JP6251631B2 - シートベルト移動制限具及びこれに使用するホック - Google Patents

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Description

本発明は乗り物におけるシートベルト移動制限具及びこれに使用するホックに関する。
乗り物用シートベルトを着用中、シートベルトが反転したり、位置がずれたりするのを防止するために移動制限具を使用することがある。添付の図1に示すものは、2カ所のホックで座席に固定する短いバンドである。
この種のシートベルト移動制限具について、特許・実用新案の従来技術を発見できなかったが、他の技術分野では同種のものはある。例えばブラジャーなどの肩紐が露出するのを防止するための固定具の考案である実用新案登録第3064628号が知られている。
実用新案登録第3064628号
乗り物用シートベルトは、片方のホック(通常は上側ホック)は乗り物の修理、清掃、点検のときを除けば、外すことはなく、他方のホック(通常は下側ホック)をシートベルトの着脱時に頻繁に外すことになる。本発明は、この普段は外すことのない上側ホックに関する改良であり、このホックを使用することにより、シートベルトの移動を制約すると共に装着を容易にすることを目的とする。
前記目的を達成する本発明は、1本のバンド(11)とそのバンド(11)の両端部に設けたホック(4,5)からなる乗り物用シートベルト移動制限具(1)であって、前記2つのホックの内の一方のホック(4)は普段は固定しておき、他方のホック(5)を開閉し、シートベルト(2)を前記バンド(11)と座席(3)の間に挟むものにおいて、前記普段は固定しておく側のホック(4)は、一対の雌雄部材(6,7)からなり、この雌雄部材(6,7)は方向性を持って接合する手段を有し、もって、普段開閉する側のホック(5)が非係合の状態では前記バンド(11)が本来のバンド設定位置からずれて位置することを特徴とする(請求項1)。ここで「普段」というのは、原則として、乗り物の修理、清掃、点検のとき以外を指すものとする。
好ましくは、前記方向性を持って接合する手段が、前記雌雄部材(6,7)における一方の爪(672)と他方の窪み又は貫通孔(713)である(請求項2)。
好ましくは、前記普段は固定しておく側のホック(4)は、最上部に合成樹脂製のキャップ(61)を有する(請求項3)。
本発明はまた、前記請求項1〜3のいずれかの乗り物用シートベルト移動制限具において用いる、前記普段は固定しておく側のホック(4)である(請求項4)。
請求項1の発明によれば、雌雄部材は方向性を持って接合する手段を有するので、普段開閉する側のホックが非係合の状態では前記バンドが本来のバンド設定位置からずれて位置する。その状態から本来の設定位置に無理やりバンドを移動させると、バンドは歪んで側面から見ると高低差が現れる。そのようにすることにより、シートベルトが通過しやすくなるのである。
請求項2は、雌雄部材が方向性を持って接合する手段の具体例である。その他にも永久磁石を特定位置に埋め込んでおくことや、移動の障壁となる壁のようなものを設定することが考えられる。
請求項3の発明によれば、この合成樹脂製キャップをホック本体に被せることにより、ホック開放機能を制約して通常は閉鎖状態にしておくことができる。また、ホック本体の金属部品は熱を持ちやすいので人が触ったときに不快感を与えないようにすることができる。さらに、表面を美しく飾ることもできる。
本発明の1実施例に係るシートベルト移動制限具を取り付けた自動車シートの斜視図である。 シートベルト移動制限具の拡大図である。(a)は固定前、(b)は固定後の正面図であり、(c)は固定前、(d)は固定後の側面図である。 シートベルト移動制限具で使用するホック上側部材の展開斜視図である。 ホック上側部材で使用するキャップ61の、(a)正面図、(b)背面図、(c)側面図、(d)断面図である。 ホック上側部材で使用する本体62の、(a)正面図、(b)背面図、(c)側面図、(d)断面図である。 ホック上側部材で使用する天板受け64の、(a)正面図、(b)背面図、(c)側面図、(d)断面図である。 ホック上側部材で使用する基板66の、(a)正面図、(b)背面図、(c)側面図、(d)断面図である。 ホック上側部材で使用する裏受け座67の、(a)正面図、(b)背面図、(c)左側面図、(d)上記(a)のd−d断面図、(e)右側面図、(f)平面図、(g)上記(a)のg−g断面図、である。 ホック上側部材の断面図である。 シートベルト移動制限具で使用するホック下側部材の展開斜視図である。 ホック下側部材の断面図である。 ホックの係合状態の断面図である。
冒頭に記したように、本発明の1実施例であるシートベルト移動制限具1は、シートベルト2が反転したり、位置がずれたりするのを防止するために、自動車の座席3に取り付けられる短いバンド11を有する。このバンド11は、上下2カ所のホック4,5で固定され、そのバンド11と座席の間をシートベルト2が通過しているので、シートベルト2は一定以上には移動することができない。
図2(a)(b)に示すように、上側ホック4は乗り物の修理、清掃、点検のときを除けば、外すことはなく、下側ホック5をシートベルトの着脱時に頻繁に外すことになる。図示の下側ホック5は、雌雄部材51,52共に永久磁石を有し、磁力による吸着により係合させるもので、それ自体公知のものである。その他、ホック、ボタン、面ファスナなど一般的な接合具を使用することができる。
後に詳述するように、図2(a)の非係合の自然状態では、バンド11は必ず図2(b)の位置からずれる。その状態から図2(b)の位置に無理やりバンド11を移動させる(図2(c))と、バンド11は歪んで側面から見ると高低差が現れる(図2(d))。そのようにすることにより、シートベルト2が通過しやすくなるのである。
本発明の特徴であるホックは、普段固定しておく側のホックであり、この実施例における上側ホック4である。雌部材6と雄部材7からなる。以下、図3〜9(雌部材)と図10〜12(雄部材)を用いて説明する。
<上側ホック4の雌部材6>
図3に示すように、上側ホック4の雌部材6は、7部品からなる。上(図面の右下)から、キャップ61、本体62、天板63、天板受け64、受け座65、基板66、裏受け座67である。バンドは基板66と裏受け座67の間に位置する。
キャップ61は、図4に示すように、合成樹脂製の皿状部品である。縁部611がやや狭まっているので、本体62に押し込むだけで装着される。この合成樹脂製キャップ61の目的は、本体のホック開放機能(後述)を制約して通常はホック閉鎖状態にしておくこと、金属部品は熱を持ちやすいので人が触ったときに不快感を与えないようにすること、及び美観を高めることである。
本体62は、図5に示すように、中央部621において上下が貫通した中空体である。
天板63は、本体の中央部621の貫通孔から直接触れることのできる金属円板である。
天板受け64は、図6に示すように、縁部から6本の脚部641が垂れ下がった金属円板である。円板中央部642がやや窪んでいる。
受け座65は、本体62、天板63、天板受け64を収容する容器である。底部に貫通孔を有する。
基板66は、図7に示すように、下面に6本の小突起661を有するリング状の金属板である。小突起661は中空であり、リングの内側縁662はやや隆起している。小突起661はベルトに食い込んで固定するためのものである。内側縁662は受け座65と裏受け座67(次記)の位置決めのためのものである。
裏受け座67は、図8に示すように、上側にかしめ用突起671が6カ所隆起しており、下側にも、下側部材と係合する3本の爪672が隆起している。
上記7部品を図9に示す断面図のように組み立てて、上側ホック4の雌部材6が完成する。
<上側ホック4の雄部材7>
図10に示すように、上側ホック雄部材7は、3部品からなる。上(図面の右下)から、係合板71、ワッシャー72、裏かしめ板73からなる。取付対象の生地3は係合板71とワッシャー72の間に位置する。
係合板71は、係合突起711と、下部円板712からなる。下部円板712には3カ所の貫通孔713と下側に突出する円柱714が設けられている。円柱714は取付対象に対して回転不能に取り付けるために使用する。
ワッシャー72は、下記かしめ円柱通過用の中央貫通孔721と、前記円柱714通過用の貫通孔722を有する。
裏かしめ板73はかしめ用円筒部731と、それを支えるボタン732からなる。ボタンは2枚の金属円板から形成されている。
上記3部品を図11に示す断面図のように組み立てて、上側ホック4の雄部材7が完成する。
<上側ホック4>
使用時に、上側ホック4の雌部材6と雄部材7を、図12に示す断面図のように係合させると図1の状態となり、シートベルト2の移動を制限することができる。係合時には、単に雌部材6を雄部材7に押し付けるだけでよいが、係合を解除するときには単に引き剥がすだけでは十分ではない。天板受け64の脚部641が強い係合力を持って雄部材に食い込んでいるからである。前記したとおり、上側ホック4は通常外す必要はなく、修理、清掃、点検のときだけ、しかも通常は業者が外せばよいので、それで十分である。
引き剥がすには、まず予めキャップ61を取り除いておく必要がある。そのうえで、天板63中央部を指で押しつけてそのバネ作用で天板受けの脚部641を広げ、雌部材6を持ち上げればよい。このホック開閉機構は塗料缶などでよくみられるもので、それ自体周知である。
本発明の特徴は、図2(a)に関連して先に述べたように、バンド11が非係合の自然状態において、両側矢印で示す距離だけ中心線からずれることである。それを達成するために、本実施例では、雌雄部材の接合時に、図8(雌部材)の3本の爪672と図10(雄部材)の3個の貫通孔713を係合させる。いうまでもなくこれら3本の爪672と3個の貫通孔713は予め中心線から位置をずらして設けられている。
図示しないが、バンド11を中心線からずらすように雌雄部材を結合させる方法は他にもありうる。例えば、永久磁石を特定位置に埋め込んでおくことや、移動の障壁となる壁のようなものを設定することが考えられる。
また、本実施例では、バンド11側に雌部材を、座席側に雄部材を設けたが、逆にすることも容易である。
1 シートベルト移動制限具
11 バンド
2 シートベルト
3 座席
4 上側ホック
5 下側ホック
6 雌部材
7 雄部材
51,52 雌雄部材
61 合成樹脂製キャップ
611 縁部
62 本体
621 中央部
63 天板
64 天板受け
641 脚部
642 円板中央部
65 受け座
66 基板
661 小突起
662 内側縁
67 裏受け座
671 かしめ用突起
672 爪
71 係合板
711 係合突起
712 下部円板
713 貫通孔
714 円柱
72 ワッシャー
721 中央貫通孔
722 貫通孔
73 裏かしめ板
731 用円筒部
732 ボタン

Claims (3)

  1. 1本のバンド(11)とそのバンド(11)の両端部に設けたホック(4,5)からなる乗り物用シートベルト移動制限具(1)であって、前記2つのホックの内の一方のホック(4)は普段は固定しておき、他方のホック(5)を開閉し、シートベルト(2)を前記バンド(11)と座席(3)の間に挟むものにおいて、
    前記普段は固定しておく側のホック(4)は、一対の雌雄部材(6,7)からなり、この雌雄部材(6,7)は方向性を持って接合する手段を有し、
    前記方向性を持って接合する手段が、前記雌雄部材(6,7)における一方の爪(672)と他方の窪み又は貫通孔(713)であり、
    もって、普段開閉する側のホック(5)が非係合の状態では前記バンド(11)が本来のバンド設定位置からずれて位置することを特徴とする乗り物用シートベルト移動制限具。
  2. 前記普段は固定しておく側のホック(4)は、最上部に合成樹脂製のキャップ(61)を有するものである請求項1記載の乗り物用シートベルト移動制限具。
  3. 請求項1又は2の乗り物用シートベルト移動制限具において用いる、前記普段は固定しておく側のホック(4)。
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