JP6261382B2 - 封緘ユニット、封緘解除装置および鍵管理装置 - Google Patents
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図1の(a)は、本発明の実施形態1に係る封緘ユニット10(封緘されている状態)および封緘ユニット10に用いられる封緘解除装置20の外観を示す斜視図である。図1の(b)は、図1の(a)に示す封緘ユニット10の内部構造を示す断面図である。図1の(b)に示すように、封緘ユニット10は、キーリング1(封緘ユニット10と別体とみても良い)、可動部2、本体部3、1対の磁石対4、およびバネ5を備える。
次に、図2の(b)は、封緘ユニット10における本体部3からの可動部2の抜け止めを防止する機構を示す断面図である。本体部3(内側本体部31)には、可動部2を本体部3から抜け止めするための爪部3cが設けられている。一方、可動部2には、爪部3cが引っ掛かる窪み2cが設けられている。可動部2は、爪部3cが窪み2cに引っ掛かることで、本体部3から抜け止めされる。これにより、可動部2が本体部3から完全に抜け出して可動部2と本体部3とが互いに分離されてしまうことが阻止される。
次に、図3の(a)は、封緘ユニット10の保持部2aにキーリング1のリング端部1aを保持させたときの状態を示す封緘ユニット10の側面図であり、図3の(b)は、封緘ユニット10の正面図(保持部2aの口が開いた側を正面とする)である。また、図3の(c)は、図3の(b)に示す正面図の部分拡大図である。図3の(c)に示すように、キーリング1のリング端部1aには紙面に対して上側に段差1a‐Uが形成され、下側に段差1a‐Dが形成されている。
次に、図4の(a)は、封緘解除装置20の外観を示す斜視図である。図4の(b)は、図4の(a)に示す矢印Aの方向から封緘解除装置20の構造を見たときの様子を示す断面図である(ロック時)。図4の(c)は、図4の(a)に示す矢印Aの方向から封緘解除装置20の構造を見たときの様子を示す断面図である(ロック解除時)。図4の(d)は、図4の(a)に示す矢印Bの方向から封緘解除装置20の挿入孔21hの内部を見たときの様子(ロック時)を示す図である。図4の(a)〜図4の(c)に示されるように、封緘解除装置20は、1対の強力マグネット22、基板23、光電センサ24、ロック金具25、ソレノイド26、およびバネ27を備える。なお、本実施形態では、強力マグネット22の数は1対であるが、強力マグネット22の数はこれに限定されない。例えば、強力マグネット22の数は、2対以上であっても良い。
次に、図4の(d)に示すように、封緘解除装置20の挿入孔21hは、左右非対称の形状となっている。また、これに合わせて封緘ユニット10の形状も最大面積を有する2つの側面どうしの形状が互いに非対称な形状となっている〔図3の(b)参照〕。すなわち、封緘ユニット10は、鍵交換時に、可動部2に負担が掛らないように、封緘解除装置20に一定の向きからしか挿入できないような形状となっている。より具体的には、本実施形態では、図3の(b)に示すように、封緘ユニット10の紙面に対して左側の側面は平面で構成し、右側の側面は凸面で構成している。図4の(e)に示すように、封緘解除装置20の挿入孔21hへ差し込む際の封緘ユニット10の向きは、可動部2のリング端部1aが挿入される口が紙面に対して上側になる向きとしている。
実施形態2においては、実施形態1に記載した封緘解除装置20を鍵管理装置に適用するための実施形態について説明する。まず、図5の(a)は、本発明の実施形態1に係る封緘解除装置20を内蔵した一体型の鍵管理装置30aの外観を示す図である。
以下、上述した鍵管理装置30aまたは鍵管理装置30b(以下、単に「鍵管理装置」と記載する)を用いた鍵交換操作の手順について説明する。
鍵交換操作を行うためには、所定の数の予め設定された「鍵交換操作を行う際に、返却しておかなければいけない鍵」が全て返却されていることを条件とする。すなわち、鍵交換操作を行う際に、鍵管理装置で管理する全数の鍵が返却されていなくても特定の鍵だけが返却されていれば良い。例えば、封緘ユニット10が連結されていないキーホルダが、嵌め殺し型の封緘具と連結されたキーホルダであれば、鍵交換操作を行う際に必ずしも鍵管理装置に返却されていなくても良い。また、封緘ユニット10によれば、後付けでキーホルダに連結することが可能になるので、例えば、所定の数の予め設定された「鍵交換操作を行う際に、返却しておかなければいけない鍵」だけを、封緘ユニット10を連結したキーホルダとすれば良い。
鍵交換操作の手順は、以下のとおりとなる。
(1)鍵管理装置の操作メニューから鍵交換操作を選択して権限確認のため本人認証を行う。鍵交換権限の確認後、封緘解除装置へのアクセスが可能となる。
(2)鍵を付け替えるキーホルダを鍵管理装置から抜き取る。
(3)封緘解除装置20が封緘ユニット10を差し込み可能な状態になる。この差し込み可能な状態になる時点までは、図4の(d)に示すように、封緘解除装置20の挿入孔21hの内部にロック金具25が飛び出しているため、封緘ユニット10は奥まで差し込めない。
(4)キーホルダのキーリング1に取り付けてある封緘ユニット10を封緘解除装置20に差し込んでリング端部1aの封緘を解除する。封緘ユニット10を封緘解除装置20の挿入孔21hに差し込んで、封緘ユニット10の可動部2の側を押すと、可動部2の一部が本体部3から飛び出し、封緘ユニット10によるリング端部1aの封緘が解除され鍵交換が可能となる。このとき、封緘ユニット10が封緘解除装置20の挿入孔21hに差し込まれたことを光電センサ24が検知すると、ソレノイド26のプランジャー26aは紙面に対して左側に引かれなくなり、ロック金具25は、挿入孔21hの内部に飛び出し可能な状態となる。
(5)封緘ユニット10を封緘解除装置20から引き抜く。これにより、自動的に、バネ27の付勢により、図4の(d)に示すように、ロック金具25が、挿入孔21hの内部に飛び出してロック状態になり、封緘ユニット10が差込不可能な状態になる。
(6)鍵の交換を実施し、封緘ユニット10の保持部2aを本体部3の内部に押し込み、キーリング1のリング端部1aを封緘した状態にする。
(7)キーホルダを鍵管理装置の所定箇所に差し込んで鍵を返却する。
図5の(c)は、本発明の実施形態3に係る鍵管理システム(鍵管理装置)30cの外観を示す図である。
鍵交換操作の手順は、以下のとおりとなる。
(1)パーソナルコンピュータ31cを起動し、管理ソフトを立ち上げる(この際、利用者はパスワードを入力する)。
(2)封緘ユニット10が後述するRFIDタグ6を備えていない場合、鍵交換を行う封緘ユニット10の鍵管理装置名(管理番号)、および鍵番号を入力する。なお、封緘ユニット10がRFIDタグ6を備えている場合は、例えば、封緘解除装置にRFIDリーダを設けることで、自動認証により、封緘ユニット10を識別すれば良いので、封緘ユニット10の鍵管理装置名および鍵番号の入力は不要になる。
(3)封緘解除装置20が封緘ユニット10を差し込み可能な状態になる。この差し込み可能な状態になる時点までは、上述したロック金具25の存在により封緘ユニット10は奥まで差し込めない。
(4)キーホルダのキーリング1に取り付けてある封緘ユニット10を封緘解除装置20に差し込んでリング端部1aの封緘を解除する。
(5)封緘ユニット10を封緘解除装置20から引き抜く。これにより、自動的に、図4の(d)に示すように、ロック金具25が、挿入孔21hの内部に飛び出してロック状態になり、封緘ユニット10が差込不可能な状態になる。
(6)鍵の交換を実施し、封緘ユニット10の保持部2aを本体部3の内部に押し込み、キーリング1のリング端部1aを封緘した状態にする。
(7)他の封緘ユニット10の鍵を交換する場合は、(2)に戻る。一方、鍵交換を行わない場合は、操作を終了する。
図5の(d)は、上記鍵管理装置または鍵管理システムで管理する封緘ユニット10が連結されたキーホルダの構成を示す図である。同図に示すように、上述した封緘ユニット10は、キーホルダとは別体である。言い換えれば、キーホルダと異なり、「封緘ユニット10」は、鍵管理装置に差し込まれることがない小道具である。一方、「キーホルダ」は、鍵管理装置に差し込まれることによってキーリング1に吊るした鍵を管理する小道具である。
次に、封緘ユニット10のオプションについて説明する。図6の(a)は、封緘ユニット10にオプションとしての磁性体ケース50を装着する前の様子を示す図である。一方、図6の(b)は、封緘ユニット10に磁性体ケース50を装着した後の様子を示す図である。上述した封緘ユニット10の漏れ磁束は磁気カードに影響がないような大きさとする。磁性体ケース50は、漏れ磁束を、ペースメーカーへの影響がないようにするため、磁気シールド用のオプションとして用意したものである。封緘ユニット10の保持部2aの側とは反対側を、磁性体ケース50に形成されたユニット挿入孔50hへ挿入することで、封緘ユニット10に磁性体ケース50が装着される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1a リング端部
1a‐U 段差
1a‐D 段差
2 可動部
2a 保持部
2a‐R 右上側リブ(リブ)
2a‐L 左下側リブ(リブ)
3 本体部
3a 嵌入孔
4 磁石対
10 封緘ユニット
20 封緘解除装置
21h 挿入孔
30a 鍵管理装置
30b 鍵管理装置
30c 鍵管理システム(鍵管理装置)
Claims (4)
- 鍵の着脱が可能なリング端部を有するキーリングの当該リング端部を封緘する封緘ユニットであって、
上記リング端部を保持する保持部を備えた可動部と、
上記可動部が変位可能に支持される本体部と、を備え、
上記可動部および上記本体部は、キーホルダとは別体のものとして構成され、
上記本体部に対する上記可動部の相対位置を変位させることで、上記リング端部が封緘された状態と、上記リング端部の封緘が解除された状態とが切替え可能となっており、
上記本体部に対する上記可動部の相対位置が、上記リング端部が封緘された状態となる位置関係において、上記可動部の変位を阻止する可動部変位阻止機構を備えており、
上記可動部変位阻止機構は、
向かい合う磁石同士が互いに反発して変位可能なよう、上記可動部内において対向する位置に配置された磁石対と、
上記本体部に対する上記可動部の相対位置が、上記リング端部が封緘された状態となる位置関係において、上記磁石対における磁石同士が反発して離間することで嵌入するよう、上記本体部に形成された嵌入孔と、から構成されることを特徴とする封緘ユニット。 - 鍵の着脱が可能なリング端部を有するキーリングの当該リング端部を封緘する封緘ユニットであって、
上記リング端部を保持する保持部を備えた可動部と、
上記可動部が変位可能に支持される本体部と、を備え、
上記可動部および上記本体部は、キーホルダとは別体のものとして構成され、
上記本体部に対する上記可動部の相対位置を変位させることで、上記リング端部が封緘された状態と、上記リング端部の封緘が解除された状態とが切替え可能となっており、
上記キーリングの上記リング端部には段差が形成されており、
上記保持部には、上記キーリングが特定の方向のみにおいて上記保持部に対して着脱されるよう、上記段差の形状に合わせてリブが形成されていることを特徴とする封緘ユニット。 - 請求項1または2に記載の封緘ユニットの封緘を解除する封緘解除装置であって、
上記封緘ユニットが挿入される挿入孔を備え、
上記挿入孔に上記封緘ユニットを挿入することで、上記リング端部の封緘が解除された状態となることを特徴とする封緘解除装置。 - 請求項3に記載の封緘解除装置を備えていることを特徴とする鍵管理装置。
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