JP6250011B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フロアフレームから車体後方へリヤフレームが延出され、リヤフレームにサブフレームが下方から取り付けられる車体後部構造に関する。
車体後部構造のなかには、燃料電池を収納するスタックケースがフロントフロアの下方に設けられ、スタックケースの車体後方にサブフレームが設けられるものが知られている。サブフレームに水素タンクが設けられ、サブフレームおよびスタックケースは対向面が平坦面に形成される(例えば、特許文献1参照。)。
衝撃荷重がサブフレームに入力して、サブフレームがスタックケースに当接する。サブフレームからスタックケースに衝撃荷重が伝えられ、伝えられた衝撃荷重がスタックケースの全面に分散されてスタックケースで支えられる。
しかし、スタックケースの全面に衝撃荷重を分散させて支えるためには、スタックケースの強度・剛性を高める必要があり、そのことが重量の増加を抑える妨げになる。
また、車体後部構造のなかには、リヤフレームにサブフレームが下方から設けられ、サブフレームの車体後方にロアフレームが設けられるものが知られている。ロアフレームがサブフレームに対向される(例えば、特許文献2参照。)。
衝撃荷重がリヤフレームに入力して、ロアフレームがサブフレームに当接する。ロアフレームからサブフレームに衝撃荷重が伝えられ、伝えられた衝撃荷重がサブフレームで支えられる。
しかし、サブフレームで衝撃荷重を支えるためには、リヤフレームにロアフレームを取り付ける必要があり、そのことが重量の増加を抑える妨げになる。
特許第3816418号公報 特許第4559259号公報
本発明は、重量の増加を抑え、かつ、衝撃荷重を支えることができる車体後部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、フロアフレームが車体前後方向へ延出され、前記フロアフレームから車体後方へリヤフレームが延出され、前記フロアフレームの車幅方向外側にサイドシルが設けられ、サイドシルがアウトリガーを介して前記リヤフレームに連結され、前記リヤフレームにサブフレームが下方から取り付けられる車体後部構造において、前記サブフレームは、前記アウトリガーに対向する荷重伝達部を備え、前記サブフレームに入力した衝撃荷重を前記荷重伝達部を経て前記アウトリガーに伝え、伝えられた衝撃荷重を前記アウトリガーを経て前記リヤフレーム、前記サイドシルに分散させる車体後部構造を提供する。
このように、リヤフレームにサブフレームを下方から取り付け、サブフレームに荷重伝達部を備えた。さらに、荷重伝達部をアウトリガーに対向させた。よって、車両の後部に入力した衝撃荷重がサブフレームを経て荷重伝達部に伝えられる。伝えられた衝撃荷重がアウトリガーを経てリヤフレーム、サイドシルに分散される。
これにより、車両の後部に入力した衝撃荷重を、サブフレーム、リヤフレームおよびサイドシルで支えることができる。衝撃荷重をサブフレームで支えることにより、リヤフレームの湾曲部が衝撃荷重で変形する(折れ曲がる)ことを抑制できる。
また、サブフレームの荷重伝達部をアウトリガーに対向させる簡単な構成で、衝撃荷重をリヤフレームやサイドシルなどで支えることができる。よって、従来技術のように、スタックケースの強度・剛性を高める必要や、リヤフレームにロアフレームを取り付ける必要がない。これにより、車体後部構造の重量の増加を抑えることができる。
請求項2に係る発明では、好ましくは、前記アウトリガーは、前記荷重伝達部に対向するように、前記リヤフレームの湾曲部の前傾斜部の下部から下方へ膨出され、前記前傾斜部の下部から前記サイドシルまで車幅方向へ延びる。
このように、アウトリガーを湾曲部の前傾斜部の下部から下方へ膨出し、荷重伝達部に対向させた。さらに、アウトリガーを前傾斜部の下部からサイドシルまで車幅方向へ延ばした。よって、荷重伝達部が車体前方へ移動することにより、荷重伝達部をアウトリガーの後部(具体的には、後壁)に当接させることができる。
これにより、荷重伝達部からアウトリガーに伝えられる衝撃荷重をリヤフレーム、サイドシルに分散させて2部材で支えることができる。
請求項3に係る発明では、好ましくは、前記アウトリガーは、該アウトリガーの内部設けられて隔壁となるバルクヘッドを備える。
このように、アウトリガーの内部にバルクヘッドを設けることにより、アウトリガーの強度・剛性を高めることができる。よって、荷重伝達部からアウトリガーに伝えられる衝撃荷重でアウトリガーの断面が変形することを抑制できる。
これにより、アウトリガーに伝えられた衝撃荷重をリヤフレーム、サイドシルに効率よく分散させることができる。
請求項4に係る発明では、好ましくは、前記バルクヘッドは前記リヤフレームと前記サイドシルとの間に配置される。
このように、リヤフレームとサイドシルとの間にバルクヘッドを配置した。リヤフレームの上部とサイドシルの上部にフロアパネル が設けられる。
ここで、リヤフレームの上部からリヤフレームの底部までの高さ寸法や、サイドシルの上部からサイドシルの底部までの高さ寸法が大きく確保される。
よって、リヤフレームとサイドシルとの間にバルクヘッドを配置することにより、バルクヘッドを大きく形成できる。これにより、アウトリガーの強度・剛性を高めることができ、衝撃荷重によるアウトリガーの断面が変形することを一層確実に抑制できる。
請求項5に係る発明では、好ましくは、前記サブフレームは、該サブフレームの前端部が車体前後方向において少なくとも2つの締結部を有し、前記2つの締結部が前記リヤフレームに締結される。
ここで、サブフレームに入力した衝撃荷重によりサブフレームに曲げモーメントが発生する。このため、曲げモーメントを締結部で支えることが好ましい。
そこで、少なくとも2つの締結部をサブフレームの前端部に形成し、2つの締結部をリヤフレームに締結させた。よって、衝撃荷重によりサブフレームに発生する曲げモーメントを2つの締結部で支えることができる
これにより、サブフレームに入力した衝撃荷重をサブフレームを経て荷重伝達部まで安定的に(すなわち、効率よく)伝えることができる。
請求項6に係る発明では、好ましくは、前記リヤフレームは、該リヤフレームの後部にエネルギ吸収部が設けられ、前記エネルギ吸収部は、前記リヤフレームの前記後部の長手方向に対して交差する方向に延びるビードを有する。
このように、リヤフレームの後部にエネルギ吸収部を設けた。よって、後面衝突により入力した衝撃荷重でエネルギ吸収部を変形させて(潰して)衝撃荷重を吸収できる。これにより、エネルギ吸収部で衝撃荷重を吸収した後、残りの衝撃荷重をサブフレームを経て荷重伝達部に伝えることができる。
このように、エネルギ吸収部で衝撃荷重を吸収することにより、衝撃荷重を一層好適に支えることができる。
請求項7に係る発明では、好ましくは、前記サブフレームは、前記フロアフレームの延長線上に前記リヤフレームおよび前記締結部が配置され、前記締結部の車体前方に前記荷重伝達部が設けられ、前記荷重伝達部が前記アウトリガーに沿って前記締結部の外側に張り出される。
このように、荷重伝達部をアウトリガーに沿って締結部の外側に張り出した。よって、アウトリガーに対向する荷重伝達部の部位を大きく確保できる。これにより、荷重伝達部からアウトリガーに衝撃荷重を効率よく伝えることができる。
請求項8に係る発明では、好ましくは、前記湾曲部の前記前傾斜部の下部から前記アウトリガーが下方へ膨出されることにより、前記前傾斜部および前記アウトリガーで荷重受け凹部が形成され、前記荷重受け凹部に嵌合する伝達凸部が前記荷重伝達部に設けられる。
このように、湾曲部の前傾斜部およびアウトリガーで荷重受け凹部を形成した。この荷重受け凹部に嵌合する伝達凸部を荷重伝達部に形成した。荷重伝達部が衝撃荷重で車体前方へ移動した場合に、伝達凸部を荷重受け凹部に嵌合させることができる。
よって、湾曲部の前傾斜部およびアウトリガーの2部材で伝達凸部を安定させた状態に保持できる。これにより、荷重伝達部からアウトリガーに衝撃荷重を安定的に伝えることができ、衝撃荷重を一層好適に支えることができる。
本発明によれば、サブフレームに荷重伝達部を備え、荷重伝達部をアウトリガーに対向させた。これにより、重量の増加を抑えた状態で、サブフレームに入力する衝撃荷重を支えることができる。
本発明に係る車体後部構造を示す斜視図である。 図1の車体後部構造を示す分解斜視図である。 図1の車体後部構造を示す側面図である。 図3の4部拡大図である。 図1の5−5線断面図である。 図2の車体後部構造を示す斜視図である。 図2のアウトリガーおよび荷重伝達部を示す分解斜視図である。 図1の8矢視図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前(Fr)」、「後(Rr)」、「左(L)」、「右(R)」は運転者から見た方向にしたがう。
実施例に係る車体後部構造10について説明する。
なお、車体後部構造10は左右略対称の構造である。よって、車体後部構造10の左側部材および右側部材に同じ符号を付して左側部材について詳説し、右側部材の説明を省略する。
図1、図2に示すように、車体後部構造10は、一例として、燃料電池車両Veの後部構造を構成する部位である。車体後部構造10は、車体前後方向へ延びるフロアフレーム12と、フロアフレーム12から車体後方へ延びるリヤフレーム13と、フロアフレーム12の車幅方向外側に設けられるサイドシル14と、サイドシル14およびリヤフレーム13を連結するアウトリガー15と、リヤフレーム13に下方から取り付けられるサブフレーム16と、サブフレーム16に搭載される燃料タンク17とを備える。
車体後部構造10が燃料電池車両Veに適用され、燃料タンク17として水素タンクが採用される。フロアフレーム12の上部にはフロアパネル19が接合され、フロアパネル19がフロアフレーム12で支持される。
図3に示すように、リヤフレーム13は、フロアフレーム12の後端部12a(図1参照)から車体後方へ延びる前フレーム部21と、前フレーム部21の後端部21aに連結される湾曲部22と、湾曲部22の後端部22aに連結される後フレーム部(リヤフレームの後部)23とを備える。
前フレーム部21は、フロアフレーム12の後端部12aから車体後方へ延出され、フロアフレーム12の延長線25(図1参照)上に配置される。前フレーム部21の後端部21aに湾曲部22が連結される。湾曲部22は、リヤフレーム13の車体前後方向中央において上方へ湾曲するように形成される。
具体的には、湾曲部22は、前フレーム部21の後端部から頂部28まで車体後方へ向けて上り勾配に傾斜する前傾斜部27と、湾曲部22の頂部28から後フレーム部(リヤフレームの後部)23まで車体後方へ向けて下り勾配に傾斜する後傾斜部29とを有する。
図4、図5に示すように、前傾斜部27の中央下部27aから前取付ブラケット31が下方へ向けて膨出される。前取付ブラケット31は、底部31aが平坦に形成される。前取付ブラケット31の底部31aおよび前傾斜部27の中央下部27aに2つのナット33が設けられている。2つのナット33は車体前後方向に間隔をおいて配置される。
2つのナット33にサブフレーム16の前締結部(締結部)65がボルト34で締結される。
前取付ブラケット31の車体前方にアウトリガー15が設けられる。すなわち、前傾斜部27の前下部(前傾斜部の下部)27bからアウトリガー15が下方へ膨出される。
以下、前傾斜部27の前下部27bのうち、アウトリガー15および前取付ブラケット31間の部位を受け部27cという。受け部27cおよび内アウトリガー部51の後壁51aで荷重受け凹部36が側面視略V字状に形成される。
図3に戻って、後傾斜部29の後端部(すなわち、湾曲部22の後端部)22aに後取付ブラケット38が取り付けられる。さらに、湾曲部22の後端部22aの下方に後フレーム部23の前端部23aが設けられる。後取付ブラケット38および後フレーム部23の前端部23aにサブフレーム16の後締結部67が複数のボルト41(1個のみを図示する)で締結される。
この状態において、サブフレーム16(具体的には、後締結部67)の後面67aが後フレーム部23の前面23bに対向された状態に配置される。
後フレーム部23にエネルギ吸収部44が設けられる。エネルギ吸収部44は、後フレーム部23の周壁(具体的には、内壁、外壁、底部)に複数のビード47が形成される。複数のビード47は、リヤフレーム13の長手方向に対して交差する方向に延びる。
よって、後面衝突により入力した衝撃荷重F1でエネルギ吸収部44を変形させて(潰して)衝撃荷重F1の一部を吸収できる。
図6に示すように、リヤフレーム13の前傾斜部27の前下部27bがアウトリガー15でサイドシル14の後端部14aに連結される。この状態において、サイドシル14がリヤフレーム13の前フレーム部21およびフロアフレーム21の車幅方向外側に配置される。さらに、前フレーム部21およびフロアフレーム21に対して略平行にサイドシル14が配置される。
図4、図7に示すように、アウトリガー15は、前傾斜部27の前下部27bから下方へ膨出される内アウトリガー部51と、内アウトリガー部51からサイドシル14の後端部14aまで車幅方向外側へ延びる中央アウトリガー部52と、中央アウトリガー部52の外側に連結されてサイドシル14の後端部14a(具体的には、内壁14b)に接合される外アウトリガー部53と、アウトリガー15の内部56に設けられるバルクヘッド54とを備える。
前傾斜部27の前下部27bとサイドシル14の後端部14aとにアウトリガー15が連結された状態において、アウトリガー15の底部57がサイドシル14や前フレーム部21の底部に対して略面一に配置される。
前傾斜部27の前下部27bから下方へ内アウトリガー部51が膨出されることにより、内アウトリガー部51の後壁51aおよび中央アウトリガー部52の後壁52aがサブフレーム16の荷重伝達部66に対向するように配置される。
アウトリガー15の内部56にバルクヘッド54が設けられることにより、中央アウトリガー部52の内部に隔壁が形成される。具体的には、バルクヘッド54の前フランジ54a、後フランジ54b、下フランジ54cが、アウトリガー15の前壁59、後壁58、底部57に接合される。
この状態において、バルクヘッド54がリヤフレーム13(具体的には、前傾斜部27の前下部27b)とサイドシル14の後端部14aとの間に配置される。
ここで、リヤフレーム13(すなわち、前傾斜部27)の高さ寸法や、サイドシル14(すなわち、後端部14a)の高さ寸法が大きく確保されている。
よって、前傾斜部27と後端部14aとの間にバルクヘッド54が配置されることにより、バルクヘッド54(特に、高さ寸法H)が大きく形成される。これにより、アウトリガー15の強度・剛性がバルクヘッド54で高められる。
図2に示すように、リヤフレーム13にサブフレーム16が下方から取り付けられる。サブフレーム16は、左縦枠部61、右縦枠部61、前連結メンバ62および後連結メンバ63で平面視略矩形枠状に形成される。
さらに、サブフレーム16は、左縦枠部61の前端部(サブフレームの前端部)61aに設けられる前締結部65と、前締結部65の車体前方に設けられる荷重伝達部66と、左縦枠部61の後部に設けられる後締結部67とを備える。詳しくは、前締結部65および荷重伝達部66が一体に形成されている。
リヤフレーム13の前取付ブラケット31にサブフレーム16の前締結部65が2つのボルト34で締結される。また、リヤフレーム13の後取付ブラケット38と後フレーム部23の前端部23aとにサブフレーム16の後締結部67が複数のボルト41(1個のみを図示する)で締結される。
これにより、リヤフレーム13にサブフレーム16が下方から取り付けられる。リヤフレーム13にサブフレーム16が取り付けられた状態において、保持ブラケット68が荷重伝達部66およびアウトリガー15の底部57に複数のボルト69で取り付けられる。これにより、荷重伝達部66がアウトリガー15に好適に保持される。
この状態において、図3に示すように、サブフレーム16の左縦枠部61(具体的には、後締結部67)の後面67aが後フレーム部23の前面23bに対向する状態に配置される。さらに、左縦枠部61が後フレーム部23の延長線上に配置される。
よって、後面衝突により後フレーム部23に入力した衝撃荷重F1が後フレーム部23(すなわち、エネルギ吸収部44)を経て後締結部67の後面67aに衝撃荷重F2として伝えられる。後締結部67の後面67aに伝えられた衝撃荷重F2が左縦枠部61を経て荷重伝達部66に伝えられる。
図4、図8に示すように、サブフレーム16の左縦枠部61の前端部61aに前締結部65および荷重伝達部66を備える。前締結部65は、左縦枠部61の前端部61aに車体前後方向へ間隔をおいて2つ設けられる。
各前締結部65が前取付ブラケット31に2つのボルト34、ナット33で締結される。この状態において、リヤフレーム13の前フレーム部21がフロアフレーム12の延長線25(図1参照)上に配置される。さらに、フロアフレーム12の延長線25上に前締結部65が配置される。
よって、左縦枠部61から各前締結部65に伝えられる衝撃荷重F2の一部を各前締結部65を経てリヤフレーム13の前フレーム部21に伝えることができる。さらに、前フレーム部21に伝えられた衝撃荷重をフロアフレーム12に伝えることができる。
これにより、衝撃荷重F2の一部をリヤフレーム13の前フレーム部21や、フロアフレーム12で支えることができる。
ここで、左縦枠部61の後端部に入力した衝撃荷重F2によりサブフレーム16に曲げモーメント(特に、水平方向の曲げモーメント)が発生する。このため、曲げモーメントを前締結部65で支えることが好ましい。
そこで、2つの前締結部65を車体前後方向へ間隔をおいて設け、2つの締結部 を前取付ブラケット31に締結させた。よって、衝撃荷重F2によりサブフレーム16に発生する曲げモーメントを2つの前締結部65で支えることができる
これにより、左縦枠部61に入力した衝撃荷重F2を左縦枠部61を経て荷重伝達部66まで安定的に(すなわち、効率よく)伝えることができる。
図5、図8に示すように、前締結部65の車体前方に荷重伝達部66が設けられる。荷重伝達部66は、アウトリガー15の後壁58に沿って前締結部65の外側に張り出され、前端部に伝達凸部73が形成される。
伝達凸部73は、内アウトリガー部51の後壁51aに対向する内側凸部74と、中央アウトリガー部52の後壁52aに対向する外側凸部75とを備える。
内側凸部74は、荷重受け凹部36(すなわち、受け部27cおよび内アウトリガー部51の後壁51a)に対応するように断面略V字状に形成される。外側凸部75は、中央アウトリガー部52の後壁52aに対応するように断面湾曲状(図5の想像線で示す)に形成される。
すなわち、前取付ブラケット31に前締結部65が締結された状態において、伝達凸部73の内側凸部74が荷重受け凹部36に対向するように配置される。また、伝達凸部73の外側凸部75が中央アウトリガー部52の後壁52aに対向するように配置される。
換言すれば、伝達凸部73がアウトリガー15の後壁58に対向するように配置される。
よって、燃料電池車両Veの後部に入力した衝撃荷重がサブフレーム16の左縦枠部61を経て荷重伝達部66に衝撃荷重F2として伝えられる。伝えられた衝撃荷重F2が荷重伝達部66を経てアウトリガー15の後壁58(すなわち、内アウトリガー部51の後壁51aおよび中央アウトリガー部52の後壁52a)に伝えられる。
アウトリガー15の後壁58に伝えられた衝撃荷重F2がアウトリガー15を経てリヤフレーム16の前フレーム部21に荷重F3、サイドシル14に荷重F4として分散される。リヤフレーム16の前フレーム部21に分散された荷重F3は、前フレーム部21を経てフロアフレーム12に伝えられる。
これにより、燃料電池車両Veの後部に入力した衝撃荷重を、サブフレーム16の左縦枠部61、リヤフレーム13の前フレーム部21、フロアフレーム12、およびサイドシル14で支えることができる。
このように、サブフレーム16に伝えられた衝撃荷重F2をサブフレーム16の左縦枠部61で支えることにより、リヤフレーム13の湾曲部22が衝撃荷重で変形する(折れ曲がる)ことを抑制できる。
また、サブフレーム16の荷重伝達部66をアウトリガー15に対向させる簡単な構成で、衝撃荷重F2をリヤフレーム13の前フレーム部21、フロアフレーム12やサイドシル14などで支えることができる。
よって、従来技術のように、スタックケースの強度・剛性を高める必要や、リヤフレーム13にロアフレームを取り付ける必要がない。これにより、車体後部構造10(すなわち、燃料電池車両Ve)の重量の増加を抑えることができる。
さらに、図7に示すように、アウトリガー15の内部56のバルクヘッド54がリヤフレーム13(具体的には、前傾斜部27の前下部27b)とサイドシル14の後端部14aとの間に配置される。よって、バルクヘッド54(特に、高さ寸法H)が大きく形成され、アウトリガー15の強度・剛性が高められる。
これにより、荷重伝達部66からアウトリガー15に伝えられる衝撃荷重でアウトリガー15の断面が変形することを確実に抑制できる。このように、アウトリガー15の断面変形を抑制することにより、アウトリガー15に伝えられた衝撃荷重をリヤフレーム13の前フレーム部21およびサイドシル14の2部材に効率よく分散させることができる。
また、荷重伝達部66がアウトリガー15の後壁58に沿って前締結部65の外側に張り出される。詳しくは、荷重伝達部66の伝達凸部73の外側凸部75が、中央アウトリガー部52の後壁52aに沿って前締結部65の外側に張り出される。
よって、アウトリガー15の後壁58に対向する荷重伝達部66の伝達凸部73を大きく確保できる。これにより、荷重伝達部66からアウトリガー15に衝撃荷重を効率よく伝えることができる。
図5に戻って、内アウトリガー部51の後壁51aおよび中央アウトリガー部52の後壁52aに荷重伝達部66が対向するように配置された状態において、荷重受け凹部36に伝達凸部73の内側凸部74が嵌合される。よって、荷重伝達部66が衝撃荷重F2で車体前方へ矢印Aの如く移動した場合に、伝達凸部73の内側凸部74を荷重受け凹部36に嵌合させることができる。
これにより、前傾斜部27の受け部27cと内アウトリガー部51の後壁51aとの2部材で内側凸部74(すなわち、伝達凸部73)を安定させた状態に保持できる。伝達凸部73を安定させることにより、荷重伝達部66からアウトリガー15に衝撃荷重F2を安定的に伝えることができる。
荷重伝達部66からアウトリガー15に衝撃荷重F2を安定的に伝えることにより、図6に示すように、伝えられた衝撃荷重F2をアウトリガー15を経てリヤフレーム13の前フレーム部21、サイドシル14に安定的に分散できる。これにより、衝撃荷重F2を一層好適に支えることができる。
図3に示すように、リヤフレーム13の後フレーム部23にエネルギ吸収部44が設けられる。よって、後面衝突により入力した衝撃荷重F1でエネルギ吸収部44を変形させて(潰して)衝撃荷重F1を吸収できる。これにより、エネルギ吸収部44で衝撃荷重F1の一部を吸収した後、残りの衝撃荷重F2をサブフレーム16を経て荷重伝達部66に伝えることができる。
このように、エネルギ吸収部44で衝撃荷重F1の一部を吸収することにより、衝撃荷重F1を一層好適に支えることができる。
なお、本発明に係る車体後部構造は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、車体後部構造10を燃料電池車両Veに適用し、燃料タンクとして水素タンクを搭載する例について説明したが、これに限らないで、通常のガソリンエンジンを備えた車両などに車体後部構造10を適用することも可能である。
また、前記実施例では、左縦枠部61の前端部61aに前締結部65を2つ設けた例について説明したが、これに限らないで、例えば、前締結部65の個数を3つなどの他の複数のなかから適宜選択することが可能である。
さらに、前記実施例で示した車体後部構造、フロアフレーム、リヤフレーム、サイドシル、アウトリガー、サブフレーム、燃料タンク、湾曲部、後フレーム部、荷重受け凹部、エネルギ吸収部、ビード、バルクヘッド、前締結部、荷重伝達部および伝達凸部などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、フロアフレームからリヤフレームが延出され、リヤフレームにサブフレームが下方から取り付けられる車体後部構造を備えた自動車への適用に好適である。
10 車体後部構造
12 フロアフレーム
13 リヤフレーム
14 サイドシル
15 アウトリガー
16 サブフレーム
17 燃料タンク
22 湾曲部
23 後フレーム部(リヤフレームの後部)
25 フロアフレームの延長線
27 前傾斜部
27b 前傾斜部の前下部(前傾斜部の下部)
36 荷重受け凹部
44 エネルギ吸収部
47 ビード
54 バルクヘッド
56 アウトリガーの内部
61 左縦枠部
61a 左縦枠部の前端部(サブフレームの前端部)
65 前締結部(締結部)
66 荷重伝達部
73 伝達凸部

Claims (8)

  1. フロアフレームが車体前後方向へ延出され、前記フロアフレームから車体後方へリヤフレームが延出され、前記フロアフレームの車幅方向外側にサイドシルが設けられ、サイドシルがアウトリガーを介して前記リヤフレームに連結され、前記リヤフレームにサブフレームが下方から取り付けられる車体後部構造において、
    前記サブフレームは、
    前記アウトリガーに対向する荷重伝達部を備え、
    前記サブフレームに入力した衝撃荷重を前記荷重伝達部を経て前記アウトリガーに伝え、伝えられた衝撃荷重を前記アウトリガーを経て前記リヤフレーム、前記サイドシルに分散させることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記アウトリガーは、
    前記荷重伝達部に対向するように、前記リヤフレームの湾曲部の前傾斜部の下部から下方へ膨出され、
    前記前傾斜部の下部から前記サイドシルまで車幅方向へ延びる請求項1記載の車体後部構造。
  3. 前記アウトリガーは、
    該アウトリガーの内部設けられて隔壁となるバルクヘッドを備える請求項1記載の車体後部構造。
  4. 前記バルクヘッドは前記リヤフレームと前記サイドシルとの間に配置される請求項3記載の車体後部構造。
  5. 前記サブフレームは、
    該サブフレームの前端部が車体前後方向において少なくとも2つの締結部を有し、
    前記2つの締結部が前記リヤフレームに締結される請求項1記載の車体後部構造。
  6. 前記リヤフレームは、
    該リヤフレームの後部にエネルギ吸収部が設けられ、
    前記エネルギ吸収部は、
    前記リヤフレームの前記後部の長手方向に対して交差する方向に延びるビードを有する請求項1記載の車体後部構造。
  7. 前記サブフレームは、
    前記フロアフレームの延長線上に前記リヤフレームおよび前記締結部が配置され、
    前記締結部の車体前方に前記荷重伝達部が設けられ、
    前記荷重伝達部が前記アウトリガーに沿って前記締結部の外側に張り出される請求項5記載の車体後部構造。
  8. 前記湾曲部の前記前傾斜部の下部から前記アウトリガーが下方へ膨出されることにより、前記前傾斜部および前記アウトリガーで荷重受け凹部が形成され、
    前記荷重受け凹部に嵌合する伝達凸部が前記荷重伝達部に設けられる請求項記載の車体後部構造。
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