JP6257561B2 - 立体写真構造 - Google Patents

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Description

本発明は、立体写真構造に関する。
例えば、犬や猫などのペット(愛玩動物)を持つ人にとって、自分のペットが写真から飛び出してくるかのような立体感を有し、かつ、まるでそこにいるかのような存在感のある立体装飾品は、商品としての付加価値が高く、近年、人気が高まってきている。
従来、平面的に印刷された写真を、成形型で加圧することで凹凸を形成する立体写真が知られている(特許文献1参照)。
特開2012−71570号公報
しかし、特許文献1記載の立体写真は、凹凸を形成する際に、平面的な写真が引き延ばされ、画像に歪みが生じ、かつ、色彩にムラが出て、仕上がりが美しくないという欠点があった。
また、例えば、鼻の長い犬の写真を立体化する場合には、写真と型の位置合わせの調整が難しく、作成には熟練が必要であった。
そこで、本発明は、写真と型の位置合わせが容易で、かつ、美しい仕上がりに作成できる立体写真構造を提供することを目的とする。
本発明に係る立体写真構造は、透明な熱可塑性樹脂板に、愛玩動物の写真画像が白色を省略して印刷された透明薄膜状シートを貼着して、立体形状に弯曲させた立体積層体を備え、該立体積層体の裏面に、白色被覆層が形成されているものである。
また、上記写真画像は、染料インクで印刷されているものである。
また、上記写真画像が犬の画像を印刷したものであって、製造工程に於て、犬種毎に形状の異なった一揃えの成形凸型の内の1つを用いて、上記立体積層体が、各犬種に対応する立体形状に形成されているものである。
本発明の立体写真構造によれば、写真画像の美観を向上でき、本物に近い立体感と存在感を付与できる。立体積層体を成形する際、写真画像の鼻や目などの特徴的な部分を、正確に位置合わせすることができる。白色被覆層によって写真画像の白色を補完して、色彩にムラのない美しい仕上がりとすることができる。
本発明の実施の一形態を示した正面図である。 本発明の立体写真構造を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す正面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の立体写真構造の製造工程を示す断面図である。 本発明の他の実施形態を示した正面図である。 本発明の立体写真構造を示す断面図である。
以下、実施の形態を示す図面に基づき本発明を詳説する。
図1と図2に示すように、本発明の立体写真構造は、透明な熱可塑性樹脂板1に、愛玩動物の写真画像4が印刷された透明薄膜状シート2を貼着して、立体形状に弯曲させた立体積層体5を備え、立体積層体5の裏面9には、白色被覆層8が形成されている。
熱可塑性樹脂板1は、例えば、PET樹脂から成り、その厚さ寸法は、0.25mm〜1.0mmに設定されている。
透明薄膜状シート2は、表て面に写真画像4が印刷され、熱可塑性樹脂板1の裏面に貼り付けられている。
写真画像4は、インクジェットプリンタによって、染料インクで、白色を省略して印刷されている。染料インクによる写真画像4は、シート2に染み込んでおり、発色が鮮明で、かつ、光沢感が得やすい。また、染料インクは、シート2を加熱しても焦げにくく、引き延ばしても、割れやひびが生じにくいという利点がある。
白色被覆層8は、シリコンゴム又は白色のスプレー等を用いて形成され、写真画像4に足りなかった白色を補っている。なお、白色被覆層8は、白色のペンキや不透明な白色シートを立体積層体5の裏面9に貼着して形成しても良い。白色被覆層8は、立体積層体5の裏面9全部に被覆形成する必要はなく、少なくとも写真画像4に対応する領域に形成されていれば良い。
上述した本発明の立体写真構造の製造方法について説明する。
図3から図4に示すように、予め写真画像4が印刷された透明薄膜状シート2を、熱可塑性樹脂板1の裏面に貼着する。この際、シート2の表て面に印刷された写真画像4は、熱可塑性樹脂板1に被覆され、外部に露出しない。
図5に示すように、写真画像4は、例えば、正面から見た犬の画像を印刷したものであって、白色を省略して印刷され、毛並みの白い部分W,W,Wは、透明乃至半透明のままとなっている。なお、透明乃至半透明とは、光の透過率が60%〜100%とする。
次に、図6に示すように、熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2を加熱して、軟化させ、図7のように、軟化した熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2を載置台7に置かれた成形凸型6の上から被せて変形させる。この際、写真画像4の鼻や目などの特徴的部分P,P(図5参照)を、鼻が成形凸型6の頂部に、目が成形凸型6の中心線Cから均等な位置にくるように注意深く対応させ、位置合わせを行う。写真画像4は、毛並みの白い部分W,W,Wが透明乃至半透明のまま残っているので、位置合せが容易に行える。なお、熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2は、十分に加熱されて伸展し易いように軟化しており、成形凸型6に沿って均等に引き延ばされて、写真画像4に歪み等が生じない。
図8に示すように、載置台7に設けられた多数の孔部7a,7a,7aからエアーを吸引して、熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2を、成形凸型6に密着させる。このようにして、熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2を成形凸型6に沿った立体形状に形成する。染料インクで印刷された写真画像4は、シート2の変形に伴って引き延ばされても、割れやひびが発生することがなく、色彩にムラが生じることも少ない。
次に、熱可塑性樹脂板1及び透明薄膜状シート2を冷やして硬化させ、成形凸型6から取り除き、図9に示すように、透明薄膜状シート2の裏側の凹部に、白色被覆層8を形成する。白色被覆層8は、白色が省略されて不完全な写真画像4に、白色を補充して完全な愛玩動物の写真とする。写真画像4が熱可塑性樹脂板1に被覆されて光沢感が増し、かつ、裏側が白色被覆層8に覆われて光の透過率が低く抑えられているので、写真としての質感が向上し、本物に近い立体感と存在感を醸し出す。また、写真画像4が熱可塑性樹脂板1に保護されて、写真画像4に傷がつくことがなく、劣化が少ない。
図7と図8に示す成形凸型6は、木、石膏、粘土等で形成され、犬種毎に形状の異なる一揃えが用意されている。上述した製造工程に於て、一揃え(複数種類)の成形凸型6の内の1つを用いて、立体積層体5が、各犬種に対応する立体形状に形成されている。
犬種によっては鼻が高いものや低いものがおり、また、顔が長いものと丸いものがいる。成形凸型6は、犬種による形状の違いに対応すると共に、各形状に2種類〜3種類ずつのサイズを揃え、形状とサイズの異なる一揃え(複数種類)の中から、写真画像4として印刷するものに合わせて適当な成形凸型6を選択して使用する。予め、一揃えの成形凸型6を用意しておくことで、立体積層体5の成型時に特に複雑な作業を必要とすることなく、作業の効率を向上できる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。
図10と図11に示すように、透明な熱可塑性樹脂板1の表て面に、愛玩動物の写真画像4が印刷された透明薄膜状シート2を貼着して、立体形状に弯曲させた立体積層体5を備え、立体積層体5の裏面9に、白色被覆層8が形成されている。
図10と図11では、写真画像4が立体積層体5の表て面に露出し、光沢感が抑えられて、いわゆるツヤ消し状となり、見る人の感性によっては、写真画像4の立体感や存在感が一層高まる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、例えば、写真画像4として印刷する愛玩動物は、例えば、猫やウサギ等でも良い。また、成形凸型6は、多孔質の材料で構成されていても良い。
以上のように、本発明に係る立体写真構造は、透明な熱可塑性樹脂板1に、愛玩動物の写真画像4が白色を省略して印刷された透明薄膜状シート2を貼着して、立体形状に弯曲させた立体積層体5を備え、立体積層体5の裏面9に、白色被覆層8が形成されているので、写真画像4の美観を向上でき、本物に近い立体感と存在感を付与できる。立体積層体5を成形する際、写真画像4の鼻や目などの特徴的な部分を、正確に位置合わせすることができる。白色被覆層8によって写真画像4の白色を補完して、色彩にムラのない美しい仕上がりとすることができる。
また、写真画像4は、染料インクで印刷されているので、引き延ばされても、割れやひびが発生することがなく、かつ、色彩にムラが生じることもなく、仕上がりの美観を向上できる。発色が鮮明で、かつ、光沢感を得ることができる。また、シート2を軟化させるため加熱する際、焦げて黒くなるのを防止できる。
また、写真画像4が犬の画像を印刷したものであって、製造工程に於て、犬種毎に形状の異なった一揃えの成形凸型6の内の1つを用いて、立体積層体5が、各犬種に対応する立体形状に形成されているので、立体積層体5の成型時に特に複雑な作業を必要とすることなく、作業の効率を向上できる。
1 熱可塑性樹脂板
2 透明薄膜状シート
4 写真画像
5 立体積層体
6 成形凸型
8 白色被覆層
9 裏面

Claims (3)

  1. 透明な熱可塑性樹脂板(1)に、愛玩動物の写真画像(4)が白色を省略して印刷された透明薄膜状シート(2)を貼着して、立体形状に弯曲させた立体積層体(5)を備え、
    該立体積層体(5)の裏面(9)に、白色被覆層(8)が形成されていることを特徴とする立体写真構造。
  2. 上記写真画像(4)は、染料インクで印刷されている請求項1記載の立体写真構造。
  3. 上記写真画像(4)が犬の画像を印刷したものであって、製造工程に於て、犬種毎に形状の異なった一揃えの成形凸型(6)の内の1つを用いて、上記立体積層体(5)が、各犬種に対応する立体形状に形成されている請求項1又は2記載の立体写真構造。
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