み方向の中央を直接視認できるので、切削水ブロックの位置調整を容易に行うことができる。
本発明によれば、目視孔で切削ブレードを直接視認しながら切削水ブロックの位置を調整することで、切削ブレードに対して切削水の供給孔を容易かつ精密に調整することができる。
本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。 本実施の形態に係る切削手段の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る切削手段の平面模式図である。 本実施の形態に係る切削ブレードに対する供給孔の位置調整の説明図である。 変形例に係る切削手段の平面模式図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る切削装置の斜視図である。なお、以下の説明においては、切削装置として切削ブレードによって被加工物を切削加工する切削装置を例示して説明するが、この構成に限定されない。切削装置は、被加工物を加工する装置であれば、どのような装置でもよい。
図1に示すように、切削装置1は、ハウジング2上のチャックテーブル3に保持された被加工物Wを、チャックテーブル3の上方に設けられた切削手段4により加工するように構成されている。被加工物Wは、半導体ウェーハや無機材料基板等で円板状に形成されている。被加工物Wの表面は、格子状に配列された分割予定ラインによって複数の領域に区画され、この区画された領域にIC、LSI、LED等の各種デバイス81が形成されている。また、被加工物Wは、貼着テープ82を介して環状フレーム83に支持され、カセット5内に収容された状態で切削装置1に搬入される。
ハウジング2の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口部(不図示)が形成されており、この開口部は、チャックテーブル3と共に移動可能な移動板31及び蛇腹状の防水カバー32により被覆されている。防水カバー32の下方には、チャックテーブル3をX軸方向に移動させるボールねじ式の移動機構(不図示)が設けられている。チャックテーブル3の表面には、ポーラスセラミック材により被加工物Wを吸引保持する保持面33が形成されている。保持面33は、チャックテーブル3内の流路を通じて吸引源に接続されている。
チャックテーブル3は、装置中央の受け渡し位置と切削手段4に臨む加工位置との間で往復移動される。図1は、チャックテーブル3が受け渡し位置に待機した状態を示している。ハウジング2において、この受け渡し位置に隣接した一の角部が一段下がっており、下がった箇所に載置テーブル6が昇降可能に設けられている。載置テーブル6には、被加工物Wを収容したカセット5が載置される。カセット5が載置された状態で載置テーブル6が昇降することによって、高さ方向において被加工物Wの引出位置及び押込位置が調整される。
載置テーブル6の後方には、Y軸方向に平行な一対のガイドレール7と、一対のガイドレール7とカセット5との間で被加工物Wを搬送するプッシュプル機構8が設けられている。一対のガイドレール7により、プッシュプル機構8による被加工物Wの搬送がガイドされると共に被加工物WのX軸方向が位置決めされる。プッシュプル機構8は、カセット5から一対のガイドレール7に加工前の被加工物Wを引き出す他、一対のガイドレール7からカセット5に加工済みの被加工物Wを押し込むように構成されている。プッシュプル機構8により被加工物WのY軸方向が位置決めされる。
一対のガイドレール7の近傍には、ガイドレール7とチャックテーブル3との間で被加工物Wを搬送する第1の搬送アーム11が設けられている。第1の搬送アーム11の上面視L字状のアーム部16が旋回することで被加工物Wが搬送される。また、受け渡し位置のチャックテーブル3の後方には、スピンナ式の洗浄機構12が設けられている。洗浄機構12では、回転中のスピンナテーブル17に向けて洗浄水が噴射されて被加工物Wが洗浄された後、洗浄水の代わりに乾燥エアーが吹き付けられて被加工物Wが乾燥される。
ハウジング2上には、切削手段4を支持する支持台21が設けられている。切削手段4は、チャックテーブル3の上方に位置付けられており、ボールネジ式の移動機構(不図示)によりY方向及びZ方向に移動される。切削手段4は、スピンドル(不図示)の先端に設けた円板状の切削ブレード41を有している。切削ブレード41はホイールカバー42によって周囲が覆われており、ホイールカバー42には切削部分に向けて切削水を噴射する各種ノズルが設けられている。切削ブレード41が高速回転され、切削水が供給されつつ被加工物Wが切削加工される。
支持台21の側面22には、チャックテーブル3と洗浄機構12との間で被加工物Wを搬送する第2の搬送アーム13が設けられている。第2の搬送アーム13のアーム部18は斜め前方に延びており、このアーム部18が前後に移動することで被加工物Wが搬送される。また、支持台21には、チャックテーブル3の移動経路の上方を横切るようにして、撮像部14を支持する片持支持部24が設けられている。撮像部14は片持支持部24の下面から突出し、撮像部14によって被加工物Wが撮像される。撮像部14による撮像画像は、切削手段4とチャックテーブル3とのアライメントに利用される。
ハウジング2の最前部には、装置各部への指示を受け付ける入力手段26が設けられている。また、支持台21の上にはモニタ27が載せられており、モニタ27には撮像部14で撮像された画像や加工条件等が表示される。このように構成された切削装置1では、切削ブレード41が被加工物Wの分割予定ラインに位置合わせされ、ホイールカバー42の各種ノズルから切削ブレード41に向けて切削水が噴射される。そして、切削水によって冷却及び洗浄しながら切削ブレード41を被加工物Wに切り込ませて、被加工物Wが格子状の分割予定ラインに沿って切削される。
次に、図2及び図3を参照して切削手段について詳細に説明する。図2は、本実施の形態に係る切削手段の斜視図である。図3は、本発明の実施の形態に係る切削手段の平面模式図である。なお、図3Aは、切削手段の正面図であり、図3Bは、切削手段の側面図である。
図2及び図3に示すように、切削手段4は、切削ブレード41を装着したスピンドル(不図示)に回転可能に装着されている。スピンドルはスピンドルハウジング43に回転可能に収容されており、スピンドルハウジング43にはホイールカバー42が装着されている。切削ブレード41の外周は、ホイールカバー42によって下半部を除いて覆われている。切削ブレード41は、ハブブレードであり、ハブ基台51の外周に被加工物Wを切削する切れ刃52を設けて構成される。切削ブレード41は、スピンドルの先端のマウントフランジ(不図示)にリング状の固定ナット53が締め付けられることで固定される。
切れ刃52は、例えば、ダイヤモンド等の砥粒をボンド材で結合してリング状に形成されている。切れ刃52は、約10μmから約500μmの厚みで形成されている。なお、本実施の形態では、切削ブレード41としてハブブレードを例示して説明するが、切削ブレード41の種類は特に限定されない。切削ブレード41として、ハブブレードの代わりにワッシャブレードを用いることも可能である。
ホイールカバー42の上部には、ブレード破損検出器44が設けられている。ブレード破損検出器44は、切削ブレード41の上部を挟み込むように対向配置された発光素子及び受光素子を有している。発光素子から出射された光束は、切削ブレード41の先端によって部分的に遮光されて受光素子に受光される。よって、ブレード破損検出器44は、受光素子における受光量(透過率)の増加に応じて、切削ブレード41の全損や欠け等の破損状態を検出する。ブレード破損検出器44は、調整ネジ55によって切削ブレード41に対する上下位置が調整され、固定ネジ56によって調整された位置で固定される。
ホイールカバー42の切削方向後方には、Z方向に調整可能に切削水ブロック45が取り付けられている。切削水ブロック45には、側面視L字状の一対の切削水ノズル61が固定されている。一対の切削水ノズル61には、切削水ブロック45を通じて供給ホース62から切削水が供給される。一対の切削水ノズル61は、切削水ブロック45から下方に延びた後、切削ブレード41の下部を挟むように切削方向前方に延びている。一対の切削水ノズル61の先端側には、切削ブレード41を挟んで対向する対向面に複数のスリット63が形成されている。複数のスリット63によって側方から切削水が噴射されて、加工点の冷却及び洗浄が行われる。
また、切削水ブロック45には、切削水を後方に導く一対の飛沫カバー47が設けられている。一対の飛沫カバー47は、切削ブレード41の切削によって飛散した冷却水及び切削屑を後方に案内し、ホイールカバー42の外側に排出している。
ホイールカバー42の切削方向前方には、Y方向に調整可能に切削水ブロック46が取り付けられている。切削水ブロック46には、切削方向前方から切削ブレード41に切削水を供給する供給孔65が形成されている。また、切削水ブロック46には、Y方向に直交するZ方向に延在する供給路66が形成されており、供給路66の一端は供給孔65に連通されている。供給孔65には、供給路66を通じて供給ホース67から切削水が供給される。供給孔65によって前方から切削ブレード41に切削水が噴射されることで、切削ブレード41に切削水が巻き込まれて加工点の冷却及び洗浄が行われる。
切削水ブロック46の前面75には、切削水ブロック46の調整用の目視孔68が形成されている。切削水ブロック46内には、目視孔68から切削ブレード41側に貫通して目視路69が形成されている。目視孔68及び目視路69は、視認可能な程度の内径(例えば、3mmから5mm)に形成されている。また、目視路69は、Y方向に対して直交すると共に供給路66に対して交差するように延在している。すなわち、図3Bに示すように、目視孔68の中心位置(目視路69の中心線)は、Y方向において供給孔65の中心位置と一致して、同一のXZ平面D上に位置するように形成されている。
また、切削水ブロック46は目視路69によって貫通されているため、目視孔68を通じて切削ブレード41の厚み方向を視認可能になっている。よって、目視孔68を通じて切削ブレード41の厚み方向の中央を直接視認しながら、切削ブレード41に対する目視孔68のY方向が位置決めされる。目視孔68の位置決めに伴って、同一のXZ平面D内の供給孔65の位置も位置決めされる。目視路69は、作業者が目視し易いように、目視孔68から切削ブレード41に向かって斜め下方に延在している。また、供給路66と目視路69とが連通するため、切削ブレード41に対して供給路66からも切削水が供給される。切削加工時には、目視孔68から切削水が噴射しないように、目視孔68にイモネジ等の蓋部材が取り付けられる。
切削水ブロック45、46は、それぞれホイールカバー42にネジ止めされている。切削水ブロック45の側面71には、上下方向に長い長孔72が形成されている。長孔72には一対の調整ネジ73が挿通されており、調整ネジ73を緩めて切削水ブロック45を長孔72に沿って動かすことで、切削ブレード41に対する切削水ノズル61のZ方向の位置が調整される。切削水ブロック46の前面75には、Y方向に長い一対の長孔76が形成されている。各長孔76には調整ネジ77が挿通されており、調整ネジ77を緩めて切削水ブロック46を長孔76に沿って動かすことで、切削ブレード41に対する供給孔65のY方向の位置が調整される。
図4を参照して、切削ブレードに対する供給孔の位置調整について説明する。図4は、本実施の形態に係る切削ブレードに対する供給孔の位置調整の説明図である。
図4Aに示す初期状態では、切削ブレード41の厚み方向の中心に対して供給孔65の中心がY方向において位置ズレしている。よって、この初期状態のまま供給孔65から切削水が切削ブレード41に供給されると、切削ブレード41の切れ刃で切削水が2等分されない。よって、切削ブレード41の両側面に対して切削水からの圧力がアンバランスに作用し、切削ブレード41にばたつきや傾きが生じて、切削加工時にチッピング等が発生するおそれがある。また、切削ブレード41の両側面のうち片側だけが冷却されて、異常摩耗が起こるおそれがある。
そこで、本実施の形態では、同一のXZ平面D上に供給孔65の中心と目視孔68の中心を設け、目視孔68を通じて切削ブレード41を直接視認しながら供給孔65を位置調整している。この場合、一対の長孔76に挿通された各調整ネジ77を緩めて、ホイールカバー42(図2参照)に対して切削水ブロック46をY方向に調整可能にする。そして、目視孔68を覗きながら、切削ブレード41の厚み方向の中央に目視孔68の中心位置を合わせるようにする。これにより、切削ブレード41の切れ刃52に2等分される位置に目視孔68が位置決めされる。そして、一対の調整ネジ77の締め付けによって切削水ブロック46が固定される。
これにより、図4Bに示すように、目視孔68の位置調整に伴って、切削ブレード41の厚み方向の中心に対して供給孔65の中心がY方向において位置合わせされる。そして、供給孔65が切削ブレード41の切れ刃52で2等分される位置に位置決めされ、切削ブレード41の両側面に対して均一に切削水が供給される。よって、切削ブレードが効果的に冷却されると共に切削ブレード41のばたつきや傾きを抑えて加工精度が向上される。なお、切削ブレード41に対する目視孔68の位置合わせを実施し易くするために、目視孔68の周囲に位置合わせ用のマーク等を付してもよい。
以上のように、本実施の形態に係る切削装置1によれば、目視孔68を通じて切削ブレード41の厚み方向の中央を直接視認しながら、切削ブレード41の切れ刃52で2等分するように目視孔68を位置決めすることができる。目視孔68の位置決めに伴って、切削ブレード41の切れ刃52で2等分するように供給孔65も精度よく位置決めされるので、切削ブレード41の両側面に対して均一に切削水を供給することができる。よって、切削ブレード41を効果的に冷却することができると共に、切削ブレード41にばたつきや傾きが生じることがなく、被加工物Wに対する切削精度を向上させることができる。また、目視孔68を通じて切削ブレード41の厚み方向の中央を直接視認できるので、切削水ブロック46の位置調整を容易に行うことができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態において、目視路69と供給路66とが連通している構成について説明したが、この構成に限定されない。図5に示すように、供給路66を避けるように目視路69が形成されていてもよい。これにより、供給路66と目視路69とが連通することがなく、目視孔68からの切削水の漏れを防ぐためにイモネジ等の蓋部材を設ける必要がない。特に、切削条件によって供給孔65の内径を1.2mmから2mmのように小径に形成する必要がある場合に有効である。通常、目視孔68及び目視路69の内径は視認可能な3mmから5mmに形成されるが、供給路66を避けて目視路69を形成することで、目視孔68よりも小径な供給孔65から適切に切削水を供給することができる。
また、本実施の形態において、切削水ブロック46の供給路66がZ軸方向に延在する構成としたが、この構成に限定されない。供給路66は、Y方向に対して直交する方向に延在していればよく、XZ平面であればZ軸方向に対して交差する方向に延在してもよいし、曲線状に延在してもよい。
また、本実施の形態において、作業者が目視し易いように、目視孔68から切削ブレード41に向かって斜め下方に延在するように目視路69が形成されたが、この構成に限定されない。目視路69の延在方向は、供給孔65と同一のXZ平面上に形成されればよく、例えば、水平方向に延在してもよい。
以上説明したように、本発明は、切削ブレードに対して切削水の供給孔を容易かつ精密に調整することができるという効果を有し、特に、薄厚の切れ刃を備えた切削ブレードによって被加工物を切削する切削装置に有用である。
1 切削装置
3 チャックテーブル
4 切削手段
41 切削ブレード
42 ホイールカバー
45 切削水ブロック
46 切削水ブロック
52 切れ刃
61 切削水ノズル
65 供給孔
66 供給路
68 目視孔
69 目視路
W 被加工物
D XZ平面

Claims (2)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切れ刃を外周に備えた切削ブレードがY方向に回転軸を有するスピンドルに回転可能に装着された切削手段と、該スピンドルを収容するスピンドルハウジングに装着されたホイールカバーと、該ホイールカバーに切削ブレードの厚み方向であるY方向に調整可能に取り付けられ且つ該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する供給孔を有する切削水ブロックとを備えた切削装置であって、
    該切削水ブロックは、
    該供給孔に連通しY方向に直交する方向に延びる供給路と、該切削水ブロックの側面に作業者が該切削ブレードを直接視認しながら該切削水ブロックの位置を調整可能な内径で形成された目視孔と、該Y方向と直交し該供給路と交差すると共に該切削水ブロックの該目視孔から該切削ブレードに向かって斜めに貫通して形成された目視路と、を備え、
    該切削水ブロックをY方向に移動して該目視孔を該切削ブレードの切れ刃で2等分するように位置決めすると該供給孔が該切削ブレードで2等分される位置に位置決めされることを特徴とする切削装置。
  2. 該目視孔は3mm〜5mmの内径で円形に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の切削装置。
JP2013004261A 2013-01-15 2013-01-15 切削装置 Active JP6271129B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004261A JP6271129B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 切削装置
CN201410014581.4A CN103921357A (zh) 2013-01-15 2014-01-13 切削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013004261A JP6271129B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 切削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014136261A JP2014136261A (ja) 2014-07-28
JP6271129B2 true JP6271129B2 (ja) 2018-01-31

Family

ID=51139873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013004261A Active JP6271129B2 (ja) 2013-01-15 2013-01-15 切削装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6271129B2 (ja)
CN (1) CN103921357A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106442535A (zh) * 2015-08-13 2017-02-22 维嘉数控科技(苏州)有限公司 刀体破损检测装置
CN111571831A (zh) * 2016-08-23 2020-08-25 坂东机工株式会社 划线头以及划线方法
JP7034548B2 (ja) * 2018-02-28 2022-03-14 株式会社ディスコ ブレードカバー
JP6999450B2 (ja) * 2018-03-02 2022-01-18 株式会社ディスコ ブレードカバー
CN113634656B (zh) * 2021-10-13 2021-12-14 美正电子科技(南通)有限公司 一种电子产品金属零件冲裁装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2413016A (en) * 1942-10-01 1946-12-24 Rockwell Mfg Co Cutting machine
JP2003211342A (ja) * 2002-01-17 2003-07-29 Toyoda Mach Works Ltd 工作機械
US7281535B2 (en) * 2004-02-23 2007-10-16 Towa Intercon Technology, Inc. Saw singulation
JP4694210B2 (ja) * 2005-01-07 2011-06-08 株式会社ディスコ ブレードカバー装置
JP4943688B2 (ja) * 2005-10-21 2012-05-30 株式会社ディスコ 切削装置
JP4827576B2 (ja) * 2006-03-30 2011-11-30 株式会社ディスコ 切削装置
JP2009083016A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
US8076609B2 (en) * 2007-11-01 2011-12-13 Troy Oberg Apparatus and method for machining tubing
JP2009264497A (ja) * 2008-04-25 2009-11-12 Cosmo Koki Co Ltd 分岐口閉塞手段及び方法
JP4665018B2 (ja) * 2008-07-28 2011-04-06 株式会社東芝 加工方法
JP2010114251A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP2011031374A (ja) * 2009-08-06 2011-02-17 Disco Abrasive Syst Ltd 切削装置
JP5415184B2 (ja) * 2009-08-21 2014-02-12 株式会社ディスコ 切削装置
JP5769475B2 (ja) * 2011-04-07 2015-08-26 株式会社ディスコ 加工液供給ノズルの品質管理方法
JP5766090B2 (ja) * 2011-10-24 2015-08-19 株式会社ディスコ ブレードカバー装置
CN202592548U (zh) * 2012-02-28 2012-12-12 徐君献 切割机

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014136261A (ja) 2014-07-28
CN103921357A (zh) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11171056B2 (en) Wafer processing method
JP6271129B2 (ja) 切削装置
KR102210285B1 (ko) 절삭 장치
US9455175B2 (en) Conveying apparatus
JP2011108979A (ja) 被加工物の切削方法
TWI715522B (zh) 刀片蓋裝置
JP6678468B2 (ja) ノズル調整治具
JP2010042490A (ja) ノズル調整治具
TWI534953B (zh) Use of wafer support plate
JP5465064B2 (ja) ノズル調整治具
JP2009269158A (ja) 切削ブレード
JP2009206362A (ja) 板状物の切削方法
JP2013099809A (ja) 切削装置
KR20190102995A (ko) 촬상 화상 형성 유닛
JP2009206363A (ja) 切削ブレードばたつき検出方法
JP6999450B2 (ja) ブレードカバー
JP2011062778A (ja) 切削装置
JP6220165B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2013219215A (ja) サファイアウエーハの加工方法
JP2013091120A (ja) ブレードカバー装置
JP5313022B2 (ja) 被加工物の切削方法
JP6639942B2 (ja) ノズル調整治具
JP2009076773A (ja) チャックテーブル機構
JP4783568B2 (ja) 切削装置及び被加工物の切削方法
JP6008548B2 (ja) ノズル調整治具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6271129

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250