JP6257274B2 - ハブダイナモ - Google Patents
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Description
従来のハブダイナモは、単相交流発電機として構成されたものが主流であり、ハブダイナモからランプまでの間が1〜2本の出力線で接続されていた。
しかし、例えば三相交流の場合、出力線が3〜4本になるため、それらすべての出力線をハブダイナモから引き出してランプに接続しようとすると、自転車上で引き回す電線の本数が増加することで見栄えが悪化したり、増加した電線の本数分だけコスト高になったりするという問題が出てくる。
このハブダイナモでは、ステータユニットに整列して配置したホルダを、ナットの締め付けによりステータユニットと共にハブ軸(ハブ軸)に固定しており、そのホルダに回路基板を取り付けている。
また、ナットにより、ステータユニットとホルダとを共締めしているので、ステータユニットを固定するのに必要な締結力が、ステータユニットと共にホルダにも作用する。このため、ホルダを、ステータユニットを固定するのに必要な締結力に耐え得る形状にする必要があり、この分、製造コストが増大するという課題があった。
また、ステータユニットを固定するのに必要な固定力が、回路基板に作用することがないので、回路基板の剛性を必要以上に高める必要がなく、より製造コストを低減できる。
この場合、前記回路基板の前記中心孔は、軸方向からみて円形状に形成されており、前記位置決め部は、前記回路基板の前記中心孔に嵌合可能なように円筒状に形成されていてもよい。
また、ステータユニットを固定するのに必要な固定力が、回路基板に作用することがないので、回路基板の剛性を必要以上に高める必要がなく、より製造コストを低減できる。
図1は、ハブダイナモ10の取付概要図である。なお、以下の説明では、本発明に係るハブダイナモ10を自転車1のハブ軸11に取り付け、自転車1の前照灯4に電力を供給する場合について説明する。
図1に示すように、自転車1の前輪5は、フレームの一部を構成するフロントフォーク3によりハブ軸11を介して回転可能に軸支されている。ハブ軸11は、両側がフロントフォーク3にナット(不図示)等により回転不能に締結固定されている。ハブ軸11の軸方向中央の大部分には、ハブダイナモ10がハブ軸11と同軸に取り付けられている。このハブダイナモ10は、前輪5の側方に配置された前照灯4に電力を供給している。
図2は、ハブダイナモ10の側面図、図3は、ハブダイナモ10の断面図である。
図2、図3に示すように、ロータ12は、ハブシェル100を主体に構成されている。ハブシェル100は、円筒状の胴部(筒部)60と、胴部60の軸方向両端開口を塞ぐ第1のエンドプレート70および第2のエンドプレート80と、からなる。なお、少なくとも胴部60は、磁性金属材料よりなる。
そして、ハブシェル100を主体として構成されるロータ12は、ベアリング121、122を介してハブ軸11に回転可能に支持されることで、前輪5の回転と共にハブ軸11を中心に回転するようになっている。すなわち、ロータ12は、前輪5を回転可能に支持するハブとして機能している。
図4は、ステータ13の斜視図、図5は、ステータの側面図である。
図3、図4、図5に示すように、ステータ13は、クローポール型の第1のステータユニット20Aと第2のステータユニット20Bとをハブ軸11の軸方向に組み合わせることで構成されている。第1のステータユニット20Aは、A相の交番電流・電圧(交流)を出力し、第2のステータユニット20BはB相の交番電流・電圧(交流)を出力するようになっている。
なお、各側部ヨーク21−1、21−2は、それぞれ10個のティース22−1、22−2を有し、全ティース22(22−1、22−2)の極数が永久磁石19の磁極数に対応している。
また、各側部ヨーク21(21−1、21−2)の中心孔21aよりも径方向外側には、コイル24の一端(出力線250)を軸方向外側に向かって引き出すためのスリット21s(図6参照)が形成されている。なお、コイル24の他端は、例えば、ハブ軸11に接続されて接地(ボディアース)されている。
図4に示すように、第1のステータユニット20Aと第2のステータユニット20Bは、各ステータユニット20A、20Bのティース22の位置を所定角度だけ円周方向に相互にずらして組み合わせられている。これにより、各ステータユニット20A、20Bの各コイル24から、位相のずれたA相とB相の2相の交番電流・電圧が出力される。
α=θ/2=(360°/P)/2・・・(1)
を満たすように設定されている。
図3〜図5に示すように、ハブ軸11のうち、ステータ13の軸方向両側に位置する部分には、ステータ13の軸方向の移動および周方向の回転を規制する規制部150が設けられている。規制部150は、ハブ軸11のうち、ステータ13の軸方向一方P側に設けられたスペシャルナット(固定部材)30と、軸方向他方Q側に設けられたステータ固定部材37と、第1のステータユニット20Aと第2のステータユニット20Bとの間に挟まれたスペーサ180と、を備えている。
図6は、回路基板を取り付ける前のステータの斜視図、図7は、スペシャルナット(固定部材)の斜視図である。
図6および図7に示すように、スペシャルナット30は、軸方向他方Q側に形成されたフランジ31と、そのフランジ31の軸方向一方P側に形成された円筒部32と、その円筒部32の軸方向一方P側に形成された円筒状のスリーブ部33と、を有している。
図4および図5に示すように、回路基板200は、外径がフランジ31の外径よりも大きく、且つステータユニット20A、20Bの外径よりも小さいドーナツ状(環状)に形成されており、軸方向からみて円形の中心孔201と、軸方向からみて円形の外周縁202を有している。また、この回路基板200は、少なくとも、ステータ13のコイル24から出力される交番電流を整流して直流に変換する整流回路(処理回路)を有しており、回路の構成要素である回路素子203の配置位置が、スペシャルナット30のフランジ31の外周縁31cよりも外側に設定されている。
回路基板200からは、LEDランプ4に接続される1本の出力線251が引き出されており、その出力線251は、スペシャルナット30の溝137に収容されることで、ベアリング122の内周を通ってハブダイナモ10の外部に導出されている。
このように構成されたハブダイナモ10の発電は、以下の要領で行われる。
すなわち、前輪5が回転すると、スポーク2により前輪5に接続されたロータ12が前輪5と共にハブ軸11周りに回転し、永久磁石19がステータ13周りを回転する。
上述の実施形態によれば、スペシャルナット(固定部材)30が、ステータ13をハブ軸11に固定する部材と回路基板を固定する部材とを兼ねているので、従来のように回路基板を固定するためだけに用意したホルダを必要とせず、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、回路基板200の外周部寄りを、固定ネジ210によりフランジ31に固定することになる。このため、フランジ31に対する回路基板200の固定面積を大きくすることができ、フランジ31に対する回路基板200の固定状態を安定させることができる。
例えば、上述の実施形態では、ステータ13が、2つのステータユニット20A,20Bで構成されている場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、3つ以上のステータユニットによりステータ13を構成してもよい。
5…前輪
10…ハブダイナモ
11…ハブ軸
11a…雄ねじ部
12…ロータ
13…ステータ
19…永久磁石
24…コイル
60…胴部(筒部)
30…スペシャルナット(固定部材)
31…フランジ
31a…基板固定面
31c…外周縁
32…円筒部(位置決め部)
32a…外周面
36…雌ねじ(ネジ固定部)
100…ハブシェル
200…回路基板
201…中心孔
203…素子
251…出力線
Claims (9)
- 車輪と共に回転するハブシェルおよび該ハブシェルの筒部内周に配置された永久磁石を有するロータと、
前記車輪を回転自在に支持するハブ軸に回転不能に固定され、前記ハブシェルの内部に収容された状態で前記永久磁石の内周側に配置され、前記ロータの回転により交番電流を出力するコイルを有したステータと、
前記ハブシェルの内部に収容されて前記コイルの出力する交番電流の処理回路を有する回路基板と、
前記ハブ軸に固定され、前記ステータの軸方向の移動を規制することで前記ステータを前記ハブ軸に位置決め固定する固定部材と、を備え、
前記固定部材には、軸方向の前記ステータ側にフランジが形成されていると共に、該フランジの前記ステータと反対側の側面に基板固定面が形成されており、
該基板固定面に、前記回路基板が固定されていることを特徴とするハブダイナモ。 - 前記回路基板が、前記固定部材の前記ステータとは反対側に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のハブダイナモ。
- 前記ハブ軸は、外周面に雄ねじを有している一方、前記固定部材は、前記雄ねじに螺合可能に形成されており、
前記フランジは、前記固定部材を締め込んだ際に、前記ステータの軸方向の端面に押圧されることで、該ステータに軸方向の締め付け力を付与することを特徴とする請求項2に記載のハブダイナモ。 - 前記回路基板は、軸方向からみて径方向中央に中心孔を有する環状に形成されており、
前記固定部材における前記フランジの前記ステータと反対側に、前記回路基板の前記中心孔が嵌り込んで前記回路基板の径方向の位置決めが行われる位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のハブダイナモ。 - 前記回路基板の前記中心孔は、軸方向からみて円形状に形成されており、
前記位置決め部は、前記回路基板の前記中心孔に嵌合可能なように円筒状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のハブダイナモ。 - 前記固定部材の前記フランジの外周部に、前記回路基板を前記基板固定面に固定するためのネジ固定部が設けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載のハブダイナモ。
- 前記回路基板に前記処理回路の構成要素としての素子が搭載されており、該素子が前記フランジの外周縁よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のハブダイナモ。
- 前記回路基板には、出力線の一端が接続されており、
前記固定部材の外周に、前記出力線の他端を前記ハブシェルの外部に導出するための溝が、軸方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のハブダイナモ。 - 前記コイルとして、位相のずれた交流出力を発生する2相以上のコイルが設けられており、
前記回路基板の前記処理回路が、前記交番電流を直流に変換する整流回路を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のハブダイナモ。
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