JP6251014B2 - 採光装置改修方法、および、改修採光装置 - Google Patents
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Description
図5に示されるように、既設枠体15は、建物の躯体11に固定された枠形状を有する基礎部材19と、基礎部材19と折板屋根12とを繋ぐ枠形状を有する取合部材20とを備えている。既設枠体15は、基礎部材19において矩形筒状を有する基礎本体部19bと、取合部材20において基礎本体部19bを囲う矩形筒状を有する取合本体部20bとから構成された中空を有する二重の矩形筒状を有している。基礎部材19の筒内においてほぼ水平方向に沿って広がる矩形板状の採光板16は、支持部材22と押さえ部材23とによって挟持されている。
まず、改修後の採光装置である改修採光装置10を説明する。
図1に示されるように、既設枠体15は、建造物の屋根の一例である折板屋根12に設けられ、折板屋根12から上方に向けて突出し、既設枠体15の囲う空間である採光口Hを囲っている。既設枠体15は、上方から見て、2つの長辺と2つの短辺とから構成される矩形枠体形状を有している。既設枠体15は、折板屋根12よりも上方に位置する枠状を有した上端面15tを備え、既設枠体15の上端面15tには、既設樹脂板17を既設枠体15に取付けるための複数の取付孔21が貫通している。
図2に示されるように、新設フレーム30は、例えば、ガリバリウム鋼板であって、既設枠体15の上面を覆う上側被覆部30aと、上側被覆部30aの外側縁から垂れ下がり、かつ、既設枠体15を外側から覆う外側被覆部30bとを備えている。上側被覆部30aには、既設枠体15に新設フレーム30を取付けるための枠体取付孔39が形成され、枠体取付孔39は、既設枠体15に形成された取付孔21と対向する位置に形成されている。既設枠体15と、新設フレームの有する上側被覆部30aとは、これらを貫通する締結部材38によって締結されている。上側被覆部30aの内側縁には、上方に向かって立ち上がる水切り部30cが形成されている。
る部位は、新設締結部位である。新設連結部30nと既設枠体15の外周面との間の距離が離間距離Wであり、新設連結部30nは、新設締結部位における離間距離Wよりも小さい離間距離Wを新設締結部位よりも下方の部位において有する。
既設枠体15に新設樹脂板31を新たに取付けて採光装置を改修する採光装置改修方法を説明する。採光装置改修方法は、既設樹脂板取外し工程と、新設フレーム取付け工程と、新設樹脂板配置工程と、新設樹脂板締結工程とを、この順に進める。
(1)樹脂板取付孔40から既設枠体15に向けて雨水が入り難いため、雨水が折板屋根12の下方に入ることが抑えられる。また、雨水による既設枠体15の腐食が抑えられる。
(3)既設枠体15に向かって落ちる結露が新設フレーム30の上側被覆部30aで受け止められるため、結露が屋根の下側に入ること、および、結露によって既設枠体15の腐食が進むことが抑えられる。
(5)樹脂板構成部材32の折曲部32aが、新設フレーム30に向けて折曲げられるため、新設樹脂板31と新設フレーム30との間に雨水が入ることも抑えられる。
・新設樹脂板31は、3つ以上の樹脂部材で構成されてもよいし、一体成形部材であってもよい。要は、既設枠体15の囲む空間である採光口H、および、新設連結部30nの各々を上方から覆うように位置し、新設連結部30nよりも外側において垂れ下がる外縁部である新設樹脂外縁部31nを有する構造体であればよい。
(6)既設枠体15と新設フレーム45との締結、および、新設フレーム45と新設樹脂板31との締結の両方が、新設フレーム45において垂れ下がる部分、すなわち、新設内側連結部45a、および、新設外側連結部45cを貫通する孔を通じて実現される。それゆえに、既設枠体15の内部、あるいは、既設枠体15の内側に雨水が入ること、ひいては、屋根の下方に雨水が入ることを一層に抑えられる。
・新設連結部は、新設締結部位における離間距離よりも小さい離間距離を新設締結部位よりも下方の部位において有してもよいし、新設締結部位よりも下方の部位は、新設締結部位における離間距離よりも小さい離間距離のみを有してもよい。また、新設締結部位よりも下方の部位は、新設締結部位における離間距離と同じ離間距離のみを有してもよい。例えば、新設フレーム30,45の有する外側被覆部は、垂れ下がる平板であってもよい。
Claims (6)
- 建造物の屋根に設けられて前記屋根よりも上方に位置する枠状の上端面を有した既設枠体に、前記上端面の囲う空間である採光口を上方から覆う既設樹脂板が取付けられた採光装置を改修する採光装置改修方法であって、
前記既設樹脂板は、前記上端面を上方から覆う板状の外縁部である既設樹脂外縁部を有し、前記上端面と前記既設樹脂外縁部とを貫通する既設締結部材を外して、前記既設樹脂板を前記既設枠体から外す工程と、
前記既設枠体に新設フレームを取付け、かつ、前記新設フレームの外縁部である新設連結部を、前記既設枠体の有する外周面よりも外側で垂れ下がるように配置する工程と、
前記採光口、および、前記新設連結部の各々が上方から覆われるように新設樹脂板を配置し、かつ、前記新設樹脂板の外縁部である新設樹脂外縁部を、前記新設連結部よりも外側で垂れ下がるように配置する工程と、
前記新設連結部と前記新設樹脂外縁部とを貫通する新設締結部材によって、前記新設連結部と前記新設樹脂外縁部とを締結する工程と、
を含むことを特徴とする採光装置改修方法。 - 前記新設連結部において前記新設締結部材の貫通する部位が、新設締結部位であり、
前記既設枠体に前記新設フレームを取付ける工程では、
前記新設連結部と前記既設枠体の外周面との間の距離が前記新設締結部位よりも短い部位を、前記新設連結部において前記新設締結部位よりも下方に形成する
請求項1に記載の採光装置改修方法。 - 前記新設連結部が、新設外側連結部であり、
前記既設枠体に前記新設フレームを取付ける工程では、
前記新設フレームを前記既設枠体の外周面の外側に配置し、かつ、前記新設フレームの内側壁である新設内側連結部を、前記既設枠体の有する外周面と対向させ、前記既設枠体の前記外周面に前記新設内側連結部を締結することによって、前記既設枠体に前記新設フレームを取付ける
請求項1または2に記載の採光装置改修方法。 - 建造物の屋根に設けられて前記屋根よりも上方に位置する上端面を有した既設枠体であって、前記上端面には既設樹脂板を前記既設枠体に取付けるための孔が貫通している前記既設枠体と、
前記既設枠体に取付けられて、前記既設枠体の有する外周面よりも外側において垂れ下がる外縁部である新設連結部を有した新設フレームと、
前記既設枠体の囲む空間である採光口、および、前記新設連結部の各々を上方から覆うように位置し、前記新設連結部よりも外側において垂れ下がる外縁部である新設樹脂外縁部を有した新設樹脂板と、
前記新設連結部と前記新設樹脂外縁部とを貫通し、前記新設連結部と前記新設樹脂外縁部とを締結する新設締結部材と、
を備える改修採光装置。 - 前記新設連結部において前記新設締結部材の貫通する部位が、新設締結部位であり、
前記新設連結部と前記既設枠体の外周面との間の距離が、離間距離であり、
前記新設連結部は、前記新設締結部位における離間距離よりも小さい離間距離を前記新設締結部位よりも下方の部位において有する
請求項4に記載の改修採光装置。 - 前記新設フレームは、前記既設枠体の前記外周面の外側に位置して下方に向けて開口した逆U字状を有し、かつ、前記新設フレームの内側壁である新設内側連結部が、前記既設枠体の有する外周面と対向し、前記既設枠体の前記外周面と前記新設内側連結部とが締結されている
請求項4または5に記載の改修採光装置。
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