JP6263761B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP6263761B2 JP2016007449A JP2016007449A JP6263761B2 JP 6263761 B2 JP6263761 B2 JP 6263761B2 JP 2016007449 A JP2016007449 A JP 2016007449A JP 2016007449 A JP2016007449 A JP 2016007449A JP 6263761 B2 JP6263761 B2 JP 6263761B2
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Description

本発明は、発射装置から発射された遊技球を、誘導部によって遊技領域に誘導する遊技機(パチンコ機)に関する。
遊技領域に向けて遊技球を発射し、遊技領域に設けられた複数の入球口に遊技球を入球させる遊技を行う遊技機(いわゆるパチンコ機)が知られている。このパチンコ機には、発射装置から発射された遊技球を遊技領域の上部に誘導する円弧状の誘導部(例えば、レール)が設けられたものがある(特許文献1)。このような誘導部が設けられたパチンコ機では、できる限り遊技球が誘導部によって形成される誘導経路に沿って誘導されることが望ましい。
特開2015−204858号公報
しかし、従来のパチンコ機では、遊技球が誘導経路から離れにくくする点については何ら考慮されておらず、この点で改善の余地があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、遊技球が誘導経路から離れにくくすることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域の所定位置に向けて下方から遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置から発射された遊技球の進行方向を連続的に変更することによって、該遊技球を前記所定位置に誘導する誘導経路と、
前記遊技領域に設けられた中央装置と、
を備え、
前記誘導経路は、少なくとも前記中央装置の最上端点を超えて、該最上端点よりも右側で、尚且つ前記遊技領域の右半分側に到達するまでは、前記遊技盤に沿った面内での曲率半径が徐々に小さくなるように形成されている
ことを特徴とする。
本発明によれば、発射装置から発射された遊技球を、誘導部によって遊技領域に誘導する遊技機において、遊技球が誘導部から離れにくくすることができる。
本実施例のパチンコ機の正面図である。 本実施例の遊技盤の盤面構成を示す説明図である。 本実施例の遊技球の流れを示す説明図である。 本実施例の外レールの形状を示す説明図である。 変形例の外レールの形状を示す説明図である。
上述した本発明の内容を明確にするために、本発明を「セブン機」や「デジパチ」と呼ばれるタイプのパチンコ機(遊技機)に適用した実施例について説明する。尚、実施例においては、特に断りがない限りは、パチンコ機正面に向かって右側を「右」と表現し、左側を「左」と表現する。
また、以下の実施例は次のような順序に従って説明する。
A.パチンコ機の装置構成:
A−1.装置前面側の構成:
A−2.遊技盤の構成:
B.遊技の進行態様:
C.外レールの構成:
D.変形例:
A.パチンコ機の装置構成 :
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4の背面側には中枠3及び本体枠2が設けられ、前面枠4は、一端(図1における左側)が中枠3に対して回動可能に軸支されており、中枠3は、一端(図1における左側)が本体枠2に対して回動可能に軸支されている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1はこの本体枠2が島設備に取り付けられることで遊技ホールに設置される。中枠3の前面側には遊技盤20(図2参照)が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠3に対してパチンコ機1前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出された状態となる。
前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aには合成樹脂製の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20の遊技領域を視認可能である。
前面枠4における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの周縁部における右部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの周縁部における左部には左サイドランプ5cが設けられている。また、前面枠4の中央に大きく開口した窓部4aの左右上方には上部スピーカー6aが設けられており、本体枠2の下部の前面(遊技者から見てパチンコ機1の一番下の位置)には下部スピーカー6bが設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、上部スピーカー6a、下部スピーカー6bは、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
前面枠4における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、パチンコ機1に対応して設けられたカードユニットを介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
前面枠4における下皿部8の右方には、発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9の回転軸は、発射ハンドル9の奥側に搭載された発射装置ユニットに接続されている。この発射装置ユニットには、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル9を回転させると、その回転が発射装置ユニットに伝達され、発射装置ユニットに内蔵された発射モーターが回転して、回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。
A−2.遊技盤の構成 :
図2は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように、遊技盤20は前述した中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21の周囲には、発射装置ユニットから発射された遊技球を遊技領域21へ案内する遊技球通路が、外レール22と内レール23とによって形成されている。発射装置ユニットから発射された遊技球はこの遊技球通路を通過して遊技領域21に放出される。また、内レール23の先端部には遊技球通路を塞ぐようにして戻り球防止片50が設けられており、遊技球が遊技領域21へ放出される場合には遊技球が球の勢いで戻り球防止片50を押し開けて遊技領域21に放出される。その一方で、遊技領域21に放出された遊技球が遊技領域21内の部材に当たって跳ね返ってきた場合は、戻り球防止片50で弾かれて遊技球通路内には戻らないように構成されている。
遊技領域21に放出された遊技球は、遊技領域21の上部から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4aを通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者に視認されることとなる。
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40のほぼ中央には、演出表示装置41が設けられている。演出表示装置41は液晶表示器によって構成されており、その表示画面上には、演出用の種々の画像を表示することが可能である。
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の下方には、開口部の大きさが不変(一定)であり遊技球が常時入球可能な始動口である第1始動口24が設けられている。第1始動口24に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。第1始動口24の内部の通路には第1始動口センサーが設けられており、第1始動口24に入球した遊技球を検知可能である。
また、遊技領域21における第1始動口24の下方には、遊技球の入球可能性が変化する入球口(始動口)である第2始動口25が設けられている。すなわち、第2始動口25は、パチンコ機1の前後方向に回動可能な開閉扉26を備えており、開閉扉26が略直立して遊技球が入球不能(または入球困難)な閉鎖状態と、開閉扉26がパチンコ機1の前方側に回動して遊技球が入球可能(または入球容易)な開放状態とに変化可能である。図2では、第2始動口25が開放状態となっている様子が示されている。第2始動口25に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。第2始動口25の内部の通路には第2始動口センサーが設けられており、第2始動口25に入球した遊技球を検知可能である。
また、遊技領域21において中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられており、普通図柄作動ゲート27の内部には、遊技球の通過を検知するゲートセンサーが設けられている。
また、遊技領域21における第1始動口24の右方には、略長方形状に大きく開口された大入賞口28(可変入球口)が設けられている。大入賞口28は、パチンコ機1の前後方向に回動可能な開閉扉29を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉29がパチンコ機1の前方側に回動して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。図2では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、内部に設けられた通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれる。大入賞口28の内部の通路には大入賞口センサーが設けられており、大入賞口28に入球した遊技球を検知可能である。
また、上述した各遊技装置の周辺には、遊技球が入球可能な一般入球口30や、遊技球の流下経路に影響を与える風車型ホイール31や多数の障害釘32が設けられている。遊技領域21の最下部であって第2始動口25の下方には、アウト口33が設けられており、上述した第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、一般入球口30の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口33から遊技盤20の裏側に排出される。
本実施例のパチンコ機1では、第1始動口24、第2始動口25、一般入球口30の何れかに遊技球が入球した場合は、3個の遊技球が遊技者に払い出され、大入賞口28に遊技球が入球した場合は、13個の遊技球が遊技者に払い出される。
B.遊技の進行態様 :
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。まず、遊技は、一般に、いわゆる「左打ち」と呼ばれる方法で遊技球を発射することによって開始される。ここで、左打ちとは次のような方法で遊技球を発射することをいう。上述したようにパチンコ機1は、発射ハンドル9の操作量を調整することによって遊技球の発射強度を変化させることが可能であり、発射強度をある程度以下の大きさまで弱くすると、発射された遊技球は、中央装置40(演出表示装置41)の左方に形成された遊技領域21(以下では「左遊技領域21L」という))を流下するようになる。そして、左遊技領域21Lを流下する遊技球は、風車型ホイール31から続いて設けられた障害釘32によって、第1始動口24へと導かれる。このように、遊技球を小さな発射強度で発射して、左遊技領域21Lを流下させるような打ち方が「左打ち」と呼ばれる打ち方である。
第1始動口24に入球すると大当り判定が行われ、大当り判定の結果が演出表示装置41にて示される。例えば、第1始動口24への入球に伴い、演出表示装置41の表示画面上で識別図柄が変動表示され、所定時間経過後に大当り判定の結果に応じた識別図柄が停止表示される。これにより、大当り判定の結果が遊技者に示される。大当り判定の結果が大当りであった場合には、演出表示装置41の表示画面上に識別図柄が停止表示された後、遊技者にとって有利な大当り状態となる。尚、大当り判定での結果が大当りとなる確率(大当りの当選確率)には、通常確率と高確率の2種類の確率が設定されており、遊技を開始した直後は、通常確率に設定された状態(通常遊技状態)となっている。
大当り状態になると、遊技球の打ち方は、それまでの左打ちから、いわゆる「右打ち」に切り換えられる。ここで、右打ちとは、前述した左打ちとは反対に、大きな発射強度で遊技球を発射する打ち方である。発射ハンドル9を操作して遊技球の発射強度をある程度以上に大きくすると、発射された中央装置40(演出表示装置41)の右方に形成された遊技領域21(以下では「右遊技領域21R」という))を流下するようになる。そして、右遊技領域21Rの下方には大きな大入賞口28が形成されている。この大入賞口28は、通常の状態では遊技球が入球し得ない閉鎖状態となっているが、大当り状態になると開口して、遊技球が入球し得るようになる。このため、大当り状態になったら左打ちから右打ちに切り換えることによって、遊技球を高い確率で大入賞口28に入球させることが可能となる。
大当り状態では、遊技球が大入賞口28に10回入球するまで大入賞口28を開放させるラウンド遊技が所定回数行われる。前述したように、大入賞口28は遊技球が入球する度に13個の遊技球が払い出されるので、大当り状態での遊技を行うことによって遊技者は多くの遊技球を獲得することが可能となる。
以上のようにして大当り状態での遊技を終了した後は、大当りの当選確率が高く、且つ第2始動口25の開放頻度が高い高確率状態となる。第2始動口25に入球して大当りに当選した場合には、第1始動口24に入球して大当りした場合よりも、ラウンド遊技の回数が多くなるように設定されている。このため、高確率状態では第2始動口25に入球させて大当り当選を狙った方が遊技者にとって有利となる。従って、遊技球が第2始動口25に入球するように、右打ちが継続される。尚、高確率状態は大当りに当選するか、識別図柄の変動が50回行われた場合に終了し、その後、通常遊技状態に戻る。このとき、左打ちに戻される。
このように、本パチンコ機1での遊技は、遊技球が中央装置40を超えない強さで発射して左遊技領域21Lを流下させる「左打ち」と、遊技球が中央装置40を超える強さで発射して右遊技領域21Rを流下させる「右打ち」とが繰り返される。そして、遊技者にとっては、右打ちをしている間が、大入賞口28に遊技球を入球させて多くの遊技球を獲得することが可能な期間となる。右打ちをして大入賞口28に遊技球を入球させるためには、発射した遊技球が中央装置40を超える必要がある。その為には、発射された遊技球が、できるだけ長い距離を外レール22の内周面に沿って進んでいくことが望ましい。そこで、本パチンコ機1では、遊技者が右打ちを確実に、且つ、容易にできるようにするために、外レール22の形状として、以下のような特殊な形状を採用した。
C.外レールの構成 :
上述したように、外レール22は、内レール23と共に、発射装置ユニットから発射された遊技球を遊技領域21に案内する遊技球通路を形成している。図3は、遊技球通路から遊技領域21に放出された後の遊技球の流れを示す説明図である。破線で示した遊技球および矢印は、「左打ち」の場合における遊技球の流れの一例を示している。この図では、遊技球が戻り球防止片50付近で外レール22の内周面(誘導経路22R)から離れ、中央装置40の上面左側に接触し、左遊技領域21Lを流下する様子が示されている。他方、一点鎖線は、「右打ち」の場合における遊技球の流れの一例を示している。この図では、遊技球が外レール22(誘導経路22R)に沿って右遊技領域21Rまで誘導され、右遊技領域21Rを流下する様子が示されている。
また、図3に示すように、外レール22が遊技球を誘導する先には、反発力を抑制させるために返しゴム51が設けられており、外レール22の終端部まで誘導された遊技球は返しゴム51に当たって失速する。その返しゴムの下方には中央装置40が位置しており、返しゴム51に当たって失速した遊技球は中央装置40の上面を転動してから右遊技領域21Rを流下する。
外レール22は、弾性変形する金属板によって構成されている。外レール22には、突起状のレールピンが複数個所に取り付けられ、そのレールピンを遊技盤20側に形成されたピン孔に嵌め込むことで、外レール22がピン孔に沿って遊技盤20に固定される。従って、外レール22の形状は、ピン孔に嵌め込まれた複数のレールピンによって規定されていることになる。
図4は、外レール22の形状を示す説明図である。図4に示すように、外レール22はレールピンp1〜p5を用いて遊技盤20に固定されている。図4では、p1の位置を通過点とする半径r0の円が破線で描かれている。この半径r0の円と比較すると分かるように、レールピンp1〜p5が嵌合されるピン孔は右方に向けて徐々に内側寄りとなるように形成されている。このピン孔にレールピンp1〜p5が嵌合されることによって、外レール22は遊技球の進行方向(終端部)に向けて、曲率半径がr0,r1(r1<r0),r2(r2<r1)と徐々に小さくなるように固定されている。
以上のように、本実施例のパチンコ機では、外レール22(誘導経路22R)の曲率半径が遊技球の進行方向(終端部)に向けて、徐々に小さくなるように形成されている。このため、遊技球の減速に合わせて外レール22も内側寄りとなり、遊技球が外レール22から離れにくくなる。また、遊技球が外レール22から離れにくくなることによって、遊技球の軌道が安定する。さらには、軌道が安定することによって、入球口への入球率が安定し、遊技者間の公平性がより一層担保される。特に、本実施例では、外レール22が遊技球を誘導する先に返しゴム51が設けられており、外レール22によって終端部まで誘導された遊技球は返しゴム51に当たって失速し中央装置40上を転動してから右遊技領域21Rを流下する。このため、右遊技領域21Rを流下する遊技球の経路がより安定し、右遊技領域21Rに配置されている入球口への入球率がより安定しやすくなっている。また、遊技球が外レール22から離れにくくなることによって、発射した遊技球が中央装置40を超えやすくなるので、遊技者が右打ちを確実に、且つ、容易にできるようになっている。
尚、本実施例では、外レール22を弾性変形する金属板によって構成されるものとしたが、誘導経路を形成するものであれば別の構成であってもよい。例えば、遊技盤20から外レール22に相当する部分を前面側(遊技者側)に突出させるようにして、遊技盤20と一体成型してもよい。あるいは、透明板4bから外レール22に相当する部分を遊技盤20側に突出させるようにして、遊技盤20と一体成型してもよい。
本実施例では、外レール22(誘導経路22R)の曲率半径が遊技球の進行方向(終端部)に向けて、徐々に小さくなるように形成されているが、外レール22の形状はこれに限らず、外レール22(誘導経路22R)の曲率半径が遊技球の進行方向(終端部)に向けて小さくなる部分が形成されていればよい。この構成においても、曲率半径が小さくなるように形成された部分では、遊技球が外レール22から離れにくくなり、軌道をより一層安定させることができる。
尚、「右遊技領域21R(返しゴム51が配置された位置)」が本発明における「所定位置」に相当する。
D.変形例 :
上記実施例では、遊技者が右打ちを確実に、且つ、容易にできるようにするために、外レール22(誘導経路22R)の曲率半径が遊技球の進行方向(終端部)に向けて、徐々に小さくなるように形成されている。しかし、遊技者が右打ちを確実に、且つ、容易にできるようにするという観点からすれば、少なくとも中央装置40(中央装置40の最高点)を超えるまで曲率半径が徐々に小さくなるものであればよい。
図5は、変形例の外レール22の形状を示す説明図である。外レール22はレールピンp11〜p15によって遊技盤20に固定されている。図5に示すように、中央装置40を超えるまでの外レール22の形状を規定するレールピンp11〜p14は上記実施例のレールピンp1〜p4と同様に、右方に向けて徐々に内側寄りとなるように配置されている。このため、レールピンp11〜p14によって規定される外レール22は、遊技球の進行方向(終端部)に向けて、曲率半径がr0,r1(r1<r0)と徐々に小さくなるように固定されている。その一方で、中央装置40を超えた後の外レール22の形状を規定するレールピンp14,p15は、右方に向けて外側寄りとなるように配置されている。このため、レールピンp14,p15によって規定される外レール22は、遊技球の進行方向(終端部)に向けて、曲率半径がr1,r3(r3>r1)と逆に大きくなるように固定されている。しかし、このような構成であっても、遊技球が中央装置40を超えるまでは外レール22(誘導経路22R)の曲率半径が遊技球の進行方向(終端部)に向けて、徐々に小さくなるように形成されているため、遊技者が右打ちを確実に、且つ、容易にできるようにすることができる。
以上、本発明の実施例及び変形例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
また、上述した実施例または変形例のパチンコ機は、次のような遊技機として把握することもできる。すなわち、
<把握例1>
遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、
前記遊技領域の所定位置に向けて下方から遊技球を発射する発射装置と、
前記発射装置から発射された遊技球の進行方向を連続的に変更することによって、該遊技球を前記所定位置に誘導する誘導経路と、
を備え、
前記誘導経路には、遊技球の進行に従って曲率半径が小さくなる部分が形成されている
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機では、遊技領域の所定位置に向けて下方から遊技球が発射され、発射された遊技球が誘導経路によって遊技領域の所定位置に誘導される。しかし、遊技球は重力を受けるため、所定位置に到達する前に誘導経路から離れてしまうことがある。そこで本発明では、誘導経路に、遊技球の進行に従って曲率半径が小さくなる部分を形成している。こうすれば、誘導経路は曲率半径が一定の場合と比較して内側寄りになるため、遊技球が多少減速しても、遊技球を誘導経路に沿わせることができる。よって、遊技球の発射強度が多少弱い場合であっても、遊技球が誘導経路から離れにくくなる。
<把握例2>
また、上述した遊技機は、
前記誘導経路には、遊技領域まで誘導した遊技球をさらに前記所定位置まで誘導する区間において、遊技球の進行に従って曲率半径が小さくなる部分が形成されている
こととしてもよい。
こうすれば、遊技球の発射強度が多少弱い場合であっても、遊技領域まで到達した遊技球が所定位置まで誘導されやすくなる。その結果、遊技球の軌道をより一層安定させることができる。
<把握例3>
また、上述した遊技機は、
前記誘導経路は、遊技球の進行に従って徐々に曲率半径が小さくなるように形成されている
こととしてもよい。
遊技球は誘導経路の進行に伴い徐々に減速するため、誘導経路から徐々に離れやすくなる。そこで、本発明では、誘導経路を、遊技球の進行に従って徐々に曲率半径が小さくなるように形成している。こうすれば、遊技球が減速するのに合わせて誘導経路の曲率半径が徐々に小さくなるので、誘導経路に対してより遠くまで沿いやすくなり、遊技球の軌道をより一層安定させることができる。
本発明は、遊技ホールで用いられる遊技機に利用することができる。
1…パチンコ機(遊技機)、9…発射ハンドル、20…遊技盤、21…遊技領域、22…外レール、22R…誘導経路、23…内レール、40…中央装置、41…演出表示装置、p1〜p5…レールピン、51…返しゴム。

Claims (1)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射して遊技を行う遊技機であって、
    前記遊技領域の所定位置に向けて下方から遊技球を発射する発射装置と、
    前記発射装置から発射された遊技球の進行方向を連続的に変更することによって、該遊技球を前記所定位置に誘導する誘導経路と、
    前記遊技領域に設けられた中央装置と、
    を備え、
    前記誘導経路は、少なくとも前記中央装置の最上端点を超えて、該最上端点よりも右側で、尚且つ前記遊技領域の右半分側に到達するまでは、前記遊技盤に沿った面内での曲率半径が徐々に小さくなるように形成されている
    ことを特徴とする遊技機。
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