JP6269859B2 - レーザ加工機及びノズル装着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ加工機及びノズル装着方法に関する。
レーザ加工機は、レーザ光によりワークの切断等の加工に用いられ、レーザ光を出射するノズルを交換可能にしたものが知られている。このノズルは、ワークに応じて最適な種別(穴径や、通常/二重など)のものを選定する必要がある。従来では、オペレータが加工条件を参照し、ノズルを手動により交換していた。また、加工ヘッドに装着したノズルが適切であることを、装着後のノズルの画像やノズルに形成したマークを認識して確認することが提案されている(特許文献1,2参照)。また、ノズルの交換を自動化するため、ノズルチェンジャと呼ばれる交換システムが提案されている。ノズルチェンジャは、ノズル収容部に複数のノズルを配置し、いずれかのノズルを選択して加工ヘッドに装着する。このとき、オペレータがノズル収容部の所定位置に決められた種別のノズルをセットするか、複数のノズルをノズル収容部に配置後、オペレータがユーザインタフェースによりノズルの位置と種別とをノズルチェンジャに設定していた。
特開2005−334922 特開2004−322127
オペレータが手動でノズルの交換を行う場合は、自動化の妨げとなるだけでなく、誤って違う種別のノズルを装着するとワークの加工不良を招くことになる。また、特許文献1,2は、いずれも装着後のノズルを確認するので、誤ったノズルの場合は改めてオペレータ等によるノズルの装着が必要となり、オペレータによる面倒な作業を有する点に変わりない。また、ノズルチェンジャを用いる場合であっても、オペレータが誤って違う種別のノズルをセットすると誤ったノズルが装着されてワークの加工不良を招くことになる。同様に、ノズルの位置と種別とをユーザインタフェースにより設定する場合も、オペレータが誤って設定するとワークの加工不良を招くことになる。さらに、オペレータによるノズルの設置やユーザインタフェースを用いた設定を行うのでは、その作業に時間がかかるため生産性が落ちるといった問題がある。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、装着対象のノズルを認識可能にして誤ったノズルが装着されるのを回避するとともに、ノズル装着の自動化に対応することができ、さらに、ノズルの装着を短時間で行うことが可能なレーザ加工機及びノズルの装着方法を提供することを目的とする。
本発明のレーザ加工機は、交換可能なノズルを有しかつワークを加工するレーザ光を導光してノズルから出射する中空形状の加工ヘッドと、ノズルを複数配置するノズル収容部に保持されたノズルの画像を、加工ヘッド内を介して取得する撮像部と、撮像部により取得したノズルの画像からノズル種別を認識するノズル識別部と、を含む。
また、撮像部により画像を取得する対象のノズルに対して照明光を照射する照明部を含んでもよい。また、照明部が、加工ヘッド内を介してノズルに照明光を照射してもよい。また、撮像部による撮像可能な位置に識別マークがノズルに形成され、ノズル識別部が、撮像部で取得した画像から識別マークを判別してノズル種別を認識してもよい。また、識別マークが、ノズルのノズル穴の貫通方向から見てノズル穴の周囲に形成されてもよい。また、識別マークが、ノズル種別を有する主要部と、主要部に対して規定された位置に形成された基準マークと、を含んでもよい。また、識別マークにより認識したノズル種別と、撮像部で取得した画像からノズルの形状の特徴部分を抽出して認識したノズル種別と、が一致するかを判定するノズル判定部を含んでもよい。また、ノズル識別部が、撮像部で取得した画像からノズルの形状の特徴部分を抽出してノズル種別を認識してもよい。また、加工ヘッドとノズル収容部とを相対的に移動させる移動部を含んでもよい。また、ノズル識別部が、移動部による加工ヘッドとノズル収容部との移動量に基づいてノズル位置を認識してもよい。また、移動部が、ノズルのノズル穴の貫通方向を中心とした周方向に、加工ヘッドとノズル収容部とを相対的に移動させ、撮像部の画像認識エリアを周方向に走査してもよい。また、ノズル収容部に配置された複数のノズルに関して、ノズル識別部が認識したノズル位置とノズル種別とを関連付けたノズル管理テーブルと、ワークに応じた複数の加工条件とノズル種別とを関連付けた加工テーブルと、加工条件に基づいて加工テーブル及びノズル管理テーブルを参照することにより装着対象のノズルを特定する装着ノズル特定部と、を含んでもよい。また、ノズル収容部のノズルを加工ヘッドに装着するように指示するノズル装着指示部を含み、ノズル装着指示部が、ノズル収容部の全てのノズルに関するノズル種別を取得した後、またはノズル収容部のノズルに対して順次ノズル種別を取得して装着対象のノズルを見つけた際に、装着対象のノズルの装着を指示してもよい。また、撮像部が、レーザ光により加工中又は加工済みのワークを撮像可能であり、加工中又は加工済みのワークを撮像部が撮像した画像から、ワークの加工状態を検出する加工状態検出部を含んでもよい。
本発明のノズル装着方法は、交換可能なノズルを有しかつワークを加工するレーザ光を導光してノズルから出射する中空形状の加工ヘッドと、ノズルを複数配置するノズル収容部に保持されたノズルの画像を、加工ヘッド内を介して取得する撮像部と、を含むレーザ加工機において、撮像部により取得したノズルの画像からノズル種別を認識することと、
認識したノズルのうち、装着対象のノズルを加工ヘッドに装着することと、を含む。
本発明によれば、ノズル収容部のノズルの画像を取得してノズル識別部により認識するので、誤ったノズルの装着を防止することができ、ノズル装着の自動化にも対応できる。また、加工ヘッド内を介してノズルの画像を取得するので、装着対象のノズルを見つけてから加工ヘッドにノズルを短時間で装着でき、ノズルの装着に要する時間を短縮できる。
また、照明部を含むものでは、照明光によりノズルを照明するので良好な画像を取得できる。また、加工ヘッド内を介してノズルに照明光を照射するものでは、撮像する領域に効率よく照明光を照射できる。また、ノズル識別部が、ノズルの識別マークによりノズル種別を認識するものでは、識別マークによりノズル種別を効率よく認識できる。また、識別マークがノズル穴の周囲に形成されたものでは、撮像部によって識別マークを容易に撮像できる。また、識別マークが主要部と基準マークとを含むものでは、基準マークを見つけることにより撮像部の画像認識エリアを確実に主要部に案内できる。また、ノズル判定部を含むものでは、識別マークにより認識したノズル種別が実際のノズル種別と一致するかを判定できる。また、ノズル識別部がノズルの形状の特徴部分を抽出してノズル種別を認識するものでは、ノズルに識別マーク等の形成が不要となる。また、加工ヘッドとノズル収容部とを相対的に移動させる移動部を含むものでは、移動部によって撮像部の画像認識エリアを容易に移動できる。また、ノズル識別部が移動部による加工ヘッドとノズル収容部との移動量に基づいてノズル位置を認識するものでは、ノズル収容部等にランダムに配置された各ノズルのノズル位置を容易に取得できる。また、移動部によって撮像部の画像認識エリアをノズル穴の周方向に走査するものでは、ノズル穴の周りに形成された識別マークを効率よく撮像できる。また、ノズル管理テーブルと加工テーブルと装着ノズル特定部とを含むものでは、装着対象のノズルをワークの加工条件に基づいて容易に特定できる。また、ノズル装着指示部を含むものでは、ノズル収容部の全てのノズルに関するノズル種別を取得することで、後に装着するノズルの管理が容易となり、またはノズル収容部から装着対象のノズルを見つけた際にそのノズルの装着を行うので、いずれの場合も誤ったノズルの装着を防止でき、ノズル交換の自動化に対応できる。また、撮像部がワークの加工状態を検出する加工状態検出部を含むものでは、ワークの加工状態の確認と、ノズル種別の認識とで撮像部を兼用できる。
実施形態に係るレーザ加工機の一例を示す図である。 (a)加工ヘッドがノズル収容部に対向した状態を示す図、(b)はノズル収容部の平面図、(c)はノズルの一例を示す平面図である。 ノズルを識別する一例を示すフローチャートである。 基準マークの認識の一例を示すフローチャートである。 文字、コードの認識の一例を示すフローチャートである。 (a)〜(e)はノズルの識別処理を示す工程図画である。 (a)〜(e)は識別マークの他の例を示す平面図である。 (a)〜(e)はノズルの種別の一例を示す平面図である。 ノズルを識別する他の例を示すフローチャートである。 ノズル装着方法の一例を示すフローチャートである。 (a)はノズル管理テーブルの一例を示す図、(b)は加工テーブルの一例を示す図である。 ノズル装着方法の他の例を示すフローチャートである。 照明部の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。以下の各図において、XYZ座標系を用いて図中の方向を説明する。このXYZ座標系においては、水平方向をX方向、Y方向とし、このXY平面に垂直な鉛直方向をZ方向とする。
図1は、本実施形態に係るレーザ加工機1を示す図である。このレーザ加工機1は、ワークW(加工対象物)にレーザ光を照射し、ワークWに対して切断、溝などの凹部の形成、貫通孔やスリットなどの穴あけ、マーキングなどの加工を施すことができる。図1に示すように、レーザ加工機1は、レーザ発振機2、加工ヘッド3、移動部4、ノズル収容部5、撮像部6、照明部7、画像処理部8、制御部9、及び記憶部10を備える。
レーザ発振機2は、ワークWを加工するレーザ光として、例えば赤外レーザ光を発生する。レーザ発振機2から出射したレーザ光は、光ファイバなどの導光部材を介して、加工ヘッド3へ供給される。加工ヘッド3は、供給されたレーザ光をワークWに向けて(下方に向けて)照射する。加工ヘッド3は、ボディ11(加工ヘッド本体)と、ボディ11に収容された出射光学系12と、出射光学系12の光出射側に配置されたノズル13とを備える。
出射光学系12は、ボディ11に支持されたレンズ15、ミラー16、及びレンズ17等を備える。レーザ光は、例えば、ボディ11の側方から水平方向に進行し、レンズ15を通ってミラー16に入射する。ミラー16は、例えばダイクロイックミラーが用いられ、レーザ光(赤外レーザ光)を反射し、レーザ光以外の光(例えば可視光)を透過する。ミラー16で反射したレーザ光は、下方に向けて進行する。出射光学系12の出射側の光軸12aは、例えば鉛直方向に設定される。ミラー16で反射したレーザ光は、レンズ17を通りノズル13を介して、ワークWに照射される。レンズ17は、レーザ光がワークW上に所定サイズのスポットを形成するようにレーザ光を集光する。
ノズル13は、ボディ11に対して交換可能に取り付けられる。ノズル13は、ボディ11下端の開口部20に取り付けられる。ノズル13は、ボディ11に取り付けられる基端部21と、ワークに向けて配置される先端部22とを備える。基端部21は、円筒状であり、その外周面にネジ部を有する。ボディ11の開口部20は、ノズル13のネジ部とネジ結合可能なネジ部を有している。ノズル13と開口部20とが相対的に回転することでボディ11に対してノズル13の着脱を行う。ノズル13と開口部20とを相対的に回転させる機構は、加工ヘッド3または後述のノズル収容部5のいずれか一方または双方に設けられる。なお、ボディ11へのノズル13の装着は、ネジ結合に限定されない。例えば、ノズルの一部をクランプする機構や電磁石などによりノズル13をボディ11に装着してもよい。
ノズル13の先端部22は、基端部21がボディ11に取り付けられた状態で、ワークWに向けて配置される。ノズル13は、基端部21から先端部22にわたって貫通するノズル穴23(図2(c)参照)を有しており、このノズル穴23を介してワークWにレーザ光を出射する。ノズル13は、加工条件に応じて複数用意されており、適宜交換される。ノズル13の種別は、例えば、ノズル穴23の径が異なるものや、ノズル穴23と同心円状のアシストガスの噴射口を有するものなどで分けられる。これらのノズル13は、ノズル収容部5に配置されている。
移動部4は、ワークWと加工ヘッド3とを相対移動させることができる。例えば、レーザ加工機1は、不図示のワーク保持部によりワークWを保持し、加工ヘッド3を移動部4によってX方向、Y方向、Z方向に移動させることにより、ワークWと加工ヘッド3とを相対的に移動させる。本実施形態のレーザ加工機1は、移動部4により加工ヘッド3を移動させつつ、加工ヘッド3からワークWにレーザ光を照射してワークWの加工を行う。
ノズル収容部5は、複数のノズル13を配置する複数のスロット26を備える。ノズル13は、先端部22を下向きとしてスロット26に載置される。ノズル収容部5は、加工ヘッド3がアクセス可能な位置に設置されるか、または加工ヘッド3の下方に移動可能に形成されるか、いずれでもよい。ノズル収容部5は、不図示の蓋部を備え、ノズル13の交換時に蓋部を開けるように形成される。また、ノズル収容部5は、載置したノズル13を吸着してノズル13を保持してもよい。
撮像部6は、ノズル13の認識に使われる画像を取得する。撮像部6は、加工ヘッド3との相対位置が固定されている。撮像部6は、開口部20下方の物体の像を形成する撮像光学系30を備える。撮像部6は、ボディ11の上方側に窓部31で仕切られた空間に収容されている。撮像光学系30は、レンズ32の他に、出射光学系12のレンズ17を利用する。撮像光学系30の光軸30aは、出射光学系12の光軸12aの一部と同軸である。開口部20下方にある物体の像は、レンズ17、ミラー16、後述のハーフミラー33、レンズ32を通って撮像部6に入射する。撮像光学系30の光軸30aは、出射光学系12の光軸12aから外れて設定されてもよい。なお、撮像光学系30の光軸30aは、出射光学系12の光軸12aの一部と同軸にすることに限定されず、別軸として配置してもよい。
撮像部6は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS:相補性金属酸化膜半導体)等のイメージセンサが用いられ、撮像光学系30が形成した像を撮像する。撮像部6は、加工ヘッド3のボディ11に設けられたケーシング34に収容されている。撮像部6は、ノズル13のノズル穴23を通して、ワークW上の加工位置を撮像できる。さらに、撮像部6は、レーザ光によるワークWの加工状態を撮像することもできる。撮像部6は、撮像した画像情報を後述の画像処理部8に出力する。
照明部7は、撮像部6により画像を取得する対象のノズル13に対して照明光を照射する。例えば、照明部7は、加工ヘッド3内を介して撮像部6の視野に照明光を照射する。照明部7は、ボディ11に収容されかつボディ11に固定されている。照明部7は、光源35、レンズ36、ハーフミラー33を備える。光源35は、例えばLED(Lignt
Emitting Diode)などであり、撮像部6が感度を有する波長帯の光(例、可視光)を出射する。なお、LED等のようなインコヒーレント光源を使用することで、撮像部6が撮像する画像に干渉縞が写りこむことを防止し、より正確にノズルを認識できる。光源35からの光は、レンズ36を通ってハーフミラー33で反射し、ミラー16を透過した後にレンズ17を通ってボディ11の開口部20の下方に照射される。また、レーザ加工機1は、照明部7を備えていなくてもよく、撮像部6による撮像を、例えば外光等により行ってもよい。
画像処理部8は、撮像部6から出力された画像情報に対して画像処理を行う。画像処理部8は、例えば、ガンマ補正やホワイトバランスなどの処理の他、二値化処理、パターンマッチングなどの処理を行う。画像処理部8は、処理された画像情報を制御部9に供給する。また、画像処理部8は、照明部7による照明光の照射や、撮像部6による撮像を制御する。なお、撮像部6や照明部7の制御は、後述する制御部9が行ってもよい。
制御部9は、レーザ発振機2及び移動部4を含めてレーザ加工機1を統括制御する。制御部9は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備え、記憶部10等に格納されたプログラムを呼び出してCPUに実行させることで各部を制御する。制御部9は、ノズル識別部41、ノズル判定部42、装着ノズル特定部43、ノズル装着指示部44、及び加工状態検出部45を備える。
ノズル識別部41は、撮像部6により取得したノズル13の画像からノズル種別を認識する。ここで、ノズル13は、例えば、形状(ノズル穴の形状、ノズル外観の形状)、寸法(ノズル穴径、ノズル外径、ノズル高さ)、及び表面処理(メッキの有無、メッキの種類)等の任意の組み合わせにより、複数の種類(ノズル形態)が存在する。このため、ノズル種別は、複数の種類(ノズル形態)のノズルを分類する種別、換言すれば、各ノズルの種類(ノズル形態)を特定する種別として使用される。なお、詳細は後述するが、ノズル穴の形状とは、例えば、1つのノズル穴、又は同心円状の2重のノズル穴等を意味し、ノズル外観の形状とは、例えば、扁平状、急傾斜状、又は段付き形状等を意味する。
ノズル識別部41は、移動部4による加工ヘッド3とノズル収容部5との移動量に基づいて、ノズル位置を認識する。ノズル識別部41は、例えば、移動部4による加工ヘッド3の移動量を取得し、ノズル種別を認識する対象のノズル13がいずれのスロット26(図2(b)参照)に配置されているかを算出する。ノズル識別部41は、例えば、スロット26の位置(例えばXY座標)と、このスロット26に保持されているノズル13のノズル種別とを関連付けたデータを生成し、このデータを記憶部10のノズル管理テーブルD3に登録する。
制御部9は、ノズル種別を認識済のノズル13については、新たにノズル種別の認識を行うことなく、ノズル管理テーブルD3を参照して、装着対象のノズル13を見つけることができる。ノズル管理テーブルD3は、ノズル収容部5に配置された複数のノズル13に関して、ノズル識別部41が認識したノズル位置とノズル種別とを関連付けた情報である。
ノズル判定部42は、後述する識別マークM(図2(c)参照)により認識したノズル種別と、撮像部6で取得した画像からノズル13の形状の特徴部分を抽出して認識したノズル種別と、が一致するか否かを判定する。なお、制御部9がノズル判定部42を備えるか否かは任意である。
装着ノズル特定部43は、加工条件に基づいて記憶部10の加工テーブルD4及びノズル管理テーブルD3を参照することにより、装着対象のノズル13を特定する。加工条件は、加工対象のワークに応じて設定され、例えば、移動部4による加工ヘッド3や、レーザ発振機2、及びアシストガスの噴射のうち少なくとも一つの動作条件を含む。移動部4の動作条件は、例えば加工ヘッド3を移動させる速度(例、切断速度)、加速度などである。レーザ発振機2の動作条件は、例えばレーザ光の出力、周波数、デューティ比などである。アシストガスの噴射条件は、例えば、アシストガスの噴射の有無、圧力、流量などである。加工テーブルD4は、ワークWに応じた複数の加工条件とノズル種別とを関連付けた情報である。
ノズル装着指示部44は、ノズル収容部5のノズル13を加工ヘッド3に装着するように指示する。ノズル装着指示部44は、ノズル収容部5の全てのノズル13に関するノズル種別を取得した後に、装着対象のノズル13の装着を指示してもよい。全てのノズル13に関するノズル種別を取得するので、ノズル管理テーブルD3が完成し、次のノズル交換の際にはノズル管理テーブルD3のデータに基づいて、装着対象のノズル13を容易に特定できる。全てのノズル13に関するノズル種別の取得は、レーザ加工機1の立ち上げ時や、ノズル収容部5の蓋部を掃けた後などのタイミングで行ってもよい。
また、ノズル装着指示部44は、ノズル収容部5のノズル13に対して順次ノズル種別を取得して装着対象のノズル13を見つけた際に、そのノズル13の装着を指示してもよい。これにより、ノズル管理テーブルD3が不要であり、記憶部10の負担を軽減できる。ただし、装着対象のノズル13を見つけるまでに取得したノズル位置及びノズル種別は、ノズル管理テーブルD3に登録し、次のノズル交換時に参照してもよい。
加工状態検出部45は、レーザ光により加工中又は加工済みのワークWを撮像部6が撮像した画像から、ワークWの加工状態を検出する。加工状態検出部45により、加工状態の撮像とノズル13の撮像とで撮像部6を共用することができる。ワークWの加工状態の検出の一例として、ワークWの加工状態の良否判断も含む。また、加工状態検出部45は、例えば、ワークWの画像からレーザ加工の切断幅等の数値情報を抽出することも可能である。この場合、制御部9は、加工状態検出部45が抽出した数値情報に基づいて、レーザ加工のフィードバック制御を実行してもよい。なお、制御部9が加工状態検出部45を備えるか否かは任意である。
上述のような構成のレーザ加工機1に基づき、本実施形態に係るノズル装着方法の一例について説明する。本実施形態のレーザ加工機1は、ノズル収容部5に配置されているノズル13のノズル種別を認識可能である。これにより、レーザ加工機1は、例えば、ノズル収容部5に配置されている複数種類のノズル13から、交換対象のノズル13を自動的に見つけ出し、ノズル交換処理の少なくとも一部を自動的に行うことができる。
図2(a)は、加工ヘッド3がノズル収容部5に対向した状態を示す図、(b)はノズル収容部5の平面図、(c)はノズル13の一例を示す平面図である。図2(a)及び(b)に示すように、複数のノズル13は、ノズル収容部5の複数のスロット26に配置されており、スロット26のノズル13のいずれかに対して加工ヘッド3が位置決めされている。複数のスロット26は、それぞれXY方向の位置が定められている。なお、ノズル収容部5の形態は一例であって、複数のノズル13を保持可能な任意の構成が適用される。また、加工ヘッド3においては、先に装着していたノズル13を不図示の回転機構等により予めボディ11から取り外した状態となっている。
また、図2(c)に示すように、ノズル13は、識別マークMを有する。識別マークMは、ノズル13がノズル収容部5に配置されている状態で、撮像部6により撮像可能な位置に形成されている。識別マークMは、ノズル13のノズル穴23の貫通方向から見てノズル穴23の周囲に形成されている。識別マークMは、基端部21周囲の端面24に形成されている。識別マークMは、例えば、主要部M1および基準マークM2を有する。主要部M1は、ノズル種別を示す文字コードを有する。基準マークM2は、主要部M1に対して規定された位置に形成されている。基準マークM2は、例えば、主要部M1よりもノズル穴23に近い位置に形成される。基準マークM2を検出すると、基準マークM2と主要部M1との相対位置が既知であるので、主要部M1の位置を推定できる。
次に、本実施形態のレーザ加工機1が実行する処理について説明する。図3は、識別マークMによりノズル13を識別する一例を示すフローチャートである。図4は、基準マークM2の認識の一例を示すフローチャートである。図5は、文字、コード(主要部M1)の認識の一例を示すフローチャートである。図6は、ノズル13の識別処理を示す工程図である。この処理は、ノズル収容部5におけるノズル13の収容位置(スロット26の位置)と、ノズル13のノズル種別とを関連付けたノズル管理テーブルD3を作成する。
まず、制御部9は、ステップS1において、ノズル収容部5において対象のスロット26の基準位置に加工ヘッド3を移動させる。ステップS1において、制御部9は、移動部4を制御し、図6(a)に示すように、撮像部6の画像認識エリアFVがスロット26の基準位置に配置されるように、加工ヘッド3を移動させる。スロット26の基準位置は、ノズル13の基端部21の外側であって、ノズル穴23を中心とした周回方向に基準マークM2が存在する位置に設定される。次に、制御部9は、ステップS2において、対象のスロット26に収容されているノズル13の基準マークM2を認識する処理を実行する(以下、図4参照)。
まず、図4に示すように、制御部9は、ステップS11において、画像認識エリアFVに基準マークM2が存在するか否かを判定する。ステップS11において、制御部9は、画像認識エリアFVの画像を撮像部6で撮像させる。制御部9は、撮像部6による撮像画像を画像処理部8に処理させ、その処理結果をもとに撮像画像に基準マークM2が検出されたか否かを判定する。
制御部9は、画像認識エリア内に基準マークM2が検出されないと判定した場合(ステップS11;NO)、基準マークM2の認識を継続するか否かを判定する(ステップS12)。制御部9は、ステップS12の処理を実行した回数をカウントしておき、処理回数が所定数以下である場合に、基準マークM2の認識を継続すると判定する。制御部9は、基準マークM2の認識を継続すると判定した場合(ステップS12;YES)、画像認識エリアとノズル13とを相対移動させ(ステップS13)、ステップS11およびステップS12の処理を繰り返す。ステップS13の相対移動は、例えば、移動部4を駆動してノズル穴23を中心とした周回方向に加工ヘッド3をステップ移動させて行う。ステップS11からステップS13の処理を繰り返すことにより、通常は、図6(b)に示すように画像認識エリアFVに基準マークM2が入り込む。
また、制御部9は、ステップS12の処理が所定数を超えた場合に、基準マークM2の認識を継続しないと判定する(ステップS12;NO)。そして、制御部9は、この処理において対象のスロット26に保持されているノズル13の基準マークM2の認識を失敗したものとして、この基準マーク認識処理を終了する。
制御部9は、画像認識エリア内に基準マークM2が検出されたと判定した場合(ステップS11;YES)、ステップS14において、撮像画像上での基準マークM2の位置(P1)を検出する(図6(c)参照)。例えば、制御部9は、画像処理部8が検出した基準マークM2のエッジから、基準マークM2の中心の位置P1を算出する。次に、制御部9は、画像認識エリアFVの中心P0と基準マークM2の位置P1との間の差Pdを算出する(ステップS15)。画像認識エリアFVの中心P0は、撮像光学系30の光軸30aの位置である。
制御部9は、例えば、撮像画像上の基準マークM2の中心の位置P1に相当する画素の位置と、撮像画像の中心P0に相当する画素の位置との差Pdを算出する。この差分値は、例えば、X方向の位置の差を画素数で表した成分と、Y方向の位置の差を画素数で表した成分とを含むベクトルで表される。制御部9は、撮像画像の1画素のサイズとノズル13上の実寸値(例えばミリメートル)との換算係数を用いて、位置の差を実寸値に換算することもできる。この換算係数は、例えば、ノズル13において識別マークが形成される高さに配置されたスケールを撮像することにより、予め調べておくことができる。
制御部9は、差Pdの絶対値|Pd|が規定値未満であるか否かを判定する(ステップS16)。絶対値|Pd|は、画像認識エリアの中心P0と基準マークM2との距離(ずれ量)に相当する。絶対値|Pd|に対する規定値としては、例えば、0または0近傍の数値であってもよい。制御部9は、絶対値|Pd|が規定値以上であると判定した場合(ステップS16;NO)、移動部4を制御し、画像認識エリアFVとノズル13とを、差Pdに応じて相対移動させる(ステップS17)。ステップS17において、制御部9は、差Pdを用いて、画像認識エリアFVの中心P0と基準マークM2の中心の位置P1とが近づく向きに、加工ヘッド3を移動させる。続いて、制御部9は、ステップS14からステップS16の処理を行う。制御部9は、絶対値|Pd|が規定値未満であると判定した場合(ステップS16;NO)、基準マークM2の認識に成功したものとして、基準マークの認識処理を終了する。
基準マークの認識処理の終了後に、制御部9は、図3のステップS3において、認識した基準マークM2の位置から主要部M1の位置を推定し、主要部M1の認識処理を実行する(以下、図5参照)。制御部9は、図5のステップS21において、移動部4を制御し、文字(主要部M1)の認識位置に加工ヘッド3を移動させる(図6(d)参照)。ステップS21において、制御部9は、移動部4を制御して、主要部M1の少なくとも一部(例えば文字の先頭)が画像認識エリアFVに入るようにする。
なお、図4に示した処理において、画像認識エリアFV内に基準マークM2が入った場合、ステップS15で算出した差Pdをオフセット値として記憶し、このオフセット値を用いて図5のステップS21に示すように画像認識エリアFVを主要部M1の位置まで移動させてもよい。これにより、画像認識エリアFV内に基準マークM2が入った後に、画像認識エリアFVの中心P0と基準マークM2の位置P1との位置合わせ(図4のステップS16およびステップS17の処理)を行わなくてもよい。
制御部9は、撮像部6に撮像させ、その撮像画像を画像処理部8に処理させる(ステップS22)。画像処理部8は、ステップS22において、OCRによる文字認識、あるいは二値化による図形認識(例、バーコード認識)などの処理を行う(ステップS22)。次に、制御部9は、識別マークMの主要部M1の認識に成功したか否かを判定する(ステップS23)。
制御部9は、主要部M1の認識に失敗したと判定した場合(ステップS23;NO)、制御部9は、主要部M1の認識を継続するか否かを判定する(ステップS24)。制御部9は、主要部M1の認識を継続すると判定した場合(ステップS24;YES)、認識パラメータを変更し(ステップS25)、ステップS22およびステップS23の処理を繰り返す。認識パラメータは、例えば、照明部7による明るさ、ステップS22の処理で使われるアルゴリズムあるいはそのパラメータ(例、二値化の閾値)などである。制御部9は、ステップS24の処理を実行した回数をカウントしており、ステップS24の処理の回数が規定数に達した場合に、主要部M1の認識を継続しない判定する(ステップS24;No)。この場合に、制御部9は、主要部M1の認識に失敗したものとして、主要部M1の認識処理を終了する。
制御部9は、主要部M1の認識に成功したと判定した場合(ステップS23;YES)、認識した情報(認識情報)を記憶部10に記憶させ、記憶部10に認識情報が記憶されている場合にこれを更新する(ステップS26)。ここで、主要部M1が文字コードであり、例えば所定のデータ量(例、7桁)の数字、記号を含むとする。また、一回の撮像による主要部M1の認識処理で、認識可能な桁数が1桁であるとする。この場合、制御部9は、所定のデータ量の主要部M1を認識するのに必要な回数(例、7回)の識別処理を行う。制御部9は、ステップS26において、初回の識別で得られた情報を記憶部10に記憶させ、次回以降の識別で得られた情報を追加し、識別情報を更新する。
制御部9は、主要部M1の認識を継続するか否かを判定する(ステップS27)。制御部9は、例えば、所定のデータ量の識別情報の取得が完了していない場合、主要部M1の認識を継続すると判定する(ステップS27;YES)。この場合、制御部9は、ステップS28において加工ヘッド3を所定量だけ移動させ(図6(e)参照)、ステップS22からステップS27の処理を繰り返す。制御部9は、例えば、所定のデータ量の識別情報の取得が完了した場合、主要部M1の認識を継続しないと判定する(ステップS27;No)。この場合、制御部9は、主要部M1の認識に成功したものとして、主要部M1の認識処理を終了する。
図3に戻り、制御部9は、ステップS3で認識した主要部M1の情報を、予め記憶部10に記憶されている登録情報と照合し、ノズル種別を判定する(ステップS4)。この登録情報は、識別マークの情報とノズル種別の情報とを関連付けた情報である。
制御部9は、ノズル種別の認識に成功したか否かを判定する(ステップS5)。制御部9は、ノズル種別の認識に成功したと判定した場合(ステップS5;YES)、識別対象のスロット26のXY座標位置(ノズル位置)とノズル種別とを関連付けて、ノズル管理テーブルD3に登録する(ステップS6)。制御部9は、ステップS6の処理の後、又はステップS5においてノズル種別の認識に失敗したと判定した場合(ステップS5;NO)、次のスロット26を認識対象に設定するか否かを判定する(ステップS7)。制御部9は、次のスロット26を認識対象に設定すると判定した場合(ステップS7;YES)、次に認識対象とするスロット26の基準位置をセットし(ステップS8)、ステップS1からステップS7の処理を繰り返す。また、制御部9は、次のスロット26を認識対象に設定しないと判定した場合(ステップS7;NO)、一連の処理を終了する。
次に、識別マークMの他の例について説明する。図7(a)〜(e)の識別マークMA〜MEからは、それぞれ、識別マークの他の例を示す図である。図7(a)の識別マークMAは、主要部M1を含み、基準マークを含んでいない。ここでは、主要部M1は、3桁の数字(001)と記号(−)と3桁の数字(180)とを含む。このように、識別マークMAは、基準マークM2を含んでいなくてもよく、この場合に基準マークM2の認識処理は省略可能である。主要部M1に含まれる文字の種類(例、アルファベッド、漢字、ひらがな、数字)および数、並びに記号の種類および数は、上記の例に限定されず、任意に設定可能である。
図7(b)の識別マークMBは、主要部M1が図形で表されている。この主要部M1は、ノズル13の周方向に配列された10個の丸を含み、丸の色(例、白と黒)が複数色に設定されている。丸が2色である場合、主要部M1は、2進数10桁の数字列すなわち10ビットの情報を表現できる。また、図7(c)の識別マークMCは、ノズル13の周方向に配列された10個の扇状の図形を含む。主要部M1が図形を含む場合、図形の形状、数、色の種類は、上記の例に限定されず、任意に設定可能である。図7(d)の識別マークMDは、基端部21の内側のテーパ面に配置された複数の図形(例、扇状)を含む。このように、主要部M1が形成される位置は、上記の例に限定されず、任意に設定可能である。図7(e)の識別マークMEは、いわゆる1次元バーコード状である。なお、1次元バーコードに代えて2次元バーコードが用いられてもよい。また、図7(a)〜(e)に示す識別マークMA〜MEについて、それぞれ基準マークM2と組み合わせてもよい。
次に、ノズル種別の例について説明する。図8(a)〜(d)は、それぞれ、ノズル種別が異なるノズルの例を示す図である。図8(a)〜(c)のノズル13A〜13Cは、それぞれ1つのノズル穴23を持ち、ノズル穴径φが3mm、2mm、1.5mmである。このようなノズル13A〜13Cのノズル種別は、例えば「通常ノズル、φ3mm」、「通常ノズル、2mm」、「通常ノズル、1.5mm」でそれぞれ表される。図8(d)のノズル13Dは、2重のノズル穴23を持ち、内側のノズル穴径φが2mmである。このノズル13Dは、上方から見て外側のノズル穴が見えないが、外側のノズル穴に連通するガス導入部23aが確認されるので2重のノズル穴を持つことが認識可能である。このようなノズル13Dのノズル種別は、例えば「2重ノズル、φ2mm」で表される。なお、図8に示すノズルは一例であって、ノズル種別を限定するものではない。ノズル種別は、ノズル外径の寸法や、ノズル形状、ノズル表面処理などによって分類されてもよい。ノズル外径の寸法による種別は、例えば先端側や基端側の外径や、ノズル高さなどにより分類可能である。また、ノズル形状による種別は、例えばノズルの高さ方向に偏平状となったものや、急傾斜状になったもの、または外周の一部に段が形成されたものなどにより分類可能である。ノズル表面処理による種別は、例えばノズル表面に施すメッキの有無や、メッキの種類などにより分類可能である。また、ノズル種別は、上記した以外において分類されてもよい。
図8に示すように、ノズル13をノズル種別で分類した場合、形状上の特徴が存在する。従って、この形状上の特徴を見つけてノズル種別を認識できれば識別マークMが不要となり、取扱性が向上する。図9は、このようなノズル13の形状上の特徴からノズル種別を認識する手法である。
図9は、ノズルを識別する他の例を示すフローチャートである。図9において、図3と同様の処理を実行するものには同様の符号を付してその説明を省略または簡略化する。図9に示すように、ステップS31において、制御部9は、加工ヘッド3を対象となるスロット26の中心位置に移動させる。例えば、制御部9は、移動部4を制御し、ノズル13のノズル穴23に画像認識エリアFVが配置されるように、加工ヘッド3を移動させる。このときの画像認識エリアFVは、例えば、ノズル13の基端部21全体が撮像可能な大きさに設定されてもよいし、図6と同様の小さな画像認識エリアFVを走査して画像を取得してもよい。
ステップS32において、制御部9は、撮像部6に撮像させ、その撮像画像を画像処理部8に処理させることにより、ノズル穴23のエッジなどの特徴量を抽出させる。ステップS33において、制御部9は、ステップS32で抽出した特徴量を、特徴量とノズル種別とを関連付けたデータベースと照合する。例えば、制御部9は、ステップS32で検出されたノズル穴23のエッジから、通常ノズル(図8(a)〜(c)参照)であるか、2重ノズル(図8(d)参照)であるかを判定する。また、制御部9は、ステップS32で検出されたノズル穴23のエッジから、ノズル穴径を算出する。制御部9は、通常ノズルと2重ノズルの区別を示す情報およびノズル穴径を示す情報を、データベースで検索し、該当するノズル種別を取得する。以下、制御部9は、図3を参照して説明したステップS5からステップS8の処理を行って、ステップS5において認識に成功したと判定したノズルについて、スロット位置とノズル種別とを関連付け、ノズル管理テーブルD3を作成する。
なお、本実施形態において、制御部9は、識別マークMによるノズルの識別処理(図4および図5参照)と、形状によるノズルの識別処理(図9参照)の一方のみを行ってもよいし、双方を行ってもよい。例えば、識別マークMによるノズル識別処理の結果と形状によるノズル識別処理の結果とが一致するかを制御部9のノズル判定部42(図1参照)により判定し、合致する場合はノズル位置およびノズル種別をノズル管理テーブルD3に登録し、合致しない場合は登録しないといった処理を行ってもよい。
次に、本実施形態に係るノズル装着方法について説明する。図10は、ノズル装着方法を示すフローチャートである。図11(a)は、ノズル管理テーブルD3の一例を示す図、図11(b)は加工テーブルD4の一例を示す図である。
図10に示すように、加工ヘッド3へのノズル13の装着において、制御部9は、図3または図9に示したノズルの識別処理により、ノズル管理テーブルD3を作成する(ステップS41)。図11(a)のノズル管理テーブルD3は、管理番号の項目と、ノズル位置の項目と、ノズル種別の項目とを含む。管理番号は、任意に設置されるIDであるが、例えばノズル収容部5のスロット26の番号などでもよい。ノズル位置は、ノズル収容部5においてノズル13が配置されている位置であり、例えばスロット26のXY座標であってもよい。ノズル管理テーブルD3において、ノズル位置およびノズル種別は、管理番号で関連付けられている。例えば、管理番号1に該当するノズル13は、X方向の座標がX1、Y方向の座標がY1の位置に配置されており、ノズル穴径が3mmの通常ノズルである。
図10のステップS42において、制御部9は、加工条件を取得する。加工条件は、オペレータから入力される場合もあるし、レーザ加工機1に搬入されるワークWに基づいて、例えば、上位のコントローラ(例えば、システムを統括するコントローラなど)から有線または無線により制御部9に送られる場合もある。制御部9は、オペレータの入力等から加工条件を取得する。
ステップS43において、制御部9は、加工条件を加工テーブルD4に照合し、加工条件に応じたノズル種別を決定して装着対象のノズル13を特定する。このステップS43は、制御部9の装着ノズル特定部43(図1参照)が行う。図11(b)に示すように、加工テーブルD4は、管理番号の項目、加工条件の項目、ノズル種別の項目を含む。管理番号は、任意に設定されるIDである。加工条件は、例えば、切断速度、レーザ発振出力、アシストガス圧などの項目を含む。加工テーブルD4は、事前にオペレータが入力しておくものでもよいし、上位のコントローラから適宜制御部9に送られるものでもよい。ノズル種別は、加工条件に応じたものが選択されて予め登録されている。装着ノズル特定部43は、与えられた加工条件に合致したノズル種別のノズル13を、装着対象のノズルとして特定する。
ステップS44において、制御部9は、ステップS43で特定された装着対象のノズル13のノズル種別をノズル管理テーブルD3と照合し、装着対象のノズル13の位置を取得する。制御部9は、装着対象のノズル13の位置(スロットの位置またはXY座標)の情報をもとに、移動部4を制御し、装着対象のノズル13の位置まで加工ヘッド3を移動させ、装着対象のノズルを加工ヘッド3に装着させる(ステップS45)。このように、ステップS41〜S45を行うことにより、ノズル13の自動装着が可能となる。
図12は、ノズル装着方法の他の例を示すフローチャートである。この方法は、装着対象のノズル13がノズル管理テーブルD3に登録されていない、もしくはノズル管理テーブルD3が存在しない状態で、ノズル装着処理を行うものである。なお、図12において、図3及び図9と同様の処理を実行するものには同様の符号を付してその説明を省略または簡略化する。
制御部9は、図9のステップS31〜S33、図3のステップS5の処理により、対象スロットのノズル13のノズル種別を認識する。ステップS5においてノズル種別の認識に成功した場合(ステップS5;YES)、制御部9は、認識されたノズル種別が装着対象のノズル種別であるか否かを判定する(ステップS51)。装着対象のノズル種別は、例えば、制御部9が加工テーブルD4を参照して決定されている。また、制御部9は、認識されたノズル種別が装着対象のノズル種別でないと判定した場合(ステップS52;NO)、またはステップS5でノズル種別の認識に失敗したと判定した場合、基準位置を次のスロット26に更新し(ステップS53)、ステップS31からステップS5の処理を繰り返す。
制御部9は、認識されたノズル種別が装着対象のノズル種別であると判定した場合(ステップS51;YES)、このノズル13を加工ヘッド3に装着させる(ステップS54)。すなわち、制御部9は、装着対象のノズル13が見つかった場合、次のノズル13の認識を行わないで、装着対象のノズル13を加工ヘッド3に装着させる。この場合、撮像部6は、加工ヘッド3内を介して画像を取得しているので、加工ヘッド3を大きく移動させることなく、加工ヘッド3にノズル13を装着でき、ノズル装着に要する時間を短縮できる。詳細には、加工ヘッド3の外で撮像部6が撮像する場合には、加工ヘッド3及び撮像部6が互いに異なる位置にあるため、装着対象のノズル13が見つかったときに、撮像部6がノズル13に対向する撮像位置から、加工ヘッド3がノズル13に対向する装着位置に、加工ヘッド3を移動させる必要がある。一方、加工ヘッド3内を介して画像を撮像する場合には、撮像位置と装着位置が同一又は近接しているため、加工ヘッド3を移動させずに、又は、加工ヘッド3を微調整することで、加工ヘッド3をノズル13に装着できる。
なお、制御部9は、装着対象のノズル13が見つかるまでに識別したノズル種別をノズル管理テーブルD3に登録してもよい。この場合、次回以降のノズル交換において、装着対象のノズル13がノズル管理テーブルD3に登録されている場合には、ノズル管理テーブルD3を用いてノズル交換を行うことができる。また、次回以降のノズル交換において、装着対象のノズル13がノズル管理テーブルD3にない場合には、ノズル管理テーブルD3にないノズル位置からノズル識別を行う。これにより識別するノズル13の数を削減できる。また、装着対象のノズル13がノズル管理テーブルD3に登録されている場合、そのノズル位置で改めてノズル識別を行ってもよい。改めて行ったノズル識別の結果とノズル管理テーブルD3の情報が合致する場合にはノズル13を装着し、合致しない場合にはノズル13の装着を中止して異常などをオペレータに報知してもよい。
加工ヘッド3にノズル13を装着後、制御部9は、レーザ発振機2を制御し、加工ヘッド3からワークWの加工位置にレーザ光を照射してワークWの加工を行う。その際、制御部9は、撮像部6を制御し、レーザ光によるワークWの加工状態を撮像部6により撮像させる。制御部9の加工状態検出部45は、加工中又は加工済みのワークWを撮像部6が撮像した画像から、ワークWの加工状態を検出する。加工状態検出部45は、ワークWの加工状態の検出として、ワークWの加工状態の良否を判断してもよい。また、加工状態検出部45は、ワークWの画像からレーザ加工の切断幅等の数値情報を抽出してもよい。制御部9は、この数値情報に基づいて、レーザ加工のフィードバック制御を実行してもよい。このように、撮像部6をノズル13の識別と加工状態の検出との双方に共用でき、装置コストの増加を抑制できる。
図13は、照明部の他の例を示す図である。図13において、図1及び図2と同様の部材には同様の符号を付してその説明を省略または簡略化する。図13に示すように、照明部7Aは、加工ヘッド3の下方においてボディ11の外部に設けられている。照明部7Aは、ボディ11の下端部に支持されている。照明部7Aは、複数の光源(例えばLEDなど)がリング状に配置された光源ユニット37を備えている。このように、照明部7Aが加工ヘッド3に対して外付けされることにより、照明部7Aの交換や点検が容易となる。
以上、実施形態について説明したが、本発明の技術範囲は、上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実施形態で説明した各要件の1つ以上は、省略されることがある。また、上記の実施形態で説明した各要件は、適宜組み合わせることができる。また、上記した実施形態は、撮像部6による撮像倍率について言及していないが、例えば、撮像部6による画像認識エリアFVを低倍率または高倍率に切り替えて撮像してもよい。この場合、まず画像認識エリアFVを低倍率で撮像し、識別マークMの存在を確認した後にその位置に画像認識エリアFVの中心を移動させつつ高倍率での撮像に切り替え、識別マークMを拡大した状態で撮像してもよい。
1・・・レーザ加工機、3・・・加工ヘッド、4・・・移動部、5・・・ノズル収容部、6・・・撮像部、7、7A・・・照明部、13、13A〜13D・・・ノズル、23・・・ノズル穴、41・・・ノズル識別部、42・・・ノズル判定部、43・・・装着ノズル特定部、44・・・ノズル装着指示部、45・・・加工状態検出部、W・・・ワーク、D3・・・ノズル管理テーブル、D4・・・加工テーブル、M、MA〜ME・・・識別マーク、M1・・・主要部、M2・・・基準マーク、FV・・・画像認識エリア

Claims (15)

  1. 交換可能なノズルを有しかつワークを加工するレーザ光を導光して前記ノズルから出射する中空形状の加工ヘッドと、
    前記ノズルを複数配置するノズル収容部に保持された前記ノズルの画像を、前記加工ヘッド内を介して取得する撮像部と、
    前記撮像部により取得した前記ノズルの画像からノズル種別を認識するノズル識別部と、を含むレーザ加工機。
  2. 前記撮像部により画像を取得する対象の前記ノズルに対して照明光を照射する照明部を含む請求項1記載のレーザ加工機。
  3. 前記照明部は、前記加工ヘッド内を介して前記ノズルに照明光を照射する請求項2記載のレーザ加工機。
  4. 前記ノズルは、前記撮像部による撮像可能な位置に識別マークが形成され、
    前記ノズル識別部は、前記撮像部で取得した画像から前記識別マークを判別して前記ノズル種別を認識する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  5. 前記識別マークは、前記ノズルのノズル穴の貫通方向から見て前記ノズル穴の周囲に形成される請求項4記載のレーザ加工機。
  6. 前記識別マークは、前記ノズル種別を有する主要部と、前記主要部に対して規定された位置に形成された基準マークと、を含む請求項4または請求項5記載のレーザ加工機。
  7. 前記識別マークにより認識した前記ノズル種別と、前記撮像部で取得した画像から前記ノズルの形状の特徴部分を抽出して認識した前記ノズル種別と、が一致するかを判定するノズル判定部を含む請求項4〜請求項6のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  8. 前記ノズル識別部は、前記撮像部で取得した画像から前記ノズルの形状の特徴部分を抽出して前記ノズル種別を認識する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  9. 前記加工ヘッドと前記ノズル収容部とを相対的に移動させる移動部を含む請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  10. 前記ノズル識別部は、前記移動部による前記加工ヘッドと前記ノズル収容部との移動量に基づいてノズル位置を認識する請求項9記載のレーザ加工機。
  11. 前記移動部は、前記ノズルのノズル穴の貫通方向を中心とした周方向に、前記加工ヘッドと前記ノズル収容部とを相対的に移動させ、前記撮像部の画像認識エリアを前記周方向に走査する請求項9または請求項10記載のレーザ加工機。
  12. 前記ノズル収容部に配置された複数の前記ノズルに関して、前記ノズル識別部が認識した前記ノズル位置と前記ノズル種別とを関連付けたノズル管理テーブルと、
    前記ワークに応じた複数の加工条件と前記ノズル種別とを関連付けた加工テーブルと、
    前記加工条件に基づいて前記加工テーブル及び前記ノズル管理テーブルを参照することにより装着対象の前記ノズルを特定する装着ノズル特定部と、を含む請求項10記載のレーザ加工機。
  13. 前記ノズル収容部の前記ノズルを前記加工ヘッドに装着するように指示するノズル装着指示部を含み、
    前記ノズル装着指示部は、前記ノズル収容部の全ての前記ノズルに関する前記ノズル種別を取得した後、または前記ノズル収容部の前記ノズルに対して順次前記ノズル種別を取得して装着対象の前記ノズルを見つけた際に、装着対象の前記ノズルの装着を指示する請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  14. 前記撮像部は、前記レーザ光により加工中又は加工済みの前記ワークを撮像可能であり、
    加工中又は加工済みの前記ワークを前記撮像部が撮像した画像から、前記ワークの加工状態を検出する加工状態検出部を含む請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載のレーザ加工機。
  15. 交換可能なノズルを有しかつワークを加工するレーザ光を導光して前記ノズルから出射する中空形状の加工ヘッドと、前記ノズルを複数配置するノズル収容部に保持された前記ノズルの画像を、前記加工ヘッド内を介して取得する撮像部と、を含むレーザ加工機において、
    前記撮像部により取得した前記ノズルの画像からノズル種別を認識することと、
    認識した前記ノズルのうち、装着対象のノズルを前記加工ヘッドに装着することと、を含むノズル装着方法。
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