JP6249574B2 - 経路案内装置、経路案内用表示方法及びプログラム - Google Patents
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Description
表示画面に表示される地図画像上において、経路探索結果に基づいた経路に沿った案内を行う経路案内装置において、
前記経路探索結果に基づいた経路と前記地図画像上における道路との位置的関係に基づいて、前記地図画像上における道路の表示態様を決めるための表示コストのレベルを、前 記道路に対応するリンクの両端のノードのそれぞれに設定するレベル設定手段と、
前記道路のそれぞれを、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画する描画手段と、
を備えることを特徴とする経路案内装置を提供する。
前記経路案内中に、前記経路探索結果に基づいた経路を移動中の案内対象が交差点に近づいたときに、前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する機能を備え、
前記レベル設定手段は、前記拡大図に対応する前記交差点を含むエリアに存在する道路について、前記表示コストのレベルを決定した設定し、
前記描画手段は、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画した道路を含む前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する
ことを特徴とする経路案内装置を提供する。
図1は、この発明の第1の実施形態である経路案内装置のハードウエア構成例を示すブロック図である。この第1の実施形態の経路案内装置は、例えばマイクロコンピュータを備える制御部10により、後述する各部が制御される構成を備える。
前述もしたように、経路案内装置においては、操作入力部18を通じた利用者による出発地、目的地、必要に応じた経由地の設定入力があり、かつ、経路探索要求を受け付けると、経路探索部12は、出発地から経由地を通って目的地に至るまでの最適経路を探索して、その探索結果の経路をメモリ部13の経路探索結果格納部131に格納するようにする。
次に、この第1の実施形態における交差点拡大図作成部172の処理動作例を、図3のフローチャート及びその処理結果の例を説明する図4を参照しながら説明する。
第2の実施形態の経路案内装置は、経路案内表示処理部17の交差点拡大図作成部172のうち、表示コストレベル設定部173の処理動作が、第1の実施形態の経路案内装置のそれとは異なる。そして、第2の実施形態の経路案内装置のその他の構成は、図1に示したハードウエア構成例及び図2に示した経路案内表示処理部17の経路案内画像作成部171の処理の概要を含め、第1の実施形態の経路案内装置と全く同様に構成される。
上述した第1の実施形態では、経路探索結果の経路との接続関係のみに基づいて、リンクの表示コストのレベルを設定するようにした。しかし、経路案内においては、利用者は、その進行方向の先のリンクに対しては、高い関心度(注目度)を示すが、進行方向に交差する方向のリンクに対しては、あまり高い関心度(注目度)を示さない。そこで、この第2の実施形態においては、表示コストのレベルの「1」以降の設定においては、表示コストのレベルの設定済みのリンクと未設定のリンクの接続関係のみではなく、接続角度を考慮することで、表示コストのレベルの設定済みのリンクとの接続性は高いが、利用者が気にする必要のない道路に対応するリンクの表示コストのレベルを、高くするように設定する。
この第3の実施形態の経路案内装置も、経路案内表示処理部17の交差点拡大図作成部172のうち、表示コストレベル設定部173の処理動作が、第1の実施形態の経路案内装置のそれとは異なる。そして、この第3の実施形態の経路案内装置のその他の構成は、図1に示したハードウエア構成例及び図2に示した経路案内表示処理部17の経路案内画像作成部171の処理の概要を含め、第1の実施形態の経路案内装置と全く同様に構成される。
一般に、カーナビゲーション装置において経路案内を利用する利用者(ドライバ)は、目標交差点で曲がることが重要であるので、目標交差点で曲がるまでは、進行方向において、当該目標交差点の先はどのようになっているか、高い関心度を示すものである。これに対して、利用者(ドライバ)は、曲がる目標交差点が分かればよいので、目標交差点を曲がった先については、詳しく表示する必要がない場合が多い。
第4の実施形態は、上述した第3の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた例である。すなわち、交差点拡大図のエリアにおけるリンクの表示コストのレベルを「1」に設定するまでは、上述の第3の実施形態の図7におけるステップS301〜ステップS305を用いる。そして、表示コストのレベルを「1」に設定した以降におけるリンクの表示コストのレベルの設定については、第2の実施形態の図5のステップS203以降のステップを利用するものである。
以上の実施形態においては、表示コストレベル設定手段173は、いずれも交差点拡大図を作成するエリアのリンクに、表示コストのレベルを設定するようにした。しかし、表示コストのレベルを、交差点拡大図を作成するエリアのリンクを規定するノードのそれぞれに設定し、その設定結果に応じてノード間のリンクに対応する道路の表示態様を決定するようにしても良い。この場合に、ノードに設定される表示コストのレベルは、ノード間に接続されるリンクに対応する道路の表示態様を決定するために用いられるものである。
上述した第1〜第4の実施形態における交差点拡大図作成部172では、表示コストレベル設定部173に、交差点拡大図を作成するエリアの全リンクについて、表示コストのレベルの設定をさせるようにした。しかし、以下に説明する第6の実施形態のように、交差点拡大図を作成するエリアにおいて、経路を基点として、当該経路から枝を伸ばすようにしてリンクを検索し、その検索したリンクに、表示コストのレベルを設定してゆくようにしても良い。
なお、以上の実施形態の説明では、リンク又はノードに設定された表示コストのレベルに応じて決定する道路の表示態様は、表示された地図上の道路の濃度としたが、道路の表示態様は濃度に限られるものではない。例えば、表示された地図上の道路の色を、リンク又はノードに設定された表示コストのレベルに応じて決定することで、経路との関係性に応じてリンクに対応する道路を表示するようにしても良い。
Claims (15)
- 表示画面に表示される地図画像上において、経路探索結果に基づいた経路に沿った案内を行う経路案内装置において、
前記経路探索結果に基づいた経路と前記地図画像上における道路との位置的関係に基づいて、前記地図画像上における道路の表示態様を決めるための表示コストのレベルを、前 記道路に対応するリンクの両端のノードのそれぞれに設定するレベル設定手段と、
前記道路のそれぞれを、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画する描画手段と、
を備えることを特徴とする経路案内装置。 - 前記リンクの両端のノードに設定された前記表示コストのレベルが異なるときには、前記描画手段は、前記リンクの道路は、いずれか一方の前記表示コストのレベルに応じた表示態様で描画する
ことを特徴とする請求項1に記載の経路案内装置。 - 前記リンクの両端のノードに設定された前記表示コストのレベルが異なるときには、前記描画手段は、前記リンクの道路は、両方の前記表示コストのレベルの平均値に応じた表示態様で描画する
ことを特徴とする請求項1に記載の経路案内装置。 - 前記リンクの両端のノードに設定された前記表示コストのレベルが異なるときには、前記描画手段は、前記リンクの道路は、一方のノードの前記表示コストのレベルに応じた表示態様から、他方のノードの前記表示コストのレベルに応じた表示態様に、順次に変化するように描画する
ことを特徴とする請求項1に記載の経路案内装置。 - 前記経路案内中に、前記経路探索結果に基づいた経路を移動中の案内対象が交差点に近づいたときに、前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する機能を備え、
前記レベル設定手段は、前記拡大図に対応する前記交差点を含むエリアに存在する道路について、前記表示コストのレベルを設定し、
前記描画手段は、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画した道路を含む前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の経路案内装置。 - 表示画面に表示される地図画像上において、経路探索結果に基づいた経路に沿った案内を行う経路案内装置において、
前記経路探索結果に基づいた経路と前記地図画像上における道路との位置的関係に基づいて、前記地図画像上における道路の表示態様を決めるための表示コストのレベルを、前 記道路に対応するリンク、または、前記リンクを規定するノードに対して設定するレベル設定手段と、
前記道路のそれぞれを、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画する描画手段と、
を備え、
前記レベル設定手段は、連続性のある複数の前記リンクを連結したリンク列の単位で、 前記表示コストのレベルを設定する
ことを特徴とする経路案内装置。 - 前記経路案内中に、前記経路探索結果に基づいた経路を移動中の案内対象が交差点に近 づいたときに、前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する機能を備え、
前記レベル設定手段は、前記拡大図に対応する前記交差点を含むエリアに存在する道路 について、前記表示コストのレベルを設定し、
前記描画手段は、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で描画し た道路を含む前記交差点を含むエリアの拡大図を描画する
ことを特徴とする請求項6に記載の経路案内装置。 - 前記描画手段は、前記地図画像上における道路を、前記設定した表示コストのレベルに応じて、前記経路探索結果に基づいた経路との関係性の強弱に応じた表示態様で描画する
ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の経路案内装置。 - 前記表示コストのレベルを決定する基準となる前記地図上における前記経路探索結果に基づいた経路と前記道路との位置的関係は、前記道路の前記経路探索結果に基づいた経路との接続関係である
ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の経路案内装置。 - 前記表示コストのレベルを決定する基準となる前記地図上における前記経路探索結果に基づいた経路と前記道路との位置的関係は、前記経路における案内対象の進行方向に対する前記道路の接続角度を含み、前記進行方向の道路の前記表示コストのレベルよりも、前記進行方向に交差する方向の道路の前記表示コストのレベルは高く設定する
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の経路案内装置。 - 前記道路の前記経路探索結果の経路情報に基づいた経路との接続関係が、前記道路が前記経路探索結果の経路情報に基づいた経路との直接的な接続関係にあるかまたは間欠的な接続関係にあるか、かつ、前記間欠的な接続関係にある場合においては、前記道路と、前記経路探索結果の経路情報に基づいた経路との間に存在する他の道路の数に応じて変える
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の経路案内装置。 - 前記描画手段は、前記経路探索結果の経路情報に基づいた経路と接続関係にない道路は、非表示として、描画しない
ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の経路案内装置。 - 前記描画手段は、前記表示態様として、前記地図画像上における前記道路の、表示濃度、透明度、線幅、色などからなる表示属性のうちのいずれか1つ、又は、選択された複数の表示属性の組み合わせを用いる
ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれかに記載の経路案内装置。 - 表示画面に表示される地図画像上において、経路探索結果に基づいた経路に沿った案内 を行う経路案内装置における経路案内用表示方法であって、
レベル設定手段が、前記経路探索結果に基づいた経路と前記地図画像上における道路と の位置的関係に基づいて、前記地図画像上における道路の表示態様を決めるための表示コ ストのレベルを、前記道路に対応するリンクの両端のノードのそれぞれに設定するレベル 設定工程と、
描画手段が、前記道路のそれぞれを、前記レベル設定工程で設定した前記レベルに応じ た表示態様で描画する描画工程と、
を有することを特徴とする経路案内用表示方法。 - 表示画面に表示される地図画像上において、経路探索結果に基づいた経路に沿った案内 を行う経路案内装置が備えるコンピュータを、
前記経路探索結果に基づいた経路と前記地図画像上における道路との位置的関係に基づ いて、前記地図画像上における道路の表示態様を決めるための表示コストのレベルを、前 記道路に対応するリンクの両端のノードのそれぞれに設定するレベル設定手段、
前記道路のそれぞれを、前記レベル設定手段で設定した前記レベルに応じた表示態様で 描画する描画手段、
として機能させるためのプログラム。
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