JP6265398B1 - シート溶接機及びシート施工システム並びにシート施工方法、シート施工管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】溶接施工後に漏出箇所を容易に推定できるシート溶接機及びシート施工システム並びにシート施工方法、シート施工管理プログラムを提供する。【解決手段】シート溶接機100において、原反シートの重ね代に沿って装置本体25を移動させる自走装置27と、装置本体25に設けられ自走しながら重ね代を溶接する溶接装置29と、溶接温度を含む溶接情報を検出する溶接情報検出センサ31と、溶接機位置情報を取得する溶接機GPS受信部33と、溶接機位置情報及びその位置での溶接情報をモニタ情報として記憶する溶接機記憶部35と、装置本体25に設けられ溶接機記憶部35に記憶したモニタ情報を出力するモニタ情報出力部37と、装置本体25に設けられ自走装置27、溶接装置29、溶接機GPS受信部33、溶接機記憶部35及びモニタ情報出力部37の動作を制御する装置本体制御部39と、を設けた。【選択図】 図3

Description

本発明は、シート溶接機及びシート施工システム並びにシート施工方法、シート施工管理プログラムに関する。
例えば埋立型の廃棄物処分場では、処分場から漏出する汚水が地下浸透し、環境汚染を引き起こすことを防止するために、処分場の底面に遮水工を実施することが義務付けられている。この遮水工として、従来、遮水シートを敷設する方法が採用されている(特許文献1、2等)。処分場は、大面積であることから、一枚の遮水シートで覆うことは困難となる。このため、遮水シートは、一般的に所定幅の帯状の原反シートとして形成され、ロール状として現場へ搬入される。現場へ搬入されたロール状の原反シートは、長手方向が同一方向となるように展開され、均し面に平行に並べて敷設される。敷設された複数の帯状シート材は、隣接する長手縁部同士の重ね代が、遮水シート溶接機によって手動または自動により溶着されて接合される。
特開平10−113631号公報 特開2012−152687号公報
しかしながら、完成した処分場は、使用状態となると接合箇所が廃棄物によって埋まってしまう。このため、施工不良、すなわち重ね代の溶着不良があった場合に汚水が漏出する箇所の特定が極めて困難となる。従来、漏出箇所となる溶着不良箇所の特定は、例えば原反シートのシート幅長で予測していた。すなわち、例えば約5m幅の原反シートを用いた遮水シートであれば、この幅長の5mの倍数で手作業により位置を推定し、対応していた。このため、溶着不良箇所の特定は、極めて効率が悪く、現場で敷設される原反シートの全てが同幅・同方向とは限らないこともあり特定が不可能となる虞もあった。
その他、処分場以外の施設などに広面積なシートを展張し構成させるには、上記同様に被展張現場にて、所定幅の帯状の原反シートを長手縁部同士で溶接しており、例えばテント状の構造物などを構築する場合においても上記と同様の課題があった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、例えば廃棄物処分場においての遮水構造を得る場合では、溶接施工後に漏出箇所となる遮水シートの溶着不良箇所を容易に推定できることを目的としており、このような原反シートなどを接合して広面積のシートを展張するためのシート溶接機及びシート施工システム並びにシート施工方法、シート施工管理プログラムを提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシート溶接機100は、装置本体25と、
前記装置本体25に設けられ、展張された複数の原反シート15の重ね代17に沿って前記装置本体25を移動させる自走装置27と、
前記装置本体25に設けられ、自走しながら前記重ね代17を溶接する溶接装置29と、
前記重ね代17の少なくとも溶接温度を含む溶接情報を検出する溶接情報検出センサ31と、
前記装置本体25の溶接機位置情報を取得する溶接機GPS受信部33と、
前記溶接機GPS受信部33により取得した前記溶接機位置情報及びその位置での前記溶接情報を関連づけしてモニタ情報として記憶する溶接機記憶部35と、
前記装置本体25に設けられ、前記溶接機記憶部35に記憶した前記モニタ情報を出力するモニタ情報出力部37と、
前記装置本体25に設けられ、少なくとも前記自走装置27,前記溶接装置29,前記溶接機GPS受信部33,前記溶接機記憶部35及び前記モニタ情報出力部37に接続されこれらの動作を制御する装置本体制御部39と、
を具備することを特徴とする。
このシート溶接機100では、装置本体25が自走装置27により原反シート15の重ね代17に沿って自走する。装置本体25は、作業者の操作なしでほぼ重ね代17に沿って自走するが、補助的に作業者が方向の修正を行う場合もある。装置本体制御部39は、自走装置27を走行制御しながら、溶接装置29を制御し、重ね代17を走行に同期して溶接して行く。この際、装置本体制御部39は、溶接機GPS受信部33により溶接機位置情報を取得する。また、このとき同時に装置本体制御部39は、溶接情報検出センサ31により溶接情報を取得する。装置本体制御部39は、溶接機位置情報と溶接情報とを関連づけしたモニタ情報を溶接機記憶部35に記憶して行く。記憶したモニタ情報は、モニタ情報出力部37により読み出しが可能となる。
本発明の請求項2記載のシート溶接機は、請求項1記載のシート溶接機100であって、
前記装置本体25が、前記モニタ情報出力部37に接続され前記モニタ情報を無線送信する溶接機無線送信部43を具備することを特徴とする。
このシート溶接機100では、溶接機記憶部35に記憶したモニタ情報が、信号線の接続なしで、無線により簡便に他の機器、例えば携帯端末200へ転送可能となる。
本発明の請求項3記載のシート施工システムは、展張された複数の原反シート15の重ね代17に沿って移動しながら前記重ね代17を溶接するとともに、溶接機GPS受信部33により取得した溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報をモニタ情報として記憶するシート溶接機100と、
前記シート溶接機100から前記モニタ情報を受信し、端末GPS受信部により取得した端末位置情報及び端末送受信部から得た施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置情報及び前記モニタ情報を付加した作業管理者を施工現場で誘導するための誘導画像を表示部(表示装置51)に表示し、これに作業管理者が携帯端末に入力した管理情報を付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を端末記憶部に記憶する携帯端末200と、
前記携帯端末200の前記端末送受信部から送信された前記端末記憶部の複数の前記施工管理報告書情報をデータベースとして蓄積する管理サーバ300と、
を具備することを特徴とする。
このシート施工システムでは、シート溶接機100と、携帯端末200と、管理サーバ300とが連係する。シート溶接機100は、原反シート15の重ね代17を溶接しながら、取得した溶接機位置情報及びその位置での溶接情報をモニタ情報として記憶する。このモニタ情報は、携帯端末200へ受渡が可能となる。携帯端末200は、シート溶接機100からモニタ情報を取得すると、施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加した誘導画像を表示部に表示する。携帯端末200は、さらに、これに管理情報を付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を記憶する。携帯端末200は、この施工管理報告書情報を管理サーバ300へ送信可能とする。管理サーバ300は、携帯端末200から取得した複数の施工管理報告書情報を、データベースとして蓄積する。
本発明の請求項4記載のシート施工方法は、複数の原反シート15に重ね代17を設けて順次展張する原反シート展張工程と、
前記重ね代17をシート溶接機100により溶接する溶接工程と、前記溶接工程における前記シート溶接機100の溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報をモニタ情報として前記シート溶接機100に記憶するモニタ情報記憶工程と、
前記モニタ情報を前記シート溶接機100から送信して携帯端末200に記憶するモニタ情報転送工程と、
前記携帯端末200の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶するマスターデータ取得工程と、
読み出した施工区域図と端末GPS受信部により取得した端末位置情報及び前記モニタ情報とを前記携帯端末200の表示部に同時に表示させることにより作業管理者を施工現場で誘導する現場誘導工程と、
現場誘導時に作業管理者が前記携帯端末200に入力した管理情報を前記施工区域図情報、前記モニタ情報及び前記端末位置情報に付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を端末記憶部に記憶する施工管理報告書作成工程と、
前記端末記憶部に記憶した施工管理報告書情報を管理サーバ300へ送信する施工管理報告書転送工程と、
転送された前記施工管理報告書情報を前記管理サーバ300がデータベースとして蓄積するデータベース作成工程と、
を含むことを特徴とする。
このシート施工方法では、シート施工システムの構成により手順が進められる。シート施工方法は、モニタ情報記憶工程と、モニタ情報転送工程と、マスターデータ取得工程と、現場誘導工程と、施工管理報告書作成工程と、施工管理報告書転送工程と、データベース作成工程と、を順次経て処理が行われる。モニタ情報記憶工程は、シート溶接機100が原反シート15の重ね代17を溶接しながら、溶接機位置情報と溶接情報とを収集し、モニタ情報として溶接機記憶部35に記憶する。モニタ情報転送工程は、このモニタ情報を携帯端末200へ送信する。マスターデータ取得工程は、携帯端末200が施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶する。現場誘導工程は、携帯端末200が誘導画像に現在位置(端末位置)を表示する。施工管理報告書作成工程は、誘導画像に管理情報を入力する。携帯端末200は、施工管理報告書情報により施工管理報告書を出力(表示)する。施工管理報告書転送工程は、携帯端末200が施工管理報告書情報を管理サーバ300へ送信する。データベース作成工程は、管理サーバ300が受信した複数の施工管理報告書情報を蓄積してデータベースを構築する。
本発明の請求項5記載のシート施工管理プログラムは、携帯端末200に搭載されたコンピュータに、
前記携帯端末200の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶させる施工図記憶手順と、
前記携帯端末200に設けられた端末GPS受信部により端末位置情報を取得する端末位置取得手順と、
シート溶接機100から前記端末送受信部を用いて受信した溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報を含むモニタ情報を前記端末記憶部に記憶させるモニタ情報記憶手順と、
前記端末位置情報及び前記施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び前記モニタ情報を付加して表示部に表示させる表示手順と、
前記携帯端末200が備える入力装置53から入力された管理情報を、前記端末位置情報、前記施工区域図情報及び前記モニタ情報に付加して施工管理報告書情報として前記端末記憶部に記憶させる施工管理報告書情報記憶手順と、
を実行させることを特徴とする。
このシート施工管理プログラムでは、コンピュータが、施工図記憶手順と、端末位置取得手順と、モニタ情報記憶手順と、表示手順と、施工管理報告書情報記憶手順とを実行する。施工図記憶手順は、端末送受信部を用いてダウンロードした施工区域図情報を端末記憶部に記憶する。端末位置取得手順は、端末GPS受信部により端末位置情報を取得する。モニタ情報記憶手順は、溶接機位置情報と、その位置での溶接情報とをモニタ情報として端末記憶部に記憶する。表示手順は、端末位置情報(例えば座標情報)及び施工区域図情報(例えば地図情報)を用いて、施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加して表示部に表示する。施工管理報告書情報記憶手順は、携帯端末200の入力装置53から入力した管理情報を、端末位置情報、施工区域図情報及び溶接情報に付加して施工管理報告書情報として端末記憶部に記憶する。
本発明に係る請求項1記載のシート溶接機によれば、溶接施工時の溶接機位置情報とモニタ情報とを記憶することにより、溶接施工後のシートに対して容易に溶着不良箇所を特定できるようになる。
本発明に係る請求項2記載のシート溶接機によれば、シート溶接機の有するモニタ情報を携帯端末に簡便に転送して利用できる。
本発明に係る請求項3記載のシート施工システムによれば、作業管理者の誘導、検査を容易にして、修繕を正確且つ迅速に行うことができるとともに、展張完成後の施工履歴管理を容易にできる。
本発明に係る請求項4記載のシート施工方法によれば、作業管理者の誘導、検査を容易にして、修繕を正確且つ迅速に行うことができるとともに、完成後の施工履歴管理を容易にできる。
本発明に係る請求項5記載のシート施工管理プログラムによれば、施工区域図の位置ごとに溶接情報を自動で記憶できるようになり、問題発生時に漏出箇所を正確且つ迅速に推定できるようになる。
本発明の実施形態に係るシート溶接機により施工される処分場の平面図である。 図1に示したシート溶接機の溶接状況を表す拡大斜視図である。 シート溶接機の構成を表すブロック図である。 シート施工システムの概念図である。 シート施工方法の手順説明図である。 施工管理報告書作成工程の概念図である。 シート施工管理プログラムの構成を表すブロック図である。 シート施工管理プログラムの実行の手順を表したフローチャートである。 テント状構築物の斜視図である。 テント倉庫の斜視図である。 同テント倉庫の内部から見た斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
<シート溶接機>
図1は本発明の実施形態に係るシート溶接機により施工される処分場11の平面図、図2は図1に示したシート溶接機の溶接状況を表す拡大斜視図である。
本実施形態に係るシート溶接機100は、例えば産業廃棄物や一般廃棄物を投棄する埋立型の廃棄物処分場(以下、「処分場11」と称す)の施工において好適に用いることができる。この処分場11に展張されるシートは、遮水性を有する遮水シート13とされる。遮水シート13は、処分場11の底面に敷設された複数の原反シート15からなる。原反シート15としては、合成樹脂として、例えばビニル系の塩化ビニルや酢酸ビニル、オレフィン系のポリエチレン、ポリプロピレン、これら合成樹脂の混合体、これら合成樹脂とエチレン−酢酸ビニル等の共重合体類やエラストマー類や変性ポリオレフィン類等のとの混合物を好適に用いることができる。
原反シート15は、例えば幅長5mの長尺な帯状に形成され、ロール状として現場へ搬入される。現場へ搬入されたロール状の原反シート15は、長手方向が同一方向となるように展開され、底面に平行に並べて敷かれる。この際、原反シート15は、隣接する他の原反シート15と、長手縁部同士が隣接して重ね代17(図2参照)となるように敷かれる。シート溶接機100は、この重ね代17を溶接して行く。また、原反シート15の長手方向両端では、さらに長手方向へ継ぎ足すように重ね代(図示せず)にて溶接され、敷設される。
シート溶接機100は、図2に示すように、重ね代17を、2本の平行な溶接ライン19からなる溶接部21で溶接して行く。従って、重ね代17は、溶接後に、2本の溶接ライン19の間が、延在方向の両端のみで開放する長尺封止空間23となる。この長尺封止空間23は、施工完了後の加圧試験等に利用される。すなわち、長尺封止空間23には、一端を塞ぎ、他端から空気圧を加える。これにより、空気圧の変化等で溶接部21における空気漏れの有無を判別可能となり、溶接ライン19の良否、すなわち溶着不良の有無が検査できる。
図3はシート溶接機の構成を表すブロック図である。
シート溶接機100は、装置本体25と、自走装置27と、溶接装置29と、溶接情報検出センサ31と、溶接機GPS受信部33と、溶接機記憶部35と、モニタ情報出力部37と、装置本体制御部39と、有する。
装置本体25は、自走装置27、溶接装置29等の機構部を備え、所定電圧(120v)の供給によりこれらの機構部を駆動する。装置本体25は、図2においては概略な外形図として略箱型の筐体状に描いたが、縦横高さが、500×280×270mmで形成され、重量が16kg程度のものとして構成される。
自走装置27は、装置本体25に設けられ、処分場11の底面に敷設された複数の原反シート15の重ね代17に沿って装置本体25を移動させる。なお、この重ね代17の幅長は、およそ10〜15cmとされる。
溶接装置29は、装置本体25に設けられ自走しながら重ね代17を溶接する。溶接装置29は、重ね代17の間に介在して高温となる加熱盤(図示略)と、重ね代17の上面に当接する上ローラ(図示略)と、重ね代17の上シート外側縁部を迂回して重ね代17の下方にまで達するよう屈曲させられた下ブラケットアーム(図示略)と、この下ブラケットアームの延出端部に支持されて重ね代17の下面に当接する下ローラ(図示略)とを備えている。溶接装置29は、自走装置27が重ね代17に沿って移動すると、この移動に伴って、加熱盤により重ね代17が順次連続的に加熱される。
溶接情報検出センサ31は、重ね代17の少なくとも溶接温度(接合温度)を含む溶接情報を検出する。この他、溶接情報は、外気温、湿度、シート温度、接合速度、機械圧力等を含めることができる。この場合、装置本体25は、これらの検出に適したそれぞれのセンサが備えられる。これらの溶接情報は、後の施工管理報告書の作成情報として利用される。
溶接機GPS受信部33は、装置本体25の溶接機位置情報を取得する。GPS受信技術は、周知のものを用いることができる。
溶接機記憶部35は、溶接機GPS受信部33により取得した溶接機位置情報及びその位置での溶接情報を関連づけしてモニタ情報として記憶する。
モニタ情報出力部37は、装置本体25に設けられ溶接機記憶部35に記憶したモニタ情報を出力する。このモニタ情報出力部37には、外部接続用コネクタ41が接続されてもよい。これにより、モニタ情報出力部37は、有線接続によりモニタ情報の出力が可能となる。
本実施形態に係るシート溶接機100は、装置本体25が、溶接機無線送信部43を備える。溶接機無線送信部43は、モニタ情報出力部37に接続されて、モニタ情報を無線送信する。溶接機無線送信部43は、広域無線通信アンテナ45と接続され、図示しない広域無線通信路(例えばWAN(Wide Area Network))等を介して通信する機能を有する。広域無線通信路における通信は、例えば、無線電話回線、すなわちFOMA(登録商標)(Freedom Of Mobile multimedia Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)などの携帯電話回線を用いて行われてもよい。
装置本体制御部39は、装置本体25に設けられ、少なくとも自走装置27、溶接装置29、溶接機GPS受信部33、溶接機記憶部35及びモニタ情報出力部37に接続される。装置本体制御部39は、CPU(Central Processing Unit)を備え、これらの動作を制御する。CPUは、例えば、溶接機記憶部35に格納されたシート施工管理プログラムを実行することで、各種制御、処理、設定、判定等を行う。
次に、シート溶接機100の作用を説明する。
本実施形態に係るシート溶接機100では、装置本体25が自走装置27により重ね代17に沿って自走する。装置本体25は、作業者の操作なしでほぼ重ね代17に沿って自走するが、補助的に作業者が方向の修正や調整など介錯を行う場合もある。装置本体制御部39は、自走装置27を走行制御しながら、溶接装置29を制御し、重ね代17を走行に同期して溶接して行く。この際、装置本体制御部39は、溶接機GPS受信部33により溶接機位置情報を取得する。このとき同時に装置本体制御部39は、溶接情報検出センサ31により溶接情報を取得する。装置本体制御部39は、溶接機位置情報と溶接情報とを関連づけしたモニタ情報を溶接機記憶部35に記憶して行く。記憶したモニタ情報は、モニタ情報出力部37により読み出しが可能となる。
また、シート溶接機100では、溶接機記憶部35に記憶したモニタ情報が、信号線の接続なしで、無線により簡便に他の機器、例えば携帯端末等へ転送可能となる。その結果、シート溶接機100の有するモニタ情報を携帯端末に簡便に転送して利用できる。
<シート施工システム>
図4はシート施工システムの概念図である。
本実施形態に係るシート施工システムは、シート溶接機100と、携帯端末200と、管理サーバ300とにより構成される。
シート溶接機100は、上述のように処分場11の底面に敷設された複数の原反シート15の重ね代17に沿って移動しながら重ね代17を溶接する。シート溶接機100は、溶接機GPS受信部33により取得した溶接機位置情報及びその位置での溶接情報をモニタ情報として記憶する。
携帯端末200は、シート溶接機100からモニタ情報を受信し端末GPS受信部により取得した座標情報などの端末位置情報及び端末送受信部から得た地図情報などの施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加した誘導画像を表示部に表示する。また、携帯端末200は、これに管理情報を付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を端末記憶部に記憶する。この携帯端末200としては、タブレット型端末を好適に用いることができる。
携帯端末200は、施工管理報告書の他に、日報の自動作成機能を有する。日報は、テキスト、手書き入力、カメラ撮影画像、カメラ画像認識等により情報の入力が可能となる。
管理サーバ300は、携帯端末200の端末送受信部から送信された端末記憶部の複数の施工管理報告書情報をデータベースとして蓄積する。
次に、シート施工システムの作用を説明する。
本実施形態に係るシート施工システムでは、上記した処分場11に遮水シート13を敷設するシステムとされて遮水シート施工システムとして説明する。この遮水シート施工システムでは、シート溶接機100と、携帯端末200と、管理サーバ300とが連係する。シート溶接機100は、原反シート15の重ね代17を溶接しながら、取得した溶接機位置情報及びその位置での溶接情報をモニタ情報として記憶する。このモニタ情報は、携帯端末200へ受渡が可能となる。
携帯端末200は、シート溶接機100からモニタ情報を取得すると、施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加した誘導画像を表示部に表示する。携帯端末200は、さらに、これに管理情報を付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を記憶する。携帯端末200は、この施工管理報告書情報を管理サーバ300へ送信可能とする。送信は、周知の技術により端末送受信部から例えばWifiの通信基地局47に接続して公衆通信網49を経由して行うことができる。
管理サーバ300は、携帯端末200から取得した複数の施工管理報告書情報を、データベースとして蓄積する。
遮水シート施工システムは、これらシート溶接機100と、携帯端末200と、管理サーバ300とが連係することにより施工情報の集中管理が可能となる。
<シート施工方法>
図5はシート施工方法の手順説明図である。
本実施形態に係るシート施工方法は、上述した処分場11の底面にシートとしての遮水シート13を展張し敷設する施工方法であって、原反シート展張工程と、溶接工程と、モニタ情報記憶工程と、マスターデータ取得工程と、現場誘導工程と、施工管理報告書作成工程と、施工管理報告書転送工程と、データベース作成工程と、を含む。
原反シート展張工程は、処分場11の底面に複数の原反シート15に重ね代17を設けて順次展張し敷設する(st1)。
溶接工程は、重ね代17をシート溶接機100により溶接する(st2)。
モニタ情報記憶工程は、溶接工程におけるシート溶接機100の溶接機位置情報及びその位置での溶接情報をモニタ情報としてシート溶接機100の溶接機記憶部35に記憶する(st3)。
モニタ情報転送工程は、溶接機記憶部35に記憶したモニタ情報を、シート溶接機100から送信して携帯端末200に記憶する(st4)。
マスターデータ取得工程は、携帯端末200の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶する(st5)。
現場誘導工程は、溶接機記憶部35から読み出した施工区域図と、端末GPS受信部により取得した端末位置情報及び溶接情報とを携帯端末200の表示部に同時に表示させることにより作業管理者を施工現場で誘導する(st6)。
施工管理報告書作成工程は、現場誘導時に作業管理者が携帯端末200に入力した管理情報を施工管理報告書情報として端末記憶部に記憶する(st7)。施工管理報告書情報は、施工区域図情報、溶接情報、端末位置情報及び管理情報が含まれる。
施工管理報告書転送工程は、携帯端末200の端末記憶部に記憶した施工管理報告書情報を管理サーバ300へ送信する(st8)。
データベース作成工程は、転送された施工管理報告書情報を管理サーバ300がデータベースとして蓄積する(st9)。
次に、シート施工方法の作用を説明する。
図6は施工管理報告書作成工程の概念図である。
本実施形態に係るシート施工方法では、遮水シート施工システムの構成により手順が進められる。シート施工方法は、モニタ情報記憶工程と、モニタ情報転送工程と、マスターデータ取得工程と、現場誘導工程と、施工管理報告書作成工程と、施工管理報告書転送工程と、データベース作成工程と、を順次経て処理が行われる。
シート施工方法では、シート溶接機100が原反シート15の重ね代17を溶接しながら、溶接機位置情報と溶接情報とを収集する。これらの収集情報は、モニタ情報として溶接機記憶部35に記憶する。
このモニタ情報は、施工の結果としてシート溶接機100から例えば無線で携帯端末200へ送信する。
携帯端末200は、端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶する。
携帯端末200は、取得したモニタ情報に基づき、別途取得している施工区域図情報を用いて誘導画像を作成する。この誘導画像は、施工区域図に溶接情報を表示するとともに、現場における携帯端末200の現在位置(端末位置)を表示する。従って、携帯端末200の表示部は、作業管理者が携帯端末200を携帯して施工現場を移動すれば、移動位置ごとに溶接情報を施工区域図に表示する。すなわち、作業管理者は、現在位置と施工区域図がリアルタイムに表示される携帯端末200により誘導される。これにより、作業管理者は、溶接情報と目視との両方で施工箇所の正確な確認が可能となる。
作業管理者は、携帯端末200の表示部に表示した誘導画像に管理情報を入力する。携帯端末200は、溶接情報に管理情報を付加する編集を可能とする。携帯端末200は、現場でのカメラ撮影等により付加した管理情報を文字認識等により補完することで施工管理報告書情報を生成する。携帯端末200は、この施工管理報告書情報により施工管理報告書を出力(表示)する。
携帯端末200は、端末記憶部に記憶した施工管理報告書情報を端末送受信部により現場から公衆回線を利用して管理サーバ300へ送信する。
管理サーバ300は、これら受信した複数の施工管理報告書情報を蓄積してデータベースを構築する。遮水シート施工システムでは、このデータベースにより集中的な施工管理を可能とする。
<シート施工管理プログラム>
図7はシート施工管理プログラムの構成を表すブロック図である。
シート施工管理プログラムは、ハードウエア資源であるコンピュータと協働して処理を実現する。
本実施形態では、このコンピュータとして、上記の携帯端末200が用いられる。携帯端末200は、CPU、記憶部、表示部としての表示装置51、入力装置53を基本構成要素として備える。CPUは、演算装置及び制御装置からなり、制御装置からの指示にしたがって演算装置が演算を実行する。
記憶部は、演算装置が直接操作できる主記憶部と、その読み込み元や保管先などに補助的に使用する補助記憶部とを有する。補助記憶部は、さらにデータメモリ、ファイルメモリに分かれる。
表示装置51は、処理した結果を出力するもので、具体的には携帯端末200の表示部である。
入力装置53は、外部から携帯端末200に対し、処理情報を入力するもので、具体的にはタブレットである。
シート施工管理プログラムは、機能実現手段である上記の携帯端末200との結合により、あらかじめ決められた命令にしたがってCPUが演算を行うことで、施工管理処理を携帯端末200に実行させる。
シート施工管理プログラムは、主に、施工区域図情報記憶手段55と、端末位置情報記憶手段57と、モニタ情報記憶手段59と、表示情報付加手段61と、管理情報記憶手段63と、表示手段65と、有する。表示手段65は、表示部である表示装置51に接続される。これらの各手段は、プログラムとして構成することができる。例えば各記憶手段は、縦横のインデックスを有する二次元配列とし、各配列要素に例えば端末位置情報、モニタ情報を格納する。
このプログラムは、シート施工管理プログラムの一機能として追加的に構成してもよい。また、シート施工管理プログラムは、まとまった動作を指示する所謂マクロと称されるコマンド群を用いて記述し、既存のシート施工管理プログラム上で動作させてもよい。さらに、シート施工管理プログラムは、携帯端末200上で実行させるのではなく、上位のホストコンピュータで実行し、その処理結果を携帯端末200にダウンロードさせる構成としてもよい。なお、シート施工管理プログラムを記述するプログラム言語としては、BASIC、C#、C++等とすることができる。
図8はシート施工管理プログラムの実行の手順を表したフローチャートである。
本実施形態に係るシート施工管理プログラムは、施工図記憶手順と、端末位置取得手順と、モニタ情報記憶手順と、表示手順と、施工管理報告書情報記憶手順と、を含む。
施工図記憶手順は、携帯端末200に搭載されたコンピュータに、携帯端末200の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶させる(st11)。
端末位置取得手順は、携帯端末200に設けられた端末GPS受信部により端末位置情報を取得する(st12)。
モニタ情報記憶手順は、シート溶接機100から端末送受信部を用いて受信した溶接機位置情報及びその位置での溶接情報を含むモニタ情報を端末記憶部に記憶させる(st13)。
表示手順は、端末位置情報及び施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加して表示部に表示させる(st14)。
施工管理報告書情報記憶手順は、携帯端末200が備える入力装置53から入力された管理情報を、端末位置情報、施工区域図情報及び溶接情報に付加して施工管理報告書情報として端末記憶部に記憶させる(st15)。
次に、シート施工管理プログラムの作用を説明する。
本実施形態に係るシート施工管理プログラムでは、コンピュータが、施工図記憶手順と、端末位置取得手順と、モニタ情報記憶手順と、表示手順と、施工管理報告書情報記憶手順とを実行する。シート施工管理プログラムは、端末送受信部を用いてダウンロードした施工区域図情報を端末記憶部に記憶した後、端末GPS受信部により端末位置情報を取得する。
シート施工管理プログラムは、溶接機位置情報と、その位置での溶接情報とをモニタ情報として端末記憶部に記憶する。シート施工管理プログラムは、端末位置情報及び施工区域図情報を用いて、施工区域図に端末位置及び溶接情報を付加して表示部に表示する。
シート施工管理プログラムは、携帯端末200の入力装置53から入力した管理情報を、端末位置情報、施工区域図情報及び溶接情報に付加して施工管理報告書情報として端末記憶部に記憶する。
従って、本実施形態に係るシート溶接機100によれば、溶接施工時の溶接機位置情報とモニタ情報とを記憶することにより溶接施工後に漏出箇所を容易に推定できるようになる。
本実施形態に係る遮水シート施工システムによれば、作業管理者の誘導、検査を容易にして、修繕を正確且つ迅速に行うことができるとともに、処分場完成後の施工履歴管理を容易にできる。
本実施形態に係るシート施工方法によれば、作業管理者の誘導、検査を容易にして、修繕を正確且つ迅速に行うことができるとともに、処分場完成後の施工履歴管理を容易にできる。
本実施形態に係るシート施工管理プログラムによれば、施工区域図の位置ごとに溶接情報を自動で記憶できるようになり、問題発生時に漏出箇所を正確且つ迅速に推定できるようになる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
例えば上記の構成例では、携帯端末から管理サーバへの情報の転送に公衆通信網を利用した例を説明したが、本発明の構成は、メモリカードなどの記憶媒体経由で携帯端末の情報を管理サーバに受け渡ししてもよい。
また、上記の構成例では、埋立型の廃棄物処分場11に、遮水シート13を敷設する例として述べ、すなわち処分場11の底面など地面に展張し敷設する例としたが、その他に、広面積にシートを展張させる構築物、例えば、大型なテント施設などでも本発明のシート溶接機100、シート施工システム、シート施工方法、シート施工管理プログラムのそれぞれについて対応可能であり、原反シート15を溶接してシートを構成させる際に、その溶接箇所を容易に管理でき、構築時の溶接箇所、施工後の溶接箇所の管理を行うことが可能となる。
例えば、図9に示すようなテント状鉄骨構造物400の屋根部分を膜材であるシートで構成するテント状構築物などにおいては、原反シート15を予め溶接するとともに、立体的なテント構造の骨組みに沿うように寄棟屋根状に原反シート15を組み合わせて溶接して屋根シートとして対応させる。例えば、このようなテント構造の場合には、原反シート15の溶接を鉄骨構造物400に載置し展張する以前に鉄骨構造物400の形状に合わせて工場内などで行い、その溶接時のシート全体に対する位置情報を取得して屋根シート403を仕上げる。その後、屋根シート403を膜材巻取・巻出し機(スプレッダー)401にて巻き取り、ロール状態で展張現場へ輸送し、鉄骨構造物400の上方より例えばクレーンなどで吊下状態でスプレッダー401にて巻き戻しながら展張を行う。この展張時の位置情報と、原反シート15から屋根シート403へと溶接した際の位置情報、すなわち溶接部21とを照合させることで、屋根面として完成された例えば50mもの長尺な屋根シート403の溶接個所の特定が可能となり、その溶接部21における例えば雨漏り個所の特定など管理や補修が可能となる。また、展張作業において、作業者の勘に頼る位置決め作業であったものが、容易に且つ正確に行うことができ、展張作業性を向上させることが可能となる。
また、図10に示すようなテント倉庫410にも適用可能であり、図11に示すような骨組み構造物411の屋根面及び側壁面を覆うテント生地となるシート413の溶接個所の管理や展張時の作業性の向上を図ることも上記同様に可能である。すなわち、比較的施工が簡易なテント倉庫などの構築物において、施工面積が大きい場合には、柱や梁などが多数で構成されることから、小さなズレが構築物全体において大きい誤差の発生を招く虞があるが、展張施工時でシート413の位置情報の管理が行えることで、正確に展張作業を行うことができ、また施工後の管理も行え、作業性として大幅に効率が向上することとなる。
さらにドーム状膜構築物などにも適用可能であり、所定の空気圧でシート展張状態を保たせる構築物などでは、シートに破損箇所などがあればエア漏れが発生する虞があるが、構築時における溶接不良個所をなくし、また、その補修についても、GPSによる位置情報を容易に特定でき、管理が可能となるものである。すなわち、膜材などのシートの特性上、シートは平坦な構成だけでなく、複雑な立体構造であっても造形が可能であることから、設計段階である図面上では構成可能であっても施工には困難な構築物もあるが、シートの溶接部とその配置位置との対応を座標などの情報として管理できることで、施工時間を大きく短縮化することができ、作業性の向上を図ることが可能となる。
11…処分場
15…原反シート
17…重ね代
25…装置本体
27…自走装置
29…溶接装置
31…溶接情報検出センサ
33…溶接機GPS受信部
35…溶接機記憶部
37…モニタ情報出力部
39…装置本体制御部
43…溶接機無線送信部
51…表示部(表示装置)
53…入力装置
100…シート溶接機
200…携帯端末
300…管理サーバ

Claims (5)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、展張された複数の原反シートの重ね代に沿って前記装置本体を移動させる自走装置と、
    前記装置本体に設けられ、自走しながら前記重ね代を溶接する溶接装置と、
    前記重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報を検出する溶接情報検出センサと、
    前記装置本体の溶接機位置情報を取得する溶接機GPS受信部と、
    前記溶接機GPS受信部により取得した前記溶接機位置情報及びその位置での前記溶接情報を関連づけしてモニタ情報として記憶する溶接機記憶部と、
    前記装置本体に設けられ、前記溶接機記憶部に記憶した前記モニタ情報を出力するモニタ情報出力部と、
    前記装置本体に設けられ、少なくとも前記自走装置,前記溶接装置,前記溶接機GPS受信部,前記溶接機記憶部及び前記モニタ情報出力部に接続されこれらの動作を制御する装置本体制御部と、
    を具備することを特徴とするシート溶接機。
  2. 請求項1記載のシート溶接機であって、
    前記装置本体が、前記モニタ情報出力部に接続され前記モニタ情報を無線送信する溶接機無線送信部を具備することを特徴とするシート溶接機。
  3. 展張された複数の原反シートの重ね代に沿って移動しながら前記重ね代を溶接するとともに、溶接機GPS受信部により取得した溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報をモニタ情報として記憶するシート溶接機と、
    前記シート溶接機から前記モニタ情報を受信し、端末GPS受信部により取得した端末位置情報及び端末送受信部から得た施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置情報及び前記モニタ情報を付加した作業管理者を施工現場で誘導するための誘導画像を表示部に表示し、これに作業管理者が携帯端末に入力した管理情報を付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を端末記憶部に記憶する携帯端末と、
    前記携帯端末の前記端末送受信部から送信された前記端末記憶部の複数の前記施工管理報告書情報をデータベースとして蓄積する管理サーバと、
    を具備することを特徴とするシート施工管理システム。
  4. 複数の原反シートに重ね代を設けて順次展張する原反シート展張工程と、
    前記重ね代をシート溶接機により溶接する溶接工程と、前記溶接工程における前記シート溶接機の溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報をモニタ情報として前記シート溶接機に記憶するモニタ情報記憶工程と、
    前記モニタ情報を前記シート溶接機から送信して携帯端末に記憶するモニタ情報転送工程と、
    前記携帯端末の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶するマスターデータ取得工程と、
    読み出した施工区域図と端末GPS受信部により取得した端末位置情報及び前記モニタ情報とを前記携帯端末の表示部に同時に表示させることにより作業管理者を施工現場で誘導する現場誘導工程と、
    現場誘導時に作業管理者が前記携帯端末に入力した管理情報を前記施工区域図情報、前記モニタ情報及び前記端末位置情報に付加して施工管理報告書とした施工管理報告書情報を端末記憶部に記憶する施工管理報告書作成工程と、
    前記端末記憶部に記憶した施工管理報告書情報を管理サーバへ送信する施工管理報告書転送工程と、
    転送された前記施工管理報告書情報を前記管理サーバがデータベースとして蓄積するデータベース作成工程と、
    を含むことを特徴とするシート施工方法。
  5. 携帯端末に搭載されたコンピュータに、
    前記携帯端末の端末送受信部を用いて施工区域図情報をダウンロードして端末記憶部に記憶させる施工図記憶手順と、
    前記携帯端末に設けられた端末GPS受信部により端末位置情報を取得する端末位置取得手順と、
    シート溶接機から前記端末送受信部を用いて受信した溶接機位置情報及びその位置での重ね代の少なくとも溶接温度を含む溶接情報を含むモニタ情報を前記端末記憶部に記憶させるモニタ情報記憶手順と、
    前記端末位置情報及び前記施工区域図情報を用いて施工区域図に端末位置及び前記モニタ情報を付加して表示部に表示させる表示手順と、
    前記携帯端末が備える入力装置から入力された管理情報を、前記端末位置情報、前記施工区域図情報及び前記モニタ情報に付加して施工管理報告書情報として前記端末記憶部に記憶させる施工管理報告書情報記憶手順と、
    を実行させるためのシート施工管理プログラム。
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