JP6252408B2 - 表示制御装置,及び表示制御システム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたカラオケ装置では、楽曲の演奏中に入力された音声を順次周波数解析した結果に従って特定した歌唱音高から、構成音の音高である基準音高を減算して特定音高差を導出する。これと共に、特許文献1に記載されたカラオケ装置では、基準音高を軸として歌唱音高と対称となるように、歌唱音高を特定音高差の2倍分シフトした音高の補助音を出力する。このとき、補助音の音量は、特定音高差が大きいほど大きく、特定音高差が「0」であれば「0(即ち、消音した状態)」となるように制御される。
本発明においては、音高と音価との組み合わせからなる音符を複数有し、複数の音符のうちの少なくとも一部に歌詞が割り当てられた楽曲のうち、指定された1つの楽曲を特定楽曲とし、特定楽曲を構成する音符であって、歌詞が割り当てられた音符を構成音符とする。
特徴データ取得手段は、歌唱特徴データを取得する。ここで言う歌唱特徴データは、指定された歌手である指定歌手が楽曲を歌唱したボーカル音を含む楽曲データから、ボーカ
ル音を表すボーカルデータを抽出するステップと、楽曲を構成する複数の音符から構成される楽譜データを取得するステップと、その取得した楽譜データを構成する各音符及びボーカルデータに基づいて、楽曲における歌唱旋律を構成する音符それぞれに対応するボーカルデータの区間である音符ボーカルデータを特定して、各音符ボーカルデータに対応する音符にて指定歌手が用いる歌唱技巧の特徴量を表す技巧特徴量を決定するステップと、特定楽曲の楽譜を表す対象楽譜データを取得し、その取得した対象楽譜データに含まれる構成音符に、構成音符の音高,音価、及び当該構成音符に割り当てられた歌詞の組み合わせである音符プロパティが一致する音符での技巧特徴量を対応付けることで、特定楽曲を構成する構成音符の各々での指定歌手の技巧特徴量を表す歌唱特徴データを生成するステップとを実行することで生成されたものである。
しかも、本発明の表示制御装置によれば、対象音符に対して用いるべき歌唱技巧を表示している。そして、この表示を視認した利用者は、当該対象音符を歌唱する際にその歌唱技巧を実現するように留意する。このため、本発明の表示制御装置によれば、利用者自身が歌唱した際の歌唱技巧を、指定歌手が歌唱した場合に用いる歌唱技巧に近づけることができる。
これらのことから、本発明の表示制御装置によれば、歌唱技巧の実現の成否を利用者に認識させ、その歌唱技巧を利用者が実現可能となる。
また、本発明における表示制御手段は、歌唱特徴データに含まれる技巧特徴量が歌唱技巧を未実行であることを表し、かつ、歌唱特徴量が歌唱技巧を実行したことを表している場合、技巧差分が規定条件を満たしていないものとし、歌唱技巧での歌唱が不要である旨を表示することを表示制御として実行しても良い。
あることを利用者に認識させることができる。
さらに、本発明における歌唱技巧として、「ビブラート」を含んでいても良い。この場合、表示制御手段は、比較手段での比較の結果、歌唱特徴量におけるビブラートの特徴量と、技巧特徴量におけるビブラートの特徴量との差分が予め規定された第1閾値範囲を超えていれば、技巧差分が規定条件を満たしていないものとすれば良い。
また、本発明における歌唱技巧として、「しゃくり」を含んでいても良い。「しゃくり」とは、時間軸に沿って連続し、互いに異なる音高を有した2つの音符を含む音符群に対して発声音高を変化させつつ連続して歌唱する技巧である。この場合、表示制御手段は、比較手段での比較の結果、歌唱特徴量におけるしゃくりの特徴量と、技巧特徴量におけるしゃくりの特徴量との差分が予め規定された第2閾値範囲を超えていれば、技巧差分が規定条件を満たしていないものとすれば良い。
ところで、本発明は、ボーカル取得手段と、楽譜取得手段と、特徴量決定手段と、特徴生成手段と、特徴データ取得手段と、特徴量算出手段と、比較手段と、表示制御手段とを備え、楽曲に関する情報の表示を制御する表示制御システムとしてなされていても良い。
<システム構成>
図1に示すカラオケシステム1は、ユーザが指定した楽曲である特定楽曲を演奏すると共に、ユーザが指定した歌手である指定歌手が特定楽曲を歌唱した場合に表出する指定歌手の歌唱技巧の特徴を表示させるシステムである。
情報処理装置2は、楽曲ごとに用意された楽曲データWD及びMIDI楽曲MDに基づいて技巧特徴データSFを算出する。ここで言う技巧特徴データSFとは、歌手の歌い方における特徴を表すデータである。ここで言う歌手には、プロの歌手、及びアマチュアの歌手を含む。
<楽曲データ>
次に、楽曲データWDは、特定の楽曲ごとに予め用意されたものであり、楽曲に関する情報が記述された楽曲管理情報と、楽曲の演奏音を表す原盤波形データとを備えている。楽曲管理情報には、楽曲を識別する楽曲識別情報(以下、楽曲IDと称す)と、当該楽曲を歌唱した歌手を識別する歌手識別情報(以下、歌手IDと称す)とが含まれる。
<MIDI楽曲>
MIDI楽曲MDは、楽曲ごとに予め用意されたものであり、楽曲管理情報と、演奏データと、歌詞データとを有している。
演奏データは、周知のMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格によって、一つの楽曲の楽譜を表したデータである。こ
の演奏データは、楽曲IDと、当該楽曲にて用いられる楽器ごとの楽譜を表す楽譜トラックとを少なくとも有している。
<情報処理装置>
情報処理装置2は、入力受付部3と、外部出力部4と、記憶部5と、制御部6とを備えた周知の情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)である。
<情報処理サーバ>
情報処理サーバ10は、通信部12と、記憶部14と、制御部16とを備えている。
<カラオケ装置>
カラオケ装置30は、通信部32と、入力受付部34と、楽曲再生部36と、記憶部38と、音声制御部40と、映像制御部46と、制御部50とを備えている。
<技巧特徴生成処理>
次に、情報処理装置2の制御部6が実行する技巧特徴生成処理について説明する。
そして、図2に示す技巧特徴生成処理が起動されると、まず、制御部6は、情報処理装置2の入力受付部(図示せず)を介して入力された歌手IDを取得する(S105)。続いて、制御部6は、情報処理装置2の記憶部5に記憶されている全ての楽曲データWDの中から、S105にて取得した歌手IDを含む一つの楽曲データWDを取得する(S110)。
び調波成分の大きさを推定する手法である。
ただし、上記(1)式におけるvib_per(a,i)は、各音符ボーカルVo(a,i)におけるスペクトルピークの突出精度を表す指標である。このvib_perは、周波数解析結果(即ち、振幅スペクトル)のピーク値を、周波数解析結果の平均値で除すことで求めれば良い。また、上記(1)式におけるvip_depは、各音符ボーカルVo(a,i)の標準偏差である。
特定音符属性とは、音符NO(a,i)の属性を表す情報である。この特定音符属性には、音符NO(a,i)の音階(音高)、音符長、歌詞の音節、及び歌詞の母音を含む。また、前音符属性とは、時間軸に沿って音符NO(a,i)の一つ前の音符(以下、前音符と称す)NO(a,i−1)の属性を表す情報である。この前音符属性には、前音符N
O(a,i)の音階(音高)、音符長、歌詞の音節、及び前音符NO(a,i−1)と音符NO(a,i)との間の時間長(即ち、無音期間)を含む。
技巧特徴生成処理では、続いて、制御部6は、S180で特定した各音符NO(a,i)の音符プロパティp(a,i)を、対応する音符NO(a,i)の技巧特徴量S(a,i)と対応付ける(S190)。
すなわち、本実施形態のS210では、制御部6は、特定音符属性と前音符属性と後音符属性との全てが共通する音符NOごとに、それらの属性が共通する音符NOにおける技巧特徴量Sそれぞれの相加平均を、技巧特徴量Sの代表値として算出する。つまり、S210では、技巧特徴量Sの代表値として、各音符プロパティpごとに、ビブラート特徴量vibの代表値と、しゃくり特徴量riseの代表値とが算出される。
つまり、技巧特徴生成処理では、歌手の歌い方における特徴を表す技巧特徴データSFを歌手ごとに生成する。この技巧特徴生成処理にて生成される技巧特徴データSFは、図
3に示すように、歌手の歌手IDと、共通する音符プロパティpにおける技巧特徴量Sの代表値と、その共通する音符プロパティpが対応付けられたものである。
<歌唱特徴生成処理>
次に、情報処理サーバ10の制御部16が実行する歌唱特徴生成処理について説明する。
る。
つまり、歌唱特徴生成処理では、図5に示すように、MIDI楽曲MDにおける歌唱旋律を構成する各音符NO(b,i)に、その音符NO(b,i)の音符プロパティpと共通する音符プロパティpが対応付けられた技巧特徴量Sの代表値を割り当てる。これにより、情報処理サーバ10の制御部16は、歌唱特徴データMSを生成する。
<カラオケ演奏処理>
次に、カラオケ装置30の制御部50が実行するカラオケ演奏処理について説明する。
図6に示すカラオケ演奏処理では、起動されると、制御部50は、まず、入力受付部34を介して指定された楽曲(即ち、特定楽曲)に対応するMIDI楽曲MDを、情報処理サーバ10の記憶部14から取得する(S510)。続いて、制御部50は、情報処理サーバ10の記憶部14に格納されている全ての歌唱特徴データMSの中から、入力受付部34を介して指定された指定歌手が特定楽曲を歌唱した場合の歌唱技巧を表す歌唱特徴データMSを取得する(S520)。
さらに、S530では、制御部50は、技巧音符NO(c,i)それぞれに対して技巧情報を初期値に設定する。本実施形態における技巧情報とは、各技巧音符NO(c,i)にて指定歌手が用いる歌唱技巧の種類を表す情報である。
具体的にS540におけるMIDI楽曲MDの演奏では、制御部50は、楽曲再生部36にMIDI楽曲MDを時間軸に沿って順次出力する。そのMIDI楽曲MDを取得した楽曲再生部36は、楽曲の演奏を行う。そして、楽曲再生部36によって演奏された楽曲の音源信号が、出力部42を介してスピーカ60へと出力される。すると、スピーカ60は、音源信号を音に換えて出力する。
を含む。
ise(c,i)を減算した結果の絶対値が、予め規定された第2規定閾値以上であれば、技巧差分が規定条件を満たしているもの、即ち、指定歌手が用いた「しゃくり」をユーザが再現できていないものと判定すれば良い。
そのS610では、制御部50は、現時点音符NOに対する成否情報、及び対象音符NOの技巧情報の表示態様を標準態様に設定する。なお、対象音符NOとは、現時点音符NO(c,i)の音符プロパティpと同一の音符プロパティpを有した音符NOの中で、特定楽曲における時間軸に沿って現時点音符よりも後に登場する音符NOである。
一方、S590での比較の結果、技巧差分が規定条件を満たしていなければ(S600:NO)、制御部50は、カラオケ演奏処理をS620へと移行させる。そのS620では、制御部50は、技巧特徴量S(c,i)と歌唱特徴量SS(c,i)とのズレが、歌唱者強調を表しているか歌唱者不再現を表しているかを判定する。ここで言う歌唱者強調とは、指定歌手が用いる歌唱技巧に対して、ユーザが歌唱技巧を強調して歌唱し過ぎている状態である。一方、歌唱者不再現とは、指定歌手が用いる歌唱技巧に対して、ユーザが歌唱技巧を再現できていない状態である。
ト」または「しゃくり」が不要であることを意味する抑制アイコンが、成否情報として表示されるように設定することを、成否情報の抑制態様の設定として実行する。ここでの抑制アイコンは、例えば、「×印」である。また、S630では、現時点音符NOにおいて指定歌手が「ビブラート」または「しゃくり」などの歌唱技巧を用いていない場合にユーザが「ビブラート」または「しゃくり」を用いて歌唱していれば、全ての対象音符NOに対する技巧情報として、抑制アイコンを表示することを、技巧情報の抑制態様の設定として実行する。
一方、S620での判定の結果、歌唱者強調でなければ(即ち、歌唱者不再現であれば)(S620:NO)、制御部50は、現時点音符NOに対する成否情報、及び対象音符NOの技巧情報の表示態様を、強調態様に設定する(S640)。
カラオケ演奏処理では、制御部50は、続いて、特定楽曲の演奏が終了したか否かを判定する(S650)。このS650での判定の結果、特定楽曲の演奏が終了していなければ(S650:NO)、制御部50は、カラオケ演奏処理をS540へと戻す。そのS540では、制御部50は、現時点音符NOに対する成否情報を表示すると共に、対象音符NOに対する技巧情報を、S610,S630,S640にて設定した表示態様にて表示する。その後、S550からS650までのステップを繰り返す。
つまり、本実施形態のカラオケ演奏処理では、特定楽曲の演奏中に入力された音声データを解析し、その音声データにて表現された各音符(構成音符)NOでの歌唱技巧の特徴量を表す歌唱特徴量SSを算出する。その算出した歌唱特徴量Sと、歌唱特徴データMSに含まれる技巧特徴量Sとを、互いに対応する音符NOごとに比較する。そして、比較の結果、技巧特徴量Sと歌唱特徴量SSとの差分である技巧差分が、予め規定された規定条件を満たしていなければ、現時点音符NOの音符プロパティpと同一の音符プロパティpを有し、かつ、現時点音符NOとは異なる音符NOである対象音符NOに対して用いるべき歌唱技巧を表示する表示制御を実行する。
巧情報として表示する。
[実施形態の効果]
以上説明したように、カラオケ装置30によれば、技巧差分が規定条件を満たしていない音符NOの音符プロパティpと同一の音符プロパティpを有し、かつ、当該音符NOとは異なる音符(即ち、対象音符)NOに対して用いるべき歌唱技巧を表示できる。
しかも、カラオケ装置30によれば、対象音符NOに対して用いるべき歌唱技巧を表示している。そして、この表示を視認した利用者は、当該対象音符NOを歌唱する際にその歌唱技巧を実現するように留意する。このため、カラオケ装置30によれば、利用者自身が歌唱した際の歌唱技巧を、指定歌手が歌唱した場合に用いる歌唱技巧に近づけることができ、利用者自身の歌唱を指定歌手の歌唱態様に近づけることができる。
特に、カラオケ演奏処理においては、技巧特徴量S(c,i)が歌唱技巧を実行したことを表し、かつ、歌唱特徴量SS(c,i)が歌唱技巧を未実行であることを表している場合、現時点音符NO(c,i)において、歌唱技巧を未実行である旨を表示している。このため、カラオケ装置30によれば、歌唱技巧での歌唱が未実行である旨を利用者に認識させることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能
である。
[実施形態と特許請求の範囲との対応関係]
最後に、上記実施形態の記載と、特許請求の範囲の記載との関係を説明する。
Claims (6)
- 楽曲に関する情報の表示を制御する表示制御装置であって、
音高と音価との組み合わせからなる音符を複数有し、前記複数の音符のうちの少なくとも一部に歌詞が割り当てられた楽曲のうち、指定された1つの楽曲を特定楽曲とし、前記特定楽曲を構成する音符であって、前記歌詞が割り当てられた音符を構成音符とし、
指定された歌手である指定歌手が前記楽曲を歌唱したボーカル音を含む楽曲データから、前記ボーカル音を表すボーカルデータを抽出するステップと、前記楽曲を構成する複数の音符から構成される楽譜データを取得するステップと、その取得した楽譜データを構成する各音符及び前記ボーカルデータに基づいて、前記楽曲における歌唱旋律を構成する音符それぞれに対応する前記ボーカルデータの区間である音符ボーカルデータを特定して、各音符ボーカルデータに対応する音符にて前記指定歌手が用いる歌唱技巧の特徴量を表す技巧特徴量を決定するステップと、前記特定楽曲の楽譜を表す対象楽譜データを取得し、その取得した対象楽譜データに含まれる前記構成音符に、前記構成音符の音高,音価、及び当該構成音符に割り当てられた歌詞の組み合わせである音符プロパティが一致する音符での前記技巧特徴量を対応付けることで、前記特定楽曲を構成する構成音符の各々での前記指定歌手の技巧特徴量を表す歌唱特徴データを生成するステップとを実行することで生成された、前記歌唱特徴データを取得する特徴データ取得手段と、
前記特定楽曲の演奏中に入力された音声データを解析し、前記音声データにて表現された前記構成音符それぞれでの歌唱技巧の特徴量を表す歌唱特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴データ取得手段で取得した歌唱特徴データに含まれる技巧特徴量と、前記特徴量算出手段で算出された歌唱特徴量とを、互いに対応する構成音符ごとに比較する比較手段と、
前記比較手段での比較の結果、前記技巧特徴量と前記歌唱特徴量との差分である技巧差分が、予め規定された規定条件を満たしていなければ、当該構成音符の音符プロパティと同一の音符プロパティを有し、かつ、当該構成音符とは異なる構成音符である対象音符に対して用いるべき歌唱技巧を表示する表示制御を実行する表示制御手段と
を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 前記表示制御手段は、
前記歌唱特徴データに含まれる技巧特徴量が前記歌唱技巧を実行したことを表し、かつ、前記歌唱特徴量が前記歌唱技巧を未実行であることを表している場合、前記技巧差分が前記規定条件を満たしていないものとし、前記歌唱技巧での歌唱が未実行である旨を表示することを前記表示制御として実行する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記表示制御手段は、
前記歌唱特徴データに含まれる技巧特徴量が前記歌唱技巧を未実行であることを表し、かつ、前記歌唱特徴量が前記歌唱技巧を実行したことを表している場合、前記技巧差分が前記規定条件を満たしていないものとし、前記歌唱技巧での歌唱が不要である旨を表示することを前記表示制御として実行する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示制御装置。 - 前記歌唱技巧には、ビブラートを含み、
前記表示制御手段は、
前記比較手段での比較の結果、前記歌唱特徴量におけるビブラートの特徴量と、前記技巧特徴量におけるビブラートの特徴量との差分が予め規定された第1閾値範囲を超えていれば、前記技巧差分が前記規定条件を満たしていないものとする
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の表示制御装置。 - 前記歌唱技巧には、時間軸に沿って連続し、互いに異なる音高を有した2つの音符を含む音符群に対して発声音高を変化させつつ連続して歌唱する、しゃくりを含み、
前記表示制御手段は、
前記比較手段での比較の結果、前記歌唱特徴量におけるしゃくりの特徴量と、前記技巧特徴量におけるしゃくりの特徴量との差分が予め規定された第2閾値範囲を超えていれば、前記技巧差分が前記規定条件を満たしていないものとする
ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の表示制御装置。 - 楽曲に関する情報の表示を制御する表示制御システムであって、
音高と音価との組み合わせからなる音符を複数有し、前記複数の音符のうちの少なくとも一部に歌詞が割り当てられた楽曲のうち、指定された1つの楽曲を特定楽曲とし、前記特定楽曲を構成する音符であって、前記歌詞が割り当てられた音符を構成音符とし、
指定された歌手である指定歌手が歌唱したボーカル音を含む楽曲データから、前記ボーカル音を表すボーカルデータを抽出するボーカル取得手段と、
前記楽曲を構成する複数の音符から構成される楽譜データを取得する楽譜取得手段と、
前記楽譜取得手段で取得した楽譜データを構成する各音符及び前記ボーカル取得手段で取得したボーカルデータに基づいて、前記楽曲における歌唱旋律を構成する音符それぞれに対応する前記ボーカルデータの区間である音符ボーカルデータを特定して、各音符ボーカルデータにおける前記指定歌手が用いる歌唱技巧である特定技巧の特徴量を表す技巧特徴量を決定する特徴量決定手段と、
前記特定楽曲の楽譜を表す対象楽譜データを取得し、その取得した対象楽譜データに含まれる前記構成音符に、前記構成音符の音高,音価、及び当該構成音符に割り当てられた歌詞の組み合わせである音符プロパティが一致する音符での前記技巧特徴量を対応付けることで、前記特定楽曲を構成する構成音符の各々での前記指定歌手の技巧特徴量を表す歌唱特徴データを生成する特徴生成手段と、
前記特徴生成手段で生成した歌唱特徴データを取得する特徴データ取得手段と、
前記特定楽曲の演奏中に入力された音声データを解析し、前記音声データにて表現された前記構成音符それぞれでの歌唱技巧の特徴量を表す歌唱特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴データ取得手段で取得した歌唱特徴データに含まれる技巧特徴量と、前記特徴量算出手段で算出された歌唱特徴量とを、互いに対応する構成音符ごとに比較する比較手段と、
前記比較手段での比較の結果、前記技巧特徴量と前記歌唱特徴量との差分である技巧差分が、予め規定された規定条件を満たしていれば、当該構成音符の音符プロパティと同一の音符プロパティを有し、かつ、当該構成音符とは異なる構成音符である対象音符に対して用いるべき歌唱技巧を表示する表示制御を実行する表示制御手段と
を備えることを特徴とする表示制御システム。
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JP2014175829A JP6252408B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 表示制御装置,及び表示制御システム |
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JP2014175829A JP6252408B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 表示制御装置,及び表示制御システム |
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Family Applications (1)
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JP2014175829A Active JP6252408B2 (ja) | 2014-08-29 | 2014-08-29 | 表示制御装置,及び表示制御システム |
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