JP6264236B2 - 接点開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接点開閉装置に関する。
駆動接点を従動接点に対して移動させることで接点の開閉を行う接点開閉装置が知られている。例えば、特許文献1には、接点開閉装置の一種であるリレーが開示されている。このリレーでは、コイルに電圧が印加されることで、作動片がコイル内の鉄芯に吸引される。これにより、作動片が移動して駆動接点を押圧することで、駆動接点が従動接点に接触する。
特開2006−196357号
上記のリレーでは、駆動接点のストローク量は、鉄芯と作動片との間のギャップによって規定される。ここで、鉄芯と作動片との間のギャップが大きいと、作動片を移動させるために大きな電圧が必要となる。この場合、リレーの動作電圧が大きくなるという問題があるため、鉄芯と作動片との間のギャップを大きくすることには制限がある。このため、駆動接点のストローク量を大きくすることは容易ではない。
一方、接点の耐溶着性を向上させるためには、駆動接点のストローク量が大きいことが好ましい。従動接点と駆動接点とが溶着しても、駆動接点を大きく移動させることで、駆動接点を従動接点から容易に分離させることができるからである。しかし、上記のリレーでは、駆動接点のストローク量が小さいため、接点の耐溶着性を向上させることは困難である。
また、接点のワイピング作用を大きくするためにも、駆動接点のストローク量は大きいことが好ましい。接点のワイピング作用とは、駆動接点が従動接点に接触する際に、接点が互いに擦れることを意味する。接点のワイピング作用により、接点を清浄化することができ、それにより接触信頼性を向上させることができる。しかし、上記のリレーでは、駆動接点のストローク量が小さいため、接点のワイピング作用を大きくして、接触信頼性を向上させることは困難である。
本発明の課題は、接点の耐溶着性、及び接触信頼性を向上させることができる接点開閉装置を提供することにある。
本発明の一態様に係る接点開閉装置は、従動接点と、駆動接点と、ソレノイドアクチュエータと、を備える。駆動接点は、従動接点に対して移動可能に設けられる。ソレノイドアクチュエータは、オフ位置とオン位置とに移動可能に設けられる可動部を有する。可動部がオフ位置にある場合、駆動接点と従動接点とが非接触状態となる。可動部がオン位置にある場合、駆動接点と従動接点とが接触状態となる。駆動接点と従動接点とが非接触状態から接触状態に切り換えられるときに、可動部は、オフ位置から、オン位置を越えたオーバーシュート位置を経由して、オン位置に移動する。
本態様に係る接点開閉装置では、駆動接点と従動接点とが非接触状態から接触状態に切り換えられるときに、可動部は、オン位置を越えたオーバーシュート位置まで移動した後に、オン位置に移動する。従って、駆動接点を大きく移動させることができるので、接点の耐溶着性を向上させることができる。また、接点のワイピング作用が大きくなるので、接点の接触信頼性を向上させることができる。
好ましくは、駆動接点と従動接点とが、接触状態から非接触状態に切り換えられるときに、可動部は、オン位置から、オーバーシュート位置を経由して、オフ位置に移動する。この場合、接点を非接触状態に切り換える際に、接点を清浄化することができる。
好ましくは、ソレノイドアクチュエータは、コイル部をさらに有する。可動部は、コイル部内に配置されるプランジャを有する。可動部は、プランジャの軸線方向に沿って、オフ位置とオン位置とオーバーシュート位置とに移動する。この場合、可動部のストローク量を容易に大きくすることができる。これにより、接点の耐溶着性、及び接触信頼性を容易に向上させることができる。
好ましくは、接点開閉装置は、可動部に係止することで可動部をオン位置に保持する保持部材をさらに備える。この場合、ソレノイドアクチュエータに電圧が印加されていなくても、保持部材によって可動部がオン位置に保持される。このため、ソレノイドアクチュエータへの電圧を解除しても、接点を接触状態に維持できる。これにより、接点開閉装置の消費電力を低減することができる。また、保持部材が可動部に係止することにより接点が接触状態に維持されるので、バネによる弾性力、或いはコイルによる電磁力によって接点が接触状態に維持される場合と比べて、耐衝撃性を向上させることができる。
好ましくは、可動部は、係止部材をさらに有する。係止部材は、保持部材に係止される係止状態と、保持部材への係止が解除される解除状態とに切換可能に設けられる。可動部がオフ位置からオーバーシュート位置まで移動することで、係止部材は解除状態から係止状態に切り換えられる。この場合、接点を非接触状態から接触状態に切り換えるときに、可動部がオフ位置からオーバーシュート位置まで移動することで、係止部材が解除状態から係止状態に切り換えられる。そして、可動部がオーバーシュート位置からオン位置に到達したときには、係止部材は、係止状態であるため、保持部材に係止される。その結果、可動部がオン位置に保持される。これにより、接点を非接触状態から接触状態に切り換えた後に、接点を接触状態に維持することができる。
好ましくは、ソレノイドアクチュエータは、可動部がオフ位置に位置する状態で、電圧を印加されることにより、可動部をオフ位置からオーバーシュート位置まで移動させる。この場合、ソレノイドアクチュエータに電圧を印加することで、可動部がオフ位置からオーバーシュート位置まで移動して、係止部材が係止状態に切り換えられる。従って、その後、ソレノイドアクチュエータへの電圧を解除しても、係止部材が保持部材に係止されて可動部がオン位置に保持されることで、接点が接触状態に維持される。このように、接点が非接触状態であるときに、ソレノイドアクチュエータへの電圧の印加を一度行うことで、接点を接触状態に切り換えて維持することができる。
好ましくは、可動部がオン位置からオーバーシュート位置まで移動することにより、係止部材は係止状態から解除状態に切り換えられる。この場合、接点を接触状態から非接触状態に切り換えるときに、可動部がオン位置からオーバーシュート位置まで移動することで、係止部材が係止状態から解除状態に切り換えられる。このため、保持部材による係止部材への係止が解除され、可動部は、オーバーシュート位置からオフ位置に移動可能となる。これにより、接点を接触状態から非接触状態に切り換えることができる。
好ましくは、ソレノイドアクチュエータは、可動部がオン位置に位置する状態で、電圧を印加されることにより、可動部をオン位置からオーバーシュート位置まで移動させる。この場合、接点が接触状態であるときにソレノイドアクチュエータに電圧を印加することで、可動部がオン位置からオーバーシュート位置まで移動し、それにより、係止部材が解除状態に切り換えられる。従って、その後、ソレノイドアクチュエータへの電圧を解除しても、可動部は、オーバーシュート位置からオフ位置に移動可能となる。これにより、接点を接触状態から非接触状態に切り換えることができる。このように、接点が接触状態であるときに、ソレノイドアクチュエータへの電圧の印加を一度行うことで、接点を非接触状態に切り換えることができる。
好ましくは、ソレノイドアクチュエータは、弾性部材をさらに備える。弾性部材は、可動部をオン位置からオフ位置に向かう方向に付勢する。この場合、係止部材が解除状態に切り換えられることで、可動部が、オーバーシュート位置からオフ位置に移動可能となったときに、弾性部材の付勢力によって可動部をオフ位置に移動させることができる。これにより、接点を容易に非接触状態に切り換えることができる。
好ましくは、ソレノイドアクチュエータは、貫通孔を有する本体部をさらに有する。貫通孔には、可動部が挿入される。可動部は、第1端部と第2端部とを有する。第1端部は、軸線方向において本体部から突出しており、駆動接点を移動させる。第2端部は、軸線方向において第1端部と反対の方向に本体部から突出する。この場合、第2端部が本体部から突出しているので、使用者は、手動で第2端部を操作することができ、第2端部を操作することで、手動で可動部を移動させることができる。これにより、接点状態の切換を手動で行うことができる。
好ましくは、可動部は、第2端部に取り付けられるストローク調整部材をさらに有する。ストローク調整部材は、貫通孔よりも大きな外形を有する。この場合、ストローク調整部材が本体部に係止することで、可動部のストローク量が規制される。従って、ストローク調整部材の取付位置を調整することで、可動部のオーバーシュート位置を調整することができる。
好ましくは、接点開閉装置は、駆動接点を支持する可動接触片をさらに備える。可動部は、可動接触片において駆動接点から離れた位置を押圧する。この場合、可動接触片を撓ませることで、接点の耐溶着性、及び接触信頼性をさらに向上させることができる。
好ましくは、接点開閉装置は、カバー部材をさらに備える。カバー部材は、従動接点と駆動接点とソレノイドアクチュエータとを覆う。カバー部材は、可動部の少なくとも一部と対向する位置に配置される窓部を有する。窓部を介して可動部の少なくとも一部が視認可能である。この場合、窓部を介して可動部の位置を目視により確認することができる。接点状態は、可動部の位置に応じて定まる。従って、窓部を介して可動部の位置を確認することにより、接点状態を容易に確認することができる。
本発明によれば、接点の耐溶着性、及び接触信頼性を向上させることができる接点開閉装置を提供することができる。
実施形態に係る接点開閉装置の斜視図である。 接点開閉装置の側面図である。 ソレノイドアクチュエータと接点とを示す拡大図である。 ソレノイドアクチュエータの構成を示す断面図である。 可動部の構成を示す分解斜視図である。 保持部材の斜視図である。 保持部材の断面図である。 保持部材を軸線方向から見た図である。 保持部材の内面の展開図である。 押圧部材の斜視図である。 図4におけるXI−XI断面図である。 係止部材の斜視図である。 図4におけるXIII−XIII断面図である。 係止部材と押圧部材との一部を示す拡大図である。 オフ方向から見た係止部材の端部を示す図である。 保持部材の保持凸部、ガイド溝、及び係止部材の係止凸部の動作を示す展開図である。 ソレノイドアクチュエータの構成を示す断面図である。 ソレノイドアクチュエータの構成を示す断面図である。 保持部材の保持凸部、ガイド溝、及び係止部材の係止凸部の動作を示す展開図である。 第1変形例に係る接点開閉装置の側面図である。 第2変形例に係る接点開閉装置の平面図である。 第3変形例に係る接点開閉装置の平面図である。 第4変形例に係る接点開閉装置の平面図である。 第5変形例に係る接点開閉装置を示す図である。 第6変形例に係る接点開閉装置の側面図である。 第7変形例に係る接点開閉装置の側面図である。 第7変形例に係る接点開閉装置の平面図である。
以下、図面を参照して実施形態に係る接点開閉装置について説明する。図1は、実施形態に係る接点開閉装置1の斜視図である。図2は、接点開閉装置1の側面図である。本実施形態に係る接点開閉装置1は、ラッチ式リレーである。図1及び図2に示すように、接点開閉装置1は、ベース2と、従動接触片3と、駆動接触片4と、ソレノイドアクチュエータ5と、を有する。
ベース2は、従動接触片3と、駆動接触片4と、ソレノイドアクチュエータ5と、を支持している。従動接触片3は、銅などの導電性を有する材料で形成される。従動接触片3は、ベース2から上方へ延びている。従動接触片3は、ベース2から突出する端子13に接続されている。従動接触片3には、従動接点11が取り付けられている。従動接点11は、従動接触片3によって支持されている。
なお、本実施形態では、ベース2に対してソレノイドアクチュエータ5が配置されている方向を上方と呼び、その反対の方向を下方と呼ぶものとする。ただし、これらの方向の用語は、接点開閉装置1の配置の方向を限定するものではない。
駆動接触片4は、銅などの導電性を有する材料で形成される。駆動接触片4は、ベース2から上方へ延びている。駆動接触片4は、ベース2から突出する端子14に接続されている。駆動接触片4には、駆動接点12が取り付けられている。駆動接点12は、駆動接触片4によって支持されている。駆動接点12は、従動接点11に対して移動可能に設けられる。詳細には、駆動接触片4がソレノイドアクチュエータ5によって押されることにより、駆動接触片4が弾性変形して撓む。これにより、駆動接点12が、従動接点11に向かって移動する。また、駆動接触片4がソレノイドアクチュエータ5によって引かれることにより、駆動接点12が、従動接点11から離れるように移動する。或いは、駆動接触片4の弾性力により、駆動接点12が、従動接点11から離れるように移動してもよい。
ソレノイドアクチュエータ5は、本体部21と可動部22とを有する。後述するように本体部21は貫通孔を有している。可動部22は、貫通孔に挿入されており、本体部21に対して可動部22の軸線方向(以下、単に「軸線方向」と呼ぶ)に移動可能である。
可動部22は、第1端部23と第2端部24とを有する。第1端部23は、軸線方向において本体部21から突出している。第2端部24は、軸線方向において第1端部23と反対の方向に本体部21から突出している。
第1端部23は、駆動接触片4の上端部に接続されている。第1端部23が本体部21に対して移動することで、駆動接点12を移動させる。詳細には、第1端部23と駆動接触片4との接続部25は、駆動接点12よりも駆動接触片4の先端側に位置する。すなわち。第1端部23と駆動接触片4との接続部25は、駆動接点12よりも上方に位置する。従って、可動部22は、駆動接触片4において駆動接点12から上方に離れた位置を押圧する。
図3は、ソレノイドアクチュエータ5と接点11,12とを示す拡大図である。図3に示すように、可動部22は、軸線方向に沿って、オフ位置Poffとオン位置Ponとオーバーシュート位置Posとに移動する。可動部22がオフ位置Poffにある場合、駆動接点12と従動接点11とが非接触状態となる(図2参照)。可動部22がオン位置Ponにある場合、図3に示すように、駆動接点12と従動接点11とが接触状態となる。
なお、本実施形態において、軸線方向においてオフ位置Poffからオン位置Ponへ向かう方向を「オン方向」と呼ぶ。すなわち、オン方向は、軸線方向において第2端部24から第1端部23に向かう方向である。また、軸線方向においてオン方向と反対の方向を「オフ方向」と呼ぶ。すなわち、オフ方向は、軸線方向においてオン位置Ponからオフ位置Poffへ向かう方向である。言い換えれば、オフ方向は、軸線方向において第1端部23から第2端部24に向かう方向である。
可動部22がオフ位置Poffに位置している状態で、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されると、可動部22は、オフ位置Poffからオン方向に移動し、オン位置Ponを越えたオーバーシュート位置Posまで移動する。そして、ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されると、可動部22は、オーバーシュート位置Posからオン位置Ponに移動し、オン位置Ponに保持される。すなわち、本実施形態に係る接点開閉装置1では、駆動接点12と従動接点11とが非接触状態から接触状態に切り換えられるときに、可動部22は、オフ位置Poffから、オン位置Ponを越えたオーバーシュート位置Posを経由して、オン位置Ponに移動する。
また、可動部22がオン位置Ponに位置している状態で、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されると、可動部22は、オン位置Ponからオン方向に移動し、オーバーシュート位置Posまで移動する。そして、ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されると、可動部22は、オーバーシュート位置Posからオフ位置Poffに移動し、オフ位置Poffに保持される。すなわち、駆動接点12と従動接点11とが、接触状態から非接触状態に切り換えられるときに、可動部22は、オン位置Ponから、オーバーシュート位置Posを経由して、オフ位置Poffに移動する。
次に、ソレノイドアクチュエータ5の構成について詳細に説明する。図4は、ソレノイドアクチュエータ5の構成を示す断面図である。図5は、可動部22の構成を示す分解斜視図である。
図4に示すように、本体部21は、第1蓋部材26と、保持部材27と、ケース部材28と、第2蓋部材29とを有する。第1蓋部材26と、保持部材27と、ケース部材28と、第2蓋部材29とは、軸線方向に並んで配置されている。ケース部材28は、コイル部31を収容している。コイル部31は、ケース部材28に固定されている。コイル部31は、ボビン32と巻き線33とを有する。巻き線33は、ボビン32に巻回されている。巻き線33は、図1及び図2に示す電線16を介して、ベース2から突出する端子15に接続されている。
軸線方向におけるケース部材28の一端には保持部材27が取り付けられている。軸線方向におけるケース部材28の他端には、第2蓋部材29が取り付けられている。第2蓋部材29は貫通孔291を有しており、第2蓋部材29の貫通孔291からは可動部22の第2端部24が突出している。第2端部24には、ストローク調整部材34が取り付けられている。ストローク調整部材34は、第2蓋部材29の貫通孔291よりも大きな外形を有する。第1蓋部材26は、保持部材27に取り付けられている。第1蓋部材26は貫通孔261を有しており、第1蓋部材26の貫通孔261からは可動部22の第1端部23が突出している。
図6は、保持部材27の斜視図である。図7は、保持部材27の断面図である。図8は、保持部材27を軸線方向から見た図である。図6及び図7に示すように、保持部材27は、貫通孔271を有する。保持部材27は、複数の保持凸部35を有する。複数の保持凸部35は、保持部材27の内面から径方向内方に突出している。複数の保持凸部35は、軸線方向に延びている。複数の保持凸部35は、保持部材27の周方向に並んで配置されている。複数の保持凸部35は、保持部材27の周方向に等間隔に配置されている。本実施形態では、保持部材27は、3つの保持凸部35を有する。
図9は、保持部材27の内面の展開図である。図9に示すように、保持凸部35のオン方向(図9における上方)の端部は、第1傾斜部351と、第2傾斜部352と、段部353とを有する。第1傾斜部351と第2傾斜部352とは、周方向に対して傾斜している。第1傾斜部351と第2傾斜部352とは、軸線方向に対して傾斜している。段部353は、第1傾斜部351と第2傾斜部352との間に配置される。段部353は、軸線方向に延びている。
保持部材27の内面は、複数のガイド溝36,37を有する。複数のガイド溝36,37は、軸線方向に延びている。複数のガイド溝36,37は、保持凸部35を軸線方向に貫通している。複数のガイド溝36,37は、周方向に並んで配置されている。複数のガイド溝36,37は、周方向に等間隔に配置されている。本実施形態では、保持部材27は、6つのガイド溝36,37を有する。詳細には、複数のガイド溝36,37は、複数の第1ガイド溝36と、複数の第2ガイド溝37とを有する。本実施形態では、保持部材27は、3つの第1ガイド溝36と、3つの第2ガイド溝37とを有する。第1ガイド溝36第2ガイド溝37とは、周方向に交互に配置されている。
図8に示すように、複数の第1ガイド溝36は、周方向に等間隔に配置されている。第1ガイド溝36は、周方向において保持凸部35の間に配置される。第2ガイド溝37は、周方向に等間隔に配置される。第2ガイド溝37は、保持凸部35に設けられている。第1ガイド溝36は、第2ガイド溝37よりも深い。すなわち、保持部材27の径方向における第1ガイド溝36の深さは、保持部材27の径方向における第2ガイド溝37の深さよりも大きい。
図4及び図5に示すように、可動部22は、プランジャ41と、押圧部材42と、係止部材43とを有する。プランジャ41と、押圧部材42と、係止部材43とは、軸線方向に並んで配置される。プランジャ41は、コイル部31内に配置される。詳細には、プランジャ41は、ボビン32の貫通孔321内に配置される。プランジャ41は、磁性材料で形成される。上述した第2端部24は、プランジャ41の一方の端部である。
コイル部31に電圧が印加されると、プランジャ41には、オン方向へ電磁力が作用する。これにより、可動部22がオン方向に移動する。
プランジャ41の他方の端部には、押圧部材42が接続される。押圧部材42は、保持部材27の貫通孔271内に配置される。押圧部材42は、プランジャ41と共に軸線方向に移動する。押圧部材42は、オン方向に移動することにより、係止部材43を押圧する。
図10は、押圧部材42の斜視図である。図10に示すように、押圧部材42は、孔421を有する。孔421は、押圧部材42の端部から軸線方向に延びている。押圧部材42の端部は、複数の傾斜部44,45を有する。複数の傾斜部44,45は、孔421の周囲に配置されている。
複数の傾斜部は、複数の第1傾斜部44と、複数の第2傾斜部45とを有する。第1傾斜部44と第2傾斜部45とは、押圧部材42の周方向において交互に配置される。第1傾斜部44と第2傾斜部45とは、周方向に対して傾斜している。第1傾斜部44と第2傾斜部45との傾斜方向は、互いに反対である。
詳細には、第1傾斜部44は、オン方向(図10における上方)から見て反時計周り方向且つオフ方向に向かって傾斜している。第2傾斜部45は、オン方向から見て反時計周り方向且つオン方向に向かって傾斜している。本実施形態では、押圧部材42は、6つの第1傾斜部44を有する。また、押圧部材42は、6つの第2傾斜部45を有する。
押圧部材42は、複数のガイド凸部46を有する。複数のガイド凸部46は、押圧部材42の外周面から突出している。複数のガイド凸部46は、押圧部材42の周方向に互いに離れて配置されている。複数のガイド凸部46は、押圧部材42の周方向に等間隔に配置される。ガイド凸部46は、軸線方向に延びている。本実施形態では、押圧部材42は、6つのガイド凸部46を有する(図11参照)。
図4に示すように、押圧部材42は、保持部材27内に配置される。図11は、図4におけるXI−XI断面図である。図11に示すように、ガイド凸部46は、保持部材27のガイド溝36,37内に配置される。ガイド凸部46はガイド溝36,37に案内されて軸線方向に移動する。従って、押圧部材42は、保持部材27内において軸線方向に移動可能であるが、軸線周りの回転は禁止される。
係止部材43は、押圧部材42とは別体の部材である。係止部材43は、保持部材27の貫通孔271と第1蓋部材26の貫通孔261内に配置され、軸線方向に移動可能である。係止部材43は、押圧部材42に固定されていない。このため、係止部材43は、押圧部材42に対して軸線方向に移動可能である。また、係止部材43は、押圧部材42に対して軸線周りに回転可能である。
図12は、係止部材43の斜視図である。図12に示すように、係止部材43は、筒部47と、係止部48と、上述した第1端部23と、を有する。第1端部23と係止部48と筒部47とは、軸線方向に並んでいる。係止部48は、軸線方向において第1端部23と筒部47との間に位置する。筒部47は、係止部48よりも小さな外径を有する。筒部47は、上述した押圧部材42の孔421に挿入される。
第1端部23の外径は、係止部48の端部の外径よりも小さい。このため、図4に示すように、第1端部23と係止部48との間には段部49が設けられている。また、上述した第1蓋部材26の内面は、径方向内方へ突出するフランジ部51を有する。ソレノイドアクチュエータ5は、弾性部材52を有している。本実施形態において、弾性部材52は、コイルスプリングである。弾性部材52は、第1蓋部材26のフランジ部51と係止部材43の段部49との間に配置される。これにより、弾性部材52は、係止部材43をオフ方向に付勢する。
係止部48は、複数の係止凸部53を有する。複数の係止凸部53は、係止部48の外周面から突出している。複数の係止凸部53は、係止部48の周方向に互いに離れて配置されている。複数の係止凸部53は、係止部48の周方向に等間隔に配置されている。係止凸部53は、軸線方向に延びている。本実施形態では、係止部48は、3つの係止凸部53を有する。係止凸部53のオフ方向における端部は、傾斜部531を有する。傾斜部531は周方向に対して傾斜している。係止凸部53の傾斜部531は、保持凸部35の傾斜部351,352と同方向に傾斜している。
係止部材43は、保持部材27内を軸線方向に移動可能に配置される。図13は、図4におけるXIII−XIII断面図である。図13に示すように、係止凸部53は、保持部材27の第1ガイド溝36内に配置される。係止凸部53は、第1ガイド溝36によって案内されて軸線方向に移動する。従って、係止凸部53が第1ガイド溝36内に位置する状態では、係止部材43は、保持部材27内を軸線方向に移動可能であるが、軸線周りの回転は禁止される。
図14は、係止部材43と押圧部材42との一部を示す拡大図である。図14に示すように、係止部48の端部は、押圧部材42の端部と対向して配置される。図15は、オフ方向から見た係止部材43の端部を示す図である。図12、図14及び図15に示すように、係止部48の端部は、複数の傾斜部54,55を有する。複数の傾斜部54,55は、筒部47よりも径方向における外方に配置されている。複数の傾斜部54,55は、係止凸部53よりも径方向における内方に位置する。複数の傾斜部54,55は、係止部48の周方向に対して傾斜している。複数の傾斜部54,55は、複数の第3傾斜部54と、複数の第4傾斜部55とを有する。第3傾斜部54と第4傾斜部55とは、係止部48の周方向において交互に配置される。第3傾斜部54と第4傾斜部55との傾斜方向は、互いに反対である。詳細には、第3傾斜部54は、第1傾斜部44と同方向に傾斜している。第4傾斜部55は、第2傾斜部45と同方向に傾斜している。本実施形態では、係止部48は、6つの第3傾斜部54を有する。また、係止部48は、6つの第4傾斜部55を有する。
次に、ソレノイドアクチュエータ5の動作について説明する。図4では、可動部22はオフ位置Poffに位置している。この状態において、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されると、コイル部31によってプランジャ41にオン方向への電磁力が発生する。これにより、プランジャ41がオン方向へ移動して、押圧部材42が、弾性部材52の付勢力に抗して、係止部材43をオン方向へ押圧する。このとき、図14に示すように、押圧部材42の第1傾斜部44が、係止部材43の第3傾斜部54を押圧している。第1傾斜部44と第3傾斜部54とは、周方向に互いにずれているため、第3傾斜部54が第1傾斜部44に押されることによって、係止部材43をオン方向に移動させる力と共に、傾斜方向に沿った力、すなわち係止部材43を回転させようとする力が係止部材43に作用する。しかし、この状態では図13に示すように、係止部材43の係止凸部53が第1ガイド溝36に案内されており、係止部材43の回転が禁止されている。従って、係止部材43は回転せずに第1ガイド溝36に沿ってオン方向へ移動する。
図16は、保持部材27の保持凸部35、ガイド溝36,37、及び係止部材43の係止凸部53の動作を示す展開図である。図14に示すように、係止部材43が押圧部材42によってオン方向に押されると、図16(A)に示すように、係止凸部53が第1ガイド溝36に案内されることで、係止部材43はオン方向へ移動する(矢印A1参照)。
係止凸部53が、保持凸部35をオン方向に超えると、上述した第1ガイド溝36による回転の規制が解除される。このため、図14に示すように、第3傾斜部54が第1傾斜部44に沿って滑ることで(矢印A2参照)、係止部材43が軸線周りに回転する。これにより、図16(B)に示すように、係止凸部53の傾斜部531が、保持凸部35の第1傾斜部351と対向する位置に移動する(矢印A3参照)。このときの係止部材43の状態を係止状態と呼ぶ。
なお、図16は、保持部材27の内面を展開した図であるため、図14における第3傾斜部54の移動方向すなわち係止部材43の回転方向A2と、図16(B)における係止凸部53の移動方向A3とが逆の向きに表示されている。
図16(B)に示す状態から、押圧部材42が係止部材43をさらに押圧することで可動部22がさらにオン方向へ移動する。そして、図17に示すように、第2端部24に取り付けられたストローク調整部材34が第2蓋部材29に係止することで、可動部22がオーバーシュート位置Posで停止する。
ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されると、弾性部材52の付勢力によって係止部材43がオフ方向へ移動する。このとき、係止部材43は、上述したように係止状態となっている。このため、図16(C)に示すように、係止凸部53は、オフ方向へ移動することで、保持凸部35の第1傾斜部351に接触する。そして、弾性部材52の付勢力によって係止部材43がさらにオフ方向に押圧されることで、係止凸部53が保持凸部35の第1傾斜部351に沿って滑り、第1傾斜部351と段部353とによって係止されて停止する(矢印A4参照)。この状態において、可動部22はオン位置Ponに位置している。そして、図18に示すように、押圧部材42及びプランジャ41がオフ方向に戻っても、係止部材43は、保持部材27に係止していることでオフ方向には移動しない。これにより、第1端部23がオン位置Ponに保持される。
以上のように、ソレノイドアクチュエータ5は、可動部22がオフ位置Poffに位置する状態で、電圧を印加されることにより、可動部22をオフ位置Poffからオーバーシュート位置Posまで移動させる。可動部22がオン位置Ponからオーバーシュート位置Posまで移動することにより、係止部材43は係止状態に切り換えられる。そして、ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されることにより、可動部22がオフ位置Poffに移動し、係止部材43が保持部材27に係止することによってオン位置Ponに保持される。
次に、図18に示すように、可動部22がオン位置Ponに位置している状態で、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されると、コイル部31によってプランジャ41にオン方向への電磁力が発生する。これにより、プランジャ41がオン方向へ移動して、押圧部材42が、弾性部材52の付勢力に抗して、係止部材43をオン位置Ponからオン方向へ押圧する。これにより、図19(A)に示すように、係止凸部53がオン方向へ移動する(矢印A5参照)。
係止凸部53が保持凸部35の段部353をオン方向に超えると、図19(B)に示すように、上述の係止部材43と同様に、係止部材43が軸線周りに回転して、係止凸部53の傾斜部531が、保持凸部35の第2傾斜部352と対向する位置に移動する(矢印A6参照)。このときの係止部材43の状態を解除状態と呼ぶ。
次に、ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されると、弾性部材52の付勢力によって係止部材43がオフ方向へ押圧される。これにより、図19(C)に示すように、係止凸部53の傾斜部531が、保持凸部35の第2傾斜部352に沿って滑り、第1ガイド溝36に対向する位置へ移動する。そして、係止凸部53が第1ガイド溝36に沿ってオフ方向に移動する。これにより、係止部材43がオフ方向へ移動して、可動部22がオフ位置Poffに戻る。
以上のように、ソレノイドアクチュエータ5は、可動部22がオン位置Ponに位置する状態で、電圧を印加されることにより、可動部22をオン位置Ponからオーバーシュート位置Posまで移動させる。可動部22がオン位置Ponからオーバーシュート位置Posまで移動することにより、係止部材43は解除状態に切り換えられる。そして、ソレノイドアクチュエータ5への電圧が解除されることにより、可動部22がオフ方向に移動して、オフ位置Poffまで移動する。
本実施形態に係る接点開閉装置1は以下の特徴を有する。
駆動接点12と従動接点11とが非接触状態から接触状態に切り換えられるときに、図3に示すように、可動部22は、オン位置Ponを越えたオーバーシュート位置Posまで移動した後に、オン位置Ponに移動する。従って、駆動接点12を大きく移動させることができるので、接点の溶着が生じても、容易に接点を引き離すことができる。これにより、突入電流が大きい高負荷の開閉においても、接点の耐溶着性を向上させることができる。
また、接点のワイピング作用を大きくすることができるので、接点の清浄化作用が大きい。これにより、接点の接触信頼性を向上させることができる。
駆動接点12と従動接点11とが、接触状態から非接触状態に切り換えられるときに、可動部22は、オン位置Ponから、オーバーシュート位置Posを経由して、オフ位置Poffに移動する。このため、接点を活性化してから、接点を非接触状態とすることができる。このため、接点を清浄化することができる。
ソレノイドアクチュエータ5は、係止部材43が保持部材27に係止することで、可動部22をオン位置Ponに保持する。このため、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されていなくても、可動部22をオン位置Ponに保持することができる。このため、ソレノイドアクチュエータ5への電圧を解除しても、接点を接触状態に維持できる。また、弾性部材52の付勢力により、可動部22をオフ位置Poffに保持する。このため、ソレノイドアクチュエータ5に電圧が印加されていなくても、可動部22をオフ位置Poffに保持することができる。このため、ソレノイドアクチュエータ5への電圧を解除しても、接点を非接触状態に維持できる。
以上のように、本実施形態に係る接点開閉装置1では、パルス信号を一度、ソレノイドアクチュエータ5に入力するごとに、接点が接触状態と非接触状態とに切り換わる。そして、信号を入力しなければ、接点の状態がそのまま維持される。従って、ソレノイドアクチュエータ5への電圧の印加を維持しなくても、接点の状態を維持することができる。これにより、接点開閉装置1の消費電力を低減することができる。
また、保持部材27と係止部材43とが係止することにより接点が接触状態に維持されるので、バネによる弾性力、或いはコイルによる電磁力によって接点が接触状態に維持される場合と比べて、耐衝撃性を向上させることができる。
第2端部24が、軸線方向において第1端部23と反対の方向に本体部21から突出している。このため、第2端部24を操作することで、手動で可動部22を移動させることができる。すなわち、第2端部24を手動でオン方向に移動させることにより、可動部22をオン位置Ponとオフ位置Poffとに切り換えることができる。これにより、接点を手動で接触状態と非接触状態とに切り換えることができる。
ストローク調整部材34の第2端部24での取り付け位置を調整することで、可動部22のストローク量を調整することができる。これにより、可動部22のオーバーシュート量を調整することができる。例えば、オーバーシュート量を小さくする場合には、ストローク調整部材34をオン方向(図4における左方)に移動させればよい。また、オーバーシュート量を大きくする場合には、ストローク調整部材34をオフ方向(図4における右方)に移動させればよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態に係る接点開閉装置1はリレーであるが、本発明は、スイッチなどの別の装置に適用されてもよい。
ソレノイドアクチュエータ5の構成は上記の実施形態の構成に限らず、変更されてもよい。例えば、弾性部材52が省略されてもよい。この場合、例えば、駆動接触片4の弾性力によって、接点を非接触状態に戻す復帰力を得ることができる。ストローク調整部材34は省略されてもよい。第2端部24は、本体部21から突出していなくてもよい。すなわち、第2端部24は、本体部21内に配置されてもよい。
係止部材43及び保持部材27の形状は変更されてもよい。係止凸部53、保持凸部35、及びガイド溝の数は変更されてもよい。押圧部材42の第1傾斜部351、第2傾斜部352、係止部材43の第3傾斜部54、及び第4傾斜部55の数は変更されてもよい。
接点開閉装置1の構成は変更されてもよい。例えば、従動接点11及び駆動接点12の数は、それぞれ1つに限らず、2つ以上であってもよい。従動接触片3及び駆動接点12片に関する構成は、上記の実施形態の構成に限らず、変更されてもよい。
図20は第1変形例に係る接点開閉装置1aの側面図である。図20に示すように、ソレノイドアクチュエータ5の可動部22は、駆動接触片4においてベース2との接続部61と、駆動接点12との間の部分を押圧してもよい。
図21は、第2変形例に係る接点開閉装置1bの平面図である。図21に示すように、駆動接触片4及び従動接触片3は、上下方向に垂直な方向に沿って延びてもよい。言い換えれば、駆動接触片4及び従動接触片3は、ベース2の表面に沿って延びてもよい。なお、第2変形例に係る接点開閉装置1bでは、ソレノイドアクチュエータ5の可動部22は、駆動接触片4において駆動接点12よりも先端側の部分を押圧している。
図22は、第3変形例に係る接点開閉装置1cの平面図である。図22に示すように、ソレノイドアクチュエータ5の可動部22は、駆動接触片4において、ベース2との接続部61と駆動接点12との間の部分を押圧してもよい。第3変形例に係る接点開閉装置1cの他の構成については、第2変形例に係る接点開閉装置1bと同様である。
図23は、第4変形例に係る接点開閉装置1dの平面図である。図23に示すように、第4変形例に係る接点開閉装置1dは、第1従動接点11aと、第2従動接点11bと、第1駆動接点12aと、第2駆動接点12bとを有する。第1駆動接点12aと第2駆動接点12bとは駆動接触片4に取り付けられている。駆動接触片4はベース2には取り付けられておらず、ソレノイドアクチュエータ5の可動部22に支持されている。可動部22は、駆動接触片4において第1駆動接点12aと第2駆動接点12bとの間の部分を押圧する。ソレノイドアクチュエータ5は、駆動接触片4の全体を軸線方向に移動させる。これにより、第1従動接点11aと第1駆動接点12aとの開閉、及び、第2従動接点11bと第2駆動接点12bとの開閉が切り換えられる。
図24(A)は、第5変形例に係る接点開閉装置1eの平面図である。図24(B)は、第5変形例に係る接点開閉装置1eの側面図である。図24(A)及び図24(B)に示すように、第5変形例に係る接点開閉装置1eは、複数の従動接点11と、複数の駆動接点12と、複数の駆動接触片4とを有する。なお、図24では、複数の従動接点11と、複数の駆動接点12とのうち一部のみに符号11,12を付して他の符号11,12は省略している。複数の駆動接触片4は、リンク部材62に接続されており、ソレノイドアクチュエータ5の可動部22は、リンク部材62を移動させる。これにより、複数の駆動接触片4が同時に移動することで、接点11,12が開閉される。
図25は、第6変形例に係る接点開閉装置1fの側面図である。第6変形例に係る接点開閉装置1は、第1支持部63と第2支持部64とを有する。第1支持部63は、ベース2上に配置される。第2支持部64は、ヒンジ65を介して第1支持部63に揺動可能に取り付けられている。駆動接点12は第2支持部64に支持されている。ソレノイドアクチュエータ5の可動部22は、第2支持部64を移動させることにより、駆動接点12を移動させる。これにより、駆動接点12が第1従動接点11aに接触している接触状態と、駆動接点12が第1従動接点11aと非接触となる非接触状態とに切り換えられる。なお、非接触状態では、駆動接点12は第2従動接点11bと接触している。
図26は、第7変形例に係る接点開閉装置1gの側面図である。図27は、第7変形例に係る接点開閉装置1gの平面図である。図26に示すように、接点開閉装置1gは、カバー部材66をさらに備える。カバー部材66は、従動接点11と駆動接点12とソレノイドアクチュエータ5とを覆う。図27に示すように、カバー部材66は、窓部67を有する。窓部67は、可動部22の少なくとも一部と対向する位置に配置される。窓部67は、例えば透明な材料で形成される。窓部67を介して可動部22の少なくとも一部が視認可能である。カバー部材66の窓部67以外の部分は、不透明であることが好ましい。可動部22の色は、ベース2或いは本体部21と異なる色であることが好ましい。
第7変形例に係る接点開閉装置1では、窓部67を介して可動部22の位置を目視により確認することができる。接点状態は、可動部22の位置に応じて定まる。例えば、図27(A)は、可動部22がオフ位置Poffに位置していることを示している。この場合、接点が非接触状態であることを使用者は確認することができる。図27(C)は、可動部22がオフ位置Poffに位置していることを示している。この場合、接点が接触状態であることを使用者は確認することができる。なお、図27(B)は、可動部22がオーバーシュート位置Posに位置していることを示している。このように、使用者は、窓部67を介して可動部22の位置を確認することにより、接点状態を容易に確認することができる。
本発明によれば、接点の耐溶着性、及び接触信頼性を向上させることができる接点開閉装置1を提供することができる。
11 従動接点
12 駆動接点
5 ソレノイドアクチュエータ
31 コイル部
41 プランジャ
27 保持部材
43 係止部材
21 本体部
23 第1端部
24 第2端部
34 ストローク調整部材
66 カバー部材

Claims (13)

  1. 従動接点と、
    前記従動接点に対して移動可能に設けられる駆動接点と、
    前記駆動接点と前記従動接点とが非接触状態となるオフ位置と、前記駆動接点と前記従動接点とが接触状態となるオン位置と、に移動可能に設けられる可動部を有するソレノイドアクチュエータと、
    を備え、
    前記駆動接点と前記従動接点とが前記非接触状態から前記接触状態に切り換えられるときに、前記可動部は、前記オフ位置から、前記オン位置を越えたオーバーシュート位置を経由して、前記オン位置に移動する、
    接点開閉装置。
  2. 前記駆動接点と前記従動接点とが、前記接触状態から前記非接触状態に切り換えられるときに、前記可動部は、前記オン位置から、前記オーバーシュート位置を経由して、前記オフ位置に移動する、
    請求項1に記載の接点開閉装置。
  3. 前記ソレノイドアクチュエータは、コイル部をさらに有し、
    前記可動部は、前記コイル部内に配置されるプランジャを有し、
    前記可動部は、前記プランジャの軸線方向に沿って、前記オフ位置と前記オン位置と前記オーバーシュート位置とに移動する、
    請求項1又は2に記載の接点開閉装置。
  4. 前記可動部に係止することで前記可動部を前記オン位置に保持する保持部材をさらに備える、
    請求項3に記載の接点開閉装置。
  5. 前記可動部は、係止部材をさらに有し、
    前記係止部材は、前記保持部材に係止される係止状態と、前記保持部材への係止が解除される解除状態とに切換可能に設けられ、
    前記可動部が前記オフ位置から前記オーバーシュート位置まで移動することで、前記係止部材は前記解除状態から前記係止状態に切り換えられる、
    請求項4に記載の接点開閉装置。
  6. 前記ソレノイドアクチュエータは、前記可動部が前記オフ位置に位置する状態で、電圧を印加されることにより、前記可動部を前記オフ位置から前記オーバーシュート位置まで移動させる、
    請求項5に記載の接点開閉装置。
  7. 前記可動部が前記オン位置から前記オーバーシュート位置まで移動することにより、前記係止部材は前記係止状態から前記解除状態に切り換えられる、
    請求項5又は6に記載の接点開閉装置。
  8. 前記ソレノイドアクチュエータは、前記可動部が前記オン位置に位置する状態で、電圧を印加されることにより、前記可動部を前記オン位置から前記オーバーシュート位置まで移動させる、
    請求項7に記載の接点開閉装置。
  9. 前記ソレノイドアクチュエータは、前記可動部を前記オン位置から前記オフ位置に向かう方向に付勢する弾性部材をさらに備える、
    請求項7又は8に記載の接点開閉装置。
  10. 前記ソレノイドアクチュエータは、前記可動部が挿入される貫通孔を有する本体部をさらに有し、
    前記可動部は、
    前記軸線方向において前記本体部から突出しており前記駆動接点を移動させる第1端部と、
    前記軸線方向において前記第1端部と反対の方向に前記本体部から突出する第2端部と、
    を有する、
    請求項5から9のいずれかに記載の接点開閉装置。
  11. 前記可動部は、前記第2端部に取り付けられるストローク調整部材をさらに有し、
    前記ストローク調整部材は、前記貫通孔よりも大きな外形を有する、
    請求項10に記載の接点開閉装置。
  12. 前記駆動接点を支持する駆動接触片をさらに備え、
    前記可動部は、前記駆動接触片において前記駆動接点から離れた位置を押圧する、
    請求項1から11のいずれかに記載の接点開閉装置。
  13. 前記従動接点と前記駆動接点と前記ソレノイドアクチュエータとを覆うカバー部材をさらに備え、
    前記カバー部材は、前記可動部の少なくとも一部と対向する位置に配置される窓部を有し、
    前記窓部を介して前記可動部の少なくとも一部が視認可能である、
    請求項1から12のいずれかに記載の接点開閉装置。
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