JP6249154B2 - 食品パックスタンド - Google Patents
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Description
食品パックを挿入するパック収容部とパック収容部の下でこれを倒れないように支持する支持部とを有し、前記パック収容部は、上側に前記食品パックを挿入する開口を有する容器であり、前記開口の断面は、前記食品パックの幅と厚みより大きく、前記食品パックの収容時には、前記食品パックの少なくとも開封部が開封しやすいように前記開口からはみ出るように前記容器の高さが形成され、且つ、前記パック収容部には、前記食品パックを収納時に前記食品パックを押し付け保持することが可能な位置に、前記食品パックを押し付け保持するパック保持部を有し、
前記パック保持部は、複数の食品パックを保持する場合に、各食品パックを各々押し付け開放する複数の押し付け片とこれらを共通に接続したスライド棒とこれをスライド可能に保持し、前記パック収容部に固定された保持片と前記保持片との間で前記スライド棒を付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする。
前記パック収容部は、前記開口の長手方向で前記開口に直角な面で二つの容器壁に分離され、一方の容器壁と他方の容器壁は、互いを前記長手方向の端の片側に備えた回転連結する回転結合部を介して回転するように形成されていることで、二つの容器壁が互いに開閉可能であることを特徴とする。
パック収容部110は、上面に食品パック101を挿入する開口111を有する容器であり、開口111の断面は、食品パック101の幅と厚み(内容物により膨らんでいるため、厚みがある)より大きく、食品パック101の収容時には、開封のために食品パック101の少なくとも開封部102が開口111からはみ出るように容器の収容穴の高さ(図のH)が形成されている。
3−Aには、パック保持部114を備えた例を示し、食品パック101の下側端がパック保持部114で固定されている。3−Bには、パック保持部114を備えていない例であり、食品パック101の下側端は固定されず、逆さにすれば当然落ちる。この場合は、容器壁112A、112Bは互いに対して開く構造は必須ではない。
尚、パック保持部114は、容器壁112A、112Bの開き構造が無くても可能であり、この例が3−Cに示される。図のように、容器壁112A、112Bの開き構造が無く、壁は互いに動かない。食品パック101の下側端に対応する位置には、パック保持部114があり、この例では、バー115を動かすことで、食品パック101を押さえたり、離したり出来るようになっている。動かすとは、引く、押す、曲げる、スライドするなどの動作で内側の押さえ板116を動かすことが可能である。尚、バー115を離したときに固定状態になるようにすることが好都合である。尚、パック保持部114は、食品パック101の下側端に当たるのが好都合であるが、保持するためを考えると、下側端に限ることはないことは当然である。
2−Aから2−D、2−Hから2−Jは、食品パックを湯煎(温め)し、湯煎後に食品パックスタンド100を使用して内容物を飲食に供する場合の工程であり、2−Eから2−G、2−Hから2−Jは、食品パック110を食品パックスタンド100に取付けてから湯煎して、内容物を飲食に供する場合の工程である。先ず前者から説明する。2−Aにおいて、なべなどの湯煎容器201に水を張って、食品パック101を湯煎し、温まった状態でクリップ等202を用いて引き上げ取り出す。2−Bにおいては、容器壁112A、112B間を開いた容器110に食品パック101を入れようとしている。2−Cにおいては、容器壁112A、112B間が閉じて、食品パック101が入った状態である。2−Dは2−Cの状態の断面状態を示し、食品パック101の下部がパック保持部114において把持されているので、逆さにしても落ちることが無い。勿論、パック保持部114が無い場合もある。尚、容器壁112A、112Bにより食品パック101は折れ曲がることなく立ち状態を維持することが出来る。
尚、食品パックスタンド100を使用しない従来の場合には、食品パックを手で持って開封作業をする必要があり、熱いので厄介、火傷の恐れもあり不便さがあった。
皿や椀を使わないので、洗う手間が省ける利点もある。
2−Jにおいて、開封した食品パック101の開口を拡げるために4−Eに示す開口拡げ具400を使用した。この開口拡げ具400は、本出願人により別に出願されている。4−Aでは、容器壁112A、112Bの両者に開口拡げ具400の付着部401を入れる収納部402を備えたものである。4−Bでは、容器壁112A、112Bのいずれか一方に開口拡げ具400を入れる収納部402を備えたものである。それぞれ収納した状態を4−Cと4−Dに示す。このような同一あるいは引き続く工程で使用するものは、間近に備えていることが都合がよい。開口拡げ具400以外に開封の鋏又はカッターを収納することでもよい。又、これらは、支持部120に取付けることも可能である。
図1で示した実施態様では、容器壁112Aと112Bは回転結合部113を介して開閉可能に連結されていたが、本実施態様では、5−Aに示すように容器壁501A、501Bは、回転結合部113はなく、それぞれ固定されており、開口111の長手方向で開口111に直角な側面(収容される食品パックの厚みに対応する側面)の部分がそれぞれ開口している。また、5−Bで示すように、前記図3−Cの実施態様と同様、バー115を動かすことで食品パック101を押さえたり、離したり出来るようになっており、両側面からの視認性が高いため、食品パック101の挿入、固定、取り出し等の操作性も良好である。尚、湯煎時の温めの効率を良くし、軽量化し、湯から上げた場合に水切りを良くするため、この例では、容器壁112Aと112Bには、多数の穴を備えているが、必ずしもこれにこだわらない。
この例では、パック収容部110の側壁を網又は、多数の穴を有する板で構成して、湯煎時の温めの効率を良くし、軽量化し、湯から上げた場合に水切りを良くしている。
6−Aでは、網で構成した場合であり、6−Bでは、複数の穴を持つ板(パンチング板)で構成したものである。6−Cでは、6−A(6−Bでも同じであるが)において、仕切り601を備えたもので、ここでは、二つの食品パックを収容して立てられるように、仕切り601を備えている。6−Dでは、6−Cのものに、食品パックを
食品パック101を挿入する上面の開口以外にパック保持部114を備えたものである。このパック保持部114は、食品パックの各々を押し付ける各押し付け片602とこれに共通に接続したスライド棒603とこれをスライド可能に保持する保持片604と保持片604との間でスライド棒603を付勢するバネ等の付勢手段605とを備えている。この例では、スライド棒603に付いたつまみ606を押すと、スライド棒603が押され、押し付け片602が押されて、食品パック101は開放状態になり、つまみ606を離すと、付勢手段605により、スライド棒603、従って押し付け片602が戻って、食品パック101が押し付けられ保持状態になる。パック保持部114は、いろいろの形態をとることができこの例にこだわらない。6−Eにおいては、2個の食品パック101が保持された状態を示している。
尚、6−A、6−Bに示すように、食品パックスタンドに持ち上げるための取っ手607があると便利である。
101 食品パック
102 開封部
110 パック収容部
111 開口
112A、112B 容器壁
113 回転結合部
114 パック保持部
115 バー
116 押さえ板
117 係止具
120 支持部
201 湯煎容器
202 クリップ等
203 鋏
400 開口拡げ具
401 付着部
402 収納部
501A、501B 固定容器壁
502 容器側面開口部
503 固定容器壁支持部
601 仕切り
602 押し付け片
603 スライド棒
604 保持片
605 付勢手段
606 つまみ
607 取っ手
Claims (2)
- 食品パックを挿入するパック収容部とパック収容部の下でこれを倒れないように支持する支持部とを有し、前記パック収容部は、上側に前記食品パックを挿入する開口を有する容器であり、前記開口の断面は、前記食品パックの幅と厚みより大きく、前記食品パックの収容時には、前記食品パックの少なくとも開封部が開封しやすいように前記開口からはみ出るように前記容器の高さが形成され、且つ、前記パック収容部には、前記食品パックを収納時に前記食品パックを押し付け保持することが可能な位置に、前記食品パックを押し付け保持するパック保持部を有し、
前記パック保持部は、複数の食品パックを保持する場合に、各食品パックを各々押し付け開放する複数の押し付け片とこれらを共通に接続したスライド棒とこれをスライド可能に保持し、前記パック収容部に固定された保持片と前記保持片との間で前記スライド棒を付勢する付勢手段とを備えたことを特徴とする食品パックスタンド。 - 前記パック収容部は、前記開口の長手方向で前記開口に直角な面で二つの容器壁に分離され、一方の容器壁と他方の容器壁は、互いを前記長手方向の端の片側に備えた回転連結する回転結合部を介して回転するように形成されていることで、二つの容器壁が互いに開閉可能であることを特徴とする請求項1に記載の食品パックスタンド。
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