JP6262663B2 - 薬剤の包装のためのセンサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、薬剤または薬剤の包装が曝される少なくとも1つの周囲パラメータまたは周囲条件を検出し監視するセンサおよびセンサ装置の分野に関する。本発明は、詳細には、比較的長い期間にわたって、温度、露光、湿度、または好ましくはガス状物質である特定物質の存在などの周囲パラメータを監視するために、薬剤の一次包装または二次包装に組み込まれるセンサ装置に関する。
医薬品などの薬剤は、所定の方法で保管および収納しなければならない。多くの薬剤は、例えば、常に冷却の必要があり、所定の最高温度を越えて保管または収納してはならない。さらに、薬剤の中には、明るい照明にかなり敏感であり、したがってかなり暗いまたは薄暗い環境で保管しなければならないものもある。他の薬剤には、湿気にかなり敏感であり、したがって湿気に曝してはならないものもある。
特定の薬剤は、温度、照度および湿度のような周囲パラメータへの曝露に応じて不可逆の劣化プロセスを受けることがある。したがって、そうした薬剤に、それを過ぎたら使用および塗付すべきではない使用期限をラベル付けすることが重要である。使用期限は、一般に、薬剤の二次包装または一次包装上に提供されている。使用期限は、薬剤が適切に輸送され収納された場合、所与の日付にその薬剤が依然として使用可能であるように決定しなければならない。薬剤をその前までに使用すべきである使用期限は、前記薬剤の一般劣化特性(general degradation properties)およびその製造日に基づいて計算し決定する。
しかし、熱や照度に敏感な薬剤を常に薄暗くかつ/または冷却された環境で保管すれば、薬剤は、使用期限を過ぎてもなお使用することができる。しかし、概して、薬剤の非破壊試験は不可能または実行できないので、単なる予防措置として、薬剤の実際の構造に関係なく、使用期限を過ぎたらそれぞれの量の薬剤を廃棄することになる。
他の場合、薬剤は、許容できない周囲パラメータに一時的に曝されたことにより、その使用期限前でも時期尚早な劣化を示すことがある。薬剤のそうした劣化は、医療従事者または使用者には見分けがつかないので、早くに劣化した薬剤が患者に投与されるというある種の脅威または危険がある。そうした投与は、患者の健康に危険を与える恐れがある。
稀に特定の薬物が健康リスクを与えることがわかった場合、予防措置として、同じバッチで製造された薬剤を安全上の理由から追跡して廃棄しなければならない。したがって、これまで、非破壊的に個々の薬剤の実際の状態および使用適性を決定する十分かつ確実な監視システムはない。
したがって、本発明の目的は、薬剤および/またはその一次もしくは二次包装が曝されている周囲パラメータを監視することができる簡単かつ費用効果の高いセンサ装置を提供することである。センサ装置は、薬剤の実際の状態および構造に関する質的および量的な情報を提供することができなければならない。さらに、センサ装置は、無視できるほどの電力消費に基づいてまたは電力消費なしに物理的パラメータおよび分析パラメータを監視するように適合されなければならない。
本発明は、センサ装置が曝される少なくとも1つの周囲パラメータを監視するセンサ装置を提供する。センサ装置は、第1の電気伝導度を示す第1の層を備え、さらに、第2の電気伝導度を示す、少なくとも第2の層を備える。第1の電気伝導度と第2の電気伝導度の大きさは異なる。第1の層および第2の層は、互いに少なくとも部分的に機械的に直接接触する。第1の層および第2の層は、均一で平坦な形の幾何形状を備え、第1の層および第2の層の上側および/または下側の平坦面が少なくとも部分的に互いに当接している互いに接触した構造に配置されるのが好ましい。
さらに、第1の層および第2の層は、少なくとも初期構造において、異なる濃度の拡散性成分を含む。第1の層および/または第2の層の拡散性成分、すなわちその濃度は、第1の層および/または第2の層の伝導度に測定可能な影響を与える。さらに、拡散性成分は、本センサ装置により監視される少なくとも1つの周囲パラメータに敏感である。換言すると、拡散性成分の拡散プロセスは、センサ装置が曝される周囲パラメータによって支配されるまたは少なくとも影響される。
拡散性成分について、センサ装置は、センサ装置が周囲パラメータに曝される大きさ、強さおよび/または継続期間に応じて均一化されるすなわち相互に順応する、第1の層および第2の層の境界面をまたいだ濃度勾配を特徴とする。実際、拡散性成分の濃度は、有害な周囲条件により変化を受ける。第1の層および/または第2の層の拡散性成分の濃度が変わることで、それぞれの層の電気伝導度が測定可能に変化し、それは適当な測定デバイスにより容易に測定し検出することができる。
第1の層と第2の層の間で起こる拡散プロセス自体には、電気的または機械的なエネルギーの供給の必要がない。したがって、センサ装置は、エネルギーを消費せずに測定可能な拡散プロセスを受けることになり得る。結果として生じる第1の層および/または第2の層の電気伝導度の変化を決定することだけには、それぞれの電気信号を印加することが必要である。概して、第1の層と第2の層の間で起こる拡散プロセスは、薬剤のライフ・サイクル全体にわたって監視され得る。拡散プロセスは、センサ装置によって監視される周囲パラメータのタイプに応じて、長期間にわたって周囲パラメータをまとめるのにちょうど適しており、それによって、例えばセンサ装置が所定の期間に曝された総熱エネルギー量などを決定することが可能になる。
好ましい一実施形態では、拡散挙動、特に拡散性成分の速度は、周囲パラメータの大きさおよび/または強さの影響を受け得るまたはそれにより制御され得る。さらに、拡散挙動および拡散の進行は、センサ装置がそれぞれの周囲パラメータに曝される継続期間に応じて変化する。
このようにして、センサ装置は、概して、それぞれの周囲条件の大きさ、強さおよび曝された継続期間の指標である拡散プロセスの進行についての質的および量的な情報を提供するように適合される。
他の好ましい一実施形態によれば、拡散性成分は、第1の層に埋め込まれるか配置されるかのどちらかである。初めに第1の層内または第1の層にある拡散性成分は、さらに、第2の層に向かってまたはその内部に拡散するように適合される。第1の層および第2の層ならびに拡散性成分は、所与の周囲パラメータにおいて明確に定められた再現性のある拡散プロセスを提供するように互いに特に設計される。
第1の層および第2の層は、拡散性成分が不純物または欠陥として埋め込まれている結晶構造を含むのが好ましい。したがって、拡散プロセスは、一般的に格子拡散と称される侵入または置換の機構を示すことができる。
他の好ましい一実施形態によれば、センサ装置は、さらに、第2の層の第1の層とは面さない面に少なくとも部分的に直接接触する第3の層を備える。第2の層は、第1の層と第3の層の間に挟まれ、そこにおいて、これらの層が、互いに重なり合うように配置され、さらに並行に配置されるのが好ましい。第1の層、第2の層および第3の層は、それぞれ異なる単一層が実質的に同一形状の接触面を含む、層のスタックを形成するのが好ましい。第3の層は、第1の層と比較して、類似または同一の材料からなってよい。さらに、第3の層は、第1の層と比較して、類似または同一の拡散性成分濃度を示してもよい。さらに、第1の層だけが拡散性成分を含み、第3の層は、実質的にドープされていない以外は類似または同一の材料からなることも考えられる。
さらに他の好ましい一実施形態では、第1の層および第3の層は、それらの間に挟まれている第2の層の伝導度を決定するために、測定デバイスに電気的に接続可能である。そうした構造では、第1の層および第3の層は、好ましくは第2の層とは面さない側に電気接点を備えるまたは提供することができる。これらの接点によって、第1の層と第3の層の間に挟まれている第2の層の伝導度は、好都合に、例えば第2の層の電気伝導度または電気低効率を決定するように適合された適切な測定デバイスにより測定可能になる。
さらに他の一態様では、センサ装置により監視されるべき周囲パラメータは、周囲温度、周囲照度、周囲放射および/または周囲湿度のいずれかである。センサ装置が温度および/または照度を測定するように適合される場合、第1の層、第2の層および/または第3の層に堆積する熱エネルギーまたは放射エネルギーに依存する拡散プロセスが効果的に活用される。第1の層、第2の層および/もしくは第3の層の材料の選択に応じて、ならびに/または拡散性成分の選択に応じて、拡散プロセスは、さらに、それに従って監視され得る周囲湿度によって直接的または間接的に支配され得る。したがって、センサ装置は、さらに、センサ装置付近に存在する特定のガス状物質の存在および/または濃度を測定するのにも適用することができる。
センサ装置は、電磁スペクトルの選択されたスペクトル域に関して特定の感度を示すことができる。概して、センサ装置は、UVスペクトル域、可視スペクトル域ならびに赤外スペクトル域における電磁放射を検出することができる。さらに、拡散プロセスは、選択されたスペクトル域、特に可視スペクトル域およびUVスペクトル域について特に敏感になるように設計可能である。このようにして、UV光または可視光への露光の監視が可能である。
さらに好ましい一態様では、第1の層および/または第3の層は、拡散性ドーパント物質を含んだ導電性材料または半導体材料からなる。好ましくは、第1の層および/または第3の層は、結晶性固体の形態またはアモルファスもしくは液体の半導体の形態の半導体材料で作られる。適当な半導体材料は、例えば、結晶シリコンだけでなく、水素化アモルファス・シリコンならびに様々な割合のヒ素、セレニウムおよびチタンの混合物も適している。他の利用可能な概して適している半導体材料には、GaP、GaAs、InP、InSb、InAs、GaSb、GaN、AIN、InN、AlGa1−xAs、InGa1−xNなどの第3主族および第5主族の化学元素の化合物、および/またはZnO、TnS、ZnSe、ZnTe、CdS、CdSe、CdTe、Hg(1−x)Cd(x)Te、BeSe、BeTe、HgSなどの第2主族および第6主族の化学元素の化合物があり得る。さらに、第1の層および/または第3の層は、GaS、GaSe、GaTe、InS、InSe、InTeなどのIII−VI族半導体、CuInSe、CuInGsSe、CuInS、CuInGaSなどのI−III−VI族半導体、および/またはSiCもしくはSiGeなどのIV−IV族半導体材料からなってもよい。
さらにまたはそれに加えて、第1の層および/または第3の層は、さらに、テトラセン、ペンタセン、フタロシアニン、ポリチオフィン、PTCDA、MePTCDI、キナクリドン、アクリドン、インダントロン、フラバントロン、ペリノン、Alq3、ポリビニルカルバゾールまたはTCNQなどの有機半導体材料からなってもよい。
第1の層および/または第3の層に選んだ半導体材料に応じて、拡散性ドーパント物質の選択を変えることができる。例えば、シリコンまたはゲルマニウムの場合、ホウ素、インジウム、アルミニウムまたはガリウムなどの第3主族の元素によって、pドープされた半導体層が提供され得る。あるいは、第1の層および/または第3の層は、半導体材料にリン(phosphor)、ヒ素またはアンチモンを埋め込むことによってnドープされてもよい。
有機半導体材料の場合、そうした分子のそれぞれのエネルギー帯における中間エネルギー・レベルを提供するのに、それぞれのポリマの鎖状構造における選択的な炭素原子が置換され得る。具体的には、湿度を感知する装置を提供するのに、ポリアニリン(PANI)のような導電性ポリマが主成分を形成してもよい。そうした有機半導体材料は、概して水および/または酸素に曝されると劣化を示すからである。
さらに好ましい一実施形態では、概して第1の層と第3の層に挟まれている第2の層は、初期構造において、実質的に非導電性である。第2の層は、第1の層および/または第3の層から拡散性成分を吸収または受け入れると、伝導度が上がることを特徴とする。
さらに、拡散性成分またはドーパント物質が、最初に、第1の層内もしくは第1の層および/または第3の層内もしくは第3の層に埋め込まれるまたは提供される場合、特に有益である。このようにして、第1の層と第2の層の間の濃度勾配、および/または第3の層と第2の層の間の濃度勾配が確立され、それによって、関連性のある周囲パラメータにより拡散プロセスがトリガされるまたは促進されると、それぞれの拡散プロセスが誘起され得るようになる。
さらに好ましい一実施形態では、ドーパント物質は、HOに曝されると化学反応を示す分子成分を含む。このようにして、ドーパント物質がHOにより化学的に反応するように適合され、例えば分子状酸素であるドーパント物質の少なくとも1つの残留成分が第1の層、第2の層および/または第3の層に関して拡散プロセスを示すことができ、それによって第2の層の電気伝導度の測定可能な変化が引き起こされる、有効な湿度感知構造が提供可能である。
さらに好ましい一実施形態では、第2の層は、第1の層および第3の層に隣接して配置される異なる寸法の接触面を備える少なくとも2つの反対側すなわち反対に位置する面セグメントを備える。結果的に、拡散プロセスは、第1の層と第2の層の間の接触面、または第3の層と第2の層の間の接触面のそれぞれの寸法によって操作および制御可能である。概して、測定可能な拡散の大きさは、接触面の増加とともに拡大する。例えばセンサ装置の感度を測定可能な周囲パラメータのより小さいもしくはより大きな値または範囲にシフトさせるために、互いに当接するそれぞれの層の接触面を適当に変更することで拡散性成分の一般拡散挙動(general diffusion behaviour)を変更および制御することができる。
他の実施形態によれば、第1の層および/または第3の層が、それぞれの層の平面内にあり充填材料またはボイド・スペースによって分離されている、少なくとも2つの互いに重なり合わない幾何学的構造を備える場合、さらに有益である。第1の層および/または第3の層が、それぞれの周囲パラメータに関して異なる拡散感度をそれぞれ示す異なる寸法の接触面セグメントを特徴とするそれぞれの層の特定の面セグメントを提供するために、1つまたはそれ以上の例えば三角形または矩形の幾何学的構造を備える場合、特に有益である。
電気的に絶縁された第1の層と第3の層の間に配置された第2の層の伝導度が、ベースである前記面セグメントにおいて測定される場合、さらに有利である。第2の層の電気伝導度を決定するには、第1の層および/または第3の層のそれぞれ異なる接触面セグメントが、それらの電気伝導度および拡散度合いを個々に決定するために、測定デバイスに別々に連結されるのが好ましい。
第1の層および/または第3の層の面セグメントは、規則的または不規則なタイプのものであってよい、二次元グリッドに配置され得る。
ここで、第1の層の少なくとも1つの幾何学的構造が、第1の層および/または第3の層の面法線に平行な突出部において第3の層の少なくとも1つの幾何学的構造を横切る場合、さらに有利である。幾何学的構造ならびにこれらの構造が埋め込まれている層は、互いに直接的に接触しておらず、最初から絶縁されている第2の層によって分離されている。
しかし、第1の層および第3の層の幾何学的構造は少なくとも部分的に重なり合っているので、異なる寸法の多数の重なり合った領域が提供され得る。それぞれの領域は、監視されるべき周囲パラメータに関して異なる度合いの感度を示す。こうして、周囲パラメータの測定可能範囲が拡張され、ならびにセンサ装置を前記周囲パラメータの連続的な監視に使用できる期間が延長され得る。
さらに、第1の層または第3の層の異なる幾何学的構造が拡散性成分の異なる濃度を示すことが考えられる。さらに、共通層のそれぞれ異なる幾何学的構造が、異なる拡散性ドーパントをドープされた異なる半導体材料からなることが考えられる。このような方法でも、センサ装置の測定可能範囲が拡張され得る。
さらに好ましい一実施形態では、センサ装置の第1の層および第3の層は、実質的に同一の幾何形状を備える。さらに、第1の層は、第1の層および/または第3の層の面法線(z)に実質的に平行に延びる回転軸に対して、第3の層に対して所定の角度まで回転される。第1の層および第3の層の回転の角度は、それぞれの層の幾何学的構造の特定の幾何形状により左右され得る。層は、いくつかの平行に向いた三角形の幾何学的構造を備える場合、例えば約90度まで回転され得る。
回転軸は、概して、第1の層および/または第3の層の面の中心に配置され、したがって、層および/または層のスタックの外側伸長部は、実質的に、前記相互回転による影響を受けずに残る。この文脈において、層が実質的に方形の場合、特に有益であり得る。
他の一実施形態によれば、第1の層および第3の層の幾何学的構造が、異なる寸法の少なくとも2つの面セグメントを備えるパターンを形成する場合、さらに有利であり得る。さらに、特に、例えば90°回転配置である回転後の構造において、パターンは、等しい寸法の少なくとも2つの面セグメントを特徴とする特定の対称を備えることができる。こうして、ある種の冗長が提供され得る。さらに、概して、実質的に等しい寸法の重なり合った面セグメント領域における第2の層の測定可能な伝導度を平均値の決定に使用することができ、それによってセンサ装置の正確さおよび信頼性を向上させることができる。
さらに他の好ましい一実施形態では、センサ装置は、電気アンテナ回路(electric antenna circuit)および/または処理装置をさらに備える。アンテナ回路、処理装置および層のスタックは、薬剤の一次包装または二次包装にそれ自体が組み込まれるまたは取り付けられ得る単一のチップに組み込まれ得る。例えば、アンテナおよび/または処理装置は、RFID読取装置または同様のものなどのさらなる分析装置と無線通信する構成要素として設計されてもよい。
さらに、アンテナ回路が、例えば、RF信号を受信および/または送信するように設計される場合、センサ装置全体は、第2の層の電気伝導度の決定のために外部から印加されるRF磁場から所望の電気エネルギーを引き出すことができるRFIDチップ・アセンブリに組み込まれ得る。
さらに、本発明は、少なくとも1つのアイテムを収容、受け入れおよび/または収納し上述のような少なくとも1つのセンサ装置をさらに備える包装に反映される。包装は、食糧、飲料ならびに薬剤の収納用に設計され得る。概して、包装は、劣化または悪化の影響を受ける恐れがあるアイテムおよび物質を保管および/または収納するように設計される。具体的には、包装は、薬剤の二次包装または一次包装を含む。例えば、一次包装は、液体薬剤が少なくとも部分的に充填された硝子ボディを備えることができる。例えば、一次包装には、ボトル、アンプル、カープル、カートリッジまたはシリンジがあり得る。さらに、二次包装には、例えば薬剤充填済みカートリッジの形態である一次包装を装備した注射デバイスがあり得る。あるいはまたはそれに加えて、二次包装には、さらに、複数の薬剤またはそれぞれの医用デバイスを受けるケーシングがあり得る。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、例えば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、例えば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−Y−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、例えば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、例えば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、例えば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、例えば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、例えば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折り畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(例えば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折り畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(C)と可変領域(V)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、例えば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、例えば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、例えば、アルカリまたはアルカリ土類金属、例えば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、例えば、水和物である。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本発明に様々な修正および変更を加えることができることが、当業者にはさらに明らかであろう。さらに、添付の特許請求の範囲で使用されるいかなる参照記号も、本発明の範囲を限定するものとして見なすべきではないことに留意されたい。
以下において、本発明の好ましい実施形態を図面を参照してより詳細に説明する。
センサ装置の初期構造の概略断面図である。 周囲条件に曝された後またはその間のセンサ装置要素の図である。 接触面が減少した第1の層を有する他のセンサ装置の図である。 増大された第1の層を有するセンサ装置の図である。 第1の層および/または第3の層の三角形の幾何学的構造の図である。 いくつかの三角形の幾何学的構造をそれぞれ有する第1の層および第3の層を交差させた構造の概略図である。 アンテナおよび処理装置を装備したセンサ構造の概略図である。
図1〜4の断面図に概略的に示されるセンサ装置は、実質的に重なり合った3つの層12、14、16からなるスタック26を備える。ここで、第1の層12は、そこに埋め込まれた多数の拡散性成分22を含む。拡散性成分22は、特定の周囲パラメータ24に曝されると、図2に示されるように、隣接する第2の層14’内に拡散し始める。この拡散プロセスの結果、第2の層14’は、図1に示されるようなその初期構造における第2の層14に比べて変化した電気誘導率を示すことができるようになる。この伝導度の変化は、概して、接点20を介して第1の層12および第3の層16に電気的に接触するそれぞれの測定デバイス18によって測定可能である。
外側の層、したがって第1の層12および第3の層16は、半導体材料からなってよく、拡散性ドーパント物質22によってnドープまたはpドープされ得る。温度、放射照度の強さ、または湿度24による影響を受け得る拡散プロセスは、拡散性成分22の濃度が第1の層12’内および第2の層14’内で平衡になると止まるまたは少なくとも減速することができる。
周囲パラメータ24の大きさおよび継続時間を監視および測定するために、拡散性成分22の濃度ならびに第1の層12および第3の層16の半導体材料を適切に選択しなければならない。材料および拡散性成分は、本センサ装置10が取り付けられる薬剤のタイプに応じて、それぞれの周囲パラメータ24の閾値を越えると、例えば周囲温度が所定温度24よりも上がるまたは下がると、拡散プロセスが開始または加速するように、選択され配置され得る。
センサ装置が、所定温度を下回るまたは上回った状態、したがって所定温度範囲内で保管され収納される限り、比較的長い期間をおいた後でも、拡散プロセスは測定されない。しかし、周囲温度24が所定閾値を越えるとすぐ、拡散プロセスは、少なくともゆっくりと開始する。温度24がさらに上昇して、例えば第2の所定温度を上回ると、拡散プロセスは、平衡配置(equilibrium configuration)に達するまで、それに応じて加速することができる。測定デバイス18によって測定されるべき第2の層の伝導度は、拡散度合いに応じて、それぞれの測定可能な変化の影響を受け得る。拡散性成分の一般拡散挙動は既知でありおよび/または基準化されているので、測定可能な拡散度合いによって、センサ装置10が周囲パラメータに曝された時間および/または強さに関する十分な情報の提供が可能になる。
第2の層14が実質的に非導電材料からなる場合、第1の層12と第2の層14の間の境界面に貫入する拡散性粒子22が多くなるほど、第2の層14の伝導度が高くなり、電気低効率が低くなり得る。拡散挙動は、特に、それぞれの薬剤の化学的または物理的な劣化特性に合わせて設計および適合され得る。したがって、薬剤の実際の必然的な劣化プロセスは、センサ装置によってマッピングされイメージ化され得る。
図3、4には、隣接する層12’’、14の寸法が拡散プロセスの規模に与える影響が示されている。ここで、第2の層14は、層の下面すなわち下面32と実質的に同一寸法の面30を備える。ただし、上面30の面セグメント34だけしか第1の層12’’に直接接触していない。したがって、拡散プロセスの度合いおよび規模、ならびに寸法が減少した第1の層12’’から第2の層14に向かってその内部に拡散する拡散性粒子22の総数は、第1の層12および第2の層14のそれぞれの接触面が実質的に同一である図4に示されるような実施形態に比べて減少する。
特に図示されていないが、第1の層12だけでなく第3の層16にも、第2の層14に向かって拡散するように適合された同じまたは他の拡散性成分22が最初に提供され得ることも考えられる。図3のスケッチにおいて、第2の層14の下側接触面36は、第3の層16の対応する上側接触面とほぼ一致しており完全に重なり合っている。
図5、6には、隣接して配置されている層12、14、16の間の境界面をまたぐ拡散の度合いを空間的に変える他の方法が示されている。図5には、三角形の形状であり、図5の左側にいくぶん広い端部セクション42があり、右側に示されるその反対端にはいくぶん小さく先が細くなった端部セクション44があることを特徴とする、特定の幾何学的構造40が示されている。さらに図6に示されるように、第1の層12は、間にボイド・スペース45、55、65がそれぞれあり形状が同一の4つの隣接して配置された幾何学的構造40、50、60、70を備えることができる。ボイド・スペースの代わりに、隣接して配置される幾何学的構造40、50、60、70の間の平面ギャップに異なる実質的に不活性の材料を充填することも考えられる。さらに図6に示されるように、第3の層16は、類似または実質的に同一の幾何学的構造を備える。したがって、第3の層16は、それぞれが三角形の形状であり層の平面内に互いに隣接して配置されることを特徴とする4つの幾何学的構造40、50、60、70を備える。
図6にさらに示されるように、実質的に同一形状の2つの層12、16は、面セグメントのパターン46を作り出すために、約90°互いに回転される。図6にはそのうちのいくつかのセグメント4040、4050、4060、4070、5040、6050、7040、7060が例示的に示されている。ここで、第1の層12および第3の層16の幾何学的構造40、50、60、70は、第1の層12および/または第3の層16の面法線(z)に沿った突出部において実質的に重なり合っている。図6に示されるように、第1の層12および第3の層16の実質的に重なり合う面セグメント40、50、60、70が互いに重なり合っているパターン46は、黒色領域として図示されている。
幾何学的構造40、50、60、70が三角形なので、これらの面セグメント4040、4050、4060、4070、・・・の寸法は、互いに異なる。実際には、それらの寸法は様々であることから、例えば面セグメント4070および7040は異なる一般拡散挙動を示すので、間に配置されている第2の層14の電気伝導度の変化はその場所だけ異なることになる。第2の層14も図6に示されるような重なり合った面セグメント4040、4050、4060、4070、5040、6050、7040、7060、・・・のパターンに概ね対応するパターン構造を備える場合、さらに有益であり得る。このようにして、センサ装置の測定可能範囲が拡大され、ならびにセンサによる拡散プロセスの監視可能期間が延長され得る。
図6に示されるセンサ装置10が温度監視装置として設計される場合、面セグメント4070は、いくぶん小さい面セグメント7040に比べてより高い拡散感受性を示すことができる。その結果、非限定的な例として、面セグメント7040は、約30℃に24時間より長く曝されると平衡配置したがって最高伝導度に達することができる。それに比べて、面セグメント4070は、少なくとも36℃に7日間より長く曝された後でないとそれに匹敵する伝導度を示すことができない。
残りの面セグメントは、これら2つの極端なサンプルの間の感度をそれぞれ提供することができる。実際、寸法が異なる多数の面セグメントを特徴とするセンサ装置10は、かなり広い温度範囲をカバーし、数ヶ月または数年を含むかなり長い期間をカバーすることができる。なんらかの拡散プロセスが、所定の温度閾値未満では比較的不活性であるが温度がそうした閾値を上回って上昇するとすぐに幾何級数的に増加することができることが、特に有益であり得る。
この文脈において、センサ装置が、明るく照明されている環境もしくはやや湿潤の環境に曝されるとき、またはセンサ装置が、層12、14、16のいずれかに貫入して内部にそれ自体が拡散するように適合された特定のガス状物質の近くに曝されるとき、類似の拡散挙動が観察され得ることに留意されたい。
さらに、図6に示されるような実施形態は、第3の層16に対して第1の層12が90°回転されるため、多数の面セグメントが実質的に等しい寸法を有することを特徴としている。例えば、2つの面セグメント5040および7060は、寸法が実質的に等しい。面セグメント5040および7060は、周囲パラメータまたは周囲条件に曝されると、概して、同一または少なくとも非常に似た拡散挙動を示す。このようにして、一種の2倍の冗長が提供可能であり、および/または2つの相互に関連付けられた面セグメント5040、7060の測定可能な伝導度は、平均値の決定に使用可能である。
前述したように、本センサ装置10は、センサ装置10が曝されてきた温度履歴を決定し監視するのに適用可能なだけではない。さらに、センサ装置10は、HOに曝されると化学反応を示すドーパント物質22のような分子成分を用いることによって湿度センサとして使用することもできる。その場合、化学反応の残留成分および/または反応生成物は、センサ装置10が湿気に曝された後、第2の層14内に拡散することができる。この目的のため、第1の層または第3の層の少なくとも一方が周囲大気に接触していなければならない。
さらに、センサ装置は、周囲環境中の化学構造の検出にも適している。したがって、センサ装置は、層12、14、16のうちの少なくとも1つが周囲大気中に存在するガス状物質を受け入れやすいおよび/または取り囲みやすい、ガス・センサとしても適用可能である。例えば、分子状酸素または他のガスは、センサ装置が周囲大気に曝されるとすぐに、第1の層12内に拡散してそれを通って第2の層14に拡散することができる。
最後に、図7には、アンテナ回路28および処理装置38をさらに備えたセンサ装置10が示されている。アンテナ回路28は、電力信号を受信および/または送信するように特に適合されており、層12、14、16からなるスタック26の第2の層14の伝導度を決定するのにそこから電力が引き出され得る。したがって、センサ装置10全体は、オンサイト電源を必要とせずRFID読取装置のブロードキャスト・エリア内に配置されたときだけ起動される、受動的なRFIDタグとして設計されてもよい。
概して、層12、14、16の間の拡散プロセスは監視され測定されるべき周囲条件にしか支配されず制御されないので、センサ装置10にそれ自体の電源は必要ない。
10 センサ装置
12 層
14 層
16 層
18 測定デバイス
20 接点
22 拡散性成分/ドーパント
24 周囲パラメータ
26 スタック
28 アンテナ回路
30 上面
32 下面
34 接触面セグメント
36 接触面セグメント
38 処理装置
40 幾何学的構造
42 端部セクション
44 端部セクション
45 ボイド・スペース
46 パターン
50 幾何学的構造
55 ボイド・スペース
60 幾何学的構造
65 ボイド・スペース
4040 面セグメント
4050 面セグメント
4060 面セグメント
4070 面セグメント
5040 面セグメント
6050 面セグメント
7040 面セグメント
7060 面セグメント

Claims (13)

  1. 少なくとも1つの周囲パラメータ(24)を監視するセンサ装置であって:
    第1の電気伝導度を示す第1の層(12)と、
    該第1の電気伝導度とは異なる第2の電気伝導度を示し、該第1の層(12)に少なくとも部分的に直接接触する、少なくとも第2の層(14)と
    該第2の層(14)の第1の層(12)とは面さない面に少なくとも部分的に直接接触する第3の層(16)と
    を備え、
    ここで、該第1の層(12)および該第2の層(14)は、初期構造で、異なる濃度の拡散性成分(22)を含み、該第1の層(12)および/または該第2の層(14)の伝導度に影響を与え、
    該第1の層(12)および第3の層(16)は、それぞれの層(12、16)の平面内にあり、充填材料によってまたはボイド・スペース(45、55、65)によって分離される、少なくとも2つの重なり合わない幾何学的構造(40、50、60、70)を備える、上記センサ装置。
  2. 拡散性成分(22)の拡散挙動は、周囲パラメータ(24)の大きさの影響を受け得る、請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 第1の層(12)に埋め込まれるまたは配置される拡散性成分(22)は、第2の層(14)に向かってまたはその内部に拡散するように適合される、請求項1または2に記載のセンサ装置。
  4. 周囲パラメータ(24)は、周囲温度、周囲照度、周囲湿度および/または周囲ガス状物質濃度のいずれかである、請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  5. 第1の層(12)および第3の層(16)は、それらの間に挟まった第2の層(14)の伝導度を決定する測定デバイス(18)に電気的に接続可能である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  6. 第1の層(12)および/または第3の層(16)は、拡散性成分(22)を含む導電性材料または半導体材料からなり、拡散性成分(22)は拡散性ドーパント物質である、請求項1〜5のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  7. 第1の層(12)および第3の層(16)は、有機半導体からなる、請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 拡散性ドーパント物質は、H2Oに曝されると化学反応を示す分子成分を含む、請求項
    6または7に記載のセンサ装置。
  9. 第2の層(14)は、第1の層(12)および第3の層(16)に隣接して配置される異なる寸法の接触面(34、36)を有する、等しい寸法の少なくとも2つの反対に位置する面セグメント(30、32)を備える、請求項1〜8のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  10. 第1の層(12)の少なくとも1つの幾何学的構造(40、50、60、70)は、第1の層(12)および/または第3の層(16)の面法線(z)に平行な突出部において、第3の層(16)の少なくとも1つの幾何学的構造(40、50、60、70)を横切る、請求項1に記載のセンサ装置。
  11. 第1の層(12)および第3の層(16)は、同一の幾何形状を備え、第1の層(12)は、第1の層(12)および/または第3の層(16)の面法線(z)に平行に延びる回転軸により第3の層(16)に対して回転される、請求項1〜10のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  12. 電気アンテナ回路(28)および/または処理装置(38)をさらに備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載のセンサ装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項による少なくとも1つのセンサ装置(10)を備える、少なくとも1つのアイテムのための包装。
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