JP6261691B2 - ピッキングシステム - Google Patents

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本発明は、作業効率の向上を図ることができるピッキングシステムに関するものである。
従来、例えば特許文献1に記載されたピッキングシステムが知られている。
この従来のピッキングシステムは、例えば商品である物品が保管される複数の保管部を有する保管棚と、作業者によって保管部からピッキングされた物品を集品容器に入れて搬送方向に搬送する搬送コンベヤとを備えている。
また、保管棚には、各保管部に対応して位置するLEDランプ等の保管側指示ランプが設けられている。搬送コンベヤには、各集品容器に対応して位置するLEDランプ等の集品容器側指示ランプが設けられている。
さらに、保管棚と搬送コンベヤとの間には複数の作業者が配置され、この各作業者は、点灯する保管側指示ランプにて指示された保管部から物品をピッキングし、このピッキングした物品を点灯する集品容器側指示ランプにて指示された集品容器に投入する。
特開2010−1152号公報(図3、図4等)
そして、近年、この種のピッキングシステムにおいては、作業者による作業の効率化が求められ、作業効率の向上を図ることができるピッキングシステムが要望されている。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業効率の向上を図ることができるピッキングシステムを提供することを目的とする。
求項記載のピッキングシステムは、物品が投入される複数の集品容器と、この集品容器に物品が正しく投入されているか否かを判断する検品装置と、ディスプレイを有し、前記検品装置の判断結果に基づいて、作業者に対して物品が正しく投入されていないNG集品容器を指示するNG集品容器指示画像を現実空間に付加提示する拡張現実装置とを備え、前記拡張現実装置は、この拡張現実装置を装着した作業者に対して、自己が担当する複数の集品容器のうちの唯一のNG集品容器に重なって位置する前記NG集品容器指示画像を前記ディスプレイに表示して提示するものである。
請求項2記載のピッキングシステムは、請求項1記載のピッキングシステムにおいて、拡張現実装置は、透過型のディスプレイを有する眼鏡型のヘッドマウントディスプレイであるものである。
本発明によれば、拡張現実装置が所望情報を現実空間に付加提示するため、作業者が効率良く作業でき、よって、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の一実施の形態に係るピッキングシステムの概略平面図である。 同上ピッキングシステムの拡張現実装置(AR眼鏡)を示す斜視図である。 同上ピッキングシステムの保管棚の部分斜視図である。 同上ピッキングシステムの搬送コンベヤの部分斜視図である。 ピッキング作業を説明するための説明図である。 図5に続く説明図である。 図6に続く説明図である。 図7に続く説明図である。 補充作業を説明するための説明図である。 図9に続く説明図である。 仮置き棚を使用して補充およびピッキング作業をする場合の説明図である。 検品装置を使用して検品作業をする場合の説明図である。 図12に続く説明図である。
本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1において、1はピッキングシステムで、このピッキングシステム1は、拡張現実(Augmented Reality:「AR」)を利用したピッキング設備(集品システム)である。
ピッキングシステム1は、商品である物品Wが保管容器bに入れられて保管される複数の保管部(間口)2を有する水平方向長手状の保管棚3を備えている。
また、ピッキングシステム1は、保管棚3の前方にこの保管棚3の長手方向に沿って直線状に配設され、作業者Xによって手作業により保管部2からピッキングされた物品Wを集品容器aに入れて水平な搬送方向(図1上、左方向)に搬送する搬送コンベヤ4を備えている。
さらに、ピッキングシステム1は、保管棚3と搬送コンベヤ4との間の長手状空間部である作業者用スペース7にその長手方向に互いに間隔をおいて配置された複数の作業者Xの各々が脱着可能に装着した拡張現実装置であるAR眼鏡(透過型のヘッドマウントディスプレイ:HMD)5を備えている。
また、ピッキングシステム1は、搬送コンベヤ4およびAR眼鏡5等を制御する処理装置である制御装置6を備え、この制御装置6は、例えばオーダデータ、ロケーションデータおよび商品マスタを含むピッキングデータ等を処理するものである。
なお、集品容器aは、例えば複数の物品Wを収納可能な合成樹脂製の容器で、上面開口部を有する外形直方体状で折り畳み可能な構成となっている。保管容器bは、例えば複数の物品Wを収納可能な段ボール箱である。
拡張現実対応棚である保管棚3は、図1および図3等に示されるように、搬送コンベヤ4の搬送方向に沿った方向、つまり保管棚3の長手方向に互いに隣接して並ぶ複数のゾーン(ピッキング領域)にて構成されている。各ゾーンは、複数列複数段、すなわち例えば4列4段(合計16個)の保管部2にて構成されている。
そして、保管棚3と搬送コンベヤ4との間の作業者用スペース7には、AR眼鏡5を装着した複数の作業者Xが、各ゾーンごとに1人ずつ配置されている。つまり、1つのゾーンに対して1人の作業者Xが配置されている(図1参照)。
保管棚3は、図3に示されるように、棚枠11を有し、この棚枠11に複数の保管部2が設けられている。各保管部2は、保管棚3の後端側から前端側に向かって徐々に下り傾斜する傾斜状の物品搬送貯留部であるフリーローラ部12と、このフリーローラ部12の前端部に設けられこのフリーローラ部12上の先頭の保管容器bの前面下端部と当接する板状のストッパ部13とを有している。
そして、各ストッパ部13には、付加情報提示位置を特定するためのマーカー型ビジョンベースAR用のマーカー(識別子)である保管部識別用前側ARタグ14が固設されている。つまり、保管棚3の前面側には、各保管部2ごとに保管部識別用前側ARタグ14が設けられている。各保管部識別用前側ARタグ14の表面には、それぞれ異なる図形が付されている。
物品Wのピッキングにより先頭の保管容器bが空になった場合には、作業者Xは、空になった先頭の保管容器bを保管部2から取り出す。すると、後続の保管容器bは、保管部2内においてストッパ部13に当接するまでフリーローラ部12上を自重で移動する。
また、保管棚3の保管部2への物品Wの補充、つまりフリーローラ部12上への保管容器bの補充は、保管棚3の後方側から作業者Xの手作業によって行われる。
そして、各フリーローラ部12の後端部には、付加情報提示位置を特定するためのマーカー型ビジョンベースAR用のマーカー(識別子)である保管部識別用後側ARタグ15が固設されている。つまり、保管棚3の後面側には、各保管部2ごとに保管部識別用後側ARタグ15が設けられている。各保管部識別用後側ARタグ15の表面には、それぞれ異なる図形が付されている。
拡張現実対応搬送コンベヤである搬送コンベヤ4は、図1および図4等に示されるように、例えば1本の駆動式のコンベヤ装置であるローラコンベヤ装置からなるもので、作業者Xによって保管棚3の保管部2からピッキングされた物品Wが投入収容される複数の集品容器aを上面に1列に並べて載せて搬送する。なお、搬送コンベヤ4は、例えば5個の集品容器aを互いに隣接させて作業者Xごとの1組として複数組を一斉に搬送する。
搬送コンベヤ4は、図4に示されるように、搬送方向に長手状のコンベヤフレーム16を有し、このコンベヤフレーム16には集品容器aを直接載せて搬送する複数本の搬送ローラ17が搬送方向に並設されている。搬送ローラ17の円筒状のローラ部は、例えば制御装置6にて制御されるモータ等の駆動源(図示せず)からの動力で回転する。
そして、各集品容器aには、付加情報提示位置を特定するためのマーカー型ビジョンベースAR用のマーカー(識別子)である集品容器識別用ARタグ20が固設されている。つまり、各集品容器aごとに集品容器識別用ARタグ20が設けられている。各集品容器識別用ARタグ20の表面には、それぞれ異なる図形が付されている。
AR眼鏡5は、図1および図2等に示されるように、例えばGPS(全地球測位システム)およびARタグ14,15,20を利用して現実空間(現実環境)の位置情報を取得しつつ、装着者である作業者Xに対して所定の付加情報(CG画像等の視覚的情報)を現実空間の所望位置に付加提示するものである。
このAR眼鏡5によって作業者Xに提示される付加情報は、例えば、作業者Xに対してピッキングすべき物品Wが保管されている保管部2を指示する保管部指示情報である保管部指示画像、作業者Xに対して物品Wを投入すべき集品容器aを指示する集品容器指示情報である集品容器指示画像、作業者Xに対して物品Wを補充すべき保管部2を指示する補充保管部指示情報である補充保管部指示画像等である。
ここで、AR眼鏡5は、図2に示されるように、作業者Xが頭部に装着可能な眼鏡部21と、この眼鏡部21に設けられたカメラ部22と、これら眼鏡部21およびカメラ部22に電気的に接続された制御部23とを有している。なお、制御部23は、制御装置6との間で無線通信をするための通信手段等を有している。
また、眼鏡部21は、作業者Xの両眼の前方を覆う透過型のディスプレイ(透過型表示部)25を有している。つまり、眼鏡部21は、作業者Xがその眼鏡部21を装着した状態のまま現実空間の光景とこの光景の一部に重なり合った付加情報とを見ることが可能な左右1対の透明な小型のディスプレイ25を有している。両ディスプレイ25は眼鏡枠26の左右両側に固着され、この眼鏡枠26の左右方向中央部にカメラ部22が固着されている。
そして、制御部23による制御に基づいて眼鏡部21のディスプレイ25が現実空間の光景(現実像)に付加情報を仮想的に重畳表示することにより、その付加情報が現実空間に付加された状態となって作業者Xに対して提示される。
コンピュータ装置である制御装置6は、例えば図2に示されるように、コンピュータ本体31を有し、このコンピュータ本体31にはモニタ32が電気的に接続されている。また、コンピュータ本体31には、AR眼鏡5との間で無線通信をするための通信機(無線HUB)33が電気的に接続されている。
次に、ピッキングシステム1による作業フロー等を図面を参照して説明する。
まず、ピッキング作業について説明する。保管棚3と搬送コンベヤ4との間の作業者用スペース7には、AR眼鏡5を装着した複数の作業者(ピッキング作業者)Xを各ゾーンごとに1人ずつ配置する。
そして、各作業者Xに対して、自己の設定作業範囲を指示する。その設定作業範囲は、複数の作業者Xに対して重複している箇所もある。
すなわち例えば、図5に示すように、AR眼鏡5を装着した5人の作業者A,B,C,D,Eを、それぞれ自己のゾーンA,B,C,D,Eに対応させて配置する。
この場合、作業者Aに対する設定作業範囲は、対応するゾーンAの全部と、このゾーンAに隣接するゾーンBの一部とからなる範囲である。作業者Bに対する設定作業範囲は、対応するゾーンBの全部と、このゾーンBの一端側に隣接するゾーンAの一部と、ゾーンBの他端側に隣接するゾーンCの一部とからなる範囲である。作業者Cに対する設定作業範囲は、対応するゾーンCの全部と、このゾーンCの一端側に隣接するゾーンBの一部と、ゾーンCの他端側に隣接するゾーンDの一部とからなる範囲である。作業者Dに対する設定作業範囲は、対応するゾーンDの全部と、このゾーンDの一端側に隣接するゾーンCの一部と、ゾーンDの他端側に隣接するゾーンEの一部とからなる範囲である。作業者Eに対する設定作業範囲は、対応するゾーンEの全部と、このゾーンEに隣接するゾーンDの一部とからなる範囲である。
なお、例えば図示しないが、作業者Aに対する設定作業範囲がゾーンBの左半分を含み、かつ、作業者Cに対する設定作業範囲がゾーンBの右半分を含むようにしてもよく、この場合には、作業者Bが作業途中で何らかの原因により不在となっても、ピッキング作業を続行することが可能である。
このように、複数の作業者(ピッキング作業者)Xを搬送コンベヤ4の搬送方向に間隔をおいて並べて配置した状態で、搬送コンベヤ4にて複数の集品容器(例えば5個1組)aが搬送方向に搬送されて所定位置に到着すると、制御装置6がAR眼鏡5にピッキング指示等に関するデータを送信し、そのAR眼鏡5がそのデータを受信する。
すると、AR眼鏡5は、このAR眼鏡5を装着した作業者Xに対して、保管部指示画像を現実空間の所望位置(例えば1つの保管部)に重畳表示するようにして付加提示する。
また同時に、AR眼鏡5は、このAR眼鏡5を装着した作業者Xに対して、この作業者Xがピッキングする物品Wに関する補助情報(付加情報)を保管部指示画像とともに現実空間に付加提示する。その補助情報は、例えばピッキングする物品Wの数量であるピッキング数量表示や、その物品Wの名称である商品名表示、その物品Wの特徴を示す商品特徴表示(例えば「壊れやすい」)等である。
すなわち例えば、図6に示すように、AR眼鏡5を装着した作業者Xが、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25を通して保管棚3を見ると、その作業者Xは、自己が担当する設定作業範囲における複数の保管部2中で唯一の保管部2と重なった1つの保管部指示画像(図6上、斜線を施した部分)と、ディスプレイ25の角部に表示されたピッキング数量表示(例えば「6」)とを視認することとなる。
この保管部指示画像は、例えばその唯一の保管部2である対象保管部2に保管されている先頭の保管容器bに重なって位置するように、ディスプレイ25に表示された赤色画像である。
なお、対象保管部(対象間口)2が作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、対象保管部2がある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者Xを対象保管部2に向けて案内することも可能である。
そして、作業者Xは、保管部指示画像によって指示された対象保管部2から、ピッキング数量表示によって指示された数量の物品Wをピッキングする、つまり指示数量の物品Wを取り出す。
このとき、例えば指示数量の物品W(例えば6個の物品)が対象保管部2に保管されていない場合には、作業者Xは、欠品通知のジェスチャー(例えば指でチョキのサイン)を行う。すると、AR眼鏡5は、作業者Xの欠品通知のジェスチャーを検知して欠品データを制御装置6に送信し、次のピッキング指示に関するデータを制御装置6から受信する。
また、作業者Xは、AR眼鏡5を利用して対象保管部2からピッキングした物品Wの検品を行う。すなわち例えば、AR眼鏡5は、ピッキングされた物品Wに付されている識別子(例えばバーコード、ICタグ等)を検知し、指示した物品Wなら「OK」をディスプレイ25に表示し、指示した物品Wと異なるなら「NG」をディスプレイ25に表示する。
続いて、ピッキングされた物品Wが指示通りであった場合において、作業者Xがその物品Wを持ったまま搬送コンベヤ4側を向くと、AR眼鏡5は、このAR眼鏡5を装着した作業者Xに対して、集品容器指示画像を現実空間の所望位置(例えば1つの集品容器)に重畳表示するようにして付加提示する。
すなわち例えば、図7に示すように、AR眼鏡5を装着した作業者Xが、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25を通して搬送コンベヤ4を見ると、その作業者Xは、自己が担当する複数(例えば1組をなす5個)の集品容器a中で唯一の集品容器aと重なった1つの集品容器指示画像(図7上、斜線を施した部分)を視認することとなる。
この集品容器指示画像は、例えばその唯一の集品容器aである対象集品容器aの上面開口部に重なって位置するように、ディスプレイ25に表示された赤色画像である。
なお、対象集品容器(対象投入口)aが作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、対象集品容器aがある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者Xを対象集品容器aに向けて案内することも可能である。
そして、作業者Xは、集品容器指示画像によって指示された対象集品容器a内へ、対象保管部2からピッキングした物品Wを投入する。
この投入後、作業者Xは、投入完了のジェスチャー(例えば指でマルのサイン)を行う。すると、AR眼鏡5は、作業者Xの投入完了のジェスチャーを検知して投入完了データを制御装置6に送信し、次のピッキング指示に関するデータを制御装置6から受信する。次のピッキング指示に関するデータを受信すると、ディスプレイ25上の集品容器指示画像が消える。
なお、手にした物品Wが制御装置6の指示したものと異なる場合に、AR眼鏡5が集品容器指示画像を提示しないことも可能である。これによって、間違って取り出した物品Wを集品容器aに間違って投入することを防止できる。この場合、間違った物品Wを保管棚3の元の位置に戻し、正しい物品Wを再度ピッキングして検品することで、集品容器指示画像が提示される。
このようにして、集品容器aに対してゾーンのライン単位での全てのピッキング作業(物品の取り出しおよび物品の投入)が完了すると、搬送コンベヤ4を作動させて集品容器aを次のゾーンまで搬送する。全てのゾーンで同様に作業を進めて、ピッキング作業を完了させる。
なお、装置に異常が発生した場合に、例えばAR眼鏡5が異常発生位置を指示する付加情報である異常箇所指示画像を現実空間の異常発生位置に付加提示したり、異常復旧手順を付加提示することも可能である。例えば、搬送コンベヤ4上の集品容器aが詰まって搬送異常が発生した際には、異常になった搬送コンベヤ4の場所に対してCG画像等の異常箇所指示画像を付加提示する。そして、作業者Xは、AR眼鏡5のディスプレイ25に表示される異常復旧手順に従って異常の解除や異常の原因となった集品容器aの位置修正を行い正常に復旧させる。
ここで、各作業者Xは、基本的に各ゾーン単位でピッキング作業を行うが、ピッキング作業を進めていくうちに作業者Xの作業能力差が判明した場合、すなわち例えば作業管理ログによって各作業者Xの作業量を分析した結果に基づいて作業者Xの作業能力差が判明した場合には、作業を中断せずに作業範囲の変更を実施する。
つまり、制御装置6は、負荷の均等化のために、作業能力の高い作業者Xには作業能力の低い作業者Xより重複領域に多くピッキング指示を行うこと、つまり作業者Xの作業実行範囲の変更を、ピッキング作業を中断させることなく行う。
すなわち例えば、図8(a)に示すように、互いに隣り合う2人の作業者A,Bのうちの一方の作業者Aが他方の作業者Bよりも作業能力が高い場合には、作業者Bが自己のゾーンBの一部(重複部分B´)に対して作業を行わず、隣の作業者Aが自己のゾーンAに加えてゾーンBの一部(重複部分B´)に対しても作業を行う。
こうして、作業能力の低い作業者Bは、自己のゾーンBのうち重複部分B´におけるピッキング指示がなくなり、作業負担が減る。
逆に、図8(b)に示すように、互いに隣り合う2人の作業者A,Bのうちの他方の作業者Bが一方の作業者Aよりも作業能力が高い場合には、作業者Aが自己のゾーンAの一部(重複部分A´)に対して作業を行わず、隣の作業者BがゾーンBに加えてゾーンAの一部(重複部分A´)に対しても作業を行う。
こうして、作業能力の低い作業者Aは、自己のゾーンAのうち重複部分A´におけるピッキング指示がなくなり、作業負担が減る。
なお、物品Wを投入する集品容器aは、必ずしも停止しておく必要はなく、集品容器aを識別するためのARタグ20と一緒に移動すれば、AR眼鏡5は、移動中の対象集品容器aに追従するように集品容器指示画像を作業者Xに対して提示すればよい。この場合、作業者Xは、搬送コンベヤ4上で集品容器指示画像とともに移動している対象集品容器aに対して物品Wを投入する。
次に、保管棚3への物品Wの補充作業について説明すると、制御装置6のコンピュータ本体31には、予め補充する商品データと補充場所(間口アドレス)が登録されている。
なお、補充する物品Wは、例えば予め保管棚3の付近に配置されているものとするが、離れた棚等にある場合は、AR眼鏡5にてトータルピッキングを行ってから補充してもよい。
AR眼鏡5を装着した作業者(補充作業者)Xは、補充物品Wを選択後、その選択した物品Wに付されている識別子(例えばバーコード、ICタグ等)、或いは、その選択した物品Wが入った保管容器bに付されている識別子(例えばバーコード、ICタグ等)を読取装置である例えばAR眼鏡5で検知する。
すると、例えば図9に示すように、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25には、物品Wを検知したことがわかる付加情報(例えば商品名表示、商品コード、「補充有り」というメッセージ等)が表示される。なお、補充すべき物品Wでない場合は、その旨を作業者Xに知らせるための付加情報(例えば「補充無し」というメッセージ等)がディスプレイ25に表示される。また、保管棚3の在庫管理を行っている場合には、補充する物品Wの数量をディスプレイ25に表示するようにしてもよい。
そして、作業者Xが補充すべき物品Wを持ったまま保管棚3側を向くと、AR眼鏡5は、このAR眼鏡5を装着した作業者Xに対して、補充保管部指示画像を現実空間の所望位置(例えば1つの保管部)に重畳表示するようにして付加提示する。
すなわち例えば、図10に示すように、AR眼鏡5を装着した作業者Xが、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25を通して保管棚3を見ると、その作業者Xは、自己が担当する複数の保管部2中で唯一の保管部2と重なった1つの補充保管部指示画像(図10上、斜線を施した部分)を視認することとなる。
この補充保管部指示画像は、例えばその唯一の保管部2である対象補充保管部2の後面に重なって位置するように、ディスプレイ25に表示された赤色画像である。
なお、対象補充保管部(対象補充間口)2が作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、対象補充保管部2がある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者Xを対象補充保管部2に向けて案内することも可能である。
そして、作業者Xは、補充保管部指示画像によって指示された対象補充保管部2内に物品Wを補充する。
この補充後、作業者Xは、補充完了のジェスチャー(例えば指でマルのサイン)を行う。すると、AR眼鏡5は、作業者Xの補充完了のジェスチャーを検知して補充完了データを制御装置6に送信し、ディスプレイ25上の補充保管部指示画像が消える。
続いて、作業者Xは、別の補充物品Wのバーコード等の識別子をAR眼鏡5で検知し、同様に補充作業を進めていく。
次に、図11を参照して、仮置き棚41を使用する場合について説明する。
注文が比較的に少ない中頻度商品や低頻度商品である物品Wの場合、保管棚3に固定した保管部(間口)2を割り当てると、保管棚3を有効に利用できない問題が発生するおそれがある。
そこで、この場合には、ピッキングする直前に仮置き棚41に必要数量の物品Wを仮置き(補充)し、それをピッキングすることで保管棚3を有効に使用する方法がある。この仮置き棚41は、複数列複数段の仮置き部42を有するもので、例えば搬送コンベヤ4の下流側の位置に配設する。
なお、仮置きする物品Wは、例えば予め仮置き棚41の付近に配置されているものとするが、離れた棚等にある場合は、AR眼鏡5にてトータルピッキングを行ってから仮置きしてもよい。
搬送コンベヤ4にて集品容器aが搬送されて集品場所に近づくと、制御装置6が仮置き作業である補充作業をする作業者(補充作業者)XのAR眼鏡5に対して、仮置き指示等に関するデータを送信する。
そして、そのAR眼鏡5を装着した作業者Xは、補充物品Wを選択後、その選択した物品Wに付されている識別子(例えばバーコード、ICタグ等)、或いは、その選択した物品Wが入った保管容器bに付されている識別子(例えばバーコード、ICタグ等)を読取装置である例えばAR眼鏡5で検知する。
すると、上記の図9と同じように、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25には、物品Wを検知したことがわかる付加情報(例えば商品名表示、商品コード、「補充有り」というメッセージ等)が表示される。なお、補充すべき物品Wでない場合は、その旨を作業者Xに知らせるための付加情報(例えば「補充無し」というメッセージ等)がディスプレイ25に表示される。
そして、作業者Xが仮置きする物品Wを持ったまま仮置き棚41側を向くと、AR眼鏡5は、このAR眼鏡5を装着した作業者Xに対して、物品Wを仮置きすべき仮置き部42を指示する補充仮置き部指示情報である補充仮置き部指示画像(付加情報)を現実空間の所望位置(例えば1つの仮置き部)に重畳表示するようにして付加提示する。
すなわち例えば、図11に示すように、AR眼鏡5を装着した作業者Xが、AR眼鏡5の眼鏡部21のディスプレイ25を通して仮置き棚41を見ると、その作業者Xは、自己が担当する複数の仮置き部42中で唯一の仮置き部42と重なった1つの補充仮置き部指示画像(図11上、斜線を施した部分)を視認することとなる。
この補充仮置き部指示画像は、例えばその唯一の仮置き部42である対象仮置き部42の前面に重なって位置するように、ディスプレイ25に表示された赤色画像である。
なお、対象仮置き部(対象仮置き間口)42が作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、対象仮置き部42がある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者Xを対象仮置き部42に向けて案内することも可能である。
そして、補充作業者である作業者Xは、補充仮置き部指示画像によって指示された対象仮置き部42内に物品Wを仮置きして補充する。
この仮置き後、作業者Xは、仮置き完了のジェスチャー(例えば指でマルのサイン)を行う。すると、AR眼鏡5は、作業者Xの仮置き完了のジェスチャーを検知して仮置き完了データを制御装置6に送信し、ディスプレイ25上の補充仮置き部指示画像が消える。
次に、集品容器aが所定位置に到着すると、制御装置6がピッキング作業をする作業者(ピッキング作業者)XのAR眼鏡5に対してピッキング指示等に関するデータを送信する。
そして、そのAR眼鏡5を装着した作業者Xがディスプレイ25を通して仮置き棚41を見ると、その作業者Xは、自己が担当する複数の仮置き部42中で唯一の仮置き部42と重なった1つの仮置き部指示画像と、その唯一の仮置き部42からピッキングする物品Wに関する補助情報(例えばピッキング数量表示等)とを視認する。つまり、AR眼鏡5は、上述した保管棚3の場合と同様に、装着した作業者Xに対して赤色画像等の付加情報を現実空間の所望位置に重畳表示するようにして付加提示する。
なお、対象仮置き部(対象仮置き間口)42が作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、対象仮置き部42がある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者Xを対象仮置き部42に向けて案内することも可能である。
以後は、上記の保管棚3と同様にピッキング作業を行う。
次に、図12および図13を参照して、検品装置46を使用する場合について説明する。
ピッキング作業が完了した集品容器aに対して検品装置46を使用して検品する場合、AR眼鏡5にて以下のようなことが可能となる。
検品装置46は、トンネル状のコンベヤ挿通部47を有し、このコンベヤ挿通部47には、上流端部が搬送コンベヤ4の下流端部に接続された下流コンベヤ45が挿通されている。
そして、下流コンベヤ45は、物品Wが投入された集品容器aを搬送コンベヤ4から受け入れて搬送方向に搬送し、この搬送途中において、検品装置46が下流コンベヤ45にて搬送中の集品容器aに物品Wが正しく投入されているか否か、つまり集品容器a内の物品Wが指示通りのオーダ単位のものであるか否かを判断する。
例えば読取装置である検品装置46は、ピッキング作業が完了した集品容器aに対し、その中に投入された全ての物品Wの識別子(例えばバーコード、ICタグ等)を読み取って検知し、予定データに対して過不足および誤投入がないか照合を行う。
そして、過不足・誤投入が発生した集品容器a、つまり物品Wが正しく投入されていないNG集品容器aがあった場合、AR眼鏡5を装着した作業者(検品作業者)Xが眼鏡部21のディスプレイ25を通して下流コンベヤ45を見ると、その作業者Xは、NG集品容器aと重なったNG集品容器指示情報であるNG集品容器指示画像(図12上、斜線を施した部分)を視認することとなる。
このNG集品容器指示画像は、NG集品容器aに重なって位置するように、ディスプレイ25に表示された赤色画像である。なお、NG集品容器aが作業者Xの視界から外れている場合には、AR眼鏡5のディスプレイ25は、NG集品容器aがある方向を示す付加情報であるCG画像(例えば矢印)を表示して作業者XをNG集品容器aに向けて案内することも可能である。
また、作業者(検品作業者)Xが眼鏡部21のディスプレイ25を通してNG集品容器a内を見ると、その作業者Xは、例えば過剰品である物品Wと重なった赤色画像等の過剰品指示情報である過剰品指示画像(図13上、斜線を施した部分)を視認し、瞬時に過剰品を見分けることが可能である。
なお、作業者XにNG内容を知らせるためのNG内容情報として、過剰品指示画像のほかに、例えば「過剰品」というメッセージも表示される。
そして、作業者Xは、過剰品をNG集品容器a内から取り出した後、検品完了のジェスチャー(例えば指でマルのサイン)をAR眼鏡5に検知させて検品完了データを制御装置6に送信する。
また、不足の場合は、AR眼鏡5は不足した物品Wに関するNG内容情報を作業者Xに提示する。この提示を受けた作業者Xは、不足物品WをNG集品容器a内に補充した後、検品完了のジェスチャー等により検品完了データを制御装置6に送信する。
そして、ピッキングシステム1によれば、AR眼鏡5を装着した作業者Xに対してそのAR眼鏡5が保管部指示画像や集品容器指示画像等の所望情報を現実空間に付加提示するため、作業者Xが効率良く作業でき、作業効率の向上を図ることができる。
また、AR眼鏡5を装着した作業者Xは、隣の作業者Xに対する指示画像等が見えないため、隣の作業者Xへの指示に反応して誤ピックや誤投入をすることがなく、作業効率の向上を更に図ることができる。
さらに、互いに隣り合う2人の作業者Xのうちの一方の作業者Xが他方の作業者Xよりも作業能力が高い場合には他方の作業者Xが他のゾーンの一部に対して作業を行わずに一方の作業者Xが他のゾーンの一部に対して作業を行い、また他方の作業者Xが一方の作業者Xよりも作業能力が高い場合には一方の作業者Xが一のゾーンの一部に対して作業を行わずに他方の作業者Xが一のゾーンの一部に対して作業を行うようにすることで、作業者Xの手待ち時間を削減でき、作業効率の向上をより更に図ることができる。
また、AR眼鏡5がピッキング数量表示等の補助情報を作業者Xに対して保管部指示画像とともに現実空間に付加提示するため、例えばピッキングすべき物品Wの数量等を間違えることを効果的に防止でき、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、AR眼鏡5が補充保管部指示画像を作業者Xに対して現実空間に付加提示するため、物品Wを補充すべき保管部2を間違えることを効果的に防止でき、作業効率の向上を図ることができる。
また、AR眼鏡5が補充仮置き部指示画像を作業者Xに対して現実空間に付加提示するため、物品Wを仮置きすべき仮置き部42を間違えることを効果的に防止でき、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、AR眼鏡5が検品装置46の判断結果に基づいてNG集品容器指示画像やNG内容情報等を作業者Xに対して現実空間に付加提示するため、効率良く検品作業ができ、作業効率の向上を図ることができ、また例えばNG集品容器a内から過剰品を取り出す際に、取り出す物品Wを間違えることを防止できる。
また、従来必要であったLEDランプ等の表示機(保管側指示ランプや集品容器側指示ランプ等)が不要であるため、例えば電気配線や、表示機を取り付けるための機構等も不要となり、よって、設置、保守、移設、廃棄等に要する費用を低減できる。
なお、作業者Xに指示を出す拡張現実装置は、AR眼鏡5である眼鏡型のHMDには限定されず、帽子型のHMD等でもよく、またHMDのディスプレイ方式に関しては、光学透過型には限定されず、ヒデオ透過型等でもよく、さらにHMDの投影方式に関しては、ハーフミラー等を利用するものには限定されず、作業者Xの目の水晶体を利用して網膜に直接結像させるもの等でもよい。
また、拡張現実装置は、AR眼鏡5等のHMD以外に、例えば携帯機器等の小型情報端末の画面を用いて付加情報を現実空間に付加して作業者Xに提示するもの等でもよい。
さらに、搬送コンベヤ4は、保管棚3に沿って配設された1本の集品ラインであるコンベヤ装置からなるものには限定されず、例えば保管棚3に沿って配設された平行な2本のコンベヤ装置からなるものや、3本以上のコンベヤ装置からなるもの等でもよい。つまり、搬送コンベヤ4を構成する集品ラインの本数は任意である。
また、搬送コンベヤ4は、作業者Xによって保管部2からピッキングされた物品Wが投入される集品容器aを搬送するものには限定されず、例えば特開2008−179426号公報に記載された構成のように、作業者Xによって保管部2からピッキングされた物品Wを上面の搬送面に直接載せて搬送するもの等でもよい。そして、この構成では、AR眼鏡5等の拡張現実装置は、例えば作業者Xに対して載置すべき案内体(物品を搬送コンベヤに向けて案内する仮置き台)を指示する案内体指示情報を現実空間に付加提示する。
さらに、例えばピッキングした物品Wを集品容器aに直接投入せずに、AR眼鏡5にて指示された仮置き場所に物品Wを置き、その後、物品Wが集品容器aに自動投入される構成でもよい。
また、保管棚3の各保管部2は、物品Wが保管容器bに入れられた状態で保管されるものには限定されず、例えば保管容器bを用いることなく、複数個の物品Wが直接載置されて保管されるもの等でもよい。
また、集品容器識別用ARタグ20は、集品容器aに固定せずに、例えば停止した各集品容器aに対応して位置するように搬送コンベヤ4のコンベヤフレーム16の所定位置に固定するようにしてもよい。
さらに、現実空間における位置情報の取得は、マーカー(ARタグ)を検知する方法(マーカー型ビジョンベースAR)には限定されず、例えば間口自体や集品容器自体を認識して検知する方法(マーカーレス型ビジョンベースAR)でもよい。
また、AR眼鏡5等の拡張現実装置が検知するジェスチャー(欠品通知、投入完了、補充完了、仮置き完了、検品完了、操作の取り消し等)は、作業者Xの指や手によるもの(チョキ、マル、指を1本立てる等)には限定されず、作業者Xの腕、足や身体等によるものでもよい。
さらに、例えば作業者Xの腕の振りや身振り等を検知するジェスチャー入力機を別途用いてもよく、また作業者Xの音声によるもの等でもよい。
また、ピッキング時にAR眼鏡5で物品Wを見て検品を行う場合に、識別子(例えばバーコード、ICタグ等)ではなく、物品自体を認識して検品するようにしてもよく、また読取装置であるウェアラブル装置(例えば指装着BCR)を利用して検品するようにしてもよい。
さらに、仮置き棚41や検品装置46は必ずしも必要ではなく、これら仮置き棚41や検品装置46を備えない構成等でもよい。
また、例えばAR眼鏡5のディスプレイ25に表示される付加情報である色画像、文字、数字および記号等は、各作業者Xがカスタマイズして作業し易い表示に変更できるようにしてもよい。
1 ピッキングシステム
2 保管部
3 保管棚
5 拡張現実装置であるAR眼鏡
6 制御装置
14 識別子である保管部識別用前側ARタグ
25 ディスプレイ
a 集品容器
b 保管容器
W 物品
X 作業者

Claims (2)

  1. 物品が投入される複数の集品容器と、
    この集品容器に物品が正しく投入されているか否かを判断する検品装置と、
    ディスプレイを有し、前記検品装置の判断結果に基づいて、作業者に対して物品が正しく投入されていないNG集品容器を指示するNG集品容器指示画像を現実空間に付加提示する拡張現実装置とを備え、
    前記拡張現実装置は、この拡張現実装置を装着した作業者に対して、自己が担当する複数の集品容器のうちの唯一のNG集品容器に重なって位置する前記NG集品容器指示画像を前記ディスプレイに表示して提示する
    ことを特徴とするピッキングシステム。
  2. 拡張現実装置は、透過型のディスプレイを有する眼鏡型のヘッドマウントディスプレイである
    ことを特徴とする請求項1記載のピッキングシステム。
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