JP6248971B2 - アンテナ装置、振幅位相演算装置 - Google Patents
アンテナ装置、振幅位相演算装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6248971B2 JP6248971B2 JP2015055992A JP2015055992A JP6248971B2 JP 6248971 B2 JP6248971 B2 JP 6248971B2 JP 2015055992 A JP2015055992 A JP 2015055992A JP 2015055992 A JP2015055992 A JP 2015055992A JP 6248971 B2 JP6248971 B2 JP 6248971B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- amplitude
- shape
- distribution
- antenna
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
ビーム指向方向を切り換えるには所望の角度方向にビームを指向させる励振位相の演算が必要である。また、ビーム形状を切り換えるためには所望のビーム形状を決定する振幅位相分布を演算する必要がある。
位相分布制御装置34-1〜34-Mは振幅位相分布・励振時間算出装置32により算出された位相分布を記憶し、切換装置11により選択されると、記憶している位相分布に従って移相器4-1〜4-Nの位相調整量を制御する。
切換装置11は励振時間制御装置11から切換指示を受けると、振幅分布制御装置33-1〜33-Mの中から、1つの振幅分布制御装置33を選択するととともに、位相分布制御装置34-1〜34-Mの中から、1つの位相分布制御装置34を選択する。
信号処理装置37は時間積分装置36の出力信号を入力して、所望の信号を探知する処理を行う。
また、従来のアンテナ装置は振幅位相分布・励振時間算出装置を備えるため、アンテナ装置が大規模なものになるという課題があった。
以下、本発明に係るアンテナ装置について、図を参照して説明する。なお、図中、同一あるいは相当部分には同一符号を付す。
本実施の形態のアンテナ装置100は、送信機1と、送受信信号分離装置2と、分配合成器3と、移相器4-1〜4-Nと、振幅調整器5-1〜5-Nと、素子アンテナ6-1〜6-Nと、ビーム制御装置7と、指示角位相演算装置8と、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと、切換装置11と、加算器14と、受信機16から構成される。形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mの各々には、ビーム形状を定める形状位相分布12と形状振幅分布13であって、ビーム指向方向に応じた形状位相分布12と形状振幅分布13が予め演算され、各々の形状振幅位相設定装置に保持されている。
なお図2において、17はパルス繰り返し周期(PRI)、18はパルス繰り返し周期17と同期し、パルス繰り返し周期17とは異なる周期である演算周期、19は送信可能時間範囲T、20は受信可能時間範囲R、21は素子アンテナ6のアンテナ開口から所定の指向方向にビーム放射される送信パルス信号、22、23、24はそれぞれ第1の指示角位相信号、第2の指示角位相信号、第3の指示角位相信号、25、26、27は第1の形状位相信号、第2の形状位相信号、第3の形状位相信号を模擬的に示している。ここで、第2の形状位相信号26は、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mから各々出力される形状位相信号に対応し、第2の形状位相信号26-1〜26-Mからなる。
また、本実施の形態のアンテナ装置100は、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mと加算器14との間に切換装置11を備え、演算周期18毎に指示角位相演算装置8から出力される指示角位相9と、演算周期18と異なる周期であるパルス繰り返し周期17毎に切換装置11から出力される形状位相分布12を、パルス繰り返し周期17毎に加算する加算器14を備える点で、従来のアンテナ装置と異なる。
最初に、送信機1はパルス繰り返し周期17毎に送信パルス信号を生成し、送受信信号分離装置2に出力する。送受信信号分離装置2は送信機1から入力した送信パルス信号を分配合成器3に出力する。
分配合成器3は2以上の分配ポートと1つの合成ポートを有しており、送受信信号分離装置2から入力した送信パルス信号を合成ポートから入力し、分配合成器3のN個の分配ポートに各々接続されている移相器4-1〜4-Nに向けて出力する。
また、ビーム制御装置7は、パルス繰り返し周期17毎に、ビーム指向方向(指示角)に関連付けして形状振幅位相設定装置を切り替える切替制御信号を切換装置11に出力する。
指示角位相演算装置8はビーム制御装置7からタイミング信号を入力すると、入力したビーム指向方向(指示角)に対応し、アンテナ開口から放射するビーム指向方向を定める指示角位相9を、加算器14に出力する。
また、図1のアンテナ装置の構成では、M台の形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mを設けているが、時間平均処理に必要なM個の形状振幅位相設定値を保持する領域を有して時分割で出力を切り換えることが可能な装置であれば、M台の形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mを1台の形状振幅位相設定装置10に置き換えてもよい。
また、図1のアンテナ装置の構成では、形状振幅位相設定装置10−1〜10−Mの各々が、形状位相分布12と形状振幅分布13を1台の装置内に保持しているが、図3のように、形状振幅分布を形状振幅分布設定装置に設定し、形状位相分布を形状位相分布設定装置に設定する別々の構成にしても良い。この場合、移相器4-1〜4-Nに設定する形状位相分布12と、振幅調整器5-1〜5-Nに設定する形状振幅分布13の組み合わせは自由である。
また、形状振幅位相設定装置10-1〜10-Mが保持する振幅位相分布は更新可能であり、アンテナ装置が適用されるレーダシステムの用途に応じて形状振幅分布、形状位相分布を更新することができる。
このとき、指示角位相演算装置8は、図2に示すように、第1の指示角位相22から第2の指示角位相23へ、第2の指示角位相23から第3の指示角位相24へのように、指示角位相を演算周期18毎に切り換えるのに対し、切換装置11は、第1の形状位相25から第2の形状位相26-1、第2の形状位相26-1から第2の形状位相26-2のように、パルス繰り返し周期17毎に形状位相信号の態様を切り換える。
目標で反射された反射信号は、受信可能時間範囲20のタイミングで素子アンテナ6-1〜6-Nにより受信され、振幅調整器5-1〜5-Nに出力される。
振幅調整器5-1〜5-Nは入力した信号の振幅を調整した後、移相器4-1〜4-Nに出力する。
移相器4-1〜4-Nは入力した信号の位相を制御した後、分配合成器3に出力する。なお、第1の指示角位相22〜第3の指示角位相24と、第1の形状位相25〜第3の形状位相27は、それぞれ受信可能時間範囲20に合わせて加算器14が移相器4-1〜4-Nに出力する。
分配合成器3は送受信信号分離装置2に出力し、送受信信号分離装置2は受信機16に出力する。
受信機16は、合成分配器から入力した受信信号の周波数変換、アナログ―ディジタル変換を行った後、演算周期18の期間内に受信した複数の受信信号に対して時間積分等の所定の信号処理を行うことで、所望の目標信号を探知する。
Claims (3)
- パルス繰り返し周期毎に送信パルス信号を生成し、送受信信号分離装置に出力する生成送信機と、
演算周期内に受信した受信信号に対し信号処理を行い所望の目標信号を探知する受信機と、
前記送信パルス信号と受信信号を分離する送受信信号分離装置と、
アンテナ開口を形成する複数の素子アンテナと、
前記素子アンテナの各々に接続され、前記送信パルス信号の振幅を、振幅位相演算部から出力される形状振幅分布を用いて調整する複数の振幅調整器と、
前記振幅調整器に接続され、前記送信パルス信号の位相を、振幅位相演算部から出力される形状位相分布を用いて制御する移相器と、
複数の分配ポートと1つの合成ポートを有し、前記分配ポートは前記移相器と接続され、前記合成ポートは前記送受信信号分離装置と接続される分配合成器と、
を備えるアンテナ装置であって、
前記振幅位相演算部は、
前記演算周期毎に、前記アンテナ開口から放射するビームの指向方向を設定する指示角位相を出力する指示角位相演算装置と、
前記アンテナ開口から放射するビームの形状を設定する形状位相分布と形状振幅分布を保持する複数の形状振幅位相設定装置と、
パルス繰り返し周期毎に切り換え選択した前記形状振幅位相設定装置が保持する前記形状振幅分布を前記振幅調整器に出力するとともに、前記形状振幅位相設定装置が保持する前記前記形状位相分布を加算器に出力する切換装置と、
前記切換装置から出力される形状位相分布と、前記指示角位相演算装置から出力される指示角位相を前記パルス繰り返し周期毎に加算し、前記移相器に出力する加算器と、
からなることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記形状振幅位相設定装置が保持する前記形状振幅分布と前記形状位相分布は、更新可能であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
- アンテナ開口を形成する複数の素子アンテナに対し、前記アンテナ開口から放射するビームの指向方向と形状を設定する位相と振幅を出力する振幅位相演算装置であって、
演算周期毎に、前記ビームの指向方向を設定する指示角位相を出力する指示角位相演算装置と、
前記ビームの形状を設定する位相分布と振幅分布を予め計算し保持する複数の形状振幅位相設定装置と、
パルス繰り返し周期毎に切り換え選択した前記形状振幅位相設定装置が保持する前記振幅分布を前記振幅として出力するとともに、前記形状振幅位相設定装置が保持する前記位相分布を加算器に出力する切換装置と、
前記切換装置から出力される前記位相分布と、前記指示角位相演算装置から出力される指示角位相をパルス繰り返し周期毎に加算し、前記位相として出力する加算器と、
からなることを特徴とする振幅位相演算装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015055992A JP6248971B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | アンテナ装置、振幅位相演算装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015055992A JP6248971B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | アンテナ装置、振幅位相演算装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016178413A JP2016178413A (ja) | 2016-10-06 |
JP6248971B2 true JP6248971B2 (ja) | 2017-12-20 |
Family
ID=57069444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015055992A Expired - Fee Related JP6248971B2 (ja) | 2015-03-19 | 2015-03-19 | アンテナ装置、振幅位相演算装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6248971B2 (ja) |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592406A (ja) * | 1982-06-28 | 1984-01-09 | Mitsubishi Electric Corp | フエ−ズドアレ−レ−ダのアンテナ素子 |
JPH09200115A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-31 | Toshiba Corp | 無線通信システムにおける無線基地局のアンテナ指向性制御方法および可変指向性アンテナ |
JP3441326B2 (ja) * | 1997-01-14 | 2003-09-02 | 株式会社東芝 | レーダ装置 |
JP5317602B2 (ja) * | 2008-09-19 | 2013-10-16 | 株式会社東芝 | 移動体搭載レーダ装置及びキャリブレーション方法 |
JP5639462B2 (ja) * | 2010-12-20 | 2014-12-10 | 日本放送協会 | 無線送受信装置および方法 |
JP6157087B2 (ja) * | 2012-03-15 | 2017-07-05 | 三菱電機株式会社 | アンテナ装置及びアンテナ励振方法 |
JP2014174102A (ja) * | 2013-03-12 | 2014-09-22 | Mitsubishi Electric Corp | レーダ装置及び目標検出方法 |
-
2015
- 2015-03-19 JP JP2015055992A patent/JP6248971B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016178413A (ja) | 2016-10-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3309577B1 (en) | Radar apparatus | |
JP2007093480A5 (ja) | ||
JP2010074781A (ja) | アンテナ装置 | |
JPH11133142A (ja) | Fm−cwレーダ | |
JP2009290294A (ja) | アダプティブアレイアンテナ装置 | |
JP2010054218A (ja) | デジタル信号処理装置及びそれを有するフェーズドアレイレーダ | |
JP2018513372A (ja) | 最大尤度追跡及びフェンス探索のための逐次マルチビームレーダ | |
JP6257856B2 (ja) | アンテナ装置及びアンテナ励振方法 | |
JP6248971B2 (ja) | アンテナ装置、振幅位相演算装置 | |
JP5811903B2 (ja) | フェーズドアレーアンテナ装置 | |
JP7150641B2 (ja) | アンテナシステム | |
JP4850222B2 (ja) | フェーズドアレイレーダにおけるオフセット量の補正方法 | |
JP3818898B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP5735863B2 (ja) | 無線通信装置、送信方法、及びプログラム | |
JP2014174102A (ja) | レーダ装置及び目標検出方法 | |
JP2010068482A (ja) | アレイアンテナ装置 | |
JP2010122024A (ja) | 距離測定装置 | |
JP2016148638A (ja) | レーダ装置 | |
KR100358106B1 (ko) | 이동 위성통신용 능동위상배열 안테나 시스템 및위성추적을 위한 빔 제어방법 | |
JPH06242229A (ja) | レーダ装置 | |
JP3437735B2 (ja) | 移動目標検出レーダ装置 | |
JP2002168941A (ja) | レーダ装置およびそのビーム補正方法 | |
JP6218541B2 (ja) | アンテナ装置及びアンテナ励振方法 | |
JP6028692B2 (ja) | アンテナ装置 | |
JP5491775B2 (ja) | レーダ信号処理装置及びレーダ信号処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171024 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171106 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6248971 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |