JP6257204B2 - 放射線遮蔽パネル - Google Patents

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本発明は、放射線量の高い地域の住宅、事務所などで簡便に使用することができる、放射線を遮蔽するための放射線遮蔽パネルに関する。なお、この明細書で使用する放射線遮蔽は、放射線量を減衰させる概念を含むものである。
原子力発電所の事故現場に近い居住地域、或いはホットスポットと呼ばれる地域では、付近に飛散した放射性セシウムなどの放射性物質から放射される放射線の影響を強く受けており、そのような生活地域では、除染を行なったとしても、放射性セシウムなど放射性物質の微細粒子は依然として自然環境の中に残留しており、付近の住民は非常に高い放射線量の中で、生活をしていかなければならない。
このため、少なくとも生活空間内に侵入する放射線量はできるかぎり低減する必要があり、そのためには、生活空間内では放射線を遮蔽する放射線遮蔽壁を設けることが望ましい。
特開2000−145202号公報
従来、放射線を遮蔽可能な放射線遮蔽壁として、鉛を使用したり、厚く重厚な鉄筋コンクリート製のコンクリート壁、或いはコンクリート壁の内側空間に、土砂を充填した構造の放射線遮蔽壁が、放射線の発生施設などにおいて施工され、使用されている(上記特許文献1などを参照)。
この種の放射線遮蔽壁は、必然的に大掛かりな鉄筋コンクリート工事を必要とし、上記特許文献1の遮蔽壁では、鉄筋コンクリートにより重厚なコンクリート壁を施工した状態で、その内側空間内に上から土砂を投入して充填し、構築される。このため、放射線遮蔽壁の厚さは、必然的に、通常の木造住宅の壁材に比べ、例えば5〜10倍の厚さとなってしまう。
また、放射線量が高い地域の住民が居住する木造住宅では、上記のような鉄筋コンクリート製で内部空間に土砂を充填した構造の重厚な放射線遮蔽壁は、居室の壁として使用することができず、木造住宅において、外から居住空間内に侵入する放射性セシウムなどの放射線を、比較的安価な施工で、如何に遮蔽するかが課題となっている。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、一般の木造住宅等の生活空間において、簡便に施工して設置することができる放射線遮蔽パネルを提供することを目的とする。
本発明に係る放射線遮蔽パネルは、
木造住宅の壁部に使用される放射線遮蔽パネルであって、
1対の縦軸材と、
少なくとも1本の中間縦軸材と、
該1対の縦軸材及び該中間縦軸材の両端に結合された上下1対の横軸材と、
該縦軸材及び該横軸材により囲まれる枠体の両側を覆って固定された面材と、
を備え、
該縦軸材、該横軸材及び該面材で囲まれた該枠体の内部空間に、土砂が充填され、該面材の上部及び下部に通気穴が設けられ、
該面材の外側に複数の胴縁が固定され、該胴縁と該面材で包囲される内部空間に断熱材が挿入され、該胴縁及び該断熱材の外側に外壁用の外サイディングが固定されたことを特徴とする。なお、土砂とは、土、砂、砂利、砕石を含む概念である。
この発明の放射線遮蔽パネルによれば、通常の木造住宅で使用される壁材と同様な厚さ、形状、大きさに形成することができるので、一般の木造住宅の壁材として使用し、外から居住内に侵入する放射性セシウムなどの放射線量を、或いは放射線のホットスポットの外側を遮蔽パネルにより囲うことにより、ホットスポットから外に放出される放射線量を、比較的安価な施工で、効果的に減衰させ、遮蔽することができる。
また、上記放射線遮蔽パネルの面材の上部と下部に、通気穴が設けられるので、土砂に含まれる湿気を壁内から排出し、軸材や面材などの腐食を防ぐことができる。
また、上記放射線遮蔽パネルの面材の外側に複数の胴縁を固定し、該胴縁と該面材で包囲される内部空間に断熱材を挿入するとともに、該胴縁及び該断熱材の外側に外壁用の外サイディングを固定するので、木造住宅の新築或いはリフォームの際、その壁部に上記放射線遮蔽パネルを使用することができ、放射線物質の残留する環境下で生活する住民の居住空間の放射線量を、大幅に低減することができる。
また、上記枠体の内部空間に充填する土砂には、石灰を混入させることもできる。この場合、石灰の持つ吸湿作用により、壁内土砂の湿気が軸材や面材に与える影響を低減することができる。
また、上記枠体の内部空間に充填する土砂は、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂バインダーを混入させて充填することにより、内部空間内で結合固化させることができる。これによれば、合成樹脂バインダーによって壁内に充填した土砂の密度が高くなるため、結合固化しない場合に比べ、放射線の透過率を下げることができる。
本発明の放射線遮蔽パネルによれば、一般の木造住宅等の生活空間において、簡便に施工して設置することができ、放射性物質の残留する環境下でも、木造住宅などの生活空間に居住する住民への放射線の影響を、低減することができる。
本発明の第1実施形態の放射線遮蔽パネル1の正面図(a)、平面図(b)、右側面図(c)及び横断面図(d)である。 第2実施形態の放射線遮蔽パネル2の正面図(a)、平面図(b)、右側面図(c)及び横断面図(d)である。 第3実施形態の放射線遮蔽パネル3の横断面図である。 第4実施形態の放射線遮蔽パネル4の横断面図である。 第5実施形態の放射線遮蔽パネル5の横断面図である。 各実施例の放射線遮蔽パネルについて放射線の透過率を測定した際の実験結果を示す表図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態の放射線遮蔽パネル1の正面図(a)、平面図(b)、右側面図(c)及び横断面図(d)を示している。
図1に示すように、放射線遮蔽パネル1は、左右1対の縦軸材11、11と、縦軸材11、11の中間位置に配設される中間縦軸材12と、左右1対の縦軸材11及び中間縦軸材12の両端に結合された上下1対の横軸材13,13と、縦軸材11,11及び横軸材13,13により囲まれる枠体の両側を覆って固定された面材14,15と、を備えて構成される。図1に示す例は、2×6材を使用した例である。
つまり、枠体は、左右1対の縦軸材11、11及び上下1対の横軸材13,13により長方形の枠状に形成され、左右1対の縦軸材11の上下両端部が木ねじ或いは釘などにより直角に固定連結され、上下の横軸材13,13の中間部に中間縦軸材12の上下両端が木ねじまたは釘などにより固定連結される。そして、枠体の正面及び背面に面材14,15が木ねじ或いは釘などにより固定される。
縦軸材11、11、横軸材13,13、及び中間縦軸材12には、規格化された2×6材が使用され、放射線遮蔽パネル1は縦2450mm或いは縦1820mm、横幅910mm或いは横幅1820mmの長方形パネル状に形成される。放射線遮蔽パネル1の厚さは、軸材に2×6材が使用される場合、2×6材の幅140mmに面材14,15の厚さを加算した厚さとなる。面材14,15としては、規格化された寸法の構造用合板或いはセメント珪酸カルシウム板のサイディングなどが使用され、軸材で形成した枠体の正面及び背面を覆って固定される。
図1(d)に示すように、縦軸材11,11、横軸材13,13及び面材14,15で囲まれた枠体の内部空間に、土砂16が充填される。土砂16は、土、砂、砂利、砕石を含む概念である。土砂16には、通常、湿気が含まれるため、軸材や面材の腐食を防止するために、面材14,15の上部及び下部に、通気穴17が穿設され、湿気を排出するようになっている。
上記のように、土砂16として、土、砂、砂利、砕石などが遮蔽壁の内部空間に充填されるが、例えば、土と砂を60%、40%の割合で混合し、或いは砂と砂利を50%の割合で混合して土砂16とし、或いは砂と砕石を40%、60%の割合で混合して土砂16とするなど、土、砂、砂利、砕石を任意の割合で混合し、土砂16として充填使用することができる。
また、土砂16には、石灰を混合させることができる。土砂16に石灰を混合して遮蔽壁の内部空間に充填した場合、土砂16に含まれる湿気を石灰に吸着させることができ、湿気による軸材や面材の腐食を防止することができる。
また、土砂16には、ポリビニルアルコールなどの合成樹脂バインダーを混入させて、枠体の内部空間に充填し、内部空間内で土砂16を結合固化させることもできる。土砂16を合成樹脂バインダーによって固化させた場合、土砂16の密度が高くなるため、固化させない場合に比べ、放射線の透過率を下げることができる。
上記構成の放射線遮蔽パネル1は、基本構造となる放射線遮蔽パネルであり、実際に放射線量の高い地域に建つ木造住宅の新築或いはリフォームの際には、図3に示すように、内装材8と外サイディング7を内外に固定した放射線遮蔽パネル3として、2×4住宅などの壁部に使用される。
なお、放射線遮蔽パネル1は、住宅の周囲に設置する塀として使用することもできる。この場合、面材14,15の外側、左右側面及び上面に外サイディングを固定すれば、耐久性のある塀とすることができる。また、上記では、放射線遮蔽パネルの軸材として2×4材を使用したが、木造在来工法で使用する軸材を使用することもできる。
第3実施形態の放射線遮蔽パネル3は、図3に示す如く、基本構成となる放射線遮蔽パネル1の内側面に内装材8を固定し、放射線遮蔽パネル1の外側面に断熱材9を介して外サイディング7を固定して構成される。つまり、図3に示すように、放射線遮蔽パネル1の内側の面材14には、内装材8が覆うように固定される。放射線遮蔽パネル1の外側の面材15には、胴縁10が縦方向に固定され、各胴縁10と胴縁10間の空間内に断熱材9が挿入され、その外側に、外サイディング7が覆うように固定される。このような放射線遮蔽パネル3は2×4住宅などの壁部に使用される。
放射線遮蔽パネル3は、通常の木造住宅で使用される壁材と同様な厚さ、形状、大きさに形成することができるので、一般の木造住宅において、安価に且つ簡便に使用することができ、壁内に土砂16を充填しているため、外から居住内に侵入する放射性セシウムなどの放射線を、効果的に減衰させ、遮蔽することができる。
図2は、第2実施形態の放射線遮蔽パネル2を示しており、この放射線遮蔽パネル2は、上記と同様、左右1対の縦軸材21、21と、縦軸材21、21の中間位置に配設される中間縦軸材22と、左右1対の縦軸材21及び中間縦軸材22の両端に結合された上下1対の横軸材23,23と、縦軸材21,21及び横軸材23,23により囲まれる部位の両側を覆って固定された面材24,25と、を備える。図2に示す例は、2×4材を使用した例である。
縦軸材21、21、横軸材23,23、中間縦軸材22には、規格化された2×4材が使用されるため、放射線遮蔽パネル3の縦横寸法は、上記放射線遮蔽パネル1と同じであるが、放射線遮蔽パネル3の厚さは、2×4材の幅90mmに面材24,25の厚さを加算した厚さとなる。面材24,25としては、上記と同様、規格化された寸法の構造用合板或いはセメント珪酸カルシウム板のサイディングなどが使用され、軸材で形成した枠体の正面及び背面を覆って固定される。
図2(d)のように、縦軸材21,21、横軸材23,23及び面材24,25で囲まれた内部空間に、土砂26が充填される。土砂26には、湿気が含まれ、軸材や面材の腐食を防止するために、面材24,25の上部及び下部に、通気穴27が穿設され、湿気を排出するようになっている。土砂26は、土、砂、砂利、砕石を任意の割合で混合し、壁部の内部空間に充填することができる。また、土砂26には、石灰を混合することができ、土砂26に合成樹脂バインダーを混合して、固化することもできる。
上記構成の放射線遮蔽パネル2は、基本構造となる放射線遮蔽パネルであり、実際に放射線量の高い地域に建つ木造住宅の新築或いはリフォームの際には、図4に示すように、内装材8、胴縁10、断熱材9、及び外サイディング7を内外に固定した放射線遮蔽パネル4として、2×4住宅などの壁部に使用される。
第4実施形態の放射線遮蔽パネル4は、図4に示す如く、基本構成となる放射線遮蔽パネル2の内側面に内装材8を固定し、放射線遮蔽パネル2の外側面に断熱材9を介して外サイディング7を固定して構成される。つまり、図4に示すように、放射線遮蔽パネル2の内側の面材24には、内装材8が覆うように固定される。放射線遮蔽パネル2の外側の面材25には、胴縁10が縦方向に固定され、各胴縁10と胴縁10間の空間内に断熱材9が挿入され、その外側に、外サイディング7が覆うように固定される。このような放射線遮蔽パネル4は2×4住宅などの壁部に使用される。
図4に示す放射線遮蔽パネル4においても、通常の木造住宅で使用される壁材と同様な厚さ、形状、大きさに形成することができるので、一般の木造住宅において、安価に且つ簡便に使用することができ、壁内に土砂26を充填しているため、外から居住内に侵入する放射性セシウムなどの放射線を、効果的に減衰させ、遮蔽することができる。
図5に示す放射線遮蔽パネル5は、上記放射線遮蔽パネル4の外側に、上記第1実施形態の放射線遮蔽パネル1を重ね合わせ、或いは塀・ブロックとして建て、放射線の透過率をさらに低減するようにした複合構成の例である。
第5実施形態の放射線遮蔽パネル5は、図5に示す如く、上記放射線遮蔽パネル4の外側に、上記放射線遮蔽パネル1を重ね合わせ、或いは塀・ブロックとして建てるように構成される。放射線遮蔽パネル4は、図4に示す如く、基本構成となる放射線遮蔽パネル2の内側面に内装材8を固定し、放射線遮蔽パネル2の外側面に断熱材9を介して外サイディング7を固定する。放射線遮蔽パネル2の内側の面材24には、内装材8が覆うように固定され、放射線遮蔽パネル2の外側の面材25には、胴縁10が縦方向に固定され、各胴縁10と胴縁10間の空間内に断熱材9が挿入され、その外側に、外サイディング7が覆うように固定される。
このような放射線遮蔽パネル4の外側に、さらに放射線遮蔽パネル1が重ね合わせて配置する。放射線遮蔽パネル4は、放射線遮蔽パネル1と重ね合わせ、或いは塀・ブロックとして建てて使用される。
放射線遮蔽パネル1は上記の如く、縦軸材11,11、横軸材13,13及び面材14,15で囲まれた枠体の内部空間に、土砂16を充填して構成される。放射線遮蔽パネル1はその内側の面材14を、放射線遮蔽パネル4の外サイディング7に重ね合わせるように固定される。
このような放射線遮蔽パネル5は、2×4住宅などの壁部に使用する場合、放射線遮蔽パネル4の外側に、放射線遮蔽パネル1を重ね合わせて使用され、或いは放射線量の高いホットスポットではその周囲を放射線遮蔽パネル5により囲うように使用され、放射線の透過率は大幅に低減することができる。
次に、本発明の放射線遮蔽パネルの効果を確認するために行なった実施例の実験結果について説明する。
実験は、上記第1実施形態の放射線遮蔽パネル1、第2実施形態の放射線遮蔽パネル2、第3実施形態の放射線遮蔽パネル3、第4実施形態の放射線遮蔽パネル、第5実施形態の放射線遮蔽パネル5、及び比較例を製作し、原子力発電所の事故現場に近い放射線量の高い場所で放射線量の被測定部を設定し、それらの放射線遮蔽パネル1〜5及び比較例で被測定部を囲い、被測定部の外側と内側の放射線量を測定し、放射線遮蔽パネル1〜5の放射線(γ線)の透過率を算出した。なお、各放射線遮蔽パネル1〜5において、内部に充填した土砂16,26には、川砂、或いは川砂に砂利を混合して充填した。図6は、その実験結果を示している。
なお、実験では、比較例として、通常の木造住宅で施工される通常壁を製作し、通常壁を使用して被測定部を囲った場合の放射線の透過率を測定した。通常壁は、2×4材の縦軸材、横軸材、中間縦軸材により枠体を形成し、枠体の内側に断熱材を挿入するとともに、枠体の正面及び背面の面材として、厚さ12mmプラスターボードを内側に固定し、厚さ12mmのOSBボードを外側に固定し、さらに、OSBボードの外側に胴縁を介して外サイディングを固定して製作した。
図6の実験結果を示す表から分かるように、比較例として測定した通常壁の放射線透過率が55%であるのに対し、本発明の放射線遮蔽パネル1〜5の放射線透過率は、26%〜9%と非常に低減しており、特に、軸材として2×6材を使用して枠体内の厚さを140mmとしその内部空間に土砂を充填した放射線遮蔽パネル1では20%の放射線透過率となり、放射線遮蔽パネル3でも20%の放射線透過率となって非常に低減することができる。さらに、放射線遮蔽パネル5は放射線遮蔽パネル4の外側に放射線遮蔽パネル1を重ね合わせる形態で構成されるため、壁の厚さは厚くなるものの、放射線透過率は9%と非常に低減することができた。
このように、規格化された軸材を使用して遮蔽壁の枠体を製作し枠体内に土砂を充填することにより、通常の木造住宅で使用される壁材と同様な厚さ、形状、大きさの遮蔽パネルであっても、外から居住室内に侵入する放射性セシウムなどの放射線量を効果的に低減することができ、放射線量の高い地域の木造住宅やホットスポットにおいて、比較的安価な施工で、放射線の脅威を少なくすることができる。
1 放射線遮蔽パネル
2 放射線遮蔽パネル
3 放射線遮蔽パネル
4 放射線遮蔽パネル
5 放射線遮蔽パネル
7 外サイディング
8 内装材
9 断熱材
10 胴縁
11 縦軸材
12 中間縦軸材
13 横軸材
14 面材
15 面材
16 土砂
17 通気穴
21 縦軸材
22 中間縦軸材
23 横軸材
24 面材
25 面材
26 土砂
27 通気穴

Claims (3)

  1. 木造住宅の壁部に使用される放射線遮蔽パネルであって、
    1対の縦軸材と、
    少なくとも1本の中間縦軸材と、
    該1対の縦軸材及び該中間縦軸材の両端に結合された上下1対の横軸材と、
    該縦軸材及び該横軸材により囲まれる枠体の両側を覆って固定された面材と、
    を備え、
    該縦軸材、該横軸材及び該面材で囲まれた該枠体の内部空間に、土砂が充填され、該面材の上部及び下部に通気穴が設けられ、
    該面材の外側に複数の胴縁が固定され、該胴縁と該面材で包囲される内部空間に断熱材が挿入され、該胴縁及び該断熱材の外側に外壁用の外サイディングが固定されたことを特徴とする放射線遮蔽パネル。
  2. 前記枠体内の内部空間に充填する土砂に、石灰が混入されることを特徴とする請求項1記載の放射線遮蔽パネル。
  3. 前記枠体の内部空間に充填する土砂には、合成樹脂バインダーが混入され、該内部空間内で該土砂が結合固化することを特徴とする請求項1記載の放射線遮蔽パネル。
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