JP6264068B2 - ブレーキ液圧制御用アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキ装置に備えられることで、ブレーキ液圧の制御を行うブレーキ液圧制御用アクチュエータに関するものである。
従来、モータを用いた装置として電動パワーステアリング制御装置(以下、EPS:Electric Power Steeringという)が知られている。EPSは、電動のモータを用いてステアリングの操作力をアシストするものである。EPSでは、モータの駆動に用いられるスイッチング素子が高温化することを防止するために、熱容量の大きなモータに近い部位に集約してスイッチング素子を搭載し、スイッチング素子が発した熱をモータで吸収するという放熱構造を採用している(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−192757号公報
EPSにおいては、高周波による周波数制御によってスイッチング素子をオンオフすることでモータを長時間駆動する必要性が少なく、例えばステアリングを据え切り回転させる場合など、比較的短時間しかスイッチング素子を高周波でオンオフさせることがない。このため、上記したように、スイッチング素子をモータに近い部位に配置するだけで放熱効果を得ることができた。
しかしながら、EPSと同様に、モータが用いられるブレーキ液圧制御用アクチュエータにおいては、比較的長時間スイッチング素子を高周波でオンオフさせることがあり、その場合にはモータも発熱し、スイッチング素子で発した熱を効果的に吸収できなくなる。例えば、ブレーキ液圧制御用アクチュエータでは、アンチロックブレーキ(以下、ABS:Antilock Brake Systemという)制御や横滑り防止(以下、ESC:Electronic Stability Controlという)制御などの緊急回避のためのブレーキ液圧制御が行われる。このような緊急回避のためのブレーキ制御は、比較的短時間の制御となるため、スイッチング素子を高周波でオンオフさせる時間も短い。これに対して、回生ブレーキ制御やアダプティブクルーズコントロール(以下、ACCという)などのブレーキ液圧制御においては、制御が比較的長時間になる場合があり、その場合には上記したようにスイッチング素子の放熱が十分でなくなる。
なお、ここでいう制御の時間は、制御に掛けられる時間を意味しているが、実質的には所定期間中におけるスイッチング素子のオンオフ頻度を示している。つまり、所定期間中におけるスイッチング素子のオンオフ頻度が多いほど長時間の制御、そのオンオフ頻度が少ないほど短時間の制御となる。例えば、ABS制御やESC制御などにおいては、1回の制御に掛けられる時間は短時間であり、その時間内におけるスイッチング素子に加わる電流負荷は高いが、その制御周期よりも長い所定期間(例えば数分〜数十分間)内でのオンオフ頻度は低い。逆に、回生ブレーキ制御やACCなどにおいては、1回の制御に掛けられる時間は長時間であり、瞬間的なスイッチング素子に加わる電流負荷は低いが、所定期間(例えば数分〜数十分間)内でのオンオフ頻度は高い。
本発明は上記点に鑑みて、よりスイッチング素子を効果的に放熱することができるブレーキ液圧制御用アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ブレーキ液圧制御を行うための配管が形成され、一面および該一面と反対側となる他面を有すると共に、配管内のブレーキ液の吸入吐出を行うポンプ(2a)が備えられたブロック(2)と、ブロックの他面側に固定され、電源(10)からの電力供給に基づいてポンプを駆動するモータ(3)と、モータに対する電源からの電流流れの上下流それぞれに配置され、モータへの電力供給のオンオフ制御を行う第1スイッチング素子(8)および第2スイッチング素子(9)と、ブレーキ液圧制御に含まれる制御が実行される際に第1、第2スイッチング素子のオンオフを制御し、第1、第2スイッチング素子をオンするときにいずれか一方を周波数制御によって高周波スイッチングすることでモータへの電力供給の制御を行いつつ、第1、第2スイッチング素子のうち周波数制御の制御対象として選択するものの切替えを行う素子駆動手段(4a)と、を備えていることを特徴としている。
具体的には、請求項1に記載の発明において、素子駆動手段は、第1、第2スイッチング素子の温度を取得し、第1、第2スイッチング素子のうち周波数制御の制御対象となっている方の温度が所定の閾温度を超えると、もう一方を周波数制御の制御対象に切替える。さらに、第1スイッチング素子の温度に応じた検出信号を出力する第1温度検出素子(8a)が備えられていると共に、第2スイッチング素子の温度に応じた検出信号を出力する第2温度検出素子(9a)が備えられており、素子駆動手段は、第1、第2温度検出素子の検出信号に基づいて第1、第2スイッチング素子の温度を直接測定する。
このように、モータを駆動する際に第1、第2スイッチング素子のいずれか一方を周波数制御の制御対象としつつ、素子駆動手段により、その制御対象となる方を切替えるようにしている。周波数制御を行う場合、周波数制御の制御対象となるスイッチング素子は制御対象とならない方のスイッチング素子と比較して発熱量が多くなる。このため、制御対象の切り替えを行うことで、周波数制御の制御対象を第1、第2スイッチング素子の一方のみとする場合と比較して、1つ1つの素子での発熱量を少なくすることができる。
これにより、第1、第2スイッチング素子の高温化が防げると共に、第1、第2スイッチング素子の一方が周波数制御されているときに他方の周波数制御されていない方については温度上昇が小さいことから、周波数制御されていないときに効果的に放熱させられる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の全体構成を示した図である。 図1に示すブレーキ液圧制御用アクチュエータ1のモータ3の駆動回路を示した図である。 図1に示すブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の動作を示したタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態にかかるブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の全体構成を示した図である。 本発明の第3実施形態にかかるブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の全体構成を示した図である。 本発明の第4実施形態にかかるブレーキ液圧制御用アクチュエータ1のモータ3の駆動回路を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態が適用されたブレーキ液圧制御用アクチュエータについて図1および図2を参照して説明する。
図1に示されるように、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ1は、ブロック2、モータ3、第1回路基板4、第1ケース5を有した構成とされている。
ブロック2は、アルミニウムなどの金属によって構成された長方体状の部材であり、内部にブレーキ液圧制御を行うための図示しない配管が形成されている。このブロック2の一面側には、図示しない電磁弁が組み付けられており、ブロック2の中央位置にはポンプ2aが嵌め込まれている。ポンプ2aは例えばトロコイドポンプなどの回転式ポンプとされ、モータ3の回転に伴って駆動される。
モータ3は、ブロック2のうち電磁弁が組み付けられた一面と反対側の他面に固定されている。本実施形態では、モータ3としてブラシモータを適用した場合を示してある。本実施形態では、モータ3は、ブロック2に直接固定されており、モータ3の回転軸3aがポンプ2aに連結されている。
第1回路基板4は、ブレーキ液圧制御用のマイクロコンピュータ4aやモータ3のオンオフ駆動用のスイッチング素子8、9などを含むブレーキ制御用の電気回路が実装された基板である。本実施形態の場合、第1回路基板4は、ブロック2のうちモータ3が固定された面とは反対側の一面、つまり図示しない電磁弁が組み付けられた一面に配置されている。
第1ケース5は、第1回路基板4を収容すると共に、第1回路基板4や図示しない電磁弁を外部から遮断することで防水する役割を果たす。第1ケース5のうちの一端にはコネクタ部5aが備えられており、このコネクタ部5aを通じて第1回路基板4に備えられた回路配線などと第1ケース5の外部との電気的接続が行えるようになっている。
そして、図2に示すように、モータ3を挟んで電源10から供給される電流の流れの上下流それぞれに、スイッチング素子8とスイッチング素子9が配置されることで、モータ3の駆動用の回路が構成されている。各スイッチング素子8、9の駆動はマイクロコンピュータ4aからの制御信号に基づいて行われ、両スイッチング素子8、9が共にオンされると電源10からモータ3への電力供給が為されて、モータ3が駆動されるようになっている。マイクロコンピュータ4aでは、ABS制御、ESC制御、回生ブレーキ制御およびACCなどの各種ブレーキ液圧制御を実行するための演算が行われており、各種ブレーキ液圧制御が実行開始されたことや、そのブレーキ液圧制御における各種制御量を把握している。
このため、マイクロコンピュータ4aは、実行されたブレーキ液圧制御からの要求に基づいて、各種制御弁を駆動したり、モータ3を駆動することでポンプ2aを作動させ、ポンプ2aによるブレーキ液の吸入・吐出動作を行わせる。
このとき、両スイッチング素子8、9のうちの一方をオンしておいた状態で、他方を周波数制御(デューティ制御やPWM制御)して高周波スイッチングすることで、モータ3への電力供給を制御し、モータ3の回転数を制御する。これにより、ポンプ2aによるブレーキ液の吐出量を制御要求値に応じて調整でき、所望の制御を実行することが可能となる。
なお、スイッチング素子8、9を高周波スイッチングする場合、スイッチングサージを吸収するための還流ダイオードがモータ3に対して並列接続されるなど、他の素子も備えられるが、図2中では省略してある。
以上のような構造により、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ1が構成されている。そして、このように構成されたブレーキ液圧制御用アクチュエータ1において、モータ3を駆動する際にスイッチング素子8、9のいずれか一方を周波数制御の制御対象とするが、その制御対象となる方を適宜切替えるようにする。周波数制御を行う場合、周波数制御の制御対象となるスイッチング素子は制御対象とならない方のスイッチング素子と比較して発熱量が多くなる。このため、制御対象の切り替えを行うことで、周波数制御の制御対象をスイッチング素子8、9の一方のみとする場合と比較して、1つ1つの素子での発熱量を少なくすることができる。
このため、スイッチング素子8、9の高温化が防げると共に、スイッチング素子8、9の一方が周波数制御されているときに他方の周波数制御されていない方については温度上昇が小さいことから、周波数制御されていないときに効果的に放熱させられる。そして、スイッチング素子8、9として要求される耐熱性を低下させることも可能となる。したがって、結果として、スイッチング素子8、9の低コスト化を図ることも可能となる。
具体的には、スイッチング素子8、9の熱履歴、つまり駆動されることで発熱が生じた履歴に応じて、スイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象とするかを決定している。本実施形態では、熱履歴の一例としてスイッチング素子8、9の温度を用い、この温度を測定することで取得し、その測定結果に基づいて、スイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象とするかの選択を行っている。
例えば、図2中に示したように、スイッチング素子8、9に温度検出素子8a、9aを内蔵しておき、この温度検出素子8a、9aの検出信号をマイクロコンピュータ4aに入力することでスイッチング素子8、9の温度を実測できる。温度検出素子8a、9aとしては、例えばスイッチング素子8、9が形成された半導体チップ内に形成したダイオードなどを用いることができ、ダイオードの温度特性に基づく電流値変化をマイクロコンピュータ4aで読み取ることで温度測定が行える。
そして、温度測定の結果に基づいて、ブレーキ液圧制御が実行されるときには、スイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象とするかの選択を行う。このとき、スイッチング素子8、9が共に所定の閾温度以下であれば、スイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象としても良い。スイッチング素子8、9のうち温度が低い方を周波数制御の制御対象とすれば、よりスイッチング素子8、9の高温化を抑制できる。
また、スイッチング素子8、9の駆動中にもこれらの温度測定を継続し、その温度が所定の閾温度を超えたときには、スイッチング素子8、9のうち周波数制御の制御対象となるものの切替えを行う。すなわち、スイッチング素子8、9のうち周波数制御の制御対象となっていた方を今度は周波数制御の制御対象にせずにモータ3をオンさせる期間中オンさせる定常オンとする。また、スイッチング素子8、9のうち周波数制御の制御対象となっておらず定常オンさせられていた方を今度は周波数制御の制御対象にする。
これにより、スイッチング素子8、9の一方が連続的に周波数制御の制御対象となることで高温化してしまうことを抑制でき、上記効果を得ることが可能となる。なお、スイッチング素子8、9がいずれも所定の閾温度以下であった場合に、いずれを先に周波数制御の制御対象としても良いが、測定温度が低かった方が制御対象とすれば、より上記効果を得ることができる。
図3は、ブレーキ液圧制御が行われたときのスイッチング素子8、9の駆動状態と測定温度を示したタイムチャートである。
この図に示すように、ブレーキ液圧制御の制御開始時において、それ以前にブレーキ液圧制御が開始されていない状態であれば、スイッチング素子8、9の測定温度は等しくなる。この場合、スイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象としても良いが、ここではスイッチング素子8を先に周波数制御の制御対象としている。
周波数制御の制御対象となったスイッチング素子8については、ブレーキ液圧制御に基づいてモータ3をオンさせる指示(モータ駆動指示)が出される毎に高周波スイッチングが行われ、スイッチング素子9については定常オンされる。このため、スイッチング素子8の方がスイッチング素子9よりも大きな勾配で温度が上昇していく。
そして、スイッチング素子8の温度が所定の閾温度を超えると、その後は周波数制御の制御対象をスイッチング素子9に切り替え、スイッチング素子8については定常オンとする。このようにすることで、温度が上昇したスイッチング素子8について、定常オンに切替えることで温度を低下させることが可能となる。これにより、上記効果を得ることが可能となる。
(第1実施形態の他の例)
上記した第1実施形態では、スイッチング素子8、9の温度を直接検出できる温度検出素子8a、9aを備えたが、スイッチング素子8、9の温度を推定演算しても良い。
スイッチング素子8、9の温度の推定演算は、制御開始時におけるスイッチング素子8、9の温度(以下、単に制御開始時温度という)を基準として、スイッチング素子8、9の駆動時間および制御形態等に応じた温度上昇量を加算することで行われる。
制御開始時温度としては、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の搭載位置の温度として想定される温度を用いることができる。車両使用時にブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の搭載位置として想定される温度はほぼ決まっており、所定の温度範囲内となる。例えば、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ1はエンジンルーム内に搭載されるが、エンジンからの距離等によって、想定される温度範囲はほぼ決まっている。このため、その範囲に含まれる温度、例えばその範囲における上限温度をブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の搭載位置として想定される温度としている。もしくは、車両に備えられた各種電子制御ユニット(以下、ECUという)を繋ぐCAN(Controller Area Network)などの通信網を通じて、エンジンECUから外気温やエンジン吸気温を取得し、これを制御開始時温度とすることもできる。
温度上昇量は、基本的にはスイッチング素子8、9の駆動時間、周波数制御によって高周波スイッチングしたか定常オンしたかという制御形態および駆動するスイッチング素子8、9から見たユニットとしての過渡熱抵抗などによって決まる。このため、スイッチング素子8、9の制御形態に応じた温度上昇量と駆動時間との関係を実験によって求めておき、その関係を示すマップもしくは演算式をマイクロコンピュータ4aに記憶しておく。そして、記憶しておいたマップもしくは演算式を用いて、駆動時間や制御形態より、スイッチング素子8、9それぞれの温度上昇量を演算することができる。
ただし、温度上昇量の増加勾配については、ポンプ2aに印加されるブレーキ液圧がモータ3を回転させるときの負荷として作用するため、ポンプ2aに印加されているブレーキ液圧に応じて変化し得る。このため、ポンプ2aに印加されているブレーキ液圧を液圧取得手段によって取得し、その検出結果に応じて、上記マップもしくは演算式を補正することで温度上昇量の増加勾配を補正すれば、より正確にスイッチング素子8、9の温度上昇量を演算できる。
例えば、ABS制御などのブレーキ液圧制御時におけるドライバによるブレーキ踏力によって発生したマスタシリンダ圧がポンプ2aに印加される。このため、ブレーキ液圧制御用アクチュエータ1に液圧取得手段としてマスタシリンダ圧センサを備えておき、マスタシリンダ圧センサの検出信号に基づいてポンプ2aに印加されるブレーキ液圧を検出することができる。また、ESCやACCなどのようにブレーキ液圧を自動的に加圧する自動加圧制御においては、ホイールシリンダ圧がポンプ2aに印加される。ホイールシリンダ圧については、自動加圧制御を実行しているブレーキ液圧制御において目標ホイールシリンダ圧が演算されていることから、それを液圧取得手段として用いて取得した目標ホイールシリンダ圧をポンプ2aに印加されるブレーキ液圧とすることができる。
そして、ポンプ2aに対して負荷が掛かっている状態においてモータ3に流れる電流(以下、モータ負荷電流という)とマスタシリンダ圧もしくは目標ホイールシリンダ圧は比例関係にある。また、温度上昇量はスイッチング素子8、9での消費電力によって決まり、所定の消費電力(W)ごとに何℃ずつ上昇するかスイッチング素子8、9が組み込まれたユニットごとに決まっている。この消費電力に対する温度上昇量を過渡熱抵抗と言い、ユニットとしての過渡熱抵抗を予め実験によって調べておくことで、スイッチング素子8、9の温度上昇量を演算できる。すなわち、マスタシリンダ圧もしくは目標ホイールシリンダ圧から演算されるモータ負荷電流がスイッチング素子8、9に流れる電流と同じであるため、その電流に基づいてスイッチング素子8、9での消費電力を演算する。そして、その消費電力と予め調べておいた過渡熱抵抗とから、スイッチング素子8、9の温度上昇量が演算できる。この温度上昇量を制御開始時温度に加算することで、スイッチング素子8、9の温度の推定演算を行うことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、第1実施形態に対してスイッチング素子8、9の配置場所を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4に示すように、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータ1は、ブロック2、モータ3、第1回路基板4、第1ケース5に加えて、第2回路基板6および第2ケース7を有した構成とされている。
本実施形態では、モータ3は、ブロック2との間に第2回路基板6および第2ケース7を挟むようにしてブロック2に固定されており、第2回路基板6や第2ケース7に形成された開口部を通じて、モータ3の回転軸3aがポンプ2aに連結されている。
第1回路基板4には、ブレーキ液圧制御用のマイクロコンピュータ4aやブレーキ液圧制御用の電気回路が実行されているが、スイッチング素子8、9についてはその一部、本実施形態の場合はスイッチング素子8のみを実装してある。
第2回路基板6は、スイッチング素子8、9のうちの残部となるスイッチング素子9や回路配線などが実装された基板である。本実施形態の場合、第2回路基板6は、ブロック2のうちモータ3が固定された面と同じ側の一面において、ブロック2とモータ3との間に挟まれるようにして配置されている。第2回路基板6の中央部には開口部6aが形成されており、この開口部6aにモータ3の回転軸3aが挿通されている。
なお、本実施形態では、第2回路基板6にはスイッチング素子9しか備えていないが、第1回路基板4に備えてあるブレーキ制御用の電気回路の一部が備えられていても良い。また、図示していないが、第2回路基板6に備えられた回路配線と外部との接続は、例えばブロック2に貫通孔を設け、その貫通孔を通じて第1ケース5側まで回路配線を引き出すことで行うことが可能である。
第2ケース7は、第2回路基板6を収容するものであり、第2回路基板6を外部から遮断することで防止する役割を果たす。この第2ケース7を介してモータ3がブロック2に固定されている。
このように、本実施形態にかかるブレーキ液圧制御用アクチュエータ1では、モータ3に近い部位となる第2回路基板6に対して一方のスイッチング素子9を配置し、遠い部位となる第1回路基板4に対して他方のスイッチング素子8を配置している。
このような構成において、モータ3を駆動する際にスイッチング素子8、9のいずれか一方を周波数制御の制御対象とするが、その制御対象となる方を適宜切替えるようにする。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。勿論、スイッチング素子8、9の熱履歴に応じて、周波数制御の制御対象を選択することで、より効果的にスイッチング素子8、9を放熱させることも可能となり、スイッチング素子8、9の低コスト化も可能になる。また、スイッチング素子8、9の温度測定を行い、その測定結果に基づいて周波数制御の制御対象を選択することで、さらにスイッチング素子8、9の高温化を防ぐことが可能となる。
さらに、このような構成においては、スイッチング素子8、9の配置場所が異なることから、ブレーキ液圧制御が実行されるときの制御形態に応じて周波数制御を実行するスイッチング素子8、9を変えることもできる。
例えば、ABS制御やESC制御などの緊急回避のための制御のような比較的短時間の制御、つまり所定期間中におけるスイッチング素子のオンオフ頻度が所定頻度より少ない制御形態を第1制御群とする。これに対して、回生ブレーキ制御やACCのような比較的長時間の制御、つまり所定期間中におけるスイッチング素子のオンオフ頻度が所定頻度より多い制御形態を第2制御群とする。そして、実行される制御が第1制御群に含まれる制御であるか、それとも第2制御群に含まれる制御であるかに応じて、周波数制御を実行するスイッチング素子8、9を変える。
具体的には、実行される制御が第1制御群に含まれる場合には、周波数制御の制御対象をスイッチング素子9とし、実行される制御が第2制御群に含まれる場合には、周波数制御の制御対象をスイッチング素子8とする。
第1制御群に含まれる比較的短時間の制御の場合、高周波スイッチングが実行されているスイッチング素子9が制御中に発熱する。しかしながら、比較的短時間の制御においては、モータ3の駆動時間も短く、モータ3が高温になっていない。このため、熱容量の大きなモータ3に近い部位に配置したスイッチング素子9が発熱しても、高温になっていないモータ3によってその熱が吸収される。これにより、スイッチング素子9が高温化することを防止することができる。
一方、第2制御群に含まれる比較的長時間の制御の場合、高周波スイッチングが実行されているスイッチング素子8が制御中に発熱したときに、既にモータ3も長時間駆動されていて高温化している可能性がある。このため、スイッチング素子8に関しては、発した熱をモータ3によって吸収させるのではなく、モータ3から遠い部位に配置することでモータ3の熱の影響が受け難くなるようにする。これにより、スイッチング素子8がモータ3の熱の影響まで受けて高温化することを抑制することができる。
比較的短時間の制御では、対象とする制御の1制御期間よりも長い所定期間中におけるスイッチング素子9のオンオフ頻度は少なくなるものの、その制御中だけで見ればスイッチング素子9の電流負荷が大きくなる。このため、制御中に瞬間的に高負荷が掛かってスイッチング素子9が高温化し易く、モータ3による熱の吸収が効果的となる。
これに対して、比較的長時間の制御では、上記所定期間中におけるスイッチング素子8のオンオフ頻度は大きくなるものの、その制御中だけで見ればスイッチング素子8の電流負荷が小さくなる。このため、比較的長時間の制御においては、制御中に掛かる負荷は比較的短時間の制御よりも小さくなり、スイッチング素子8が高温化し難い。このため、スイッチング素子8をモータ3から遠い部位に配置するだけで、スイッチング素子8の高温化を抑制することが可能となる。
したがって、マイクロコンピュータ4aにて、実行される制御が第1制御群と第2制御群のいずれに含まれるかを判定し、それに応じてスイッチング素子8、9の中から周波数制御の対象とする方を選択している。これにより、スイッチング素子8、9が発する熱を効率的に放出することが可能となる。
また、スイッチング素子8、9の高温化が防げることから、スイッチング素子8、9として要求される耐熱性を低下させることが可能となる。このため、結果として、スイッチング素子8、9の低コスト化を図ることも可能となる。また、発熱部位をモータ3に近い部位と遠い部位とに分散させることも可能となることから、放熱構造の小型化を図ることが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態も、第2実施形態に対してスイッチング素子8の配置場所を変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図5に示すように、本実施形態のブレーキ液圧制御用アクチュエータ1の基本構成は第2実施形態と同様である。ただし、第1回路基板4にはマイクロコンピュータ4aに加えてブレーキ液圧制御用の回路の一部のみを備えるようにし、第2回路基板6に両スイッチング素子8、9を配置している。このように、スイッチング素子8、9の両方を第2回路基板6に配置するようにしても良い。
このような構成においても、モータ3を駆動する際にスイッチング素子8、9のいずれか一方を周波数制御の制御対象とし、その制御対象となる方を適宜切替えるようにすることで、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第3実施形態に対してモータ3をブラシレスモータのような3相モータに変更したものであり、その他については第1〜第3実施形態と同様であるため、第1〜第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、モータ3として3相モータを用いている。そして、モータ3の駆動用に、上流側のスイッチング素子8として3相分のスイッチング素子8u、8v、8wを備えていると共に、下流側のスイッチング素子9として3相分のスイッチング素子9u、9v、9wを備え、インバータ回路を構成している。
このように、モータ3の駆動用のスイッチング素子8、9を3相分備えたインバータ回路としている。このような構成においても、第1実施形態と同様、ブレーキ液圧制御に基づいてモータ3を駆動する際にスイッチング素子8、9のいずれか一方を周波数制御の制御対象とし、その制御対象となる方を適宜切替えるようにする。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態のような構成とする場合にも、第2実施形態と同様、上流側となるスイッチング素子8u、8v、8wの3つを第1回路基板4に配置し、下流側となるスイッチング素子9u、9v、9wの3つを第2回路基板6に配置することができる。
このような構成とする場合、第2実施形態と同様、ブレーキ液圧制御が実行されるときの制御形態に応じて周波数制御を実行するスイッチング素子8、9を変えることもできる。すなわち、実行される制御が第1制御群に含まれる場合には、周波数制御の制御対象をスイッチング素子9u、9v、9wとし、実行される制御が第2制御群に含まれる場合には、周波数制御の制御対象をスイッチング素子8u、8v、8wとする。これにより、第2実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。また、インバータ回路においては、上流側のスイッチング素子8u、8v、8wには正極側の配線が共通配線として接続され、下流側のスイッチング素子9u、9v、9wには負極側の配線が共通配線として接続される。このため、上流側のスイッチング素子8u、8v、8wを第1回路基板4側に集約し、下流側のスイッチング素子9u、9v、9wを第2回路基板6側に集約することで、共通配線への接続もし易く、集約化も容易となる。
なお、インバータ回路の場合、モータ3を駆動する際に、上流側のスイッチング素子8u、8v、8wと下流側のスイッチング素子9u、9v、9wのうちオンさせるものの組み合わせが同じ相に接続されたものと異なったものとなる。例えば、スイッチング素子8uとスイッチング素子9vをオンさせたのち、所定周期ずらしてスイッチング素子8vとスイッチング素子9wをオンさせ、さらに所定周期ずらしてスイッチング素子8wとスイッチング素子9uをオンさせるという動作を行う。このように、同時にオンされるスイッチング素子の組み合わせが同じ相のスイッチング素子とはならない。しかしながら、実行される制御が第1制御群と第2制御群のいずれになるかに応じて、周波数制御の制御対象となるスイッチング素子を選択することで、第1実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
(1)具体的には、上記実施形態では、熱履歴に応じてスイッチング素子8、9のいずれを周波数制御の制御対象とするか選択する例を挙げたが、これに限るものではない。例えば、所定タイミング毎に、スイッチング素子8、9のうち周波数制御の制御対象とするものの切替えを行うようにしても良い。その場合、スイッチング素子8、9のうち高周波スイッチングが行われていた方がある程度高温化すると、自動的に周波数制御の制御対象がもう一方に切替えられることになり、スイッチング素子8、9の高温化を抑制することが可能となる。
(2)また、第2実施形態において、短時間短時間でスイッチング素子を高周波でオンオフさせる第1制御群としてABS制御やESC制御を例に挙げた。その他の制御、例えば坂路での後退を抑制するために制動力を発生させる坂路保持制御や、制動時により大きな制動力を発生させるブレーキアシスト(BA)制御等についても、第1制御群に含めることができる。勿論、第2制御群についても同様であり、回生ブレーキ制御やACC以外の比較的長時間の制御を第2制御群に含めることもできる。
また、第1制御群に含まれる制御が第2制御群に含まれる制御中に実行されたとき、もしくは、連続して各制御群に含まれる制御が実行されたときには、周波数制御するスイッチング素子8、9を上記各実施形態に示した例から変更しても良い。すなわち、制御が連続的に行われた場合、既にモータ3が発熱により高温化している可能性がある。このため、このような状態において、第1制御群に含まれる制御が実行されたときに、モータ3での熱の吸収を期待してモータ3に近い部位に配置されたスイッチング素子9を周波数制御すると、返ってスイッチング素子9を高温化させる可能性がある。これを考慮して、各制御が連続したときにはモータ3から遠い部位に配置されたスイッチング素子8を周波数制御するようにしても良い。また、既に実行された制御の制御時間もしくはモータ3の駆動時間、周辺温度等からモータ3の温度を推定したり、モータ3の温度を実測し、そのモータ3の温度に基づいてスイッチング素子8、9のいずれを周波数制御するか決定することもできる。すなわち、モータ3の温度が所定温度以下であればスイッチング素子9を周波数制御し、所定温度を超えていればスイッチング素子8を周波数制御するような形態としても良い。
(3)また、第2実施形態では、モータ3の上流側に配置されたスイッチング素子8をブロック2に対してモータ3と反対側に配置し、下流側に配置されたスイッチング素子9をブロック2に対してモータ3と同じ側に配置した。これに対して、スイッチング素子8をブロック2に対してモータ3と同じ側に配置し、スイッチング素子9をブロック2に対してモータ3と反対側に配置するようにしても良い。
(4)なお、上記各実施形態では、スイッチング素子8、9の駆動を行う素子駆動手段としてマイクロコンピュータ4aのみを用いて駆動する形態を記載している。しかしながら、他の駆動形態、たとえば、マイクロコンピュータ4aの制御信号に基づいてゲート駆動回路などを駆動し、ゲート駆動回路からのゲート信号に基づいてスイッチング素子8、9を駆動する形態であっても良い。つまり、スイッチング素子8、9を駆動する素子駆動手段としては、実行される制御を把握し、それに基づいてスイッチング素子8、9の中から周波数制御する方を選択してスイッチング素子8、9の駆動を行えるものであれば、どのような構成であっても良い。
1…ブレーキ液圧制御用アクチュエータ、2…ブロック、2a…ポンプ、3…モータ、3a…回転軸、4、6…第1、第2回路基板、4a…マイクロコンピュータ、5、7…第1、第2ケース、5a…コネクタ部、8、9…スイッチング素子、10…電源

Claims (6)

  1. ブレーキ液圧制御を行うための配管が形成され、一面および該一面と反対側となる他面を有すると共に、前記配管内のブレーキ液の吸入吐出を行うポンプ(2a)が備えられたブロック(2)と、
    前記ブロックの他面側に固定され、電源(10)からの電力供給に基づいて前記ポンプを駆動するモータ(3)と、
    前記モータに対する前記電源からの電流流れの上下流それぞれに配置され、前記モータへの電力供給のオンオフ制御を行う第1スイッチング素子(8)および第2スイッチング素子(9)と、
    前記ブレーキ液圧制御に含まれる制御が実行される際に前記第1、第2スイッチング素子のオンオフを制御し、前記第1、第2スイッチング素子をオンするときにいずれか一方を周波数制御によって高周波スイッチングすることで前記モータへの電力供給の制御を行いつつ、前記第1、第2スイッチング素子のうち前記周波数制御の制御対象として選択するものの切替えを行う素子駆動手段(4a)と、を備え
    前記素子駆動手段は、前記第1、第2スイッチング素子の温度を取得し、前記第1、第2スイッチング素子のうち前記周波数制御の制御対象となっている方の温度が所定の閾温度を超えると、もう一方を前記周波数制御の制御対象に切替え、
    さらに、前記第1スイッチング素子の温度に応じた検出信号を出力する第1温度検出素子(8a)が備えられていると共に、前記第2スイッチング素子の温度に応じた検出信号を出力する第2温度検出素子(9a)が備えられており、
    前記素子駆動手段は、前記第1、第2温度検出素子の検出信号に基づいて前記第1、第2スイッチング素子の温度を直接測定することを特徴とするブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  2. ブレーキ液圧制御を行うための配管が形成され、一面および該一面と反対側となる他面を有すると共に、前記配管内のブレーキ液の吸入吐出を行うポンプ(2a)が備えられたブロック(2)と、
    前記ブロックの他面側に固定され、電源(10)からの電力供給に基づいて前記ポンプを駆動するモータ(3)と、
    前記モータに対する前記電源からの電流流れの上下流それぞれに配置され、前記モータへの電力供給のオンオフ制御を行う第1スイッチング素子(8)および第2スイッチング素子(9)と、
    前記ブレーキ液圧制御に含まれる制御が実行される際に前記第1、第2スイッチング素子のオンオフを制御し、前記第1、第2スイッチング素子をオンするときにいずれか一方を周波数制御によって高周波スイッチングすることで前記モータへの電力供給の制御を行いつつ、前記第1、第2スイッチング素子のうち前記周波数制御の制御対象として選択するものの切替えを行う素子駆動手段(4a)と、を備え、
    前記素子駆動手段は、
    前記ブレーキ液圧制御の制御開始時温度に対して該ブレーキ液圧制御による温度上昇量を加算することで前記第1、第2スイッチング素子の温度を推定しており、
    前記ポンプに印加されるブレーキ液圧を取得する液圧取得手段を有し、
    該液圧取得手段で取得したブレーキ液圧に基づいて前記第1、第2スイッチング素子のうち前記周波数制御の制御対象となった方の温度上昇量を補正することを特徴とするブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  3. 前記第1、第2スイッチング素子は、前記ブロックを挟んで前記モータと反対側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  4. ブレーキ液圧制御を行うための配管が形成され、一面および該一面と反対側となる他面を有すると共に、前記配管内のブレーキ液の吸入吐出を行うポンプ(2a)が備えられたブロック(2)と、
    前記ブロックの他面側に固定され、電源(10)からの電力供給に基づいて前記ポンプを駆動するモータ(3)と、
    前記モータに対する前記電源からの電流流れの上下流それぞれに配置され、前記モータへの電力供給のオンオフ制御を行う第1スイッチング素子(8)および第2スイッチング素子(9)と、
    前記ブレーキ液圧制御に含まれる制御が実行される際に前記第1、第2スイッチング素子のオンオフを制御し、前記第1、第2スイッチング素子をオンするときにいずれか一方を周波数制御によって高周波スイッチングすることで前記モータへの電力供給の制御を行いつつ、前記第1、第2スイッチング素子のうち前記周波数制御の制御対象として選択するものの切替えを行う素子駆動手段(4a)と、を備え、
    前記第1スイッチング素子は、前記ブロックを挟んで前記モータと反対側に配置されており、
    前記第2スイッチング素子は、前記ブロックに対して前記モータと同じ側に配置されていることを特徴とするブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  5. 前記第1スイッチング素子は、前記ブロックを挟んで前記モータと反対側に配置されており、
    前記第2スイッチング素子は、前記ブロックに対して前記モータと同じ側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
  6. 前記第1、第2スイッチング素子は、前記ブロックに対して前記モータと同じ側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のブレーキ液圧制御用アクチュエータ。
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