JP2009296168A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】他の画像機器の色再現結果との色差を考慮した、最適な色変換パラメータの設定ができるようにする。
【解決手段】複数の画像機器(120−1及び120−2)における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置110において、複数の画像機器(120−1及び120−2)における測色データを測色データ入力部111で取得し、また、複数の画像機器(120−1及び120−2)における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を色変換パラメータ作成条件設定部114で設定する。そして、色変換パラメータ作成部115では、測色データおよび制御情報に基づいて、複数の画像機器(120−1及び120−2)における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する。
【選択図】図1
【解決手段】複数の画像機器(120−1及び120−2)における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置110において、複数の画像機器(120−1及び120−2)における測色データを測色データ入力部111で取得し、また、複数の画像機器(120−1及び120−2)における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を色変換パラメータ作成条件設定部114で設定する。そして、色変換パラメータ作成部115では、測色データおよび制御情報に基づいて、複数の画像機器(120−1及び120−2)における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置、その画像処理方法、及び、当該画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
従来、複数の機器間においてカラーマッチングを行う場合には、例えば、モニタ、あるいは、sRGB理論値等、基準となる色域データを設定し、全ての機器が、基準の色域に対して1対1で最適となるように、個別にカラーマッチングがなされていた。また、出力機器が複数ある場合には、当該複数の出力機器の色再現が可能な範囲(以下、「色域」と記す)の共通部分を算出し、当該共通部分のみを使用するという方法が提案されている(例えば、下記の特許文献1参照)。また、従来、入力機器に関しては、ターゲットとなる被写体(色表)を撮影し、被写体の測色値との誤差が小さくなるように、個々の入力機器の色変換パラメータを個別に最適化していた。
ここで、例えば、sRGB理論式に対して、IJプリンタとEPプリンタをマッチングさせた場合について考える。この場合、従来においては、sRGBとIJプリンタ、あるいはsRGBとEPプリンタ等、基準の色域に対するマッチング結果は良好であっても、IJプリンタとEPプリンタ等のマッチング結果は必ずしも最適とはならないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、複数の画像機器の色を合わせる場合に、ターゲットとの色差だけでなく、他の画像機器の色再現結果との色差を考慮した、最適な色変換パラメータの設定ができるようにすることを目的とする。
本発明の画像処理装置は、複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置であって、前記複数の画像機器における色データを取得する取得手段と、前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定手段と、前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成手段とを有する。
本発明の画像処理方法は、複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置の画像処理方法であって、前記複数の画像機器における色データを取得する取得ステップと、前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定ステップと、前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成ステップとを有する。
本発明のプログラムは、複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記複数の画像機器における色データを取得する取得ステップと、前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定ステップと、前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、他の画像機器の色再現結果との色差を考慮した、最適な色変換パラメータの設定を行うことができる。これにより、複数の画像機器の全ての画像機器の組み合わせにおいて、良好なカラーマッチング結果を得ることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図1に示す画像処理システム100は、画像処理装置110と、第1の画像出力機器120−1と、第2の画像出力機器120−2と、測色器130と、入力機器140と、画像データ記憶部150を有して構成されている。
画像処理装置110は、複数の画像機器(図1に示す例では、第1の画像出力機器120−1及び第2の画像出力機器120−2)の色を合わせるカラーマッチングに係る処理を含む各種の処理を行う。
第1の画像出力機器120−1及び第2の画像出力機器120−2は、例えば、CRTモニタやLCDモニタ等の画像を表示するためのモニタ、あるいは、インクジェットプリンタや電子写真プリンタ等の画像を印刷するためのプリンタなどで構成されている。
測色器130は、例えば、分光放射輝度計、あるいは、分光測色計等で構成され、画像出力機器(図1に示す例では、第1の画像出力機器120−1及び第2の画像出力機器120−2)の色再現特性を測定するためのものである。
入力機器140は、例えばユーザからの指示を、画像処理装置110に対して入力するものである。画像データ記憶部150は、各種の画像データを記憶するものである。
画像処理装置110は、測色データ入力部111、色域データ算出部112、色域データ記憶部113、色変換パラメータ作成条件設定部114、色変換パラメータ作成部115、画像データ入力部116、色変換部117及び画像データ出力部118を具備する。
測色データ入力部111は、測色器130において測色された画像出力機器120の色再現特性に係る測色データを、画像処理装置110に読み込んで入力(取得)する処理を行う。
色域データ算出部112は、測色データ入力部111において読み込んだ測色データに基づいて、画像出力機器120の色域データを算出する色域データ算出処理を行う。
色域データ記憶部113は、色域データ算出部112で算出された色域データを記憶するものである。
色変換パラメータ作成条件設定部114は、複数の画像機器(図1に示す例では、第1の画像出力機器120−1及び第2の画像出力機器120−2)における色変換結果の色再現一致度及び色域の有効使用度に係る色変換パラメータ作成条件を設定する。具体的に、色変換パラメータ作成条件設定部114は、複数の画像機器における色変換結果の色再現一致度(色域の一致度)と当該色域の有効使用度とに係る色変換パラメータ作成条件を制御情報として設定する。
色変換パラメータ作成部115は、色域データ記憶部113に記憶されている色域データ、色変換パラメータ作成条件設定部114で設定された色変換パラメータ作成条件に基づいて、色変換パラメータを作成する。
画像データ入力部116は、画像データ記憶部150に記憶されている画像データを、
画像処理装置110に読み込む画像データ入力処理を行う。
画像処理装置110に読み込む画像データ入力処理を行う。
色変換部117は、画像データ入力部116により入力された画像データに対して、色変換パラメータ作成部115において作成された色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
画像データ出力部118は、色変換部117において色変換された画像データを、第1の画像出力機器120−1あるいは第2の画像出力機器120−2に出力する画像データ出力処理を行う。
<全体処理>
次に、図1に示す画像処理システム100における処理手順について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムおいて行われる画像処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、図1に示す画像処理システム100における処理手順について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムおいて行われる画像処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、色変換パラメータ作成部115は、例えば入力機器140からの指示に基づき、sRGBあるいはAdobeRGBのような入力色域データを、例えば色域データ記憶部113から読み込む。ここで、読み込む入力色域データは、画像データ記憶部150に記憶されている出力画像データの色空間データである。
続いて、ステップS202において、色域データ算出部112は、第1の画像出力機器120−1及び第2の画像出力機器120−2の色再現特性である、色域データを算出する(詳細は図3を用いて後述する)。
続いて、ステップS203において、色変換パラメータ作成部115は、ステップS201で読み込んだ入力色域データ及びステップS202で算出された画像出力機器120の色域データを用いて、色変換パラメータを作成する(詳細は図7を用いて後述する)。
続いて、ステップS204において、画像データ入力部116は、例えば入力機器140からの指示に基づき、画像データ記憶部150に記憶されている画像処理対象(色変換処理対象)の出力画像データを読み込む。
続いて、ステップS205において、色変換部117は、ステップS203で作成された色変換パラメータを用いて、ステップS204で読み込まれた出力画像データの色変換処理を行う。
続いて、ステップS206において、画像データ出力部118は、ステップS205で色変換処理が行われた出力画像データを、例えば入力機器140からの指示に基づき、第1の画像出力機器120−1、あるいは、第2の画像出力機器120−1に出力する。
<画像出力機器の色域データ算出処理>
次に、図2のステップS202の詳細な処理手順について説明する。
図3は、図2のステップS202における画像出力機器の色域データ算出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、図2のステップS202の詳細な処理手順について説明する。
図3は、図2のステップS202における画像出力機器の色域データ算出処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS301において、画像処理装置110は、画像出力機器120の色再現特性を測定するチャートを作成するために、RGBデータからなる出力チャートデータ
を作成する。ここで、RGBデータとしては、RGB値が、例えば(R,G,B)=(0,0,0)、(0,0,32)、(0,0,64)・・・(255,255,224)、(255,255,255)のように、等間隔で変化するRGBデータを作成する。
を作成する。ここで、RGBデータとしては、RGB値が、例えば(R,G,B)=(0,0,0)、(0,0,32)、(0,0,64)・・・(255,255,224)、(255,255,255)のように、等間隔で変化するRGBデータを作成する。
続いて、ステップS302において、画像データ出力部118は、ステップS301で作成した、RGBデータからなる出力チャートデータを画像出力機器120に出力する。これにより、画像出力機器120は、出力チャートデータに基づく出力チャートを出力する。
続いて、ステップS303において、測色器130は、ステップS302で画像出力機器120に出力されたRGBデータからなる出力チャートに対応する色票を測色する。
図4は、図1に示す画像出力機器120が画像を表示するモニタである場合の測色器130を用いた測色のイメージの一例を示す模式図である。
図4に示すように、第1の画像出力機器120−1あるいは第2の画像出力機器120−2がCRTモニタやLCDモニタ等の画像を表示するためのモニタである場合には、当該モニタに、RGBデータが1色ずつ測色用色票401として表示される。この場合、測色器130は、モニタに表示された測色用色票401を測色する処理を行う。
図4に示すように、第1の画像出力機器120−1あるいは第2の画像出力機器120−2がCRTモニタやLCDモニタ等の画像を表示するためのモニタである場合には、当該モニタに、RGBデータが1色ずつ測色用色票401として表示される。この場合、測色器130は、モニタに表示された測色用色票401を測色する処理を行う。
図5は、図1に示す画像出力機器120が画像を印刷するためのプリンタである場合に、当該プリンタで出力された出力チャートの一例を示す模式図である。
図5に示すように、画像出力機器120がインクジェットプリンタや電子写真プリンタ等の画像を印刷するためのプリンタである場合には、当該プリンタから複数の測色用色票501が配置された出力チャート500が印刷出力される。この場合、測色器130は、当該プリンタから印刷出力された出力チャート500の各測色用色票501を測色する処理を行う。
図5に示すように、画像出力機器120がインクジェットプリンタや電子写真プリンタ等の画像を印刷するためのプリンタである場合には、当該プリンタから複数の測色用色票501が配置された出力チャート500が印刷出力される。この場合、測色器130は、当該プリンタから印刷出力された出力チャート500の各測色用色票501を測色する処理を行う。
なお、ステップS303において行う出力チャートの測色方法は、上述した方法に限定されるものではない。例えば、プリンタを用いて出力した出力チャートを実際の画像観察照明光にて照明して、測色器130で測定する等、ユーザが必要とする照明条件や測色器130において測定可能であれば、上述した方法に限定されるものではない。
その後、測色データ入力部111は、測色器130で測色された、出力チャートの各測色用色票の測色値に係る測色データを取得し(取得ステップ)、当該測色データを色域データ算出部112に入力する。
続いて、ステップS304において、色域データ算出部112は、ステップS303で測色された測色データに基づいて、対象とする画像出力機器120(即ち、ステップS302で出力チャートデータを出力した画像出力機器)の色域データを算出する。
図6は、図1に示す色域データ算出部112で算出される色域データの一例を示す模式図である。
ここで、図6には、画像出力機器120の色域データの一例として、インクジェットプリンタのLab空間における色域データが示されている。ステップS304で算出される色域データは、ステップS301において作成された出力チャートデータのRGB値と測色値(図6に示す例ではLab値)とが対応したデータとなっている。例えば、対象とする画像出力機器120の色域表面(最外郭)のデータが必要である場合には、R、G、Bの値の何れかが0または255である点を抜き出せば良いし、無彩色(Gray)のデータが必要である場合には、R=G=Bとなる点を抜き出せば良い。
ここで、図6には、画像出力機器120の色域データの一例として、インクジェットプリンタのLab空間における色域データが示されている。ステップS304で算出される色域データは、ステップS301において作成された出力チャートデータのRGB値と測色値(図6に示す例ではLab値)とが対応したデータとなっている。例えば、対象とする画像出力機器120の色域表面(最外郭)のデータが必要である場合には、R、G、Bの値の何れかが0または255である点を抜き出せば良いし、無彩色(Gray)のデータが必要である場合には、R=G=Bとなる点を抜き出せば良い。
続いて、ステップS305において、色域データ算出部112は、ステップS304で算出した色域データを、色域データ記憶部113に記憶して保存する。
続いて、ステップS306において、画像処理装置110は、使用する全ての画像出力機器120の色域データを算出したか否かを判断する。この判断の結果、使用する全ての画像出力機器120の色域データについては未だ算出していない場合(未だ色域データを算出していない画像出力機器120が存在する場合)には、ステップS301に戻る。そして、処理の対象とする画像出力機器120を、未だ色域データを算出していない画像出力機器として、ステップS301以降の処理を行う。
一方、ステップS306の判断の結果、使用する全ての画像出力機器120の色域データを算出した場合には、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS301〜S306の処理を経ることで、図2のステップS202における画像出力機器の色域データ算出処理が行われる。
<色変換パラメータ作成処理>
次に、図2のステップS203の詳細な処理手順について説明する。
図7は、図2のステップS203における色変換パラメータ作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、図2のステップS203の詳細な処理手順について説明する。
図7は、図2のステップS203における色変換パラメータ作成処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS701において、色変換パラメータ作成条件設定部114は、例えば入力機器140からの指示に基づき、色変換パラメータ作成条件の設定を行う。具体的に、本実施形態の色変換パラメータ作成条件設定部114は、色変換パラメータ作成条件として、複数の画像出力機器120の色再現一致度及び色域の有効使用度のどちらを優先するかの度合いを示す制御情報の設定を行う。
図8は、図1に示す色変換パラメータ作成条件設定部114で色変換パラメータ作成条件の設定を行う際に用いられるユーザインターフェース(以下、「UI」と記す)の一例を示す模式図である。この図8に示すUI800は、例えば入力機器140の表示画面に表示される。
そして、ユーザが、入力機器140のマウス等のポインティングデバイスによりUI800上のポインタ801を操作してスライダーバー802を調整すると、色変換パラメータ作成条件設定部114は、当該スライダーバー802の位置を検知する。そして、色変換パラメータ作成条件設定部114は、検知したスライダーバー802の位置に従って、色変換パラメータ作成条件(即ち、色再現一致度及び色域有効使用度のどちらを優先するかの度合いを示す制御情報)の設定を行う。
続いて、ステップS702において、色変換パラメータ作成部115は、ステップS201で読み込んだ入力色域データに対し、ステップS202で算出された色域データの色域を有効使用する収束点の算出を行う。具体的に、入力色域データに対し、ステップS202で算出された第1の画像出力機器120−1の色域データ(第1の色域データ)の色域を最大限に使用可能なマッピング結果を得ることが可能な収束点(L1,a1,b1)を算出する。同様に、入力色域データに対し、ステップS202で算出された第2の画像出力機器120−2の色域データ(第2の色域データ)の色域を最大限に使用可能なマッピング結果を得ることが可能な収束点(L2,a2,b2)を算出する。
続いて、ステップS703において、色変換パラメータ作成部115は、ステップS701で設定された色変換パラメータ作成条件を用いて、ステップS702で算出した収束点(L1,a1,b1)及び(L2,a2,b2)を補正する。これにより、それぞれ、補正後の収束点(L1 ',a1 ',b1 ')及び(L2 ',a2 ',b2 ')が得られる(詳細は後述する)。
続いて、ステップS704において、色変換パラメータ作成部115は、ステップS703で補正した収束点を用いて、ステップS201で読み込んだ入力色域データの入力点を、画像出力機器120の色域データ内にマッピングするマッピング処理を行う。
続いて、ステップS705において、色変換パラメータ作成部115は、ステップS201で読み込んだ入力色域データの全ての入力点に対し、マッピング処理を行ったか否かを判断する。
ステップS705の判断の結果、全ての入力点についてはマッピング処理を行っていない場合(即ち、マッピング処理を行っていない入力点が存在する場合)には、ステップS706に進む。
ステップS705の判断の結果、全ての入力点についてはマッピング処理を行っていない場合(即ち、マッピング処理を行っていない入力点が存在する場合)には、ステップS706に進む。
ステップS706に進むと、色変換パラメータ作成部115は、マッピング対象の入力点を、未処理の入力点に変更する。その後、ステップSS702に戻り、ステップS702以降の処理を行う。
一方、ステップS705の判断の結果、全ての入力点についてマッピング処理を行った場合には、当該フローチャートにおける処理を終了する。
以上のステップS701〜S706の処理を経ることで、図2のステップS203における色変換パラメータ作成処理が行われる。
<収束点の補正処理>
次に、図7のステップS703の詳細について説明する。
図9は、図7のステップS703における収束点の補正処理を説明するための模式図である。図9には、マッピング対象の入力点901が示されている。更に、図9には、マッピング対象の入力点901の色相における、入力色域データの最外郭902、第1の画像出力機器120−1の色域外郭(第1の色域外郭)903、及び、第2の画像出力機器120−2の色域外郭(第2の色域外郭)904が示されている。
次に、図7のステップS703の詳細について説明する。
図9は、図7のステップS703における収束点の補正処理を説明するための模式図である。図9には、マッピング対象の入力点901が示されている。更に、図9には、マッピング対象の入力点901の色相における、入力色域データの最外郭902、第1の画像出力機器120−1の色域外郭(第1の色域外郭)903、及び、第2の画像出力機器120−2の色域外郭(第2の色域外郭)904が示されている。
今、マッピング対象の入力点901を、第1の色域データのみを基に当該第1の色域を最大限に使用することを考えた場合、入力点901から、第1の色域外郭903に下ろした垂線と、L*軸との交点が、(L1,a1,b1)の収束点905である。同様に、マッピング対象の入力点901を、第2の色域データのみを基に当該第2の色域を最大限に使用することを考えた場合、入力点901から、第2の色域外郭904に下ろした垂線と、L*軸との交点が、(L2,a2,b2)の収束点908である。
ここで、収束点905及び908に向かってマッピング処理を行った場合、第1の色域外郭903上では点909に、一方、第2の色域外郭904上では点910にマッピングされることになる。この場合、各画像出力機器の色域は有効利用しているものの、点909と点910との色差が大きくなってしまい、第1の画像出力機器120−1により出力した画像と、第2の画像出力機器120−2により出力した画像との色再現結果が大きく異なってしまう。
そこで、ステップS701で設定された色変換パラメータ作成条件に基づいて、パラメータkの値を決定し、以下に示す(1)式を用いて、補正後の収束点(L1 ',a1 ',b1 ')及び(L2 ',a2 ',b2 ')を算出する。
ここで、図8に示すUI800に基づきユーザが色域の有効使用度を重視した場合には、(1)式のパラメータkの値を大きくし、逆に、ユーザが色再現一致度を重視した場合は、(1)式のパラメータkの値を小さくして、補正後の収束点が算出される。ただし、この時、パラメータkの範囲は、0.0≦k≦1.0とする。
ここで、例えば、パラメータkの値を0.5に設定した場合、収束点905及び908は、それぞれ、収束点906及び907に補正される。そして、当該収束点に向かってマッピング処理を行うと、第1の色域外郭903上では点911に、一方、第2の色域外郭904上では点912にマッピングされる。この場合、色域の体積は小さくなるものの、点911と点912との色差は小さくなり、第1の画像出力機器120−1により出力した画像と、第2の画像出力機器120−2により出力した画像との色再現結果が近くなる。
また、例えば、パラメータkの値を1.0に設定した場合、収束点905及び908は、共に、収束点913に補正される。そして、当該収束点に向かってマッピング処理を行うと、第1の色域外郭903上では点914に、一方、第2の色域外郭904上では点915にマッピングされる。この場合、第1の画像出力機器120−1により出力した画像と、第2の画像出力機器120−2により出力した画像との色再現結果はより近くなる。
なお、収束点の補正方法は、上述した(1)式を用いたものに限定されるものではなく、例えば、以下の(2)式で示される評価値Eを算出し、評価値Eが最小となるように、収束点を最適化するようにしても良い。
(2)式において、ΔV1及びΔV2は、それぞれ、第1の画像出力機器120−1の色域及び第2の画像出力機器120−2の色域において、ガマットマッピング処理により、使用されなくなった色域の体積である。また、(2)式において、ΔEは、同一のマッピング対象の入力点に対し、第1の画像出力機器120−1の色域へのマッピング結果と、第2の画像出力機器120−2の色域へのマッピング結果との色差である。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の第2の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの概略構成の一例を示すブロック図である。
図10に示す画像処理システム1000は、画像処理装置1010と、第1の画像入力機器1020−1と、第2の画像入力機器1020−2と、入力機器1030と、画像データ記憶部1040を有して構成されている。
画像処理装置1010は、複数の画像機器(図10に示す例では、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2)の色を合わせるカラーマッチングに係る処理を含む各種の処理を行う。
第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2は、例えば、デジタルカメラやスキャナ等の画像(画像データ)を入力するための機器である。
入力機器1030は、例えばユーザからの指示を、画像処理装置1010に対して入力するものである。画像データ記憶部1040は、各種の画像データを記憶するものである。
画像処理装置1010は、画像データ入力部1011、チャート測色データ記憶部1012、色変換パラメータ作成条件設定部1013、色変換パラメータ作成部1014、色変換部1015及び画像データ出力部1016を具備する。
画像データ入力部1011は、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2で取得された画像データを、画像処理装置1010に入力する画像データ入力処理を行う。
チャート測色データ記憶部1012は、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2の色再現特性を算出するために使用するカラーチャートの測色データを記憶している。
色変換パラメータ作成条件設定部1013は、複数の画像機器(図10に示す例では、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2)における色変換結果の色再現一致度及び色域の有効使用度に係る色変換パラメータ作成条件を設定する。具体的に、色変換パラメータ作成条件設定部1013は、複数の画像機器における色変換結果の色再現一致度(色域の一致度)と当該色域の有効使用度とに係る色変換パラメータ作成条件を制御情報として設定する。
色変換パラメータ作成部1014は、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2で取得されたチャート画像データ、チャート測色データ記憶部1012に記憶されている測色データ等を用いて、色変換パラメータを作成する処理を行う。この際、色変換パラメータ作成部1014は、色変換パラメータ作成条件設定部1013で設定された色変換パラメータ作成条件も考慮して、色変換パラメータを作成する処理を行う。また、チャート画像データは、例えば画像データ入力部1011を介して色変換パラメータ作成部1014に入力される。
色変換部1015は、画像データ入力部1011により入力された画像データに対して、色変換パラメータ作成部1014において作成された色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
画像データ出力部1016は、色変換部1015において色変換された画像データを、画像データ記憶部1040に出力する画像データ出力処理を行う。
<全体処理>
次に、図10に示す画像処理システム1000における処理手順について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムおいて行われる画像処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
次に、図10に示す画像処理システム1000における処理手順について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムおいて行われる画像処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS1101において、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2は、チャート画像データを取得する処理を行う。具体的に、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2では、色変換パラメータ作成用カラーチャートを撮影あるいはスキャンすることにより、上述したチャート画像データを取得する。この際に用いられる色変換パラメータ作成用カラーチャートは、予め当該カラーチャートの各色票が測色されており、画像処理装置1010では、その測色データを取得してチャート測色データ記憶部1012に記憶しているものとする。
続いて、ステップS1102において、画像データ入力部1011は、例えば入力機器1030からの指示に基づき、ステップS1101において取得されたチャート画像データを、画像処理装置1010に読み込む画像データ入力処理を行う。
続いて、ステップS1103において、色変換パラメータ作成条件設定部1013は、第1の実施形態と同様に、色変換パラメータ作成条件(本実施形態では、k値)を設定する。
続いて、ステップS1104において、色変換パラメータ作成部1014は、ステップS1102で入力されたチャート画像データ、ステップS1103で設定された色変換パラメータ作成条件、及び、チャート測色データ記憶部1012に記憶されている測色データを用いて、色変換パラメータを作成する(詳細は後述する)。
続いて、ステップS1105において、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2は、被写体画像データを取得する処理を行う。具体的に、第1の画像入力機器1020−1及び第2の画像入力機器1020−2では、被写体を撮影あるいは被写体画像をスキャンすることにより、上述した被写体画像データを取得する。
続いて、ステップS1106において、画像データ入力部1011は、例えば入力機器1030からの指示に基づき、ステップS1105において取得された被写体画像データを、画像処理装置1010に読み込む画像データ入力処理を行う。このステップS1106で入力された被写体画像データは、画像処理対象(色変換処理対象)の画像データである。
続いて、ステップS1107において、色変換部1015は、ステップS1106で入力された被写体画像データに対して、ステップS1104で作成された色変換パラメータを用いて色変換処理を行う。
続いて、ステップS1108において、画像データ出力部1016は、ステップS1107において色変換処理を行った被写体画像データを、画像データ記憶部1040に出力して記憶(保存)する。
<色変換パラメータ作成処理>
次に、図11のステップS1104の詳細な処理について説明する。
ここでは、デジタルカメラやスキャナ等の被写体画像データをRGBデータとして取得する画像入力機器1020について説明する。一般的に、このような画像入力機器1020により得られるデバイス固有のRGB値を(Rdev,Gdev,Bdev)、色変換後のRGB値を(Rout,Gout,Bout)とすると、以下に示す(3)式により、色変換処理がなされる。
次に、図11のステップS1104の詳細な処理について説明する。
ここでは、デジタルカメラやスキャナ等の被写体画像データをRGBデータとして取得する画像入力機器1020について説明する。一般的に、このような画像入力機器1020により得られるデバイス固有のRGB値を(Rdev,Gdev,Bdev)、色変換後のRGB値を(Rout,Gout,Bout)とすると、以下に示す(3)式により、色変換処理がなされる。
この際、色変換後のRGB値(Rout,Gout,Bout)は、sRGBやAdobeRGBのように、Lab値等、デバイスに依存しない色情報に変換可能なRGB値を用いるのが一般的である。
ここで、入力のRGB値(Rdev,Gdev,Bdev)と出力のRGB値(Rout,Gout,Bout)とのγ特性を併せるためのパラメータであるγ値、及び、マトリックス演算のための行列の因子であるa11,a12,・・・,a33の両パラメータを併せて、色変換パラメータと呼ぶ。
ここで、カラーチャートの複数の色票において、N番目の色票の測色データを(LN_meas,aN_meas,bN_meas)とする。また、色変換処理を行った後のRGB値(Rout,Gout,Bout)から、sRGB変換式等を用いてLab値に変換した値を(LN_out,aN_ out,bN_out)とする。この場合、上記色変換パラメータの最適化では、通常、以下の(4)式にて示される評価値ΔEが最小となるように、色変換パラメータを最適化する。
(4)式において、Mは、カラーチャートの色票の総数である。
この時、第2の実施形態においては、第1の画像入力機器1020−1のチャート画像データ(第1のチャート画像データ)に対して、色変換処理を行った後のLab値を
(L1_N_meas,a1_N_meas,b1_N_meas)とする。また、第2の画像入力機器1020−2のチャート画像データ(第2のチャート画像データ)に対して、色変換処理を行った後のLab値を(L2_N_meas,a2_N_meas,b2_N_meas)とする。また、第1の画像入力機器1020−1における色変換後の色域の体積をV1、第2の画像入力機器1020−2における色変換後の色域の体積をV2とする。
この時、第2の実施形態においては、第1の画像入力機器1020−1のチャート画像データ(第1のチャート画像データ)に対して、色変換処理を行った後のLab値を
(L1_N_meas,a1_N_meas,b1_N_meas)とする。また、第2の画像入力機器1020−2のチャート画像データ(第2のチャート画像データ)に対して、色変換処理を行った後のLab値を(L2_N_meas,a2_N_meas,b2_N_meas)とする。また、第1の画像入力機器1020−1における色変換後の色域の体積をV1、第2の画像入力機器1020−2における色変換後の色域の体積をV2とする。
そして、ステップS1103で設定された色変換パラメータ作成条件であるk値を用いて、以下の(5)式で示される評価値Eを最小にするように、色変換パラメータを最適化する。これにより、複数の画像入力機器1020における色変換後の色域体積を考慮した上で、ユーザが使用する画像入力機器の組み合わせで、良好なマッチング結果を得ることが可能である。
なお、(5)式において、W1、W2は任意の定数である。
(その他の実施形態)
前述した本発明の各実施形態に係る画像処理システムによる画像処理方法を示す図2、図3、図7及び図11の各ステップは、コンピュータのCPU等が、記億媒体に記憶されたプログラム(プログラムコード)を実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
前述した本発明の各実施形態に係る画像処理システムによる画像処理方法を示す図2、図3、図7及び図11の各ステップは、コンピュータのCPU等が、記億媒体に記憶されたプログラム(プログラムコード)を実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、あるいは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD−R、ROM、DVD、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係る画像処理システムの機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係る画像処理システムの機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係る画像処理システムの機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
<使用する色空間>
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、色再現精度を算出するための色空間として、Lab値を用いて説明をしたが、これに限定されるものではなく、例えばXYZ値あるいはCIECAM02変換式にて算出されるJCh値等を用いても良い。
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、色再現精度を算出するための色空間として、Lab値を用いて説明をしたが、これに限定されるものではなく、例えばXYZ値あるいはCIECAM02変換式にて算出されるJCh値等を用いても良い。
<対象とする画像機器の数>
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、対象とする画像機器は2つであるとして説明したが、2つに限定されるものではなく、3つあるいはそれ以上の画像機器を対象として同様の処理を行っても良い。
また、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、対象とする画像機器は2つであるとして説明したが、2つに限定されるものではなく、3つあるいはそれ以上の画像機器を対象として同様の処理を行っても良い。
以上説明した本発明の各実施形態によれば、他の画像機器の色再現結果との色差を考慮した、最適な色変換パラメータの設定を行うことができる。これにより、複数の画像機器の全ての画像機器の組み合わせにおいて、良好なカラーマッチング結果を得ることが可能となる。
100 画像処理システム
110 画像処理装置
111 測色データ入力部
112 色域データ算出部
113 色域データ記憶部
114 色変換パラメータ作成条件設定部
115 色変換パラメータ作成部
116 画像データ入力部
117 色変換部
118 画像データ出力部
120−1 第1の画像出力機器
120−2 第2の画像出力機器
130 測色器
140 入力機器
150 画像データ記憶部
110 画像処理装置
111 測色データ入力部
112 色域データ算出部
113 色域データ記憶部
114 色変換パラメータ作成条件設定部
115 色変換パラメータ作成部
116 画像データ入力部
117 色変換部
118 画像データ出力部
120−1 第1の画像出力機器
120−2 第2の画像出力機器
130 測色器
140 入力機器
150 画像データ記憶部
Claims (5)
- 複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置であって、
前記複数の画像機器における色データを取得する取得手段と、
前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定手段と、
前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記取得手段で取得した色データに基づいて、前記複数の画像機器における色域の色域データを算出する色域データ算出手段を更に有し、
前記作成手段は、前記複数の画像機器の各画像機器ごとに、前記色域データおよび前記制御情報を用いて、前記色変換パラメータを作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記作成手段は、前記各画像機器ごとに、前記色域データを用いて色変換パラメータを設定し、当該設定した色変換パラメータを前記制御情報を用いて補正して、前記色変換パラメータを作成することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置の画像処理方法であって、
前記複数の画像機器における色データを取得する取得ステップと、
前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定ステップと、
前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成ステップと
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 複数の画像機器における色を合わせるカラーマッチングに係る処理を行う画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記複数の画像機器における色データを取得する取得ステップと、
前記複数の画像機器における色域の一致度と当該色域の有効使用度とに係る制御情報を設定する設定ステップと、
前記色データおよび前記制御情報に基づいて、前記複数の画像機器における画像の色変換を行う際に用いる色変換パラメータを作成する作成ステップと
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008146180A JP2009296168A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
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JP2008146180A Pending JP2009296168A (ja) | 2008-06-03 | 2008-06-03 | 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム |
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JP (1) | JP2009296168A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084503A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 富士ゼロックス株式会社 | 色域圧縮装置、色補正装置、色処理システムおよびプログラム |
-
2008
- 2008-06-03 JP JP2008146180A patent/JP2009296168A/ja active Pending
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