JP6270120B2 - タッチパネル装置、タッチパネル装置に組み込まれる保護カバーおよびタッチ位置検出機能付き表示装置 - Google Patents

タッチパネル装置、タッチパネル装置に組み込まれる保護カバーおよびタッチ位置検出機能付き表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、保護カバーと、保護カバーの第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備えるタッチパネル装置、および、タッチパネル装置に組み込まれる保護カバーに関する。また本発明は、表示装置、保護カバーおよびタッチパネルセンサを組み合わせることによって得られるタッチ位置検出機能付き表示装置に関する。
今日、入力手段として、タッチパネル装置が広く用いられている。タッチパネル装置は、タッチパネルセンサ、タッチパネルセンサからの信号を処理する検出制御部などを含んでいる。タッチパネル装置は、多くの場合、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置が組み込まれた種々の装置等(例えば、券売機、ATM装置、携帯電話、ゲーム機)に対する入力手段として、表示装置とともに用いられている。このような装置においては、タッチパネルセンサが表示装置の表示面側に配置されており、これによって、表示装置に対する極めて直接的な入力が可能になっている。タッチパネルセンサのうち表示装置の表示領域に対面する領域は透明になっており、タッチパネルセンサのこの領域が、接触位置(接近位置)を検出し得るアクティブエリアを構成するようになる。
タッチパネルセンサとして、投影型容量結合方式のタッチパネルセンサが知られている。容量結合方式のタッチパネルセンサにおいては、位置を検知されるべき外部導体(典型的には、指)が誘電体を介してタッチパネルセンサに接触(接近)する際、新たに奇生容量が発生する。この奇生容量に起因する静電容量の変化に基づいて、タッチパネルセンサ上における外部導体の位置が検出される。このような投影型容量結合方式のタッチパネルセンサは、基材と、基材上に設けられた複数の検出パターンと、を備えている。検出パターンには、パルス信号などの電気信号が伝達されている。そして、外部導体の接近に起因して生じるパルス信号の変化を解析することにより、タッチパネルセンサ上における外部導体の位置を検出することができる。
タッチパネル装置は一般に、タッチパネルセンサに加えて、タッチパネルセンサの観察者側に配置された保護カバーを備えている(例えば特許文献1参照)。この場合、指などの外部導体は保護カバーに接触することになる。このため、保護カバーを設けることにより、タッチパネルセンサや表示装置を外部から保護することができる。このような保護カバーは、ガラスなどの透明な誘電体から構成される。
タッチパネルセンサの保護カバーは、その厚みが大きいほど外部導体とタッチパネルセンサの検出パターンとの間の静電容量が低下して、タッチパネル装置の検出感度が低下してしまうため、小さな厚みで構成されることが好ましい。そして、このような厚みの小さい保護カバーを構成する材料としては、強化ガラスが一般的に用いられている。強化ガラスとは、ガラスに化学的な処理等が施されることにより、ガラスの表面に圧縮応力層が形成され、ガラスの内部に引張応力層が形成されたガラスのことである。このような強化ガラスにおいては、その一方の側の面に何らかの打撃力が加えられ、これによってその表面にクラックなどの傷が形成された場合であっても、圧縮応力層のため、傷が拡大することが防がれる。このため、強化ガラスは割れにくくなっている。
特開2013−161201号公報 特許第5113960号公報
ところで、タッチパネル装置の意匠性等の観点から、湾曲面を有する保護カバーや屈曲部を有する保護カバーなど、様々な形状の保護カバーの実現が望まれることがある。しかしながら、保護カバーを構成する材料として強化ガラスが採用される場合、強化ガラスは加工が困難であるため、湾曲面や屈曲部を有する保護カバーを作製することは困難である。この点に関し、特許文献2には、屈曲部を有する保護カバーをプラスチックを用いて作製することが開示されている。
しかしながら、一般的な板状のプラスチックの剛性は、一般的な板状の強化ガラスの剛性と比較して低い。このようなプラスチックを用いて剛性の高い保護カバーを作製する方法としては、保護カバーの厚みを大きくすることが考えられる。一方、保護カバーの厚みを大きくしてしまうと、外部導体とタッチパネルセンサとの間の静電容量が低下して、タッチパネル装置の検出感度が低下してしまう。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、タッチパネルセンサと、プラスチック成形体として構成された保護カバーでありながら、保護カバーとして要求される剛性とタッチパネル装置に要求される検出感度とを両立し得る保護カバーと、を備えたタッチパネル装置、および、タッチパネル装置に組み込まれる保護カバーに関する。また本発明は、表示装置、保護カバーおよびタッチパネルセンサを組み合わせることによって得られるタッチ位置検出機能付き表示装置に関する。
本発明は、保護カバーと、保護カバーの第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備えるタッチパネル装置であって、前記タッチパネルセンサは、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びている、タッチパネル装置である。
本発明によるタッチパネル装置において、例えば、前記保護カバーは、略矩形の形状を有しており、前記隆起部は、前記保護カバーの少なくとも1つの辺を成す縁部に沿って、前記縁部の中間点を跨いで延びている。この場合、前記保護カバーは、前記保護カバーの長辺を成す長辺縁部を含んでおり、前記隆起部は、前記長辺縁部に沿って延びる長辺隆起部を含んでいてもよい。さらに、前記隆起部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を挟んで対向するように設けられた一対の前記長辺隆起部を含んでいてもよい。あるいは、前記保護カバーは、前記保護カバーの短辺を成す短辺縁部を含んでおり、前記隆起部は、前記短辺縁部に沿って延びる短辺隆起部を含んでいてもよい。さらに、前記隆起部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を挟んで対向するように設けられた一対の前記短辺隆起部を含んでいてもよい。
本発明によるタッチパネル装置において、例えば、前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を網羅する平坦面を含んでおり、前記隆起部の表面のうち前記平坦面に接続される接続面が、前記平坦面に直交する方向に延びる部分を含んでいる。あるいは、前記保護カバーの前記第1面は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を網羅する平坦面を含んでおり、前記隆起部の表面のうち前記平坦面に接続される接続面が、前記平坦面との間に鈍角を形成する方向に延びる部分を有している。これらの場合、前記隆起部の表面のうち前記平坦面に接続される接続面は、前記平坦面に湾曲状に接続されていてもよい。
本発明によるタッチパネル装置において、例えば、前記補強部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域に接続されており、前記保護カバーの前記第1面側において、前記アクティブエリア対応領域と、前記隆起部の表面のうち前記アクティブエリア対応領域に接続される接続面とが、連続して湾曲面を形成している。
本発明によるタッチパネル装置において、前記タッチパネルセンサの前記検出パターンは、好ましくは、金属材料からなる複数の導線を網目状に配置することによって構成されている。
本発明によるタッチパネル装置において、前記額縁配線の少なくとも一部は、好ましくは、前記隆起部の表面上に配置されている。
本発明によるタッチパネル装置において、前記保護カバーの前記額縁配線に対応する領域には、好ましくは、遮光性の材料で形成された加飾部が設けられている。
本発明によるタッチパネル装置において、前記保護カバーは、好ましくは、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、または、ポリエステル樹脂から構成されている。
本発明によるタッチパネル装置において、前記保護カバーの前記第1面とは反対の側の第2面が、平坦面であってよい。
本発明は、保護カバーと、保護カバーの第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備えるタッチパネル装置に組み込まれる保護カバーであって、前記タッチパネルセンサは、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びている、保護カバーである。
本発明は、表示装置と、前記表示装置の表示面側に配置された保護カバーと、前記保護カバーの前記表示装置側の第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備え、前記タッチパネルセンサは、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びている、タッチ位置検出機能付き表示装置である。
本発明によれば、保護カバーは、非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みがアクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、補強部は、保護カバーの縁部に沿って延びる隆起部を有している。このため、隆起部の延びる方向に沿った方向において、保護カバーの曲げに対する強度が向上される。また、非アクティブエリア対応領域に設けられる補強部によって、保護カバーの所望の曲げ強度を確保し得るため、アクティブエリア対応領域における保護カバーの厚みを、タッチパネル装置に要求される検出感度を考慮して適切に設定することが可能である。
図1は、第1の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す分解図。 図2(a)は、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図2(b)は、図2(a)に示す断面図の部分拡大図。 図3は、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置におけるタッチパネルセンサを示す平面図。 図4Aは、図3において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分における第1検出パターンを拡大して示す平面図。 図4Bは、図3において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分における第2検出パターンを拡大して示す平面図。 図5は、図3のタッチパネルセンサを示す断面図。 図6Aは、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置における保護カバーを第1面側から示す平面図。 図6Bは、保護カバーの変形例を第1面側から示す平面図。 図6Cは、保護カバーの変形例を第1面側から示す平面図。 図6Dは、保護カバーの変形例を第1面側から示す平面図。 図7は、図1のタッチ位置検出機能付き表示装置の変形例を示す断面図。 図8(a)は、第2の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図8(b)は、図8(a)に示す断面図の部分拡大図。 図9(a)は、第3の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図9(b)は、図9(a)に示す断面図の部分拡大図。 図10(a)は、第4の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図10(b)は、図10(a)に示す断面図の部分拡大図。
以下、図1乃至図7を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、本明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
タッチパネル装置およびタッチ位置検出機能付き表示装置
はじめに図1を参照して、タッチ位置検出機能付き表示装置10について説明する。図1に示すように、タッチ位置検出機能付き表示装置10は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどの表示装置15と、表示装置15の観察者側に配置されたタッチパネル装置20と、を組み合わせることによって構成されている。タッチパネル装置20は、例えば接着層(図示せず)などを介して表示装置15に接着されている。
表示装置15は、表示面16aを有した表示パネル16と、表示パネル16に接続された表示制御部(図示せず)と、を有している。表示パネル16は、映像を表示することができるアクティブエリアA1と、アクティブエリアA1を取り囲むようにしてアクティブエリアA1の外側に配置された非アクティブエリア(額縁領域とも呼ばれる)A2と、を含んでいる。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル16を駆動する。表示パネル16は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面16aに表示する。すなわち、表示装置15は、文字や図等の情報を映像として出力する出力装置としての役割を担っている。
タッチパネル装置
図2は、図1の第1方向D1に平行な方向においてタッチ位置検出機能付き表示装置10を切断した場合を示す断面図である。図2に示すように、タッチパネル装置20は、保護カバー12と、保護カバー12の表示装置15側の面(以下「第1面」という。)12sfに設けられたタッチパネルセンサ30と、を備えている。
タッチパネルセンサ30は、図3に示すように、タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周辺に位置する非アクティブエリアAa2と、を含む基材32と、アクティブエリアAa1に配置された検出パターン41,46と、非アクティブエリアAa2に配置され、検出パターン41,46に電気的に接続された額縁配線44a,49aと、を備えている。タッチパネルセンサ30は、保護カバー12の第1面12sfに、例えば接着層(図示せず)を介して接着されている。
また、保護カバー12は、図2に示すように、アクティブエリア対応領域Ab1と、アクティブエリア対応領域Ab1の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域Ab2と、を含んでいる。アクティブエリア対応領域Ab1および非アクティブエリア対応領域Ab2はそれぞれ、タッチパネルセンサ30のアクティブエリアAa1および非アクティブエリアAa2に対応して区画されたものである。
以下、保護カバー12およびタッチパネルセンサ30について、さらに詳細に説明する。
保護カバー
次に図1〜2および図6A〜図7を参照して、保護カバー12について説明する。保護カバー12は、プラスチック成形体として構成されている。プラスチック成形体とは、合成樹脂が成形され固化されることによって得られる部材のことである。あるいは、合成樹脂が成形され固化されることによって得られる複数の部材が接着層によって貼り合わされる等して一体化されることにより得られる部材のことである。合成樹脂は、ガラスに比べて低い温度で成形され得るため、成形が容易である。したがって、湾曲面や屈曲部を有する保護カバーなど、所望の形状を有する保護カバー12を作製することが容易である。保護カバー12を構成する合成樹脂としては、十分な透光性および加工性を有する材料が用いられる。例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、または、ポリエステル樹脂を用いることができる。
保護カバー12は、本実施の形態においては、図1に示すように、平面視において略矩形の形状を有しており、第1方向D1に延びる一対の長辺を成す一対の長辺縁部12elと、第2方向D2に延びる一対の短辺を成す一対の短辺縁部12esと、を有している。もっとも、保護カバー12の平面視における形状は、他の形状であってもよく、例えば楕円形状であってもよい。
図1〜2および図6A〜図6Dにおいて、保護カバー12のタッチパネルセンサ30側の第1面が符号12sfで示されており、保護カバー12の観察者側の第2面が符号12ssで示されている。
ところで、一般的な板状の合成樹脂の剛性は、一般的な板状の強化ガラスの剛性と比較して低い。このような、合成樹脂を用いて剛性の高い保護カバー12を作製する方法としては、保護カバー12の厚みを大きくすることが考えられる。一方、保護カバー12の厚みを大きくしてしまうと、外部導体とタッチパネルセンサ30の検出パターン41,46との間の静電容量が低下して、タッチパネル装置20の検出感度が低下してしまう。
このような課題を考慮して、保護カバー12は、非アクティブエリア対応領域Ab2の少なくとも一部に、その厚みがアクティブエリア対応領域Ab1の厚みよりも大きい補強部13を有している。補強部13は、保護カバー12の縁部12elないし12esに沿って延びる隆起部14を有している。これにより、保護カバー12の隆起部14の延びる方向に沿った方向において、保護カバー12の曲げに対する強度、すなわち剛性が向上される。また、非アクティブエリア対応領域に設けられた補強部13によって保護カバー12の所望の剛性を確保し得るため、アクティブエリア対応領域Ab1の厚みをタッチパネル装置20に要求される検出感度に応じて適切に設定することが可能になる。
図2を参照して、保護カバー12についてより詳細に説明する。図2において、アクティブエリア対応領域Ab1における保護カバー12の厚みが符号Taで示されており、補強部13における保護カバー12の厚みが符号Tbで示されている。図2に示すように、本実施の形態においては、保護カバー12の第2面12ssは、平坦面として構成されており、保護カバー12の第1面12sfは、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1を網羅する平坦面12spを含んでいる。従って、少なくともアクティブエリア対応領域Ab1においては、保護カバー12の厚みTaは、均一となっている。これによって、タッチ位置の検出感度が位置によってばらついてしまうことが、抑制される。厚みTaは、タッチパネル装置20に求められる検出感度や、保護カバー12に対して求められる強度などに応じて適切に設定されるが、例えば約1mmになっている。
一方、保護カバー12の非アクティブエリア対応領域Ab2には、補強部13が設けられており、補強部13は、保護カバー12の第1面12sf側で隆起する隆起部14を含んでいる。このため、保護カバー12の補強部13の厚みTbは、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1の厚みTaよりも大きくなっている。厚みTbは、保護カバー12に求められる剛性を考慮して適切に設定されるが、例えば約2mmになっている。
隆起部14は、本実施の形態では、図6Aに示すように、保護カバー12の長辺縁部12elに沿って延びる一対の長辺隆起部14lを有している。一対の長辺隆起部14lは、保護カバーのアクティブエリア対応領域Ab1を挟んで対向している。また、隆起部14は、短辺縁部12esに沿って延びる一対の短辺隆起部14sをさらに有している。一対の短辺隆起部14sは、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab2を挟んで対向している。そして、一対の長辺隆起部14lと一対の短辺隆起部14sとは、全体として矩形の枠形状を成すように互いに連続して設けられている。
もっとも隆起部14の構成としては、これに限られず、例えば、図6Bに示すように、隆起部14は、一対の長辺隆起部14lのみを有していてもよい。若しくは、図示はしないが、隆起部14は、一対の短辺隆起部14sのみを有していてもよい。
あるいは、図6Cに示すように、隆起部14は、1つの長辺隆起部14lのみを有していてもよい。若しくは、図示はしないが、隆起部14は、1つの短辺隆起部14sのみを有していてもよい。
また、長辺隆起部14lないし短辺隆起部14sは、保護カバー12の長辺縁部12elないし短辺縁部12esの全体に沿って設けられていなくてもよく、図6Dに示すように、長辺縁部12elないし短辺縁部12esの一部に沿って設けられていてもよい。この場合、長辺隆起部14lないし短辺隆起部14sは、当該長辺隆起部14lないし短辺隆起部14sが沿う縁部12elないし12esの中間点pを跨ぐように設けられることが好ましい。また図6Dに示すように、長辺隆起部14lないし短辺隆起部14sは、平面視において、当該長辺隆起部14lないし短辺隆起部14sが沿う縁部12elないし12esから離間して設けられていてもよい。
隆起部14は、図2(b)に示すように、その表面14aの一部として、アクティブエリア対応領域Ab1を網羅する平坦面12spと接続される接続面14acを有している。ここで接続面14acとは、隆起部14の表面14aのうち、アクティブエリア対応領域Ab1の側から隆起部14の側に向かう方向に見て、補強部13において保護カバー12の厚みの増大が開始される位置13sと、補強部13の厚みの増大が終了する位置13eと、の間に位置する面のことである。
本実施の形態においては、保護カバー12の第1面12sf側において、接続面14acは、平坦面12spに湾曲状に接続されている。平坦面12spと接続面14acとが湾曲状に接続されていることにより、タッチパネルセンサ30が平坦面12spから接続面14acに亘って設けられる場合であっても、タッチパネルセンサ30を平坦面12spから接続面14acに亘って保護カバー12の第1面12sfに沿わせながら設けることが容易である。また、平坦面12spと接続面14acとが湾曲状に接続されていることにより、平坦面12spと接続面14acとの接続部分付近におけるタッチパネルセンサ30の屈曲が緩やかになり、屈曲によりタッチパネルセンサ30が損傷してしまう、ということが抑制され得る。
接続面14acは、平坦面12spに直交する方向に延びる部分14arを含んでいてもよい。このような接続面14acにタッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2が配置されれば、タッチパネル装置20を観察者の側からタッチパネルセンサ30の側に向かう方向に見た非アクティブエリアAa2の投影面積を、低減させることが可能である。すなわち、タッチパネル装置20の額縁領域を狭小化することが可能である。
加飾部
本実施の形態においては、図2(a)および(b)に示すように、保護カバー12の額縁配線44a,49aや額縁配線44a,49aに接続された端子部44b,49bに対応する領域には、遮光性の材料で形成された加飾部17が設けられている。保護カバー12の額縁配線44a,49aや端子部44b,49bに対応する領域とは、保護カバー12のうち、タッチパネル装置20を観察者の側からタッチパネルセンサ30の側に向かう方向に見て、額縁配線44a,49aや端子部44b,49bが配置されている領域に重なる領域のことである。これにより、観察者の側に位置するユーザーから額縁配線44a,49aや端子部44b,49bを見えないようにすることができ、タッチパネル装置20の意匠性を向上させることができる。加飾部17は、本実施の形態では、保護カバー12の第1面12sf側に遮光性の材料を含むインキを用いて遮光性の層を印刷することにより形成されている。もっとも、加飾部17を有する保護カバー12の形成方法としては、他の方法も採用可能である。例えば、保護カバー12の加飾部17よりも内側の領域を透明な合成樹脂で作製し、作製された透明な部材の外縁に遮光性の材料を含有する合成樹脂を配置して当該透明な部材と一体成形することにより、加飾部17を有する保護カバー12を作製してもよい。
なお、本実施の形態において、保護カバー12の第2面12ssは、平坦面として構成されているが、これに限られず、例えば観察者側に向かって凸や凹となる湾曲面として構成されていてもよい。
タッチパネルセンサ
次に図3を参照して、タッチパネルセンサ30の概略について説明する。図3は、観察者側から見た場合のタッチパネルセンサ30を示す平面図である。ここでは、タッチパネルセンサ30が、投影型の静電容量結合方式のタッチパネルセンサとして構成される例について説明する。なお、「容量結合」方式は、タッチパネルの技術分野において「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等とも呼ばれており、本件では、これらの「静電容量」方式や「静電容量結合」方式等と同義の用語として取り扱う。典型的な静電容量結合方式のタッチパネルセンサは、透光性を有する導電性のパターンを有しており、外部の導体(典型的には人間の指)がタッチパネルセンサに接近することにより、外部の導体とタッチパネルセンサの導電性のパターンとの間でコンデンサ(静電容量)が形成される。そして、このコンデンサの形成に伴った電気的な状態の変化に基づき、タッチパネルセンサ上において外部導体が接近している位置の位置座標が特定される。なお本実施の形態によるタッチパネルセンサ30は、自己容量方式のものであってもよく、相互容量方式のものであってもよい。
図3に示すように、タッチパネルセンサ30は、観察者側を向く第1面32sfおよび表示装置側を向く第2面32ssを含み、透光性を有する基材32と、基材32の第1面32sf上に設けられ、第1方向D1に延びる複数の第1検出パターン41と、基材32の第2面32ss上に設けられ、第1方向D1に交差する、例えば第1方向D1に直交する第2方向D2に延びる複数の第2検出パターン46と、を備えている。図3に示すように、第1検出パターン41および第2検出パターン46はそれぞれ帯状に延びている。また、複数の第1検出パターン41は一定の配列ピッチで第2方向D2に並べられており、複数の第2検出パターン46も一定の配列ピッチで第1方向D1に並べられている。通常は、第2方向D2における第1検出パターン41の配列ピッチと、第1方向D1における第2検出パターン46の配列ピッチとは同一になっている。第1検出パターン41および第2検出パターン46の配列ピッチは、タッチ位置の検出に関して求められる分解能に応じて定められるが、例えば数mmになっている。なお図3においては、基材32の第1面32sf側に設けられている構成要素が実線で表され、基材32の第2面32ss側に設けられている構成要素が点線で表されている。
図1に示すように、タッチパネルセンサ30の基材32は、タッチ位置を検出され得る領域に対応する矩形状のアクティブエリアAa1と、アクティブエリアAa1の周辺に位置する非アクティブエリアAa2と、を含んでいる。アクティブエリアAa1および非アクティブエリアAa2はそれぞれ、表示パネル16のアクティブエリアA1および非アクティブエリアA2に対応して区画されたものである。
基材32を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、シクロオレフィンポリマー(COP)やガラスなど、十分な透光性を有する材料が用いられる。基材32が例えばPETを含む場合、PETの厚みは例えば100〜200μmの範囲内になっている。なお第1検出パターン41、第2検出パターン46、額縁配線44a,49aや端子部44b,49bを適切に保持することができる限りにおいて、基材32の具体的な構成が特に限られることはない。例えば、PET層などの表面に設けられたハードコート層がさらに基材32に含まれていてもよい。すなわち本実施の形態において、基材32とは、何らかの具体的な構造や材料を意味するものではなく、タッチパネルセンサ30を構成する第1検出パターン41や第2検出パターン46などのパターンの下地となるものを意味するに過ぎない。
本実施の形態では、タッチパネルセンサ30は、アクティブエリア対応領域Ab1を網羅する平坦面12spに対して十分に大きく、隆起部14を有する保護カバー12の第1面12sf側において、当該平坦面12spから長辺隆起部14lおよび短辺隆起部14sの接続面14acに亘って設けられる。したがって、タッチパネルセンサ30は、保護カバー12上に設けられる際、図1に示すように、保護カバー12の第1面12sf側の表面形状に対応するよう、タッチパネルセンサ30の縁部近傍領域が屈曲された状態で第1面12sf側に配置されることとなる。この場合、基材32が矩形であると、長辺隆起部14lと短辺隆起部14sの接続部付近では、基材32の4つの隅部が邪魔をして、タッチパネルセンサ30を保護カバー12の表面形状に沿うように配置することが困難となる。このため、本実施の形態においては、図3に示すように、基材32の4つの隅部には切り欠き部32cが設けられている。もっとも、基材32は、その4つの隅部の全てに切り欠き部32cを有していなくてもよい。また、基材32は、切り欠き部32cを有していなくてもよい。
上述の第1検出パターン41および第2検出パターン46は、アクティブエリアAa1内に配置されている。また非アクティブエリアAa2のうち基材32の第1面32sf上には、各第1検出パターン41に電気的に接続された複数の第1額縁配線44aと、基材32の外縁近傍に配置され、各第1額縁配線44aに電気的に接続された複数の第1端子部44bと、が設けられている。さらに、非アクティブエリアAa2のうち基材32の第2面32ss上には、各第2検出パターン46に電気的に接続された複数の第2額縁配線49aと、基材32の外縁近傍に配置され、各第2額縁配線49aに電気的に接続された複数の第2端子部49bと、が設けられている。
タッチパネルセンサ30の検出パターン41,46は、金属材料からなる複数の導線を網目状に配置することによっても構成されてもよいし、ITOなどの透明導電材料を用いて構成されてもよい。本実施の形態においては、以下の点を考慮して、タッチパネルセンサ30の検出パターン41,46は、遮光性および導電性を有する複数の導線を網目状に配置することによって構成される。
上述のように、保護カバー12は、合成樹脂で作製されている。合成樹脂の比誘電率は、ガラスの比誘電率に比べて一般に低い。例えば、ガラスの比誘電率が約1.7であるのに対して、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂などの合成樹脂の比誘電率は約1.3になっている。このため、本実施の形態による保護カバー12が用いられる場合、ガラスによって構成された保護カバーが用いられる場合に比べて、両者の厚みが同等であれば、外部導体とタッチパネルセンサ30の検出パターン41,46との間の静電容量が小さくなる。静電容量の低下は、タッチパネルセンサ30の検出感度の低下を導き得る。
一方、金属材料からなる複数の導線を網目状に配置することによって構成されたメッシュタイプのタッチパネルセンサ30の検出パターン41,46においては、ITOなどの透明導電材料によって検出パターンが構成されるタイプのタッチパネルセンサに比べて、検出パターンの電気抵抗値を小さくすることができる。このため、ノイズに対するタッチパネルセンサ30の耐性を高くすることができ、このことにより、検出感度を改善することができる。
すなわち、合成樹脂製の保護カバー12に対して、メッシュタイプのタッチパネルセンサ30の検出パターン41,46を用いれば、合成樹脂を採用したことによる、保護カバー12の静電容量の低下分を、検出パターン41,46の電気抵抗値の改善によって補償することができる。
以下、メッシュタイプのタッチパネルセンサ30の検出パターン41,46の一例について、図4A乃至図5を参照して説明する。図4Aは、図3において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分における第1検出パターン41を、観察者側から見た場合を示す平面図であり、図4Bは、図2において符号IIIが付された一点鎖線で囲まれた部分における第2検出パターン46を、観察者側から見た場合、すなわち基材32を透かして第2検出パターン46を見た場合を示す平面図である。また図5は、第1検出パターン41および第2検出パターン46を含むタッチパネルセンサ30を示す断面図である。
(第1検出パターン)
はじめに第1検出パターン41について説明する。本実施の形態において、第1検出パターン41は、遮光性および導電性を有する第1導線51であって、各第1導線51の間に開口部51aが形成されるよう網目状に配置された第1導線51から構成されている。同様に、第2検出パターン46は、遮光性および導電性を有する第2導線56であって、各第2導線56の間に開口部56aが形成されるよう網目状に配置された第2導線56から構成されている。第1導線51および第2導線56は各々、図5に示すように、金属材料からなる金属層を含んでいる。なお第1導線51および第2導線56を構成する金属層には、その表面における光の反射を抑制するための黒化処理などが施されていてもよい。
第1検出パターン41全体の面積のうち開口部51aによって占められる面積の比率(以下、開口率と称する)が十分に高くなり、これによって、表示装置15からの映像光が適切な透過率でタッチパネルセンサ30のアクティブエリアAa1を透過することができる限りにおいて、第1導線51の寸法や形状が特に限られることはない。例えば図4Aに示す例において、第1検出パターン41は、菱形に形成された第1導線51を第1方向D1に沿って並べることによって構成されている。この場合、菱形の内角のうち鋭角になる内角が第1方向D1に沿って並ぶよう、第1導線51が構成されている。開口率の範囲は、表示装置15から放出される映像光の特性などに応じて適宜設定される。図4Aにおいて、第1検出パターン41の幅が符号W1で表されており、隣接する2つの第1検出パターン41の間の間隔が符号S1で表されている。
第1導線51の線幅は、求められる開口率などに応じて設定されるが、例えば第1導線51の幅は1〜10μmの範囲内、より好ましくは2〜7μmの範囲内に設定されている。これによって、観察者が視認する映像に対して第1導線51が及ぼす影響を、無視可能な程度まで低くすることができる。第1導線51の厚みは、第1検出パターン41に対して求められる電気抵抗値などに応じて適宜設定されるが、例えば0.1〜0.5μmの範囲内となっている。
(第2検出パターン)
第1導線51の場合と同様に、第2導線56においても、第2検出パターン46全体の面積のうち開口部56aによって占められる面積の比率を十分に確保することができる限りにおいて、第2導線56の寸法や形状が特に限られることはない。例えば図4Bに示す例において、第2検出パターン46は、菱形に形成された第2導線56を第2方向D2に沿って並べることによって構成されている。この場合、菱形の内角のうち鈍角になる内角が第2方向D2に沿って並ぶよう、第2導線56が構成されている。図4Bにおいて、第2検出パターン46の幅が符号W2で表されており、隣接する2つの第2検出パターン46の間の間隔が符号S2で表されている。
(額縁配線および端子部)
第1検出パターン41に接続されている第1額縁配線44aおよび第1端子部44b、並びに、第2検出パターン46に接続されている第2額縁配線49aおよび第2端子部49bは、第1検出パターン41並びに第2検出パターン46からの信号をタッチパネルセンサ30の外部に取り出すために設けられたものである。信号を適切に伝達することができる限りにおいて、第1額縁配線44aおよび第1端子部44b並びに第2額縁配線49aおよび第2端子部49bの具体的な構成が特に限られることはない。例えば第1額縁配線44aおよび第1端子部44bは、第1導線51と同一の層構成で第1導線51と同時に形成されるものであってもよい。同様に、第2額縁配線49aおよび第2端子部49bは、第2導線56と同一の層構成で第2導線56と同時に形成されるものであってもよい。
なお図3乃至図5においては、第1検出パターン41、第1額縁配線44aおよび第1端子部44bが基材32の第1面32a側に設けられ、第2検出パターン46、第2額縁配線49aおよび第2端子部49bが基材32の第2面32b側に設けられる例を示したが、これに限られることはなく、それらが基材32の第1面32aまたは第2面32bのいずれか一方に設けられていてもよい。
本実施の形態のタッチパネル装置20においては、第1額縁配線44a、第1端子部44b、第2額縁配線49aおよび第2端子部49bの少なくとも一部は、隆起部14の表面14a上に、隆起部14の接続面14acに沿うように配置される。これにより、タッチパネル装置20を観察者の側からタッチパネルセンサ30の側に向かう方向に見た場合の、額縁配線44a,49aおよび端子部44b,49bが配置される非アクティブエリアAa2の投影面積を低減させることが可能である。すなわち、タッチパネル装置20の額縁領域を狭小化することが可能である。
また、本実施の形態のタッチ位置検出機能付き表示装置10においては、図2(a)および(b)に示すように、表示装置15と保護カバー12ないしタッチパネルセンサ30との間に形成される隙間には、アクリル樹脂やシリコン樹脂などの透明な樹脂10rが配置されている。これにより、タッチ位置検出機能付き表示装置10を観察者側から見た場合、表示パネル16に表示される映像を良好に視認することが可能である。この場合、樹脂10rは、表示装置15と保護カバー12ないしタッチパネルセンサ30とを接着させる接着層としても機能し得る。もっとも、表示装置15と保護カバー12ないしタッチパネルセンサ30との間に形成される隙間には、空気など所望の気体が配置されていてもよい。この場合、表示装置15と保護カバー12ないしタッチパネルセンサ30との間の接着は、例えば、表示装置15の非アクティブエリアA2と、保護カバー12の非アクティブエリア対応領域Ab2ないしタッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2と、の間に配置された接着層(図示せず)によってなされている。
なお、本実施の形態のタッチ位置検出機能付き表示装置10においては、保護カバー12は、表示装置15の表示面16a側の面上に設けられているが、これに限られない。例えば、図7に示すように、保護カバー12は、その隆起部14が表示装置15の側部に位置するように、すなわち表示装置15が保護カバー12の隆起部14で囲まれた領域内にはめ込まれるように、表示装置15に設けられていてもよい。
また、上述の本実施の形態においては、タッチパネルセンサ30の検出パターン41,46、額縁配線44a,49aおよび端子部44b,49bが、保護カバー12とは別個に設けられた基材32上に配置される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、検出パターン41,46、額縁配線44a,49aおよび端子部44b,49bが保護カバー12の第1面12sf上に配置されていてもよい。これによって基材32が不要になるため、基材32の厚みの分だけタッチパネル装置20およびタッチ位置検出機能付き表示装置10の厚みを低減することができる。
本実施の形態によれば、保護カバー12は、非アクティブエリア対応領域Ab2の少なくとも一部に、その厚みTbがアクティブエリア対応領域Ab1の厚みTaよりも大きい補強部13を有しており、補強部13は、保護カバー12の縁部12el,12esに沿って延びる隆起部14l,14sを有している。このため、隆起部14l,14sの延びる方向D1,D2に沿った方向において、保護カバー12の曲げに対する強度が向上される。また、非アクティブエリア対応領域Ab2に設けられる補強部13によって、保護カバー12の所望の曲げ強度を確保し得るため、アクティブエリア対応領域Ab1における保護カバー12の厚みTaを、タッチパネル装置20に要求される検出感度を考慮して適切に設定することが可能である。
図8を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図8(a)は、第2の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図8(b)は、図8(a)に示す断面図の部分拡大図である。
図8に示すように、本実施の形態の保護カバー12は、第1の実施の形態の保護カバー12と比較して、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1を網羅する平坦面12spと、当該平坦面12spに接続される隆起部14の接続面14acと、の接続部分が湾曲面を構成していない点が異なっている。その他の構成は、第1の実施の形態の保護カバー12の構成と略同一である。図8に示す第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態によっても、隆起部14の延びる方向に沿った方向において、保護カバー12の曲げに対する強度が向上される。また、非アクティブエリア対応領域Ab2に設けられる補強部13によって、保護カバー12の所望の曲げ強度を確保し得るため、アクティブエリア対応領域Ab1における保護カバー12の厚みTaを、タッチパネル装置20に要求される検出感度を考慮して適切に設定することが可能である。さらに、本実施の形態によれば、保護カバー12の平坦面12spと、隆起部14の接続面14acと、の接続部分が湾曲面を構成していないため、タッチパネル装置20を観察者側から見た場合、タッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2の投影面積が、図2に示す場合と比較してさらに低減され得る。
図9を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図9(a)は、第3の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図9(b)は、図9(a)に示す断面図の部分拡大図である。
図9に示すように、本実施の形態の保護カバー12は、第1の実施の形態の保護カバー12と比較して、隆起部14の接続面14acが、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1を網羅する平坦面12spとの間に鈍角αを形成する方向に延びる部分14aoを含んでいる点が異なっている。また、平坦面12spと接続面14acとの接続部分が湾曲面を構成していない点が異なっている。もっとも、平坦面12spと接続面14acとは、湾曲状に接続されていてもよい。その他の構成は、第1の実施の形態の保護カバー12の構成と略同一である。図9に示す第3の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態によっても、隆起部14の延びる方向に沿った方向において、保護カバー12の曲げに対する強度が向上される。また、非アクティブエリア対応領域Ab2に設けられる補強部13によって、保護カバー12の所望の曲げ強度を確保し得るため、アクティブエリア対応領域Ab1における保護カバー12の厚みTaを、タッチパネル装置20に要求される検出感度を考慮して適切に設定することが可能である。また、隆起部14の接続面14acが保護カバー12の平坦面12spとの間に鈍角αを形成する方向に延びる部分14aoを含んでいるため、平坦面12spと接続面14acとの接続部分付近においても、タッチパネルセンサ30を保護カバー12の表面形状に沿って配置することが容易である。また、タッチパネル装置20を観察者側から見た場合、タッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2の投影面積が低減され得る。
図10を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。図10(a)は、第4の実施の形態におけるタッチ位置検出機能付き表示装置を示す断面図であり、図10(b)は、図10(a)に示す断面図の部分拡大図である。
図10に示すように、本実施の形態の保護カバー12は、第1の実施の形態の保護カバー12と比較して、補強部13が保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1に接続されており、保護カバー12の第1面12sf側において、アクティブエリア対応領域Ab1と、隆起部14の表面14aのうちアクティブエリア対応領域Ab1に接続される接続面14acとが、連続して湾曲面を形成している点が異なっている。その他の構成は、第1の実施の形態の保護カバー12の構成と略同一である。図10に示す第4の実施の形態において、上述の第1の実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態によっても、隆起部14の延びる方向に沿った方向において、保護カバー12の曲げに対する強度が向上される。また、非アクティブエリア対応領域Ab2に設けられる補強部13によって、保護カバー12の所望の曲げ強度を確保し得るため、アクティブエリア対応領域Ab1における保護カバー12の厚みTaを、タッチパネル装置20に要求される検出感度を考慮して適切に設定することが可能である。また、保護カバー12の第1面12sf側において、アクティブエリア対応領域Ab1と、隆起部14の接続面14acとが、連続して湾曲面を形成しているため、アクティブエリア対応領域Ab1と隆起部14の接続面14acとの接続部分付近においても、タッチパネルセンサ30を保護カバー12の表面形状に沿って配置することが容易である。また、タッチパネル装置20を観察者側から見た場合、タッチパネルセンサ30の非アクティブエリアAa2の投影面積が低減され得る。
ここで、本実施の形態においては、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1の厚みTaは、アクティブエリア対応領域Ab1内において均一でない。具体的には、保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1の厚みTaは、アクティブエリア対応領域Ab1の中心部から、アクティブエリア対応領域Ab1の外縁に近づくほど増大する。したがって、アクティブエリア対応領域Ab1の中心部における、外部導体と検出パターン41,46との間の静電容量と、アクティブエリア対応領域Ab1の外縁近傍における、外部導体と検出パターン41,46との間の静電容量と、の間に差が生じてしまう。したがって、本実施の形態においては、アクティブエリア対応領域Ab1と非アクティブエリア対応領域Ab2との境界部分における保護カバー12の厚みTa2は、アクティブエリア対応領域Ab1の中心部における保護カバー12の厚みTa1に対して120〜200%の範囲内になっていることが好ましい。これにより、アクティブエリア対応領域Ab1の中心部における、外部導体と検出パターン41,46との間の静電容量と、アクティブエリア対応領域Ab1の外縁近傍における、外部導体と検出パターン41,46との間の静電容量と、の差が大きくなりすぎることを防ぐことができる。これによって、タッチ位置の検出感度が位置によってばらついてしまうことを抑制できる。
また、本実施の形態では、複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46として、メッシュタイプのタッチパネルセンサ30が採用されている。メッシュタイプのタッチパネルセンサは、ITOなどの透明導電材料によって検出パターンが構成されるタイプのタッチパネルセンサに比べて、検出パターンの電気抵抗値を小さくすることができる。このため、タッチパネルセンサの検出感度を改善することができる。したがって、このことによっても、保護カバー12の厚みが位置によって異なることに起因してタッチ位置の検出感度が位置によってばらついてしまうことを抑制することができる。
さらに、タッチ位置の検出感度が位置によってばらついてしまうことを抑制するため、複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46の配列ピッチが基材32上の位置によって異なるタッチパネルセンサ30を用いてもよい。すなわち、本実施の形態においては保護カバー12のアクティブエリア対応領域Ab1の厚みTaが位置によって異なるため、アクティブエリア対応領域Ab1の各所における厚みに対応するように複数の第1検出パターン41および複数の第2検出パターン46の配列ピッチが調整されたタッチパネルセンサ30を用いてもよい。
10 タッチ位置検出機能付き表示装置
12 保護カバー
12es 長辺縁部
12el 短辺縁部
12sf 第1面
12ss 第2面
12sp 平坦面
13 補強部
14 隆起部
14l 長辺隆起部
14s 短辺隆起部
14a 隆起部の表面
14ac 接続面
15 表示装置
17 遮光部
20 タッチパネル装置
30 タッチパネルセンサ
32 基材
41 第1検出パターン
46 第2検出パターン

Claims (15)

  1. 保護カバーと、保護カバーの第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備えるタッチパネル装置であって、
    前記タッチパネルセンサは、
    タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
    前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、
    前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、
    前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、
    前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、
    前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、
    前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、
    前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びており
    前記補強部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域に接続されており、
    前記保護カバーの前記第1面側において、前記アクティブエリア対応領域と、前記隆起部の表面のうち前記アクティブエリア対応領域に接続される接続面とが、連続して湾曲面を形成している、タッチパネル装置。
  2. 前記保護カバーは、略矩形の形状を有しており、
    前記隆起部は、前記保護カバーの少なくとも1つの辺を成す縁部に沿って、前記縁部の中間点を跨いで延びている、請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記保護カバーは、前記保護カバーの長辺を成す長辺縁部を含んでおり、
    前記隆起部は、前記長辺縁部に沿って延びる長辺隆起部を含んでいる、請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記隆起部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を挟んで対向するように設けられた一対の前記長辺隆起部を含んでいる、請求項3に記載のタッチパネル装置。
  5. 前記保護カバーは、前記保護カバーの短辺を成す短辺縁部を含んでおり、
    前記隆起部は、前記短辺縁部に沿って延びる短辺隆起部を含んでいる、請求項2乃至4のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  6. 前記隆起部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域を挟んで対向するように設けられた一対の前記短辺隆起部を含んでいる、請求項5に記載のタッチパネル装置。
  7. 前記保護カバーの前記非アクティブエリア対応領域の厚みは、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域の厚みに対して120〜200%の範囲内である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  8. 前記タッチパネルセンサは、前記検出パターンを複数有し、
    複数の前記検出パターンの配列ピッチが、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域の各所における厚みに対応している、請求項1乃至7のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  9. 前記タッチパネルセンサの前記検出パターンは、金属材料からなる複数の導線を網目状に配置することによって構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  10. 前記額縁配線の少なくとも一部は、前記隆起部の表面上に配置されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  11. 前記保護カバーの前記額縁配線に対応する領域には、遮光性の材料で形成された加飾部が設けられている、請求項1乃至10のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  12. 前記保護カバーは、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、または、ポリエステル樹脂から構成されている、請求項1乃至11のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  13. 前記保護カバーの前記第1面とは反対の側の第2面が、平坦面である、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のタッチパネル装置。
  14. 保護カバーと、保護カバーの第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備えるタッチパネル装置に組み込まれる保護カバーであって、
    前記タッチパネルセンサは、
    タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
    前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、
    前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、
    前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、
    前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、
    前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、
    前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、
    前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びており
    前記補強部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域に接続されており、
    前記保護カバーの前記第1面側において、前記アクティブエリア対応領域と、前記隆起部の表面のうち前記アクティブエリア対応領域に接続される接続面とが、連続して湾曲面を形成している、保護カバー。
  15. 表示装置と、
    前記表示装置の表示面側に配置された保護カバーと、
    前記保護カバーの前記表示装置側の第1面に設けられたタッチパネルセンサと、を備え、
    前記タッチパネルセンサは、
    タッチ位置を検出され得る領域に対応するアクティブエリアと、アクティブエリアの周辺に位置する非アクティブエリアと、を含む基材と、
    前記アクティブエリアに配置された検出パターンと、
    前記非アクティブエリアに配置され、前記検出パターンに電気的に接続された額縁配線と、を備え、
    前記保護カバーは、プラスチック成形体から構成されており、
    前記保護カバーは、前記アクティブエリアに対応するアクティブエリア対応領域と、アクティブエリア対応領域の周辺に位置する非アクティブエリア対応領域と、を含んでおり、
    前記保護カバーは、前記非アクティブエリア対応領域の少なくとも一部に、その厚みが前記アクティブエリア対応領域の厚みよりも大きい補強部を有しており、
    前記補強部は、前記保護カバーの前記第1面側で隆起する隆起部を有しており、
    前記隆起部は、前記保護カバーの縁部に沿って延びており
    前記補強部は、前記保護カバーの前記アクティブエリア対応領域に接続されており、
    前記保護カバーの前記第1面側において、前記アクティブエリア対応領域と、前記隆起部の表面のうち前記アクティブエリア対応領域に接続される接続面とが、連続して湾曲面を形成している、タッチ位置検出機能付き表示装置。
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