JP6255734B2 - コア部材及びそれを用いた回転電機とその製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
先ず、本発明のコア部材の製造方法及び製造装置によって、モールド成形するコア部材について、ステータを例として、図1を参照しながら説明する。図1は、ステータの断面図(A)及びA−A断面図(B)である。図1に示すように、コア部材10としてのステータ10Aには、内周に複数(24箇所)のティース12を備える積層鋼板から成るステータコア11と、各ティース12間のスロット空間13内に装着された複数のコイル14とを備える。
図11〜図12は、本発明を適用したコア部材及びそれを用いた回転電機とその製造方法及び製造装置の第2実施形態を示し、図11はワークに対してモールド成形するための製造装置であるモールド成形装置の断面図(A)及びワークの断面図(B)である。また、図12はモールド成形中における動作状態を示すモールド成形装置の断面図(A)及びモールド成形後のワークの断面図(B)である。本実施形態のモールド成形装置においては、コア部材のスロット空間に配置されたコイル線材を遠心力により外径側に付与する構成を第1実施形態に追加したものである。なお、第1実施形態と同一装置には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
図13及び図14は、本発明を適用したコア部材及びそれを用いた回転電機とその製造方法及び製造装置の第3実施形態を示し、図13はワークに対してモールド成形するための製造装置であるモールド成形装置の断面図、図14はモールド成形中における動作状態を示すモールド成形装置の断面図である。本実施形態のモールド成形装置においては、コア部材のスロット空間に配置されたコイル線材を空気圧により外径側に付与する構成を第1実施形態に追加したものである。なお、第1実施形態と同一装置には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
M モールド成形装置
W ワーク
10 コア部材
10A ステータ
10B ロータ
11 ステータコア
12 ティース
13 スロット空間
14 コイル
14A コイル線材
14B コイルエンド
15 ハウジング
15A 冷却部材としてのウォータジャケット
16 絶縁シート
17 ロータコア
20 中子
23 端子用型材
24A 付勢手段としての軸方向通路
24B 付勢手段としての放射方向通路
30 上金型
31A,41A 付勢手段としての回転軸受
35 付勢手段としてのランナ
36 付勢手段としてのゲート
40 下金型
50 樹脂充填手段としての樹脂射出部
52 樹脂
Claims (8)
- 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造装置において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢する付勢手段と、
前記付勢手段によりコイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、前記キャビティに樹脂を充填する樹脂充填手段と、を備え、
前記付勢手段は、コア部材の端面において樹脂が流れるランナにおいて流路の幅が狭くなるように設けられるゲートを有し、コア部材を収容するキャビティの内径側から前記ゲートを介して樹脂をキャビティに注入して、コア部材の内径側から外径側に向かって樹脂を流動させることによりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造装置。 - 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造装置において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢する付勢手段と、
前記付勢手段によりコイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、前記キャビティに樹脂を充填する樹脂充填手段と、を備え、
前記付勢手段は、前記コア部材を回転させて生ずる遠心力によりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造装置。 - 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造装置において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢する付勢手段と、
前記付勢手段によりコイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、前記キャビティに樹脂を充填する樹脂充填手段と、を備え、
前記付勢手段は、前記コア部材の内周に嵌合されてキャビティの内周面を形成する中子を通してキャビティ内の内周側から外周に向かって吹出す空気流によりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造装置。 - 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造方法において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を付勢手段により当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢し、
前記コイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、樹脂充填手段により前記キャビティに樹脂を充填し、
前記付勢手段は、コア部材の端面において樹脂が流れるランナにおいて流路の幅が狭くなるように設けられるゲートを有し、コア部材を収容するキャビティの内径側から前記ゲートを介して樹脂をキャビティに注入して、コア部材の内径側から外径側に向かって樹脂を流動させることによりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造方法。 - 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造方法において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を付勢手段により当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢し、
前記コイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、樹脂充填手段により前記キャビティに樹脂を充填し、
前記付勢手段は、前記コア部材を回転させて生ずる遠心力によりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造方法。 - 円周状の内周面若しくは外周面に複数のティースが配置されてこれらティース間に半径方向のスロット空間を備え、当該スロット空間内にコイル線材が配置された円筒状のコア部材をモールド対象とし、当該円筒状のコア部材を収容するキャビティが形成された一対の金型内に樹脂を注入して前記コア部材を樹脂によりモールドする回転電機のコア部材の製造方法において、
前記スロット空間内に配置されたコイル線材を付勢手段により当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢し、
前記コイル線材を外径側に付勢した後若しくは外径側に付勢しつつ、樹脂充填手段により前記キャビティに樹脂を充填し、
前記付勢手段は、前記コア部材の内周に嵌合されてキャビティの内周面を形成する中子を通してキャビティ内の内周側から外周に向かって吹出す空気流によりコイル線材を当該スロット空間内においてコア部材の外径側へ付勢するものであることを特徴とする回転電機のコア部材の製造方法。 - 請求項4ないし請求項6のいずれかの製造方法を用いて得られるコア部材であり、
前記スロット空間内のコイル線材がコア部材の外径側に偏って配置されていると共にスロット空間内に充填された樹脂によりモールドされていることを特徴とする回転電機のコア部材。 - 請求項4ないし請求項6のいずれかの製造方法を用いて得られるコア部材を用いた回転電機であり、
前記コア部材は回転電機のステータを構成し、冷却部材を備えるハウジング内に嵌合させて備えることを特徴とする回転電機。
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JP2013128649A JP6255734B2 (ja) | 2013-06-19 | 2013-06-19 | コア部材及びそれを用いた回転電機とその製造方法及び製造装置 |
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