JP6256568B2 - プレス加工装置 - Google Patents
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Description
上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動した後に、上記ダイホルダを上記フォーミングダイに対して相対的に上記プレス方向の前方へ移動させる駆動手段と、
上記ダイホルダの上記フォーミングダイに対する上記プレス方向の前方への相対的移動によって、上記トリムダイを上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって移動させるカム機構とを備えている。
上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動した後に、上記プレス方向の前方へのカム駆動力を発生する駆動手段と、
上記カム駆動力を受けて上記トリムダイを上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって移動させるカム機構とを備えている。
図1に示すプレス加工装置において、1はプレス成形用型としてのパンチ2を備えた固定の下型、3はプレス成形用型としてのフォーミングダイ4及びトリムダイ5,6を備えた可動の上型、7はワーク(鋼板)である。本例のプレス加工装置は、加熱したワーク7をパンチ2及びフォーミングダイ4にて曲げ成形するとともに急冷する(ホットプレス)。これにより、焼入れされた高張力鋼製プレス成形品が得られる。また、ワーク7が急冷硬化する前に第1及び第2のトリムダイ5,6によるワーク7のトリミングが行なわれる。
図1に示すように、上型3が上死点にあるときのフォーミングダイ4と第1トリムダイ5の隙間は、広め(例えば2〜3mm)に設定されている。ワーク7をパンチ2とフォーミングダイ4の間に搬入した状態でダイホルダ21を下降させると、図2に示すように、ワーク7はパンチ2とフォーミングダイ4に挟まれて上向きの凸になるように変形していく。このとき、ワーク7の一側部は第1トリムダイ5のダイ防護部27に当接した状態になる。ダイ防護部27はフォーミングダイ4の縁28aよりもプレス方向の前方(下方)位置でワーク7と当接するから、ワーク7はダイ防護部27に妨げられ、フォーミングダイ4の縁28aには接触しない。
図5〜図7に示すように、本実施形態は、第1トリムダイ5及びカムスライダー31の支持及び駆動方式が実施形態1と相違し、他の構成は実施形態1と同じである。
図5及び図7に示すように、ワーク7をパンチ2とフォーミングダイ4の間に搬入した状態でダイホルダ21を下降させると、図8及び図9に示すように、ワーク7はパンチ2とフォーミングダイ4に挟まれて上向きの凸になるように変形していく。このとき、ワーク7の一側部は第1トリムダイ5のダイ防護部27に当接した状態になる。ダイ防護部27はフォーミングダイ4の縁28aよりもプレス方向の前方(下方)位置でワーク7と当接するから、ワーク7はダイ防護部27に妨げられ、フォーミングダイ4の縁28aには接触しない。
本実施形態を図14〜図21を参照して説明する。本実施形態は、ダイホルダ21に対するフォーミングダイ4及び第1トリムダイ5の支持形態及びカム機構が先の実施形態1,2と相違する。
図14及び図15に示すように、ワーク7をパンチ2とフォーミングダイ4の間に搬入した状態でダイホルダ21を下降させると、図16及び図17に示すように、ワーク7はパンチ2とフォーミングダイ4に挟まれて上向きの凸になるように変形していく。このとき、ワーク7の一側部は第1トリムダイ5のダイ防護部27に当接した状態になる。ダイ防護部27はフォーミングダイ4の縁28aよりもプレス方向の前方(下方)位置でワーク7と当接するから、ワーク7はダイ防護部27に妨げられ、フォーミングダイ4の縁28aには接触しない。
なお、本発明は、上記実施形態のホットプレスに限らず、ワークを冷間でプレス成形するケースにも適用することができる。
2 パンチ
3 上型
4 フォーミングダイ
5 トリムダイ
7 ワーク
12 プレス成形面
13 切刃
16 アンダーカット部
22 スライダー
24 油圧シリンダ(駆動手段)
26 トリム刃
27 ダイ防護部
27a 凸曲面
28 プレス成形面
28a 縁
36 上型カムドライバー(カム機構を構成)
38 下型カムドライバー(カム機構を構成)
55 上型カムドライバー(カム機構を構成)
61 上型カムドライバー(カム機構を構成)
66 油圧シリンダ(駆動手段)
Claims (7)
- ワークをプレス成形するためのパンチ及びフォーミングダイを備え、そのプレス成形されたワークをトリミングするためのトリム刃を有するトリムダイを備え、上記トリム刃に対応するトリミング用の切刃が上記パンチに設けられているプレス加工装置において、
上記パンチは、そのプレス成形面の端縁に続いて内側に凹んだアンダーカット部を備え、該プレス成形面の端縁に上記切刃が設けられ、
上記トリムダイは、上記ワークのトリミングのために、上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって進退するように設けられており、
上記トリムダイには、上記ワークのプレス成形時に、上記フォーミングダイのプレス方向の前方に位置付けられ、上記ワークと当接することにより、上記ワークが上記フォーミングダイの縁に接触することを妨げるダイ防護部が設けられていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項1において、
上記ダイ防護部が上記トリム刃に連続して該トリム刃における上記プレス方向の前方側に設けられていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項1又は請求項2において、
上記ダイ防護部は、上記ワークのプレス成形時に上記ワークに当接する凸曲面を上記プレス方向の前方側に備えていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一において、
上記トリムダイを、上記ワークのプレス成形時に上記フォーミングダイと同期して上記プレス方向の前方へ移動させ、該移動に続いて上記ワークをトリミングすべく上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって移動させる駆動機構を備えていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項4において、
プレス機械の昇降するスライダーに取り付けられ、上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動するように、該フォーミングダイ及びトリムダイを支持するダイホルダと、
上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動した後に、上記ダイホルダを上記フォーミングダイに対して相対的に上記プレス方向の前方へ移動させる駆動手段と、
上記ダイホルダの上記フォーミングダイに対する上記プレス方向の前方への相対的移動によって、上記トリムダイを上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって移動させるカム機構とを備えていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項4において、
プレス機械の昇降するスライダーに取り付けられ、上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動するように、該フォーミングダイ及びトリムダイを支持するダイホルダと、
上記フォーミングダイ及び上記トリムダイが同期して上記プレス方向の前方へ移動した後に、上記プレス方向の前方へのカム駆動力を発生する駆動手段と、
上記カム駆動力を受けて上記トリムダイを上記パンチの側方から上記アンダーカット部に向かって移動させるカム機構とを備えていることを特徴とするプレス加工装置。 - 請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
ホットプレス用であることを特徴とするプレス加工装置。
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