JP6263954B2 - 色域圧縮装置およびプログラム - Google Patents

色域圧縮装置およびプログラム Download PDF

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本発明は、色域圧縮装置およびプログラムに関する。
公報記載の従来技術として、各デバイスでの色の出力特性が明確になるベースデータを取得し、ベースデータの情報をもとにして各デバイスに共通する共通色域を求めて色変換を行う色変換システムが存在する(特許文献1参照)。特許文献1に記載された技術では、色補正を行う際の目標となる目標色を共通色域内の色に変換し、共通色域内へ変換された目標色に対する各デバイスでのデバイス依存色を求めることで、目標色を再現する補正LUTを生成する。
また、他の公報記載の従来技術として、カラー画像入出力デバイスで再現可能な色域(ガマット)について、複数のデバイスのガマットから共通ガマットを示す共通多面体を求める方法が存在する(特許文献2参照)。特許文献2に記載された技術では、第1の多面体の内部基準点から第1の多面体を構成する頂点へ向かう半直線と複数の多面体の表面との交点を求める。そして、交点に基づいて第2の多面体を構成する頂点を求め、第1の多面体の各ポリゴンを構成する頂点の組み合わせに基づいて第2の多面体の各ポリゴンを構成する頂点の組み合わせを求める。
特開2007−124049号公報 特開2009−165030号公報
本発明の目的は、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することを容易にすることにある。
請求項1記載の発明は、画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する外郭情報取得手段と、前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する目標色域情報取得手段と、前記外郭情報取得手段により取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する色域圧縮手段と、前記色域圧縮手段により前記置き換える処理が行われた際、射影後の色域と射影前の色域との色差が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する判定手段とを備え、前記色域圧縮手段は、前記判定手段にて前記色差が前記予め定められた閾値より小さいと判定された場合、前記置き換える処理後の点を前記目標色域の外郭上の点とすることで、当該目標色域を圧縮することを特徴とする色域圧縮装置である。
請求項記載の発明は、前記目標色域情報取得手段は、前記複数の装置のうち、予め定められた装置で再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、前記色域圧縮手段は、前記予め定められた装置で再現される色域を圧縮することを特徴とする請求項に記載の色域圧縮装置である。
請求項記載の発明は、画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する外郭情報取得手段と、前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する目標色域情報取得手段と、前記外郭情報取得手段により取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する色域圧縮手段とを備え、前記目標色域情報取得手段は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、前記色域圧縮手段は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域を圧縮して装置ごとに圧縮後の色域を取得し、取得した複数の当該圧縮後の色域に基づいて、新たな再現の目標とする色域を生成することを特徴とする色域圧縮装置である。
請求項記載の発明は、コンピュータに、画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する機能と、前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する機能と、取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する機能と、前記圧縮する機能により前記置き換える処理が行われた際、射影後の色域と射影前の色域との色差が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する機能とを実現させ、前記圧縮する機能は、前記判定する機能にて前記色差が前記予め定められた閾値より小さいと判定された場合、前記置き換える処理後の点を前記目標色域の外郭上の点とすることで、当該目標色域を圧縮することを特徴とするプログラムである。
請求項記載の発明は、コンピュータに、画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する機能と、前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する機能と、取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する機能とを実現させ、前記目標色域の情報を取得する機能は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、前記圧縮する機能は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域を圧縮して装置ごとに圧縮後の色域を取得し、取得した複数の当該圧縮後の色域に基づいて、新たな再現の目標とする色域を生成することを特徴とするプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することによる処理の負荷が軽減され、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することが容易になる。
請求項記載の発明によれば、予め定められた画像形成装置の色再現特性に合う色域を生成することができる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することが容易になり、複数の画像形成装置の色域との差が小さい高精度な共通の色域を生成することができる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することによる処理の負荷が軽減され、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することを容易にする機能をコンピュータにより実現できる。
請求項記載の発明によれば、本構成を有していない場合と比較して、複数の画像形成装置で共通となる色域を生成することが容易になり、複数の画像形成装置の色域との差が小さい高精度な共通の色域を生成する機能をコンピュータにより実現できる。
本実施の形態に係る機差補正システムの概略構成の一例を示す図である。 実施の形態1に係る機差補正装置の機能構成例を示したブロック図である。 本実施の形態に係る凸射影法を用いた色域圧縮の手順の一例を示した図である。 実施の形態1に係る色域圧縮部による色域圧縮の手順の一例について説明するための図である。 実施の形態1に係る機差補正装置による動作手順の一例を示したフローチャートである。 実施の形態2に係る機差補正装置の機能構成例を示したブロック図である。 実施の形態2に係る色域圧縮部による色域圧縮の手順の一例について説明するための図である。 実施の形態3に係る機差補正装置の機能構成例を示したブロック図である。 実施の形態3に係る機差補正装置による動作手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態が適用されるクラスタプリンティングシステムの構成例を示した図である。 本実施の形態が適用されるマルチエンジンプリンタの構成例を示した図である。 本実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成の一例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<システムの全体説明>
図1は、本実施の形態に係る機差補正システム1の概略構成の一例を示す図である。
本実施の形態に係る機差補正システム1は、ネットワーク4を介して接続された機差補正装置2と複数の画像形成装置3(本実施の形態では2台の画像形成装置)とを備える。以下では、画像形成装置3をデバイス3と称することとする。即ち、機差補正システム1は、デバイス3として、ネットワーク4に接続された第1デバイス3Aおよび第2デバイス3Bを備える。また、機差補正システム1は、機差補正装置2と接続された測色装置5を備える。
機差補正装置2は、詳しくは後述するが、第1デバイス3Aで再現される色域と第2デバイス3Bで再現される色域との共通の色域(以下、共通色域と称する)を生成する。また、機差補正装置2は、生成した共通色域を、各デバイス3が画像を形成する際の再現の目標とする色域(以下、ターゲットと称する)とする。目標色域の一例としてのターゲットは、デバイスに依存する色空間における色値と、デバイスに依存しない色空間における色値であり再現の目標となる色値とのデータ対の集合で表されるものである。そして、機差補正装置2は、共通色域をターゲットとして、外部から入力された画像データ(以下、入力画像データと称する)の色情報を変換して画像データを生成し(以下、ここで生成される画像データを出力画像データと称する)、色変換が施された出力画像データを第1デバイス3Aおよび第2デバイス3Bに送信する。
デバイス3は、例えば、電子写真方式やインクジェット方式により記録媒体に画像を形成するプリンタであり、予め定められた色成分(例えば、後述するCMYK)に基づいて画像を形成する機能を有する。そして、デバイス3は、機差補正装置2から色情報の変換により生成された出力画像データを受信し、出力画像データに基づいて記録材に画像の形成を行う。
通信回線の一例としてのネットワーク4は、機差補正装置2、第1デバイス3A、第2デバイス3Bとの間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、LAN(Local Area Network)である。
測色装置5は、デバイス3で出力されたカラーパッチ画像を測色する。測色とは、画像を表示するのに用いられる色を数量的に測定することをいう。
[実施の形態1]
<機差補正装置の機能構成の説明>
以下、本発明の実施の形態1について説明する。図2は、実施の形態1に係る機差補正装置2の機能構成例を示したブロック図である。機差補正装置2は、大きく分けて共通色域生成部10と色補正部20とを備える。
まず、共通色域生成部10について説明する。共通色域生成部10は、各デバイス3(第1デバイス3A、第2デバイス3B)で再現される色域を反映したデバイス色データを取得するデバイス色データ取得部11と、デバイス3で再現される色域における外郭についての情報を生成する色域生成部12と、各デバイス3に対して予め定められたターゲットを格納するターゲット格納部13とを備える。また、共通色域生成部10は、ターゲット格納部13から予め定められたターゲットを取得する初期ターゲット取得部14と、色域の圧縮を実行する色域圧縮部15と、色域の圧縮が収束したか否かを判定する収束判定部16と、圧縮後の色域を格納する共通色域格納部17とを備える。
デバイス色データ取得部11は、測色装置5から、各デバイス3で再現される色域を反映したデバイス色データを取得する。デバイス色データは、デバイス3ごとに取得されるデータであり、デバイスに依存する色空間における色値とデバイスに依存しない色空間における色値とを対応付けたものである。このデバイス色データは、測色装置5が各デバイスで出力されたカラーパッチ画像を測色することにより得られる。また、デバイス色データ取得部11は、例えば、機差補正システム1の導入時や予め定められた期間ごとのタイミング等に、自発的にデバイス色データを取得するものとする。そして、デバイス色データ取得部11は、色域生成部12、後述する色補正パラメータ生成部22に、各デバイス3のデバイス色データを送信する。
ここで、第1デバイス3Aや第2デバイス3Bが、例えば、CMYK4色プリンタの場合、デバイス色データは、デバイス依存のデータ(CMYK)と、それに対応するデバイス非依存のデータ(例えばL)とのデータ対の集合である。C、M、Y、Kはそれぞれ、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(黒)の色成分を指す。また、Lとは、CIELAB色空間とも呼ばれるL色空間で定義されるデバイスに依存しない色信号であり、L色空間は、明度Lと、色度aおよびbとを軸とする直交座標色空間で表されるものである。一般的にこのデータ対の集合に関し数に制限は無いが、色精度及びシステム構成上の問題として200〜1600程度のデータ数が望ましい。
外郭情報取得手段の一例としての色域生成部12は、デバイス色データ取得部11により送信された各デバイス3のデバイス色データをもとに、デバイス3で再現される色域の外郭についての情報(以下、外郭情報と称する)をデバイス3ごとに生成する。そして、色域生成部12は、生成した各デバイス3の外郭情報を色域圧縮部15に送信する。
目標色域情報取得手段の一例としてのターゲット格納部13は、各デバイス3に対して予め定められたターゲットを格納する。ターゲット格納部13に格納される予め定められたターゲットの形式は、デバイス色データの形式と同様である。即ち、予め定められたターゲットは、デバイス依存のデータ(例えばCMYK)と、それに対応するデバイス非依存のデータ(例えばL)とのデータ対の集合である。デバイス色データと同様に、このデータ対の集合に関し数に制限は無いが、色精度及びシステム構成上の問題として200〜1600程度のデータ数が望ましい。また、予め定められたターゲットのデータは、例えば、決められたマスター機(例えば、開発用に作製されたプリンタ)で出力されたカラーパッチ画像を測色することにより得られるものとする。
目標色域情報取得手段の一例としての初期ターゲット取得部14は、ターゲット格納部13から予め定められたターゲットを取得する。そして、初期ターゲット取得部14は、取得した予め定められたターゲットを色域圧縮部15に送信する。ここで、初期ターゲット取得部14が取得するターゲットは、色域圧縮部15が色域の圧縮を行うための元となるターゲットであり、初期ターゲットと称することとする。
色域圧縮手段の一例としての色域圧縮部15は、色域生成部12から送信された外郭情報と、初期ターゲット取得部14から送信された初期ターゲットとに基づいて、色域の圧縮を実行する。ここで、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各デバイス3の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返す。色域圧縮部15は、このような処理を初期ターゲットの色域外郭上の各点に対して実行して、初期ターゲットの色域を圧縮する。色域圧縮部15による色域圧縮の手順の詳細については後述する。
また、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域外郭上の点を始点として全てのデバイス3の色域外郭に対して順に射影を行った後、最後の射影後の点の色値とその点に対する射影元の点の色値とを収束判定部16に送信する。その結果、色域圧縮部15は、収束判定部16から初期ターゲットの色域外郭の点についてまだ色域の圧縮が収束していない旨の通知を受けると、続けて、各デバイス3の色域外郭に対して射影を行う。一方、色域圧縮部15は、収束判定部16から初期ターゲットの色域外郭の点について色域の圧縮が収束した旨の通知を受けると、最後の射影後の点を圧縮後の点とし、さらに、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点で色域圧縮が収束したか否かを判定する。ここで、まだ色域圧縮が収束していない初期ターゲットの色域外郭上の点があれば、色域圧縮部15は、まだ色域圧縮が収束していない点に対して引き続き射影を実行する。一方、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点で色域圧縮が収束していれば、全ての圧縮後の点の色値を圧縮後の色域として共通色域格納部17に送信する。
判定手段の一例としての収束判定部16は、色域圧縮部15から送信された最後の射影後の点の色値とその点に対する射影元の点の色値とに基づいて、色域圧縮部15による色域の圧縮が収束したか否かを判定する。ここで、収束判定部16は、2つの色値における色差を算出し、算出した色差と予め定められた閾値とを比較する。算出された色差が予め定められた閾値以下の場合、収束判定部16は色域の圧縮が収束したと判定し、色域圧縮が収束した旨を色域圧縮部15に通知する。一方、算出された色差が予め定められた閾値よりも大きい場合、収束判定部16はまだ色域の圧縮は収束していないと判定し、色域圧縮が収束していない旨を色域圧縮部15に通知する。
共通色域格納部17は、色域圧縮部15から圧縮後の色域として送信された、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点における圧縮後の色値を格納する。共通色域格納部17に格納される色値は、第1デバイス3Aと第2デバイス3Bとの共通色域となるデータであり、色補正部20が色補正を行う際にターゲットとして用いるものである。以下、共通色域格納部17に格納される共通色域のデータを共通色域ターゲットと称する。
次に、色補正部20について説明する。色補正手段の一例としての色補正部20は、入力画像データを取得する画像取得部21と、各デバイス3のデバイス色データと共通色域ターゲットとに基づいて色補正に用いるパラメータ(以下、色補正パラメータと称する)を生成する色補正パラメータ生成部22と、各デバイス3の色補正パラメータを参照して色変換を行う色変換部23と、色変換が施された出力画像データを各デバイス3へ出力する画像出力部24とを備える。
画像取得部21は、ネットワーク4を介して、外部から入力画像データを取得する。
色補正パラメータ生成部22は、デバイス色データ取得部11により取得された各デバイス3のデバイス色データと共通色域格納部17に格納された共通色域ターゲットとに基づいて、共通色域ターゲットを再現の目標としてデバイス3ごとに色補正パラメータを生成する。即ち、色補正パラメータ生成部22は、第1デバイス3A用の色補正パラメータと第2デバイス3B用の色補正パラメータとを生成する。ここで、色補正パラメータ生成部22は、各デバイス3において、共通色域ターゲット内部の目標色を再現するための各デバイス3の特性に依存する色値を、デバイス色データをもとに予測する。この予測されたデバイス依存の色値と共通色域ターゲットにおけるデバイス依存の色値とを対応させたものが、色補正パラメータである。そして、色補正パラメータ生成部22は、生成した各デバイス3の色補正パラメータを色変換部23に送信する。
色変換部23は、色補正パラメータ生成部22により生成された各デバイス3用の色補正パラメータを参照し、画像取得部21により取得された入力画像データの色情報を変換して色補正を行う。そして、色変換部23は、色情報の変換により、各デバイス3に出力する出力画像データをデバイス3ごとに生成し、生成した出力画像データを画像出力部24に送信する。
画像出力部24は、色変換部23によりデバイス3ごとに生成された出力画像データを、各デバイス3に対して出力する。
<色域圧縮の手順の説明>
次に、色域圧縮部15による色域圧縮の手順について説明する。色域圧縮部15は、各デバイス3の外郭情報と初期ターゲットとに基づいて、初期ターゲットの色域外郭上の点を始点として、例えば、凸射影法による射影を実行して初期ターゲットの色域を圧縮する。凸射影法とは、複数の凸集合において、各凸集合への射影を繰り返すことで共通集合に含まれる1点への収束が保証される手法をいう。また、凸集合とは、集合の任意の二点を結ぶ線分が集合に含まれるような集合をいう。
ここで、凸射影法を用いた色域圧縮について説明する。本実施の形態では、まず、色域圧縮部15は、L色空間上において、初期ターゲットの色域外郭上の点を射影前の点として、第1デバイス3Aの色域外郭上で射影前の点との色差(L値の差)が最小となる点を求め、射影後の点とする。次に、色域圧縮部15は、求めた第1デバイス3Aの色域外郭上の射影後の点から同じように射影を実行し、第2デバイス3Bの色域外郭上で色差が最小となる点を射影後の点とする。
また、例えば、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域外郭上の点から第1デバイス3Aの色域に対して射影を行う際、射影後の色域が射影前の色域よりも大きくなる場合には、色域の圧縮にはならないため、第1デバイス3Aの色域に対する射影を行わない。この場合、色域圧縮部15は、次に、初期ターゲットの色域外郭上の点から第2デバイス3Bの色域外郭に対して射影を行う。
このようにして、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域外郭上の各点を始点として、初期ターゲットの色域圧縮が収束したと判定されるまで、各デバイス3の色域に対して順に射影を実行し、初期ターゲットの色域の圧縮を行う。そして、圧縮後の色域、即ち、共通色域ターゲットが生成される。なお、射影により、デバイス非依存の色値(L値)は射影後の値へと変わるが、デバイス依存の色値(CMYK値)は変わらない。また、初期ターゲットの色域外郭よりも内部にある点については射影が行われないため、デバイス非依存の色値も変わらない。
また、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域外郭上の点から、まず第1デバイス3Aの色域に対して射影をしたが、このような構成に限られるものではない。例えば、色域圧縮部15は、初期ターゲットの色域外郭上の点から、まず第2デバイス3Bの色域に対して射影をしても良く、射影を行う各デバイス3の色域の順番はどのような順番でも良いものとする。
図3(a)〜(c)は、本実施の形態に係る凸射影法を用いた色域圧縮の手順の一例を示した図である。
図3(a)は、L色空間上で、初期ターゲットの点を始点として第1デバイス3Aおよび第2デバイス3Bの色域に対して射影が行われた後、1回目の射影後の点と2回目の射影後の点との色差が予め定められた閾値より大きいとして、続けて射影が行われた場合の例である。続けて第1デバイス3Aおよび第2デバイス3Bの色域に対して射影が行われた後、3回目の射影後の点と4回目の射影後の点との色差が予め定められた閾値以下になったため、収束判定部16は色域圧縮が収束したと判定する。
図3(b)は、L色空間上で、初期ターゲットの点を始点としてまず第1デバイス3Aの色域に対して射影が行われ、次に第2デバイス3Bの色域に対して射影が行われた場合の例である。ここで、1回目の射影後の点と2回目の射影後の点との色差が予め定められた閾値より大きい場合、続けて射影が行われるが、2回目の射影後の点は第1デバイス3Aの色域外郭よりも内側にある。色域圧縮部15が2回目の射影後の点から第1デバイス3Aの色域に対して色差が最小となるように射影を行うと、射影後の色域が射影前の色域よりも大きくなる。そのため、色域圧縮部15は、第1デバイス3Aの色域に対する射影を行わない。そして、色域圧縮部15が他に射影する色域も存在しないため、2回目の射影後の点が移動することはなく、収束判定部16は色域圧縮が収束したと判定する。
図3(c)は、L色空間上で、初期ターゲットの点を始点としてまず第2デバイス3Bの色域に対して射影が行われた場合の例である。続けて第1デバイス3Aの色域に対して射影が行われるが、1回目の射影後の点は第1デバイス3Aの色域外郭よりも内側にある。そのため、図3(b)の場合と同様に、色域圧縮部15はさらに射影を実行することはなく、収束判定部16は色域圧縮が収束したと判定する。
図4は、実施の形態1に係る色域圧縮部15による色域圧縮の手順の一例について説明するための図である。色域として、初期ターゲットとなる色域、第1デバイス3Aの色域、第2デバイス3Bの色域を示している。それぞれの色域はL色空間上で定義される。実際には、初期ターゲットの色域、第1デバイス3Aの色域、第2デバイス3Bの色域の点は等色相面上にあるわけではないが、ここでは簡単のため、ある色相面における明度(L)−彩度(C)の二次元図で示している。
また、初期ターゲットの色域外郭上の点をA1〜A7で表し、色域圧縮部15は初期ターゲットの色域外郭上の点をまず第1デバイス3Aの色域に射影し、次に第2デバイス3Bの色域に射影するものとする。例えば、点A2については、1回目の射影で第1デバイス3Aの色域外郭上に射影され、2回目の射影で第2デバイス3Bの色域外郭上の点a2に射影される。また、例えば、点A4については、1回目の射影で第1デバイス3Aの色域外郭上の点a4に射影され、第2デバイス3Bの色域外郭よりも内側にあるため、色域圧縮が収束したと判定される。
このように、点A1〜A7において色域圧縮が行われた結果、色域圧縮後の点として新たに点a2〜a6が得られる。以上のようにして、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点において色域圧縮が行われ、共通色域ターゲットが生成される。
<機差補正装置の動作説明>
次に、機差補正装置2の動作について説明する。図5は、実施の形態1に係る機差補正装置2による動作手順の一例を示したフローチャートである。
まず、デバイス色データ取得部11は、第1デバイス3Aで再現される色域を表すデバイス色データと第2デバイス3Bで再現される色域を表すデバイス色データとを取得する(ステップ101)。そして、デバイス色データ取得部11は、取得した各デバイス3のデバイス色データを色域生成部12に送信する。次に、色域生成部12は、デバイス色データ取得部11により送信された各デバイス3のデバイス色データをもとに、外郭情報をデバイス3ごとに生成する(ステップ102)。そして、色域生成部12は、生成した各デバイス3の外郭情報を色域圧縮部15に送信する。
次に、初期ターゲット取得部14は、ターゲット格納部13から初期ターゲットを取得し、取得した初期ターゲットを色域圧縮部15に送信する(ステップ103)。次に、色域圧縮部15は、初期ターゲット取得部から送信された初期ターゲットの色域外郭上の点を1つ選択する(ステップ104)。そして、色域圧縮部15は、選択した初期ターゲットの点と色域生成部12から送信された外郭情報とに基づいて、初期ターゲットの色域の圧縮を実行する(ステップ105)。ここで、色域圧縮部15は、最後の射影後の点の色値とその点に対する射影元の点の色値とを収束判定部16に送信する。
収束判定部16は、色域圧縮部15から送信された2つの色値における色差を算出し、算出した色差が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する(ステップ106)。色差が予め定められた閾値以下である場合(ステップ106でYes)、色域圧縮部15は色域圧縮が収束したと判定し、色域圧縮部15に対して色域圧縮が収束した旨の通知を行う。色域圧縮部15は色域圧縮が収束した旨の通知を受けると、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点で圧縮が収束したか否かを判定する(ステップ107)。
全ての点で色域の圧縮が収束していれば(ステップ107でYes)、色域圧縮部15は、全ての点についての圧縮後の色値を共通色域格納部17に送信する。そして、共通色域格納部17は、色域圧縮部15から送信された色値を共通色域ターゲットとして格納する(ステップ108)。一方、まだ色域の圧縮が収束していない初期ターゲットの色域外郭上の点があれば(ステップ107でNo)、ステップ104へ移行し、色域圧縮部15は引き続き色域の圧縮を実行する。
また、ステップ106で否定の判断(No)がされた場合、即ち、収束判定部16は、色域圧縮が収束していないと判定した場合、色域圧縮部15に対して色域圧縮が収束していない旨の通知を行う。色域圧縮部15は、収束判定部16からまだ色域の圧縮が収束していない旨の通知を受けると、ステップ105へ移行し、色域の圧縮が収束していない旨の通知を受けた初期ターゲットの点に対して、続けて射影を行い色域の圧縮を実行する。
ステップ108で共通色域ターゲットが格納された後、色補正パラメータ生成部22は、デバイス色データ取得部11により取得された各デバイス3のデバイス色データと共通色域格納部17に格納された共通色域ターゲットとに基づいて、デバイス3ごとに色補正パラメータを生成する(ステップ109)。即ち、色補正パラメータ生成部22は、第1デバイス3Aにおいて共通色域ターゲット内部の目標色(L)を再現するCMYKを、第1デバイス3Aのデバイス色データから予測する。
例えば、共通色域ターゲットのデータ(C→L )について、L を第1デバイス3Aで再現するためのCMYKの値(C’M’Y’K’)がデバイス色データから予測される。C’M’Y’K’は、各デバイス3の特性に依存する色値であり、CからC’M’Y’K’を求めるための変換係数が、第1デバイス3Aの色補正パラメータである。そして、色補正パラメータ生成部22は、共通色域ターゲットの色域範囲内の多数のCMYKに対して、色補正パラメータを生成する。このC’M’Y’K’の予測手法としては、種々の提案がなされており、例えば、二乗和が最小になることで収束を判別して変換行列係数を決定する手法を用いて予測が可能であるが、特にそれに限定されるものではない。
このように生成された色補正パラメータにより、共通色域ターゲットに合わせた色再現を行うための各デバイス3に対する色補正が実現され(S110)、本処理フローは終了する。即ち、まず、画像取得部21が、外部からネットワーク4を介して入力画像データを取得する。そして、色変換部23が、色補正パラメータ生成部22により生成された第1デバイス3A用の色補正パラメータを参照して色変換を行うことにより、第1デバイス3A用の出力画像データを生成する。また、色変換部23が、色補正パラメータ生成部22により生成された第2デバイス3B用の色補正パラメータを参照して色変換を行うことにより、第2デバイス3B用の出力画像データを生成する。その後、画像出力部24が、第1デバイス3A用の出力画像データを第1デバイス3Aに出力し、第2デバイス3B用の出力画像データを第2デバイス3Bに対して出力する。このようにすることで、第1デバイス3Aおよび第2デバイス3Bから出力される印刷物において、共通色域内での色再現が成し遂げられ、デバイス間での色再現のばらつきが抑制される。
以上のように、本実施の形態の機差補正装置2は、予め定められたターゲットの色域を各デバイス3の外郭情報をもとに圧縮することにより、複数のデバイス3に対して共通となる色域のデータを生成する。このような構成により、例えば、各デバイス3の色域を形成する点や線の交差情報を得て共通の色域を生成する場合と比較して、機差補正装置2は、精度を低下させることなく共通となる色域の生成を容易に行う。そして、例えば、複数のデバイス3が同一機種の場合、共通となる色域のデータを生成することにより、同一機種において再現される色域のばらつきが抑制されて装置間の機差を補正した色再現が実現される。また、例えば、複数のデバイス3が異なる機種である場合、共通となる色域のデータを生成することにより、異なる機種において再現される色域のばらつきが抑制されて機種間の機差を補正した色再現が実現される。
また、本実施の形態において、機差補正システム1は2台のデバイス3を備える構成として説明したが、3台以上のデバイス3を備えることとしても良い。その場合、色域圧縮部15は、3つ以上の外郭情報と初期ターゲットとに基づいて各デバイス3の色域に対して順に射影を実行し、共通色域ターゲットを生成する。そして、例えば、各デバイス3の色域を形成する点や線の交差情報を得て共通の色域を生成する場合には、デバイス3の数が増えるほど処理が複雑になる場合があるが、本実施の形態では、デバイス3の数が増えた場合であっても、共通の色域が容易に生成される。
また、本実施の形態において、ターゲット格納部13は、予め定められたターゲットを格納したが、これに限られるものではない。例えば、ターゲット格納部13は、予め定められたターゲットから予測された多次元LUT(Look Up Table)の格子点に対応するデータを格納することとしても良い。多次元LUTとは、例えば、CMYK色空間で定義されるCMYK値を変換(CMYK→L)するために用いられるものであり、CMYK色空間を分割したときの格子点(CMYK)の座標に変換先の値(L)を対応付けたテーブルである。この場合、初期ターゲット取得部14は、各格子点に対応するデータ群を初期ターゲットとする。また、例えば、ターゲット格納部13は、共通色域として過去に生成されたターゲット等のユーザが所望するターゲットを格納しておき、色域圧縮部15は、ユーザの所望するターゲットを初期ターゲットとして色域圧縮を行うこととしても良い。
また、本実施の形態において、デバイス色データや初期ターゲット等におけるデバイス非依存のデータに関して、一般的なLを例としてあげたが、これに限られるものではない。例えば、三刺激値XYZや均等色空間Lなどに分類される表色系でのデータでも、また、(Lab)=F(CMYK)のように多項式近似などで表現されるデータでも、また、物理モデル式としてノイゲバウアーやクベルカムンク、ランバートベールなどで表現されるデータでも、さらには、ICCプロファイルなどによって変換されるデータであってもよく、そのデバイスの特性が示されるデータ対が生成できるものであれば何でもよい。また、デバイス色データ取得部11は、測色装置5からではなく、例えば、各デバイス3のプロファイル情報からデバイス色データを取得することとしても良い。
また、本実施の形態において、色域圧縮部15は、射影前の点との色差が最小となる点を射影後の点として射影することとしたが、このような構成に限られるものではない。色域圧縮部15は、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように射影を実行すれば良く、例えば、射影前の点との色差が最小となる点から少しずれた点に射影しても良い。
また、本実施の形態において、色域圧縮部15が凸射影法による射影を実行して初期ターゲットの色域を圧縮することとしたが、このような構成に限られるものではない。ただし、色域圧縮部15が他の手法を用いて射影することで、例えば、異なる2点間のみで射影が繰り返される等、色域圧縮が収束しない場合がある。そのような場合には、例えば、収束判定部16が、異なる2点間でのみ射影が繰り返されていると判定して、射影を終了することとしても良い。また、射影前の点との色差が最小となる点から少しずれた点に射影することで、2点間のみで射影が繰り返されるのが抑制される場合には、色域圧縮部15がそのように射影しても良い。
[実施の形態2]
実施の形態2は、ターゲット格納部13を備えておらず、予め定められたデバイス3で再現される色域を初期ターゲットとして用いる点で、実施の形態1と異なる。本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6は、実施の形態2に係る機差補正装置2の機能構成例を示したブロック図である。
デバイス色データ取得部11は、測色装置5から取得した各デバイス3のデバイス色データを色域生成部12、色補正パラメータ生成部22に送信するとともに、各デバイス3のデバイス色データのうちの1つを初期ターゲット取得部14に送信する。
初期ターゲット取得部14は、デバイス色データ取得部11から送信されたデバイス色データに基づく色域を初期ターゲットとして、色域圧縮部15に送信する。
図7は、実施の形態2に係る色域圧縮部15による色域圧縮の手順の一例について説明するための図である。ここでは、図4に示す第1デバイス3Aの色域外郭を初期ターゲットとして用いる例について説明する。また、色域として、初期ターゲットとなる色域(第1デバイス3Aの色域)、第2デバイス3Bの色域を示している。図4と同様に、それぞれの色域はL色空間上で定義され、実際には各色域の点は等色相面上にあるわけではないが、ある色相面における明度(L)−彩度(C)の二次元図で示している。
また、初期ターゲットの色域外郭上の点をB1〜B5で表す。例えば、点B2については、1回目の射影で第2デバイス3Bの色域外郭上の点b2に射影され、第1デバイス3Aの色域外郭よりも内側にあるため、色域圧縮が収束したと判定される。また、点B3については、すでに第1デバイス3Aの色域外郭よりも内側にあるため、射影は行われずに色域圧縮が収束したと判定される。このように、点B1〜B5において色域圧縮が行われた結果、色域圧縮後の点として新たに点b2、b4が得られる。以上のようにして、初期ターゲットの色域外郭上の全ての点において色域圧縮が行われ、共通色域ターゲットが生成される。
また、図7に示す手順では、第1デバイス3Aの色域を初期ターゲットとしたが、これに限られるものではなく、例えば、第2デバイス3Bの色域を初期ターゲットとしても良い。即ち、複数のデバイス3の色域のうちのいずれか1つが初期ターゲットとして用いられるものとする。
以上のように、本実施の形態の機差補正装置2は、予め定められたデバイス3で再現される色域を圧縮することにより、複数のデバイス3に対して共通となる色域のデータを生成する。このような構成により、予め定められたデバイス3本来の色再現特性の設計値から大きく外れることのない精度良い共通の色域が生成される。
[実施の形態3]
実施の形態3は、機差補正システム1内の全てのデバイス3のそれぞれで再現される色域を初期ターゲットとして用い、圧縮後の色域を平均化して共通色域ターゲットを生成する点で、実施の形態1および2と異なる。本実施の形態において、実施の形態1と同様のものについては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図8は、実施の形態3に係る機差補正装置2の機能構成例を示したブロック図である。
デバイス色データ取得部11は、測色装置5から取得した各デバイス3のデバイス色データを色域生成部12、色補正パラメータ生成部22に加えて、初期ターゲット取得部14にも送信する。
初期ターゲット取得部14は、デバイス色データ取得部11から送信されたデバイス色データのうちの1つを選択し、選択したデバイス色データを初期ターゲットとして色域圧縮部15に送信する。また、初期ターゲット取得部14は、色域圧縮部15から初期ターゲットの全ての色域外郭上の点で色域の圧縮が収束した旨の通知を受けると、デバイス色データでまだ色域圧縮部15に送信していないものが存在するか否かを判定する。そして、まだ色域圧縮部15に送信していないデバイス色データが存在する場合、初期ターゲット取得部14はそのうちの1つを選択し、選択したデバイス色データを初期ターゲットとして色域圧縮部15に送信する。一方、色域圧縮部15に送信していないデバイス色データが存在しない場合、初期ターゲット取得部14は、送信していないデバイス色データが存在しない旨を色域圧縮部15に通知する。
色域圧縮部15は、初期ターゲット取得部14からデバイス色データが初期ターゲットとして送信されるたびに、初期ターゲットの色域を圧縮し、圧縮後の色域を色域整形部18に送信する。また、色域圧縮部15は、初期ターゲット取得部14からデバイス色データが存在しない旨の通知を受けると、その旨を色域整形部18に通知する。
色域整形部18は、色域圧縮部15からデバイス色データごとに圧縮後の色域を取得する。また、色域整形部18は、色域圧縮部15からデバイス色データが存在しない旨の通知を受けると、それまでに取得した圧縮後の色域に基づいて共通色域ターゲットを生成し、生成した共通色域ターゲットを共通色域格納部17に送信する。ここで、色域整形部18は、例えば、取得した複数の圧縮後の色域の平均を算出し、共通色域ターゲットとする。
図9は、実施の形態3に係る機差補正装置2による動作手順の一例を示したフローチャートである。
まず、デバイス色データ取得部11は、各デバイス3のデバイス色データを取得する(ステップ201)。そして、デバイス色データ取得部11は、取得した各デバイス3のデバイス色データを色域生成部12、色補正パラメータ生成部22に加えて、初期ターゲット取得部14に送信する。次のステップ202の処理は図5のステップ102の処理と同じであるため、説明を省略する。
次に、初期ターゲット取得部14は、デバイス色データ取得部11から送信されたデバイス色データのうちの1つを選択し、選択したデバイス色データを初期ターゲットとして色域圧縮部15に送信する(ステップ203)。次のステップ204乃至207の処理は、図5のステップ104乃至107の処理と同じであるため、説明を省略する。
次に、ステップ207で肯定の判断(Yes)がされた場合、即ち、初期ターゲットの全ての色域外郭上の点で色域の圧縮が収束していれば、色域圧縮部15はその旨を初期ターゲット取得部14に通知するとともに、圧縮後の色域を色域整形部18に送信する。次に、初期ターゲット取得部14は、デバイス色データでまだ色域圧縮部15に送信していないものが存在するか否かを判定する(ステップ208)。まだ色域圧縮部15に送信していないデバイス色データが存在する場合(ステップ208でYes)、ステップ203へ移行する。一方、色域圧縮部15に送信していないデバイス色データが存在しない場合(ステップ208でNo)、初期ターゲット取得部14は、送信していないデバイス色データが存在しない旨を色域圧縮部15に通知する。
色域圧縮部15は、初期ターゲット取得部14からデバイス色データが存在しない旨の通知を受けると、その旨を色域整形部18に通知する。そして、色域整形部18は、それまでに色域圧縮部15から取得した圧縮後の色域の平均を算出し、算出した色域を共通色域ターゲットとして共通色域格納部17に格納させる(ステップ209)。次のステップ210およびステップ211の処理は、図5のステップ109およびステップ110の処理と同じであるため、説明を省略する。そして、ステップ211の処理が行われた後、本処理フローは終了する。
以上のように、本実施の形態の機差補正装置2は、機差補正システム1内の全てのデバイス3の色域を初期ターゲットとして圧縮を行い、装置ごとの圧縮後の色域に基づいて複数のデバイス3で共通となる色域のデータを生成する。このような構成により、複数のデバイス3同士の色域(色域外郭およびその内部)の差が緩和され、また、色域圧縮された色域外郭のデータと色域圧縮されていない内部のデータとの差も緩和される。即ち、複数のデバイス3の色域との差が小さい、機差補正システム1内に特化した階調性に富む精度の良い共通の色域が生成される。
<適用可能な他の構成の説明>
また、複数台のデバイスが存在する場合、ネットワークに複数台のプリンタが接続されるようなクラスタプリンティングシステムへの展開が考えられる。
図10は、本実施の形態が適用されるクラスタプリンティングシステムの構成例を示した図である。図10に図示するように、このクラスタプリンティングシステムは、プリントサーバ30とプリンタ31a〜31fとがネットワークを介して接続されることで構成されている。この構成では、プリントサーバ30が、実施の形態1乃至3に係る機差補正装置2として機能する。即ち、プリントサーバ30は、プリンタ31a〜31fの色域から共通色域ターゲットを生成し、プリンタ31a〜31fで出力される色を補正する。これにより、プリンタ31a〜31fにおける出力物の色再現のばらつきが抑制される。
また、実施の形態1乃至3では、別のシステム構成として、1台のプリンタ筐体で2つのエンジン40A、40Bを備えるマルチエンジンプリンタ40への展開も考えられる。
図11は、本実施の形態が適用されるマルチエンジンプリンタの構成例を示した図である。このようなマルチエンジンプリンタ40を用いた場合、例えば、偶数ページと奇数ページとで互い違いに異なるエンジンが使用されるため、エンジン間で生じる色の差は、他のカラープリンティングシステムの構成に比べ、よりシビアなものとなる。本実施の形態では、機差を補正するための共通色域ターゲットを用いることにより、エンジン間の色の差を最小限に抑えることができるため、このマルチエンジンプリンタ40のような構成においても効果が期待できる。また、この構成上、エンジンが2種類あるため、一方のエンジンのみ故障等により交換するような状況が考えられる。本実施の形態における手法は、このような新旧エンジンで生じる経時変化による出力差にも対応でき、マシンのロングライフ化への技術としても期待できる。
<適用可能なコンピュータの説明>
ところで、実施の形態1乃至3に係る機差補正装置2の処理は、汎用のコンピュータにおいて実現してもよい。そこで、この処理をコンピュータで実現するものとして、そのハードウェア構成について説明する。図12は、本実施の形態を適用可能なコンピュータのハードウェア構成の一例を示した図である。
図12に図示するように、機差補正装置2は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)51と、記憶手段であるメインメモリ52及び磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)53とを備える。ここで、CPU51は、OS(Operating System)やアプリケーション等の各種ソフトウェアを実行し、機差補正装置2の各機能を実現する。また、メインメモリ52は、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、磁気ディスク装置53は、実施の形態1乃至3に係る機差補正装置2の各機能を実現するためのプログラム等を格納している。そして、このプログラムがメインメモリ52にロードされ、このプログラムに基づく処理がCPU51により実行されることで、機差補正装置2の各機能が実現される。更に、機差補正装置2は、外部との通信を行うための通信I/F54を備える。
具体的には、機差補正装置2において、CPU51が行う指示により、外郭情報の生成、初期ターゲットの取得、色域の圧縮、色域圧縮における収束の判定、入力された画像データに対する色補正等が行われる。また、デバイス色データの取得や、入力画像データの取得、出力画像データの出力は、例えば、通信I/F54を介して行われる。また、初期ターゲットや共通色域ターゲットは、例えば、磁気ディスク装置53に格納される。
<プログラムの説明>
以上説明を行った本実施の形態における機差補正装置2が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
よって、機差補正装置2が行う処理は、コンピュータに、画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する機能と、複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する機能と、取得された外郭情報に基づいて、目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、目標色域を圧縮する機能とを実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお、本発明の実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
また、本発明の実施の形態では、機差補正装置2が1台で各処理を実行する構成としたが、これに限られるものではなく、機差補正装置2の処理を複数の装置で実行するような構成にしても良い。例えば、機差補正装置2の外部に接続された装置として色補正部20の処理を実行するものを設け、機差補正装置2と併せて機能させる構成が考えられる。また、例えば、共通色域ターゲットを生成する処理を特定のデバイス3が行い、生成されたターゲットをもとに、システム内の各デバイス3が色補正部20の処理を行う構成等も考えられる。
1…機差補正システム、2…機差補正装置、3…画像形成装置、10…共通色域生成部、11…デバイス色データ取得部、12…色域生成部、13…ターゲット格納部、14…初期ターゲット取得部、15…色域圧縮部、16…収束判定部、17…共通色域格納部、18…色域整形部、20…色補正部、21…画像取得部、22…色補正パラメータ生成部、23…色変換部、24…画像出力部

Claims (5)

  1. 画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する外郭情報取得手段と、
    前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する目標色域情報取得手段と、
    前記外郭情報取得手段により取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する色域圧縮手段と
    前記色域圧縮手段により前記置き換える処理が行われた際、射影後の色域と射影前の色域との色差が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記色域圧縮手段は、前記判定手段にて前記色差が前記予め定められた閾値より小さいと判定された場合、前記置き換える処理後の点を前記目標色域の外郭上の点とすることで、当該目標色域を圧縮することを特徴とする色域圧縮装置。
  2. 前記目標色域情報取得手段は、前記複数の装置のうち、予め定められた装置で再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、
    前記色域圧縮手段は、前記予め定められた装置で再現される色域を圧縮することを特徴とする請求項に記載の色域圧縮装置。
  3. 画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する外郭情報取得手段と、
    前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する目標色域情報取得手段と、
    前記外郭情報取得手段により取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する色域圧縮手段とを備え
    前記目標色域情報取得手段は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、
    前記色域圧縮手段は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域を圧縮して装置ごとに圧縮後の色域を取得し、取得した複数の当該圧縮後の色域に基づいて、新たな再現の目標とする色域を生成することを特徴とする色域圧縮装置。
  4. コンピュータに、
    画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する機能と、
    前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する機能と、
    取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する機能と
    前記圧縮する機能により前記置き換える処理が行われた際、射影後の色域と射影前の色域との色差が予め定められた閾値より小さいか否かを判定する機能とを実現させ、
    前記圧縮する機能は、前記判定する機能にて前記色差が前記予め定められた閾値より小さいと判定された場合、前記置き換える処理後の点を前記目標色域の外郭上の点とすることで、当該目標色域を圧縮することを特徴とするプログラム。
  5. コンピュータに、
    画像を形成する複数の装置のそれぞれで再現される色域の外郭についての情報である外郭情報を装置ごとに取得する機能と、
    前記複数の装置が画像を形成する際の再現の目標とする色域である目標色域の情報を取得する機能と、
    取得された前記外郭情報に基づいて、前記目標色域の外郭上の点を始点として、射影後の色域の大きさが射影前の色域の大きさ以下になるように各装置の色域に対して順に射影を実行し、射影前の点を射影後の色域の外郭上の点に置き換える処理を繰り返すことで、当該目標色域を圧縮する機能とを実現させ
    前記目標色域の情報を取得する機能は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域の情報を前記目標色域の情報として取得し、
    前記圧縮する機能は、前記複数の装置のそれぞれで再現される色域を圧縮して装置ごとに圧縮後の色域を取得し、取得した複数の当該圧縮後の色域に基づいて、新たな再現の目標とする色域を生成することを特徴とするプログラム。
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