JP6264276B2 - 物品把持具 - Google Patents
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Description
物品を把持する際には、把持本体部が物品に接近させられ、その物品に押付けられる。この押付けにより、袋体が物品の形状や大きさに拘らず、その形状に沿って変形するとともに、各構造体の発泡体が弾性変形する。把持本体部は物品を把持した形状になる。物品に対しては、押付けられた把持本体部により、複数方向から同物品に向かう力が作用する。
上記物品把持具において、前記硬質粉粒体は非球状をなしていることが好ましい。
硬質粉粒体として、上記の構成によるように、樹脂によって形成されたものが用いられることで、ガラスによって形成されたものよりも、硬質粉粒体の表面粗さを粗くすることが容易である。
ウレタンの発泡体は、ポリオール及びイソシアネートといった2種類の主原料に触媒、発泡剤、整泡剤等を混合して、泡化反応及び樹脂化反応を同時に行なわせて得られる樹脂発泡体である。この場合、主原料や助剤の種類、発泡反応の種類等を適宜選択することにより、弾性を有していて軟質の発泡体を得ることが容易である。
上記の構成によれば、物品把持具による物品の把持に際し、把持本体部が物品に押付けられると、弾性を有する袋体は物品の形状に沿って収縮する。そのため、袋体の物品に対する押付け面にシワが入りにくく、その押付け面において袋体が物品に隙間の少ない状態で密着する。
射出成形装置は、固定型と、この固定型に接近及び離間する、図1に示す可動型11とを金型として備えている。射出成形装置では、可動型11が固定型に接近させられて型締めされることで、両者の間にキャビティが形成され、このキャビティに、加熱溶融された溶融成形材料が射出注入される。溶融成形材料が冷却及び硬化されることで、キャビティに樹脂成形品12が形成される。この樹脂成形品12は、特許請求の範囲における「物品」に該当する。本実施形態では説明の便宜上、樹脂成形品12を単純な形状、図1及び図3では上方へ突出するように湾曲した形状で例示する。
袋体15は、気密性を有する弾性材料、本実施形態ではゴムによって形成されている。袋体15の上端部には、空気を出し入れするための管状の口部15aが設けられている。この口部15aは、昇降機構22によって昇降される支持部材23に対し、挿通された状態で取付けられている。
図1及び図2に示すように、把持本体部14が樹脂成形品12に押付けられる前には、真空ポンプ24の作動が停止させられ、袋体15内の空気が排出されない。袋体15内では、隣り合う構造体16間に空気が存在する。構造体16と袋体15の壁部との間にも空気が存在する。さらに、各構造体16における発泡体17内の気泡18にも空気が存在する。そのため、各構造体16は袋体15内で移動可能である。各構造体16の発泡体17は弾性変形可能である。従って、把持本体部14は、形状を容易に変え得る。
(1)気密性を有する袋体15内に複数の構造体16を収容することにより把持本体部14を構成する。各構造体16を、弾性を有する発泡体17内に硬質粉粒体21を分散させることにより構成している(図1)。
そのため、袋体15内の空気が吸引及び排出されて、硬質粉粒体21が互いに接触した場合に、硬質粉粒体21を滑りにくくし、把持本体部14が樹脂成形品12を把持した形状を一層良好に保持することができる。
そのため、硬質粉粒体21がガラスによって形成された場合よりも硬質粉粒体21の表面粗さを粗くすることができる。袋体15内の空気が吸引及び排出されて、硬質粉粒体21が互いに接触した場合に、硬質粉粒体21を滑りにくくし、把持本体部14が樹脂成形品12を把持した形状を一層良好に保持することができる。
そのため、弾性を有していて軟質である発泡体17を容易に形成することができる。
(5)袋体15を弾性材料によって形成している(図1)。
なお、上記実施形態は、これを以下のように変更した変形例として実施することもできる。
・構造体16は、発泡体17内に、粒状の硬質粉粒体21と、粉状の硬質粉粒体とを混合させた状態で分散させることにより形成されてもよい。
・硬質粉粒体21は、樹脂によって形成される場合、中実に形成されてもよい。また、硬質粉粒体21は、硬質の発泡体に形成されてもよい。
・硬質粉粒体21としては、粒状に代えて粉状に形成されたものが用いられてもよい。
Claims (6)
- 気密性を有する袋体内に複数の構造体を収容することにより構成された把持本体部を備え、
前記把持本体部が把持の対象となる物品に押付けられた状態で、前記袋体内の空気が吸引及び排出されることにより、前記把持本体部により前記物品が把持される物品把持具であり、
各構造体は、弾性を有する発泡体内に硬質粉粒体を分散させることにより形成されている物品把持具。 - 前記硬質粉粒体は非球状をなしている請求項1に記載の物品把持具。
- 前記硬質粉粒体は樹脂により形成されている請求項1又は2に記載の物品把持具。
- 前記発泡体はウレタンにより形成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の物品把持具。
- 前記袋体は弾性材料により形成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品把持具。
- 前記物品は、金型で成形された樹脂成形品であり、
前記把持本体部は、前記金型から前記樹脂成形品を取出す際に同樹脂成形品に押付けられて、前記袋体内の空気を吸引及び排出されるものである請求項1〜5のいずれか1項に記載の物品把持具。
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