JP6307716B2 - 画像情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報処理方法に関し、例えばパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置における、画像情報のうちのアルファチャンネルに係る情報に対する処理方法に関する。
画像処理技術においては、一般に、大量の情報を高速に処理することが求められている。例えば、動画においては、符号化して格納しておく段階では、高速性というよりは圧縮技法の工夫に応じた容量の削減の方が重視されるものの、再生の場面では高速に復号化処理を行って処理待ちとならずに動画を再現することが要求される。従って、用途に応じた専用の復号化処理を行うハードウェアデコーダの開発が盛んに進められている。例えば、パチンコ機等の遊技機は、大量の画像情報を高速に処理することが求められる典型的な装置である。
一方、パーソナルコンピュータやタブレット端末等の汎用コンピュータ又は汎用情報処理装置においては、汎用装置としてのシンプル性を失わない範囲で、CPU(Central Processing Unit:中央処理装置)のほかに、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の各種の専用プロセッサを並列で搭載させる技術が開発されてきた。例えば、GPUにおいては、多数の小さな処理ユニット(コア)を並列的に動作可能とする構成により、特に画像処理を担う専用プロセッサとして発展してきた。
図7は、CPUに加えてGPUを備えた、パーソナルコンピュータに代表される汎用情報処理装置の構成を示すブロック図である。同図において、当該装置は、装置全体の処理の制御を行うCPU101と、専ら画像の処理を担当するGPU102と、基本プログラム等の固定データが格納されるROM(Read Only Memory)103と、実行されるプログラムやその処理に係るデータ等が逐次ロードされたり消去されたりするRAM(Random Access Memory)104と、ハードウェアで構成され、符号化された動画情報に対して復号化処理を行い元の動画を復元するハードウェアデコーダ105と、例えば圧縮符号化された画像情報が格納されるハードディクス106と、テキスト情報、静止画及び動画等が表示される表示部107とを備えている。なお、ハードディスク106の代わりに、フラッシュメモリを搭載することも多い。また、加えて、DVD(Digital Versatile Disk)ドライブを備えたり、外付けのハードディスクを備えることもできる。また、表示部107についても、物理的には、装置と一体で構成されていてもよいし、別の独立した構成であってもよい。なお、パーソナルコンピュータに代表される一般の汎用情報処理装置には、典型的に、キーボードやマウス等が備わっているがここでは省略している。また、インターネット等のネットワークと接続するための機能構成についても省略している。
特開2003−228713号公報 特開2012−156906号公報
ところで、上述のパチンコ機等の遊技機においては、特にその画像表示に係るソフトウェア開発過程において、画像表示を、図7に構成を示したようなパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で随時確認しながら開発を進めたいという要請も多い。また、最終的には、パーソナルコンピュータに含まれる汎用のハードウェアをそのまま利用して遊技機等の高度な処理装置を実現したいという願望もある。しかしながら、現状では、要求される情報量やその処理速度の観点から、到底、汎用情報処理装置では実現できず、専用の装置を構成せざるを得ない状況にある。例えば、最近当然のように画像情報として含まれるアルファチャンネルに係る情報の処理を考えると、パーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置では、以下の制約がある。
その制約を、ハードディスク106に格納された圧縮符号化された画像情報を処理して表示部107に表示する処理で説明すると、次のようになる。すなわち、当該圧縮符号化された画像情報のうち、RGBの画像情報に関しては、CPU101での制御のもと、ハードウェアデコーダ105で復号化処理が行える。しかしながら、ハードウェアデコーダ105は、アルファチャンネルに係る情報に関しては、標準では、復号化処理できる構成にはなっていない。標準的に、H.264規格に則っているためである。従って、かかる汎用情報処理装置においては、アルファチャンネルに係る情報に関しては、その復号化処理はCPU101でソフトウェア処理によっているのが現状である。そして、その処理後のデータをGPU102に転送し、そこで、ハードウェアデコーダ105で復号化処理されたRGBの情報とマージするという処理を行っている。従って、CPU101からGPU102へ復号化後の情報を転送しているという点で、CPU101とGPU102間における転送情報量に基づく処理速度の低下という課題があった。
本発明は上述のような事情から為されたものであり、本発明の目的は、画像情報のうちのアルファチャンネルに係る情報に対して復号化機能を有していないハードウェア動画デコーダしか備えていない汎用情報処理装置であっても、CPUとGPUとの間のアルファチャンネルに係る情報の転送情報量を削減して処理を効率化できる画像情報処理方法を提供することにある。
なお、特許文献1においては、背景画像に対して2枚以上画像を半透明処理により重ねて表示する際の処理を高速に効率よく行える画像表示装置を開示しており、特に、いずれかのレイヤーの画像に移動や変形があっても、効率よく処理を行える装置を開示している。具体的には、図2に示した構成により、ラインごとに、図3に示した各レイヤーに対する順次の半透明処理を行うことが特徴である。
また、特許文献2においては、画像のアルファチャンネルに係る情報について、α=0の領域、すなわち完全透明な領域を排除してα≠0の領域を含む所定領域のみの情報を符号化/復号化することにより、アルファチャンネルに係る情報を高速に効率よく符号化/復号化できる方法を開示している。しかしながら、本文献を符号化/復号化の処理の効率化を目的としたものであり、特定のユニット間、特にCPUとGPUの間、の情報転送の効率化を図ったものではない。
上記目的を達成するため、本発明の画像情報処理方法は、複数の処理ユニットにより並列処理を行う画像処理ユニットと、RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報を圧縮符号化することにより得られた符号化画像情報のうちの前記RGBの情報に係る符号化画像情報に対して復号化処理を行うハードウェアデコーダと、前記画像処理ユニット及び前記ハードウェアデコーダの各々に処理の指令を与える中央処理ユニットと、を備えた汎用情報処理装置を利用したアルファチャンネルに係る情報を復号化処理する画像情報処理方法であって、専用符号化ソフトウェアにより、前記RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報をブロック単位で可変長符号化し、前記専用符号化ソフトウェアは、得られた符号化画像情報における各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報を前記符号化画像情報に付帯するヘッダ情報に含ませ、前記汎用情報処理装置は、前記符号化画像情報を導入し、前記中央処理ユニットは、前記符号化画像情報を伴って前記画像処理ユニットに対して、前記符号化画像情報のうちのアルファチャンネルに係る情報の復号化処理を指令し、前記画像処理ユニットは、前記ヘッダ情報に含まれた各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報に基づき、並列的に前記アルファチャンネルに係る情報の復号化処理を行うことを要旨とする。
このとき、特に、前記中央処理ユニットは、前記画像処理ユニットの前記複数の処理ユニットに同時並列的に処理を与えることができるライブラリを介して、前記画像処理ユニットに前記指令を与える。好適には、前記ライブラリは、Open CLである。
典型的には、各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報は、各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置の先頭アドレスである。このとき、各先頭アドレスについて前後の差分をとった情報であれば、なお好適である。
あるいは、各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報は、各ブロックに係る符号化画像情報の各々のサイズである。
また、前記画像処理ユニットは、前記ハードウェアデコーダによる復号化により得られたRGBの情報と、当該ユニットによる復号化により得られたアルファチャンネルに係る情報とをマージすることにより、前記RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報を復元する。
本発明の画像情報処理方法によれば、画像情報のうちのアルファチャンネルに係る情報に対して復号化機能を有していないハードウェア動画デコーダしか備えていない汎用情報処理装置であっても、CPUとGPUとの間のアルファチャンネルに係る情報の転送情報量を削減して処理を効率化できる。
本発明の画像情報処理方法における第1実施形態の(1)を説明するための図である。 本発明の画像情報処理方法の第1実施形態の(2)における、CPU101のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順である。 図2の処理に対応したGPU102のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順である。 図2及び図3における処理を説明するための図である。 本発明の画像情報処理方法の第2実施形態における画像情報の符号化を説明するための図であり、同図(a)は、処理手順を示すフローチャートであり、同図(b)は、それを説明するための図である。 本発明の画像情報処理方法の第2実施形態における画像情報の復号化を説明するための図であり、同図(a)は、CPU101の概要処理手順を示すフローチャートであり、同図(b)は、上位ユーザプログラム、Open CL、及びGPU102の各コアとの間にやり取りの例を説明するための図である。 CPUに加えてGPUを備えた、パーソナルコンピュータに代表される汎用情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。汎用情報処理装置のハードウェア構成としては、図7に示した従来のものと変わりはない。
<第1実施形態の(1)>
図1は、本発明の画像情報処理方法における第1実施形態の(1)を説明するための図であり、同図(a)及び(b)は、それぞれ、CPU101のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順とそれに伴うCPUメモリ内の画像フレームデータを示す図であり、同図(c)及び(d)は、同図(a)及び(b)の処理に対応したGPU102のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順とそれに伴うGPUメモリ内の画像フレームデータを示す図である。
まず、図1(a)及び(b)を参照し、CPU101は、画像表示の指示があると、指定の符号化画像情報をハードディスク106から読み出し、画像情報のうちのRGBのデータについては復号化せずにそのままハードウェアデコーダ105に転送して復号化を依頼するものの、アルファチャンネルに係る情報(α値)については復号化処理を行う(ステップS11。)次に、フレームごとに、復号化により得られたアルファチャンネルに係るα値について、α≠0の領域を探索し、得られた領域を含む矩形を決定し、当該矩形の、フレーム内における相対位置を示すオフセット座標を獲得する(ステップS12)。そして、決定した矩形内のα値とそのオフセット座標データをGPU102に転送する(ステップS13)。
次に、図1(c)及び(d)を参照し、GPU102は、CPU101から転送された当該矩形内のα値とそのオフセット座標データを受け取り、自身のメモリにおいて、その受け取った、フレーム内の相対位置を示すオフセット座標データに基づき、当該矩形内のα値を自身のメモリに展開する(ステップS21)。そして、GPU102は、当該矩形以外の部分については、α値として一律にデータ‘0’を充填する(ステップS22)。最後に、GPU102は、ハードウェアデコーダ105により別途復号化して得られた、対応するRGBデータとマージして画像を形成する(ステップS23)。そして、最終的に表示部107に表示する。
このように、第1実施形態の(1)によれば、α=0の領域に係るそのデータ‘0’については概ねCPU101とGPU102間の転送に供しないので、転送量削減による処理速度の向上が見込まれる。
<第1実施形態の(2)>
図2〜図4は、本発明の画像情報処理方法における第1実施形態の(2)を説明するための図であり、図2は、CPU101のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順であり、図3は、図2の処理に対応したGPU102のアルファチャンネルに係る情報についての処理手順であり、図4は、図2及び図3における処理を説明するための図である。なお、ここでは、αの値は、最大で255である場合で説明する。
この第1実施形態の(2)は、画像において、全透過の領域及び完全非透過の領域は、フレーム間で変形が少ない点を鑑み、かかる場合を想定した実施形態である。そこで、まず、図2及び図4を参照し、CPU101は、画像表示の指示があると、指定の符号化画像情報をハードディスク106から読み出し、画像情報のうちのRGBのデータについては復号化せずにハードウェアデコーダ105に転送して復号化を依頼するものの、アルファチャンネルに係る情報(α値)については復号化処理を行う(ステップS31。)次に、フレームごとに、復号化により得られたアルファチャンネルに係るα値について、α=0の領域とα=255の領域を探索する(ステップS32)。そして、前フレームがある場合か否かを判定し(ステップS33)、前フレームがない場合には、α=0の領域を示す情報とα=255の領域を示す情報を含む描画命令をGPU102に与える(ステップS34)。一方、ステップS33において、前フレームがある場合には、α=0の領域とα=255の領域について、そのα値に誤差が発生しない範囲で、フレーム間の動きベクトルを求める(ステップS35)。そして、求めた動きベクトルを含む描画命令をGPU102に与える(ステップS36)。
次に、CPU101は、上記の描画命令を発行しなかった領域に係るα値をGPU102に転送する(ステップS37)。そして、次のフレームがある場合には、ステップS31に戻り、以上の処理を繰り返す(ステップS38)。
一方、GPU102は、図3及び図4を参照し、CPU101から描画命令を受け取ると(ステップS41において肯定判定)、次に、それは動きベクトルを含む描画命令であるか否かを判定する(ステップS42)。そして、動きベクトルではなく、α=0の領域を示す情報とα=255の領域を示す情報を含む描画命令であった場合には(ステップS42において否定判定)、それらの領域を示す情報に基づき、両領域のそれぞれにα値として一律にデータ‘0’又は‘255’を充填する(ステップS43)。一方、動きベクトルを含む描画命令であった場合には(ステップS42において肯定判定)、前フレームで決定されたα=0の領域とα=255の領域を、対応するそれぞれの動きベクトルに基づいて移動させて本フレームについてのα=0の領域とα=255の領域を決定する(ステップS44)。
ステップS43又はステップS44の処理の終了後、GPU102は、CPU101のステップS37の処理に対応して受け取った、描画命令に係る領域以外の領域のα値を、自身のメモリに展開する(ステップS45)。最後に、GPU102は、ハードウェアデコーダ105により別途復号化しれ得られた、対応するRGBデータとマージして画像を形成する(ステップS46)。そして、最終的に表示部107に表示する。
このように、第1実施形態の(2)によれば、α=0の領域とα=255の領域については、α値そのものではなく、それらの領域を示す情報又は動きベクトルをGPU102には送っているので、転送量削減による処理速度の向上が見込まれる。
なお、第1実施形態の(1)におけるα≠0の領域の探索やその領域を含む矩形に係るオフセット座標値の獲得、及び第1実施形態の(2)におけるα=0の領域とα=255の領域を探索や動きベクトルの算出は、符号化の段階で予め行って符号化画像情報の例えばヘッダ部分に含めるようにしておき、復号化の段階では、それらを読み出してくるだけという処理であってもよい。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。上述の第1実施形態は、アルファチャンネルに係る情報について、従来通りCPU101で復号化処理を行い、不必要な実データは送らないというコンセプトのものであったが、次に説明する第2実施形態は、アルファチャンネルに係る情報については、符号化された情報としてGPU102に送り、特別な構成によりGPU102がその復号化処理を行うというものである。
前述のようにGPU102というのは、複数の(特に同一の)ハードウェア処理機能(コア)が並列的に設けられ、個々のコアは、CPU101の処理機能と比べると劣るものの、各コアが並列的に動作可能とすることにより、全体として画像処理のような並列処理に特化したものである。
ところで、最近では、かかる複数の並列コアで構成されたGPU102で、任意のプログラムをユーザが走らせることができるという思想(GPGPU:General Purpose GPU)が発展してきている。かかる思想によれば、各コアの機能の範囲で、ユーザが任意の並列処理をプログラムで規定でき、それを実行させることができるという利点がある。かかるGPGPUを実現する一手段としては、Open CLという手段又は道具がある。Open CLというのは、汎用のユーザプログラム(例えばC言語)を、任意のプロセッサ(GPU、DSP(Digital Signal Processor)等)で走らせることができるようにするためのインターフェースの機能を果たす一種のライブラリであるが、GPU102の各コアに並列処理を行わせる処理を汎用ユーザプログラムで記述することができるようにするのも、このOpen CLが利用できる。かかるOpen CLを利用すれば、例えば、画像に対してエッジ強調フィルタを掛けるような処理をユーザがプログラムにより自由に行うことができる。そこで、第2実施形態においては、かかる機能を利用してアルファチャンネルに係る情報について、GPU102で復号化処理を行うようにしている。
しかしながら、通常、ブロック単位で可変長符号化が行われる画像情報に関しては、Open CLの機能を利用してGPU102により並列的に復号化を行う場合には、可変長復号化の段階で、特定の工夫を要する。すなわち、ブロック単位で可変長符号化が行われた画像情報は、各ブロックが異なる長さの符号化情報として詰めて配置して1ファイルとして格納されているので、かかる符号化画像情報を構成する各ブロックの復号化処理においては、基本的に、前のブロックの復号化処理が済んでいないと当該ブロックの格納場所が特定できない。従って、GPU102のような言わば汎用の並列処理機能を利用して各ブロックについての復号化処理を並列的に行うことができるようにするためには、各ブロックに係る符号化情報の格納場所が分かっており、それをGPU102の各コアに知らせる必要がある。従って、ここでは、各ブロックに係る符号化情報の格納場所の情報を符号化の段階で予め採取しておき、復号化処理では、それらの情報を、復号化の並列処理を担う各コアに予め知らせるという方法を採用する。以下、その工夫も含めて説明する。
図5は、本発明の画像情報処理方法の第2実施形態における画像情報の符号化を説明するための図であり、同図(a)は、処理手順を示すフローチャートであり、同図(b)は、それを説明するための図である。
まず、符号化ソフトウェアにより、同図(b)の上部に示すように画像情報をブロック単位で可変長復号化する(ステップS51)。このとき、前述のように各ブロックに係る符号化情報は、同図(b)の下部に示すように、各ブロック(ブロックA、ブロックB、・・)について詰めて符号化情報が構成されるが、そのとき、本発明に係る実施形態においては、各ブロックに係る符号化情報の格納先頭アドレスをヘッダ情報としてヘッダ領域に格納しておく(ステップS52)。なお、このとき、各先頭アドレスの情報についても、符号化した後に、ヘッダに格納するようにすれば、符号化画像情報の容量削減に寄与できる。典型的には、差分符号化が利用できる。
次に、アルファチャンネルに係る情報についてCPU101及びGPU102により復号化する処理について説明する。なお、RGBデータについての処理は、従来と同様、CPU101は、符号化情報をハードウェアデコーダ105に転送して復号化を依頼するのみであるのでここでは省略する。
図6は、本発明の画像情報処理方法の第2実施形態における画像情報の復号化を説明するための図であり、同図(a)は、CPU101の概要処理手順を示すフローチャートであり、同図(b)は、上位ユーザプログラム、Open CL、及びGPU102の各コアとの間にやり取りの例を説明するための図である。なお、同図(b)において、詳細には、Open CLとGPU102の間にはドライバが介在するという構成となっているがここでは省略している。
図6(a)において、まず、CPU101は、符号化された画像情報をハードディスク106から読み出し、ヘッダに格納された各ブロックの符号化情報の格納先頭アドレスが符号化(例えば、差分符号化)されている場合には、復号化してアドレスを再現する(ステップS61)。そして、CPU101は、復号化の命令と共に、アルファチャンネルに係る情報も含めて符号化画像情報をGPU102のメモリに転送する(ステップS62)。
図6(b)を参照して、CPU101からの上記復号化の指令においては、CPU101の上位プログラムは、Open CLに対して、対象となる符号化画像情報について復号化処理のリクエストを行う。このリクエストに含まれる情報としては、前述の、符号化情報のヘッダ(ヘッダ情報が格納されているメモリの箇所)に、各ブロックに係る符号化情報の格納先頭アドレスが含まれている旨の情報も含まれている。上位プログラムからリクエストを受けたOpen CLは、GPU102に対して、現在利用できるリソース(コア)の数を問い合わせ、その結果に応じて、利用できる各コアに対して復号化のリクエストを行う。具体的には、各コアに対して並列分散処理を指令する様相となる。ここには、各ブロックに係る符号化情報の格納先頭アドレスの情報(の格納場所)が含まれる。そして、各コアでの復号化処理が終了すると、Open CLは、その旨をCPU上位プログラムに知らせる。
なお、上述の第2実施形態においては、可変長符号化情報の各ブロックに係る格納場所を特定する情報として、格納先頭アドレスを採用したが、ヘッダ領域に格納する情報としては、他にも、例えば、各ブロックに係る可変長符号化情報のサイズであってもよい。
なお、Open CLと同様に、GPUで任意のプログラムを走らせるための機能としては、CUDA(Computer United Device Architecture)がある。しかしながら、このCUDAは、GPUの種類に依存するので、Open CLよりは汎用性に欠ける。
このように、第2実施形態によれば、アルファチャンネルに係る情報の復号化処理GPU102で行うようにしており、CPU101からGPU102へは圧縮符号化された状態で転送されるので、転送量削減による処理速度の向上が見込まれる。
本発明の画像情報処理方法は、例えば、パチンコ機等の遊技機において実現されている表示処理を、その開発過程においてパーソナルコンピュータ等の汎用情報処理装置で予め再現するような場合に利用できる。
101 CPU
102 GPU
103 ROM
104 RAM
105 ハードウェアデコーダ
106 ハードディスク
107 表示部

Claims (7)

  1. 複数の処理ユニットにより並列処理を行う画像処理ユニットと、
    RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報を圧縮符号化することにより得られた符号化画像情報のうちの前記RGBの情報に係る符号化画像情報に対して復号化処理を行うハードウェアデコーダと、
    前記画像処理ユニット及び前記ハードウェアデコーダの各々に処理の指令を与える中央処理ユニットと、
    を備えた汎用情報処理装置を利用したアルファチャンネルに係る情報を復号化処理する画像情報処理方法であって、
    専用符号化ソフトウェアにより、前記RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報をブロック単位で可変長符号化し、
    前記専用符号化ソフトウェアは、得られた符号化画像情報における各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報を前記符号化画像情報に付帯するヘッダ情報に含ませ、
    前記汎用情報処理装置は、前記符号化画像情報を導入し、
    前記中央処理ユニットは、前記符号化画像情報を伴って前記画像処理ユニットに対して、前記符号化画像情報のうちのアルファチャンネルに係る情報の復号化処理を指令し、
    前記画像処理ユニットは、前記ヘッダ情報に含まれた各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報に基づき、並列的に前記アルファチャンネルに係る情報の復号化処理を行うことを特徴とする画像情報処理方法。
  2. 前記中央処理ユニットは、前記画像処理ユニットの前記複数の処理ユニットに同時並列的に処理を与えることができるライブラリを介して、前記画像処理ユニットに前記指令を与えることを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  3. 前記ライブラリは、Open CLであることを特徴とする請求項に記載の画像情報処理方法。
  4. 各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報は、各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置の先頭アドレスであることを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  5. 各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報は、各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置の先頭アドレスの各々について、前後の差分をとった情報であることを特徴とする請求項4に記載の画像情報処理方法。
  6. 各ブロックに係る符号化画像情報の格納位置を示す情報は、各ブロックに係る符号化画像情報の各々のサイズであることを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
  7. 前記画像処理ユニットは、前記ハードウェアデコーダによる復号化により得られたRGBの情報と、当該ユニットによる復号化により得られたアルファチャンネルに係る情報とをマージすることにより、前記RGBの情報とアルファチャンネルに係る情報とで構成された画像情報を復元することを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理方法。
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