JP6248971B2 - アンテナ装置、振幅位相演算装置 - Google Patents

アンテナ装置、振幅位相演算装置 Download PDF

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本発明は、ビームを電子的に走査するアンテナ装置、振幅位相演算装置に関するものである。
一般に、目標の速度成分や距離、角度情報等の位置情報を高精度に検出する事を目的としたレーダシステム等においては、低サイドローブ特性を有するアンテナ装置が要求される。
このようなレーダシステムにおいて、従来のアンテナ装置は、コヒーレント積分区間(Coherent Processing Interval:CPI)に満たない連続する複数のパルス繰り返し周期(Pulse Repetition Interval:PRI)毎に、ビーム指向方向、ビーム形状、あるいはその両方を切り換えることを行っていた。
ビーム指向方向を切り換えるには所望の角度方向にビームを指向させる励振位相の演算が必要である。また、ビーム形状を切り換えるためには所望のビーム形状を決定する振幅位相分布を演算する必要がある。
このようなアンテナ装置では、例えば1種類の指示角位相に対してM種類の形状振幅位相分布を用いて時間平均処理を行うためにはM倍の演算時間が必要となり、ビーム指向方向やビーム形状の切換が積分区間内で収まらないという課題があった。
従来、低サイドローブ化を実現するアンテナ装置として、複数の素子アンテナの励振振幅及び位相を時分割で変化させることにより時分割で開口分布を変化させ、前記開口分布毎の受信信号を一定時間内で平均化処理を行うことで、低サイドローブ化を実現するアンテナ装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
ここでは、特許文献1のアンテナ装置について簡単に説明する。図3は、特許文献1に記載のアンテナ装置を示す構成図である。図3において、4は移相器、6は素子アンテナ、11は切換装置、28は低雑音増幅器、29は可変減衰器、30は励振分布設定装置、31は切換分布数設定装置、32は振幅位相分布・励振時間算出装置、33は振幅分布制御装置、34は位相分布制御装置、35は励振時間制御装置、36は時間積分装置、37は信号処理装置である。ここでは受信アンテナを想定して動作を説明する。
N個の素子アンテナ6-1〜6-Nはアンテナ開口を形成する。低雑音増幅器28-1〜28-Nは素子アンテナ6-1〜6-Nにより受信された信号を増幅する。可変減衰器29-1〜29-Nは振幅分布制御装置33-1〜33-Nのうち、切換装置11により選択された振幅分布制御装置33の下で、低雑音増幅器28-1〜28-Nによる増幅後の信号の振幅を調整する。移相器4-1〜4-Nは位相分布制御装置34-1〜34-Nのうち、切換装置11により選択された位相分布制御装置34の下で、低雑音増幅器28-1〜28-Nによる増幅後の信号の位相を調整する。
分配合成器3は移相器4-1〜4-Nにより位相が調整された信号を合成し、その合成信号を時間積分装置36に出力する。
励振分布設定装置30は所望の励振分布を設定する。切換分布数設定装置31は励振分布を時分割で切り換える切換数Mを設定する。
振幅分布制御装置33-1〜33-Mは、振幅位相分布・励振時間算出装置32により算出された振幅分布を記憶する。振幅分布制御装置33-1〜33-Mは、切換装置11により選択されると、記憶している振幅分布に従って可変減衰器29-1〜29-Nの振幅調整量を制御する。
位相分布制御装置34-1〜34-Mは振幅位相分布・励振時間算出装置32により算出された位相分布を記憶し、切換装置11により選択されると、記憶している位相分布に従って移相器4-1〜4-Nの位相調整量を制御する。
励振時間制御装置35は、振幅位相分布・励振時間算出装置32により算出された励振時間毎に、振幅分布と位相分布の切換を切換装置11に指示するとともに、時間積分装置36の積分処理時間を制御する。
切換装置11は励振時間制御装置11から切換指示を受けると、振幅分布制御装置33-1〜33-Mの中から、1つの振幅分布制御装置33を選択するととともに、位相分布制御装置34-1〜34-Mの中から、1つの位相分布制御装置34を選択する。
時間積分装置36は切換装置11により選択される振幅分布制御装置33及び位相分布制御装置34が切り換わる毎に、振幅位相分布・励振時間算出装置32により算出された励振時間で分配合成器3による合成信号の時間積分を行う。
信号処理装置37は時間積分装置36の出力信号を入力して、所望の信号を探知する処理を行う。
特開2013―219742号公報
特許文献1に記載された従来のアンテナ装置はこのような構成、動作により低サイドローブ特性を実現するが、(1)演算周期毎に振幅位相分布を算出する必要があること、(2)素子アンテナの増大に比例して演算量が増大することから、周期内に演算が完了するように、高速で振幅位相分布の算出処理を行わなければならないという課題があった。
また、従来のアンテナ装置は振幅位相分布・励振時間算出装置を備えるため、アンテナ装置が大規模なものになるという課題があった。
この発明は係る課題を解決するためになされたものであり、素子アンテナ数が増大した場合であっても、演算部に多大な負荷をかけることなく、また、装置を大規模化することなく、低サイドローブ特性を実現可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
この発明に係るアンテナ装置は、パルス繰り返し周期毎に送信パルス信号を生成し、送受信信号分離装置に出力する生成送信機と、演算周期内に受信した受信信号に対し信号処理を行い所望の目標信号を探知する受信機と、前記送信パルス信号と受信信号を分離する送受信信号分離装置と、アンテナ開口を形成する複数の素子アンテナと、前記素子アンテナの各々に接続され、前記送信パルス信号の振幅を、振幅位相演算部から出力される形状振幅分布を用いて調整する複数の振幅調整器と、前記振幅調整器に接続され、前記送信パルス信号の位相を、振幅位相演算部から出力される形状位相分布を用いて制御する移相器と、複数の分配ポートと1つの合成ポートを有し、前記分配ポートは前記移相器と接続され、前記合成ポートは前記送受信信号分離装置と接続される分配合成器を備えるアンテナ装置であって、前記振幅位相演算部は、前記演算周期毎に、前記アンテナ開口から放射するビームの指向方向を設定する指示角位相を出力する指示角位相演算装置と、前記アンテナ開口から放射するビームの形状を設定する形状位相分布と形状振幅分布を保持する複数の形状振幅位相設定装置と、パルス繰り返し周期毎に切り換え選択した前記形状振幅位相設定装置が保持する前記形状振幅分布を前記振幅調整器に出力するとともに、前記形状振幅位相設定装置が保持する前記前記形状位相分布を加算器に出力する切換装置と、前記切換装置から出力される形状位相分布と、前記指示角位相演算装置から出力される指示角位相を前記パルス繰り返し周期毎に加算し、前記移相器に出力する加算器とからなる。
本発明に係るアンテナ装置によれば、素子アンテナ数が増大した場合であっても、演算部に多大な負荷をかけることなく、また、装置を大規模化することなく、低サイドローブ特性を有するアンテナ装置を提供できる。
本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係るアンテナ装置の運用例を説明する図である。 従来のアンテナ装置の構成を説明する図である。
実施の形態1.
以下、本発明に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。なお、図中、同一あるいは相当部分には同一符号を付す。
図1は、本実施の形態のアンテナ装置の構成を示す図である。
本実施の形態のアンテナ装置100は、送信機1と、送受信信号分離装置2と、分配合成器3と、移相器4-1〜4-Nと、振幅調整器5-1〜5-Nと、素子アンテナ6-1〜6-Nと、ビーム制御装置7と、指示角位相演算装置8と、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと、切換装置11と、加算器14と、受信機16から構成される。形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mの各々には、ビーム形状を定める形状位相分布12と形状振幅分布13であって、ビーム指向方向に応じた形状位相分布12と形状振幅分布13が予め演算され、各々の形状振幅位相設定装置に保持されている。
図2は、本実施の形態のアンテナ装置における運用例を示した図であり、(a)は素子アンテナ6-1から放射される送信パルス信号21の態様、(b)は加算器14に出力される指示角位相信号の態様、(c)は加算器14に出力される形状位相信号の態様を示している。
なお図2において、17はパルス繰り返し周期(PRI)、18はパルス繰り返し周期17と同期し、パルス繰り返し周期17とは異なる周期である演算周期、19は送信可能時間範囲T、20は受信可能時間範囲R、21は素子アンテナ6のアンテナ開口から所定の指向方向にビーム放射される送信パルス信号、22、23、24はそれぞれ第1の指示角位相信号、第2の指示角位相信号、第3の指示角位相信号、25、26、27は第1の形状位相信号、第2の形状位相信号、第3の形状位相信号を模擬的に示している。ここで、第2の形状位相信号26は、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mから各々出力される形状位相信号に対応し、第2の形状位相信号26-1〜26-Mからなる。
図1に示すように、本実施の形態のアンテナ装置100はN個の素子アンテナ6-1〜6-Nを備えて動作する場合を想定しており、所望の角度方向にビームを指向させる指示角位相を算出する指示角位相演算装置8と、レーダシステムの用途に合わせたビーム形状を定める形状振幅位相分布を保持する形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと、位相を加算する加算器14を備える点で、従来のアンテナ装置と異なる。
また、本実施の形態のアンテナ装置100は、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと加算器14との間に切換装置11を備え、演算周期18毎に指示角位相演算装置8から出力される指示角位相9と、演算周期18と異なる周期であるパルス繰り返し周期17毎に切換装置11から出力される形状位相分布12を、パルス繰り返し周期17毎に加算する加算器14を備える点で、従来のアンテナ装置と異なる。
このような構成とすることで、後述するようにビーム指向方向を固定して高速でビーム形状を切り換えることが可能となり、また、複数種類の受信信号を得ることができるため、演算周期18内に受信した複数種類の受信信号に対して時間積分等の所定の信号処理を行うことで、アンテナ装置の低サイドローブ化を実現できる。
次に、本実施の形態に係るアンテナ装置100の動作について説明する。
最初に、送信機1はパルス繰り返し周期17毎に送信パルス信号を生成し、送受信信号分離装置2に出力する。送受信信号分離装置2は送信機1から入力した送信パルス信号を分配合成器3に出力する。
分配合成器3は2以上の分配ポートと1つの合成ポートを有しており、送受信信号分離装置2から入力した送信パルス信号を合成ポートから入力し、分配合成器3のN個の分配ポートに各々接続されている移相器4-1〜4-Nに向けて出力する。
移相器4-1〜4-Nは例えば複数ビットのディジタル形の移相器からなり、分配合成器3から入力した送信パルス信号の位相を、指示角位相演算装置8の指示角位相9を用いて制御する。そして、位相制御後の信号を移相器4-1〜4-Nに接続された振幅調整器5-1〜5-Nに各々出力する。
振幅調整器5-1〜5-Nは、移相器4-1〜4-Nから入力した位相制御後の信号の振幅を、形状振幅分布13を用いて調整し、振幅調整後の信号を素子アンテナ6-1〜6-Nに各々出力する。
素子アンテナ6-1〜6-Nは所望の覆域において所定の利得を有し、アンテナ開口を形成して振幅調整器5-1〜5-Nから入力した信号を送信可能時間範囲19のタイミングで空間へ向けて放射する。
一方、受信機16は先に空間へ放射した信号の反射信号を素子アンテナ6介して受信し、演算周期18の期間内に受信した複数の受信信号に対して時間積分等の所定の信号処理を行うことで、所望の目標信号を探知する。
次に、移相器4-1〜4-Nにおいて、指示角位相演算装置8により設定される指示角位相9の位相分布、および、振幅調整器5-1〜5-Nにおいて、切替装置11により設定される形状振幅分布13の振幅分布の設定について説明する。
ビーム制御装置7は、演算周期18毎に、タイミング信号とビーム指向方向(指示角)に関する制御情報を指示角位相演算装置8に出力する。
また、ビーム制御装置7は、パルス繰り返し周期17毎に、ビーム指向方向(指示角)に関連付けして形状振幅位相設定装置を切り替える切替制御信号を切換装置11に出力する。
指示角位相演算装置8はビーム制御装置7からタイミング信号を入力すると、入力したビーム指向方向(指示角)に対応し、アンテナ開口から放射するビーム指向方向を定める指示角位相9を、加算器14に出力する。
ここで、図1に示したアンテナ装置の構成では、指示角位相演算装置8が演算周期18毎に出力する指示角位相9は1種類であるように示しているが、指示角位相演算装置8と加算器14の間に2以上の指示角位相設定装置を設け、この指示角位相設定装置と加算器14の間に切換装置を設けることで、演算周期18の間に2つ以上の指示角位相を加算器14に異なる順序で出力するようにしても良い。
また、図1のアンテナ装置の構成では、M台の形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mを設けているが、時間平均処理に必要なM個の形状振幅位相設定値を保持する領域を有して時分割で出力を切り換えることが可能な装置であれば、M台の形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mを1台の形状振幅位相設定装置10に置き換えてもよい。
また、図1のアンテナ装置の構成では、形状振幅位相設定装置10−1〜10−Mの各々が、形状位相分布12と形状振幅分布13を1台の装置内に保持しているが、図3のように、形状振幅分布を形状振幅分布設定装置に設定し、形状位相分布を形状位相分布設定装置に設定する別々の構成にしても良い。この場合、移相器4-1〜4-Nに設定する形状位相分布12と、振幅調整器5-1〜5-Nに設定する形状振幅分布13の組み合わせは自由である。
なお、本実施の形態における形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mが保持する振幅位相分布の発生方法と種類と分布数は任意に設定してよい。
また、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mが保持する振幅位相分布は更新可能であり、アンテナ装置が適用されるレーダシステムの用途に応じて形状振幅分布、形状位相分布を更新することができる。
切換装置11はビーム制御装置7から入力する切替制御信号に従い、パルス繰り返し周期毎に、M台の形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mの中の1台の形状振幅位相設定装置を選択し、選択した形状振幅位相設定装置10が保持する形状位相分布12を加算器14に出力する。また、切換装置11は、選択した形状振幅位相設定装置10が保持する形状振幅分布13を振幅調整器5-1〜5-Nに出力する。
加算器14は、指示角位相演算装置8が出力する指示角位相9と、切換装置11が選択した形状振幅位相設定装置10が出力する形状位相分布12をパルス繰り返し周期毎に加算し、加算後の位相を移相器4-1〜4-Nに出力する。
なお、図1のアンテナ装置の構成では、指示角位相演算装置8と、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと、切換装置11と、加算装置14からなる振幅位相演算部15によって、移相器4-1〜4-Nに移相分布を設定し、振幅調整器5-1〜5-Nに振幅分布を設定しているが、N個の振幅位相演算部を用いて移相器4-1〜4-Nと振幅調整器5-1〜5-Nの位相分布と振幅分布をそれぞれの振幅位相演算部を用いて設定する構成にしても良い。
このように、本実施の形態に係るアンテナ装置では、第1の指示角位相22と第1の形状位相25が加算器14に出力され、加算器14は加算した位相値を移相器4に設定するようにした。アンテナ開口を形成する各素子アンテナ6は、移相器4によって位相を制御された後、振幅調整器5によって振幅を調整された送信パルス信号21を空間に放射する。
このとき、指示角位相演算装置8は、図2に示すように、第1の指示角位相22から第2の指示角位相23へ、第2の指示角位相23から第3の指示角位相24へのように、指示角位相を演算周期18毎に切り換えるのに対し、切換装置11は、第1の形状位相25から第2の形状位相26-1、第2の形状位相26-1から第2の形状位相26-2のように、パルス繰り返し周期17毎に形状位相信号の態様を切り換える。
次に、受信時の信号の流れを説明する。
目標で反射された反射信号は、受信可能時間範囲20のタイミングで素子アンテナ6-1〜6-Nにより受信され、振幅調整器5-1〜5-Nに出力される。
振幅調整器5-1〜5-Nは入力した信号の振幅を調整した後、移相器4-1〜4-Nに出力する。
移相器4-1〜4-Nは入力した信号の位相を制御した後、分配合成器3に出力する。なお、第1の指示角位相22〜第3の指示角位相24と、第1の形状位相25〜第3の形状位相27は、それぞれ受信可能時間範囲20に合わせて加算器14が移相器4-1〜4-Nに出力する。
分配合成器3は送受信信号分離装置2に出力し、送受信信号分離装置2は受信機16に出力する。
受信機16は、合成分配器から入力した受信信号の周波数変換、アナログ―ディジタル変換を行った後、演算周期18の期間内に受信した複数の受信信号に対して時間積分等の所定の信号処理を行うことで、所望の目標信号を探知する。
このように本実施の形態に係るアンテナ装置によれば、素子アンテナ数が増大した場合であっても、従来のアンテナ装置のように、パルス繰り返し周期を1つの演算周期としてビーム方位角とビーム形状位相振幅を演算し同時に切り替えるために、ビーム指向方向やビーム形状の切換が積分区間内で収まらないということがなく、演算処理に多大な負荷をかけることなく高速でビーム形状の切換を行うことができる。また、複数種類の受信信号を得ることができるため、演算周期18内に受信した複数種類の受信信号に対して時間積分等の所定の信号処理を行うことで、アンテナ装置の低サイドローブ化を実現できる。
1 送信機、2 送受信信号分離装置、3 分配合成器、4 移相器、5 振幅調整器、6 素子アンテナ、7 ビーム制御装置、8 指示角位相演算装置、9 指示角位相、10 形状振幅位相設定装置、11 切換装置、12 形状位相分布、13 形状振幅分布、14 加算器、15 振幅位相演算部、16 受信機、17 パルス繰り返し周期PRI、18 演算周期、19 送信可能時間範囲T、20 受信可能時間範囲R、21 送信パルス信号、22 第1の指示角位相信号、23 第2の指示角位相信号、24 第3の指示角位相信号、25 第1の形状位相信号、26 第2の形状位相信号、27 第3の形状位相信号、28 低雑音増幅器、29 可変減衰器、30 励振分布設定装置、31 切換分布数設定装置、32 振幅位相分布・励振時間算出装置、33 振幅分布制御装置、34 位相分布制御装置、35 励振時間制御装置、36 時間積分装置、37 信号処理装置、100 アンテナ装置。

Claims (3)

  1. パルス繰り返し周期毎に送信パルス信号を生成し、送受信信号分離装置に出力する生成送信機と、
    演算周期内に受信した受信信号に対し信号処理を行い所望の目標信号を探知する受信機と、
    前記送信パルス信号と受信信号を分離する送受信信号分離装置と、
    アンテナ開口を形成する複数の素子アンテナと、
    前記素子アンテナの各々に接続され、前記送信パルス信号の振幅を、振幅位相演算部から出力される形状振幅分布を用いて調整する複数の振幅調整器と、
    前記振幅調整器に接続され、前記送信パルス信号の位相を、振幅位相演算部から出力される形状位相分布を用いて制御する移相器と、
    複数の分配ポートと1つの合成ポートを有し、前記分配ポートは前記移相器と接続され、前記合成ポートは前記送受信信号分離装置と接続される分配合成器と、
    を備えるアンテナ装置であって、
    前記振幅位相演算部は、
    前記演算周期毎に、前記アンテナ開口から放射するビームの指向方向を設定する指示角位相を出力する指示角位相演算装置と、
    前記アンテナ開口から放射するビームの形状を設定する形状位相分布と形状振幅分布を保持する複数の形状振幅位相設定装置と、
    パルス繰り返し周期毎に切り換え選択した前記形状振幅位相設定装置が保持する前記形状振幅分布を前記振幅調整器に出力するとともに、前記形状振幅位相設定装置が保持する前記前記形状位相分布を加算器に出力する切換装置と、
    前記切換装置から出力される形状位相分布と、前記指示角位相演算装置から出力される指示角位相を前記パルス繰り返し周期毎に加算し、前記移相器に出力する加算器と、
    からなることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記形状振幅位相設定装置が保持する前記形状振幅分布と前記形状位相分布は、更新可能であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. アンテナ開口を形成する複数の素子アンテナに対し、前記アンテナ開口から放射するビームの指向方向と形状を設定する位相と振幅を出力する振幅位相演算装置であって、
    演算周期毎に、前記ビームの指向方向を設定する指示角位相を出力する指示角位相演算装置と、
    前記ビームの形状を設定する位相分布と振幅分布を予め計算し保持する複数の形状振幅位相設定装置と、
    パルス繰り返し周期毎に切り換え選択した前記形状振幅位相設定装置が保持する前記振幅分布を前記振幅として出力するとともに、前記形状振幅位相設定装置が保持する前記位相分布を加算器に出力する切換装置と、
    前記切換装置から出力される前記位相分布と、前記指示角位相演算装置から出力される指示角位相をパルス繰り返し周期毎に加算し、前記位相として出力する加算器と、
    からなることを特徴とする振幅位相演算装置。
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