JP6259316B2 - バイオフィルム除去剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、バイオフィルム除去剤組成物に関する。
バイオフィルムは生物膜やスライムとも言われ、一般に水系で微生物が物質の表面に付着・増殖することによって微生物細胞内から多糖やタンパク質、核酸などの高分子物質を産生して、微生物と微生物産生物質とが構造体を形成したものを指す。バイオフィルムが形成されると、微生物を原因とする危害が発生して様々な産業分野で問題を引き起こす。
例えば医療分野において、人体の皮膚上、特に褥瘡などの創傷部位にバイオフィルムが形成されることが知られている。バイオフィルムが形成されると創傷の治癒遅延をはじめ、微生物が血液に侵入し、敗血症、肺炎を引き起こし、最悪の場合、死に至ることが知られており、これらの問題について長い間検討がなされている。そのため皮膚上に形成したバイオフィルムを除去する薬剤が望まれる。
皮膚上に形成したバイオフィルムを除去する剤には、そのバイオフィルムの除去性能が高いことはもとより、低角層膨潤性であることが同時に求められる。ここで角層膨潤性が低いことが必須である理由は、薬剤が角層を膨潤しなければ、皮膚内部に浸透せず、皮膚を構成する生存細胞へ作用する薬剤量が少なくなるため、生存細胞のダメージが少なくなるためである。
バイオフィルムを除去する技術としては、これまでに特許文献1−2に開示される技術が知られている。特許文献1では殺菌剤とバイオ分散剤を配合したバイオフィルム除去方法について示されている。また特許文献2では所謂αオレフィンスルフォン酸塩を用いたバイオフィルム除去剤について開示されている。
特表2005−505408号公報 特開2012−72265号公報
特許文献1では、角層膨潤に関する記載、示唆がない。特許文献2では、低角層膨潤性と高いバイオフィルム除去性を満足することは困難であった。このように皮膚上に形成したバイオフィルムを除去するため、バイオフィルムの除去性能と低角層膨潤性を両立することは困難であった。
本発明は、高いバイオフィルム除去効果と低角層膨潤性を両立するバイオフィルム除去剤組成物を提供する。
本発明者は、上記課題につき鋭意検討した結果、特定の炭素数を有する内部オレフィンスルフォン酸塩は高いバイオフィルム除去効果と低角層膨潤性を両立することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、炭素数が16以上、22以下の、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Aという)を1種類以上含有し、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Bという)の含有量が、成分Aと成分Bの合計に対して、20質量%以下である、人体用バイオフィルム除去剤組成物に関する。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、人体上に形成したバイオフィルムを、低角層膨潤性を維持しながら効率的に除去することができる。
[人体用バイオフィルム除去剤組成物]
本発明の人体用バイオフィルム除去剤組成物は、炭素数が16以上、22以下の、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Aという)を1種類以上含有し、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Bという)の含有量が、成分Aと成分Bの合計に対して、20質量%以下である。
本発明において、内部オレフィンスルフォン酸塩とは、原料である内部オレフィンをスルフォン化、中和、及び加水分解することによって得られるスルフォン酸塩である。また、内部オレフィンとは、炭素−炭素二重結合(以下、二重結合という場合もある)を炭素鎖の内部に有するオレフィンである。内部オレフィンは、炭素数が16以上、22以下である高級アルコールを、酸触媒存在下、約3〜24時間程度加熱撹拌することで得ることができる。なお、α−オレフィンは、二重結合が1位にある、つまり末端にある点で、内部オレフィンとは異なるものである。
内部オレフィンをスルフォン化すると、定量的にβサルトンが生成し、βサルトンの一部は、γサルトン、オレフィンスルフォン酸へと変化し、更にこれらは中和、加水分解工程において、ヒドロキシアルカンスルフォン酸塩と、オレフィンスルフォン酸塩へと転換する(例J. Am. Oil Chem. Soc. 69, 39 (1992))。ここで得られるヒドロキシアルカンスルフォン酸塩のヒドロキシ基は、炭素鎖の内部にあり、オレフィンスルフォン酸塩の二重結合はオレフィン鎖の内部にある。本発明の成分Aは、これらのヒドロキシアルカンスルフォン酸塩、オレフィンスルフォン酸塩、及びこれらを含む混合物であり、それらの炭素数が16以上、22以下であり、かつスルフォン酸基が炭素鎖の1位以外の位置に存在するものである。
内部オレフィンをスルフォン化して得られる生成物は、炭素鎖の末端にスルフォン酸塩を有するヒドロキシアルカンスルフォン酸塩や炭素鎖の末端にスルフォン酸塩を有するオレフィンスルフォン酸塩のような、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩を微量含む場合もある。
本発明では、オレフィンスルフォン酸塩のうち、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩〔以下、成分Bという〕の量が制限される。本発明では、低角層膨潤性の観点から、組成物中の成分Bの含有量が、成分Aと成分Bの合計に対して、20質量%以下であり、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。また、組成物中の成分Bの含有量は、成分Aと成分Bの合計に対して、0質量%以上とすることができ、0質量%であってもよい。
上記の通り、通常、オレフィンのスルフォン化で得られる反応生成物は、二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルフォン酸塩と、二重結合を持つオレフィンスルフォン酸塩とを含んでいる。本発明では、オレフィンスルフォン酸塩という場合、二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルフォン酸塩を含むものとする。従って、本発明でいう、全オレフィンスルフォン酸塩とは、二重結合を持つオレフィンスルフォン酸塩(以下、オレフィン体という場合もある)と二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルフォン酸塩(以下、ヒドロキシ体という場合もある)の両方を指す。
また、オレフィンスルフォン酸塩(オレフィン体及びヒドロキシ体)には、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外の位置に存在するオレフィンスルフォン酸塩と、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩(成分B)とがある。
なお、本発明で含有量が制限される成分Bの、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩は、以下の式で概略的に表される化合物である。成分Aは、以下の式では、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外の炭素原子に結合した化合物として表現できる。
Figure 0006259316
成分Aは、バイオフィルム除去効果、低角層膨潤性の点から、炭素数16以上、22以下であり、炭素数16以上、18以下が好ましく、炭素数16がより好ましい。
本発明の人体用バイオフィルム除去剤組成物は、成分Aとして、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が16の内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、C16内部オレフィンスルフォン酸塩という)、及びスルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が18の内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、C18内部オレフィンスルフォン酸塩という)から選ばれる内部オレフィンスルフォン酸塩を含有することが好ましく、C16内部オレフィンスルフォン酸塩を含有することがより好ましい。なお、成分Aとして、C16内部オレフィンスルフォン酸塩とC18内部オレフィンスルフォン酸塩の両方を含有する場合、起泡性の観点から、C16内部オレフィンスルフォン酸塩/C18内部オレフィンスルフォン酸塩の質量比は、好ましくは0.1以上、より好ましくは1以上、より好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、そして、好ましくは100以下、より好ましくは10以下である。
本発明の人体用バイオフィルム除去剤組成物では、バイオフィルム除去性、低角層膨潤性の観点から、全オレフィンスルフォン酸塩中、炭素数が16であるオレフィンスルフォン酸塩の割合は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上であり、そして、好ましくは100質量%以下であり、100質量%であってもよい。ここでの全オレフィンスルフォン酸塩は、炭素数が12以上、22以下のものを指すことができる。
更に、本発明の人体用バイオフィルム除去剤組成物では、バイオフィルム除去性、低角層膨潤性の観点から、全オレフィンスルフォン酸塩中、C16内部オレフィンスルフォン酸塩の割合は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上であり、そして、好ましくは100質量%以下であり、100質量%であってもよい。ここでの全オレフィンスルフォン酸塩は、炭素数が12以上、22以下のものを指すことができる。
なお、本発明では、成分Aと成分Bの要件を満たせば、これら以外のオレフィンスルフォン酸塩が含まれていてもよい。ただし、全オレフィンスルフォン酸塩中、成分Aの割合は、好ましくは85質量%以上、より好ましくは95質量%以上であり、そして、好ましくは100質量%以下であり、100質量%であってもよい。
成分Aの内部オレフィンスルフォン酸塩、また、その他のオレフィンスルフォン酸塩の対イオンとして、アルカリ金属塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩などが挙げられるが、バイオフィルム除去性、低角層膨潤性の観点から、アルカリ金属塩が好ましく、更にそのなかでも、ナトリウム塩及び/又はカリウム塩が好ましい。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、成分Aを含有する。本発明のバイオフィルム除去剤組成物における成分Aの含有量は、バイオフィルム除去性、低角層膨潤性、溶液の外観の均一性維持の観点から、好ましくは0.1質量%以上、40質量%以下である。本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、成分Aを、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.8質量%以上、より好ましくは1質量%以上含有する。一方、低角層膨潤性、溶液の外観の均一性維持の観点から、本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、成分Aを、好ましくは40質量%以下、より好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下含有する。
なお、本発明のバイオフィルム除去剤組成物において、成分A、成分Bなどの全オレフィンスルフォン酸塩の含有量は、組成物中、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは0.8質量%以上、より好ましくは1質量%以上であり、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下である。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、水を含有することが好ましい。本発明のバイオフィルム除去剤組成物における水の含有量は、好ましくは50質量%以上、99.9質量%以下である。本発明のバイオフィルム除去剤組成物における水の含有量は、より好ましくは60質量%以上であり、より好ましくは70質量%以上であり、より好ましくは75質量%以上、より好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上である。本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、成分Aの内部オレフィンスルフォン酸塩と水とを含有する液体の形態、例えば液体組成物であることが好ましい。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物のpH(25℃)は、バイオフィルム除去効果の点から、好ましくは6以上、より好ましくは8以上、より好ましくは9以上、より好ましくは10以上、より好ましくは10.5以上である。一方、本発明のバイオフィルム除去剤組成物のpH(25℃)は、低角層膨潤性の観点から、好ましくは13以下、より好ましくは12以下、より好ましくは11.5以下、より好ましくは11以下である。ここで、バイオフィルム除去剤組成物のpH(25℃)は、HORIBA pH Meter F-21((株)堀場製作所製)を用いて原液を測定した値である。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、バイオフィルムへ作用させる場面においては、通常、水溶液、水分散剤液等の液体の形態で用いられる。その場合、本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、そのまま、或いは、水、有機溶剤で希釈して、用いることができる。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物には、効果を阻害しない範囲で、成分A等のオレフィンスルフォン酸塩以外の界面活性剤、無機塩、多価金属イオン捕捉剤、保湿剤、水溶性有機溶剤、油剤、紫外線防御剤、殺菌剤、パール結晶剤などを配合できる。
バイオフィルム除去性、低角層膨潤性、溶液の外観の均一性維持の観点から、本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、炭素数が2以上、10以下のアルコールを含有することが好ましい。アルコールの水酸基の数は1以上、8以下、更に1以上、4以下、より更に1又は2が好ましい。上記アルコールとしては、エタノール、1,3−ブチレングリコール(炭素数4)、ジプロピレングリコール(炭素数6)、エチルジグリコール(炭素数6)、イソプレングリコール(炭素数5)などが挙げられる。本発明のバイオフィルム除去剤組成物におけるアルコールの含有量は、バイオフィルム除去性、低角層膨潤性、溶液の外観の均一性維持の観点から、好ましくは0.1質量%以上、30質量%以下である。アルコールの含有量は、低角層膨潤性、溶液の外観の均一性維持の観点から、より好ましくは0.5質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上であり、より好ましくは3質量%以上である。一方バイオフィルム除去性の観点から、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下である。本発明のバイオフィルム除去剤組成物が皮膚用洗浄剤組成物の場合に、炭素数が2以上、10以下のアルコールを配合するのがより好ましい。
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は人体用であり、人体に形成されたバイオフィルムの除去に用いられる。本発明は、微生物及び微生物産生物質からなるバイオフィルムを皮膚表面から除去し、微生物が関与する様々な分野においてバイオフィルムに起因する危害を防止するバイオフィルム除去剤組成物である。本発明により、炭素数が16以上、22以下の、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Aという)を1種類以上含有し、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Bという)の含有量が、成分Aと成分Bの合計に対し、20質量%以下である、皮膚用バイオフィルム除去剤組成物が提供される。この皮膚用バイオフィルム除去剤組成物の態様には、本発明のバイオフィルム除去剤組成物で説明した好ましい態様を適宜適用できる。
[バイオフィルム除去方法]
本発明のバイオフィルム除去剤組成物は、皮膚に加えて、例えば口腔、粘膜部位に存在するバイオフィルムの除去に用いることができる。本発明のバイオフィルム除去剤組成物を用いてバイオフィルムを除去する方法としては、皮膚等に形成されたバイオフィルムに、本発明のバイオフィルム除去剤組成物を、浸漬、塗布あるいは散布等により、接触させる方法が挙げられる。例えば、成分Aを、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.7質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、及び残部の水を含有する本発明のバイオフィルム除去剤組成物を、バイオフィルムと接触させる方法が挙げられる。このとき、更に、スポンジやタオルなどを用いて塗り延ばすことができ、また、水流などの物理力を加えてもよい。バイオフィルム除去剤組成物を接触させておく時間は、付着しているバイオフィルムの量、バイオフィルム除去剤組成物の濃度、接触時の温度、物理力の有無により異なるが、通常は数秒から数時間の範囲であり、作業性も考慮すると、好ましくは10秒以上であり、そして、好ましくは1時間以下、より好ましくは30分以下、より好ましくは10分以下である。接触処理後は、剥離、溶解などにより皮膚表面から分離されたバイオフィルムを、流水などにより速やかにすすぎ流すことが望ましい。また、皮膚等、人体に接触させるバイオフィルム除去剤組成物の温度は、厳密に制御する必要はないが、好ましくは0℃以上、より好ましくは10℃以上、更に好ましくは20℃以上であり、そして、好ましくは45℃以下、より好ましくは40℃以下、更に好ましくは35℃以下である。
<製造例>
以下、実施例、比較例で用いた内部オレフィンスルフォン酸塩の製造例を示す。
(1)測定条件
(i)内部オレフィンの二重結合位置の測定方法
内部オレフィンの二重結合位置は、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと省略)により測定した。具体的には、内部オレフィンに対しジメチルジスルフィドを反応させることでジチオ化誘導体とした後、各成分をGCで分離した。それぞれのピーク面積より内部オレフィンの二重結合位置を求めた。
尚、測定に使用した装置及び分析条件は次の通りである。GC装置(商品名:HP6890,HEWLETT PACKARD社製)、カラム(商品名:Ultra−Alloy−1HTキャピラリーカラム30m×250μm×0.15μm,フロンティア・ラボ株式会社製)、検出器(水素炎イオン検出器(FID))、インジェクション温度300℃、ディテクター温度350℃、He流量4.6mL/min.
(2)オレフィンの製造
[製造例A] 炭素数16のオレフィンの合成
攪拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール(製品名:カルコール6098、花王株式会社製)7000g(28.9モル)、固体酸触媒としてγ−アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら5時間反応を行い、粗オレフィンを得た。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数16のオレフィン純度は99.7%であった。得られた粗オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136〜160℃/4.0mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数16のオレフィンを得た。得られたオレフィンの二重結合分布を測定した結果、1位の炭素原子にあるものの割合は0.4質量%であった。
[製造例B] 炭素数18のオレフィンの合成
攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール(製品名:カルコール8098、花王株式会社製)7000g(25.9モル)、固体酸触媒としてγ−アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)1050g(原料アルコールに対して15質量%)を仕込み、攪拌下、285℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら13時間反応を行い、粗オレフィンを得た。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数18のオレフィン純度は98.5%であった。得られた粗オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148〜158℃/0.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数18のオレフィンを得た。得られたオレフィンの二重結合分布を測定した結果、1位の炭素原子にあるものの割合は0.3質量%であった。
[製造例C] 炭素数14のオレフィンの合成
攪拌装置付きフラスコに1−テトラデセン(製品名:リニアレン14、出光興産株式会社製)6000g(26.7モル)、固体酸触媒としてプロトン性β−ゼオライト(CP−814E、Zeolyst社)180g(原料のオレフィンに対して3質量%)を仕込み、攪拌下、120℃にて20時間反応を行い、粗オレフィンを得た。続いて、粗オレフィンを蒸留用フラスコに移し、124〜136℃/7.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数14のオレフィンを得た。得られたオレフィンの二重結合分布を測定した結果、1位の炭素原子にあるものの割合は1.3質量%であった。
(3)オレフィンスルフォン酸塩の製造
[製造例1]炭素数が16のオレフィンスルフォン酸塩
製造例Aで得た炭素数16のオレフィンを、外部にジャケットを有する薄膜式スルフォン化反応器を使用して三酸化硫黄ガス、反応器外部ジャケットに20℃の冷却水を通液することでスルフォン化反応を行った。スルフォン化反応の際のSO/オレフィンのモル比は1.09に設定した。得られたスルフォン化物を、理論酸価に対し1.5モル倍量の水酸化ナトリウムで調製したアルカリ水溶液へ添加し、攪拌しながら30℃、1時間中和した。中和物をオートクレーブ中で160℃、1時間加熱することで加水分解を行い、炭素数16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩を得た。この炭素数16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩中、成分Bのスルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩の割合は、3質量%未満であった(残部は成分Aに相当)。
[製造例2]炭素数が18のオレフィンスルフォン酸塩
製造例Bで得た炭素数18のオレフィンから、製造例1と同様の条件で炭素数18のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩を得た。この炭素数18のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩中、成分Bのスルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩の割合は、3質量%未満であった(残部は成分Aに相当)。
[製造例3]炭素数が14のオレフィンスルフォン酸塩
製造例Cで得た炭素数14のオレフィンから、製造例1と同様の条件で炭素数14のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩を得た。この炭素数14のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩中、成分Bのスルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩の割合は、3質量%未満であった(残部は炭素数が14の内部オレフィンスルフォン酸塩に相当)。
<実施例1〜7及び比較例1〜6>
表1に示す成分を用い、以下の方法により表1に示す組成のバイオフィルム除去剤組成物を調製した。得られたバイオフィルム除去剤組成物のバイオフィルム除去性能、皮膚刺激性を下記要領で評価した。結果を表1に示す。
<バイオフィルム除去剤組成物の調製>
100mlのガラスビーカーに、スターラーピース(直径8mm×30mm、増田理化工業製)を挿入し、更にバイオフィルム除去剤組成物の出来上がり質量が100gとなるように、表1に示す質量比率にて、全ての成分を投入した。ウォーターバスにて100rpmで撹拌しながら、80℃まで昇温し、30分間放置した。水溶液の外観が均一になったことを確認し、室温(25℃)まで冷却した。なおpHは100mM塩酸水溶液、100mM水酸化ナトリウム水溶液(いずれも和光純薬)で適宜調整した。
<バイオフィルム除去性能の評価>
黄色ブドウ球菌(NBRC13276)1コロニーを、25mlのTSBNo.2培地(シグマ社製)で37℃、22時間振盪培養した(得られた液を「菌液」とよぶ)。波長600nmの光により菌液の濁度を測定し(濁度計 HITACHI社製 U-2800)、濁度が0.1となるようにTSB No.2培地で菌液を希釈した(得られた液を「希釈した菌液」と呼ぶ)後、底面が平面である滅菌96ウェルプレート(ファルコン社製、材質はポリスチレン)の各ウェルに希釈した菌液を0.15ml添加して、37℃、48時間静置培養した。上澄みを廃棄後、各ウェルに0.2mlの滅菌イオン交換水(以下、滅菌水という)を添加し、上澄みを廃棄する操作(以下、washという)を3回行った。次いで、各ウェルに0.2mlの滅菌水を添加し、表1に示す各バイオフィルム除去剤組成物を添加する直前まで保持した。上澄みの廃棄直後、特に記載がない限り、室温(25℃)で保存した表1に示す各バイオフィルム除去剤組成物を各ウェルに添加し、室温(25℃)で1分放置した。その後上澄みを廃棄し、2回washした。また、ポジティブコントロールとして、同じプレートの異なるウェルに菌を含まないTSB No.2培地を0.15ml加えたサンプルも調製した。また、バイオフィルム除去剤組成物の代わりに滅菌水を用いて同様の操作を行ったものをネガティブコントロールとした。ポジティブコントロールは滅菌水で同様の操作を実施した。
その後、各ウェルに、クリスタルバイオレット(和光純薬工業(株)製)の0.1%水溶液0.2mlを添加し、室温(25℃)で10分放置した。滅菌水で1回washした後、95%エタノール溶液(シグマ社製)0.2mlを各ウェルに添加し、4℃で一晩放置した。次いで、各ウェルに関し、570nmの吸光度を測定した。バイオフィルム除去剤組成物を適用して得られた吸光度をサンプル吸光度(As)とした。得られた吸光度値を下記の式に代入し、バイオフィルム除去率を算出した。
なお、上記全ての工程は無菌状態にて実施した。
バイオフィルム除去率(%)=100×(An−As)/(An−Ap)
式中、
As:サンプル吸光度
An:ネガティブコントロール吸光度
Ap:ポジティブコントロール吸光度
この評価では、バイオ除去率は、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上である。
<角層膨潤性の評価>
NMRチューブ(日本精密科学(株)、内径4mm)にケラチンパウダー(東京化成)30mgを加え、表1の組成のバイオフィルム除去剤組成物を0.8ml加えた。パスツールピペットで溶液全体をチューブ内に吸引と吐出する操作を3回行い、ケラチンパウダーを溶液に均一に分散させた。溶液を含有するNMRチューブを密栓し、40℃のウォーターバスに2時間放置した。その後、ノギスでケラチンパウダーの高さを測定し、以下の式で角層膨潤度を計算した。
角層膨潤度(%/水)=100×(Hs/Hw−1)
式中、
Hs:バイオフィルム除去剤組成物に暴露した時のケラチンパウダーの高さ
Hw:イオン交換水に暴露した時のケラチンパウダーの高さ
この評価では、角層膨潤度は、好ましくは20%以下、より好ましくは10%以下、更に好ましくは5%以下、なお好ましくは0%以下である。
Figure 0006259316
以下に、表中で用いた化合物について示す。
・C16オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩:製造例1で得られた炭素数が16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩
・C18オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩:製造例2で得られた炭素数が18のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩
・ドデシル硫酸ナトリウム塩:和光純薬工業株式会社
・分岐型ドデシル硫酸ナトリウム塩:ISOFOL(SASOL社)の硫酸エステル塩
・ポリオキシエチレン(3mol)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム塩:エマール20c(エチレンオキシド平均付加モル数3、花王株式会社)
・α−オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩:ネオゲンAO-90(スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩、第一工業製薬株式会社、炭素鎖16が主体)
・ラウロイルメチルタウリンナトリウム塩:ニッコール LMT(日光ケミカル株式会社)
・C14オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩:製造例3で得られた炭素数が14のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩
<処方例>
成分Aを含有する組成物の処方例を以下に示す。%は質量%である。
処方例1 皮膚洗浄剤組成物
・ココイルグリシンカリウム塩(味の素株式会社、アミライトGCK-11) 2%
・製造例1の炭素数16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩と製造例2の18オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩が8:2で混合して得られるオレフィンスルフォン酸塩 2%
・1,3−ブチレングリコール(1−3−BG(P)、協和発酵ケミカル株式会社製) 10%
・フェノキシエタノール(ハイソルブEPH、東邦化学工業株式会社製) 0.5%
・ジブチルヒドロキシトルエン(BHT 日揮ユニバーサル株式会社製) 0.1%
イオン交換水で100%となるようにバランスを取る。
処方例2 皮膚洗浄剤組成物
・オレイン酸カリウム塩(ルナックO−LL−V(花王株式会社製)と苛性カリウム(旭硝子株式会社製)により調製する。) 2%
・製造例1の炭素数16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩と製造例2の18オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩が8:2で混合して得られるオレフィンスルフォン酸塩 2%
・1,3−ブチレングリコール(処方例1と同じもの) 10%
・フェノキシエタノール(処方例1と同じもの) 0.5%
・ジブチルヒドロキシトルエン(処方例1と同じもの) 0.1%
イオン交換水で100%となるようにバランスを取る。
処方例3 皮膚洗浄剤組成物
・ココイルグリシンカリウム塩(味の素株式会社、アミライトGCK-11)2%
・オレイン酸カリウム塩:2%
・製造例1の炭素数16のオレフィンスルフォン酸ナトリウム塩と製造例2の18オレフィンスルフォン酸ナトリウム塩が8:2で混合して得られるオレフィンスルフォン酸塩 2%
・1,3−ブチレングリコール(処方例1と同じもの) 10%
・フェノキシエタノール(処方例1と同じもの) 0.5%
・ジブチルヒドロキシトルエン(処方例1と同じもの) 0.1%
イオン交換水で100%となるようにバランスを取る。

Claims (8)

  1. 炭素数が16以上、22以下の、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する内部オレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Aという)を1種類以上含有し、スルフォン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルフォン酸塩(以下、成分Bという)の含有量が、成分Aと成分Bの合計に対して、20質量%以下である、人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  2. 全オレフィンスルフォン酸塩中、炭素数が16であるオレフィンスルフォン酸塩の割合が、40質量%以上である、請求項1記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  3. 成分Aとして、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が16の内部オレフィンスルフォン酸塩、及びスルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が18の内部オレフィンスルフォン酸塩から選ばれる内部オレフィンスルフォン酸塩を含有する、請求項1又は2記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  4. 成分Aとして、スルフォン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が16の内部オレフィンスルフォン酸塩を含有する、請求項1〜3の何れか1項記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  5. 成分Aを、0.1質量%以上、40質量%以下含有する、請求項1〜4の何れか1項記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  6. 炭素数が2以上、10以下のアルコールを0.1質量%以上、30質量%以下含有する、請求項1〜5の何れか1項記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  7. 25℃におけるpHが6以上、13以下である、請求項1〜6の何れか1項記載の人体用バイオフィルム除去剤組成物。
  8. 皮膚用である、請求項1〜7の何れか1項記載の人体用バイオフォルム除去剤組成物。
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