JP6249484B2 - 杭打機 - Google Patents

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本発明は、圃場に杭を打設するための振動式の杭打機に関するものである。
従来の杭打機としては、特許文献1、2に記載された杭打作業機を例示する。この杭打作業機は、図8に示すように、動力源となる小型エンジン110と、小型エンジンに駆動される打撃部120と、打撃部120を支える支持部130とを備えている。
小型エンジン110は、公知の携帯作業機に用いられている2サイクルガソリンエンジンが用いられ、出力軸であるクランク軸111にクラッチシュー112が取り付けられており、クラッチドラム113を解して回転出力を外部へ導出できるようになっている。
打撃部120は、動力を供給される伝動機構(図示略)と、該伝動機構により上下に駆動される打撃シリンダ126を備えている。前記伝動機構は小型エンジン110、支持部130の両者に取り付けられたケーシング121A内に収められ、その入力軸122がクラッチドラム113に連結されている。
圃場に杭を打設するには、仮立設した杭頭に打撃シリンダ126を被せた状態にし、杭打作業機を作動させるようになっている。
実願昭63−97721号(実開平2−18538号)のマイクロフィルム 実願平1−50719号(実開平2−139937号)のマイクロフィルム
ところが、小型エンジン110と打撃部120は、互いの動力伝達部位(クラッチシュー112及びクラッチドラム113)の周囲で接合されて固定されており、杭の打設時には、打撃部120の上下振動と、該上下振動に対する杭からの反作用とが主に該接合部位から小型エンジン110に伝わる。小型エンジン110は、それらの振動と、小型エンジン110自体の振動により、打撃部120と異なる振動態様となる。このため、長期に使用していると、前記接合部位が破損することがあるという課題がある。
そこで、仮に、小型エンジン110と打撃部120とを強固に連結することにより、一体化することも考えられるが、そうすると、小型エンジン110に対して、杭の打設時の前記振動が、より直に伝わるようになるため、小型エンジン110の許容振動量を超えてしまうという問題がある。
前記課題を解決するために、本発明の杭打機は、
動力源となる原動機と、該原動機に駆動される打撃部と、打撃部を支える支持部とを備えた杭打機であって、
前記原動機と前記打撃部の間の動力伝達部位の周囲における互いの接合部位に緩衝材を介装させるとともに、前記原動機における該接合部位の反対側と前記打撃部とを外側補強フレームで連結してなる。
この構成によれば、前記緩衝材を介装させることにより、前記接合部位の破損を防止する一方、前記原動機における該接合部位の反対側と前記打撃部とを前記外側補強フレームによって連結することにより、前記緩衝材の介装により低下する前記原動機及び前記打撃部の一体性を補強することができる。
前記杭打機としては、
前記接合部位に対し、中間補強フレームを介装させ、
該中間補強フレームは、前記接合部位の周囲に張り出す張出部を備え、該張出部は、前記原動機又は/及び前記打撃部に連結され、
前記緩衝材は、前記中間補強フレームの前記原動機側又は/及び前記打撃部側に配設されている態様を例示する。
この構成によれば、前記中間補強フレームにより、前記緩衝材の介装により低下する前記原動機及び前記打撃部の一体性をさらに補強することができる。
本発明に係る杭打機によれば、原動機と打撃部の間の動力伝達部位の周囲における互いの接合部位の破損を防止することができるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態に係る杭打機の正面図である。 同杭打機の一部を破断した側面図である。 同杭打機の一部を破断した分解側面図である。 同杭打機の一部を破断した背面図である。 同杭打機の中間補強フレーム及び緩衝材を示す図であり、(a)は中間補強フレームの正面図、(b)は緩衝材の正面図である。 同杭打機の外側補強フレームを示す斜視図である。 同杭打機の振動測定試験の結果を示す図である。 従来の杭打機の側面図である。
図1〜図6は本発明を具体化した一実施形態の杭打機1を示している。この杭打機1は、図1〜図4に示すように、動力源となる原動機2と、該原動機2に駆動される打撃部3と、打撃部3を支える支持部4とを備えている。そして、原動機2と打撃部3の間の動力伝達部位の周囲における互いの接合部位2a、3aの間に中間補強フレーム7及び緩衝材8を介装させるとともに、原動機2における該接合部位2aの反対側と打撃部3とを外側補強フレーム9で連結してなっている。接合部位2a、3aは、固定手段としての複数本(本例では4本)のボルト11で固定されている。
原動機2としては、ガソリンを燃料とする2サイクルの小型エンジンを採用している。原動機2の出力は、図3及び図4に示すように、クラッチシュー13が取り付けられたクランク軸12の回転が、クラッチドラム14を介して外部へ導出されるようになっている。本例では、このクラッチシュー13及びクラッチドラム14が原動機2と打撃部3の間の動力伝達部位となっている。クランク軸12の出力端の周囲は、打撃部3と接合するための接合部位2aとなっている。本例の原動機2は、クランク軸12の出力端の反対側に配設されたリコイルスタータ15、側部に配設された気化器及びエアクリーナ17、下部に配設された燃料タンク18等を備えている。
打撃部3は、互いに接続された上側ケース21及び下側ケース22を備え、該上側ケース21内に動力伝動機構23を内蔵するとともに、該下側ケース22内に振動部24を内蔵している。動力伝動機構23は、クラッチドラム14に連結された入力軸23aを備えており、該入力軸23aにより原動機2の動力を入力し、ギヤ23b、23cを介して出力軸23dへ伝動するように構成されている。クラッチドラム14の周囲は、原動機2と接合するための接合部位3aとなっている。振動部24は、動力伝動機構23の出力軸23dに設けられた偏心ディスク24aと、下側ケース22に上下動可能に支持されており、該偏心ディスク24aにより駆動される打撃シリンダ24bとを備えている。打撃シリンダ24bは、下側が開口した円筒形の空間Sを備え、該空間Sに杭頭が挿入されるようになっている。
支持部4は、パイプ材からなる、逆U字状に形成されたフレーム26を備えている。フレーム26の水平部位は、ブラケット27及び防振材28を介して打撃部3の上側ケース21の上部に接続されている。フレーム26の一対の垂直部位は、ブラケット27及び防振材28を介して打撃部3の下側ケース22の下部に接続されている。フレーム26の左右の折曲部位及び垂直部位には、それぞれグリップ29が取り付けられている。また、フレーム26における一方の垂直部位におけるグリップ29、29の間には、原動機2のスロットルを操作するためのスロットルレバー30が設けられている。
中間補強フレーム7は、図3及び図5(a)に示すように、平板状のフレーム本体の左右方向の縁部(本例では上縁部)が直角に折曲されることにより、左右方向が補強されてなっており、動力伝達部位を挿通可能な動力伝達部位挿通穴7aと、接合部位2a、3aの固定手段としての4本のボルト11が挿通可能な接合部位取付穴7bと、接合部位2a、3aの周囲(本例では左右両側)に張り出す張出部7cと、張出部7cを原動機2に接続するための張出部取付穴7dとを備えている。張出部取付穴7dには、固定手段としてのボルト35が挿通されることにより、原動機2における接合部位2から左右方向へ離れた部位に固定される。
緩衝材8は、図3及び図5(b)に示すように、前記動力伝達部位を挿通可能な動力伝達部位挿通穴8aと、接合部位2a、3aの固定手段としての4本のボルト11が挿通可能な接合部位取付穴8bとを備えている。本例では、緩衝材は、前記中間補強フレーム7の原動機側に配設されている。緩衝材としては、薄い金属板の両面に圧縮率、クッション性の高いスポンジ状の発泡ゴムをコーティングした3層構造のガスケット材を用いると、緩衝性と耐久性を両立できるので、好ましい。
緩衝材8としては、その他に、オイルシート、コルク、及びCRゴムを例示する。これらについての、前記3層構造のガスケット材と比較した特徴は次のとおりである。なお、下記のように耐久性に難がある場合、防振効果の低下やネジの緩みの原因となり、最終的には杭が打設できなくなる可能性がある。
(a)オイルシート…防振効果はやや劣る。耐久性は充分ある。
(b)コルク…防振効果はやや劣る。耐久性に難がある。
(c)CRゴム…防振効果は充分ある。但し、弾力性が強すぎて杭打の振幅の芯がずれてしまうことや、耐久性に難がある。
外側補強フレーム9は、図6に示すように、L字状に形成されたフレーム本体9aを備えている。フレーム本体9aは、その水平部位の先端が打撃部3の下側ケース22の下部に固定手段としてのボルト31a及びナット31bで連結され、その垂直部位の先端が原動機2のリコイルスタータ15の周囲に固定手段としてのボルト32で連結されている。フレーム本体9aの水平部位は、両側が下側へ折曲されるとともに、該両折曲部9bの間に複数本(本例では3本)のリブ9cが列設されることにより、補強されている。
次に、本例の杭打機1における原動機の振動測定試験について説明する。本試験に使用した杭打機1は、緩衝材として、ニチアス社のメタフォーム(登録商標)PS−8525を採用している。このPS−8525は、厚さ0.85mm(金属板0.25mm、ゴム層0.30mm×両面)となっている。本試験では、原動機2のクランク軸12の出力端の反対側、すなわちリコイルスタータ15(図1に矢印Pで示す位置)にリオン社製加速度ピックアップPV−97Iを接着し、それをリオン社製振動分析計VA−12に接続し、圃場で杭を打設したときの振動の加速度(実効値(ms値))を測定した。ここで、振動測定は、3成分(図1及び図2に示すZ(上下)、Y(左右)、X(前後)方向)を1セットとして測定した。
図7は、本試験の結果を示す図である。同図に示すように、振動の加速度が3方向の全てにおいて低減しており、本発明による原動機2の抑振効果を確認できた。
以上のように構成された本例の杭打機1によれば、緩衝材8を介装させることにより、接合部位2a、3aの破損を防止する一方、原動機2における該接合部位2aの反対側と打撃部3とを外側補強フレーム9によって連結することにより、緩衝材8の介装により低下する原動機2及び打撃部3の一体性を補強することができる。
また、中間補強フレーム7により、緩衝材8の介装により低下する原動機2及び打撃部3の一体性をさらに補強することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)中間補強フレーム7の形状(例えば、張出部7cの形状)やその補強構造を適宜変更すること。
(2)中間補強フレーム7の張出部7cを原動機2及び打撃部3の両方に接続したり、原動機2に代えて打撃部3に接続したりすること。
1 杭打機
2 原動機
2a 接合部位
3 打撃部
3a 接合部位
4 支持部
7 中間補強フレーム
7a 動力伝達部位挿通穴
7b 接合部位取付穴
7c 張出部
7d 張出部取付穴
8 緩衝材
8a 動力伝達部位挿通穴
8b 接合部位取付穴
9 外側補強フレーム
9a フレーム本体
9b 折曲部
9c リブ
11 ボルト
12 クランク軸
13 クラッチシュー
14 クラッチドラム
15 リコイルスタータ
17 気化器及びエアクリーナ
18 燃料タンク
21 上側ケース
22 下側ケース
23 動力伝動機構
23a 入力軸
23b ギヤ
23c ギヤ
23d 出力軸
24 振動部
24a 偏心ディスク
24b 打撃シリンダ
26 フレーム
27 ブラケット
28 防振材
29 グリップ
30 スロットルレバー
31a ボルト
31b ナット
32 ボルト
35 ボルト
S 杭頭用の空間
P 加速度ピックアップの取付位置

Claims (2)

  1. 動力源となる原動機と、該原動機に駆動される打撃部と、打撃部を支える支持部とを備えた杭打機であって、
    前記原動機と前記打撃部の間の動力伝達部位の周囲における互いの接合部位に緩衝材を介装させるとともに、前記原動機における該接合部位の反対側と前記打撃部とを外側補強フレームで連結してなる杭打機。
  2. 前記接合部位に対し、中間補強フレームを介装させ、
    該中間補強フレームは、前記接合部位の周囲に張り出す張出部を備え、該張出部は、前記原動機又は/及び前記打撃部に連結され、
    前記緩衝材は、前記中間補強フレームの前記原動機側又は/及び前記打撃部側に配設されている請求項1記載の杭打機。
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