JP6261265B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータにより読み取り可能なプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータにより読み取り可能なプログラム Download PDF

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Description

設定情報に従って動作する情報処理装置、または情報処理装置に対して設定された設定情報を記憶装置から取得する情報処理方法に関するものである。
認証機構が組み込まれている情報処理装置では、認証されたユーザのみが情報処理装置を利用できる。さらに、各ユーザがログインするであろう時間帯を予測して、その時間帯になったら、ID、パスワード、性別、年齢、出身地などのユーザ情報を作業用メモリからキャッシュメモリに移行しておく情報処理装置が存在する(特許文献1)。
特開2009−93512号公報
ユーザがログインするであろう時間帯を予測して、そのユーザのユーザ情報を高速なメモリに移行しておく方法では、時間帯の予測が不可欠であり、時間帯の予測をするシステムが別途必要となる。
当然、予測が外れることもあるため、ユーザAがログインしようとしたときに、ユーザBのユーザ情報は高速メモリに移行されているが、ユーザAのユーザ情報が高速メモリに移行されていないことも十分ありうる。
さらに、特許文献1では、ログインするかしないか分からないユーザのためにそのユーザの全てのユーザ情報を高速なメモリに移行しておく。もし仮に複数のユーザが同じ時間帯にログインするであろうと予測された場合、その複数のユーザに対応する全てのユーザ情報を高速メモリに移行しなければならず、高速メモリの記憶容量が不足する。
そこで、本発明は、各ユーザに対応付けられた設定情報を第1の記憶手段から第2の記憶手段に移行して使用する情報処理装置において、より多くのユーザの設定情報を第2の記憶手段に準備しておくことを目的とする。さらに、第2の記憶手段に記憶される設定情報の容量をより少なくすることを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、設定情報に従って動作する情報処理装置であって、 前記第1のユーザ及び前記第2のユーザを認証する認証手段と、第1のユーザ及び第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第1の設定情報であって、前記認証手段により認証後に使用される第1の設定情報と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第2の設定情報であって、前記認証手段により認証後の前記第1の設定情報が使用された後に使用される第2の設定情報と、を格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段とは異なる第2の記憶手段と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが前記認証手段によって認証される前に、前記第1のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報と前記第2のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報の両方を前記第1の記憶手段から取得して前記第2の記憶手段に格納し、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が前記認証手段によって認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第1の設定情報を前記第2の記憶手段から取得し、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が前記認証手段によって認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段から取得して前記第2の記憶手段に格納する記憶制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理方法は、第1のユーザ及び第2のユーザを認証する認証手段と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第1の設定情報であって、前記認証手段による認証後に使用される第1の設定情報と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第2の設定情報であって、前記認証手段による認証後の前記第1の設定情報が使用された後に使用される第2の設定情報と、を格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段とは異なる第2の記憶手段と、を有する情報処理装置おける情報処理方法であって、第1のユーザ及び第2のユーザを認証する認証ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが認証される前に、前記第1のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報と前記第2のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報の両方を前記第1の記憶手段から取得する第1の取得ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証される前に、前記第1の取得ステップで取得された前記第1の設定情報を、前記第2の記憶装置に格納する第1の格納ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第1の設定情報を前記第2の記憶装置から取得する第2の取得ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第1の記憶装置から取得する第3の取得ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、前記第3の取得ステップで取得された前記第2の設定情報を前記第2の記憶手段に格納する第2の格納ステップと、を有することを特徴とする。
各ユーザに対応付けられた設定情報を第1の記憶手段から第2の記憶手段に移行して使用する情報処理装置において、より多くのユーザの設定情報を第2の記憶手段に準備しておくことが可能となる。また、第2の記憶手段に記憶される設定情報の容量をより少なくすることが可能となる。
情報処理装置のハードウェアを示す図である。 HDD104に格納されている設定値の種類を示す図である。 ログイン時に必要な設定値の一例を示す図である。 ログイン後に必要な設定値の一例を示す図である。 ログイン時に必要な設定値を設定するための設定画面を示す図である。 情報処理装置で行われる起動処理を示すフローチャートである。 ログイン後に表示される画面の一例を示す図である。 情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。 情報処理装置で行われる取得処理を示すフローチャートである。 ログイン時に必要な設定値の一覧の一例を示す図である。 情報処理装置で行われる設定処理を示すフローチャートである。 HDD104に格納されている順位情報の一例を示す。 情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。 メッセージの一例を示す図である。 順位情報と制限情報の一例を示す図である。 情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。 第1〜3の実施形態でCPU101が担った役割を表したブロック図である。
<第1の実施形態>
図面を用いて実施形態を説明する。
図1は、情報処理装置のハードウェアを示す図である。本実施形態では、情報処理装置の一例としてマルチファンクションデバイスを説明する。図1は、本実施形態を説明するための一例であり、その他の構成要件が情報処理装置に含まれていてもよい。
情報処理装置は、コントローラユニット100、操作部106、スキャナ108及びプリンタ109を有している。また、コントローラユニット100は、CPU101、RAM102、ROM103、HDD(ハードディスクドライブ)104、操作部I/F105、デバイスI/F107、ネットワークI/F及びバス111を有している。
CPU101は制御プログラムに従って各種の情報処理を実行したり、操作部106、スキャナ108及びプリンタ109を制御したりする。また、CPU101は、ネットワークI/F110を介して外部装置と通信可能である。
RAM102は揮発性記憶装置であり、CPU101が各種の情報処理を実行するために使用するワークメモリとして機能する。高速にアクセス可能な不揮発性記憶装置がRAM102の代わりに用いられていてもよい。ROM103は不揮発性記憶装置であり、各種の制御プログラムや設定値を格納する。HDD104もまた不揮発性記憶装置であり、制御プログラムや設定値を格納する。ROM103やHDD104に記憶されているプログラムはRAM102に転送されて、CPU101によって実行される。また、ROM103やHDD104からRAM102に転送された設定値に従って情報処理装置は動作する。
操作部I/F105は、操作部106からの入力を監視し、入力情報をCPU101に送信する。また、操作部I/Fは、CPU101からの指示に従って、情報を表示するよう操作部106を制御する。操作部106は、タッチパネルやボタンなどの入力装置であり、かつLEDやLCDなどの表示装置である。操作部106は、入力装置と表示装置の両方を兼ねたタッチパネルディスプレイであってもよい。
デバイスI/F107は、CPU101から受信したコマンドをスキャナ108またはプリンタ109に送信する。また、デバイスI/F107は、スキャナから画像データを受信したり、画像データをプリンタ109に送信したりする。スキャナ108は、シート上の画像を読み取って、画像データを生成する。プリンタ109は、画像データに基づく画像をシート上に印刷する。
情報処理装置は、スキャナ108とプリンタ109を使ってコピー機能を提供する。CPU101は、画像をスキャナ108に読み取らせ、スキャナ108で生成された画像データに画像処理を実行し、画像処理が実行された画像データをプリンタ109に印刷させる。なお、画像処理は、CPU101以外の画像処理ハードウェアによって実行されてもよい。画像処理では、2枚の原稿のそれぞれから読み取った画像を1枚のシートに印刷するよう画像データを処理すること(2in1)が可能である。また、情報処理装置は、スキャナ108で生成した画像データをネットワークI/F110を介して送信する送信機能を提供したり、スキャナ108で生成した画像データを不図示の電話回線を介して送信するFAX機能を提供したりする。情報処理装置がコピー機能、送信機能、FAX機能を提供しない場合には、情報処理装置がスキャナを含まなくてもよい。
ネットワークI/F110は、CPU101からの指示に従って、LANを介したネットワーク通信を制御する。LANは無線でも、有線でも、公衆電話回線でもよい。また、情報処理装置は、USBケーブルを介して外部装置と通信するUSBI/Fを有していてもよい。
バス111には、CPU101、RAM102、ROM103、HDD104、操作部I/F105、デバイスI/F107、ネットワークI/F110がそれぞれ接続している。
CPU101によって実行されるべきプログラムは、ROM103またはHDD104に記憶されていて、情報処理装置が起動するときや機能を提供するときにRAM102に展開される。CPU101は、RAM102に展開されたプログラムを実行する。
CPU101は、操作部I/F105を介して、操作部106に情報を表示させたり、操作部106でユーザが入力した情報を取得したりする。
CPU101は、ログインのための認証処理を行う。認証処理では、情報処理装置を利用可能なユーザであるか否かを判断し、ユーザのログインの開始、ユーザのログインの完了、ユーザのログアウトを管理する。より具体的には、CPU101は、認証画面を表示するよう操作部106に指示し、操作部106でユーザにより入力された認証情報を取得し、認証情報に基づいて認証を行う。認証が成功した場合には、CPU101は、そのユーザに対応付けられた設定値を取得し、ログイン後の画面を設定値に基づいて制御する。
CPU101は、RAM102やHDD104への設定値の書込み、またはRAM102やHDD104からの設定値の読出しを行う。情報処理装置が起動すると、CPU101は、全ユーザのそれぞれに対応付けられた、ログイン時に必要な設定値をHDD104から読出し、RAM102に書き込む。ユーザのログインが開始されると、CPU101は、そのユーザに対応付けられた設定値をRAM102から取得し、取得した設定値に基づいてログイン後の画面を制御する。本実施形態では、RAM102のアクセス速度はHDD104のアクセス速度よりも速いと仮定する。すると、HDD104から設定値を取得する場合よりも、RAM102から設定値を取得する場合の方が、より高速にログイン後の画面が表示される。ユーザのログインが完了すると、CPU101は、そのユーザに対応付けられた、ログイン後に必要な設定値をHDD104から読出し、RAM102に書き込む。これにより、設定値がログイン後に必要になったとき、より高速に設定値にアクセスすることができる。
図2は、HDD104に格納されている設定値の種類を示す図である。HDD104には、ログイン時に必要な設定値群201とログイン後に必要な設定値群211が別々に格納されている。ログイン時に必要な設定値はログインの開始からログインの完了までに必要となる設定情報である。ログイン後に必要な設定値は、ログイン後に実行される各機能で必要となる設定情報である。
ログイン時に必要な設定値群201はさらに、ログイン時に必要な個人用の設定値とログイン時に必要なデバイス用の設定値に分類される。ログイン時に必要な個人用の設定値は記憶領域202に格納され、ログイン時に必要なデバイス用の設定値は記憶領域203に格納される。
ログイン後に必要な設定値群211はさらに、ログイン後に必要な個人用の設定値とログイン後に必要なデバイス用の設定値に分類される。ログイン後に必要な個人用の設定値は記憶領域212に格納され、ログイン後に必要なデバイス用の設定値は記憶領域213に格納される。
情報処理装置を利用するユーザの数が多く、情報処理装置が提供する全機能に必要な設定値の量が膨大である場合、高速ではあるが記憶容量に制限のある記憶装置(例えばRAM102)に全設定値を記憶することは難しい。また、設定値は更新可能であり、更新後の設定値をある一定期間、例えば情報処理装置の電源がオフされた後も保存しておく必要があることから、揮発性の記憶装置(例えばRAM102)にだけ全設定値を記憶することは好ましくない。よって、本実施形態では、全設定値はHDD104に記憶され、必要に応じてHDD104からRAM102に転送される。
記憶領域202及び212に記憶されている個人用の設定値は複数のユーザのそれぞれに対応付けられている。デバイス用の設定値は、個人用の設定値が対応付けられていないユーザのために用意されたデフォルトの設定値である。例えば、ゲストユーザが認証を受けずに情報処理装置を利用する場合に、デバイス用の設定値が用いられる。
図2に示すように、ログイン時に必要な設定値とログイン後に必要な設定値を分類することにより、ログインが行われる前にRAM102に展開すべき設定値を少なくすることができる。その結果、ログイン時に必要な設定値は全ユーザ分RAM102に展開することができる。ログイン時に必要な設定値は複数のユーザ分RAM102に展開されているため、その複数のユーザのいずれがログインをしてもログイン処理が高速に行われる。
図3の(A)は、ログイン時に必要な設定値群201の一例を示す図である。記憶領域202には、ユーザA用の設定値とユーザB用の設定値が格納されている。記憶領域203には、デバイス用の設定値が格納されている。図3では、内容を理解しやすくするために、ユーザを識別する識別情報として「ユーザA」や「ユーザB」などのユーザ名が記載されている。しかしながら、ユーザを一意に識別するUUIDなどのユーザ識別子がユーザを識別する識別情報として記憶領域202に格納されていてもよい。以降の実施形態では、ユーザ識別子が設定値に関連付けられてRAM102またはHDD104に記憶されているものとする。
表示言語は、操作部106に表示される画面で用いられる言語である。表示言語の設定値が「英語」であれば、英語の画面が操作部106に表示され、表示言語の設定値が「日本語」であれば、日本語の画面が操作部106に表示される。
初期画面は、ユーザのログイン後に初めて操作部106に表示される画面である。初期画面の設定値が「送信」であれば、送信機能に関する画面が操作部106に表示される。初期画面の設定値が「FAX」であれば、FAX機能に関する画面が操作部106に表示される。初期画面の設定値が「コピー」であれば、コピー機能に関する画面が操作部106に表示される。
図3の(A)では、個人用の設定値とデバイス用の設定値がそれぞれ別々の記憶領域に格納されている。しかしながら、図3の(B)のように、個人用の設定値とデバイス用の設定値が同一の記憶領域に格納されていてもよい。図3の(B)のような場合、特別なユーザ識別子がデバイス用に割り当てられて、そのユーザ識別子(デバイスを識別する識別情報)がデバイス用の設定値に対応付けられる。
図3では、設定値の一例として、表示言語の設定値と初期画面の設定値を示しているが、それ以外の設定値があってもよい。
図4は、ログイン後に必要な設定値群211の一例を示す図である。記憶領域212には、ユーザA用の設定値とユーザB用の設定値が格納されている。記憶領域213には、デバイス用の設定値が格納されている。
記憶領域212では、ログイン後に必要な設定値はユーザ毎にかつ機能ごとに格納されている。また、記憶領域213では、ログイン後に必要な設定値は機能ごとに格納されている。例えば、ログイン後に必要なユーザA用の設定値は、コピー機能で必要な設定値401と送信機能に必要な設定値402に分類される。コピー機能の設定値は、履歴情報に関する設定値と面付けに関する設定値がある。送信機能の設定値は、送信先アドレスの設定値である。履歴情報は、コピーの設定履歴を格納するファイルパスである。面付けは、1枚のシートに印刷されるページ数である。送信先アドレスは、送信機能によって画像データが送信される宛先のメールアドレスである。
ユーザによっては、設定値が設定されていない機能もありうる。ユーザが利用しない機能については設定値が格納されていなくてもよい。
ユーザAがコピー機能を用いる場合には、CPU101は、ユーザAに対応付けられたコピー機能に関する設定値401を取得し、取得した設定値に基づいてコピー機能を制御する。例えば、CPU101は、履歴情報の設定値を取得し、取得した設定値が示すファイルから過去に行われたコピーの設定を読み出し、過去に行われたコピーの設定を操作部106に表示させる。これにより、ユーザAは過去に利用したコピーの設定を再利用することができる。また、CPU101は、面付けの設定値を取得し、その設定値に従って印刷すべき画像データを生成し、生成した画像データをシート上に印刷する。
その他の機能についても同様である。ユーザが各機能を用いる場合に、CPU101はその機能に関する設定値を取得し、取得した設定値に基づいて画面を表示し、取得した設定値に基づいて機能を実行する。
ログイン時に必要な設定値やログイン後に必要な設定値は操作部106で設定されて、HDD104に格納される。図5は、操作部106に表示される画面であって、ログイン時に必要な設定値を設定するための設定画面を示す図である。ユーザがプルダウンボタン501を押下すると、CPU101は、表示言語として選択可能な複数の言語のリストを操作部106に表示させる。ユーザはそのリストの中から一つの言語を選択する。ユーザがプルダウンボタン502を押下すると、CPU101は、初期画面として選択可能な複数の画面のそれぞれに対応する機能のリストを操作部106に表示させる。ユーザのそのリストの中から一つの機能を選択する。各ユーザが、図5に示す設定画面で、ログイン時に必要な設定値を設定すると、その設定値はそのユーザに対応付けられてHDD104に格納される。情報処理装置の管理者が、図5に示すような設定画面で、ログイン時に必要な設定値を設定すると、その設定値はデバイス用の設定値としてHDD104に格納される。ユーザあるいは管理者が、図5に示すような設定画面で、既に設定されている設定値を変更する場合、変更後の設定値はRAM102に格納される。つまり、RAM102に格納されている設定値が変更後の設定値に更新される。その後、RAM102に格納された変更後の設定値はHDD104に格納される。
図6のフローチャートを用いて、情報処理装置で行われる起動処理を説明する。図6は、情報処理装置で行われる起動処理を示すフローチャートである。CPU101は、図6に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、起動処理を実行する。
CPU101は、ログイン時に必要なデバイス用の設定値をHDD104から読み出し(S601)、読みだした設定値をRAM102に書き込む(S602)。
CPU101は、ログイン時に必要な設定値を設定済みの1または複数のユーザの一覧をHDD104から取得する(S603)。CPU101は、ユーザの一覧に基づいて、ユーザの一覧から選択されていないユーザが存在するかを判断する(S604)。もし、ユーザの一覧から選択されていないユーザが存在しない場合には、CPU101は起動処理を終了する。ログイン時に必要な設定値を設定済みのユーザが一人もいない場合にも、CPU101は起動処理を終了する。
ユーザの一覧から選択されていないユーザが存在する場合、CPU101は、そのユーザをユーザの一覧から選択し、ユーザに対応付けられたログイン時に必要な設定値をHDD104から読み出す(S605)。さらに、CPU101は、読みだした設定値をRAM102に書き込む(S606)。
このようにして、ログイン時に必要なデバイス用の設定値と、全ユーザ分のログイン時に必要な設定値とがRAM102に展開されて、その後、それらの設定値に高速にアクセス可能になる。
ユーザのログイン処理を説明する。各ユーザは、情報処理装置にログインするためには、操作部106に表示された認証画面で、ユーザ名とパスワードなどの認証情報を入力する。CPU101は、操作部106で入力された認証情報を操作部I/F105を介して取得し、認証情報を確認し、情報処理装置へのログインが許可されているユーザであるか否かを判断する。認証方式は、操作部106で入力された認証情報と情報処理装置内に独自に記憶されている認証情報とを比較する方式であってもよい。また、操作部106で入力された認証情報をディレクトリサーバなどの認証サーバに送信して認証結果を認証サーバから受信する方式でもあってもよい。
認証情報の取得方式は、操作部106で入力された認証情報を取得する方式でも、ユーザが所有するカードからカードリーダ(図1では不図示)を介して認証情報を取得する方式でもよい。
CPU101は、情報処理装置へのログインが許可されているユーザであると判断すると、当該ユーザのユーザ情報をHDD104から取得する。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報であり、ユーザ名、ユーザのフルネーム、ユーザ識別子(例えば、ユーザを一意に識別するUUID)などを含む。
CPU101は、ユーザ識別子に対応付けられたログイン時に必要な設定値がRAM102に格納されているかを判断し、設定値が格納されていれば、その設定値をRAM102から取得する。ユーザ識別子に対応付けられたログイン時に必要な設定値がRAM102に格納されていなければ、CPU101は、ログイン時に必要なデバイス用の設定値をRAM102から取得する。
CPUは、RAM102から取得した設定値ごとに、必要な処理を実行する。例えば、表示言語の設定値と初期画面の設定値が取得された場合には、CPU101は表示言語の切り替えを行い、指定された初期画面を指定された表示言語で表示するよう操作部106を制御する。
図3に示されている設定値以外の設定値の一例として、アクセシビリティに関する設定値がある。画面色反転が必要である旨の設定値がRAM102に格納されていれば、CPU101は、画面色が反転された画面を表示するよう操作部106を制御する。また、音声認識が必要である旨の設定値がRAM102に格納されていれば、CPU101は音声認識に必要な処理を実行する。
ログイン時に必要な設定値がRAM102から取得されることにより、ログイン処理が高速に行われる。例えば、ログイン後に表示されるべき画面が高速に表示され、かつユーザ毎に異なって表示される。
例えば、ユーザA及びユーザBがそれぞれ情報処理装置にログインする場合を説明する。図7は、ログイン後に表示される画面の一例を示す図である。
従来は、デバイス用の設定値しかなかったため、ユーザAがログインしても、ユーザBがログインしても、図7の(A)に示すような画面が表示されていた。図7の(A)の画面は、情報処理装置によって提供される各機能を選択するためのメニュー画面であり、画面の表示言語は日本語である。ユーザAが英語の画面を希望する場合、図7の(A)の画面が表示された後に、表示言語を日本語から英語に切り替える操作をしなければならない。また、ユーザAが通常よく利用する機能が送信機能である場合、ユーザAは、図7の(A)の画面が表示された後に、送信機能に対応するアイコン701を選択しなければならない。いずれも、手間がかかる。
本実施形態では、ログイン時に必要な設定値をユーザ毎に設けることができる。例えば、ユーザA及びユーザBが図3に示すような設定値を設定していると仮定する。すると、ユーザAが情報処理装置にログインした場合、図7の(B)の画面が表示される。図7の(B)の画面は送信機能に関する画面であり、画面の表示言語は英語である。ユーザは、通常よく利用する送信機能をすぐにでも使用可能である。ユーザBが情報処理装置にログインした場合、図7の(C)の画面が表示される。図7の(C)の画面はコピー機能に関する画面であり、画面の表示言語は日本語である。
ログインが完了すると、CPU101は、ログインしているユーザに対応付けられたログイン後に必要な設定値をHDD104から読み出し、RAM102に書き込む。このときに用いられるユーザ識別情報もユーザ名またはユーザ識別子である。ログイン後に必要な設定値がRAM102に格納されているため、CPU101はユーザによって指示された機能を実行するにあたり、その機能に必要な設定値に高速にアクセスすることができる。
RAM102は記録容量に制限があるため、格納可能な設定値の数にも制限がある。本実施形態では、ログイン後に必要な設定値は一人のユーザ分だけRAM102に格納される。よって、ログインしているユーザが切り替わったときには、CPU101は、前にログインしていた他のユーザに対応付けられたログイン後に必要な設定値をRAM102からクリアする。
図8のフローチャートを用いて、情報処理装置で行われるログイン処理を説明する。図8は、情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。CPU101は、図8に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、ログイン処理を実行する。
CPU101は、操作部106などで入力された認証情報を取得し、入力された認証情報と予め登録されている認証情報とを比較する認証処理を実行する(S801)。CPU101は、認証結果に基づいて、ユーザが情報処理装置へのログインを許可されているかを判断する(S802)。すなわち、認証が成功した場合には、ユーザが情報処理装置へのログインを許可されていると判断される。
ユーザが情報処理装置へのログインを許可されていない場合、CPU101は、エラー画面を表示するなどのエラー処理を実行する(S816)。
ユーザが情報処理装置へのログインを許可されている場合、CPU101は、そのユーザに対応するユーザ情報をHDD104から取得する(S803)。つぎに、CPU101は、S803で取得したユーザ情報に含まれるユーザ識別子に対応付けられたログイン時に必要な設定値がRAM102に存在するかを判断する(S804)。設定値が存在すると判断された場合には、CPU101は、ユーザ識別子に対応付けられたログイン時に必要な設定値をRAM102から取得する(S805)。設定値が存在しないと判断された場合、CPU101は、ログイン時に必要なデバイス用の設定値をRAM102から取得する(S806)。
CPU101は、S806で取得した設定値に基づいて、設定値に基づく処理を実行する(S807)。具体的には、CPU101は、表示言語の設定値と初期画面の設定値に基づいて、ログイン後に表示されるべき画面を操作部106に表示させる。
CPU101は、設定値に基づく処理が完了してログインが完了したかを判断する(S808)。ログインが完了していない場合には、CPU101は設定値に基づく処理を引き続き実行する。ログインが完了した場合、CPU101は、S803で取得したユーザ識別子と前回ログインしたユーザのユーザ識別子とが同一であるかを判断する(S809)。前回ログインしたユーザのユーザ識別子はRAM102に保存されている。
二つのユーザ識別子が同一であれば、当該ユーザに対応付けられたログイン後に必要な設定値がすでにRAM102に格納されているので、CPU101はその設定値を使って各種機能を実行する。この場合には、HDD104から設定値を読み出してRAM102に書き込む処理は省略される。同じユーザが連続してログインする場合には、同じ設定値をHDD104などの低速の記憶装置から2度読み出すことを避けることにより、無駄な処理を軽減することができる。
二つのユーザ識別子が同一でないと判断された場合には、CPU101は、S803で取得したユーザ識別子を前回ログインしたユーザの識別子としてRAM102に格納する(S810)。これにより、S810でRAM102に格納されたユーザ識別子が、次にS809を実行するときに用いられる。
CPU101は、ログイン後に必要な設定値を格納するためのRAM102上の記憶領域をクリアする(S811)。
CPU101は、S803で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値がHDD104に存在するかを判断する(S812)。設定値が存在すると判断された場合には、CPU101は、ユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値をHDD104から取得する(S813)。設定値が存在しないと判断された場合、CPU101は、ログイン後に必要なデバイス用の設定値をHDD104から取得する(S814)。CPU101は、S813またはS814で取得した設定値をRAM102に書き込む(S815)。これ以降は、CPU101はRAM102に格納されているログイン後に必要な設定値を用いて各種機能を実行する。
各機能を実行するために設定値を取得する取得処理を説明する。個人用の設定値には、ログイン時に必要な設定値とログイン後に必要な設定値とがある。ログイン後に必要な設定値の一例が、各機能で利用される設定値である。CPU101は、各機能を実行するにあたり、各機能で利用される設定値を取得する。例えば、ユーザがコピー機能を利用しようとする場合、CPU101は、そのユーザのユーザ識別子に対応付けられた設定値であってコピー機能で利用される設定値を取得する。
図9は、情報処理装置で行われる取得処理を示すフローチャートである。CPU101は、図9に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、取得処理を実行する。
CPU101は、図9に示すフローチャートに基づくプログラムのほかに、ある機能を制御するプログラムを並行に実行している。また、情報処理装置には、CPU101以外にも、ある機能を制御する制御回路が存在しうる。下記では、各機能を制御するプログラム及び各機能を制御する制御部を「機能制御部」と総称する。
CPU101は、機能制御部から、機能を特定する機能名、その機能を利用するユーザのユーザ識別子、その機能に必要な設定値の設定値名とともに設定値の取得要求を受け取る(S901)。機能名とは例えば「コピー機能」である。
CPU101は、ユーザ識別子に対応付けられた設定値であって機能名に対応する設定値がRAM102に存在するかを判断する(S902)。設定値が存在する場合には、CPU101は、ユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値のうち、機能名に対応付けられた設定値をRAM102から取得する(S903)。
設定値が存在しないと判断された場合には、CPU101は、デバイス用の設定値であって機能名に対応する設定値がRAM102に存在するかを判断する(S904)。設定値が存在する場合には、CPU101は、ログイン後に必要なデバイス用の設定値のうち、機能名に対応付けられた設定値をRAM102から取得する(S905)。
CPU101は、S903またはS905で取得した設定値を、設定値の取得要求を発行した機能制御部に送信する(S906)。機能制御部は、その設定値に基づいて機能を実行する。
もし、ユーザに対応付けられた設定値の内にもデバイス用の設定値の内にも、機能名に対応づけられた設定値が存在しない場合には、CPU101は機能制御部にエラーを返す(S907)。
設定値の設定処理を説明する。
図10は、ログイン時に必要な設定値の一覧の一例を示す図である。図10の例では、表示言語の設定値と初期画面の設定値がログイン時に必要な設定値となっている。その他の設定値がこの一覧に示されていてもよい。一覧は予めHDD104またはROM103に格納されている。情報処理装置の起動時に、CPU101は、一覧をHDD104またはROM103から読み出し、RAM102に書き込む。CPU101は、一覧に基づいて、各設定値がログイン時に必要な設定値であるか、ログイン後に必要な設定値であるかを判断する。
図11は、情報処理装置で行われる設定処理を示すフローチャートである。CPU101は、図11に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、設定処理を実行する。
CPU101は、設定値を入力するよう操作部I/F105またはネットワークI/F110を制御する(S1101)。例えば、操作部I/F105は、設定値を入力するための画面を表示するよう操作部106を制御し、ユーザはその画面で設定値を入力する。設定値を入力するための画面には主に二種類ある。一つは、設定値を初期設定するための初期設定画面である。もう一つは、各機能の操作画面である。ユーザが各機能の操作画面で設定値を入力し、その設定値の保存を要求した場合も、設定値が操作部106を介して操作部I/F105に入力される。外部のサーバが設定値を集中管理している場合には、ネットワークI/F110は設定値の取得要求を外部のサーバに送信する。外部のサーバがその取得要求に応じて送信した設定値はネットワークを介してネットワークI/F110に入力される。
CPU101は、操作部I/F105またはネットワークI/F110に入力された設定値を取得する(S1102)。CPU101は、設定値とともに、その設定値の名称、デバイス用の設定値であるか個人用の設定値であるかを識別する情報、その設定値を入力したユーザのユーザ識別子、その設定値に係る機能の機能名なども取得する。管理者専用の画面や管理者がログイン中に表示された画面で入力された設定値はデバイス用の設定値である。一方、あるユーザがログイン中に表示された画面で入力された設定値は個人用の設定値である。設定値が外部のサーバから入力される場合には、その設定値が個人用であるかデバイス用であるかを示す情報も併せて入力される。該当する情報が存在しない場合には、空の値(例えば“0”や“NULL”)が取得される。例えば、デバイス用の設定値が入力される場合には、ユーザ識別子は存在しない。システム設定に係る設定値が入力される場合には、機能名は存在しない。
CPU101は、S1102で取得された設定値の名称がログイン時に必要な設定値の一覧に含まれているかどうかを判断する(S1103)。
設定値の名称が一覧に含まれている場合には、CPU101は、デバイス用の設定値であるか個人用の設定値であるかを識別する情報に基づいて、S1102で取得された設定値が個人用の設定値であるかデバイス用の設定値であるかを判断する(S1104)。
設定値が個人用の設定値であれば、CPU101は、S1102で取得した設定値を、S1102で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン時に必要な設定値としてHDD104とRAM102の両方に格納する(S1105)。設定値がデバイス用の設定値であれば、CPU101は、S1102で取得した設定値を、ログイン時に必要なデバイス用の設定値としてHDD104とRAM102の両方に格納する(S1106)。
S1102で取得した設定値の名称が一覧に含まれていない場合もまた、CPU101は、S1102で取得された設定値が個人用の設定値であるかデバイス用の設定値であるかを判断する(S1107)。
設定値が個人用の設定値であれば、CPU101は、S1102で取得した設定値を、S1102で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値としてHDD104に格納する(S1108)。さらに、CPU101は、S1102で取得したユーザ識別子に対応するユーザが情報処理装置にログイン中であるかを判断する(S1109)。ユーザがログイン中であれば、CPU101は、S1102で取得した設定値を、S1102で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値としてRAM102に格納する(S1110)。ユーザがログイン中であれば、ログイン後に必要な設定値はHDD104だけでなくRAM102にも格納されているからである。S1110は、RAM102に格納されている設定値を更新するために実行される。設定値がデバイス用の設定値であれば、CPU101は、S1102で取得した設定値を、ログイン後に必要なデバイス用の設定値としてHDD104とRAM102の両方に格納する(S1111)。
ログイン時に必要な設定値が外部のサーバからネットワークI/F110に入力された場合、その設定値を即座に反映することが好ましくないケースがある。例えば、表示言語の設定値が即座に反映された場合、操作部106に表示されている画面の表示言語が突然変更されて、ユーザが困惑するかもしれない。そこで、設定値が外部のサーバから取得された直後にはS1105の処理は実行されず、S1102で取得された設定値はバッファメモリやキャッシュメモリ(図1では不図示)に一時保存される。ユーザが情報処理装置からログアウトしたときに、一時保存された設定値がHDD104とRAM102にそれぞれ格納される。
ユーザのログアウト処理を説明する。
本実施形態では、同一のユーザが連続してログアウトとログインをする場合に備えて、ユーザがログアウトした場合でもRAM102に格納されている設定値を即座にはクリアしない。しかしながら、ユーザがログアウトした場合には、ユーザに対応付けられた設定値をデバイス用の設定値に切り替えることをしてもよい。例えば、ユーザがログインしているときには、そのユーザに対応付けられた表示言語の設定値に基づいて画面を表示し、ユーザがログアウトしたときには、デバイス用の表示言語の設定値に基づいて画面を表示してもよい。
また、ユーザが情報処理装置からログアウトしたときに、CPU101がそのユーザに対応付けられたログイン後に必要な設定値をRAM102から消去するようにしてもよい。ユーザが操作部106でログアウトの指示をすると、CPU101は、そのユーザに対応付けられたログイン後に必要な設定値を格納しているRAM102上の記憶領域をクリアする。この場合、ユーザが情報処理装置にログインするたびに、ログイン後に必要な設定値がHDD104からRAM102に転送される。
上記で説明した第1の実施形態によれば、ログイン時に必要な設定値は、各ユーザが情報処理装置にログインする前に、不揮発性の第1の記憶装置から、第1の記憶装置よりも高速にアクセス可能な揮発性の第2の記憶装置に転送される。それによって、ログイン処理がより高速になり、ユーザの所望する操作画面がより早く操作部106に表示され、ユーザはより早く情報処理装置を利用できる。また、ログイン後に必要な設定値もまた、各機能が実行される前に、第1の記憶装置から第2の記憶装置に転送されることにより、各機能に必要な設定値がより早く取得できるようになる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、利用される可能性が高い順にログイン後に必要な設定値をRAM102に展開する。図12及び図13を用いて第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、図12に示す情報が用意されるとともに、図13に示すログイン処理が図8に示すログイン処理の代わりに実行される。
第2の実施形態には、複数の機能の順位が予め定められている。各ユーザが、ログイン後に利用される可能性が高い順に複数の機能に順位を設定してもよいし、CPU101が、各機能の利用履歴に基づいて、ログイン後に利用される可能性が高い順に複数の機能に順位を設定してもよい。下記では、複数の機能の順位はユーザ毎に定められている。しかしながら、複数の機能の順位は情報処理装置に対して一つだけ定められていてもよい。複数の機能の順位を示す順位情報はHDD104に格納されている。
図12は、HDD104に格納されている順位情報の一例を示す。図12の例では、順位情報はユーザ毎に格納されている。ユーザAは最も頻繁にコピー機能を利用するため、コピー機能が1番で、送信機能が2番で、FAX機能が3番になっている。ユーザBは最も頻繁にFAX機能を使い、コピー機能をあまり使わないため、FAX機能が1番で、コピー機能には順位が付けられていない。
図13は、情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。CPU101は、図13に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、第2の実施形態に係るログイン処理を実行する。図13のS801〜S811及びS816は、図8のS801〜S811及びS816と同じである。そのため、S801〜S811及びS816の説明は省略する。
CPU101は、S803で取得したユーザ識別子に対応する順位情報をHDD104から取得する(S1301)。CPU101は、順位情報に基づいて、設定値がHDD104から読み出されていない機能のうち順位が最も高い機能を選択する(S1302)。図12の例では、順位を示す番号が小さいほど順位が高い。
CPU101は、S1302で選択した機能に係る設定値へのアクセスが既にあるか否かを判断する(S1303)。CPU101は、図13に示すフローチャートに基づくプログラムのほかに、ある機能を制御するプログラムを並行に実行している。また、情報処理装置には、CPU101以外にも、ある機能を制御する制御回路が存在しうる。そのため、図13のフローチャートに従って設定値がHDD104から読み出されるより先に、機能制御部からの取得要求に従って設定値がHDD104から読み出されている場合もありうる。機能制御部からの取得要求に従って設定値がすでにHDD104から読み出されてRAM102に格納されている場合には、設定値へのアクセスが既にあると判断される。なお、取得要求に従って設定値がアクセス中である場合には、その旨のメッセージが操作部106に表示される。図14はメッセージの一例を示す図である。
設定値へのアクセスが既にある場合には、CPU101はS1306に進む。設定値へのアクセスがまだない場合には、CPU101は、S803で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値のうち、S1302で選択した機能に係る設定値をHDD104から読み出する(S1304)。さらに、CPU101は、読み出した設定値をRAM102に書き込む(S1305)。該当する設定値が存在しない場合には、CPU101は、ログイン後に必要なデバイス用の設定値のうち、S1302で選択した機能に係る設定値をHDD104から読み出して、読みだした設定値をRAM102に書き込む。
CPU101は、順位情報に示されている全ての機能について設定値の読み出しを行ったかどうかを判断する(S1306)。設定値がHDD104から読み出されていない機能がある場合には、CPU101はS1302に戻る。
順位情報に示されている全ての機能について設定値の読み出しが行われた場合には、CPU101は、情報処理装置によって提供されている複数の機能のうち、順位情報に記載されていない機能を選択する(S1307)。
CPU101は、S1307で選択した機能に係る設定値へのアクセスが既にあるか否かを判断する(S1308)。設定値へのアクセスが既にある場合には、CPU101はS1311に進む。
設定値へのアクセスがまだない場合には、CPU101は、S803で取得したユーザ識別子に対応付けられたログイン後に必要な設定値のうち、S1307で選択した機能に係る設定値をHDD104から読み出す(S1309)。さらに、CPU101は、読みだした設定値をRAM102に書き込む(S1310)。該当する設定値が存在しない場合には、CPU101は、ログイン後に必要なデバイス用の設定値のうち、S1307で選択した機能に係る設定値をHDD104から読み出して、読みだした設定値をRAM102に書き込む。
CPU101は、順位情報に示されていない全ての機能について設定値の読み出しを行ったかどうかを判断する(S1311)。設定値がHDD104から読み出されていない機能がある場合には、CPU101はS1307に戻る。
図12に示す順位情報は、設定値がRAM102に転送される機能を定義した。しかしながら、設定値をRAM102に転送する必要がない機能を定義した制限情報が用意されていても構わない。例えば、ユーザが通常利用しない機能の設定値やサイズの大きい設定値などがRAM102に転送されると、HDD104に比べて記憶容量が小さいRAM102の記憶容量を圧迫する。通常利用しない機能の設定値やサイズの大きい設定値がRAM102に転送されて、利用する可能性がより高い機能の設定値が予めRAM102に転送されずにRAM102よりも低速なHDD104に留め置かれることも起こりうる。通常利用しない機能の設定値やサイズの大きい設定値は予めRAM102に転送せずに、いざそれらの設定値が必要になったときに、それらの設定値をHDD104からRAM102に転送すればよい。
図15は、順位情報と制限情報の一例を示す図である。図15の例では、順位情報1501と制限情報1502はユーザAに対応付けられている。順位情報1501は、図12の順位情報と同様に、ユーザによって利用される可能性が高い機能の順番を示す。制限情報1502は、RAM102に転送する必要のない設定値を決定する条件を示す。各ユーザが、RAM102に転送する必要のない設定値を決定する条件を設定してもよいし、CPU101が、各機能の利用履歴に基づいて、RAM102に転送する必要のない設定値を決定する条件を設定してもよい。
条件1503は、RAM102に設定値を転送する必要のない機能の名称を示す。条件1504は、RAM102に転送する必要のない設定値のサイズを示す。図15の例では、条件は二つだけ記されているが、それ以外の条件が記されていてもよい。
図15の例では、FAX機能の設定値は、図13のS1309及びS1310でHDD104からRAM102に転送されない。あるいは、FAX機能がS1307で選択されないようにしてもよい。サイズが50KB以上の設定値もまた、図13のS1309及びS1310でHDD104からRAM102に転送されない。上記の説明では、条件1504は、順位情報に記載されていない機能にだけ適用される。しかしながら、条件1504が、順位情報に記載されている機能に適用されるようにしてもよい。
なお、制限情報1502に記載されている条件に合致する設定値は、図13のログイン処理の実行時にはHDD104から読み出されないが、機能制御部から設定値の取得要求があったときにはHDD104から読み出される。
制限情報1502を用いることにより、記憶容量に限りのある揮発性記憶装置に無尽蔵に設定値を展開して不要な設定値まで揮発性記憶装置に展開してしまうのを防止する。
第2の実施形態によれば、高速にアクセス可能な揮発性記憶装置に、利用される可能性の高い機能の設定値を優先的に展開することで、ユーザのログイン後、ユーザはより早くその機能を利用可能になる。また、不要な設定値を読みこまないようにすることで、記憶容量に限りのある揮発性記憶装置を効率的に利用することができる。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、初期画面として設定されている画面に対応する機能の設定値を最優先でHDD104から読み出してRAM102に書き込む。これにより、ユーザは、ログイン後に表示される初期画面の機能を素早く利用可能になる。第3の実施形態では、図16に示すログイン処理が図8に示すログイン処理の代わりに実行される。
図16は、情報処理装置で行われるログイン処理を示すフローチャートである。CPU101は、図16に示すようなフローチャートに基づくプログラムを実行して、第3の実施形態に係るログイン処理を実行する。図16のS801〜S815は、図8のS801〜S815と同じであるため、S801〜S815の説明は省略する。
CPU101は、ログイン時に必要な設定値に基づく処理を実行したあと、S805またはS806でRAM102に書き込まれた設定値のうち、初期画面の設定値を取得する(S1601)。つぎに、CPU101は、S803で取得したユーザ識別子に対応するけられたログイン後に必要な設定値のうち、初期画面の設定値によって示される機能に係る設定値をHDD104から読み出す(S1602)。さらに、CPU101は、読み出した設定値をRAM102に書き込む(S1603)。該当する設定値が存在しない場合には、CPU101は、ログイン後に必要なデバイス用の設定値のうち、初期画面の設定値によって示される機能に係る設定値をHDD104から読み出して、読みだした設定値をRAM102に書き込む。
図16では、図8の変形例として説明した。しかしながら、S1601〜S1603の処理を図13のフローチャートに組み込んでもよい。その場合、S1601〜S1603の処理は、図13のS807とS808の間で実行される。
第3の実施形態によれば、高速にアクセス可能な揮発性記憶装置に、ログイン後に最初に表示される画面に係る機能の設定値を優先的に展開することで、ユーザのログイン後、ユーザはより早くその機能を利用可能になる。
<その他の実施形態>
図17は、第1〜3の実施形態でCPU101が担った役割を表したブロック図である。
表示/操作制御部301は操作部I/F105を制御して、画面を操作部106に表示させる。また、表示/操作制御部301は、操作部106でユーザによって入力された情報を操作部I/F105を介して取得して、その情報を他の制御部に送信する。
認証制御部302はログインのための認証処理を実行し、ログインしたユーザのユーザ情報を取得して、ユーザ情報を他の制御部に送信する。認証制御部302は、ログインの開始、ログインの完了、ログアウトのそれぞれを示すイベントを他の制御部に通知する。
記憶制御部303は他の制御部からデータを受信して、そのデータをRAM102またはHDD104に書き込む。また、記憶制御部303は、RAM102またはHDD104からデータを読み出して、他の制御部にデータを送信する。記憶制御部303は、HDD104へのデータの読み書きを制御する第1の記憶制御部304とRAM102へのデータの読み書きを制御する第2の記憶制御部305とから構成される。記憶制御部303は、ROM103からのデータの読み出しも制御する。
設定値制御部306は、第1の記憶制御部304または第2の記憶制御部305に対して設定値の読み書きを指示する。設定値がHDD104からRAM102に展開される場合には、設定値制御部306が第1の記憶制御部304に対して設定値の読み出しを指示して、第1の記憶制御部304はHDD104から読み出した設定値を設定値制御部306に送信する。さらに、設定値制御部306は、第2の記憶制御部305に対してその設定値の書込みを指示し、第2の記憶制御部305はその設定値をRAM102に書き込む。設定値制御部306は、ログインの完了を示すイベントとユーザ識別子とを認証制御部302から受けると、そのユーザ識別子に対応する設定値の読み出しを第1の記憶制御部304に指示する。その設定値の書込みを第2の記憶制御部305に指示する。
初期設定画面制御部307は、表示/操作制御部301に対して、ログイン時に必要な設定値を入力するための画面を操作部106に表示するよう指示し、操作部106で入力されたログイン時に必要な設定値を表示/操作制御部301から受信する。さらに、初期設定画面制御部307は、設定値を設定値制御部306に送信し、設定値制御部306は、設定値の書込みを第1の記憶制御部304または第2の記憶制御部305に指示する。ログイン時に必要な設定値以外の設定値、例えば機能に係る設定値やシステム設定に係る設定値は、機能制御部や設定画面制御部309から設定値制御部306に送信される。設定値制御部306は、それらの設定値の書込みを第1の記憶制御部304または第2の記憶制御部305に指示する。
コピー制御部308は機能制御部の一例である。コピー制御部308以外には、画像の読み取りを制御するスキャン制御部、画像の送信を制御する送信制御部、ファックス送信を制御するFAX制御などが機能制御部としてあってもよい。コピー制御部308はコピー機能を制御する。ユーザがコピー機能を選択した場合、コピー制御部308はそのユーザのユーザ識別子を認証制御部302から受信し、コピー機能を示す名称と、ユーザ識別子と、コピー機能に必要な設定値の取得要求とを設定値制御部306に送信する。設定値制御部306は、ユーザ識別子に対応付けられたコピー機能に係る設定値の読み出しを第1の記憶制御部304または第2の記憶制御部305に指示する。
第1〜3の実施形態では、CPU101が表示/操作制御部301、認証制御部302、第1の記憶制御部304、第2の記憶制御部305、設定値制御部306、初期設定画面制御部307、コピー制御部308、設定画面制御部309を担っている。しかしながら、複数のCPUがこれらの制御部301〜309のそれぞれを担ってもよい。また、CPU101以外の制御回路がこれらの制御部301〜309のうちの1又は複数を担ってもよい。
第1〜3の実施形態では、設定値は個人ごとに用意されていたが、設定値が複数のユーザが所属するグループごとに用意されていてもよい。この場合、情報処理装置を利用するユーザに対応付けられた設定値と、そのユーザが属するグループに対応付けられた設定値とがHDD104から読み出されて、RAM102に書き込まれる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 コントローラユニット
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 HDD
105 操作部I/F
106 操作部
107 デバイスI/F
108 スキャナ
109 プリンタ
110 ネットワークI/F

Claims (13)

  1. 設定情報に従って動作する情報処理装置であって、
    第1のユーザ及び第2のユーザを認証する認証手段と、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第1の設定情報であって、前記認証手段による認証後に使用される第1の設定情報と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第2の設定情報であって、前記認証手段による認証後の前記第1の設定情報が使用された後に使用される第2の設定情報と、を格納する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段とは異なる第2の記憶手段と、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが前記認証手段によって認証される前に、前記第1のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報と前記第2のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報の両方を前記第1の記憶手段から取得して前記第2の記憶手段に格納し、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が前記認証手段によって認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第1の設定情報を前記第2の記憶手段から取得し、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が前記認証手段によって認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段から取得して前記第2の記憶手段に格納する記憶制御手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1の設定情報は、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれが前記証手段によって認証された後に表示されるべき画面のために使用される設定情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記認証手段によって認証されたユーザに対応付けられた前記第1の設定情報に基づいて、前記画面を表示する表示手段を有することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶制御手段は、前記第1の記憶手段から取得した前記第2の設定情報を前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2の設定情報は、前記情報処理装置によって提供される機能で使用される設定情報であり、
    前記記憶制御手段は、前記認証手段によって認証されたユーザが前記機能を利用する場合に、当該ユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第2の記憶手段から取得することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記情報処理装置によって提供される複数の機能の順位を設定する第1の設定手段を有し、
    前記第2の設定情報は、前記情報処理装置によって提供される前記複数の機能のそれぞれのために使用される設定情報であり、
    前記記憶制御手段は、前記順位に従って、前記複数の機能のそれぞれに対応する前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段から取得して、前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2の設定情報は、前記情報処理装置によって提供される複数の機能のそれぞれのために使用される設定情報であり、
    前記表示手段は、前記複数の機能のうちの一つに対応する画面を表示し、
    前記記憶制御手段は、前記表示手段によって表示されるべき画面に対応する機能で使用される前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段から取得して、前記第2の記憶手段に格納することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  8. 前記第2の設定情報を前記第2の記憶手段に格納しない条件を設定する第2の設定手段と、
    前記記憶制御手段は、前記条件を満たす前記第2の設定情報を、前記第1の記憶手段から取得しないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記認証手段によって認証されたユーザに対応付けられた前記第2の設定情報は、前記認証手段が次のユーザを認証するまで、前記第2の記憶手段に格納され、
    前記情報処理装置はさらに、
    次のユーザが前記認証手段によって認証された場合、当該次のユーザと前記認証手段によって前回に認証されたユーザとが同一であるかを判断する判断手段を有し、
    前記記憶制御手段は、前記次のユーザと前記認証手段によって前回に認証されたユーザとが同一である場合、前記次のユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第1の記憶手段から取得しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記第2の記憶手段のアクセス速度は前記第1の記憶手段のアクセス速度よりも速いことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1の記憶手段はハードディスクであり、前記第2の記憶手段はRAMであることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 第1のユーザ及び第2のユーザを認証する認証手段と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第1の設定情報であって、前記認証手段による認証後に使用される第1の設定情報と、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのそれぞれに対応付けられた第2の設定情報であって、前記認証手段による認証後の前記第1の設定情報が使用された後に使用される第2の設定情報と、を格納する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段とは異なる第2の記憶手段と、を有する情報処理装置における情報処理方法であって、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザが認証される前に、前記第1のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報と前記第2のユーザに対応付けられた前記第1の設定情報の両方を前記第1の記憶手段から取得する第1の取得ステップと、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証される前に、前記第1の取得ステップで取得された前記第1の設定情報を、前記第2の記憶装置に格納する第1の格納ステップと、前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第1の設定情報を前記第2の記憶装置から取得する第2の取得ステップと、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、認証されたユーザに対応付けられた前記第2の設定情報を前記第1の記憶装置から取得する第3の取得ステップと、
    前記第1のユーザ及び前記第2のユーザのうちの一人が認証されたあとに、前記第3の取得ステップで取得された前記第2の設定情報を前記第2の記憶手段に格納する第2の格納ステップと、
    を有することを特徴とする情報処理方法。
  13. コンピュータを、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置として動作させるためのプログラム。
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