JP6258623B2 - コード保持具 - Google Patents
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Description
このイヤホンのコード巻付け用ベルトによれば、イヤホンのジャック側及び音声出力側のコードを保持し、コードの中間部分をベルト本体に巻付けることで、収納時にイヤホンのコードが絡まったり、他の収納物に引っ掛かったりすることを防止できる。
このように、特許文献1のイヤホンのコード巻付け用ベルトは、イヤホンのコード巻付け用ベルトに巻き付けられたイヤホンを取り外すのに、複数の操作が必要であり、イヤホンを容易に取り外すことができなかった。
互いに対向する位置に配置される一対の外装板と、
一対の前記外装板の側縁を互いに回動可能に連結し、一対の前記外装板が互いに平行となる閉状態を維持するヒンジ部と、を備え、
一対の前記外装板は、前記閉状態において、所定の間隔を空けて、それぞれ互いに対向する位置に配置される対向面を有し、
一対の前記外装板の前記対向面の少なくとも一方に設けられ、弾性変形可能な柔軟性を有する素材で形成されたクッション部を更に備え、
前記クッション部は、前記閉状態において、前記コードの少なくとも一部を挟持するコード保持具。
一対の外装板は、互いに対向する位置に配置される。
ヒンジ部は、一対の外装板の側縁を互いに回動可能に連結し、一対の外装板が互いに平行となる閉状態を維持する。
また、一対の外装板は、閉状態において、所定の間隔を空けて、それぞれ互いに対向する位置に配置される対向面を有する。
クッション部は、一対の外装板の対向面の少なくとも一方に設けられ、弾性変形可能な柔軟性を有する素材で形成されている。
そして、クッション部は、閉状態において、コードの少なくとも一部を挟持する。
また、使用者は、別の方法として、コード保持具を開状態とし、イヤホン又はヘッドホンのコードを、例えば、指に複数回巻き付け、環形状とし、この環形状としたコードを、一対の外装板やクッション部の間に配置し、コード保持具を閉状態とする。
よって、イヤホン又はヘッドホンのコードが収納時に絡まったり、他の収納物に引っ掛かったりすることを防止できる。
これにより、使用者は、イヤホン又はヘッドホンをコード保持具から取り外すときは、単にコードの一端を引っ張るだけで、イヤホン又はヘッドホンをコード保持具から取り外すことができる。
よって、使用者は、コード保持具からイヤホン又はヘッドホンを容易に取り外すことができる。
前記ヒンジ部は、前記第1辺側において、一対の前記外装板を、互いに連結し、
一対の前記外装板は、前記閉状態において、互いに前記第2辺、前記第3辺及び前記第4辺が前記所定の間隔を空けて配置され、
前記コードが保持された前記閉状態において、前記第2辺側から前記コードの一端を引っ張ることで、保持された前記コードを取り出すことができる(1)に記載のコード保持具。
また、ヒンジ部は、第1辺側において、一対の外装板を、互いに連結する。
また、一対の外装板は、閉状態において、互いに第2辺、第3辺及び第4辺が所定の間隔を空けて配置されている。
そして、コード保持具は、コードが保持された閉状態において、第2辺側からコードの一端を引っ張ることで、保持されたコードを取り出すことができる。
これにより、使用者は、イヤホン又はヘッドホンを収納するときには、コード保持具を開状態とし、イヤホン又はヘッドホンのコードを、一方の外装板の第3辺及び第4辺で折り返し、巻き付けていく。
このような場合、(2)の構成によれば、3つの辺側が開放されているので、使用者は、コードを、一旦、第2辺で外側又は内側に折って、第3辺又は第4辺にくる位置を調整することで、引き続き第3辺及び第4辺で折り返し、巻き付けていくことができる。
そして、使用者は、コード保持具を閉状態とし、一対のクッション部によりコードの少なくとも一部を挟持する。
前記開状態において、一方の前記外装板に設けられた前記クッション部に携帯電子機器の側縁が載置され、他方の前記外装板又は他方の前記外装板に設けられた前記クッション部で前記携帯電子機器の背面部を支持する(1)又は(2)に記載のコード保持具。
このような携帯電子機器を使用する使用者には、表示部を見易い角度に携帯電子機器を立て掛けたいという要望がある。
そして、コード保持具は、開状態において、一方の外装板に設けられたクッション部に携帯電子機器の側縁が載置され、他方の外装板又は他方の外装板に設けられたクッション部で携帯電子機器の背面部を支持する。
本発明の実施形態に係るコード保持具1の構成を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るコード保持具1が閉状態において、イヤホン100を保持している状態を示す図である。
図2は、前記実施形態に係るコード保持具1が開状態において、携帯電子機器200が立て掛けられている状態を示す図である。
図3は、前記実施形態に係るコード保持具1の開状態における分解図である。
具体的には、一対の外装板10は、閉状態(図1参照)において、所定の間隔S(例えば、10mm〜20mm)を空けて、それぞれ互いに対向する位置に配置される対向面110を有する。
詳細には、外装板10は、閉状態において、水平面に配置され対向面110を有する水平部11と、水平部11の側縁から延び、垂直面に配置された垂直部12と、を備える。
また、ヒンジ部は、第1辺111側において、一対の外装板10を、互いに連結する。
また、一対の外装板10は、閉状態において、互いに第2辺112、第3辺113及び第4辺114が所定の間隔S(図1参照)を空けて配置されている。
詳細には、ヒンジ部20は、一対の外装板10の垂直部12にそれぞれ固定される一対の板部21と、一対の板部21の互いに対向する長辺を回動自在に連結するピン部22と、一対の板部21が互いに対面する方向に付勢する付勢部23と、を備える。
一対の板部21には、ピン部22により連結された長辺の反対側の長辺において、それぞれ対向する位置に欠き込み211が形成されている。
付勢部23は、弾性変形可能な素材で形成され、円弧形状に形成された円弧部231と、円弧部231の両端部においてそれぞれ内側に突出し、一対の板部21の欠き込み211と係合する一対の爪部232と、を備える。
具体的には、付勢部23は、一対の板部21の互いの角度が180°から265°の範囲においては、一対の板部21を互いの角度が小さくなる方向に付勢する。これにより、一対の板部21がそれぞれ固定された一対の外装板10は、各外装板10の水平部11の互いの角度が85°より小さい範囲においては、互いの角度が小さくなる方向に付勢される。
また、ヒンジ部20は、上記構成に限らず、一対の外装板10における各水平部11の互いの角度を、0°及び45°から90°より小さい範囲の任意の角度で固定できれば、任意の構成とすることができる。
各クッション部30は、閉状態(図1参照)における平面視で対向面110と略同じ形状の外形を有し、所定の間隔Sの半分の寸法の厚さで形成されている。
なお、本実施形態において、クッション部30は、一対の外装板10の対向面110にそれぞれ設けているが、これに限らず、クッション部30は、一対の外装板10の対向面110のいずれか一方に設けられていればよい。
これにより、コード保持具1において、イヤホン100又はヘッドホン(図示無し)のコードが保持された閉状態において、第2辺112側からコードを取り出す場合、スムースにコードを引き出すことができる。
使用者は、イヤホン100又はヘッドホン(図示無し)(以下、イヤホン100等とも言う。)を収納するときには、コード保持具1を開状態とし、イヤホン100等のコードを、一方の外装板10及びクッション部30に巻き付ける。そして、使用者は、コード保持具1を閉状態とし、一対のクッション部30によりコードの少なくとも一部を挟持させる。これにより、図1に示す状態となる。
なお、クッション部30が一対の外装板10の対向面110のいずれか一方にしか設けられていない場合、使用者は、コード保持具1を閉状態とし、一方の外装板10に設けられたクッション部30と他方の外装板10の対向面110とによりコードの少なくとも一部を挟持させる。
よって、イヤホン又はヘッドホンのコードが収納時に絡まったり、他の収納物に引っ掛かったりすることを防止できる。
図4は、前記実施形態に係るコード保持具1からイヤホン100を取り出す方法を説明する図である。
使用者は、イヤホン100等をコード保持具1から取り外すときは、イヤホン100等がコード保持具1に保持された閉状態のまま、図4に示す矢印の方向に、コードの一端を引っ張る。これにより、クッション部30は、コードが引っ張られた方向に弾性変形し、挟持したコードを開放する。そして、イヤホン100等は、コード保持具1から取り外される。
これにより、使用者は、イヤホン100等をコード保持具1から取り外すときは、単にコードの一端を引っ張るだけで、イヤホン100等をコード保持具1から取り外すことができる。
よって、使用者は、コード保持具1からイヤホン100等を容易に取り外すことができる。
図5は、前記実施形態に係るコード保持具1にイヤホン100のコードを図1に示す例とは異なる方法でイヤホン100を保持している状態を示す図である。
高価なイヤホンを使用する使用者は、コード保持具1を開状態とし、イヤホンの本体(図5中破線で示す部分)を、一対の外装板10及びクッション部30の間に配置し、コード保持具1を閉状態とする。これにより、図5に示す状態となり、イヤホンの本体の保護も可能となり、収納時に高価なイヤホンの本体が破損するのを防止できる。
使用者は、イヤホン100等を収納するときには、コード保持具1を開状態とし、イヤホン100等のコードを、一方の外装板10の第3辺113及び第4辺114で折り返し、巻き付けていく。
このような場合、コード保持具1によれば、3つの辺側が開放されているので、使用者は、コードを、一旦、第2辺112で外側又は内側に折って、第3辺113又は第4辺114にくる位置を調整することで、引き続き第3辺113及び第4辺114で折り返し、巻き付けていくことができる。
そして、使用者は、コード保持具1を閉状態とし、一対のクッション部30によりコードの少なくとも一部を挟持する。これにより、図6に示す状態となる。
なお、クッション部30が一対の外装板10の対向面110のいずれか一方にしか設けられていない場合、コード保持具1によれば、開状態において、一方の外装板10に設けられたクッション部30に携帯電子機器200の側縁201を載置し、他方の外装板10で携帯電子機器200の背面部202を支持させることができる。
これにより、使用者は、移動時において、閉状態のコード保持具1によりイヤホン100等のコードを保持し、例えば、着席時において、コード保持具1を開状態にし、表示部203が見易い角度に携帯電子機器200を、コード保持具1に立て掛けることができる。
図7は、前記実施形態の変形例に係るコード保持具1Aに、携帯電子機器200が収容され、閉状態において、イヤホン100を保持している状態を示す図である。
図8は、図7中AA’線における前記実施形態の変形例に係るコード保持具1Aの断面図を示す。
外装板10Aは、水平部11の中央部分に、携帯電子機器200を収容する携帯電子機器収容部13が形成されている。
孔131bは、携帯電子機器200が携帯電子機器収容部13に収容されたときに、イヤホン100(図7参照)の差し込み口が配置される位置に形成されている。
使用者は、イヤホン100を外した携帯電子機器200を、その下端側から箱部131に挿入し、その下端を突起132の下に入れてから、全体を箱部131に挿入する。そして、イヤホン100のジャックを、孔131bに挿入し、携帯電子機器200の差し込み口に挿入する。
これにより、携帯電子機器200は、その下端側が突起132に抑えられ、その上端側が孔131bに挿入されたイヤホン100のジャックにより抑えられるので、携帯電子機器収容部13から脱落することがない。
10 外装板
11 対向面
20 ヒンジ部
30 クッション部
100 イヤホン
Claims (3)
- 開閉可能であり、イヤホン又はヘッドホンのコードを保持するコード保持具であって、
互いに対向する位置に配置される一対の外装板と、
一対の前記外装板の側縁を互いに回動可能に連結し、一対の外装板の互いの角度が略0°から所定角度の間では、互いの角度が略0°になる方向に付勢し、一対の前記外装板が互いに平行となる閉状態を維持するヒンジ部と、を備え、
一対の前記外装板は、前記閉状態において、所定の間隔を空けて、それぞれ互いに対向する位置に配置される対向面を有し、
一対の前記外装板の前記対向面にそれぞれ設けられ、弾性変形可能な柔軟性を有する素材が布状体で覆われた一対のクッション部を更に備え、
一対の前記クッション部は、前記閉状態において、前記コードの少なくとも一部又は前記ヘッドホンに当接し、直接挟持しており、
前記閉状態において、前記コードの一端を引っ張ることで、一対の前記クッション部の互いの間に挟持された前記コードの少なくとも一部又は前記ヘッドホンが表面を滑り、前記コードの少なくとも一部又は前記ヘッドホンを引き出すことができるコード保持具。 - 前記対向面は、第1辺と、前記第1辺に対向する位置で延びる第2辺と、前記第1辺及び前記第2辺の一端に連なる第3辺と、前記第1辺及び前記第2辺の他端に連なる第4辺と、を備え、
前記ヒンジ部は、前記第1辺側において、一対の前記外装板を、互いに連結し、
一対の前記外装板は、前記閉状態において、互いに前記第2辺、前記第3辺及び前記第4辺が前記所定の間隔を空けて配置され、
前記コードが保持された前記閉状態において、前記第2辺側から前記コードの一端を引っ張ることで、保持された前記コードを取り出すことができる請求項1に記載のコード保持具。 - 前記ヒンジ部は、一対の前記外装板の互いの角度が所定角度となる開状態を維持し、
前記開状態において、一方の前記外装板に設けられた前記クッション部に携帯電子機器の底部が載置され、他方の前記外装板又は他方の前記外装板に設けられた前記クッション部で前記携帯電子機器の背面部を支持する請求項1又は2に記載のコード保持具。
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