JP6262106B2 - バンド体締付具 - Google Patents

バンド体締付具 Download PDF

Info

Publication number
JP6262106B2
JP6262106B2 JP2014184030A JP2014184030A JP6262106B2 JP 6262106 B2 JP6262106 B2 JP 6262106B2 JP 2014184030 A JP2014184030 A JP 2014184030A JP 2014184030 A JP2014184030 A JP 2014184030A JP 6262106 B2 JP6262106 B2 JP 6262106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
fastener
band
band body
lever body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014184030A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016056880A (ja
Inventor
一啓 加納
一啓 加納
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Kogyo KK
Original Assignee
Mirai Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mirai Kogyo KK filed Critical Mirai Kogyo KK
Priority to JP2014184030A priority Critical patent/JP6262106B2/ja
Publication of JP2016056880A publication Critical patent/JP2016056880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6262106B2 publication Critical patent/JP6262106B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)

Description

本発明は、帯状のバンド体の一端側が固定される締付具本体と、当該締付具本体に回動軸部を介して軸支されるレバー体とから成るバンド体締付具に関するものである。
上記構成のバンド体締付具は、レバー体を前記締付具本体の側に閉じることで、バンド体の他端側を引き寄せて、被締付物に対してバンド体を締め付ける構成であって、従来のバンド体締付具の一つが特許文献1に記載されている。
特許文献1の図1〜図20に記載のバンド締付け具は、本体2の長手方向の一端部における幅方向の両端部に側板5が形成され、各側板5には、内側に開口した凹状の軸受12が形成され、凹状の各軸受12の内周面には、後述の回動レバー3の各回転軸25が係合される突起17がそれぞれ突設されている。回動レバー3の長手方向の一端部には、バンドBを巻き込むための巻き込み軸28が設けられ、当該巻き込み軸28の両端面の部分に設けられた各後側板24には、回転軸25がそれぞれ設けられている。
本体2の側板5に形成された凹状の各軸受12には、回動レバー3の各回転軸25が嵌め込まれることで、本体2に対して回動レバー3が回動可能に支持されて、本体2に対して回動レバー3を閉じることで、本体2の長手方向の他端部に形成された係合爪20と、回動レバー3の上板22の裏面側に形成された爪受け42との係合により、本体2に対して回動レバー3が開方向に回動しない構造になっている。
バンドBの両端部は、それぞれ本体2及び回動レバー3の巻き込み軸28に巻き付けられ、本体2に対して回動レバー3を倒すことで、本体2に対して回動レバー3が少しずつスライドすることで、凹状の各軸受12内において回動レバー3の各回転軸25が前記突起17に係合されると共に、本体2の長手方向の他端部の係合爪20と回動レバー3の爪受け42とが係合され、前記バンドBに作用する張力によって、回転軸25及び係合爪20の各係合状態が維持される構成である。
このように、特許文献1に開示のバンド締付け具は、回動レバー3の回動時において、本体2に対して徐々にスライドして、本体2に対して回動レバー3が完全に閉じられた状態で、本体2に対する回動レバー3のスライドが停止する構成であって、回動レバー3の回動操作を安定して行えない。
特許文献1に開示のいずれの実施例においても、バンドBに作用する大きな張力により、本体2と回動レバー3とが相対的にスライドしながら、本体2に対して回動レバー3が回動する構成である。よって、本体2に対して回動レバー3が閉止されて、本体2と回動レバー3との相対スライドが停止された状態において、本体2の係合部(突起17又は凹凸条44)と回動レバー3の被係合部(回転軸25の切欠き26又は凹凸条47)とが完全に係合しないで、即ち、不完全係合の状態で、本体2に対して回動レバー3が閉止される恐れがあるため、バンド締付け具としてのバンドBの締付け状態の安定性に欠ける問題もある。
また、本体2に対して回動レバー3が閉じられて、バンドBに作用する張力により被締付物を締め付けた状態では、本体2に対する回動レバー3の支持は、一対の回転軸25の部分のみで行われる構造であるため、締付状態における回動レバー3の支持力が小さいという問題もある。
国際公開第2013/145118号公報
本発明は、バンド体による被締付物の締付け時におけるレバー体の回動操作が容易なバンド体締付具の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、帯状のバンド体の一端側が固定される締付具本体と、当該締付具本体に回動軸部を介して軸支されるレバー体とから成り、当該レバー体を前記締付具本体の側に閉じることで、前記バンド体の他端側を引き寄せて、被締付物に対してバンド体を締め付ける構成のバンド体締付具であって、前記レバー体及び締付具本体のいずれか一方には、前記回動軸部が設けられ、その他方には、当該回動軸部を軸支する軸受部、及び当該回動軸部を前記バンド体の張力方向に沿って支持する支持部が設けられ、前記回動軸部には、前記締付具本体に対して前記レバー体が閉じられる直前まで、当該締付具本体とレバー体とが相対的にスライドするのを防止すべく、前記支持部に摺接する円盤状のスライド防止部が設けられて、当該スライド防止部の外周面には、円弧溝状をしたスライド可能溝が形成され、前記締付具本体に対してレバー体を閉じることで、バンド体の張力により、前記締付具本体とレバー体とが相対的にスライドして、前記スライド可能溝に前記支持部が嵌り込む構成であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、締付具本体に対してレバー体を回動させる際に、レバー体又は締付具本体のいずれか一方に設けられた回動軸部を構成するスライド防止部が、その他方に設けられた支持部に摺接することで、バンド体に作用する張力は、当該支持部で支持されて、回動軸部を構成する支持軸部には、全く作用せず、しかも締付具本体とレバー体とは、相対的にスライドしないので、締付具本体に対するレバー体の回動操作が容易となる。
また、締付具本体に対するレバー体の回動が完結させる直前において、円盤状のスライド防止部を摺接させていた支持部は、当該スライド防止部の外周面に設けられた円弧溝状のスライド可能溝に嵌め込まれることで、レバー体と締付具本体とは、バンド体に作用する張力によって、当該張力の作用方向に沿って相対的に一気にスライドすることで、締付具本体に対してレバー体が完全に閉じられて、当該レバー体の開方向への回動が不能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レバー体、及び締付具本体には、前記バンド体の張力の作用方向に沿って係合して、前記レバー体の開方向への回動を不能とする係合部、及び被係合部がそれぞれ形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、締付具本体に対してレバー体が閉じられることで、当該レバー体及び締付具本体に設けられた係合部と被係合部とは、前記バンド体の張力の作用方向に沿って互いに係合するため、締付具本体に対してレバー体が閉じられた状態において、当該レバー体が引き起こされるのを一層確実に防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記回動軸部を構成する前記スライド防止部と、幅方向の両端部に設けられた一対の支持軸部とは、それぞれ個別に設けられていることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、締付具本体に対してレバー体が閉じられた状態において、バンド体に作用する張力は、レバー体又は締付具本体の一方に設けられた回動軸部を構成する円盤状のスライド防止部が、その他方に設けられた支持部に当接することのみで支持されて、一対の回動軸部には、一切作用しないので、レバー体の回動操作が容易になると共に、当該一対の回動軸部の剛性を高める必要はない。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記回動軸部は、レバー体に設けられていて、当該回動軸部には、バンド体の他端部を部分巻付けして引っ掛けるためのバンド体引掛け部が形成され、前記締付具本体に対してレバー体を閉じることで、バンド体に作用する張力により、前記バンド体引掛け部は前記支持部に支持される構成であることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、締付具本体に対してレバー体を閉じて、バンド体により被締付物を締め付けている状態において、スライド防止部は支持部で支持されると共に、バンド体の他端部を部分巻付けして引っ掛けるためのバンド体引掛け部も当該支持部で支持されることで、バンド体に作用する張力は、締付具本体のほぼ全幅に亘って支持される構成であるので、バンド体に作用する張力の支持力が一層に大きくなる。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明において、前記レバー体及び締付具本体には、それぞれ係合解除溝が、一部が互いに重複した状態で、前記バンド体の張力の作用方向に沿ってずれて形成されていることを特徴としている。
請求項5の発明によれば、バンド体を緩める必要が生じた場合には、レバー体及び締付具本体に設けられた各係合解除溝にマイナスドライバー等の工具の先端部を挿入して、回動させると、バンド体の張力に抗して、レバー体と締付具本体とが相対的にスライドして、レバー体及び締付具本体に設けられた係合部と被係合部との係合が解除されて、締付具本体に対してレバー体を引き起こすことができる。
本発明によれば、締付具本体に対してレバー体を回動させる際に、レバー体又は締付具本体のいずれか一方に設けられた回動軸部を構成するスライド防止部が、その他方に設けられた支持部に摺接することで、バンド体に作用する張力は、当該支持部で支持されて、回動軸部を構成する支持軸部には、全く作用せず、しかも締付具本体とレバー体とは、相対的にスライドしないので、締付具本体に対するレバー体の回動操作が容易となる。
締付具本体E及びレバー体Lを斜上方から見た分離状態の斜視図である。 締付具本体E及びレバー体Lを斜下方から見た分離状態の斜視図である。 (a)は、締付具本体Eの平面図、(b)は、(a)のX1 −X1 線断面図である。 (a),(b)は、それぞれ図3(a)のX2 −X2 線及びX3 −X3 線の断面図である。 (a),(b)は、それぞれレバー体Lの平面図及び側面図である。 (a)は、図5(a)のY−Y線断面図であり、(b)は、(a)のZ−Z線断面図である。 (a),(b)は、それぞれ締付具本体Eに対するレバー体Lが開状態、及びレバー体Lが閉じて、締付具本体Eの被係合溝18とレバー体Lの係合突起39とが係合した状態の斜視図である。 (a),(b)は、締付具本体Eに対してレバー体Lが開いている状態、及び閉じられる直前の状態を示す縦断面図である。 (c),(d)は、締付具本体Eに対してレバー体Lが完全に閉じられて、締付具本体Eの被係合溝18とレバー体Lの係合突起39とが係合する前後の状態を順次示す縦断面図である。 締付具本体Eの被係合溝18とレバー体Lの係合突起39との係合を解除する状態を示す斜視図である。 本発明に係るバンド体締付具Fを用いて、架設ポール71に対して機器収容ボックス72を取付けた状態の斜視図である。
以下、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1及び図2に示されるように、本発明に係るバンド体締付具Fは、バンド体Bの一端側に固定される締付具本体Eと、当該締付具本体Eに回動可能に軸支されるレバー体Lとから成り、いずれも樹脂の射出成形品である。締付具本体Eは、レバー体Lの回動軸部Rを軸支可能な構造になっているので、当該締付具本体Eの説明は、レバー体Lの説明を交えて行う。締付具本体Eは、図1〜図4に示されるように、底壁部1の両側に一対の側壁部2が対向して一体に形成され、当該底壁部1は、バンド体Bの配置方向に沿ってほぼ二分した場合に、バンド体Bの一端側B1 が挿通・固定されると共に、その他端側B2 が挿通される厚肉のバンド体挿通・固定部3と、レバー体Lの回動軸部Rを収容して回動可能に軸支するための前記バンド体挿通・固定部3よりは、遥かに薄肉の軸支部4とから成る。
レバー体Lは、図1、図2、図5及び図6に示されるように、レバー部31の基端部に回動軸部Rが一体に設けられた構造であって、回動軸部Rは、ほぼ直径方向に設けられたバンド体挿通孔32にバンド体Bの他端側B2 が挿通されて、当該バンド体Bに作用する張力Tにより当該バンド体Bを引掛け固定するバンド体引掛け固定部33と、締付具本体Eに対してレバー体Lが開状態において、当該レバー体Lがバンド体Bの他端側B2 の張力Tの作用方向にスライドされるのを防止するために、当該バンド体引掛け固定部33の軸方向の両端部に一体に設けられた略円盤状をした一対のスライド防止部34と、締付具本体Eに対してレバー体Lを回動可能に軸支するために、当該一対のスライド防止部34の外側面に一体に設けられた一対の支持軸部35とから成る。側面視において、支持軸部35は完全円形であるが、バンド体引掛け固定部33及びスライド防止部34は、非完全円形であり、その外径は、支持軸部35、バンド体引掛け固定部33、スライド防止部34の順で大きくなっている。前記バンド体挿通孔32は、図6に示されるように、回動軸部Rの全体の回動軸心C0 に対してずれた位置であって、しかもバンド体Bを鋭角状にして引っ掛けるために、レバー部31の長手方向に対して非直角に形成されている。なお、締付具本体Eに対するレバー体Lの組み付けを可能にするために、支持軸部35におけるレバー部31の先端と反対側の部分は、テーパー面部35aが形成されている。
図1、図2及び図 5(b)に示されるように、一対のスライド防止部34の外周面におけるレバー部31とほぼ反対側であって、肉厚方向に沿って外側の部分には、締付具本体Eに対してレバー体Lが閉じられた状態において、バンド体Bの他端側B2 の張力Tにより、締付具本体Eに対するレバー体Lのスライドを可能にするための円弧状のスライド可能溝36が形成されている。図 5(b)に示されるように、スライド可能溝36は円弧状であって、この円弧の中心C3 は、回動軸部Rの回動軸心C0 に対してレバー部31の側に、レバー体Lのスライド量Sだけずれた位置に配置されている。前記スライド防止部34の円形部の外径を(D)とした場合において、前記スライド可能溝36の底面である円弧面は、前記中心C3 を中心とする半径(D/2)の円弧である。
レバー部31は、天板部37の幅方向の両端に側板部38が、組付け状態で締付具本体Eの側に向けて一体に形成されたものであって、当該レバー部31の先端部の両側板部38には、一対の係合突起39が幅方向に突出して形成され、天板部37と一対の側板部38の各交差部における前記係合突起39よりも回動軸部Rの側に近い部分には、それぞれ係合解除溝41が形成されている。ここで、図5(b)において、回動軸部Rの回動軸心C0 と前記係合突起39の当該回動軸心C0 の側の端縁との距離を(M)と定める。なお、図1、図2及び図6において、42は、レバー体Lの裏面側において、バンド体Bの他端側B2 の部分を喰い込ませるために、バンド体挿通孔32に臨む部分に形成された喰込み突起を示し、43は、レバー体Lの閉操作を行う際に、人の指先を引っ掛けるためにレバー部31の先端部の上面に設けられた指先引掛け部を示し、44は、バンド体引掛け固定部33において、バンド体挿通孔32と平行に設けられた肉盗み部を示す。
次に、図1〜図4を参照して、締付具本体Eについてレバー体Lとの関係において、更に詳細に説明する。締付具本体Eの軸支部4は、レバー体Lの回動軸部Rを収容して回動可能に軸支する部分であって、一対の側壁部2の内側面には、レバー体Lの回動軸部Rの支持軸部35を支持する凹溝状の軸受凹部5が対向して形成されていると共に、底壁部1におけるレバー体Lの回動軸部Rが収容される部分は、回動軸部Rの支持軸部35の外径に対応する円弧面状に形成されている。前記軸受凹部5は、底壁部1を貫通する方形溝の上端に略半円状をした略半円溝が接続された形状であって、当該軸受凹部5の略半円状の部分においてレバー体Lの支持軸部35が支持される。軸受凹部5の略半円状の部分の形状を詳細に説明すると、当該支持軸部35の外径に対応した二つの四分円弧(中心角が90°の円弧)が、レバー体Lのスライド量Sだけ、締付具本体Eとレバー体Lとの相対的なスライド方向P〔図8−B(c)参照〕に沿って離れて配置されて、二つの四分円弧がスライド量Sの長さの線分で連結された形状である。バンド体挿通・固定部3に近い側の四分円弧の中心は、締付具本体Eに対してレバー体Lを回動可能に連結した(組み付けた)状態において、当該レバー体Lの回動軸心C0 が配置される位置C1 であると共に、バンド体挿通・固定部3から離れた側の四分円弧の中心は、締付具本体Eに対してレバー体Lが、バンド体Bの張力Tによりスライドされた後の後述の「係合状態」におけるレバー体Lの回動軸部Rの回動軸心C0 が配置される位置C2 となる。なお、軸受凹部5が底壁部1を貫通して形成されているのは、射出成形時に使用されるスライド型によるものであって、レバー体Lの回動軸部Rを支持するという機能上の意味は全くない。
また、図1〜図4において、締付具本体Eの軸支部4における前記軸受凹部5よりもバンド体挿通・固定部3から離れた位置の底壁部1には、一対の第1支持板部6と、当該一対の第1支持板部6の間に配置された一対の第2支持板部7との計4つの支持板部6,7が当該底壁部1の幅方向に沿って所定間隔をおいて一体に設けられている。一対の第1支持板部6は、レバー体Lの回動軸部Rを構成する一対のスライド防止部34の軸心方向に沿った配置位置に対応した位置である各側壁部2の内側に配置されて、締付具本体Eにレバー体Lを連結した(組み付けた)状態において、前記一対のスライド防止部34の一部が摺接して、レバー体Lの開状態において、当該レバー体Lがスライドするのを防止する基本作用を有し、レバー体Lの閉状態において、レバー体Lの回動軸部Rの各スライド防止部34の外周面に設けられたスライド可能溝36に第1支持板部6が嵌り込んで、当該レバー体Lのスライドを可能にすることで、締付具本体Eの後述の被係合溝18とレバー体Lの前記係合突起39との係合が解除されるのを不能としている。従って、第1支持板部6の支持面6aは、前記位置C1 を中心とする半径(D/2)の円弧面で形成される。なお、図4(a)において、2点鎖線の円で示されるK1 ,K2 は、それぞれレバー体Lの開状態、及びレバー体Lの係合突起39と締付具本体Eの被係合溝18との係合状態におけるスライド防止部34の配置位置を示す。
また、一対の第1支持板部6の間に配置された一対の第2支持板部7は、締付具本体Eに対してレバー体Lがスライド量(S)だけスライドされて、レバー体Lの係合突起39と締付具本体Eの被係合溝18とが係合された状態において、レバー体Lのバンド体引掛け固定部33が当接することで、バンド体Bの張力Tにより、レバー体Lの全体が当該張力Tにより引っ張られる力を受ける部分であり、図4(b)において、2点鎖線の円で示されるK3 は、この状態におけるバンド体引掛け固定部33の配置位置を示す。従って、第2支持板部7の支持面7aは、前記位置C2 を中心とするバンド体引掛け固定部33の外径と同一の円弧面となっている。
厚肉状のバンド体挿通・固定部3には、バンド体Bの基端側を挿通して、底壁部1の底面から突出させるバンド体挿通孔11がバンド体Bの配置方向に貫通して設けられていると共に、当該バンド体挿通孔11は、底壁部1に設けられたバンド体引出孔12に連通している。止金具13は、金属板を鈍角状に折り曲げて形成され、バンド体挿通・固定部3には、バンド体挿通孔11に連通する止金具挿入開口14がレバー体Lが配置される面に開口して設けられ、当該止金具挿入開口14から止金具13が内部に挿入されて、止金具13の基端部が止金具挿入孔15に挿入固定されて、その先端部が、バンド体Bに作用する張力により当該バンド体Bの基端側の端部に喰い込むことで、当該バンド体Bの基端側が締付具本体Eに固定される。
バンド体挿通・固定部3の上面は、軸支部4から離れるに従って徐々に厚肉となるような傾斜面16と、一対の側壁部2の上端面と平行な平行面17とが接続されて形成され、バンド体挿通・固定部3の前記平行面17の部分の一対の側壁部2には、内側面から見てL字形をした被係合溝18が形成されている。被係合溝18は、前記平行面17に対して垂直な挿入溝部18aと、前記平行面17と平行となって、当該挿入溝部18aから軸支部4の側に向けて設けられた被係合溝部18bとから成る。なお、被係合溝18の被係合溝部18bが挿入溝部18aを超えて、側壁部2の端部まで達しているのは、締付具本体Eの射出成形時に使用されるスライド型によるものであって、レバー体Lの係合突起39と係合する係合機能とは無関係の構造である。
なお、図1及び図3に示されるように、締付具本体Eの軸支部4の部分の一対の側壁部2の上端には、側壁部2からのレバー体Lのスライド防止部34の突出部を覆うような三日月状の覆板部19が設けられ、当該覆板部19の内側面は、締付具本体Eに対するレバー体Lの組み付けを容易にするためにテーパー面19aに形成されている。
締付具本体Eに対してレバー体Lを組み付けるには、支持軸部35のテーパー面部35aを真下にして、締付具本体Eの軸支部4に対してレバー体Lを押し込むと、締付具本体Eの軸支部4の一対の側壁部2が僅かに拡開されて、締付具本体Eの軸支部4にレバー体Lの回動軸部Rが収容配置される。これにより、締付具本体Eの一対の軸受凹部5にレバー体Lの一対の支持軸部35が配置されると共に、軸支部4の底面である底壁部1の上面の円弧面と一対の第1支持板部6の支持面6aにレバー体Lのスライド防止部34が摺接されることで、締付具本体Eの軸支部4にレバー体Lの回動軸部Rが回動可能に支持される。
図8−Aに示されるように、締付具本体Eに対してレバー体Lが開いている状態〔図8−A(a)〕において、締付具本体Eに対してレバー体Lを回動させて閉じることで、図8−A(b)に示されるように、締付具本体Eに対してレバー体Lが完全に閉じられる直前までは、バンド体Bに作用する張力Tは、レバー体Lの一対のスライド防止部34が、締付具本体Eの一対の第1支持板部6の支持面6aに摺接することで、当該一対の第1支持板部6の部分で支持されて、締付具本体Eに対してレバー体Lは全くスライドしない。この結果、締付具本体Eに対してレバー体Lを軸支する支持軸部35と、バンド体Bの張力Tを受ける部材(締付具本体Eの第1及び第2の各支持板部6,7と、レバー体Lのスライド防止部34及びバンド体引掛け固定部33)とが分離されていて、締付具本体Eに対してレバー体Lを回動させて閉じる際には、締付具本体Eに対してレバー体Lを支持している一対の支持軸部35は、バンド体Bの張力Tが全く作用せず、しかもスライドもしないので、締付具本体Eに対するレバー体Lの回動操作が容易となる。
図8−A(b)の状態において、締付具本体Eに対してレバー体Lを更に回動させると、レバー体Lの係合突起39が、締付具本体Eの被係合溝18の挿入溝部18aに挿入され〔図8−B(c)〕、その後に、バンド体Bの張力Tにより、当該レバー体Lが第1及び第2の各支持板部6,7の側に近付くように、締付具本体Eとレバー体Lとがスライド量(S)だけ相対的に一気にスライドされることで、締付具本体Eの一対のスライド防止部34の外周面に設けられた各スライド可能溝36に各第1支持板部6が嵌り込むと共に、締付具本体Eの被係合溝部18bに、レバー体Lの係合突起39が挿入されて係合され〔図8−B(d)〕、バンド体Bに作用する張力Tによって、スライド防止部34のスライド可能溝36に第1支持板部6が嵌り込んだ状態、及び被係合溝部18bと係合突起39との係合状態が維持されることで、当該係合が解除されなくなる。ここで、一対のスライド防止部34の各スライド可能溝36に左右一対の第1支持板部6がそれぞれ嵌り込むことで、締付具本体Eに対するレバー体Lの開方向への回動を防止できるが、被係合溝部18bと係合突起39との係合により、当該レバー体Lの開方向への回動を一層確実に防止している。なお、図4(a)において、被係合溝18の挿入溝部18aの軸支部4の側の端面と前記位置C1 との間の距離(M’)は、前記距離(M)よりも僅かに小さくなっていて、レバー体Lの閉状態で、締付具本体Eの被係合溝18の挿入溝部18aに対するレバー体Lの係合突起39の挿入を可能にしている。
また、図8−B(d)の状態では、バンド体Bの張力Tにより、レバー体Lのバンド体引掛け固定部33は、一対の第2支持板部7の各支持面7aに当接することで、バンド体Bの張力Tは、一対の第1支持板部6及び一対の第2支持板部7によって支持される。換言すると、バンド体Bの張力Tは、締付具本体E及びレバー体Lの幅方向のほぼ全幅に亘って支持されるので、その支持力は、極めて大きくなる。
そして、例えば、図10に示されるように、バンド体締付具Fを用いて、架設ポール71に機器収容ボックス72を固定するには、一端側B1 が締付具本体Eに固定されたバンド体Bを、機器収容ボックス72の背面のバンド体挿通孔73に挿通させ、当該バンド体Bの他端側B2 をレバー体Lの回動により引き寄せて、当該レバー体Lに固定する。即ち、図7(a)及び図8−A(a)に示されるように、締付具本体Eに対してレバー体Lを起立させて、当該レバー体Lのバンド体引掛け固定部33に設けられたバンド体挿通孔32にバンド体Bの他端側の端部を挿通させ、この状態で、図8−B(d)に示されるように、レバー体Lを締付具本体Eの側に引き倒す。これにより、レバー体Lのバンド体引掛け固定部33のバンド体挿通孔32に挿通されたバンド体Bは、2箇所で鋭角状に屈曲されることで、当該バンド体Bは、弛むことなく締め付けられて、架設ポール71に機器収容ボックス72が固定される。なお、バンド体Bの前記屈曲部よりも先端の余長部は、締付具本体Eのバンド体挿通・固定部3の傾斜面16及び平行面17とレバー体Lのレバー部31との間に挟まれる。
また、締付具本体Eに対してレバー体Lを引き倒すことで、レバー体Lの係合突起39は、締付具本体Eの被係合溝18の挿入溝部18aに挿入された後に、バンド体Bの張力Tにより、締付具本体E及びレバー体Lが互いに引っ張られることで、締付具本体E及びレバー体Lは、当該レバー体Lが締付具本体Eの第1及び第2の各支持板部6,7の側に近接するように、相対的にスライドさせられて、レバー体Lの係合突起39は、締付具本体Eの被係合溝18の被係合溝部18bに挿入係合され、バンド体Bの張力Tにより、この係合状態が維持されるため、係合が解除されることはない。当該レバー体Lの一対のスライド防止部34の外周に形成された各スライド可能溝36に一対の第1支持板部6が嵌り込むことで、レバー体Lの上記スライドが可能となる。また、図7(b)及び図 8−B(d)に示されるように、締付具本体E及びレバー体Lの上記した相対的なスライドにより、レバー体Lのバンド体引掛け固定部33が一対の第2支持板部7に当接されるために、バンド体Bの他端側B2 の張力Tによりレバー体Lに作用する引張力を有効に受け止めることができることは、上記した通りである。
また、締付具本体Eの被係合溝部18bとレバー体Lの係合突起39との係合は、バンド体Bに作用する張力Tにより、締付具本体Eとレバー体Lとが相対的にスライドされることで、解除不能となっている。このため、バンド体締付具Fを用いてバンド体Bを締め付けている状態において、締付具本体Eの被係合溝18とレバー体Lの係合突起39との係合を解除することは、容易ではない。
そこで、前記係合の解除を容易にするために、締付具本体Eの一対の側壁部2における被係合溝18よりも軸支部4に近い部分には、レバー体Lの係合解除溝41に対応する係合解除溝21が形成されている。図9及び図10に示されるように、レバー体Lが締付具本体Eに対して閉状態において、バンド体Bの張力Tにより、締付具本体Eとレバー体Lとが相対的にスライドさせられて、上記した「係合状態」となった場合には、締付具本体Eの係合解除溝21とレバー体Lの係合解除溝41とは、バンド体Bの張力Tの作用方向Pに沿って、一部が重複した状態でずれて配置されている。これにより、バンド体Bの張力Tの作用方向Pに沿って一部が重複した状態でずれて配置された各係合解除溝21,41に亘って、マイナスドライバー61の先端部を挿入した状態で、当該マイナスドライバー61をこじる(無理に回動させる)と、締付具本体Eとレバー体Lとは、上記と逆方向にスライドされて、締付具本体Eの被係合溝18の被係合溝部18bと、レバー体Lの係合突起39との係合が解除されて、締付具本体Eに対してレバー体Lを開くことができる状態となる。
また、上記実施例では、レバー体Lの側に支持軸部35が設けられ、締付具本体Eの側に、当該支持軸部35を支持する軸受凹部5が設けられているが、支持軸部及び軸受凹部が形成される部材を、上記実施例と逆にしてもよい。即ち、締付具本体Eの一対の側壁部2の内側面に短軸状の支持軸部が設けられ、レバー体Lのスライド防止部34の外側面に軸受凹部を設けることも可能である。
本発明の本質は、締付具本体に対してレバー体が閉状態において、バンド体に作用する張力によって、締付具本体に対してレバー体が当該張力の作用方向に僅かにスライドされる構造にして、レバー体の係合部と締付具本体の被係合部との係合の解除を不能にした構成に存在する。従って、バンド体に作用する張力によって、締付具本体に対してレバー体が当該張力の作用方向に僅かにスライドされる構造が採用されておれば、レバー体の係合部と締付具本体の被係合部とは、両者が相対的にバンド体の張力の作用方向にスライド可能な位置であれば、上記実施例のように、レバー体Lのレバー部31の先端部、及び締付具本体Eのバンド体挿通・固定部3の側の端部のみならず、いずれの位置であってもよい。具体的には、レバー体Lのレバー部31における回動軸部Rに近い部分に係合部を設け、締付具本体Eにおける当該係合部に対応する位置に被係合部を設けることも可能である。
B:バンド体
1 :バンド体の一端側
2 :バンド体の他端側
0 :回動軸部の回動軸心
1 :締付具本体におけるレバー体の回動時の回動軸心の位置
2 :締付具本体におけるレバー体の係合時の回動軸心の位置
3 :円弧状のスライド可能溝の形成の中心
E:締付具本体
F:バンド体締付具
L:レバー体
P:バンド体の張力の作用方向(締付具本体とレバー体との相対的なスライド方向)
R:レバー体の回動軸部
S:レバー体のスライド量
T:バンド体の張力
5:軸受凹部(軸受部)
6:第1支持板部(支持部)
6a:支持面
7:第2支持板部(支持部)
7a:支持面
18:被係合溝(被係合部)
18a:挿入溝部
18b:被係合溝部
21:締付具本体の係合解除溝
33:バンド体引掛け固定部
34:スライド防止部
35:支持軸部
36:スライド可能溝
39:係合突起(係合部)
41:レバー体の係合解除溝

Claims (5)

  1. 帯状のバンド体の一端側が固定される締付具本体と、当該締付具本体に回動軸部を介して軸支されるレバー体とから成り、
    当該レバー体を前記締付具本体の側に閉じることで、前記バンド体の他端側を引き寄せて、被締付物に対してバンド体を締め付ける構成のバンド体締付具であって、
    前記レバー体及び締付具本体のいずれか一方には、前記回動軸部が設けられ、その他方には、当該回動軸部を軸支する軸受部、及び当該回動軸部を前記バンド体の張力方向に沿って支持する支持部が設けられ、
    前記回動軸部には、前記締付具本体に対して前記レバー体が閉じられる直前まで、当該締付具本体とレバー体とが相対的にスライドするのを防止すべく、前記支持部に摺接する円盤状のスライド防止部が設けられて、当該スライド防止部の外周面には、円弧溝状をしたスライド可能溝が形成され、
    前記締付具本体に対してレバー体を閉じることで、バンド体の張力により、前記締付具本体とレバー体とが相対的にスライドして、前記スライド可能溝に前記支持部が嵌り込む構成であることを特徴とするバンド体締付具。
  2. 前記レバー体、及び締付具本体には、前記バンド体の張力の作用方向に沿って係合して、前記レバー体の開方向への回動を不能とする係合部、及び被係合部がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバンド体締付具。
  3. 前記回動軸部を構成する前記スライド防止部と、幅方向の両端部に設けられた一対の支持軸部とは、それぞれ個別に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバンド体締付具。
  4. 前記回動軸部は、レバー体に設けられていて、当該回動軸部には、バンド体の他端部を部分巻付けして引っ掛けるためのバンド体引掛け部が形成され、
    前記締付具本体に対してレバー体を閉じることで、バンド体に作用する張力により、前記バンド体引掛け部は前記支持部に支持される構成であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のバンド体締付具。
  5. 前記レバー体及び締付具本体には、それぞれ係合解除溝が、一部が互いに重複した状態で、前記バンド体の張力の作用方向に沿ってずれて形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のバンド体締付具。
JP2014184030A 2014-09-10 2014-09-10 バンド体締付具 Active JP6262106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014184030A JP6262106B2 (ja) 2014-09-10 2014-09-10 バンド体締付具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014184030A JP6262106B2 (ja) 2014-09-10 2014-09-10 バンド体締付具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016056880A JP2016056880A (ja) 2016-04-21
JP6262106B2 true JP6262106B2 (ja) 2018-01-17

Family

ID=55757890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014184030A Active JP6262106B2 (ja) 2014-09-10 2014-09-10 バンド体締付具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6262106B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112498994B (zh) * 2020-12-09 2023-02-17 连云港中远海运特种装备制造有限公司 一种卧式运输用立式低温绝热容器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4319198B2 (ja) * 2006-04-28 2009-08-26 東光化学工業株式会社 バンド締付け具
JP5358220B2 (ja) * 2009-02-27 2013-12-04 有限会社カミシゲ ベルト締結具
WO2013145118A1 (ja) * 2012-03-27 2013-10-03 東光化学工業株式会社 バンド締付け具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016056880A (ja) 2016-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080172848A1 (en) Shoelace fastening assembly
US8833706B2 (en) Conduit clip
KR100766673B1 (ko) 결속 밴드 및 결속 밴드 세트
US8578565B2 (en) Tightenable clamping device, suitable for application in tie wraps
JP6110860B2 (ja) 細長部材用の装着カラー
JP3217688U (ja) 油圧コネクタ組立体、油圧コネクタのための回り止めバンドおよび油圧コネクタ組立体のための回り止めバンド
JP5819516B2 (ja) バンド締付け具
JP2000249274A (ja) 位置決め具付きホースクリップ
JP6078468B2 (ja) ベルト取付治具
US7360746B2 (en) Asymmetric drive pin
JP6262106B2 (ja) バンド体締付具
JP2021519896A (ja) クランプ
JP6415998B2 (ja) バンド体締付具
CA2841320C (en) Hook assembly
JP6989601B2 (ja) クランプクリップ
US7979962B2 (en) Hinge mechanism with two rotation directions
KR101437957B1 (ko) 체결부 일체형 롤러 유닛
US1135736A (en) Line-fastener.
KR101854293B1 (ko) 유도고정가이드가 구비된 자동차 등속조인트 부트 체결용 밴드 클램프
US1202503A (en) Clothes-line hook.
JP4665823B2 (ja) クランプ
KR200475714Y1 (ko) 가구용 체결 장치
JP6348444B2 (ja) バンド締付け具
CA2632368C (en) Quick fastening nut
KR20190000737U (ko) 체결력이 향상된 배관용 체결밴드

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6262106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250