JP5715442B2 - プロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置およびプログラム - Google Patents

プロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、プロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置および画像処理システムに関し、詳しくは、入力デバイスの色域を出力デバイスの色域へ変換するガマットマッピングをする色処理に関するものである。
近年、インターネット等のネットワークが広く普及し、多くのユーザが、様々なデバイスをネットワークに接続する状況にある。そして、デジタルカメラやイメージスキャナ、インクジェットプリンタ等の入出力環境が多様である環境では、例えば、ある色再現範囲を持ったモニターのカラー画像信号を色再現範囲がそれより狭いプリンタによってハードコピーする場合のように、色再現範囲が異なるデバイス間においてカラー画像データの入出力が行われる。
そこで、異なるデバイス間においても同じような色で色再現をしようという、デバイスに依存しない色再現技術が要求されるようになってきた。このデバイスに依存しない色再現技術を実現するシステムのことを一般的にカラーマネージメントシステム(CMS)と呼んでいる。
図1は、このCMSの概要を示す図であり、デバイスに依存しない色空間(デバイス非依存色空間と呼ぶ)を用いたCMSを示している。画像入力デバイス(カメラやスキャナ等)と画像出力デバイス(プリンタやモニタ等)を接続する場合、図1に示す構成では、あるデバイスの色信号から出力デバイスの色信号への変換は、それぞれのデバイスのプロファイルによるデバイス非依存色空間(CIE−XYZ、CIE−L*a*b*等)を介在されて実現される。プロファイルは、各デバイスのデバイスに依存した空間(デバイス依存色空間あるいはデバイスカラーと呼ぶ)とデバイス非依存色空間とを結び付ける変換式、もしくはデバイス依存色空間とデバイス非依存色空間との間のマッピングを記述したルックアップテーブル(変換テーブル)などで実現される。このようなカラーマネージメントシステムは、接続する入出力デバイスが異なるシステムの交換を容易に行うことができるという利点を有している。
CMSで用いられるデバイス非依存色空間(以下、標準色空間、機器独立空間とも記載)としては、例えば、業界標準として広く普及しているInternational Color Consortium(ICC)により提唱されるプロファイルでは、D50光源下におけるCIE−XYZ色空間やCIE−L*a*b*色空間が規定されている。さらに近年では、デジタルカメラ等の入力機器においてsRGB色空間やAdobeRGB(Adobe社が提唱)色空間等が用いられる場合がある。これらの色域を有する色空間を標準色空間とする場合もある。このようなデバイス非依存色空間である標準色空間を介することにより、デバイスに依存しない色再現を行うことが可能となる。
標準色空間で定義された色信号からプリンタの色信号への変換の方法としては、色空間同士を結び付ける変換を予めルックアップテーブルとして作成したプロファイルを用いて変換する方法が良く知られている。図2(a)は、入力色空間としてAdobeRGB色空間200を、出力色域としてプリンタの色域202を、それぞれ標準色空間としてCIE−L*a*b*色空間201上に示した斜視図である。標準色空間とプリンタの色信号とを結びつけるプロファイルは、たとえばL*a*b*色空間における複数の格子点に、当該格子点のL*a*b*値を持つ色に対応するデバイス依存色空間のデータを関連付けた3次元ルックアップテーブルである。デバイス依存色空間のデータは、たとえばRGBデータである。プリンタであれば、L*a*b*色空間におけるある格子点の色を、プリンタで出力するためのRGBデータが、当該格子点に関連付けて格納されたルックアップテーブルがプロファイルの一例である。図2(b)は、図2(a)の格子点の存在するL*軸上のある明度でのa*b*平面の断面図を示した図である。L軸上方から入力色空間と標準色空間、プリンタの色域を見ており、黒い点が標準色空間上で定義される格子点の座標を示している。
上述したCMSにおいて各デバイスで色再現する際に、ある入力デバイスで色再現可能な色を色再現範囲の違う他の出力デバイスで再現することができるようにするため、それら入出力デバイス間の色再現範囲の違いを吸収するガマットマッピングの技術がカラープロファイルで実現されている。また、プリンタメーカーでは、提供するプリンタドライバにおける独自のカラーパラメータによって、入出力デバイス間の色吸収を行っている。そして、これらのカラープロファイル、カラーパラメータは、プリンタメーカーが試行錯誤で作成し、ユーザに提供をしていた。ところが近年、測色器内蔵プリンタの出現で、プリンタユーザが独自に色々な追加用紙に対するカラープロファイルを自動生成する技術に対する要求が高まっている。
カラープロファイルで実現される従来のガマットマッピングの手法として、特許文献1では、測色的手法を用いて入力画像を出力色域にマッピングする際に、彩度重視・明度重視などのユーザが要求するマッピングの特性に応じて焦点色の移動範囲を制御し、さらに入力値の明度に応じて焦点色を移動することによりマッピングする技術が開示されている。これは、彩度重視、明度重視などを選択できることによって、ユーザの要求を反映するマッピング方法である。
図3は、図2(b)のある色相における明度(L*)軸と彩度(C*)軸で表わされる断面図である。図3は、標準色空間で定義されたある明度の格子点のデータPinにおいて、彩度重視と明度重視で設定されたL軸上の固定された焦点色の範囲(上限値L_max、下限値L_min)に向かって特許文献1の方法でマッピングした結果を例示した図である。焦点色は、格子点の明度に応じて適応的に焦点色を設定する下記の式(1)により算出している。Lsは焦点色の明度値である。L_inは、入力色データが対応する標準色空間における格子点(これを入力点と呼ぶ)の明度値、Ltは入力色空間の最も高い明度値、Lbは入力色空間の最も低い明度値である。
Ls=(L_max−L_min)・L_in/(Lt−Lb)+L_min...(1)
上式により、焦点色の明度値Lsは、入力点の明度値L_inを、焦点色の明度範囲にマッピングした値として与えられる。従来の方法では、無彩色軸上の焦点色(Ls、0、0)は、入力点の明度L_inに応じてL_minからL_maxの間を移動する。式(1)によれば、L_minとL_maxの差が小さければ、焦点色は無彩色軸上の狭い範囲を動き、図3(a)に示すように彩度重視のマッピングとなる。一方、L_minとL_maxの差が大きければ、焦点色は無彩色軸上の広い範囲を動き、図3(b)に示すように明度重視のマッピングとなる。
特開2007−274584号公報
図4は、図2(b)の色相203における明度(L*)軸と彩度(C*)軸で表わされる断面図である。前述の方法により、入力色域200と出力色域202において、彩度重視の焦点色の範囲を使用してマッピングした結果である。従来の方法では、出力色域202が図4に示すような場合、高明度側の格子点のデータP2inは出力色域のデータP2outにマッピングされ、彩度重視のマッピングがされる。一方、低明度側の格子点のデータP3inは出力色域のデータP3outにマッピングされる。マッピングされたデータP3outの彩度は入力データP3inの彩度と比較して相当低く、実際の印刷結果を観察すると、出力色域202上で矢印400の方向へ移動した点にマッピングした方が好ましいことがわかる。通常のカラープロファイルの作成においては、このようなマッピング前後の色のかい離が大きい場合、その部分にたいして、カラープロファイルの作成後、部分修正を行っている。
上述した彩度重視のマッピングに限らず、明度と彩度のバランスを重視したマッピング等においても、従来の方法で焦点色の範囲を設定した場合、出力色域の形状によっては、出力色域外のデータに対して、意図した通りの色再現を実現するようにマッピングすることが出来ないという問題があった。そこで、カラープロファイル作成においては、作成、印刷、主観評価、部分修正の繰り返しが必要となり、最適なカラープロファイルを自動(手間を減らして)生成することが困難であった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、出力デバイスの色域形状によらずに、出力色域外のデータに対して、意図した通りの色再現を実現するようにマッピングされたプロファイルを手間を減らしたうえで生成可能なプロファイル作成方法、プロファイル作成装置、プロファイルにより色変換を行う画像処理装置および画像処理システムを提供することである。
上記の課題を解決するための一手法として、本発明は以下の特徴を備える。
上記の課題を解決するための一手法として、本発明は以下の特徴を備える。
第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段を備え
前記プロファイル作成手段は、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第1の色空間における最大の彩度に対応する明度が属する方の領域を第1の領域とし、他方を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とする。
また他の側面によれば本発明は以下の構成を有する。
第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、(請求項2)前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段を備え、
前記プロファイル作成手段は、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より高い明度の領域を第1の領域とし、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より低い明度の領域を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とする。
また他の側面によれば本発明は以下の構成を有する。
第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
前記第2の色空間を標準色空間と対応付けた第2の色域情報を取得する色域情報の取得手段と、
前記第2の色空間の、前記標準色空間における最大の彩度に対応する明度を境界として、前記標準色空間を2つの領域に分割する領域分割手段と、
分割された前記領域ごとに、前記第1の色空間に対応した標準色空間における色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段とを備え、
前記プロファイル作成手段は、分割された前記2つの領域それぞれについて、前記標準色空間における色の明度に対応したそれぞれの領域の焦点色の範囲を、該範囲が互いに一致せず、かつ互いに重複するように設定する手段を有し、
前記プロファイル作成手段は、前記標準色空間における当該色を、当該色に対応した前記焦点色を焦点として前記第2の色空間において最短距離にある色に対応付けることで、前記プロファイルを作成し、
前記プロファイル作成手段は、分割された前記2つの領域のうち、前記第1の色空間の、前記標準色空間における最大の彩度に対応する明度が属する方の領域を第1の領域、他方を第2の領域として、前記第2の領域の前記焦点色の範囲を、前記第2の領域の明度の範囲内で設定し、前記第1の領域の前記焦点色の範囲を、前記第2の領域の前記焦点色の範囲内で重複させて設定することを特徴とする。
本発明によれば、プロファイルの格子点が定義される色空間の領域を分割し、分割された領域毎に定義した焦点色の移動範囲を切り替える。そして、定義された少なくとも2つの焦点色の移動範囲は、互いに一致せず、かつ範囲が重複する部分があるように設定される。これにより、出力デバイスの色域形状によらずに、出力色域外のデータに対して、意図した通りの色再現を実現するようにマッピングすることが可能となる。
カラーマネージメントシステムの概要を示す図である。 入力色域と標準色空間、出力色域を示す図である。 従来の彩度重視、明度重視のガマットマッピング方法を説明するための図である。 明度軸上に焦点色の上限と下限を設定するガマットマッピング方法を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明によって生成されたプロファイルを用いて印刷するための画像処理構成の概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係るカラープロファイルの作成処理を示すフローチャートである。 本発明のガマットマッピング方法を説明する図である。 本発明の一実施形態により作成されたプロファイルによるガマットマッピングを例示する図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
<実施形態1>
実施形態1では、第1の色空間の画像データを第2の色空間の画像データに変換するためのプロファイルを本発明により生成する装置および工程を説明する。
[画像処理装置の構成]
図5は、本実施形態に係る画像処理装置5000の概略構成を示すブロック図である。本実施形態の画像処理装置は、ホストコンピュータ上においてプログラムが実行されることによって実現される。ホストコンピュータは、CPU500、RAM501、操作部502、情報記憶部503、外部インターフェース504、画像処理部505、表示部506を備えており、CPU500は、各種情報データや各種プログラムに従ってそれらの制御を行う。コンピュータにより実行されるプログラムの果たす機能については、それと同様の機能を有するハードウエアで実現することも可能である。
図5において、CPU500は、情報データ及びプログラムに従って、RAM501、操作部502、画像処理部505、画像出力装置507の各種制御を行う。情報記憶部503は、ハードディスクや不揮発性メモリからなるもので、本実施形態に係る発明で必要な後述する情報およびデータを格納し、読み出しする記憶手段である。また情報記憶部503には、スキャナやデジタルカメラ等の入力デバイスでデジタル化された画像データも保存される。図5にはこれら入力デバイスは示していないが、もちろんこれらを含めてもよい。測色器508では、出力色再現領域およびプロファイル生成に必要な情報を取得するために、画像出力装置507により印刷されたパッチチャートを測色する。本実施形態では、CPU500の制御により測色し、情報記憶部503に測色情報を格納する構成を示しているが、画像出力装置507に内蔵された測色器でも同様の効果が得られる。画像出力装置507は、モニターやインクジェットプリンタ、熱転写プリンタ、ドットプリンタ等によって実現される。本実施形態では、シアン、淡シアン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、ブラックの6色のインクを用いたインクジェットプリンタ装置により画像を出力する。
RAM501は、各種制御プログラムや操作部502から入力されるデータの作業領域及び一時退避領域として利用される。操作部502は、ユーザ操作に基づいて画像出力装置507の設定やデータの入力を行う。画像処理部505は、以下の実施形態で説明するプロファイル作成処理やプロファイルを用いた色変換処理等の所定の画像処理を行う。
なお、この形態に限られず、プリンタなどの印刷装置でこの画像処理装置の一部または全部を実行してもよい。例えば、デジタルカメラで撮影した画像を直接プリンタに入力して印刷出力をする形態では、そのプリンタに画像処理装置が構成される。画像出力装置507は、プリンタなどの印刷装置やモニターとすることができる。
また、後述の各実施形態で説明するプロファイルの作成は、上記画像処理装置としてのホストコンピュータにおいて実施することができ、また、その作成されたプロファイルは画像処理装置としてのホストコンピュータまたはプリンタなどの所定のメモリに格納して用いることができる。
本実施形態では、画像出力装置507としてインクジェットプリンタを用いたシステムについて説明する。また、実施形態で用いる色空間は、入力色空間(すなわち第1の色空間)はAdobeRGB色空間である。標準色空間はCIE−L*a*b*色空間で表されるものとするが、J*C*H*色空間、sRGB、AdobeRGB、PCS(プロファイルコネクションスペース)、入力デバイス、画像出力装置を製造するメーカーが独自に決めた色空間や、デバイス非依存色空間等、他の色空間であってもよい。画像処理装置5000により生成するプロファイルは、CIE−L*a*b*色空間からプリンタの出力色空間(すなわち第2の色空間)であるデバイスRGB値に変換するプロファイルとする。
また、以下の実施形態では、色域マッピングの方法として測色的(Colorimetric)処理の例を示す。測色的処理では、入力デバイスと出力デバイスで共通の色域はそのまま表現し、画像出力装置507では色再現ができない非共通の領域については、入力デバイスの色を出力色域表面にマッピングする。
デバイス依存色空間であるデバイスRGBは、本例ではたとえば紙面に上述した6色のインクで表現可能な色の範囲であるが、もちろんデバイスの種類やインクの種類などデバイスに依存して決まる。デバイス依存色空間と標準色空間との間の対応を示すプロファイルは、たとえば測色機を用いてユーザが測定することもできるし、デバイスのベンダにより与えられていてもよい。本実施形態では出力デバイスの持つ測色機で測定して得ている。いずれにしても原始的に与えられる出力プロファイルには色域変換は考慮されておらず、たとえば標準色空間の格子点に、デバイス依存色空間の対応する値が格納されたテーブルなどの形式で与えられる。このテーブルを用いて色変換を行う場合、入力の標準色空間における色が格子点上にあれば、その格子点に対応する値が変換後の出力色の値となる。格子点以外であれば、たとえば、入力された色の近傍の4格子点の値を用いて線形補間により求める。これは色域変換を含めたプロファイルについても同様である。なお本実施形態では、出力色域の方が入力色域よりも狭いものとして説明するが、これは逆の場合には測色的処理では色域変換が不要だからである。
[画像処理装置の機能構成]
図6は、本実施形態に係る発明によって生成されたプロファイルを用いて、印刷するための画像処理構成の概略図である。入力される入力画像データは、入力デバイスのデバイス依存色空間、本例ではAdobeRGB色空間で定義されたRGB画像データであり、画像データI/F部601に入力される。RGB画像データは、RGB画像データの属性に応じて、標準色空間(本例ではCIE−L*a*b*)の色空間の出力画像データに、入力空間変換処理部602によって変換される。なお入力デバイスのデバイス依存色空間を入力色空間あるいは第1の色空間、出力デバイスのデバイス依存色空間を出力色空間あるいは第2の色空間とよび、色空間の外延を色域あるいは再現可能範囲と呼ぶ。
《入力空間変換部》
入力空間変換処理部602は、本例では3D−LUT処理によって変換を行う。そこでの処理パラメータは、入力プロファイル604からの情報をもとに入力係数変換部603によって、入力空間変換処理部用のパラメータに変換され、設定される。パラメータの設定とは、入力空間変換処理部がアクセス可能なように、たとえば、パラメータを所定の場所に所定の形式で格納することである。3D−LUT処理は、たとえば標準色空間においてあらかじめ定めた格子点(L*a*b*)に対応付けて入力色空間の色データ(たとえば(R,G,B))を格納したテーブルを用いた変換処理である。この場合、入力係数変換部603は、入力プロファイルをこの形式の3D−LUT変換する。
《出力空間変換部》
出力空間変換処理部605は、入力空間変換処理部602からの結果を受け、標準色空間の画像データから出力デバイス依存のRGB空間の画像データに変換する。ここでの処理も3D−LUT処理によって行われる。出力プロファイル607からの情報をもとに出力係数変換部606によって出力空間変換部605用のパラメータが設定され、出力空間変換部605により変換処理が行われる。出力プロファイル607は、本実施形態に係るプロファイル作成処理によって生成されたカラープロファイルである。
《色材色展開処理部》
出力空間変換処理部605での結果であるデバイス依存のRGB画像データは、色材色展開処理部608に入力される。色材色展開処理部608では、デバイス依存色空間のRGB信号を、画像出力装置507の色材に応じた色ごとの信号に変換する。この変換は公知の3D−LUT処理によって行われ、色材色展開処理と呼ぶ。本例では、色材は、シアン、淡シアン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、ブラックのインクであり、各色ごとの濃度を示すデータに変換される。もちろん展開後の色は出力デバイスに応じてさまざまである。色材色展開処理部608で用いるパラメータは、色材係数変換部609によって、印刷情報DB613の情報に基づいて設定される。印刷情報DB613には、色材色展開処理部608、ハーフトーニング処理部610、印刷制御部611で処理を行うための各種パラメータが格納されている。各種パラメータの説明は省略するが、メディアの種類、印字モード、印刷目的などに応じた各種パラメータ情報が管理され、必要に応じて選択、設定されるものである。色材に展開されたデータは、次にハーフトーニング処理部610に各色入力される。ハーフトーニング処理部610では、誤差拡散処理法、ディザ法などの処理により2値データに変換され、印刷制御部611に入力され、印刷パス数に応じた印刷制御を行うことにより出力されるが、ここでの詳細な説明は省略する。なお印刷パスとはシリアル方式のプリンタに適用される概念であり、ラインヘッドを持つプリンタや表示装置の場合には適用されない。また出力デバイスが表示装置の場合には、出力色空間であるRGB色空間の画像データを、ガンマ補正を施した程度の処理で用いることができ、階調表現可能なデバイスであればハーフトーニング処理も不要である。
以上、入力色空間および出力色空間は入力デバイスおよび出力デバイスそれぞれのRGB色空間とし、標準色空間をL*a*b*色空間として説明したが、いずれの色空間も本例のものに限らず、それぞれのデバイス色空間としてはCMYK色空間など、種々の色空間に対しても適用可能である。
[本発明によるプロファイルの作成]
以下、図6の出力空間変換処理部605で使用されるプロファイルのパラメータを作成する方法を示す。本実施形態で作成されるプロファイルのパラメータは、格子点数が729格子点(9スライス)であり、上述のICCにより提唱されるプロファイル(標準色空間はCIE−L*a*b*)とする。また、本実施形態では、説明を分かり易くするため、図2に示した入力色空間200、標準色空間201に対して出力デバイスである印刷装置の色再現領域が出力色域202として表される例を基に、プロファイルを作成する方法を示す。以下にプロファイルの各格子点に対する出力データを算出する工程を詳細に説明する。
図7は、カラープロファイルを作成する処理を説明するフローチャートである。また、図8は本実施形態で説明するガマットマッピング(色域変換)の方法を説明するための模式図であり、格子点のデータP(x)inに対するマッピング方法を示している。
まず、図5の操作部502によって、プロファイル作成の開始が指示されると、ホストコンピュータ上の各部の働きにより、プロファイル作成のソフトウェアによって以下の工程処理がなされる。
ステップS700は、生成するカラープロファイルの格子点データの情報を設定する工程である。出力カラープロファイルでは、L*a*b*値からデバイスRGB値への対応関係を17、もしくは33格子点による3次元上での対応を記述するのが一般的である。しかし、本実施形態では、説明を簡単にするために9格子点によるカラープロファイルの作成を前提に説明する。従って不図示ではあるが操作部503、表示部506の指示に従い格子点数を9と設定する。なお格子点数とは、標準色空間の一軸あたりの格子点の数を指し、色空間全体の格子点数はその3乗となる。本実施形態では、CIE−L*a*b*色空間で規定される格子点数は、729(9×9×9)格子点であり、格子点のL*a*b*値をL_in(i)、a_in(j)、b_in(k)(ただし、i、j、kは、0〜8)と記載して説明する。
ステップS701は、予め記憶してあるパッチチャート画像データを印刷し、パッチ部を測色することによって出力装置の色再現範囲である出力色域の情報を取得する工程である。本実施例では、9格子点であるので、後述のデータの補間処理も考慮し、その中間色の測色値を得るために、RGB画像データの各色成分を、16カウント刻みの17ステップで組み合わせた17×17×17=4913色のパッチを生成する。そして、生成したパッチチャート画像データを画像出力装置507で出力し、測色器508にて測色された測色データ(L*a*b*値)を情報記憶部503に記憶する。記憶された測定値は、それぞれ対応するRGB値を関連付けられている。これにより、出力デバイスのRGB色空間における17×17×17の各格子点に、その色のL*a*b*値を関連付けたテーブルが得られる。このテーブルに基づいて、L*a*b*色空間におけるRGB値のテーブルを作成する。詳しくは以下に述べる。
具体的には、ステップS701ではまず、図6の画像データI/F部601にパッチチャート画像データが入力される。ここでは、入力空間変換処理部602、出力空間変換処理部605では処理を行わず、RGB信号がそのまま色材色展開処理部608に入力される。色材色展開処理部608では、印刷情報DB613、色材係数変換部609により対象とする用紙用のパラメータで色材であるシアン、淡シアン、マゼンタ、淡マゼンタ、黄、黒の6色のインクに展開される。そして、印刷情報DB613、印刷係数変換部612に基づいて、ハーフトーニング処理部610、印刷制御部611を介してパッチチャート画像が印刷される。
印刷されたパッチチャート画像の各パッチを測色器508によって測色し、その測色値を入力RGB値と関連付けて情報記憶部503に格納する。格納された測色値を以下の2つの出力色域情報に変換し、情報記憶部503に記憶しておく。第1の形式の出力色域情報は、プロファイルの格子点のL*a*b*値と最も近い色(色差が最少)として再現可能なRGB値を対応させた情報である。格納されている測色値は、所与のRGB値に対するL*a*b*の測定値であるため、公知技術である逆引き補間処理によって、格子点であるL*a*b*値に対するRGB値に変換して、その値を対応するL*a*b*値と関連付けて記憶する。すなわち、第1の形式の出力色域情報は、何ら補正を施していない原始的な出力プロファイルである。第2の形式の出力色域情報は、同様に測色値を基に公知技術により出力色域範囲を後述のステップで判別しやすい出力色域情報として格納する。本実施形態では、0から100の範囲の各L*値に対してガマット境界領域のa*b*値を記憶することにより出力色域情報を管理する。すなわち、図2(b)の出力色域202の境界に対応した値の対(a*,b*)の組が、各L*値に対して作成される。また、第1と第2の情報として分けて記憶する例を示したが、一つの記憶情報として該2つの情報が記憶されていても同じ効果が得られる。なお第1の形式または第2の形式の出力色域情報で示される出力色域の情報を、第2の色域情報とよぶこともある。
ステップS702は、対象とする格子点を設定し、該格子点のL*a*b*値が出力色域内に存在するか、色域外になり色域圧縮が必要であるかを判断する。ステップS702−S707の処理は、ステップS700で設定した全格子点(本例では729点)に対し、i、j、kに初期値0を与え、ステップS707で終了していないと判定されれば入れ子的に順にインクリメントすることによって全格子点を対象として処理が行われる。ここで対象とする格子点(着目格子点とも呼ぶ)をi=x, j=y, k=zとして以下に説明する。したがってステップS702では、格子点(L_in(x)、a_in(y)、b_in(z))が、出力色域の範囲内かそれとも範囲外かを、ステップS701で記憶されている第2の形式の出力色域情報を基に判定する。出力色域の範囲内の場合はステップS703に進み、範囲外の場合はステップS704に進む。
なお第1の形式の出力色域情報を作成する前に、すべての格子点の値をいったん(0,0,0)に初期化しておけば、第1の出力色域情報において着目格子点に対応するデバイスRGB値が(0,0,0)でない場合に、着目格子点は出力色域の範囲内であると判定できる。一方、着目格子点に対応するデバイスRGB値が(0,0,0)であれば着目格子点は出力色域の範囲外の可能性がある。デバイスRGB値=(0,0,0)のパッチの測色値がたまたま格子点に位置する場合には、当該格子点も色域の範囲内である。そこで、第1の出力色域情報の作成時に、デバイスRGB値が(0,0,0)の測色値が格子点上にあるか否か、またあるならどの格子点かを示すRGB原点情報を、第1の出力色域情報に付属させる。着目格子点に対応するデバイスRGB値が(0,0,0)であれば、そのRGB原点情報を参照し、該当しなければ着目格子点は出力色域の範囲外と判定される。もちろんこれは一方法にすぎない。
ステップS703では、出力色域内での色変換を行う。ここでは、着目格子点は出力色域内で色再現が可能であるため、ステップS701で得られた第1の出力色域情報により、そのまま着目格子点(L_in(x)、a_in(y)、b_in(z))に対応するデバイスRGB値の値を、作成する出力プロファイルの着目格子点に対応する値として複製する。すなわち、作成される出力プロファイルは、出力色域の範囲内に関しては、第1の出力色域情報と一致している。
ステップS704は、着目格子点の色相面における出力色再現領域を算出する工程である。色相面とは、所定の色相における明度−彩度平面であり、L*a*b*空間においては、例えば図2(a)の標準色空間において、明度(あるいは輝度)軸を一方の座標軸とする平面である。ここでは、ステップS701の第2の出力色域情報として記憶されている分割されたL*値に対するガマット領域の(a*,b*)値を基に、公知技術により図8に示すような出力色再現領域を演算する。すなわち、演算される出力色再現領域は、例えば明度軸周りの色相面における明度値−彩度値の対(L*,c*)で定義されている。彩度c*は当該色相面の色域の輪郭を形成する(a*,b*)から算出される。明度軸の格子の数はステップS700で取得したとおりであるから、ある色相面の出力色再現領域は、例えば、格子の明度ごとに対応する色域の輪郭となる彩度の値を求め、それらを互いに関連付けて記憶することで実現される。また出力色再現領域が演算される色相面は、たとえば格子点を含むように選択されてもよいし、あるいは明度軸の周りで所定角度おきに選択されてもよい。後者の場合には、a*軸およびb*軸の含む色相面も含まれるのが望ましい。
図8のP(x)inは処理対象とする着目格子点である。ここで、本実施形態では実線200は入力色空間領域(入力色域あるいは第1の色域)の境界、実線201は標準色空間領域(CIE−L*a*b*空間)の境界を示し、破線202は出力色再現領域(出力色域あるいは第2の色域)の境界を示している。対象となるのは出力色であるから、図8の出力色域202の輪郭を出力色再現領域として演算すればよい。
ステップS705は、対象とする着目格子点の色相面において、標準色空間領域を分割する工程である。本実施形態では、出力色再現領域の最大彩度点に基づいて2つの領域に分割する例を示す。最大彩度点とは、出力色域の輪郭面において、明度軸からの距離が最大の点である。ここで分割された領域と処理対象の着目格子点の位置関係によって次ステップで処理を切り替える。これが本実施形態で作成されるカラープロファイルの特徴である。出力色再現領域の最大彩度点をCとし、C点の明度値Lcよりも明度値が高い領域を第1の領域800とし、それ以外の領域を第2の領域801とする。結局、ステップS705における領域分割とは、最大彩度点Cの明度値Lc(これを境界明度とも呼ぶ)を決定する処理である。決定した境界明度Lcは所定の記憶領域に記憶される。
本実施形態では、出力再現領域の最大彩度点に基づいて2つの領域に分割する例を示すが、入力再現領域と出力再現領域の形状によっては、入力再現領域の最大彩度点に基づいて2つの領域に分割してもよいし、入力再現領域の最大彩度点と出力再現領域の最大彩度点の2点とを基準として3つの領域に分割してもよい。なお、入力色域については、たとえば第1の形式の入力色域情報がデバイスのベンダから与えられていれば、第2の形式の入力色域情報を作成するだけで足りる。入力色域を表す情報は、入力色域情報あるいは第1の色域情報と呼ばれる。
ステップS706は、処理対象の着目格子点が、ステップS705によって領域区分された第1の領域800、第2の領域801に存在するかによって、L*軸上の焦点色の移動範囲(焦点色の範囲)を切り替えることにより、ガマットマッピング処理を行う工程である。焦点色は無彩色であり明度成分のみを有する。着目格子点がいずれの領域に属するかの判定は、着目格子点の明度成分の値を境界明度Lcと比較し、大きければ第1の領域800に、小さければ第2の領域801に属すると判定される。なお、着目格子点の明度成分の値が境界明度Lcと等しい場合にはあらかじめ定めたいずれかの領域とすればよい。
図8(a)を用いて、第1の領域内に着目格子点がある場合の処理を説明する。第1の領域内にある着目格子点のデータP(x)inに対応する無彩色軸上の第1の焦点色の明度L1s(x)は、下記の式(2)により算出される。図8(a)に示すように、Ltは入力空間の最も高い明度値、Lcは最大彩度点Cの明度値である。つまり、本実施形態では、第1の焦点色の移動範囲の情報(上限値L1_max、下限値L1_min)から、格子点のデータの明度に応じて焦点色の明度を算出する。また、第1の焦点の移動範囲(上限値L1_max、下限値L1_min)は、第1の領域800上の格子点が彩度重視でマッピングされるように設定され、その設定方法は従来と同様である。

L1s(x)=(L1_max−L1_min)・L_in(x)/(Lt−Lc)+L1_min...(2)

そして、着目格子点のデータP(x)inと算出された焦点色L1s(x)とを結ぶ直線と出力色域202の輪郭との交点P(x)outのL*a*b*値であるL_out(x)、a_out(y)、b_out(z)を算出する。この交点P(x)outのL*a*b*値で表される標準色空間における位置(L_out(x)、a_out(y)、b_out(z))に対応するデバイス依存色データ(本例ではデバイスRGB)が、着目格子点P(x)inに対する出力色となる。すなわち、作成するプロファイルにおいて、着目格子点に対応するデバイス依存色データとして、P(x)outに対応するデバイス依存色データが格納される。P(x)outは格子点とは限らないので、その場合には補間により値が計算される。交点P(x)outは、換言すれば、着目格子点と焦点とを結ぶ線上にあるデバイス依存色(第2の色空間)の色の内、着目格子点から最短距離にある色、すなわち最も近い色である。
次に、図8(b)を用いて、格子点が第2の領域内にある場合の処理を説明する。焦点色の移動範囲が異なるが、基本的には第1の領域と同様の処理となる。着目格子点のデータP(x)inに対応する無彩色軸上の焦点色の明度L2s(x)は、下記の式(3)により算出される。図8(b)に示すように、Lbは入力空間の最も低い明度値、Lcは最大彩度点Cの明度値である。つまり、本実施形態では、第2の焦点色の移動範囲の情報(上限値L2_max、下限値L2_min)から、格子点のデータの明度に応じて焦点色の明度を算出する。また、第2の焦点の移動範囲(上限値L2_max、下限値L2_min)は、第2の領域801上の格子点が明度重視でマッピングされるように設定され、その設定方法は従来と同様である。

L2s(x)=(L2_max−L2_min)・L_in(x)/(Lc−Lb)+L2_min...(3)

そして、着目格子点のデータP(x)inと算出された焦点色L2s(x)とを結ぶ直線と出力色域202の輪郭との交点P(x)outのL*a*b*値であるL_out(x)、a_out(y)、b_out(z)を算出する。この交点P(x)outのL*a*b*値で表される標準色空間における位置(L_out(x)、a_out(y)、b_out(z))に対応するデバイス依存色データ(本例ではデバイスRGB)が、着目格子点P(x)inに対する出力色となる。すなわち、作成するプロファイルにおいて、着目格子点に対応するデバイス依存色データとして、P(x)outに対応するデバイス依存色データが格納される。P(x)outは格子点とは限らないので、その場合には補間により値が計算される。
なお第1の領域の焦点の移動範囲と第2の焦点の移動範囲は、たとえばあらかじめ定めておく。ただし各領域の範囲は領域分割するまで不明であるから、たとえば第1の領域に対する焦点の移動範囲を、第1の領域の明度の範囲に対して相対的に決めておき、また第2の領域に対する焦点の移動範囲を、第1の領域の焦点の移動範囲に対して相対的に決めておけばよい。
以上のようにして着目格子点に対応する出力デバイスRGB値が求められ、出力カラープロファイルに格納される。ステップS707では、本実施形態で作成する出力カラープロファイルの全ての格子点に対してパラメータ(すなわち格子点に対応する、出力デバイス依存色空間で表現した画像データ)を決定する処理が完了したか判定する。完了していれば次のステップS708に進む。完了していなければ、格子点の座標成分のインデックスi,j,kを入れ子的にインクリメントして着目格子点を次に進め、S702に分岐する。なお座標成分のインデックスi,j,kをインクリメントすることは、格子点間の差分だけ各成分をインクリメントすることである。本例ではi=j=k=9で完了する。
ステップS708では、決定されたカラープロファイルのパラメータを図6の出力プロファイル607として利用できる形式に変換する。もちろん、ステップS707までで作成したカラープロファイルがそのまま利用できる形式であればS708では何も行われない。
このようにして色域変換が施された出力プロファイルが生成される。この出力プロファイルは、図6の出力空間変換処理部605で標準色空間を出力デバイス依存色空間に変換する際に参照される。この結果、入力デバイス依存色空間から変換された入力データは、出力色域に合わせて色変換がおこなわれる。この出力に対して色材色展開、ハーフトーニングが施され、印刷される。
以上のように本発明の特徴は、プロファイルの格子点が定義される色空間の領域を分割し、分割された領域毎に焦点色の移動範囲を切り替え、定義された少なくとも2つの焦点色の移動範囲は互いに一致せず、かつ範囲が重複する部分があるように設定することにある。
本実施形態では、定義される2つの領域に対応する焦点の移動範囲(本実施形態では、第1と第2の領域の焦点色の移動範囲)が、図8に示すように、互いに一致せず、かつ範囲が重複する部分があるように設定することが特徴である。このように焦点の移動範囲を設定することより、出力色域の形状に応じてより詳細にガマットマッピングされる点を制御することが可能となる。
本実施形態で作成したプロファイルを適用した場合のマッピング結果を図9に示す。これを従来例と比較すると、従来は、図4に示すように、彩度重視で焦点の移動範囲を設定してマッピングを行った場合、出力色域の形状によっては、必ずしも彩度重視な結果を得ることが出来なかった。しかし、本実施形態にかかる出力プロファイルを適用することにより、低明度側、高明度側とも彩度を重視したマッピングが可能となる。また、本実施例では彩度重視によるマッピングを例に説明したが、明度重視や両者のバランスを重視したマッピングにおいても同様に、意図した通りのマッピングが可能となる。
このように、本発明の方法を適用することにより、出力色域外のデータに対してより詳細に焦点色を設定してマッピングすることができ、階調性が良く、自然な色再現が可能となる。その結果、従来では、カラープロファイル作成、印刷、主観評価、部分修正という作業を繰り返し、作成していたカラープロファイルをユーザによって自動的に生成することが可能になった。
本発明はこれらの実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な形態による実施が可能である。例えば、入力色空間としてsRGB色空間を例示したが、これに限定されるものではなく、AdobeRGB、WideGamutRGB等の他の色空間でもよい。また、標準色空間として、CIE−L*a*b*色空間を例示したが、これに限定されるものではなく、XYZ色空間やJ*C*H*色空間等、それに類似する色空間であれば実現可能であることは言うまでもない。本実施例では、測色的(Colorimetric)処理の例を示したが、知覚的(Perceptual)、彩度重視(Satulation)の処理でも良い。また、本実施例では、作成するLUTの格子点数を729格子点としたが、これに限定されず、出力色域を表現可能なスライス数であればよい。また、焦点色を算出する(2)、(3)式は、本実施例に例示した式に限定されるものではなく、意図通りにマッピングできればどのような式を用いてもよい。
また、本実施形態では、図9のように出力色域の最大彩度に対応する明度が、入力色域の最大彩度に対応する明度よりも低い場合の色域変換を説明した。これは、一般的にスキャナやデジタルカメラ等の入力デバイスの色域と、プリンタ等の出力デバイスの色域との関係がそのような関係であることが多いためである。このような場合に本実施形態の要領で色域変換を行うのは次の理由による。通常、出力色域は入力色域をすべてカバーできない。また、出力色域の最大彩度に対応する明度が入力色域の最大彩度に対応する明度とずれていると、出力色域の最大彩度に対応する明度で上述した第1の領域と第2の領域に分割した場合、入力色域の最大彩度に対応する明度が属する領域では、或る明度に着目すると、入力色域と出力色域それぞれに対応する彩度の差が大きくなる。それと比較して、入力色域の最大彩度に対応する明度が属さない領域では、入力色域と出力色域それぞれに対応する彩度の差は小さい。このため、入力色域の最大彩度に対応する明度が属す領域については彩度重視、そうではない領域については明度重視で色域変換を行うと、理想的な色域変換が実現できる。
そのため、上記例では、多くの場合の入力色域と出力色域との関係に基づいて、出力色域の最大彩度に対応する明度よりも高い明度の領域を第1の領域とし、出力色域の最大彩度に対応する明度よりも低い明度の領域を第2の領域とした。しかしながら、一般的にいえば、出力色域の最大彩度に対応する明度を境界として2つの領域に分割した場合、入力色域の最大彩度に対応する明度が属する領域を第1の領域、他方の領域すなわち入力色域の最大彩度に対応する明度が属さない領域を第2の領域と読み替えて、上記した例を適用するのが望ましい。
また本実施形態で作成されるのは彩度重視の出力プロファイルである。しかしそのように固定的に処理せず、たとえば出力プロファイルの作成前に、重視する属性をオペレータに指定させ、彩度が指定された場合に図7の手順を適用し、明度が指定された場合には従来の明度重視の手順を適用するようにしてもよい。
また本実施形態では、出力プロファイルの作成について説明したが、ある色域から、その全体をカバーしていない他の色域への色域変換を伴うプロファイルの作成であれば、本実施形態を適用することが可能である。
[その他の実施例]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (14)

  1. 第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段を備え
    前記プロファイル作成手段は、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第1の色空間における最大の彩度に対応する明度が属する方の領域を第1の領域とし、他方を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とするプロファイル作成装置。
  2. 前記第1の色空間に対応した標準色空間における色を、当該色に対応する明度軸上の焦点色を焦点として前記第2の色空間において最短距離にある色に対応付けることで、前記プロファイルを作成することを特徴とする請求項1に記載のプロファイル作成装置。
  3. 第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、(請求項2)前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段を備え、
    前記プロファイル作成手段は、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より高い明度の領域を第1の領域とし、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より低い明度の領域を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とするプロファイル作成装置。
  4. 前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲に包含されるように前記焦点色を設定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロファイル作成装置。
  5. 前記プロファイルは、前記標準色空間における所定の格子点の色ごとに、対応する前記第2の色空間における色の値を関連付けテーブルであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のプロファイル作成装置。
  6. 前記第1の色空間は入力デバイスのデバイス依存色空間であり、前記第2の色空間は出力デバイスのデバイス依存色空間であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のプロファイル作成装置。
  7. 前記第2の色空間を標準色空間と対応付けた第2の色域情報を取得する色域情報の取得手段をさらに有し、前記プロファイル作成手段は、前記取得手段が取得した色域情報に基づいて、標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を前記第2の色空間に対応する色に対応付けることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のプロファイル作成装置。
  8. 第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成装置であって、
    前記第2の色空間を標準色空間と対応付けた第2の色域情報を取得する色域情報の取得手段と、
    前記第2の色空間の、前記標準色空間における最大の彩度に対応する明度を境界として、前記標準色空間を2つの領域に分割する領域分割手段と、
    分割された前記領域ごとに、前記第1の色空間に対応した標準色空間における色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成手段とを備え、
    前記プロファイル作成手段は、分割された前記2つの領域それぞれについて、前記標準色空間における色の明度に対応したそれぞれの領域の焦点色の範囲を、該範囲が互いに一致せず、かつ互いに重複するように設定する手段を有し、
    前記プロファイル作成手段は、前記標準色空間における当該色を、当該色に対応した前記焦点色を焦点として前記第2の色空間において最短距離にある色に対応付けることで、前記プロファイルを作成し、
    前記プロファイル作成手段は、分割された前記2つの領域のうち、前記第1の色空間の、前記標準色空間における最大の彩度に対応する明度が属する方の領域を第1の領域、他方を第2の領域として、前記第2の領域の前記焦点色の範囲を、前記第2の領域の明度の範囲内で設定し、前記第1の領域の前記焦点色の範囲を、前記第2の領域の前記焦点色の範囲内で重複させて設定することを特徴とするプロファイル作成装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のプロファイル作成装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載したプロファイル作成装置で作成されたプロファイルを出力プロファイルとして有し、
    前記標準色空間における色に変換された、前記第1の色空間の入力画像データを、前記出力プロファイルを用いて前記第2の色空間の出力画像データに変換して出力することを特徴とする画像処理装置。
  11. 前記出力画像データに基づき記録媒体への印刷を制御する印刷制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するためのプロファイル作成装置により実行されるプロファイル作成方法であって
    標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成工程を有し、
    前記プロファイル作成工程では、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第1の色空間における最大の彩度に対応する明度が属する方の領域を第1の領域とし、他方を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とするプロファイル作成方法。
  13. 第1の色空間から、該第1の色空間とは再現可能な色域が異なる第2の色空間への色変換を定義したプロファイルを作成するためのプロファイル作成装置により実行されるプロファイル作成方法であって、
    標準色空間における前記第1の色空間に対応する色を、標準色空間における明度軸上の当該色に対応する焦点色を焦点として標準色空間における前記第2の色空間に対応する色に対応付けることで、(請求項2)前記第1の色空間に対応する色を、前記第2の色空間における色に変換するプロファイルを作成するプロファイル作成工程を備え、
    前記プロファイル作成工程では、着目した色相に関して、前記標準色空間において、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度を境界として分割された領域のうち、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より高い明度の領域を第1の領域とし、前記第2の色空間の最大の彩度に対応する明度より低い明度の領域を第2の領域として、前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が、前記第2の領域の明度の範囲内となり、かつ、前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲の少なくとも一部が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲内となるように前記焦点色を設定することを特徴とするプロファイル作成方法。
  14. 前記第1の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲が前記第2の領域の色に対応する前記焦点色の前記明度軸における範囲に包含されるように前記焦点色を設定することを特徴とする請求項12又は13に記載のプロファイル作成方法。
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