JP3217688U - 油圧コネクタ組立体、油圧コネクタのための回り止めバンドおよび油圧コネクタ組立体のための回り止めバンド - Google Patents

油圧コネクタ組立体、油圧コネクタのための回り止めバンドおよび油圧コネクタ組立体のための回り止めバンド Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返しの熱サイクルによる油圧コネクタの漏れを防止する回り止めバンド及びこれを含む油圧コネクタ組立体を提供する。
【解決手段】油圧コネクタ組立体のための回り止めバンド240であって、第1端部部分204と第2端部部分206とを有し、かつ、基端エッジ90を画定する弓形バンド部分と、第1端部部分204から半径方向に外に向かって、かつ、第1端部部分204を接線方向に越えて延在する第1ジップタイ締付構造202aと、第2端部部分206から半径方向に外に向かって延在する整列構造230と、整列構造230から接線方向に延在する第2ジップタイ締付構造202bであって、第1ジップタイ締付構造202aと相互係止するように構成されている第2ジップタイ締付構造202bと、弓形バンド部分から、かつ、基端エッジ90の基端側へ延在する突出部94とを含む。
【選択図】図20

Description

本開示は、概して油圧コネクタの分野、より具体的には、ポリマーまたはフルオロポリマー材料を含む油圧コネクタのための係止デバイスに関する。
ポリマーまたはフルオロポリマーから作られる油圧コネクタの使用は苛性流体の取り扱いに好ましいことが、例えば半導体および関連する産業において確認されている。このようなコネクタの特徴は、高温に達すると緩む傾向にあることである。例えば、フルオロポリマー油圧コネクタは、約200℃(約393°F)に達する単一熱サイクルの後に緩むことが観察されている。繰り返しの熱サイクルはコネクタをさらに緩ませる。また、いったん緩むと、作業中に油圧コネクタが受ける振動は、さらなる緩みをもたらす。最終的に、緩みは油圧コネクタの漏れをもたらす。継手もまた、振動条件下、例えば継手を備える完成した組立体が組立場所からそれらの最終目的地へ輸送されるときに緩むことがある。
油圧コネクタが漏れるところまで緩むことを防止するシステムが求められている。
本開示の様々な実施形態は、係止デバイスであって、それにより螺合コネクタ、例えば圧縮継手が緩んだ後で僅かな回転のみが許容される係止デバイスを提供する。多くの用途について、緩みの程度が限られていることで、十分に漏れの始まりを防止する。幾つかの実施形態は、一般に使用される圧縮継手、例えばフレア、インサート、またはインサート式継手、およびインテグリス社(Entegris,Inc)により製造されるプライムロック(PRIMELOCK)(登録商標)継手に後付けされる。様々な実施形態において、係止デバイスはコネクタ上にユーザの好みまで締め付けられる。幾つかの実施形態において、係止デバイスは、係止デバイスが例えば熱サイクルに起因して緩むことがあると締め直される。
構造上、本開示の様々な実施形態は、油圧コネクタ組立体を開示している。この油圧コネクタ組立体は、雌ナットと螺合される雄本体を備えており、雄本体は、そこから半径方向に外に向かって延在するストッパタブを含み、雌ナットが中心軸を中心に同心円状であり、かつ、その外面上に形成される凹部を含んでいる。組立体はまた、回り止めバンドを備えており、この回り止めバンドは、雌ナットと係合し、かつ、雌ナットの周りで接線方向に延在して回り止めバンドの基端エッジを画定する。回り止めバンドは、ベース部分および突出部分を有する突出部を含み、ベース部分は回り止めバンドの内部表面から半径方向内向きに延在し、突出部は雌ナットの凹部内に配置される。回り止めバンドは、ジップタイ締付構造を画定する対向する端部部分を含む。雄本体に対する雌ナットの回転によって、回り止めバンドを共に回転させ、かつ、突出部の突出部分を雄本体のストッパタブと係合させ、それにより雌ナットのさらなる回転を防止する。幾つかの実施形態において、ジップタイ締付構造は着脱可能である。
幾つかの実施形態において、対向する端部部分の第1端部部分は、複数の鋸歯構造を画定する第1ジップタイ締付構造を含み、複数の鋸歯構造の各々は摺動面と係止面とを含む。対向する端部部分の第2端部部分は少なくとも1つの係止歯構造を画定する第2ジップタイ締付構造を含み、少なくとも1つの係止歯構造の各々は摺動面と係止面とを含む。幾つかの実施形態において、第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の摺動面は、第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の摺動面上を摺動するように構成される。幾つかの実施形態において、第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の係止面は、第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造のいずれか1つと相互係止するために第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の係止面と相補的である。
1つまたは複数の実施形態において、第2端部部分は、第1ジップタイ締付構造が第2ジップタイ締付構造と相互係止されるとき、第1端部部分を第2端部部分と接線方向に整列させるための整列構造を含む。第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造はタブ部分上に画定されてもよく、タブ部分は整列構造から接線方向に延在する。幾つかの実施形態において、回り止めバンドの整列構造は第2端部部分の自由端を画定し、タブ部分は自由端から離れるように延在する。
本開示の様々な実施形態において、油圧コネクタのための回り止めバンドは、対向する自由端を含み、かつ、基端エッジを画定するバンド部分を含むものとして開示され、対向する端部部分はジップタイ締付構造を含む。回り止めバンドはまた、バンド部分から延在する複数の突出部を含み、複数の突出部の各々は基端エッジの基端側へ延在する。回り止めバンドは、複数の鋸歯構造を画定する第1ジップタイ締付構造を含む対向する端部部分の第1端部部分を含んでもよく、複数の鋸歯構造の各々は摺動面と係止面とを含む。回り止めバンドはまた、少なくとも1つの係止歯構造を画定する第2ジップタイ締付構造を含む対向する端部部分の第2端部部分を含んでもよく、少なくとも1つの係止歯構造の各々は摺動面と係止面とを含む。幾つかの実施形態において、第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の摺動面は、第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の摺動面上を摺動するように構成される。幾つかの実施形態において、第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の係止面は、第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造のいずれか1つと相互係止するように、第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の係止面と相補的である。第2端部部分は、第1端部部分が第2端部部分と相互係止されるとき、第1端部部分を第2端部部分と接線方向に整列させるための整列構造を含み得る。
幾つかの実施形態において、第2端部部分の少なくとも1つの係止歯構造はタブ部分上に画定され、タブ部分は整列構造から接線方向に延在する。回り止めバンドの整列構造は第2端部部分の自由端を画定することができ、タブ部分は自由端から離れるように延在する。
本開示の様々な実施形態において、油圧コネクタ組立体の漏れを防止する方法が開示される。この方法は、
バンド部分とバンド部分から延在する突出部とを含む回り止めバンドを提供するステップであって、突出部がバンド部分から横に延在するベース部分とベース部分から軸方向に延在する突出部分とを含み、バンド部分が対向する端部部分を含み、対向する端部部分の第1端部部分が複数の鋸歯構造を有する第1ジップタイ構造を含み、対向する端部部分の第2端部部分が、第1端部部分の複数の鋸歯構造のいずれかと相互係止するように構成された少なくとも1つの係止歯構造を有する第2ジップタイ構造を含み、第2ジップタイ構造がジップタイ構造を第2ジップタイ構造との相互係止接触へ案内するための整列構造を含み、第2ジップタイ構造の少なくとも1つの係止歯構造がタブ部分上に画定され、タブ部分が整列構造から接線方向に延在する、ステップと、
有形の非一時的媒体上に使用説明書一式を提供するステップであって、使用説明書が、
回り止めバンドを油圧コネクタ組立体の雌ナットの周りに巻き付けるステップと、
突出部の突出部分が油圧コネクタ組立体の雄本体上に位置するストッパタブに接線方向に隣接して延在するように、第1ジップタイ構造を第2ジップタイ構造へ嵌合させることにより、回り止めバンドを雌ナットに固定するステップと、
を含む、ステップと、を含む。
様々な実施形態において、使用説明書一式は、回り止めバンドを解放するよう第2ジップタイ構造のタブ部分を第1ジップタイ構造から離れるように持ち上げるステップを含む。
本明細書において開示される油圧コネクタ組立体の様々な実施形態は雌ナットと螺合される雄本体を含み、雄本体はそこから半径方向に外に向かって延在するストッパタブを含む。雌ナットは、中心軸を中心に同心円状であり、かつ、その外面上に形成される凹部を含み、さらに、ストッパタブの先端側にある基端部を含む。回り止めバンドは、雌ナットと係合し、かつ、雌ナットの周りで接線方向に延在して回り止めバンドの基端エッジを画定する。回り止めバンドはベース部分および突出部分を有する突出部を含み、ベース部分が回り止めバンドの内部表面から半径方向内向きに延在し、突出部の突出部分は回り止めバンドの基端エッジを越えて中心軸に平行な方向に延在する。突出部のベース部分は雌ナットの凹部内に配置され得る。様々な実施形態において、雄本体に対する雌ナットの回転によって、回り止めバンドを共に回転させ、かつ、突出部の突出部分を雄本体のストッパタブと係合させ、それにより雌ナットのさらなる回転を防止する。様々な実施形態において、回り止めバンドの端部は、端部同士を留め、かつ、フープ応力を係止デバイスに加えて回り止めバンドを雌ナットに固定するためのジップタイ締付構造を含む。
様々な実施形態において、油圧コネクタ組立体が開示される。この油圧コネクタ組立体は、雌ナットと螺合される雄本体を含む。雄本体は、そこから半径方向に外に向かって延在するストッパタブを含む。雌ナットは中心軸を中心に同心円状であり、かつ、その外面上に形成される凹部を含む。回り止めバンドは雌ナットと係合し、かつ、雌ナットの周りを接線方向に延在して回り止めバンドの基端エッジを画定する。回り止めバンドはベース部分および突出部分を有する突出部を含み得る。ベース部分は、回り止めバンドの内部表面から半径方向内向きに延在することができ、かつ、雌ナットの凹部内に配置される。一実施形態において、突出部の突出部分は回り止めバンドの基端エッジを越えて中心軸に平行な方向に延在する。雄本体に対する雌ナットの回転によって、回り止めバンドを共に回転させ、かつ、突出部の突出部分を雄本体のストッパタブと係合させ、それにより雌ナットのさらなる回転を防止する。ストッパタブは弓形であり得る。凹部は中心軸に略平行であり得る。一実施形態において、凹部は外面上に画定され、かつ、中心軸を中心に分配される複数の凹部のうちの1つであり、複数の凹部の各々は、突出部のベース部分と一致するよう寸法決めされる。凹部は中心軸を中心に均一に分配され得る。一実施形態において、回り止めバンドは雌ナットの外面の円周に沿って接線方向に延在する。一実施形態において、回り止めバンドは、自由端と、自由端同士を接合するための相補的留め具配置とを含む。油圧コネクタ組立体は、回り止めバンドと結合された保持リングをさらに含むことができ、保持リングは突出部をストッパタブと係合するような向きに維持する。一実施形態において、保持リングは検証構造である。
様々な実施形態において、突出部がストッパタブに係合する前の雄本体に対する雌ナットの最大の回転度は、両端値を含む60°〜90°である。これらの実施形態の幾つかについて、最大の回転度は80°以下である。幾つかの実施形態において、突出部がストッパタブに係合する前の雄本体に対する雌ナットの最大の回転度は、両端値を含む65°〜75°である。他の実施形態において、突出部がストッパタブに係合する前の雄本体に対する雌ナットの最大の回転度は、両端値を含む3°〜25°である。特定の実施形態において、突出部がストッパタブに係合する前の雄本体に対する雌ナットの最大の回転度は、両端値を含む5°〜20°であり、これらの実施形態の幾つかについて、最大の回転度は15°以下であり、これらの実施形態の他のものについて、最大の回転度は10°以下である。
本開示の様々な実施形態において、油圧コネクタのための回り止めバンドが開示される。この回り止めバンドは、対向する自由端を含み、かつ、基端エッジを画定するバンド部分と、バンド部分から延在する複数の突出部を含む。複数の突出部の各々は、基端エッジの基端側へ延在する。バンド部分はバンド部分の基端エッジから延在する表面を画定することができ、複数の突出部の各々はベース部分を含み、ベース部分の各々はバンド部分の表面から延在する。一実施形態において、バンド部分はケーブルタイである。
一実施形態において、複数の突出部は3つの突出部を含む。3つの突出部の第1の突出部と第2の突出部との間の距離は、3つの突出部の第2の突出部と第3の突出部との間の距離に等しい。バンドは、弓形をなし、表面が内部表面をなす。回り止めバンドは、バンド部分の対向する自由端を選択的に接合するための留め具配置をさらに含み得る。一実施形態において、回り止めバンドは、対向する自由端が留め具配置と選択的に結合されるとき、中心軸を中心に略円形であり、その結果、3つの突出部の第1の突出部と第2の突出部とが中心軸を中心として芯出しされて第1角度を画定し、かつ、3つの突出部の第2の突出部と第3の突出部とが中心軸を中心として芯出しされて第2角度を画定する。第1角度は第2角度に略等しい。一実施形態において、第1角度および第2角度は実質的に60°である。
本開示の様々な実施形態において、油圧コネクタ組立体の漏れを防止する方法が開示される。この方法は、
バンド部分とバンド部分から延在する突出部とを含む回り止めバンドを提供するステップであって、突出部がバンド部分から横に延在するベース部分とベース部分から軸方向に延在する突出部分とを含む、ステップと、
有形の非一時的媒体上に使用説明書一式を提供するステップであって、使用説明書が、
回り止めバンドを油圧コネクタ組立体の雌ナットの周りに巻き付けるステップと、
突出部の突出部分が油圧コネクタ組立体の雄本体上に位置するストッパタブに接線方向に隣接して延在するように、回り止めバンドを雌ナットに固定するステップと、を含む、ステップと、
を含む。
幾つかの実施形態において、回り止めバンドを提供するステップにおいて提供される回り止めバンドは、回り止めバンドを雌ナットに固定するための留め具構造を含む。他の実施形態において、この方法は、標準的なケーブルタイを提供するステップを含み、標準的なケーブルタイが回り止めバンドを雌ナットに固定するステップで用いられる。様々な実施形態において、使用説明書一式は、突出部の突出部分が油圧コネクタ組立体の雄本体上に位置するストッパタブに接線方向に隣接して延在するように雌ナットの外側表面上で画定される凹部に突出部を挿入することをさらに含む。一実施形態において、突出部はバンド部分と一体的に形成される。
本出願の所有者により所有される国際特許公開第2015/061501号は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示の一実施形態による完全に組み立てられた油圧コネクタ組立体の斜視図である。 図1の油圧コネクタ組立体の断面図である。 接続検証構造なしの、図1の油圧コネクタ組立体の分解図である。 接続検証構造なしの、図1の油圧コネクタ組立体の斜視図である。 本開示の一実施形態による分離した状態の回り止めバンドの斜視図である。 本開示の実施形態における回り止めの留め具配置の拡大部分図である。 本開示の実施形態における回り止めの留め具配置の拡大部分図である。 本開示の実施形態における回り止めの留め具配置の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による開放式回り止めバンドの拡大部分図である。 本開示の一実施形態による変更されたケーブルタイを含む回り止めバンドである。 本開示の一実施形態による変更されたケーブルタイ回り止めバンドの拡大された部分断面図である。 本開示の一実施形態による3つの突出部と2つの係止孔とを含む分離した状態の回り止めバンドの斜視図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 様々な角度方向で、コネクタの雄本体のストッパタブと相互作用している図12の3つの突出部を有する回り止めバンドの端面図である。 本開示の一実施形態による3つの突出部を有する回り止めバンドの斜視図である。 本開示の一実施形態による3つの突出部を有する回り止めバンドの斜視図である。 本開示の一実施形態による図14の第1ジップタイ構造の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による図14の鋸歯構造の部分外形図である。 本開示の一実施形態による第2ジップタイ構造の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による図18の係止歯構造の部分外形図である。 本開示の一実施形態による3つの突出部を有する回り止めバンドの斜視図である。 本開示の一実施形態による図20の第1ジップタイ構造の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による図20の鋸歯構造の部分外形図である。 図20の3つの突出部を有する回り止めバンドの斜視図である。 本開示の一実施形態による図23の第2ジップタイ構造の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による図24の係止歯構造の部分外形図である。 本開示の一実施形態による図20の3つの突出部を有する回り止めバンドの逆の斜視図である。 本開示の一実施形態による図26の第2ジップタイ構造の拡大部分図である。 相互係止構成にある図20の第1ジップタイ構造および第2ジップタイ構造の拡大部分図である。 本開示の一実施形態による油圧コネクタとの組立体における図14および15の3つの突出部を有するバンドを示す。
図1〜5を参照すると、油圧コネクタ組立体30が本開示の一実施形態により示される。油圧コネクタ組立体30は、雄本体32と雌ナット34と回り止めバンド36とを含む。任意選択的に、油圧コネクタ組立体30はまた、接続検証構造38を含む。
雄本体32は、中心軸46を中心に同心円状の管状部分42と、ねじが切られたコネクタ部分44とを含む。ねじが切られたコネクタ部分44は、基端部48と先端部52とを有する。雄ねじ54はねじが切られたコネクタ部分44の外面56上に形成される。一実施形態において、管状部分42とねじが切られたコネクタ部分44は、コネクタ部分の基端部48でフランジ部分58によりつながれる(bridged)。
本出願の目的上、「基端」は雌ナット34から雄本体32を通って進行する中心軸46に沿った方向を指し、「先端」は雄本体32から雌ナット34を通って進行する中心軸46に沿った方向を指す。図2において、基端方向は矢印60により表され、先端方向は矢印61により表される。
一実施形態において、コネクタ部分44は、コネクタ部分44から半径方向に外に向かって延在する少なくとも1つのストッパタブ62を含み、ストッパタブ62は雄ねじ54の基端側、フランジ部分58の先端側にある。示された実施形態において、ストッパタブ62は雄本体32上で互いに直径方向に反対側にあり(図3において62aおよび62bとして特定される)、各々は接線方向に延在して、中心軸46を中心に接線寸法を有する弓形セグメント64(図13A)を画定する。一実施形態において、接線寸法は約30°である。
雌ナット34は、基端部72と先端部74とを有し、雄本体32の雄ねじ54と螺合するために雌ねじ78が形成された内部表面76を含む。雌ナット34は複数の凹部84を画定する構造を含む外面82を含む。凹部84は基端部72から先端部74へ延在して軸方向に延在するチャネルを画定する。一実施形態において、外面82は基端部72に狭幅部分86を含む。
回り止めバンド36は、内部表面92を有する弓形構造であるバンド部分88を含む。回り止めバンド36は少なくとも部分的に雌ナット34の外面82の周りに巻き付くように配置され、それにより基端エッジ90と先端エッジ96とを画定する。示された実施形態において、内部表面92は雌ナット34の狭幅部分86の輪郭に合致する。
一実施形態において、少なくとも1つの突出部94が内部表面92から半径方向内向きに突出する。突出部94はバンド部分88から横に延在し、および先端すなわちベース部分102と基端すなわち突出部分104とを有する。ベース部分102は回り止めバンド36の内部表面92から半径方向内向きに突出し、雌ナット34の凹部84内に摺動嵌合を提供する幅106(図5)を有するよう寸法決めされる。雌ナット34の狭幅部分86を含む実施形態について、ベース部分102は狭幅部分86の外形を補完する外形108を有するように形成される。突出部94の突出部分104は回り止めバンド36の基端エッジ90を越えて延在する。
幾つかの実施形態において、回り止めバンド36は、雌ナット34の外面82の円周の周りに接線方向に延在する。一実施形態において、回り止めバンド36は、自由端112、114を有しており、自由端112、114は、自由端112、114を選択的に接合するための相補的留め具構造を備える留め具配置(clasping arrangements)116を含む。
接続検証構造38は、用いられる場合、外壁122を有しており、外壁122から内部フランジ部分124が半径方向内向きに延在し雄本体32のフランジ部分58に対して位置が合う。接続検証構造38の機能は、雌ナット34が雄本体32に適切に固定されているという視覚的かつ可聴的検証を提供することであり、これは、例えばhttp://www.entegrisfluidhandling.com/Documents/3110−7235−0313.pdfで利用可能であり、最終訪問日が2013年10月23日である、「プライムロック(PRIMELOCK)(登録商標)ミニマム・チューブ・ユニオンズ(Minimum Tube Unions)」、P/N 01−1023457(Rev.C 03/13)、2013年3月において説明されるとおりであり、この開示は、そこに含まれる表現の定義を除き、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
組立時において、ホース(図示せず)が雌ナット34を通じて供給され、雄本体32の管状部分42上を摺動する。雌ナット34は次いでコネクタ部分44上にねじ付けられ、定められたトルク仕様まで締め付けられてホースに圧縮嵌合を及ぼす。次に、回り止めバンド36は、突出部94のベース部分102が複数の凹部84のうちのそれぞれ1つの中に配置されるように、雌ナット34の先端部74で雌ナット34の外面82へ巻かれる。(接続検証構造38を組み込む実施形態について、雌ナット34の狭幅部分86は、図2に示されるとおり、組み立てられた構成にある外壁122により囲まれる。)このようにして、回り止めバンド36は、回り止めバンド36が雌ナット34と共に回転するように雌ナット34に結合される。
同様にこの構成において、突出部94の突出部分104は、突出部分104がストッパタブ62に接線方向に隣接するように、雌ナット34の基端部を越えて延在する。本明細書において、「接線方向に隣接する」は、ストッパタブの中心軸46を中心とした回転が突出部分104との接触を引き起こすように、図3の直円筒座標系のθ方向に隣接することを意味する。一実施形態において、突出部94の突出部分104はストッパタブ62を越えて延在する。すなわち、突出部分104の基端は、ストッパタブ62の基端側にある。
作動中、雌ナット34が緩み、偶発的に中心軸46を中心に回転すると、回り止めバンド36はそれと共に運ばれる。このようにして、回り止めバンド36および付随する突出部94はまた、突出部分104とストッパタブ62との間に接触が生じるまで回転する。いったんそのような接触が生じると、回り止めバンド36−およびしたがって雌ナット34−はこれ以上回転することができない。
接続検証構造38、または壁122と内部フランジ部分124とを有する同様の構造は、回り止めバンド36が雌ナット34の基端部72から滑り落ちることを防止する保持リングとして機能することができ、また突出部94をストッパタブ62と係合するための向きに維持することができる。
様々な実施形態において、突出部94a、94bの対が示され、かつ、図4に特定されるように用いられる。組み立てられた一構成において、突出部94a、94bはストッパタブ62の両側に配置される(straddle)。他の構成(図示せず)において、突出部94a、94bの対はストッパタブ62a、62bの対の間に配置される。突出部94a、94b間の間隔は、構成のうちの1つにおいて、小さい角度の偶発的な回転(例えば、約θ=5°)のみ許容され、一方、より大きい角度の偶発的な回転(例えば、約20°〜30°)は、突出部94a、94bのうちの1つとストッパタブ62とが係合する前に許容されるようなものである。
他の構成(図示せず)において、突出部94a、94bの対は、ストッパタブ62a、62bの対の間に配置される(例えば図3)。このような構成において、偶発的な回転は、突出部94a、94bのうちの1つがストッパタブ62a、62bのうちの1つと接触するまで生じる。ここでもやはり、偶発的な回転の角度の大きさは、突出部94a、94bのストッパタブ62a、62bに対する間隔の問題である。
非限定的な例示的一実施形態において、突出部94a、94bは中心軸46に対して実質的に60°離れて芯出しされ、突出部94a、94bの間の接線方向の間隔が約58°〜54°であり、ストッパタブ62a、62bは各々両端値を含む約40°〜50°の角度寸法を占める。この配置により、2つのストッパタブ62a、62bについて、ストッパタブ62a、62bのうちの1つが突出部94a、94bのうちの1つに係合する前の雌ナット34の最大回転度は、ストッパタブ62a、62bが両方とも突出部94a、94b間の間隔の範囲外にある場合、約62°〜76°である。ストッパタブ62a、62bのうちの1つが突出部94a、94bのうちの1つと係合する前の雌ナット34の最大回転度は、ストッパタブ62a、62bのうちの1つが突出部94a、94b間の間隔の範囲内にある場合、約4°〜18°である。
ここでもやはり、突出部94とストッパタブ62とが係合する前の実際の最大回転度は、ストッパタブ62および突出部94の具体的な寸法および配置(layout)に依存する。幾つかの実施形態において、ストッパタブ62a、62bが突出部94a、94b間の間隔の範囲外にある構成について、最大回転度は、両端値を含む60°〜90°の範囲である。他の実施形態において、最大回転度は、両端値を含む60°〜80°の範囲である。なお他の実施形態において、最大回転度は、両端値を含む65°〜75°の範囲である。ストッパタブ62a、62bが突出部94a、94b間の間隔の範囲内にある構成について、様々な実施形態について最大回転度は、両端値を含む3°〜25°の範囲である。幾つかの実施形態について、最大回転度は、両端値を含む5°〜20°の範囲内ある。さらに他の実施形態について、最大回転度は、両端値を含む5°〜15°または両端値を含む5°〜10°の範囲である。
様々な図における突出部の対の本明細書における描写は非限定的なものである。偶発的な回転は、いずれの場合も、1回転未満であるため、単一の突出部が用いられる。また、偶発的な回転の方向が分かると、単一の突出部を、小さい角度の運動距離のみがストッパタブ62との接触の前に許容されるように、ストッパタブ62に対する回転位置に位置付けることができる。さらに、3つ以上の突出部も用いられる。
図6〜8を参照すると、様々な留め具配置116a、116b、116cはそれぞれ自由端112、114を一緒に結合するために本開示の実施形態において描かれる。留め具配置116aは、孔134と結合する半径方向に突出するかえし132を含む。留め具配置116bは雄スナップ144と雌レセプタクル146とを有するスナップ式のコネクタ142を含み、雄スナップ144は接線方向に雌レセプタクル146内へ摺動する。留め具配置116cはまた、雄スナップ154と雌レセプタクル156とを有するスナップ式のコネクタであるが、雄スナップ154および雌レセプタクル156は、雄スナップ154が雌レセプタクル156内に軸方向(すなわち中心軸46に平行に)に挿入されるように配置される。
図9を参照すると、開放式回り止めバンド160が開示される実施形態において示される。開放式回り止めバンド160は、同様の番号が振られた参照符号で示される上述の回り止めバンド36と同じ態様のうちの多くを含む。開放式回り止めバンド160は、留め具配置を含まない自由端162、164を含む。代わりに、外面166は、基端隆起部90および先端隆起部96であって、その間に接線チャネル172を画定する基端および先端隆起部90、96に隣接する隆起部168を含る。接線チャネル172は、結束デバイス(図示せず)、例えばコード、ツイストタイ、または開放式回り止めバンド160に巻き付く従来のケーブルタイを捕捉するために使用される。結束デバイスは締め付けられて、突出部94がそれぞれの凹部84に配置された状態で、開放式回り止めバンド160を雌ナット34に固定する。
図10および11を参照すると、開示される実施形態において、変更されたケーブルタイ180を含む回り止めバンド178が示される。変更されたケーブルタイ180は、突出部94a、94bがその基端エッジ90から横に延在する状態で、バンド部分すなわちケーブルタイ部分182を含む。一実施形態において、突出部94a、94bは、ケーブルタイ部分182と一体に形成される。突出部94a、94bは、ケーブルタイ部分182と一体の先端部184(すなわちベース部分102の先端)を有する。したがって、回り止めバンド178について、ベース部分102は、ケーブルタイ部分182の内部面188へ取り付けられるが必須ではない。
組立時において、変更されたケーブルタイ180は、ケーブルタイ部分182が雌ナット34の狭幅部分86の先端側に位置するように取り付けられ、雌ナット34の外面82は接線方向に直円筒を画定する。このような位置において、ケーブルタイ部分182の内部面188は雌ナット34へ合致する。変更されたケーブルタイ180は、突出部94a、94bが接線方向に延在し、かつ、雌ナット34の狭幅部分86上の凹部84内に一致するように雌ナット34上に位置付けられる。一実施形態において、突出部94a、94bの中心間の間隔186は、変更されたケーブルタイ180が雌ナット34の周りに巻かれ適所に締め付けられると、突出部94a、94bが雌ナット34の狭幅部分86上のそれぞれの凹部84内に位置が合うように、寸法決めされる。
幾つかの実施形態において、回り止めバンド178の突出部94a、94bは半径方向外向きに容易に偏向できる。突出部94a、94bの先端部184間の接合部は、屈曲に対する耐性をあまり提供しない場合もある。突出部94のケーブルタイ部分182への結合が、突出部94a、94bをケーブルタイ部分182の内部面188に形成することにより強化される場合でも、突出部94a、94bが外に向かう半径方向力を受けると、ケーブルタイ部分182の必要な可撓性はそれを雌ナット34から離れるように転がらせる。したがって、接続検証構造38(または壁122および内部フランジ124の同様の特徴を有する構造)は、突出部94a、94bの突出部分104を、それらが雌ナット34から離れて転がるのを防止するように捕捉するために必要となる。
図12および図13A〜13Fを参照すると、二重係止孔134a、134bを備えた、3つの突出部を有する回り止めバンド190が本開示の一実施形態により示される。3つの突出部を有する回り止めバンド190は、同様の番号が振られた参照符号で示される上述の回り止めバンド36と同じ態様の多くを含む。加えて、3つの突出部を有する回り止めバンド190は第3突出部94cを含む。一実施形態において、3つの突出部94a、94b、94cは、バンド部分88に沿って接線方向に均一な位置に間隔を空けて配される、すなわち、突出部94a、94b間の接線方向の間隔は、突出部94b、94c間の間隔と同じである。突出部94a、94b、94cの間の接線方向の間隔は、望ましい角度の偶発的な回転の後にストッパタブ62を係合する一方で、ストッパタブ62の接線寸法を容易に収容するよう寸法決めされる。示された実施形態において、突出部94a、94b、94cは、実質的に60°の間隔で芯出しされる(図13A)。本明細書において、「実質的に60°」は、60°から3つの突出部を有する回り止めバンド190の製造および組立許容誤差の範囲を意味する。
一実施形態において、3つの突出部を有する回り止めバンド190の留め具配置116は2つの孔134a、134bを含み、各々、半径方向に突出するかえし132を留め具配置内に収容するよう大きさが決められる。二重孔配置は、3つの突出部を有する回り止めバンド190に限られない、すなわち、二重孔配置は、例えば図6〜8に示される留め具配置116を用いる本明細書において開示される実施形態のいずれとも用いられ得る。
機能上、2つの直径方向に反対側にあるストッパタブ62a、62bを含む図1〜5の実施形態について、第3突出部94cを設けることは、3つの突出部を有する回り止めバンド190が中心軸46を中心に均一に分配される6つの固有の角度方向に設置されることを可能にする。設置のための複数の角度方向の適応性(flexibility)を有することの利点は、インストーラ(installer)が、角度方向の狭い範囲であって、その中に回り止めバンドが設置される狭い範囲に限定されることである。狭い範囲は、例えば特定の向きでの設置を排除する油圧コネクタ組立体30に隣接する外部の継手および装置により課され得る。
この能力の例証は図13A〜13Fに示される。図13A〜13Fの各々において、雄本体32は同じ向きに配置され、ストッパタブ62a、62bはそれぞれ12時および6時の位置に方向付けられる。図13Aを参照すると、留め具配置116は、ストッパタブ62aと略半径方向に整列する。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向における回転は突出部94cをストッパタブ62bに係合させ、一方で反時計回り方向での回転は突出部94aをストッパタブ62aと係合させる。いずれの係合も雌ナット34(これに対して3つの突出部を有する回り止めバンド190が結合される)の回転(緩み)を効果的に停止させる。
図13Bを参照すると、留め具配置116はストッパタブ62aに対して角度θ2で回転オフセットされる。突出部94a、94b、94cが、60°の間隔を空けて配される実施形態について、θ2はまたストッパタブ62aに対して(すなわち12時の位置に対して)実質的に60°で芯出しされる。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向の回転は、突出部94bをストッパタブ62bと係合させ、一方で反時計回り方向の回転は、突出部94cをストッパタブ62bと係合させ、ここでもやはり効果的に雌ナット34の緩みを停止させる。
図13Cを参照すると、留め具配置116はストッパタブ62aに対して角度θ3で回転オフセットされる。突出部94a、94b、94cが60°の間隔を空けて配される実施形態に対して、θ3はストッパタブ62aに対して実質的に120°で芯出しされる。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向の回転は突出部94aをストッパタブ62bへ係合させ、一方で反時計回り方向の回転は突出部94bをストッパタブ62bと係合させ、ここでもやはり雌ナット34の緩みを効果的に停止させる。
図13Dを参照すると、留め具配置116はストッパタブ62aに対して角度θ4で回転オフセットされる。突出部94a、94b、94cが60°の間隔を空けて配される実施形態に対して、θ4はストッパタブ62aに対して実質的に180°で芯出しされる。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向の回転は突出部94cをストッパタブ62aに係合させ、一方で反時計回り方向の回転は突出部94aをストッパタブ62bと係合させる、ここでもやはり雌ナット34の緩みを効果的に停止させる。
図13Eを参照すると、留め具配置116はストッパタブ62aに対して角度θ5で回転オフセットされる。突出部94a、94b、94cが60°の間隔を空けて配される実施形態に対して、θ5はストッパタブ62aに対して実質的に240°で芯出しされる。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向の回転は突出部94bをストッパタブ62aに係合させ、一方で反時計回り方向の回転は突出部94cをストッパタブ62aと係合させ、ここでもやはり雌ナット34の緩みを効果的に停止させる。
図13Fを参照すると、留め具配置116はストッパタブ62aに対して角度θ6で回転オフセットされる。突出部94a、94b、94cが60°の間隔を空けて配される実施形態に対して、θ6はストッパタブ62aに対して実質的に300°で芯出しされる。この配置により、3つの突出部を有する回り止めバンド190の時計周り方向の回転は突出部94aをストッパタブ62aに係合させ、一方で反時計回り方向の回転は突出部94bをストッパタブ62aと係合させ、ここでもやはり雌ナット34の緩みを効果的に停止させる。
したがって、3つの突出部を有する回り止めバンド190は、図12および13A〜13Fに示されるとおり、中心軸46を中心に60°きざみ−6つの固有の位置−で方向付けられ、同時に、取り付けられた向きに関わらず、ストッパタブ62a、62bのうちの1つと係合する前に雌ナット34の緩み回転において略同じ量の遊びを提供する。これは、3つの突出部を有する回り止めバンド190を複数の向きのいずれにも容易に設置することを可能にし、同時に略同じ低い角度の回転遊びまたは緩みをストッパタブ62との係合の前に提供する。例えば、上で検討された角度配置(angular layout)であって、隣接する突出部94a、94bおよび突出部94b、94c間の間隔が約58°〜54°であり、ストッパタブ62a、62bが各々両端値を含む約40°〜50°の角度寸法を占める角度配置について、ストッパタブ62aまたはストッパタブ62bのうちの1つが突出部94aまたは突出部94bのうちの1つと係合する前の雌ナット34の最大回転度は、ストッパタブ62a、62bのうちの1つが突出部94a、94bまたは突出部94b、94cのうちの2つの間の間隔の中にあるか外にあるかに関わらず、約4°〜18°である。また、ストッパタブ62および突出部94の寸法および配置に依存して、最大回転度は様々な実施形態について両端値を含む3°〜25°の範囲であり、幾つかの実施形態について、最大回転度は、両端値を含む5°〜20°の範囲であり、さらに他の実施形態について、最大回転度は、両端値を含む5°〜15°または両端値を含む5°〜10°の範囲である。
機能上、3つの突出部を有する回り止めバンド190の二重孔134a、134bは、クリープ応力に起因して生じ得る雌ナット34の狭幅部分86の半径方向の増大を収容し得る。狭幅部分86は、少なくとも部分的に雌ナット34の本体に比べて材料の厚さが薄いことに起因して、より変形の影響を受けやすい。作動中、雌ナット34が雄本体32上に締め付けられると、狭幅部分86は半径方向に外に向かって変形する。半径方向の増大は、特に作動条件が高温を伴う場合、クリープ応力に起因して永続的である。したがって、狭幅部分86での雌ナット34の直径は、使用期間後に新しい未使用の雌ナット34よりも大きくてもよい。
したがって、二重孔134a、134bは、3つの突出部を有する回り止めバンド190が新しい未使用の雌ナット34または使用済みの雌ナット34を後付け部品内に収容することを可能にする。かえし132と孔134aとの結合によって、後付けする状況に対して第1のより大きい直径の雌ナット34を収容することができ、一方、かえし132と孔134bとの結合によって、新しい未使用の雌ナット34に対して第2のより小さい直径を収容する。
一実施形態において、回り止めバンド36、178、190は、設置のための説明書と共に別個に(すなわち雄本体32も雌ナット34もなしに)提供される。油圧コネクタ組立体30の特定の態様は、既存の油圧コネクタに含まれる。例えば、プライムロック(PRIMELOCK)(登録商標)継手は、典型的には接続検証構造38と協働するストッパタブ62a、62bならびにフランジ58を備える雄本体32を含む。プライムロック(PRIMELOCK)(登録商標)継手はまた、典型的には特別仕様のナットレンチと係合するための凹部84を備える雌ナット34を含む。したがって、回り止めバンド36、178、190は、コネクタシステム、例えば設置のための説明書を完備するプライムロック(PRIMELOCK)(登録商標)の後付け部品として構成される。
図14〜19を参照すると、3つの突出部を有する回り止めバンド200が本開示の一実施形態により示される。3つの突出部を有する回り止めバンド200は、同様の番号が振られた参照符号で示される上述の回り止めバンド36、190と同じ態様のうちの多くを含む。3つの突出部を有する回り止めバンド200の留め具配置116は、3つの突出部を有する回り止めバンド200の対向する第1端部分204および第2端部分206を相互係止するためのジップタイ締付構造202を含む。
示された実施形態において、回り止めバンドはr−θ−z(直円筒形)座標系208の原点を中心とし、r−θ−z座標系208のz軸は中心軸46と一致する。本明細書において、「半径方向」はr−θ−z座標系208のr方向であり、「接線方向」はθ方向であり、「軸方向」はz方向である。
幾つかの実施形態において、ジップタイ締付構造202の第1ジップタイ締付構造202aは、外側接線面212を有する背部分210を画定する。複数の鋸歯構造214が背部分210の外側接線面212から半径方向に外に向かって延在してもよい。本明細書において、「鋸歯構造」は、側部から見たとき(すなわちr−θ−z座標系208のz軸に沿って見たとき)交互の急勾配および緩勾配を有する外形を画定する。
複数の鋸歯構造214の各々は、摺動面216と係合または係止面218とを含む。各摺動面216は名目摺動面角度φ1aを画定し、各係止面218は名目係止面角度φ1bを画定する。角度φ1aおよび角度φ1bの各々はr−θ−z座標系208の半径方向rに対して画定される。示された実施形態において、摺動面角度φ1a(「緩勾配」)は係止面角度φ1b(「急勾配」)より大きい。
幾つかの実施形態において、ジップタイ締付構造202の第2ジップタイ締付構造202bは、少なくとも1つの係止歯構造224を画定する。少なくとも1つの係止歯構造224の各々は、名目係止面角度φ2bを画定する係止面228を含む。背部分210から延在する複数の鋸歯構造214と同様、少なくとも1つの係止歯224は名目摺動面角度φ2aを画定する摺動面226を有する鋸歯構造を画定する。
係止面218および係止面228それぞれの係止面角度φ1bおよび係止面角度φ2bは、接線方向θに互いに相互係止するように大きさが決められる。幾つかの実施形態において、係止面角度φ1bおよび係止面角度φ2bは相補的である、すなわち、係止面角度φ1bは係止面角度φ2bと大きさが等しいが、係合すると係止面角度φ2bとは反対方向である。幾つかの実施形態において、係止面角度φ1b、φ2bの一方または両方は略ゼロである(例えば半径方向rと略整列する)。
様々な実施形態において、第2端部部分206は整列構造230を含む。整列構造230は、バンド部分88から半径方向に外に向かって延在し、かつ、上部部分234により上を覆われた、反対側にある側部部分232を含む(図18)。バンド部分88、反対側にある側部部分232および上部部分234は、協働して、摺動間隙嵌合で背部分210を収容するよう寸法が決められたチャネルまたは導管236を画定する。
幾つかの実施形態において、少なくとも1つの係止歯構造224が、整列構造230から接線方向に延在するカンチレバーまたはタブ部分238に配置される。3つの突出部を有する回り止めバンド200の示された実施形態において、タブ部分238は、タブ部分238が回り止めバンド200の自由端114を画定するように、第1端部部分204に向かって延在する。
1つまたは複数の実施形態において、回り止めバンド200は相互係止構成から容易に解放される。これらの実施形態において、鋸歯構造214と少なくとも1つの係止歯構造224との間の相互係止構成は、少なくとも1つの係止歯構造224を半径方向に内部へ押しやって複数の鋸歯構造214と相互係止するタブ部分238のレジリエンス(resilience)により維持される。したがって、回り止めバンド200は、タブ部分238を第1ジップタイ構造202aから離れるように押し開けることにより相互係止構成から解放される。
代替的に、または加えて、少なくとも1つの係止歯構造224は、整列構造230の上部部分234から半径方向内向きに、整列構造230により画定されるチャネル236内に延在する(図示せず)。
図20〜28を参照すると、3つの突出部を有する回り止めバンド240が本開示の一実施形態により示される。3つの突出部を有する回り止めバンド240は、同様の番号が振られた参照符号で示される上述の回り止めバンド200と同じ態様のうちの多くを含む。
回り止めバンド240の図示された実施形態と回り止めバンド200との違いは、回り止めバンド240について、タブ部分238が回り止めバンド240の自由端114から離れる方に延在し、その結果、整列構造230が自由端114にある。示された実施形態において、タブ部分238の第1セクション242は整列構造230から軸243に沿って延在する(図24)。タブ部分238は軸243が角度αでバンド部分88に向かって延在するように形成される。タブ部分238の第2セクション244は第1セクション242から延在し、第1セクション242に対して角度βで延在するように形成され、角度βはバンド部分88から離れるように延在する。
機能上、タブ部分238の第1セクション242のバンド部分88に向かっての曲げは、タブ部分238をバンド部分88に向かって付勢する。背部分210が整列構造230を通ってタブ部分238の下に挿入されると、背部分210はタブ部分238を半径方向に外に向かって変位させる(図28)。タブ部分238のレジリエンスのため、半径方向に外に向かっての変位は、タブ部分238の屈曲に起因して、付勢力FBを半径方向内向きにかけることになる。付勢力FBは、少なくとも1つの係止歯構造224と複数の鋸歯構造214との間の接触の維持を補助する。タブ部分238の第2セクション244の曲げは、ユーザが、タブ部分238を、少なくとも1つの係止歯構造224を複数の鋸歯構造214から解放するために、バンド部分88から離れるように容易に押し開けるのを可能にする。
回り止めバンド240の示された実施形態と回り止めバンド200との間の他の違いは、係止面角度φ2bが半径方向rに対してよりも、タブ部分238の第1セクション242の軸243に垂直であるベクトルNから画定されることである(図25)。これは、図25において最もよく示されるように、少なくとも1つの係止歯構造224が、タブ部分238が半径方向に外に向かってそらされた後、係合された鋸歯構造214と適切に整列することを可能にする。
示された実施形態において、整列構造230の、反対側にある側部部分232の第1側部部分232aは、整列構造230の上部部分234に対して芯出しされた柱252を画定する(図24)。整列構造230の、反対側にある側部部分232の第2側部部分232bは、整列構造230の上部部分234に対して芯出しされた開口部254を画定する(図27)。
機能上、第1側部部分232aおよび第2側部部分232bの構造は、回り止めバンド240の成形中に注入材料のより確実な流れを提供しながら、整列構造230が接線方向に拡張されることを可能にする。
回り止めバンド200、240の一方または両方について、第2ジップタイ締付構造202bの少なくとも1つの係止歯構造224の摺動面226は、第1ジップタイ締付構造202aの複数の鋸歯構造214の各々の摺動面216上を摺動するように構成される。それぞれ開いた構成にある回り止めバンド200、240を示す図14および20を参照すると、鋸歯構造214および少なくとも1つの係止歯構造224の摺動面216、226は、接線方向θに互いに向き合うよう方向付けられる。摺動面角度φ1a、φ2aは、少なくとも1つの係止歯構造224が鋸歯構造214上を摺動することができるよう寸法が決められる。対照的に、係止面角度φ1b、φ2bは互いの中に掛かるように寸法決めされ、それにより第1締付構造202aおよび第2締付構造202bを互いに係止する。
図29を参照すると、回り止めバンド200の設置が本開示の一実施形態により示される。回り止めバンド200が図29に示されるが、同じ手順が回り止めバンド240の設置に当てはまる。回り止めバンド200または回り止めバンド240は、雌ナット34上を摺動するかそれに巻き付けられ、接続検証構造38に挿入される。突出部94の配置および位置は、回り止めバンド200、240の限られた回転を提供するための手順に従って上で概説された手順に従って行われる。第1ジップタイ締付構造202aは第2ジップタイ締付構造202bの整列構造230内へ摺動し、整列構造230を通して引かれて回り止めバンド200、240を雌ナット34へ締め付けて、回転係止組立体260を形成する。明確にするために、接続検証構造38は回転係止組立体260に示されない。
回り止めバンド200の締付は、第1ジップタイ構造202aの複数の鋸歯構造214を第2ジップタイ構造202bの少なくとも1つの係止歯構造224とのラチェット式接触へと引き込む。十分に締め付けられた状態に到達すると、鋸歯構造214および少なくとも1つの係止歯構造224の係止面218、228は相互係止されて回り止めバンド200、240を雌ナット34に固定する(図29)。
機能上、整列構造230は第1ジップタイ締付構造202aを横(すなわち座標系208のz軸に平行)および半径方向(すなわち座標系208のr軸に平行)に含む。したがって、第1ジップタイ締付構造202aは接線方向にのみ操作される。整列構造230はまた、鋸歯構造214と少なくとも1つの係止歯構造224との間の整列を、係止面218、228が確実に係合するように維持する。ジップタイ構造202はまた、回り止めバンド200が例えば熱サイクルおよび/またはクリープに起因して緩んできた場合に、人が最初の設置後に回り止めバンド200を締めることを可能にする。
様々な実施形態において、使用説明書は有形の非一時的媒体、例えば紙、コンパクトディスクまたはコンピュータ記憶デバイスに提供され、以下のステップ、すなわち、
回り止めバンド36、178、190、200、240を油圧コネクタ組立体30の雌ナット34の周りに巻き付けるステップと、
突出部94の突出部分104が油圧コネクタ組立体30の雄本体32上に位置するストッパタブ62を越えて延在するように、突出部94を凹部84内に挿入するステップと、
回り止めバンド36、178、190を雌ナット34に固定するステップと
を含み得る。
一実施形態において、標準的なケーブルタイが回り止めバンド36を雌ナット34に固定するために設けられる。
本明細書において開示された追加的な図および方法の各々は、改良された容器ならびにこれを作成および使用するための方法を提供するために、別々に、または他の特徴および方法と併せて使用され得る。したがって、本明細書において開示された特徴および方法の組合せは、本考案をその最も広い意味において実施するために必要ではないこともあり、代わりに、本考案の代表的かつ好ましい実施形態を具体的に説明するためにのみ開示されることもある。
本考案の実施形態に対する様々な修正形態は、本開示を読むと当業者には明らかとなり得る。例えば、関連する技術分野の当業者は本考案の異なる実施形態のために説明された様々な特徴が、本考案の趣旨の範囲内で、他の特徴と、単独または異なる組合せにおいて、適切に組み合わされ、別々にされ、再び組み合わされ得ることを認識する。同様に、上述の様々な特徴は全て、本考案の範囲または趣旨の限定としてよりむしろ例示的な実施形態としてみなされるべきである。したがって、上記は本考案の範囲を限定するものと考えられない。
関連する技術分野の当業者は、本考案が、上述のいずれの個別の実施形態において示される特徴よりも少ない特徴を含み得ることを認識する。本明細書において説明される実施形態は、本考案の様々な特徴が組み合わせられ得る方法の網羅的な提示であることを意味されない。したがって、実施形態は特徴の互いに排他的な組み合わせではなく、むしろ、本考案は、当業者により理解されるとおり、異なる個別の実施形態から選択された異なる個別の特徴の組合せを含み得る。
上記の文献の参照による組み込みはいずれも、本明細書において明示的に開示されるものと逆である主題が組み込まれることがないように限られている。上記の文献の参照による組み込みはいずれも、文献に含まれる請求項が参照により本明細書に組み込まれないようにさらに限られている。上記の文献の参照による組み込みはいずれも、文献において提供される定義がいずれも、本明細書において明確に含まれない限り参照により本明細書に組み込まれないように、なおさらに限られている。
本明細書に含まれる「実施形態」、「本開示の実施形態」、および「開示される実施形態」への言及は、自認された先行技術ではない本実用新案登録出願の明細書(実用新案登録請求の範囲および図面を含む本文)を指す。

Claims (22)

  1. 油圧コネクタ組立体であって、
    雌ナットと螺合される雄本体であって、そこから半径方向に外に向かって延在するストッパタブを含み、前記雌ナットが中心軸を中心に同心円状であり、かつ、その外面上に形成される凹部を含む、雄本体と、
    回り止めバンドであって、前記雌ナットと係合し、かつ、該雌ナットの周りで接線方向に延在して回り止めバンドの基端エッジを画定し、内部表面を有するバンド部分と、ベース部分および突出部分を有する突出部とを含み、前記ベース部分が前記バンド部分の内部表面から半径方向内きに延在し、前記突出部が前記雌ナットの凹部内に配置され、回り止めバンドがジップタイ締付構造を画定する対向する端部部分を含む、回り止めバンドと、
    を含み、
    前記雄本体に対する前記雌ナットの回転によって、前記回り止めバンドを共に回転させ、かつ、前記突出部の突出部分を前記雄本体のストッパタブと係合させ、それにより前記雌ナットのさらなる回転を防止する、油圧コネクタ組立体。
  2. 前記ジップタイ締付構造が着脱可能である、請求項1に記載の油圧コネクタ組立体。
  3. 前記対向する端部部分の第1端部部分が複数の鋸歯構造を画定する第1ジップタイ締付構造を含み、前記複数の鋸歯構造の各々が摺動面と係止面とを含み、
    前記対向する端部部分の第2端部部分が少なくとも1つの係止歯構造を画定する第2ジップタイ締付構造を含み、前記少なくとも1つの係止歯構造の各々が係止面を含み、
    前記第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の摺動面上を摺動するように構成され、
    前記第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の係止面が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造のいずれか1つと相互係止するように構成される、請求項2に記載の油圧コネクタ組立体。
  4. 前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の係止面が第1係止面角度を画定し、
    前記少なくとも1つの係止歯構造の係止面が第2係止面角度を画定し、
    前記第1係止面角度が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の第2係止面角度と相補的である、請求項3に記載の油圧コネクタ組立体。
  5. 前記第2端部部分が、前記第1ジップタイ締付構造が前記第2ジップタイ締付構造と相互係止されるとき、前記第1端部部分を前記第2端部部分と接線方向に整列させるための整列構造を含む、請求項3に記載の油圧コネクタ組立体。
  6. 前記第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造がタブ部分上に画定され、前記タブ部分が前記整列構造から接線方向に延在する、請求項5に記載の油圧コネクタ組立体。
  7. 前記回り止めバンドの整列構造が前記第2端部部分の自由端を画定し、前記タブ部分が前記自由端から離れるように延在する、請求項6に記載の油圧コネクタ組立体。
  8. 前記タブ部分が、第1セクションであって、前記整列構造から接線方向に延在し、かつ、前記回り止めバンドが開いた構成にあるとき、前記バンド部分に向かって曲がる、第1セクションを含み、前記タブ部分が、前記第1ジップタイ締付構造が前記第2ジップタイ締付構造と相互係止されるとき、半径方向に外に向かってそれ、前記タブ部分が、前記第1ジップタイ締付構造が前記第2ジップタイ締付構造と相互係止されるとき、付勢力を前記第1ジップタイ締付構造に対してかける、請求項7に記載の油圧コネクタ組立体。
  9. 前記タブ部分が、第2セクションであって、前記第1セクションから接線方向に延在し、かつ、前記第2ジップタイ締付構造を前記第1ジップタイ締付構造から解放するよう前記タブ部分を前記バンド部分から離れるように押し開けるために、前記バンド部分から離れるように曲がる、第2セクションを含む、請求項8に記載の油圧コネクタ組立体。
  10. 油圧コネクタのための回り止めバンドであって、
    対向する自由端を含み、かつ、基端エッジを画定するバンド部分であって、前記対向する端部部分がジップタイ締付構造を含む、バンド部分と、
    前記バンド部分から延在する複数の突出部であって、前記複数の突出部の各々が前記基端エッジの基端側へ延在する、複数の突出部と、
    を含む、油圧コネクタのための回り止めバンド。
  11. 前記対向する端部部分の第1端部部分が複数の鋸歯構造を画定する第1ジップタイ締付構造を含み、前記複数の鋸歯構造の各々が摺動面と係止面とを含み、
    前記対向する端部部分の第2端部部分が少なくとも1つの係止歯構造を画定する第2ジップタイ締付構造を含み、前記少なくとも1つの係止歯構造の各々が係止面を含み、
    前記第2ジップタイ締付構造が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の摺動面上を摺動するように構成され、
    前記第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の係止面が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造のいずれか1つと相互係止するように構成される、請求項10に記載の回り止めバンド。
  12. 前記第2ジップタイ締付構造の少なくとも1つの係止歯構造の係止面が、前記第1ジップタイ締付構造の複数の鋸歯構造の各々の係止面と相補的である、請求項11に記載の回り止めバンド。
  13. 前記少なくとも1つの係止歯構造の各々が摺動面を含む、請求項11に記載の回り止めバンド。
  14. 前記第2端部部分が、前記第1端部部分が前記第2端部部分と相互係止されるとき、前記第1端部部分を前記第2端部部分と接線方向に整列させるための整列構造を含む、請求項10に記載の回り止めバンド。
  15. 前記第2端部部分の少なくとも1つの係止歯構造がタブ部分上に画定され、前記タブ部分が前記整列構造から接線方向に延在する、請求項14に記載の回り止めバンド。
  16. 前記回り止めバンドの整列構造が前記第2端部部分の自由端を画定し、前記タブ部分が前記自由端から離れるように延在する、請求項15に記載の回り止めバンド。
  17. 前記バンド部分がその基端エッジから延在する表面を画定し、
    前記複数の突出部の各々がベース部分を含み、前記ベース部分の各々が前記バンド部分の表面から延在する、請求項10〜16のいずれか一項に記載の回り止めバンド。
  18. 前記複数の突出部が3つの突出部を含む、請求項10〜16のいずれか一項に記載の回り止めバンド。
  19. 前記3つの突出部の第1の突出部と第2の突出部との間の距離が、前記第2の突出部と前記3つの突出部の第3の突出部との間の距離に等しい、請求項18に記載の回り止めバンド。
  20. 前記バンドが弓形であり、かつ、表面が内部表面である、請求項18に記載の回り止めバンド。
  21. 油圧コネクタ組立体が取り付けられる容器開口部から漏れを生じさせる緩みを防止するための方法であって、
    バンド部分と、前記バンド部分から延在する突出部とを含む回り止めバンドを提供するステップであって、前記突出部が前記バンド部分から横に延在するベース部分と、前記ベース部分から軸方向に延在する突出部分とを含み、前記バンド部分が対向する端部部分を含み、前記対向する端部部分の第1端部部分が複数の鋸歯構造を有する第1ジップタイ構造を含み、前記対向する端部部分の第2端部部分が、前記第1端部部分の複数の鋸歯構造のいずれかと相互係止するように構成された少なくとも1つの係止歯構造を有する第2ジップタイ構造を含み、前記第2ジップタイ構造が前記ジップタイ構造を前記第2ジップタイ構造との相互係止接触へ案内するための整列構造を含み、前記第2ジップタイ構造の少なくとも1つの係止歯構造がタブ部分上に画定され、前記タブ部分が前記整列構造から接線方向に延在する、ステップと、
    有形の非一時的媒体上に使用説明書一式を提供するステップであって、前記使用説明書が、
    前記回り止めバンドを油圧コネクタ組立体の雌ナットの周りに巻き付けるステップと、
    前記突出部の突出部分が前記油圧コネクタ組立体の雄本体上に位置するストッパタブに接線方向に隣接して延在するように、前記第1ジップタイ構造を前記第2ジップタイ構造へ嵌合させることにより、前記回り止めバンドを前記雌ナットに固定するステップと
    を含む、ステップと、
    を含む、方法。
  22. 前記使用説明書一式は、前記回り止めバンドを解放するよう前記第2ジップタイ構造の前記タブ部分を前記第1ジップタイ構造から離れるように持ち上げるステップを含む、請求項21に記載の方法。
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