JP6262999B2 - 衝撃吸収フィルム - Google Patents

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Description

本発明は、衝撃吸収フィルムに関し、特に、電子機器のディスプレイを保護するために用いられる衝撃吸収フィルムに関する。
携帯電話、パーソナルコンピュータ(PC)、テレビジョン受像機等のディスプレイを有する電子機器においては、液晶等の保護材や基板等の材料として、透明性(光透過性)、耐擦傷性、ガスバリア性、寸法安定性等に優れることから、ガラス材料が広く使用されている。しかし、ガラス材料は、その表面にできた傷を起点として応力集中が起こり易いため、衝撃や振動に弱く、破損しやすい、という欠点がある。特に、最近では、スマートフォン、タブレット、ラップトップPC、携帯用ゲーム機等のモバイル電子機器が盛んに用いられるようになってきており、このような電子機器においては、落下等によりディスプレイ表面のガラスの破損が起こり易い使用環境である。また、これらの電子機器では、タッチパネルを有するものも多く、この場合には、指やスタイラスペン等によるタッチ操作により、指先(爪)やスタイラスペンのペン先等による引っ掻き傷等がつく場合がある。
このようなガラス材料の破損や傷を防止するために、ガラスの表面を熱的或いは化学的に表面処理するガラス強化処理を施したり(熱強化ガラス、化学強化ガラス)、ガラス表面に保護パネルを積層したり、フィルム状又はシート状の衝撃吸収材をガラス表面に貼付したりすること等が行われている。これらの技術のうち、フィルム状又はシート状の衝撃吸収材を用いるものについては、以下のような技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、液晶表示装置等に使用され、透明ゲル粘着シートを中間層として備えた衝撃吸収積層体が提案されている。また、特許文献2では、液晶画面に加圧貼着して用いる保護シート材であって、シリコーンゲルを混入したシリコーン層を有するものが提案されている。また、特許文献3では、携帯用画像表示装置に使用され、ゴム系発泡体の単層又は積層体からなる衝撃吸収体の少なくとも一面に厚さが300μm以上の粘着層を有した衝撃吸収シートが提案されている。また、特許文献4では、フラットディスプレイ用の表示ガラス保護フィルムに使用され、層構造が8層以上256層以下の多層構造からなるガラス保護フィルムが提案されている。
特開2004−359808号公報 実用新案登録第3183062号公報 特開2006−110773号公報 特開2003−236995号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載された技術では、ある程度の衝撃吸収性を有しているものの、衝撃吸収材の用途によっては(例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のモバイル電子機器の保護フィルム等としてより厳しい環境で使用される場合には)、衝撃吸収性が不十分となる場合があり、更に優れた衝撃吸収性を有するフィルムが求められていた。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、従来よりも格段に優れた衝撃吸収性を有し、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のモバイル電子機器の保護フィルム等としても好適に用いることが可能な衝撃吸収フィルムを提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、樹脂フィルム層を介在して、ゲル状エラストマーからなる衝撃吸収層を少なくとも2層積層させることにより、衝撃吸収性を従来よりも格段に向上できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、樹脂フィルム層を介在して積層された少なくとも2層の衝撃吸収層を備え、前記衝撃吸収層は、ゲル状エラストマーからなることを特徴とする、衝撃吸収フィルムである。
前記ゲル状エラストマーが、ポリウレタンゲル又はシリコーンゲルであることが好ましい。
また、前記ゲル状エラストマーが、ポリウレタンゲルであることが特に好ましい。
前記少なくとも2層の衝撃吸収層の合計の厚みが、50μm以上1000μmであることが好ましい。
前記樹脂フィルム層が、PETフィルム層であることが好ましい。
前記樹脂フィルム層の厚みが、12μm以上125μm以下であることが好ましい。
前記衝撃吸収フィルムは、化学強化ガラスの表面の保護に用いられてもよい。
本発明によれば、樹脂フィルム層を介在して積層された少なくとも2層のゲル状エラストマーからなる衝撃吸収層を設けることで、従来よりも格段に優れた衝撃吸収性を有する衝撃吸収フィルムを提供することが可能となる。
本発明の好適な実施形態に係る衝撃吸収フィルムの構成を示す模式図である。 同実施の形態のある変更例に係る衝撃吸収層の構成を示す模式図である。 同実施の形態の別の変更例に係る衝撃吸収層の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面においては、同一の符号が付された構成要素は、実質的に同一の構造または機能を有するものとする。
なお、本形態に係る衝撃吸収フィルムについては、以下の順序で説明する。
1 衝撃吸収フィルムの構成
1−1 樹脂フィルム層
1−2 衝撃吸収層
1−3 基材
1−4 粘着剤層
1−5 表面フィルム層
1−6 表面処理層
2 衝撃吸収フィルムの製造方法
3 衝撃吸収の原理(作用機序)
4 衝撃吸収フィルムの用途
≪衝撃吸収フィルムの構成≫
まず、図1〜図3を参照しながら、本形態に係る衝撃吸収フィルムの構成について説明する。図1は、本形態に係る衝撃吸収フィルムの構成を示す模式図である。図2は、本形態のある変更例に係る衝撃吸収層の構成を示す模式図である。図3は、本形態の別の変更例に係る衝撃吸収層の構成を示す模式図である。
図1に示すように、本形態に係る衝撃吸収フィルム100は、樹脂フィルム層110と、樹脂フィルム層110を介在して積層された2層の衝撃吸収層(第1衝撃吸収層121及び第2衝撃吸収層122、以下、2層まとめて「衝撃吸収層120」と記載する場合がある。)と、基材130と、粘着剤層140と、表面フィルム層150と、表面処理層160と、を主に備える。なお、本発明に係る衝撃吸収フィルムにおける必須の構成としては、樹脂フィルム層110及び衝撃吸収層120であり、その他の基材130、粘着剤層140、表面フィルム層150及び表面処理層160等は、必要に応じて設けられればよい。以下、各層の構成について詳述する。
<樹脂フィルム層110>
樹脂フィルム層110は、2層の衝撃吸収層121,122の間に介在される層である。このように、少なくとも2層の衝撃吸収層121,122の間に樹脂フィルム層110を介在させることにより、単に複数の衝撃吸収層(本形態では、衝撃吸収層121,122)を積層させた場合よりも、衝撃吸収性を大きく向上させることができる。
[材質]
樹脂フィルム層110の材質としては、フィルム状の透明な樹脂であれば特に制限されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニル(PVC)等を用いることができ、これらの中でも、透明性及びゲル状エラストマーとの密着性に優れることからPETフィルムを用いることが好適である。
[厚み]
樹脂フィルム層110の厚みは、上述した衝撃吸収性を向上させる効果を奏することができれば特に制限されるものではないが、好適には、12μm以上125μm以下である。樹脂フィルム層110の厚みが12μm未満では、衝撃吸収性を向上させる効果を十分に得ることができない可能性がある。一方、樹脂フィルム層110の厚みが125μm超では、樹脂フィルム層110の剛性が強すぎたり、フィルムの積層を多数回繰り返す必要があり歩留まりが低下するなど、生産性が低下し、コストも増大する恐れがある。また、衝撃吸収性を向上させる効果をより顕著に発現させるためには、樹脂フィルム層110の厚みを25μm以上とすることがより好適であり、剛性を適度な強さに保ち、歩留まりの低下をより効果的に抑制するためには、樹脂フィルム層110の厚みを80μm以下とすることがより好適である。
<衝撃吸収層120>
衝撃吸収層120は、樹脂フィルム層を介在して積層された層であり、少なくとも2層からなる。本形態では、衝撃吸収層120として、衝撃吸収層121,122の2層が設けられているが、3層以上設けられていてもよい。この場合、図2に示すように、樹脂フィルム層110は、1層又は2層以上積層された一組の衝撃吸収層と、1層又は2層以上積層されたもう一組の衝撃吸収層との間に、1層のみ設けられていてもよく、図3に示すように、3層以上の衝撃吸収層の各層の間にそれぞれ樹脂フィルム層110が介在されていてもよい。このように、本形態に係る衝撃吸収フィルム100によれば、衝撃吸収層120を少なくとも2層設け、これらの少なくとも2層の衝撃吸収層121,122を、樹脂フィルム層110を介在して積層させることで、従来よりも格段に優れた衝撃吸収性を有することができる。これにより、携帯電話、スマートフォン、タブレットといったディスプレイ表面への破損等が起こり易い環境で使用されるモバイル電子機器の保護フィルム等としても好適に用いることができる。
[形状・材質]
衝撃吸収層120の材質は、フィルム状の形状を有するゲル状エラストマーである。ゲル状エラストマーは、一般的なエラストマー樹脂よりも低硬度(軟質)のエラストマーのゲル状物質であり、柔軟性やゴム弾性が高いため、防振性、緩衝性、衝撃吸収性に優れる材料である。本形態に係る衝撃吸収層120に使用可能なゲル状エラストマーとしては、特に制限されるものではない。ただし、衝撃吸収フィルム100の衝撃吸収性を高めるという観点から、ゲル状エラストマーのJIS K7312に基づきゴム硬度計タイプCにより測定した硬度(アスカーC硬度)が40以下であることが好ましい。衝撃吸収性を更に高めるためには、前記硬度が35以下であることがより好ましく、30以下であることが更に好ましい。一方、ゲル状エラストマーの硬度が低過ぎると、衝撃吸収層120が形状を保ちにくくなることから、ゲル状エラストマーの硬度は、15以上であることが好ましい。
(ゲル状エラストマーの具体例)
以上述べたようなゲル状エラストマーの具体例としては、特に制限されるものではないが、例えば、ポリウレタンゲル、シリコーンゲル等のゲル状物質を用いることができる。これらのゲル状物質のうち、ポリウレタンゲル、シリコーンゲルを使用することが好適であり、特に、透明度が高く、固形分濃度も高いことから、ポリウレタンゲルを使用することがより好適である。ポリウレタンゲルを衝撃吸収層120の材料として用いることで、衝撃吸収フィルム100を電子機器のディスプレイ等に貼付した場合に、外観(きれいに貼付することができる。)や視認性等に優れたものとなる。
ここで、ポリウレタンゲルは、ポリオール成分とポリイソシアネート成分とを反応させて得られる親水性のウレタンプレポリマーを含む混合物をゲル化することで得られる。ウレタンプレポリマーは、ポリオールと過剰なポリイソシアネートを反応させて得られる高分子であり、分子末端にイソシアネート基を有しており、未硬化の液状物である。このようなウレタンプレポリマーを主剤とし、イソシアネート基を有する化合物(ポリイソシアネート)を硬化剤として用いて、有機溶剤等の溶媒中で硬化(架橋)させることで、ウレタンプレポリマーの末端のイソシアネート基がポリオール成分と反応し、ウレタンプレポリマーをゲル化することができる。ゲル化の際の反応温度は、20〜50℃が好ましく、反応湿度は、40〜70%RHが好ましい。また、反応時間は所望のゲルの硬度に応じて適宜調整すればよいが、例えば、3〜60分間程度とすることができる。ポリウレタンゲルは、ゲル化が完了する前に、例えば、押し出し機、ドクターブレード、ローラー等を用いて展延したり、所定の厚みを有する容器に充填したりすることで厚みを調整することができる。なお、本形態で用いられるポリウレタンゲルは、ウレタンプレポリマーを用いて合成したものだけでなく、ポリオール成分、ポリイソシアネート成分、触媒等を一度に反応させてポリウレタンを製造するワンショット法により合成したものであってもよい。また、ポリウレタンゲルとして市販されているものを用いてもよい。
ポリオール成分としては、水酸基を2個以上有する化合物であれば特に制限はされないが、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、アクリルポリオール等を使用することができる。特に、アクリルポリオールを使用すると、得られるポリウレタンゲルが、アクリル樹脂の特性とウレタン樹脂の特性を兼ね備えることができるので、好適である。これらのポリオールは、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。また、ポリオール成分としては、水酸基の代わりに、カルボキシル基、アミノ基等を有する化合物を、上述した水酸基を有するポリオール成分と併用することもできる。
ポリイソシアネート成分としては、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジフェニルジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。これらのポリイソシアネートは、単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
また、本形態におけるポリウレタンゲルを合成する場合には、主剤と硬化剤に加えて、可塑剤を添加してもよい。可塑剤は、ポリウレタンゲルの膨潤度を調整するために添加されるものであり、これにより、衝撃吸収層120の衝撃吸収力や緩衝力を調整することができる。本形態で使用可能な可塑剤としては、特に限定されないが、アジピン酸エステル系、フタル酸エステル系、リン酸エステル系、トリメリット酸エステル系、クエン酸エステル系、エポキシ系、ポリエステル系等の可塑剤があり、これらを単独で、又は、2種以上混合して用いることができる。可塑剤の含有量は、所望のポリウレタンゲルの膨潤度に応じて適宜定めればよい。
なお、ポリウレタンゲルは、通常のウレタン樹脂と比較して、架橋密度が低いため、分子量が小さく、極めて軟質であり、衝撃吸収性、防振性、緩衝性等に優れている。架橋密度は、主剤(ウレタンプレポリマー)と硬化剤(ポリイソシアネート)との配合比を変更することで制御することができる。本形態では、例えば、主剤と硬化剤との配合比を100:0.1〜100:10(好適には、100:0.5〜100:6、より好適には100:1〜100:5)程度とすればよい。
シリコーンゲルは、シリコーン特有の性質(耐熱性、電気絶縁性、透明性(光透過性)に優れる、反応副生成物がない、硬化時の収縮が小さい等)を有し、硬化後はゲル状になる物質である。このシリコーンゲルは、ポリウレタンゲルと同様、架橋密度が低いため、極めて軟質であり、衝撃吸収性、防振性、緩衝性等に優れている。シリコーンゲルの硬化は、以下の式に示す付加反応型が一般に採用されている。また、以下の反応には、通常、白金触媒が用いられる。
≡SiCH=CH + HSi≡ → ≡SiCHCHSi≡
なお、本形態で使用するシリコーンゲルとしては、上記方法により合成したものを用いてもよく、市販されているものを用いてもよい。具体的には、シリコーンゲルとして、シリコーン架橋物、ポリエーテル変性シリコーン架橋物、ポリグリセリン変性シリコーン架橋物、及びこれらのアルキル共変性物等を用いることができる。
[厚み]
本形態に係る衝撃吸収フィルム100では、衝撃吸収層120を少なくとも2層設け、その間に樹脂フィルム層110を介在させることで、衝撃吸収層120を一層のみ設けた場合や、樹脂フィルム110を介在させずに少なくとも2層の衝撃吸収層120を積層させた場合と比較して、衝撃吸収層120全体としての厚みが少なくて済む。具体的には、本形態に係る衝撃吸収フィルム100では、上述した少なくとも2層の衝撃吸収層120の合計の厚みが、50μm以上1000μmであることが好適である。合計の厚みが50μm未満であると、衝撃吸収性が不十分となる可能性がある。一方、合計の厚みが1000μmを超えると、衝撃吸収層120を形成するためにフィルムの積層を多数回繰り返す必要があり歩留まりが低下するなど、生産性が低下し、コストも増大する恐れがある。衝撃吸収力を向上させるという観点からは、少なくとも2層の衝撃吸収層120の合計の厚みが、100μm以上であることがより好ましく、300μm以上であることが更に好ましい。また、歩留まりの低下を更に抑制するという観点からは、少なくとも2層の衝撃吸収層120の合計の厚みが、900μm以下であることがより好ましく、800μm以下であることが更に好ましい。
なお、少なくとも2層の衝撃吸収層120のそれぞれ(例えば、第1衝撃吸収層121と第2衝撃吸収層122)の厚みは、同じでもよく、異なっていてもよい。
<基材130>
基材130は、上述した衝撃吸収層120や粘着剤層140を支持するための基材であり、その材質としては、透明なものであれば特に制限はされないが、例えば、ガラス、樹脂、金属、金属酸化物等のシート又はフィルムを用いることができる。
また、基材130の厚みは、衝撃吸収層120や粘着剤層140を支持できれば特に制限はされないが、例えば、12μm以上125μm以下とすればよい。
<粘着剤層140>
本形態に係る衝撃吸収フィルム100は、基材130の一方の面(衝撃吸収層120が積層される面と反対側の面)に、粘着剤層140を有している。この粘着剤層140は、例えば、電子機器のディスプレイ等に衝撃吸収フィルム100を貼付する際に、ディスプレイ表面と接着する層となる。粘着剤層140としては、粘着性を有し、フィルム状に成形可能な樹脂であれば特に制限はされないが、このような樹脂としては、例えば、シリコーン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、ゴム系樹脂(天然ゴム、ポリイソプレン、ポリイソブチレン、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、シリコンゴム等の合成ゴム)等を用いることができる。これらの樹脂うち、感圧接着性を有する樹脂を用いると、衝撃吸収フィルム100を電子機器のディスプレイ等に貼付する際に、接着剤を別途必要としないため作業性が良く、塵や空気の混入を防止する効果等も得られるため好ましい。
また、粘着剤層140の厚みは特に制限されるものではないが、接着力や塵や空気等の混入防止という観点からは、10μm以上100μm以下とすることが好適である。
ここで、粘着剤層140に表面には、更に剥離ライナー141を積層してもよい。剥離ライナー141の材質としては、特に制限されるものではないが、例えば、PET、PP、PVC等を用いることができる。
<表面フィルム層150>
また、本形態に係る衝撃吸収フィルム100は、粘着剤層140と表面処理層160との間に表面フィルム層150を有している。この表面フィルム層150は、最表面にハードコート処理等を施すことで、表面処理層160を形成させるために設ける層であり、後述する表面処理層160を形成することにより、後述するキズ防止を始め様々な機能を付与することができる。表面フィルム層150としては、表面処理層160を形成可能な材質であれば特に制限はされないが、例えば、衝撃吸収フィルム100をスマートフォンのタッチパネル保護用途で用いる場合には、PETフィルムやウレタンフィルムが好適である。
また、表面フィルム層150の厚みは特に制限されるものではないが、表面処理層160により付与する機能をより効果的に発揮させるためには、25μm以上125μm以下とすることが好適である。
<表面処理層160>
また、本形態に係る衝撃吸収フィルム100は、最表面(粘着剤層140と反対側の面)に表面処理層160を有している。この表面処理層160は、衝撃吸収フィルム100(本形態では表面フィルム層150)に所定の表面処理を施すことで各種機能を付与するための層である。このような表面処理としては、例えば、防指紋処理(水接触角を105度程度とすることが好適である。)、ブルーライトカット処理、抗菌処理(活性値を2.0以上とすることが好適である。)、帯電防止処理(電気抵抗を1011程度とすることが好適である。)、ハードコート処理(例えば、爪によるキズやスタイラスペンによる筆跡等が衝撃吸収フィルム100の表面に残らないようにするための処理)、反射防止処理、低反射光沢処理等がある。
≪衝撃吸収フィルムの製造方法≫
以上、本形態に係る衝撃吸収フィルム100の構成について詳細に説明したが、続いて、上述した構成を有する衝撃吸収フィルム100の製造方法について説明する。以下、衝撃吸収層120の形成工程と、各層の積層工程とに分けて述べる。
<衝撃吸収層120の形成工程>
主剤(ウレタンプレポリマーやシリコーンプレポリマー等)、硬化剤及びその他の添加剤を有機溶媒中に分散させたゾル組成物を調製する。次いで、このゾル組成物をフィルム状やシート状等に成形した後、架橋反応させてゾルをゲル化させることにより、ポリウレタンゲルやシリコーンゲル等からなる衝撃吸収層120を得ることができる。より具体的には、例えば、上記ゾル組成物を透明な離型フィルム間に所定の厚みに塗布してシート成形し、その後、離型フィルムでゾル組成物を挟んだ状態で架橋反応させることで、ゾル組成物がゲル化した所定の厚みを有する衝撃吸収層120を得ることができる。
また、本発明の衝撃吸収層120は、公知のフィルムの製造方法、例えば、溶融押出法、溶液キャスト法、溶液流延法、カレンダー法等の公知の方法を用いることもできる。
<各層の積層工程>
衝撃吸収層120を他の層(樹脂フィルム層110、基材130、粘着剤層140、表面フィルム層150等)と積層する方法としては、特に限定されず、共押出法、ラミネート法、ヒートシール等の公知の各種方法を用いることができる。これらの方法は、各層の素材の溶融温度、相溶性、厚み、製造コスト等の様々な要素を勘案して、選択される。なお、共押出法、ラミネート法、ヒートシールについては、公知の方法であるので、ここではこれらの詳細な説明を省略する。
また、本形態では、衝撃吸収層120は、複数の層が積層された衝撃吸収シート100の中間層として設けられているが、このような場合には、衝撃吸収層120に貼り合わせる面が平滑でなくても、衝撃吸収シート100全体としては平滑に貼り合わせることができる。これは、衝撃吸収層120に使用されるゲル状エラストマーが軟質であることから、衝撃吸収層120に貼り合わせる面の凹凸を吸収できるためである。
さらに、衝撃吸収層120に使用されるゲル状エラストマーは、自己粘着力も備えていることから、衝撃吸収層120に他の層を積層させる際、室温において(加熱の必要なしに)ニップロール等を通過させてわずかな圧力を加えるだけで、両層を貼り合わせることができる。
また、一般の積層フィルムの場合には、フィルム成型後の各材料に残留した応力や、各層を構成する材料の熱収縮の差異により、カールが生じやすいという問題があるが、本形態に係る衝撃吸収フィルム100では、樹脂フィルム層110を介在させて少なくとも2層の衝撃吸収層120(第1衝撃吸収層121、第2衝撃吸収層122)を設けていることから、上記のようなカールが起こり難い。従って、フィルム巻取りロール等を使用して衝撃吸収フィルム100を製造するような場合であっても、ロールによる巻き癖が付くことも抑制することができる。
≪衝撃吸収フィルムの用途≫
本形態に係る衝撃吸収フィルム100は、スマートフォン、タブレット、ラップトップPC、デスクトップPC、携帯用ゲーム機、テレビジョン受像機、カーナビゲーションシステム、理化学機器、オフィス機器、太陽電池モジュール、センサー、ゲージ、メータ類等に設けられたディスプレイ(例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PDP)、有機ELディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ(FED)等のフラットパネルディスプレイやCRTディスプレイ等)や、スマートフォン、タブレット、ラップトップPC、携帯用ゲーム機等に設けられたカメラレンズ保護用のガラス等を保護するために用いることができる。特に、衝撃吸収フィルム100は、化学強化ガラスの表面の保護(例えば、化学強化ガラスが用いられたディスプレイやカメラレンズ保護用のガラス等の保護)に用いられることが好適である。
また、本形態に係る衝撃吸収フィルム100を上記ディスプレイ等の表面に貼付する際には、例えば、剥離ライナー141を粘着剤層140から剥離させた後に、粘着剤層140がディスプレイ等の表面に圧力を加えながら貼り合わせるようにすればよい。
次に、本発明を実施例及び比較例により、更に具体的に説明するが、本発明は、これらの例によって何ら限定されるものではない。
(実施例1)
主剤としてパインゾールU−250(一方社油脂工業(株)製)を、硬化剤としてイソシアネート系硬化剤B−45(一方社油脂工業(株)製)を用い、主剤:硬化剤の配合比を100:1.5として、これらを溶媒(酢酸エチル及びトルエン)中で分散させたポリウレタンゾル組成物を作製した。次いで、このゾル組成物を基材としての厚み50μmのPETフィルムに塗布した後に、90℃で4分間乾燥させた。乾燥後のゾル組成物の表面に、樹脂フィルム層としての厚み50μmのPETフィルムをラミネートし、当該ラミネートしたPETフィルムに上記ゾル組成物を上記と同様にして塗布乾燥した。次に、表面フィルム層としての厚み100μmのPETフィルムをラミネートしてシート成形し、表面フィルム層の反対側の基材の表面に厚み50μmのシリコーン系粘着剤を貼り合わせた。その後、ポストエージングにより完全に硬化(架橋)させることで、ポリウレタンゲルを衝撃吸収層として有する、表1に記載の構造を有する実施例1の衝撃吸収フィルムを作製した。なお、実施例1でのポリウレタンゲルの硬度は、ゴム硬度計タイプCによる測定値で20であった。
(実施例2)
主剤:硬化剤の配合比を100:2とし、2枚のポリウレタンゲルの厚みをそれぞれ175μmとし、表面フィルム層として厚み125μmのPETフィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、表1に記載の構造を有する実施例2の衝撃吸収フィルムを作製した。実施例2でのポリウレタンゲルの硬度は、ゴム硬度計タイプCによる測定値で28であった。
(実施例3)
主剤:硬化剤の配合比を100:10にした以外は、実施例1と同様にして、表1に記載の構造を有する比較例3の衝撃吸収フィルムを作製した。この時のポリウレタンゲルの硬度は、ゴム硬度計タイプCによる測定値で80であった。
(比較例1)
衝撃吸収層を、PETフィルムを介在しない1枚のポリウレタンゲル(厚み400μm)とした(すなわち、樹脂フィルム層は存在しない。)以外は、実施例2と同様にして、表1に記載の構造を有する比較例1の衝撃吸収フィルムを作製した。この時のポリウレタンゲルの硬度は、ゴム硬度計タイプCによる測定値で28であった。
(比較例2)
表面フィルム層として125μmのPETフィルムを用い、これにラミネート法により、粘着剤層としての厚み50μmのシリコーン系粘着剤を積層させることで、表1に記載の構造を有する比較例2の衝撃吸収フィルムを作製した。
(落下試験)
以上のようにして作製した実施例1〜3及び比較例1,2の衝撃吸収フィルムを厚み0.75mmのゴリラガラス(登録商標)へ貼付し、110gの鉄球を所定高さ(0.8m、1.0m、1.2m、1.5m、2.0m)から落下させることで、各衝撃吸収フィルムの衝撃吸収性を評価した。本落下試験においては、平面であるコンクリート面にPETフィルム(厚み125μm)を敷いて、このPETフィルム上にゴリラガラスを載置した。評価基準としては、それぞれの高さから鉄球を落下させた場合に、ゴリラガラスが破損した(割れ又はヒビが生じた)ものを×、破損しなかったものを○とした。また、総合評価は、落下試験の評価において、○の数が5個のものを◎、○の数が4個のものを○、3個のものを△、0〜2個のものを×とした。
Figure 0006262999
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述した形態に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で当業者が想到し得る他の形態または各種の変更例についても本発明の技術的範囲に属するものと理解される。
100 衝撃吸収フィルム
110 樹脂フィルム層
120 衝撃吸収層
121 第1衝撃吸収層
122 第2衝撃吸収層
130 基材
140 粘着剤層
150 表面フィルム
160 表面処理層

Claims (5)

  1. 樹脂フィルム層を介在して積層された少なくとも2層の衝撃吸収層を備え、
    前記衝撃吸収層は、ポリウレタンゲルからなることを特徴とする、衝撃吸収フィルム。
  2. 前記少なくとも2層の衝撃吸収層の合計の厚みが、50μm以上1000μm以下である、請求項1記載の衝撃吸収フィルム。
  3. 前記樹脂フィルム層が、PETフィルム層である、請求項1又は2のいずれかに記載の衝撃吸収フィルム。
  4. 前記樹脂フィルム層の厚みが、12μm以上125μm以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載の衝撃吸収フィルム。
  5. 化学強化ガラスの表面の保護に用いられる、請求項1〜のいずれか一項に記載の衝撃吸収フィルム。
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