JP6248298B2 - 静止画情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、静止画情報処理方法に関し、例えばパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置における静止画情報処理方法に関する。
画像処理技術においては、一般に、大量の情報を高速に処理することが求められている。例えば、動画においては、符号化して格納しておく段階では、高速性というよりは圧縮技法の工夫に応じた容量の削減の方が重視されるものの、再生の場面では高速に復号化処理を行って処理待ちとならずに動画を再現することが要求される。従って、特に、用途に応じた専用の圧縮符号化処理を行うハードウェアデコーダの開発が盛んに進められている。一方、静止画はというと、動画と比較すると格段に情報量も少ないことから、高速に処理を求められる場面は殆ど見受けられない。
しかしながら、特定の画像処理の分野や用途に応じては、静止画の処理も高速に行えることが望まれる場合もある。例えば、パチンコ機、パチスロ機、ゲーム機等の遊技機の分野においては、何枚もの静止画を高速に切り替えて(重ね合わせることを含む)表示するというような場面があるが、そのとき、切替え速度が速ければ速いほど遊戯としての臨場感や遊興感が高まることとなる。この場合、その切替え速度には、静止画という比較的情報量の少ないものであっても如何に高速に復号化処理が行えるか否かが効いてくる。従って、特にパチンコ機等の遊技機においては、静止画であっても、専用のハードウェア回路で処理されたり、1枚1枚の静止画を動画の1ファイルと見立てて動画として構成し、つまりMPEG(Moving Picture Experts Group)規格におけるIフレーム(Intra-Picture)1枚の1動画ファイルとして構成して動画用のハードウェア回路で処理するようなことが行われている。また、演出上、動画の逆転再生や倍速再生等の柔軟な再生制御を行って遊興感を高めることも行われているが、かかる制御に際しては動画を連続した静止画として符号化することもあり、このような場合にも、処理速度の重要性に関しては同様である。
特開2005−12270号公報
ところで、上述のパチンコ機等の遊技機においては、特にその画像表示に係るソフトウェア開発過程において、画像表示を汎用の3Dチップやいわゆるパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で随時確認しながら開発を進めたいという要請も多い。しかしながら、以下で詳述するように、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置では、そのハードウェア機能上の制約から、そのままでは、実機で実現されるような表示を確認的に再現することは難しい。
図8は、パーソナルコンピュータに代表される汎用情報処理装置の構成を示すブロック図である。同図において、当該装置は、装置全体の処理の制御を行うCPU(Central Processing Unit)101と、基本プログラム等の固定データが格納されるROM(Read Only Memory)102と、実行されるプログラムやその処理に係るデータ等が逐次ロードされたり消去されるRAM(Random Access Memory)103と、ハードウェアで構成され、符号化された動画情報に対して復号化処理を行い元の動画を復元するハードウェア動画デコーダ104と、少なくとも処理対象たる画像情報が格納される画像情報格納部105と、動画や静止画等の画像が表示される表示部106とを備えている。画像情報格納部105は、具体的には、HDD(Hard Disk Drive)であったりDVD(Digital Versatile Disk)ドライブであったりするが、それらの外付けのものであってもよい。また、表示部106についても、物理的には、装置と一体で構成されていてもよいし、別の独立した構成であってもよい。なお、パーソナルコンピュータに代表される一般の汎用情報処理装置には、典型的に、キーボードやマウス等が備わっているがここでは省略している。また、インターネット等のネットワークと接続するための機能構成についても省略している。
まず、図8に示した汎用情報処理装置で一般的な動画が再生される場合の処理について説明する。そこで、画像情報格納部105には、圧縮符号化された動画情報が予め格納されている。圧縮符号化形式としては典型的にはMPEG形式であり、その中でも近時、高機能のものとしてMPEG4 AVC規格が策定されている。なお、ここでは、画像情報格納部105に予め格納しておくとしているが、表示に際してネットワークを介してサーバからダウンロードしてストリーム再生する態様も一般化している。
そこで、当該汎用情報処理装置の操作者により、マウスやキーボード等を介して、画像情報格納部105に格納された任意の動画の再生が装置に対して指示されると、CPU101が、指定された動画を画像情報格納部105から読み出して、順次ハードウェア動画デコーダ104に与え、帰ってきたRGBの復号化データを表示部106の前段の表示制御部(図示せず)に与えることにより動画表示が実現される。このとき、CPU101がハードウェア動画デコーダ104との間のやりとりで使用する指示形式が一般にAPI(Application Programming Interface)と呼ばれているものである。なお、CPU101とハードウェア動画デコーダ104との間のAPIは、個々のハードウェアに応じて個々に規定されている。例えば、フレーム単位でAPIで指示するものもあれば、動画ファイル単位で指示できるものもある。
一方、静止画情報については、前述のように、通常は、JPEG形式で圧縮符号化された静止画情報に代表されるように、ソフトウェアによる復号化処理を経て表示に供される。
このように、汎用情報処理装置であっても、ハードウェア動画デコーダを備えていることが一般的であり、動画に関しては、汎用情報処理装置と前述の遊技機等の特定の専用機との間で、顕著な差異はない。
但し、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置においては、動画ファイルをハードウェア動画デコーダ104で復号化するため、CPU101からCreate Decoder API
をハードウェア動画デコーダ104に発行すると共に、メモリの確保やドライバの処理等、デコードインスタンスを作成するため、雑多なソフトウェア処理、例えば、OS(Operating System)への問合せ等の処理を行っており、数百ミリ秒の遅延が生じる。家庭用ビデオ映像等のごく普通の動画を再生するにおいては、その程度のソフトウェア処理については、動画の再生開始が数百ミリ秒程度遅れるだけであり再生としては支障がないが、特定の専用機用の動画の再生の現実に関してはその点が効いてくる。
たとえば、複数の動画を連続して再生するような場合、動画ファイル毎に汎用情報処理装置側でデコードインスタンスを作成し、復号処理を実行できる状態としなければならず、デコードインスタンス作成のための数百ミリ秒の処理遅延が再生動画ファイル毎に発生し、遊技機等の開発過程で汎用情報処理装置を利用しても実機で実現される表示を確認できない。
一方、静止画に話を転ずると、遊技機等の専用機において、静止画を動画に見立てて高速復号化処理を実現しているように、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置においても、備わっているハードウェア動画デコーダを利用して高速処理を図ることが発想できる。しかしながら、上述のように一動画を開く処理において比較的時間を要する汎用情報処理装置においては、1枚1枚の静止画を動画の1ファイルと見立てて処理する構成では、たとえハードウェア動画デコーダを利用するとしても、一動画、すなわち各静止画、ごとにファイルを開いたり閉じたりする処理が行われ、その都度、汎用情報処理装置においてデコードインスタンスが作成されることとなるので、OSへの問い合わせ処理等、処理速度低下をもたらす雑処理が極めて頻繁に行われ、専用機と同様の複数の静止画の連続高速切替え再生は到底実現できない。専用機においては、秒間60フレームの間に複数の静止画を高速に切り替えて再生する処理を実現しており、その場合、一動画、すなわち、各静止画を開くのに許容される時間は数ミリ秒以下であり、汎用情報処理装置の上記数百ミリ秒では到底実現できない。
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、汎用情報処理装置において複数の静止画の連続高速切替え再生を可能とした静止画情報処理方法を提供することにある。
なお、特許文献1においては、静止画ファイルの再生に対応していない再生装置においても、静止画を再生できるようにした録画装置を提供することを目的としており(段落[0012]〜[0014])、その実現手段としては、静止画データをMPEG形式のIフレームとして符号化し、動画ファイル内に埋め込んで記録しておき(段落[0015]〜[0018]、[0030]、[0037]、[0051]、図3及び図4)、それを再生している。これにより、静止画の記録再生に対応していない、すなわち動画のみを対象とした記録再生装置でも静止画を扱えるとしている。
しかしながら、特許文献1においては、複数の静止画を連続高速切替え再生するという概念がない。また、汎用情報処理装置で複数の静止画を連続切替えする際の処理速度の課題の概念がない。従って、符号化静止画情報をハードウェアにより復号化するという概念がない。また、フレームのサイズという概念がない。
上記目的を達成するため、本発明の静止画情報処理方法は、ハードウェア動画デコーダと、そのハードウェア動画デコーダに対する指令の仕様に基づいて、前記ハードウェア動画デコーダに対してソフトウェアによる指令を与えて符号化済み動画の復号化を依頼し、結果として復号化済み動画をハードウェア動画デコーダから受け取って処理する制御部と、その制御部から前記復号化済み動画を受け取ることにより画像の表示が実現される表示部と、を備えた汎用情報処理装置を利用して静止画を表示処理する静止画情報処理方法であって、連続高速切替え表示がなされるべき複数の静止画の各々をIフレームとして個々に符号化しておき、前記制御部は、前記ハードウェア動画デコーダに対して、初めに、前記複数の静止画を処理するための復号化機能を確保する指令を与え、次に、フレーム単位で、前記復号化のための前記指令を与え、最後に、前記復号化機能を破棄する指令を与えることを要旨とする。
そのとき、1つには、前記複数の静止画の各々をMPEG規格におけるIフレームとして個々に符号化しておき、前記制御部は、前記ハードウェア動画デコーダに対して、フレーム単位で、前記復号化のための前記指令を与える方策がある。
詳細には、前記制御部は、前記ハードウェア動画デコーダに対して、初めに、前記複数の静止画を処理するための復号化機能を確保する指令を与え、次に、フレーム単位で、前記復号化のための前記指令を与え、最後に、前記復号化機能を破棄する指令を与える。
また、前記複数の静止画は、それぞれ任意のサイズを有するものであり、サイズを統一した後、前記符号化を行うことが一般的である。
具体的には、前記ハードウェア動画エンコーダの解像度を基準として、各静止画を分割することにより前記サイズを統一すればよい。
更に詳細には、前記ハードウェア動画エンコーダの解像度に対してサイズの小さい静止画、又は前記分割の後の端の一致しない部分においては、ダミーデータの充当処理を行うことによりサイズを統一するのが完全な統一手法である。
更に、実際には、前記符号化においては、前記ハードウェア動画デコーダにおける同時再生可能な復号化機能の数と、前記複数の静止画のそれぞれのサイズに応じて、前記複数の静止画をグループ分けし、各グループごとにサイズを統一し、前記制御部は、各グループのサイズに対応する複数の符号化機能を確保する指令を前記ハードウェア動画デコーダに与えることが考えられる。
なお、このとき、前記符号化の処理において、各静止画の元のサイズの情報及び前記分割の仕方の情報を、各符号化済み画像に付帯するヘッダ情報として格納するようにすればよい。
上述においては、前記複数の静止画としては、遊技機において前記連続高速切替え表示がなされるものが典型である。
本発明の静止画情報処理方法によれば、遊技機等の専用機で実現されているような複数の静止画の連続高速切替え再生が、汎用情報処理装置においても可能となる。
特に、複数の静止画の各々をMPEG規格におけるIフレームとして個々に符号化しておき、制御部は、ハードウェア動画デコーダに対して、フレーム単位で、復号化のための指令を与える場合においては、各静止画を個別に格納管理できるので、静止画の差し替え等の編集が容易であるという利点がある。
一方、例えばフレームデータを与えて復号化するような低位のAPIが提供されていない環境、すなわち、複数の静止画を、各々がMPEG規格におけるIフレームとして含まれる1つの動画ファイルとして符号化しておき、制御部は、ハードウェア動画デコーダに対して、動画ファイル単位で、復号化のための前記指令を与える場合においては、符号化の際に、完全に見かけ上動画としての構成としているので、復号化の際には、中身が静止画情報であることを全く意識することなく処理するようにプログラム可能となる。
CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理を説明するための図である。 CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、復号化処理に際し、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して行う指示の手順を示す図である。 CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理を説明するための図である。 CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、復号化処理に際し、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して行う指示の手順を示す図である。 各静止画のサイズを揃えて処理する場合を説明するための図である。 複数のデコーダ機能を確保できる場合の、異なるサイズの複数の静止画を各デコーダに割り当てる際の割り当ての具体例を説明するための図である。 各静止画のサイズを揃えて処理する場合の他の例を説明するための図である。 パーソナルコンピュータに代表される汎用情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
ここでは、例として、4枚の静止画(静止画A、B、C、D)をパチンコ機等の遊技機において連続的に高速に切替えて再生する場合について、それをパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で再現する場合を説明する。汎用情報処理装置のハードウェア構成としては、図7に示した従来のものと変わりはない。
そこで、操作者から装置に対して任意の動画の表示が指示された際に、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して発するAPIは、前述のように、ハードウェアの種別に応じて差異はあるものの、大きく分けて、動画一ファイル単位でハードウェア動画デコーダ104に復号化指示を与えるものと、動画内のフレーム単位で復号化指示を与えられるものの2種類がある。以下、それぞれの場合で、本発明の実施形態を説明する。
a)CPU101がフレーム単位で復号化指示可能な場合
図1は、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理を説明するための図である。
同図に示すように、この場合、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理については、この場合、所定のソフトウェアツールを利用して静止画1枚1枚をMPEGで規定されるIフレームとして符号化し、個別に画像情報格納部105に格納しておく(ステップS11)。または、前述のように、ネットワーク上のサーバに格納しておくようにしてもよい。つまり、図1に示すように、静止画1枚1枚をMPEGで規定されるIフレーム相当に符号化するが、それらを纏めて一動画ファイルとすることはなく、それぞれを別個のファイルとしておく。
図2は、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、復号化処理に際し、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して行う指示の手順を示す図である。基本的には、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104に対して必要なAPIを発行しつつ制御することにより、必要な復号化画像情報を得ている。ここで、特に、このCPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合においては、フレーム単位での復号化指令のAPIをCPU101からハードウェア動画デコーダ104に発行することにより、動画一ファイルの復号化処理においてIフレームをシークしていく処理をエミュレートできる構成となっている。
具体的には、マウスやキーボード等を介して操作者により静止画の連続高速切替え再生が指示された場合、又は静止画の連続高速切替え再生を実現するプログラムが起動された場合、まず、CPU101は、最初の一連の静止画(同図に示す場合、静止画A,B,C,D)について、ハードウェア動画デコーダ104に対してCreate DecoderのAPIを発行することにより、デコードインスタンスの作成を依頼する(ステップS21)。
次に、CPU101は、静止画Aから順に、そのIフレームとしての符号化情報を画像情報格納部105から読み出して、当該情報を伴ったSubmit FrameのAPIをハードウェア動画デコーダ104に対して発行する(ステップS22)。その結果、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104から、復号化により得られた元の静止画像をRGBのデータとして受け取る(ステップS23)。そして、得られたデータを、随時、表示部106の前段に設けられた表示制御部に送ることにより当該静止画の表示が実現される。そして、ステップS22及びS23の処理を、表示する一連の静止画すべて、この場合には静止画A,B,C,Dのすべて、について繰り返し行う(ステップS24)。
ステップS24において、一連のすべての静止画について処理が終了すると(肯定判定)、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104に対してDestroy DecoderのAPIを発行して一連のIフレームを対象とした復号化機能を閉じる又は破棄する(ステップS25)。次に、他の一連の連続表示すべき静止画が控えているのであれば(ステップS26において肯定判定)、ステップS21に戻り、同様の処理を繰り返す。
以上のように、静止画毎にデコードインスタンスの作成の処理は行われず、表示する一連の静止画単位でデコードインスタンスの作成を行っているので、汎用情報処理装置であっても、複数の静止画の連続高速切替え再生が可能となる。また、特に、このCPU101がハードウェア動画デコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示可能な場合においては、各静止画を個別に格納管理しているので、静止画の差し替え等の編集が容易であるという利点がある。
すなわち、静止画を動画のIフレームとして復号化すると共に、複数の静止画を複数のIフレームからなる動画と見立てて復号することで、動画ファイル毎(静止画A〜静止画DのIフレームとしてのファイル)にデコードインスタンスを作成せず、汎用情報処理装置であっても、複数の静止画の連続高速切替え再生が可能となる。
b)CPU101が動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合
図3は、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理を説明するための図である。
同図に示すように、この場合、予め各静止画を圧縮符号化しておく際の符号化処理については、所定のソフトウェアツールを利用して各静止画をIフレームとして符号化すると共に、一つのIフレームからなる画像データをGOP(Group of Picture)データとし、複数のGOPデータからなる1つの動画ファイルとして画像情報格納部105に格納しておく(ステップS31)。または、前述のように、ネットワーク上のサーバに格納しておくようにしてもよい。
図4は、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合における本発明の静止画情報処理方法の一実施形態の処理のうちの、復号化処理に際し、CPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して行う指示の手順を示す図である。基本的には、図2の場合と同様、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104に対して必要なAPIを発行しつつ制御することにより、必要な復号化画像情報を得ている。ここで、特に、このCPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合においては、一連の静止画を動画一ファイルとして扱い、CPU101が、動画一ファイル単位で復号化を依頼するAPIをハードウェア動画デコーダ104に発行することにより処理が行われる。
具体的には、マウスやキーボード等を介して操作者により静止画の連続高速切替え再生が指示された場合、又は静止画の連続高速切替え再生を実現するプログラムが起動された場合、まず、CPU101は、一連の静止画(静止画A,B,C,D)が纏められた動画ファイルについて、ハードウェア動画デコーダ104に対してCreate DecoderのAPIを発行することにより、デコードインスタンスの作成を依頼する(ステップS41)。
次に、最初の一連の静止画(同図に示す場合、静止画A,B,C,D)からなる符号化された動画ファイルを画像情報格納部105から読み出し、当該動画ファイルを指定しつつ一動画ファイル単位で復号化を依頼するAPIをハードウェア動画デコーダ104に対して発行する(ステップS42)。その結果、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104から、復号化により得られた動画データ(複数の静止画A、B、C、D)のRGBデータを取得する(ステップS43)。そして、得られたデータを、随時、表示部106の前段に設けられた表示制御部に送ることにより当該静止画の表示が実現される。
一つの動画ファイルの復号処理が終了すると、CPU101は、ハードウェア動画デコーダ104に対してDestroy DecoderのAPIを発行して復号化機能を閉じる又は破棄する(ステップS44)。
その後、表示すべき他の動画ファイルがあれば(ステップS45で肯定判定)、再びステップS41に戻り、表示すべき他の動画ファイルがなければ(ステップS45で否定判定)、終了する。
上記のようにハードウェア動画デコーダ104は、連なった各Iフレームを順に復号化する処理を行うこととなるが、これは一般の早送り表示処理におけるIフレームのみの順次シークと同様の処理となる。
以上のように、複数の静止を一つの動画ファイルとして復号するので、汎用情報処理装置においけるデコードインスタンスの作成は動画ファイル単位で行われ、静止画毎の処理ではデコードインスタンスの作成は行われない。すなわち、表示する一連の静止画を一動画ファイルとみたてて、その一動画ファイル単位でデコードインスタンスの作成を行っているので、汎用情報処理装置であっても、複数の静止画の連続高速切替え再生が可能となる。また、特に、このCPU101がハードウェア動画デコーダ104に対して動画一ファイル単位で復号化指示可能な場合においては、符号化の際に、完全に見かけ上動画としての構成としているので、復号化の際には、中身が静止画情報であることを全く意識することなく処理が可能であり、又はプログラム可能である。
ところで、上記実施の形態においては、汎用情報処理装置のCPU101がハードウェアデコーダ104に対してフレーム単位で復号化指示する場合や、動画ファイル単位で復号化指示する場合のいずれにおいても汎用情報処理装置におけるデコードインスタンスの作成を少なくすることで復号処理の遅延を低減し、専用機と同等に複数の静止画を連続して高速切り替え再生しているが、デコードインスタンスの作成が、動画とみなした複数の静止画で共通しているので、各静止画のサイズが同一であることが求められる。すなわち、各静止画A,B,C,Dのすべてが同一サイズであることを前提に、メモリ領域の確保や各ドライバの処理を行うデコードインスタンスが作成され、そのインスタンス上で復号化の処理が行われる。したがって、各静止画A,B,C,Dのサイズが異なる場合には各静止画を動画とみなして再生しても、所望の表示結果を得ることができない。特に、パチンコ機等の遊技機において表示される複数の静止画については、各々が全く異なるサイズ(解像度)で構成されていることも多く、一方、ハードウェア動画デコーダについては、フレーム毎に動画のサイズが異なるということは通常あり得ず、単一のデコードインスタンス上で復号処理が行われるので、各フレームについて同一のサイズでしか復号化処理を行えない。かかる場合、符号化の段階で事前にサイズを揃えておく必要がある。以下、各静止画のサイズを揃えて処理する手法について説明する。
図5は、各静止画のサイズを揃えて処理する場合を説明するための図である。同図に示すようなサイズがまちまちの静止画E,F,G,Hがあった場合、それらすべてをカバーするような最少容量のデコーダは512×512画素の容量のデコーダであるが、このとき各静止画E,F,G,Hのサイズを512×512に揃えるに際しては、それぞれ足りない部分にダミーデータの充当(パディング)処理を行う。そして、かかる充当処理を行った後に符号化処理を行う。このようにすれば単一のデコードインスタンスの作成による環境下で所望のサイズの画像データを復号化することができる。なお、実サイズの情報は、例えばヘッダに格納しておくようにすれば、復号化後の表示の際に確実に元の静止画を再現できることとなる。
これに関連して、通常は、上述のCPUが有するハードウェア動画復号化機能を複数の復号化機能に分割して、複数のデコーダを確保して同時動作できるようになっているのが一般的である。例えば、設計上10個のデコーダを確保して同時再生するとして、そのうち、7個を通常の動画を復号化するためのものとし、残りの3つを上述のような動画に見立てた静止画を復号化するためのものとするがごとくである。このとき、当該3つのデコーダについては、想定される各静止画のサイズのバリエーションや散らばりに応じて3種類の解像度のデコーダを、CPU101の指令により構成してやればよいことになる。図6は、その概念を説明するための図である。同図に示すように、静止画P〜Uが想定される場合、256×256、512×512、1024×1024画素の各デコーダを構成するとして、各静止画を、その容量を含むことができる最少解像度のデコーダに割り当てるようにすれば、効率の良い割り当てとなる。
図5及び図6に基づく上述の説明においては、サイズを揃える指標として、複数の静止画に対して、それらすべてをカバーするような最少解像度のデコーダを用意するという観点でサイズを揃えているが、更に概念を広げて、逆に、各静止画を、それらよりも小さい解像度のデコーダで分割することにより、サイズを揃える、ということも可能である。図7は、その場合を説明するための図である。同図においては、静止画Vが、512×512画素のデコーダ12個分相当で分割されており、この場合も、端の一致しない部分、すなわちこの場合6個のデータ分、については、充当処理が行われて、符号化が行われる。この場合、分割に係る情報を先のヘッダ情報に格納しておけばよい。そして、復号化の際には、順にデコーダに供給してそれぞれ復号化した後、当該分割情報に基づいて接合して、元の静止画を再現すればよいことになる。
以上から、例えば、ハードウェア動画デコーダの機能の制約や、デコードインスタンスの作成を一度のみ行うことで、一種類の解像度のデコーダしか確保できないときには、それに収容できるもの及び収容できないものの各種のサイズの静止画が存在しても、対処できることになる。
以上のように、本発明の静止画情報処理方法における一実施形態によれば、パーソナルコンピュータに代表される汎用情報処理装置においても、パチンコ機等の遊技機で実現されているような複数の静止画の連続高速切替え再生を実現できる。
本発明の静止画情報処理方法は、例えば、パチンコ機等の遊技機において実現されている表示処理を、その開発過程においてパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で予め再現するような場合に利用できる。
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 ハードウェア動画デコーダ
105 画像情報格納部
106 表示部

Claims (9)

  1. ハードウェア動画デコーダと、
    そのハードウェア動画デコーダに対する指令の仕様に基づいて、前記ハードウェア動画デコーダに対してソフトウェアによる指令を与えて符号化済み動画の復号化を依頼し、結果として復号化済み動画をハードウェア動画デコーダから受け取って処理する制御部と、
    その制御部から前記復号化済み動画を受け取ることにより画像の表示が実現される表示部と、
    を備えた汎用情報処理装置を利用して静止画を表示処理する静止画情報処理方法であって、
    連続高速切替え表示がなされるべき複数の静止画の各々をIフレームとして個々に符号化しておき、
    前記制御部は、前記ハードウェア動画デコーダに対して、初めに、前記複数の静止画を処理するための復号化機能を確保する指令を与え、次に、フレーム単位で、前記復号化のための前記指令を与え、最後に、前記復号化機能を破棄する指令を与えることを特徴とする静止画情報処理方法。
  2. 前記複数の静止画は、それぞれ任意のサイズを有するものであり、サイズを統一した後、前記符号化を行うことを特徴とする請求項1に記載の静止画情報処理方法。
  3. 前記符号化においては、前記ハードウェア動画デコーダの解像度を基準として、各静止画を分割することにより前記サイズを統一することを特徴とする請求項2に記載の静止画情報処理方法。
  4. 前記符号化においては、前記ハードウェア動画デコーダの解像度に対してサイズの小さい静止画の場合、前記解像度に対して不足する部分にダミーデータの充当処理を行うことによりサイズを統一することを特徴とする請求項2に記載の静止画情報処理方法。
  5. 前記符号化においては、前記分割の後の端の一致しない部分にダミーデータの充当処理を行うことによりサイズを統一することを特徴とする請求項3に記載の静止画情報処理方法。
  6. 前記符号化においては、前記ハードウェア動画デコーダにおける同時動作可能な復号化機能の数と、前記複数の静止画のそれぞれのサイズに応じて、前記複数の静止画をグループ分けし、各グループごとにサイズを統一し、前記制御部は、各グループのサイズに対応する複数の復号化機能を確保する指令を前記ハードウェア動画デコーダに与えることを特徴とする請求項に記載の静止画情報処理方法。
  7. 前記符号化においては、各静止画の元のサイズの情報及び前記分割の仕方の情報が、各符号化済み画像に付帯するヘッダ情報として格納されることを特徴とする請求項3または5に記載の静止画情報処理方法。
  8. 前記符号化においては、各静止画の元のサイズの情報が、各符号化済み画像に付帯するヘッダ情報として格納されることを特徴とする請求項4または6に記載の静止画情報処理方法。
  9. 前記複数の静止画は、遊技機において、前記連続高速切替え表示がなされることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の静止画情報処理方法。
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