JP6248187B2 - プラズマセル内の対流を制御するための方法及びシステム - Google Patents

プラズマセル内の対流を制御するための方法及びシステム Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本願は、次に掲げる出願(複数を含む)(「関連出願」)からの最先の利用可能で有効な出願日(複数を含む)の利益に関連し、かつそれを主張する(例えば、仮特許出願以外の特許出願に関して最先の利用可能な優先日を主張する、または関連出願(複数を含む)のありとあらゆる親出願、祖父出願、曾祖父出願などに関して、仮特許出願の35USC§119(e)下での利益を主張する)。
関連出願
USPTO追加法的要件のために、本願は、「PLASMA CELL FLOW CONTROL」と題された、2013年5月29日に、Ilya Bezel、Anatoly Shchemelinin、及びMatthew Derstineを発明者として指定して出願された、米国仮特許出願第61/828,574号の米国仮特許出願の正規の(非仮)特許出願を構成する。
本発明は、一般的に、プラズマベースの光源に関し、より具体的には、ガス流れ制御能力を有するプラズマセルに関する。
限りなく小型のデバイス特徴を有する集積回路に対する需要が増加し続けていることに伴い、これらの限りなく縮小し続けるデバイスの検査のために使用される改善された照明源に対する要求が増し続けている。そのような照明源には、レーザ持続プラズマ源が含まれる。レーザ持続プラズマ光源は、高出力広帯域光をもたらすことが可能である。レーザ持続光源は、レーザ照射の焦点をガス体積に合わせることによって、アルゴンまたはキセノン等のガスを、光を放出することが可能なプラズマ状態に励起するように作用する。この効果は、通常、プラズマの「ポンピング」と称される。従来のプラズマセルは、プラズマを発生させるために使用されるガスを含有させるためのプラズマバルブを含む。一般に実装されたプラズマバルブは、不安定なガス流れを示す。不安定な流れは、通常、「空気の小刻みな動き」の結果として、プラズマにおけるノイズをもたらす。さらに、空気の小刻みな動きによって生じたプラズマ崩壊は、だんだん大きなバルブ形状因子とともに成長する傾向がある。
米国特許出願公開第2013/0106275号
したがって、上記に特定されたような欠陥を修正するためのシステム及び方法を提供することが望ましいであろう。
本発明の例示的な実施形態に従う、対流を制御するためのプラズマセルが開示される。1つの実施形態において、プラズマセルは、1つ以上の開口を有する透過素子を含んでもよい。別の実施形態において、プラズマセルは、透過素子の1つ以上の開口に設置され、透過素子内に、ガス体積を含有させるために透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジを含んでもよい。別の実施形態において、透過素子は、ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、プラズマは広帯域放射を放出し、プラズマセルの透過素子は、照明源によって発生させられた照明の少なくとも一部、及びプラズマによって放出された広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である。別の実施形態において、プラズマセルは、プラズマ発生領域より上かつ透過素子内に設置される上部流れ制御素子を含んでもよく、上部流れ制御素子は、プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、プラズマセルは、プラズマ発生領域より下かつ透過素子内に設置される下部流れ制御素子を含んでもよく、下部流れ制御素子は、ガスをプラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、上部流れ制御素子及び下部流れ制御素子は、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、透過素子内に配置される。
本発明のさらに例示的な実施形態に従う、対流を制御するためのプラズマセルが開示される。1つの実施形態において、プラズマセルは、プラズマバルブ内のガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成されたプラズマバルブを含んでもよく、プラズマは広帯域放射を放出し、プラズマバルブは照明源によって発生させられた照明の少なくとも一部、及びプラズマによって放出された広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である。別の実施形態において、プラズマセルは、プラズマ発生領域より上かつプラズマバルブ内に設置される上部流れ制御素子を含んでもよく、上部流れ制御素子は、プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、プラズマセルは、プラズマ発生領域より下かつプラズマバルブ内に設置される下部流れ制御素子を含んでもよく、下部流れ制御素子は、ガスをプラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、上部流れ制御素子及び下部流れ制御素子は、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、プラズマバルブ内に配置される。
本発明のさらに例示的な実施形態に従う、対流を制御するためのプラズマセルが開示される。1つの実施形態において、プラズマセルは、1つ以上の開口を有する透過素子を含んでもよい。別の実施形態において、プラズマセルは、透過素子の1つ以上の開口に設置され、透過素子内に、ガス体積を含有させるために透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジを含んでもよい。別の実施形態において、透過素子は、ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、プラズマは広帯域放射を放出し、プラズマセルの透過素子は、照明源によって発生させられた照明の少なくとも一部、及びプラズマによって放出された広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である。別の実施形態において、プラズマセルは、透過素子内に設置される1つ以上の流れ制御素子を含んでよい。別の実施形態において、1つ以上の流れ制御素子は、ガスを選択された方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、1つ以上の流れ制御素子は、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するために1つ以上のガス帰還流路を形成するために、透過素子内に配置される。
本発明のさらに例示的な実施形態に従う、プラズマセルにおける対流を制御するためのシステムが開示される。1つの実施形態において、本システムは、照明を発生させるように構成された照明源を含んでもよい。別の実施形態において、本システムは、1つ以上の開口を有する透過素子を含むプラズマセルを含んでもよい。別の実施形態において、本システムは、透過素子の1つ以上の開口に設置され、透過素子内に、ガス体積を含有させるために透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジを含んでよい。別の実施形態において、透過素子は、ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、プラズマは広帯域放射を放出し、プラズマセルの透過素子は、照明源によって発生させられた照明の少なくとも一部、及びプラズマによって放出された広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である。別の実施形態において、本システムは、プラズマ発生領域より上かつ透過素子内に設置される上部流れ制御素子を含んでもよく、上部流れ制御素子は、プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、本システムは、プラズマ発生領域より下かつ透過素子内に設置される下部流れ制御素子を含んでもよく、下部流れ制御素子は、ガスをプラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む。別の実施形態において、上部流れ制御素子及び下部流れ制御素子は、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、透過素子内に配置される。別の実施形態において、本システムは、プラズマセル内に含有されたガス体積内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明の焦点をガス体積に合わせるように配置されたコレクタ素子を含む。
本発明のさらに例示的な実施形態に従う、プラズマセルにおける対流を制御するための方法が開示される。1つの実施形態において、本方法は、照明を発生させることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、プラズマセル内に、ガス体積を含有させることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、発生させられた照明の少なくとも一部の焦点を、プラズマセルの透過素子を通して、プラズマセル内に含有されたガス体積の中へ合わせることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、焦点を合わせられた発生させられた照明の、プラズマセル内に含有されたガス体積の少なくとも一部による吸収を介してプラズマを形成することによって、広帯域放射を発生させることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、プラズマセルの透過素子を通して、広帯域放射の少なくとも一部を透過させることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、上部流れ制御素子の1つ以上の内部流路を用いて、プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、下部流れ制御素子の1つ以上の内部流路を用いて、ガスをプラズマ発生領域へと上方向に向けることを含んでもよい。別の実施形態において、本方法は、1つ以上のガス帰還流路を用いて、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域にガスを移送することを含んでもよい。
先述の一般的な説明及び後述の詳細な説明は両方とも、例示及び説明するものにすぎず、特許請求される本発明を必ずしも制限するものではないことが理解されるべきである。本明細書に組み込まれ、その一部をなす添付の図面は、一般的な説明とともに本発明の実施形態を図示し、本発明の原理を説明する役割を果たす。
本開示の多くの利点は、添付の図面を参照することによって、当業者により良く理解され得る。
本発明の一実施形態に従う、光維持プラズマを形成するためのシステムのハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、1つ以上の流れ制御素子に装備されたプラズマセルのハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、1つ以上の流れ制御素子に装備されたプラズマセルのハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、放射線遮蔽としての役割を果たすように配置された上部流れ制御素子のハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、反射性材料でコーティングされた内部流路を含む上部流れ制御素子のハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、上部流れ制御素子の外部表面上の旋条特徴を含む上部流れ制御素子のハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、上部流れ制御素子の内部流路の表面上の旋条特徴を含む上部流れ制御素子のハイレベルな概略図である。 本発明の一実施形態に従う、1つ以上の流れ制御素子に装備されたプラズマセルの断面図である。 本発明の一実施形態に従う、プラズマセルにおける対流を制御するための方法を示すフロー図である。
これより、添付の図面に示される、開示された主題に対して詳細に参照がなされる。
図1A〜2を概して参照すると、プラズマセル内で対流を制御するためのシステム及び方法が、本開示に従って記載される。本開示の実施形態は、光持続プラズマ光源による放射の発生を対象とする。本発明の実施形態は、プラズマセル内でプラズマを持続するために使用されるポンピング光(例えば、レーザ源からの光)及びプラズマによって放出される広帯域放射の両方に対して透明である透過素子(またはバルブ)が装備されたプラズマセルを提供する。本開示のさらなる実施形態は、上部流れ制御素子及び下部流れ制御素子を用いて、プラズマセルを通してガス及び/またはプラズマ流れを提供する。これらの制御素子は、プラズマセルのプラズマ発生領域中へのガス流れを制御し、また、プラズマ発生領域より上の領域からプラズマ発生領域より下の領域への冷却ガスの帰還を制御することを助ける役割を果たし得る。本発明の実施形態は、ガス帰還ループにおけるガス流れを制御する(例えば、速度を制御する)ことができ、プラズマセルがプラズマをポンピングするために使用される光伝播(例えば、レーザ伝播)の領域を通して定常流れパターンを維持するのを可能にする。本開示の実施形態はまた、プラズマセルの能動冷却/加熱素子、ならびに熱または機械ポンプ等の対流増大素子を介して、プラズマセルを通してガス流速の能動的制御を提供することもできる。
図1A〜1Hは、本発明の実施形態に従う、広帯域照明を放出するのに適している光持続プラズマを形成するためのシステム100を示す。不活性ガス種内のプラズマの発生は、概して、2007年4月2日に出願された米国特許出願第11/695,348号、及び2006年3月31日に出願された米国特許出願第11/395,523号に記載されており、これらは、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。種々のプラズマセル設計及びプラズマ制御機構は、2012年10月9日に出願された米国特許出願第13/647,680号に記載されており、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。プラズマの発生はまた、概して、2014年3月25日に出願された米国特許出願第14/224,945号に記載されており、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
1つの実施形態において、システム100は、赤外線放射等であるが、これに限定されない、選択された波長または波長範囲の照明を発生させるように構成された照明源101(例えば、1つ以上のレーザ)を含む。別の実施形態において、システム100は、プラズマ104を発生または維持するために、プラズマセル102を含む。別の実施形態において、プラズマセル102は、透過素子108を含む。1つの実施形態において、透過素子108は、プラズマセル102内に含有されたガス体積のプラズマ発生領域111内にプラズマ104を発生させるために、照明源101からの照明を受光するように構成される。この点において、透過素子108は、照明源101によって発生させられた照明に対して少なくとも部分的に透明であり、照明源101によって送達される(例えば、光ファイバー連結を介して送達されるか、または自由空間連結を介して送達される)照明が透過素子108を通ってプラズマセル102に透過することを可能にする。別の実施形態において、照明源101からの照明を吸収する際、プラズマ104は、広帯域放射(例えば、広帯域IR、広帯域可視、広帯域UV、広帯域DUV、及び/または広帯域EUV放射)を放出する。別の実施形態において、プラズマセル102の透過素子108は、プラズマ104によって放出された広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である。
別の実施形態において、プラズマセル102は、1つ以上の流れ制御素子を含む。1つの実施形態において、プラズマセル102の1つ以上の流れ制御素子は、上部流れ制御素子106を含む。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106は、上部偏向器を含む。例えば、上部流れ制御素子106は、所望の経路に沿ってプルーム/ガス流れを偏向させるのに適しているプルーム及び/またはガス流れ偏向器を含み得る。別の実施形態において、プラズマセル102の1つ以上の流れ制御素子は、下部流れ制御素子107を含む。別の実施形態において、下部流れ制御素子107は、下部偏向器を含む。例えば、下部流れ制御素子107は、所望の経路に沿ってガス流れを偏向させるのに適しているガス流れ誘導部を含み得る。
別の実施形態において、上部流れ制御素子106は、1つ以上の内部流路109aを含む。例えば、上部流れ制御素子106の1つ以上の内部流路109aは、プラズマ104のプルームを上方向に向ける役割を果たし得る。別の例として、図1B及び1Cに示されるように、上部流れ制御素子106の1つ以上の内部流路109aは、プラズマからの熱ガス112を上方向に向ける役割を果たし得る。別の実施形態において、下部流れ制御素子107は、1つ以上の内部流路109bを含む。例えば、図1B及び1Cに示されるように、下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109bは、プラズマ104のガスを上方向に及び/またはガスを上方向に向ける役割を果たし得る。
1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び下部流れ制御素子107は、プラズマ発生領域111より上の領域からプラズマ発生領域111より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路110を形成するために、透過素子108内に配置される。例えば、下部内部流路109bは、ガスをプラズマ発生区域111へと上方向に向け得る。次いで、上部内部流路109aは、プラズマ104のプルーム及び/またはプラズマ104からの熱ガスを上部流れ制御素子106より上の領域へと上方向に向け得る。次いで、上部流れ制御素子106より上の領域に運ばれたガスは、冷却(例えば、自然冷却または熱交換素子126(例えば、熱交換器)による冷却を行い得る。さらに、ガスは、流れ制御素子106、107の外表面及びプラズマセル102(例えば、透過素子108、フランジ122、124等)の内壁によって画定される1つ以上のガス帰還流路110を介してプラズマセル102の下部部分にさらに向けられ得る。本明細書においてさらに詳細に論じられるように、本明細書に記載され、かつ図1B及び1Cに示されるガス流れループは、1つ以上のガスポンプ(例えば、熱ポンプまたは機械ポンプ)を介して増大され得る。
1つの実施形態において、上部流れ制御素子107は、1つ以上の上部循環ループ118を形成するように構成される。例えば、図1B及び1Cに示されるように、上部流れ制御素子106は、上部循環ループ118を形成するために、透過素子108(及び終端上部部分(例えば、上部フランジ122))内に配置され得る。
1つの実施形態において、下部流れ制御素子106は、1つ以上の下部循環ループ120を形成するように構成される。例えば、図1B及び1Cに示されるように、下部流れ制御素子106は、下部循環ループ120を形成するために、透過素子108(及び終端下部部分(例えば、下部フランジ124))内に配置され得る。
別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び下部流れ制御素子107は、1つ以上の上部循環ループ118から1つ以上の下部循環ループ120にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路110を形成するために、透過素子108内に配置される。この点において、上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子、及び透過素子108の内壁によって、少なくとも一部において帰還流路110として形成されたものの1つ以上は、1つ以上の上部循環ループ118を1つ以上の下部循環ループ120と流体的に連結する役割を果たし得る。
この点において、上部流れ制御素子106及び下部流れ制御素子107は、プラズマ104のプルームからのガス112の流れとプラズマ104に送達されるガス114の流れとの均衡を保つように構成され得る。例えば、上部流れ制御素子106及び下部流れ制御素子107は、プラズマ104のプルームからのガス112の流れとプラズマ104に送達されるガス114の流れとの均衡を保つのに適した様式で、透過素子108の内壁に対して成形され得る及び/または位置付けられ得る。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び下部流れ制御素子107は、1つ以上の中央循環ループ116のガス流量を選択されたレベルまたはそれより下に維持するために、プラズマ104のプルームからのガス112の流れとプラズマ104に送達されるガス114の流れとの均衡を保つように構成され得る。プラズマ104に向かう下部流れ制御素子107を通るガス流れ114及び上部制御素子106を通るガス流れ112が、吸引流れ113を誘発し得、これにより中央循環ループ116内の流れの安定性を与え得ることが、本明細書において留意される。ガス帰還ループ110内のガス流れの速度の低下が、照明源101からの光伝播(例えば、レーザ伝播)の全領域を通して定常流れパターンを維持するのに役立ち得ることが認識される。さらに、プラズマ104に送達されるガスの量とプラズマ104のプルームからのガス流れとの均衡を保つことにより、1つ以上の中央循環ループ116のガス流れの流量の最小化(または少なくとも低下)をもたらし得る。中央循環ループ116の流量のそのような最小化、または少なくとも低下が、流れ(例えば、層流流れ)における安定性の増加をもたらし得ることが、本明細書においてさらに留意される。
上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107が、本開示を通して記載されるように、所望のガス流れ帰還流路を構築するのに適した任意の形状を呈し得ることが、本明細書において認識される。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、実質的には、1つ以上の幾何学的形状で構成されている。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、対称である。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、円筒状に対称である。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、1つ以上の円錐部分(例えば、錐体、切頂錐体等)を含んでもよい。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、1つ以上の円筒部分(例えば、円筒)を含んでもよい。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、複合構造体を有してもよい。例えば、図1B〜Cに示されるように、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の複合構造体は、円錐部分及び円筒部分を含んでもよい。上記の説明及び図1A〜1Cに示される実施形態が、限定されないが、単に例示目的のために提供されることが、本明細書においてさらに留意される。上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、例えば、円錐体、切頂円錐体、円筒、角柱(例えば、三角柱、台形柱体、平行六面体、六角柱、八角柱等)、先細角柱、楕円、錐台等であるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の幾何学的形状、幾何学的形状の一部、または幾何学的形状の組み合わせを含み得る。
1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、円筒状に対称でない。円筒状に対称でないプラズマセル102における構造体の使用は、水平面におけるガス流れを安定化させるのに役立ち得ることが、本明細書において留意される。例えば、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、長方形断面を有する構造体を含んでもよい。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、非対称である。
図1B及び1Cに示されるように、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bが、所望のガス流れループを構築するのに適した任意の形状を呈し得ることが、本明細書においてさらに認識される。上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bが、当該技術分野で既知の任意の技術によって形成され得ることが、本明細書において認識される。例えば、内部流路109a、109bは、1つ以上の制御素子106、107の鋳造または成形プロセス中に形成され得る。別の例として、内部流路109a、109bは、1つ以上の制御素子106、107の機械加工プロセス中に形成され得る。
1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107において形成される1つ以上の内部流路109a、109bは、当該技術分野で既知の任意の幾何学的形状を有し得る。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、非対称である。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、対称である。
1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、円筒状に対称である。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、1つ以上の円錐部分(例えば、錐体、切頂錐体等)を含んでもよい。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、1つ以上の円筒部分(例えば、円筒)を含んでもよい。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、複合構造体を有してもよい。例えば、図1B〜Cに示されるように、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bの複合構造体は、円錐部分及び円筒部分を含んでもよい。上記の説明及び図1A〜1Cに示される実施形態が、限定されないが、単に例示目的のために提供されることが、本明細書においてさらに留意される。上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109a、109bは、例えば、円錐体、切頂円錐体、円筒、角柱(例えば、三角柱、台形柱体、平行六面体、六角柱、八角柱等)、先細角柱、楕円、錐台等であるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の幾何学的形状、幾何学的形状の一部、または幾何学的形状の組み合わせを含み得る。
別の実施形態において、1つ以上の対流増大素子115は、下部流れ制御素子107の上部流れ制御素子106の1つ以上の内部流路109a、109b内に設置される。例えば、図1B及び1Cに示されるように、対流増大素子115は、下部流れ制御素子107の内部流路109b内に設置される。別の例として、示されていないが、対流増大素子115は、上部流れ制御素子106の内部流路109a内に設置されてもよい。
1つの実施形態において、1つ以上の内部流路109a、109b内に設置される1つ以上の対流増大素子115は、1つ以上のガスポンプを含んでもよいが、これらに限定されない。1つ以上の内部流路109a、109b内の1つ以上のガスポンプの使用が、プラズマ104に向けられる対流流れを増大し得ることが、本明細書において留意される。例えば、下部流れ制御素子107の内部流路109bは、プラズマ104にガス流れを提供するために対流増大素子115を含んでもよい。別の実施形態において、1つ以上の内部流路109a、109b内に設置される1つ以上の対流増大素子115は、1つ以上の熱ガスポンプを含んでもよいが、これらに限定されない。熱ポンプが、当該技術分野で既知の任意の形状を呈し得ることが、本明細書において留意される。例えば、1つ以上の内部流路109a、109b内に設置される1つ以上の対流増大素子115は、加熱棒(例えば、円筒、先細状の棒等)または加熱パイプ(図1B及び1Cに示される)を含んでもよいが、これらに限定されない。本発明の熱ポンプが、当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得ることがさらに留意される。例えば、1つ以上の対流増大素子は、タングステン、アルミニウム、銅等から形成されてもよいが、それらから形成される必要はない。さらに、熱ポンプとして使用される加熱棒または加熱パイプが、プラズマ104からの放射の吸収によって加熱され得ることが、本明細書において認識される(図1Eを参照のこと)。
別において、下部流れ制御素子107はそれ自体、プラズマ104にガス流れを起こすために加熱されてもよい。例えば、下部流れ制御素子107は、プラズマ104からの放射によって加熱され得るか、または外部熱源によって(例えば、熱交換器(図示せず)を介して)加熱され得る。
他の実施形態において、1つ以上の対流増大素子115は、ホロージェット、機械ポンプ、または外部再循環ポンプを含んでもよいが、これらに限定されない。例えば、下部流れ制御素子107の内部流路109bは、プラズマ104にガス流れを提供するために、ホロージェット、機械ポンプ、機械送風機(例えば、磁気的に連結された扇風機)、外部再循環ポンプ、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
プラズマセル102の上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子107、及び1つ以上の対流増大素子115は、当該技術分野で既知の任意の様式で機械的に安定化され得ることが、本明細書において留意される。例えば、明瞭さの理由のために示されてはいないが、プラズマセル102は、プラズマセル102の上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子107、及び1つ以上の対流増大素子115を機械的に固定するために使用される1つ以上の安定化構造体を含んでもよい。いくつかの実施形態において、1つ以上の対流増大素子115は、流れ制御素子106、107の内壁に機械的に連結され得る。他の実施形態において、1つ以上の対流増大素子115は、フランジ122、124に機械的に連結され得る。
別の実施形態において、図1Cに示されるように、プラズマセル102は、1つ以上の熱制御素子を含んでもよい。例えば、1つ以上の温度制御素子は、プラズマセル102の内側または外側に設置されてもよい。温度制御素子は、プラズマセル102、プラズマ104、ガス、透過素子108(もしくはバルブ)、1つ以上のフランジ122、124、上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子107、1つ以上の対流増大素子115、及び/またはプラズマプルーム(図示せず)の温度を制御するために使用される当該技術分野で既知の任意の温度制御素子を含んでもよい。
1つの実施形態において、1つ以上の温度制御素子は、プラズマセル102に対して外部の媒体(例えば、外部のヒートシンク)に熱エネルギーを移送することによって、プラズマセル102、プラズマ104、ガス、透過素子108(もしくはバルブ)、1つ以上のフランジ122、124、上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子107、1つ以上の対流増大素子115、及び/またはプラズマのプラズマプルームを冷却するために使用してもよい。1つの実施形態において、温度制御素子は、プラズマセル102、プラズマ104、ガス、透過素子108(もしくはバルブ)、1つ以上のフランジ122、124、上部流れ制御素子106、下部流れ制御素子107、1つ以上の対流増大素子115、及び/またはプラズマプルームを冷却するための冷却素子を含んでもよいが、これらに限定されない。
1つの実施形態において、プラズマセル102は、プラズマセル102の一部分に/から、外部の媒体から/に、熱を移送するために適している熱交換器126を含んでもよい。例えば、図1Cに示されるように、熱交換器126は、プラズマセル102内に及び上部流れ制御素子106に近接して位置付けられ得る。この点において、熱交換器126は、上部流れ制御素子106(ならびに上部流れ制御素子106によって制御されたガス及び/またはプルーム)からの熱を外部の媒体に容易に移送することができる。別の例として、示されていないが、熱交換器126は、プラズマセル102内に及び下部流れ制御素子107に近接して位置付けられ得る。この点において、熱交換器126は、熱を、下部流れ制御素子106に/から、外部の媒体から/に、熱を容易に移送することができる。
別の実施形態において、プラズマセル102は、1つ以上の冷却フィードスルー128、130(例えば、水冷却または加熱パイプ)を含んでもよい。1つの実施形態において、1つ以上の冷却フィードスルー128、130は、上部流れ制御素子106及び/または1つ以上の下部流れ制御素子107からの熱を外部の媒体に移送することができる。別の実施形態において、1つ以上の冷却フィードスルー128、130(例えば、水冷却または加熱パイプ)は、熱交換器126と熱連通して取り付けられてもよい。例えば、熱交換器126は、上部流れ制御素子106または下部流れ制御素子107と熱連通して取り付けられてもよい。同様に、1つ以上の冷却フィードスルー128、130は、熱交換器126からの熱を外部の媒体に移送し、それにより、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107に能動的な冷却経路を提供してもよい。上部流れ制御素子106の場合は、熱制御素子(例えば、熱交換器126及び冷却フィードスルー128)が、ガス帰還流路110を介して冷却ガス帰還を促進し得ることが、本明細書において留意される。この点において、熱交換器126及び冷却フィードスルー128は、上部流れ制御素子106の内部流路109aを流出する場合、ガス/プルームを冷却する役割を果たし得る。冷却時、ガスは、1つ以上のガス帰還ループ110を介してプラズマ104より下の領域に帰還し、下部流れ制御素子107を介してプラズマ発生領域111に戻ってくる。熱制御素子によって行われる冷却(もしくは加熱)の量の調節及び/または1つ以上の対流増大素子115によって行われる熱ポンピングを通して、プラズマセル102(またはユーザーインターフェースを介したプラズマセルのユーザー)が、プラズマセル102の様々な部分においてガス流量を能動的に制御し得ることが、本明細書においてさらに認識される。
熱伝達素子の利用は、概して、2012年10月9日に出願された米国特許出願第13/647,680号に記載されており、これは、その全体が上述の参照により組み込まれる。熱伝達素子の利用はまた、概して、2010年5月26日に出願された米国特許出願第12/787,827号にも記載されており、これは、その全体が上述の参照により組み込まれる。熱伝達素子の利用はまた、概して、2014年3月25日に出願された米国特許出願第14/224,945号にも記載されており、これは、その全体が上述の参照により組み込まれる。
図1Dは、本発明の実施形態に従う、構成要素131をプラズマ104(または照明源)によって放出された放射から少なくとも部分的に遮蔽するように配置された上部流れ制御素子106の簡易化した概略図を示す。例えば、上部流れ制御素子106は、プラズマ104によって放出された放射の少なくとも一部を吸収または反射するように位置付けられ、それによって、構成要素131を放射線誘発分解から遮蔽することができる。構成要素131は、放射線分解に供されるプラズマセル102の任意の構成要素を含み得ることが本明細書において留意される。例えば、構成要素は、透過素子108とフランジ122との間に真空を形成するために使用される密封物を含んでもよいが、これに限定されない。図1Dは、上部流れ制御素子106に焦点を合わせているが、下部流れ制御素子107もまた、構成要素をプラズマ104(または照明源101)によって放出された放射から少なくとも部分的に遮蔽するように配置され得ることが本明細書において認識される。
図1Eは、本発明の一実施形態に従う、反射性材料133でコーティングされた内部流路109aの壁を含む上部流れ制御素子106の簡易化された概略図を示す。例えば、上部流れ制御素子106の内部流路109aは、プラズマ104によって放出された放射(例えば、VUV、DUV、UV及び/または可視)の所望のスペクトル範囲に反射する材料133でコーティングされ得る。例えば、上部流れ制御素子106は、プラズマ104によって放出された放射の一部に反射する金属材料でコーティングされ得る。この点において、コーティングされた内部流路109aは、プラズマ104によって放出された放射への導波路としての機能を果たし、放射を選択された標的に誘導することができる。例えば、図1Eに示されるように、内部流路109aの壁上に設置されたコーティング層133は、放射を熱ポンプ135に誘導する役割を果たし得る。この点において、誘導された放射は、本明細書において上述されるように、熱ポンプ135を加熱する役割を果たし得る。上述の説明は、上部流れ制御素子109aの内部流路109における反射層133の実装に焦点を合わせているが、これは下部流れ制御素子109bにまで及び得ることが本明細書において留意される。例えば、示されていないが、下部流れ制御素子107の内部流路109bは、プラズマ104によって放出された放射(例えば、VUV、DUV、UV、及び/または可視)の所望のスペクトル範囲に反射する材料でコーティングされ得る。流れ制御素子106、107の内部流路109a、109bの壁をコーティングするために使用されるコーティング材料は、VUV、DUV、UV、及び/または可視放射を誘導するために使用される当該技術分野で既知の任意の金属または非金属材料を含み得ることが本明細書において留意される。
図1F及び1Gは、プラズマセル102内のガスの流れに回転または渦巻き運動を与えるように構成された上部流れ制御素子106または下部流れ制御素子107の外部表面または内部表面上に形成される1つ以上の特徴の概略図を示す。1つの実施形態において、図1Fに示されるように、上部流れ制御素子106は、プラズマセル102内のガスの流れに回転または渦巻き運動を与えるのに適している上部流れ制御素子106(または下部流れ制御素子107)の内部表面上に形成される1つ以上の特徴を含んでもよい。例えば、上部流れ制御素子106の内部流路109aの内壁は、内部流路109aを流れるガスに回転または渦巻き運動を与えるように構成された旋条特徴136を含んでもよい。別の実施形態において、示されていないが、下部流れ制御素子107は、プラズマセル102内でガスの流れに回転または渦巻き運動を与えるのに適している下部流れ制御素子107の内部表面上に形成される1つ以上の特徴を含んでもよい。例えば、下部流れ制御素子107の内部流路109bの内壁はまた、内部流路109bを流れるガスに回転または渦巻き運動を与えるように構成された旋条特徴136を含んでもよい。
別の実施形態において、図1Gに示されるように、上部流れ制御素子106は、プラズマセル102内のガスの流れに回転または渦巻き運動を与えるのに適している上部流れ制御素子106(または下部流れ制御素子107)の外部表面上に形成される1つ以上の特徴を含んでもよい。例えば、上部流れ制御素子106の外壁は、プラズマセル102を流れるガスに回転または渦巻き運動を与えるように構成された旋条特徴138を含んでもよい。別の実施形態において、示されていないが、下部流れ制御素子107は、プラズマセル102内のガスの流れに回転または渦巻き運動を与えるのに適している下部流れ制御素子107の内部表面上に形成される1つ以上の特徴を含んでもよい。例えば、下部流れ制御素子107の外壁はまた、プラズマセル102を流れるガスに回転または渦巻き運動を与えるように構成された旋条特徴138を含んでもよい。
上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、所望の一連の加熱、電気的、及び機械的特性を構築するために、当該技術分野で既知の任意の好適な材料から構成され得ることが、本明細書において認識される。1つの実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、金属材料から形成され得る。例えば、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107がプラズマセル102の電極としての機能をも果たすような多目的である状況において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、電極に好適な材料から構成され得る。例えば、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、アルミニウム、銅等を含んでもよいが、これらに限定されない。別の実施形態において、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、非金属材料から形成され得る。例えば、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、プラズマセル102において使用されるガスまたはガス混合物が金属を有することができない場合には、非金属材料から構成され得る。例えば、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、セラミック材料を含んでもよいが、これらに限定されない。
図1B及び1Cを再度参照すると、別の実施形態において、透過素子108は、1つ以上の開口(例えば、上部及び下部開口)を有し得る。別の実施形態において、1つ以上のフランジ122、124は、透過素子108の1つ以上の開口122、124で設置される。1つの実施形態において、1つ以上のフランジ122、124は、プラズマセル102の透過素子108の本体内に、ガス体積を含有させるために透過素子108の内部体積を囲い込むように構成される。1つの実施形態において、1つ以上の開口は、透過素子108の1つ以上の末端部分に位置し得る。例えば、図1B及び1Cに示されるように、第1の開口は、透過素子108の第1の末端部分(例えば、上部部分)に位置し得るが、一方、第2の開口は、透過素子108の第1の末端部分と反対側の第2の末端部分(例えば、下部部分)に位置し得る。別の実施形態において、図1B及び1Cに示されるように、1つ以上のフランジ122、124は、透過素子の1つ以上の末端部分で透過素子108を終端させるように配置される。例えば、第1のフランジ122は、第1の開口で透過素子108を終端させるように位置付けられ得、一方、第2のフランジ124は、第2の開口で透過素子108を終端させるように位置付けられ得る。別の実施形態において、第1の開口及び第2の開口は、透過素子108の内部体積が第1の開口から第2の開口に継続するように、互いに流体連通している。別の実施形態において、示されていないが、プラズマセル102は、1つ以上の密閉物を含む。1つの実施形態において、密閉物は、透過素子108の本体と1つ以上のフランジ122、124との間に密閉物を提供するように構成される。プラズマセル102の密閉物は、当該技術分野で既知の任意の密閉物を含んでもよい。例えば、密閉物は、ろう付け、弾性シール、Oリング、Cリング、金属シール等を含んでもよいが、これらに限定されない。1つの実施形態において、密閉物は、1つ以上の軟質金属合金、例えば、インジウム系合金を含んでもよい。別の実施形態において、密閉物は、インジウムコーティングしたCリングを含んでもよい。フランジが付いたプラズマセルにおけるプラズマの発生はまた、2014年3月31日に出願された米国特許出願第14/231,196号に記載されており、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示は、概して、図1A〜1C及び1Eに示されるように、透過素子108を含むプラズマセル102に焦点を合わせるが、これは、限定されず、例示として解釈されるべきであることが本明細書において留意される。プラズマセル102は、プラズマ104を開始する及び/または維持するのに適している多くのガス含有構造体を含んでもよい。例えば、プラズマセル102は、プラズマ104を開始する及び/または維持するのに適しているプラズマバルブ(図示せず)を含んでもよいが、これに限定されない。流れ制御素子106、107及びプラズマセル102の関連内部構造体に関して本明細書に記載される様々な構成要素及び構造体が、プラズマバルブを実装する実施形態にまで及び得ることが本明細書においてさらに留意される。プラズマバルブの実装は、概して、2007年4月2日に出願された米国特許出願第11/695,348号、2006年3月31に出願された米国特許出願第11/395,523号、及び2012年10月9日に出願された米国特許出願第13/647,680号において記載されており、これらはそれぞれ、それらの全体が参照により本明細書において上述に組み込まれる。
1つの実施形態において、プラズマセル102は、好適な照明の吸収の際に、プラズマを発生させるのに適している当該技術分野で既知の任意の選択されたガス(例えば、アルゴン、キセノン、水銀等)を含有し得る。1つの実施形態において、照明源101からの照明103の焦点をガス体積に合わせることにより、透過素子108内のガスまたはプラズマの1つ以上の選択された吸収線を通じてエネルギーが吸収され、それによって、ガス種を「ポンピング」して、プラズマを発生または持続する。別の実施形態において、示されていないが、プラズマセル102は、透過素子108の内部体積103内のプラズマ104を開始するために一連の電極を含むことができ、それによって、照明源101からの照明源103が、電極による点火後のプラズマ104を維持する。別の実施形態において、上述のように、上部流れ制御素子106及び/または下部流れ制御素子107は、透過素子108の内部体積内のプラズマ104を開始するためにプラズマセル102の電極としての機能を果たすように構成することができ、それによって、照明源101からの照明源103が、電極による点火後のプラズマ104を維持する。
システム100は、多様なガス環境においてプラズマ104を開始及び/または持続するために利用し得ることが本明細書において企図される。1つの実施形態において、プラズマ104を開始及び/または持続するために使用されるガスは、不活性ガス(例えば、希ガスもしくは非希ガス)または非不活性ガス(例えば、水銀)を含み得る。別の実施形態において、プラズマ104を開始及び/または持続するために使用されるガスは、ガスの混合物(例えば、不活性ガスの混合物、不活性ガスと非不活性ガスの混合物、または非不活性ガスの混合物)を含み得る。例えば、プラズマ104を発生させるために使用されるガス体積は、アルゴンを含み得ることが、本明細書において予期される。例えば、ガスは、5atmを超過した圧力(例えば、20〜50atm)下に置かれる実質的に純粋なアルゴンガスを含み得る。別の例では、ガスは、5atmを超過した圧力(例えば、20〜50atm)下に置かれる実質的に純粋なクリプトンガスを含み得る。別の例では、ガス103は、アルゴンガスと追加のガスの混合物を含み得る。
本発明は、多くのガスにまで及び得ることがさらに留意される。例えば、本発明における実装に適しているガスは、Xe、Ar、Ne、Kr、He、N、HO、O、H、D、F、CH、1つ以上の金属ハロゲン化物、ハロゲン、Hg、Cd、Zn、Sn、Ga、Fe、Li、Na、Ar:Xe、ArHg、KrHg、XeHg等を含んでもよいが、これらに限定されない。一般的に、本発明は、任意の光ポンププラズマ発生システムにまで及ぶと解釈されるべきであり、かつ、プラズマセル内のプラズマを持続するのに適している任意の種類のガスにまで及ぶとさらに解釈されるべきである。
システム100の透過素子108(またはバルブ)は、プラズマ104によって発生させられた放射に対して少なくとも部分的に透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。1つの実施形態において、システム100の透過素子108は、プラズマ104によって発生させられたVUV放射に対して少なくとも部分的に透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。別の実施形態において、システム100の透過素子108は、プラズマ104によって発生させられたDUV放射に対して少なくとも部分的に透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。別の実施形態において、システム100の透過素子108は、プラズマ104によって発生させられたUV放射に対して少なくとも部分的に透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。別の実施形態において、システム100の透過素子108は、プラズマ104によって発生させられた可視光に対して少なくとも部分的に透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。
別の実施形態において、透過素子108(またはバルブ)は、照明源101からの放射103(例えば、IR放射)に対して透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。別の実施形態において、透過素子108(またはバルブ)は、照明源101(例えば、IR源)からの放射及び透過素子108の体積内に含有されたプラズマ104によって放出された放射(例えば、VUV放射、DUV放射、UV放射、及び/または可視放射)の両方に対して透明である当該技術分野で既知の任意の材料から形成され得る。いくつかの実施形態において、透過素子108(またはバルブ)は、低OH含有量の溶融シリカガラス材料から形成され得る。他の実施形態において、透過素子108(またはバルブ)は、高OH含有量の溶融シリカガラス材料から形成され得る。例えば、透過素子108(またはバルブ)は、SUPRASIL1、SUPRASIL2、SUPRASIL300、SUPRASIL310、HERALUX PLUS、HERALUX−VUV等を含んでもよいが、これらに限定されない。他の実施形態において、透過素子108(またはバルブ)は、フッ化カルシウム(CaF)、フッ化マグネシウム(MgF)、結晶水晶、及びサファイアを含んでもよいが、これらに限定されない。CaF、MgF、結晶水晶、及びサファイア等であるが、これらに限定されない材料は、短波長放射(例えば、λ<190nm)に対して透明性を与えることが本明細書において留意される。本発明のガラスバルブにおける実装に適している様々なガラスは、A.Schreiber et al.,Radiation Resistance of Quartz Glass for VUV Discharge Lamps,J.Phys.D:Appl.Phys.38(2005),3242−3250において詳細に論じられ、これは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
透過素子108(またはバルブ)は、当該技術分野で既知の任意の形状を呈し得る。1つの実施形態において、図1B及び1Cに示されるように、透過素子108は、円筒形を有し得る。別の実施形態において、示されていないが、透過素子108は、球形または楕円形を有し得る。別の実施形態において、示されていないが、透過素子108は、複合形状を有し得る。例えば、透過素子108の形状は、2つ以上の形状の組み合わせからなり得る。例えば、透過素子108の形状は、プラズマ104を含有させるように配置された球または楕円の中心部分、ならびに1つ以上の球または楕円の中心部分より上及び/またはそれより下に延在する1つ以上の円筒部分、からなり得、それによって、1つ以上の円筒部分は、1つ以上のフランジ122、124に連結される。図1Bに示されるように、透過素子108が円筒形である場合は、透過素子108の1つ以上の開口は、円筒形状の透過素子108の末端部分に位置し得る。この点において、透過素子108は、中空の円筒の形態をとり、それによって、流路は、第1の開口(上部開口)から第2の開口(下部開口)に延在する。別の実施形態において、透過素子108の壁(複数を含む)とともに第1のフランジ122及び第2のフランジ124は、透過素子108の流路内に、ガス体積を含有させる役目を果たす。この配置は、本明細書において上述されるように、様々な透過素子108の形状にまで及び得ることが本明細書において認識される。
プラズマバルブがプラズマセル102内に実装される状況において、プラズマバルブもまた、当該技術分野で既知の任意の形状を呈し得る。1つの実施形態において、プラズマバルブは、円筒形を有し得る。別の実施形態において、プラズマバルブは、球形または楕円形を有し得る。別の実施形態において、プラズマバルブは、複合形状を有し得る。例えば、プラズマバルブの形状は、2つ以上の形状の組み合わせからなり得る。例えば、プラズマバルブの形状は、プラズマ104を含有させるように配置された球または楕円の中心部分、ならびに球または楕円の中心部分より上及び/またはそれより下に延在する1つ以上の円筒部分、からなり得る。
別の実施形態において、システム100は、照明源101から発する照明の焦点をプラズマセル102の透過素子108(またはバルブ)内に含有されたガス体積に合わせるように構成されたコレクタ/反射素子105を含む。コレクタ素子105は、照明源101から発する照明の焦点をプラズマセル102内に含有されたガス体積に合わせるのに適している当該技術分野で既知の任意の物理的構成を呈し得る。1つの実施形態において、図1Aに示されるように、コレクタ素子105は、照明源101からの照明103を受光し、照明103の焦点をプラズマセル102内に含有されたガス体積に合わせるのに適している反射内部表面を有する凹状領域を含み得る。例えば、図1Aに示されるように、コレクタ素子105は、反射内部表面を有する楕円形のコレクタ素子105を含み得る。
別の実施形態において、コレクタ素子105は、プラズマ104によって放出された広帯域照明142(例えば、VUV放射、DUV放射、UV放射、及び/または可視放射)を集光し、かつ、広帯域照明を1つ以上の追加の光学素子(例えば、フィルター150、ホモジナイザ152等)に向けるように配置される。例えば、コレクタ素子105は、プラズマ104によって放出されたVUV広帯域放射、DUV放射、UV放射、または可視放射のうちの少なくとも1つを集光し、かつ、広帯域照明142を1つ以上の下流の光学素子に向け得る。この点において、プラズマセル102は、VUV放射、UV放射、及び/または可視放射を、検査ツールまたは計測ツール等であるが、これらに限定されない、当該技術分野で既知の任意の光学的特徴づけシステムの下流の光学素子に送達し得る。システム100のプラズマセル102は、DUV放射、VUV放射、UV放射、及び可視放射が含まれるが、これらに限定されない、様々なスペクトル範囲において有用な放射を放出し得ることが本明細書において留意される。
1つの実施形態において、システム100は、種々の追加の光学素子を含んでもよい。1つの実施形態において、一連の追加的な光学系は、プラズマ104から発する広帯域光を集光するように構成された収集光学系を含んでもよい。例えば、システム100は、コレクタ素子105からの照明を、ホモジナイザ152等であるが、これに限定されない、下流の光学系に向けるように配置されたコールドミラー148を含んでもよい。
別の実施形態において、一連の光学系は、システム100の照明経路または集光経路のいずれかに沿って取り付けられた1つ以上のレンズ(例えば、レンズ144)を含んでもよい。1つ以上のレンズは、照明源101からの照明の焦点をプラズマセル102内のガス体積に合わせるために利用され得る。あるいは、1つ以上の追加のレンズは、プラズマ104から発する広帯域光の焦点を選択された標的(図示せず)に合わせるために利用され得る。
別の実施形態において、一連の光学系は、回転ミラー146を含んでもよい。1つの実施形態において、回転ミラー146は、照明源101からの照明103を受光し、この照明を、コレクタ素子105を介してプラズマセル102内に含有されたガス体積に向けるように配置され得る。別の実施形態において、コレクタ素子105は、ミラー146から照明を受光し、照明をコレクタ素子105(例えば、楕円形のコレクタ素子)の焦点に合わせるように配置され、プラズマセル102の透過素子108(またはバルブ)が位置する。
別の実施形態において、一連の光学系は、光がプラズマセル102に入射する前に照明をフィルターにかける、またはプラズマ104から光が発光した後に照明をフィルターにかけるために、照明経路または集光経路のいずれかに沿って取り付けられた1つ以上のフィルター150を含んでもよい。上述されかつ図1Aに例示されるように、システム100の一連の光学系は、単に例示のために提供されており、限定的に解釈されるべきでないことが本明細書において留意される。多くの同等または追加の光学的構成が本発明の範囲内で利用され得ることが予期される。
別の実施形態において、システム100の照明源101は、1つ以上のレーザを含んでもよい。一般的に、照明源101は、当該技術分野で既知の任意のレーザシステムを含んでもよい。例えば、照明源101は、電磁スペクトルの赤外線、可視、または紫外線の部分において放射を放出することが可能な、当該技術分野で既知の任意のレーザシステムを含んでもよい。1つの実施形態において、照明源101は、連続波(CW)レーザ照射を放出するように構成されたレーザシステムを含んでもよい。例えば、照明源101は、1つ以上のCWレーザ源を含んでもよい。例えば、プラズマセル102内のガスがアルゴンであるか、またはアルゴンを含む状況において、照明源101は、1069nmで放射を放出するように構成されたCWレーザ(例えば、ファイバレーザまたはディスクYbレーザ)を含んでもよい。この波長は、アルゴンにおける1068nmの吸収線に適合し、そのため、アルゴンガスをポンピングするために特に有益であることが留意される。CWレーザの上記の記載が限定的ではなく、当該技術分野で既知の任意のCWレーザが本発明の文脈において実装されてもよいことが本明細書において留意される。
別の実施形態において、照明源101は、1つ以上のダイオードレーザを含んでもよい。例えば、照明源101は、プラズマセル102内に含有されるガス種の任意の1つ以上の吸収線と一致する波長の放射を放出する1つ以上のダイオードレーザを含んでもよい。一般的に、照明源101のダイオードレーザは、ダイオードレーザの波長が当該技術分野で既知の任意のプラズマの任意の吸収線(例えば、イオン性転移線)またはプラズマ製造ガスの任意の吸収線(例えば、高励起中性転移線)に同調されるように、実装のために選択されてもよい。このため、所与のダイオードレーザ(またはダイオードレーザのセット)の選択は、システム100のプラズマセル102内に含有されるガスのタイプにより異なるであろう。
別の実施形態において、照明源101は、イオンレーザを含んでもよい。例えば、照明源101は、当該技術分野で既知の任意の希ガスイオンレーザを含んでもよい。例えば、アルゴン系プラズマの場合、アルゴンイオンをポンピングするために使用される照明源101は、Ar+レーザを含んでもよい。
別の実施形態において、照明源101は、1つ以上の周波数変換レーザシステムを含んでもよい。例えば、照明源101は、100ワット超の電力レベルを有するNd:YAGまたはNd:YLFレーザを含んでもよい。別の実施形態において、照明源101は、広帯域レーザを含んでもよい。別の実施形態において、照明源は、変調されたレーザ照射またはパルス状レーザ照射を放出するように構成されたレーザシステムを含んでもよい。
別の実施形態において、照明源101は、プラズマ104に対して実質的に定電力でレーザ光を提供するように構成された1つ以上のレーザを含んでもよい。別の実施形態において、照明源101は、プラズマ104に対して変調されたレーザ光を提供するように構成された1つ以上の変調されたレーザを含んでもよい。別の実施形態において、照明源101は、プラズマに対してパルス状レーザ光を提供するように構成された1つ以上のパルス状レーザを含んでもよい。
別の実施形態において、照明源101は、1つ以上の非レーザ源を含んでもよい。一般的に、照明源101は、当該技術分野で既知の任意の非レーザ光源を含んでもよい。例えば、照明源101は、電磁スペクトルの赤外線、可視、または紫外線の部分において放射を放出することが可能な、赤外線、可視、または紫外線の部分において離散的にまたは継続的に放射を放出することが可能な、当該技術分野で既知の任意の非レーザシステムを含んでもよい。
別の実施形態において、照明源101は、2つ以上の光源を含んでもよい。1つの実施形態において、照明源101は、またはそれ以上の数のレーザを含んでもよい。例えば、照明源101(または照明源)は、複数のダイオードレーザを含んでもよい。別の例として、照明源101は、複数のCWレーザを含んでもよい。さらなる実施形態において、2つ以上のレーザの各々は、システム100のプラズマセル102内のガスまたはプラズマの異なる吸収線に同調されるレーザ照射を放出してもよい。
図1Hは、本発明の一実施形態に従う、プラズマセル102の断面図を示す。図1Hに示されるように、本明細書において上述されるように、そして本明細書において上述される様々な素子及び特性に加えて、1つの実施形態において、プラズマセル102は、内部流路109aが装備されている上部流れ制御素子106を含む。別の実施形態において、プラズマセル102は、内部流路109bが装備されている下部流れ制御素子107を含む。別の実施形態において、プラズマセル102は、光源101(図1H中に図示せず)からの光を透過するのに適しており、かつプラズマ104から下流光学素子に広帯域放射を透過するのにさらに適している透過素子108を含む。別の実施形態において、プラズマセル102は、上部フランジ122及び下部フランジ124を含む。別の実施形態において、上部フランジ122及び下部フランジ124は、1つ以上の連接棒140を介して機械的に連結することができ、それにより、プラズマセル102を密封する。フランジが付いたプラズマセルの使用は、2014年3月31日に出願された米国特許出願第14/231,196号に記載されており、これは、その全体が参照により本明細書において上述に組み込まれる。
本開示は、上部及び下部流れ制御素子106、107の両方の文脈において、システム100及びプラズマセルに焦点を合わせているが、これは、本発明における限定ではないことが、本明細書において留意される。むしろ、本明細書において上記に提供される説明は、単に例示として解釈されるべきである。1つの実施形態において、システム100のプラズマセル102は、透過素子108内に設置される単一流れの1つ以上の流れ制御素子(例えば、単一流れ制御素子)を含んでもよい。別の実施形態において、1つ以上の流れ制御素子(例えば、単一流れ制御素子)は、ガスを選択された方向(例えば、上方向、下方向等)に向けるように構成された1つ以上の内部流路(例えば、本明細書において上述される内部流路109a、109bと同様に)を含んでもよい。別の実施形態において、1つ以上の流れ制御素子(例えば、単一流れ制御素子)は、プラズマ発生領域111より上の領域からプラズマ発生領域よりも下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路(例えば、本明細書において上述されるガス帰還流路110と同様に)を形成するために、透過素子108内に配置されてもよい。システム100及び方法200に関して本開示を通して記載される様々な構成要素及び実施形態が本実施形態にまで及ぶと解釈されるべきであることがさらに留意される。
図2は、プラズマセルにおける対流を制御するための方法200で行われるステップを示すフロー図である。出願人は、システム100の文脈において本明細書において上述される実施形態及び実施可能技術が方法200にまで及ぶと解釈されるべきであることに留意する。しかしながら、方法200が、システム100のアーキテクチャに限定されないことがさらに留意される。例えば、方法200のステップの少なくとも一部が、プラズマバルブが装備されたプラズマセルを利用するために行われ得ることが認識される。
第1のステップ202において、照明が発生させられる。例えば、図1Aに示されるように、照明源101は、プラズマ104を形成するために、選択されたガス(例えば、アルゴン、キセノン、水銀等)をポンピングするのに適している照明103を発生させてもよい。例えば、照明源は、赤外線放射源、可視放射源、または紫外線放射源を含んでもよいが、これらに限定されない。
第2のステップ204において、ガス体積が含有される。例えば、図1A〜1Hに示されるように、ガス体積103(例えば、アルゴン、キセノン、水銀等)は、1つ以上のフランジ122、124を用いて、透過素子108の末端(複数を含む)を終端させることによって透過素子108の内部体積内に含有される。別の例として、ガス体積は、プラズマバルブ(図示せず)を用いて含有され得る。
第3のステップ206において、発生させられた照明の少なくとも一部の焦点は、プラズマセル102の透過素子108を通して、プラズマセル102の透過素子108内に含有されたガス体積に合わせられる。例えば、図1Aに示されるように、一般に、楕円形の内部反射面を有するコレクタ素子105は、照明源101からの照明103を透過素子108の内部体積とともに含有されたガス体積に向けるように配置され得る。この点において、透過素子108は、照明源101からの照明103の一部に対して少なくとも部分的に透明である。
第4のステップ208において、広帯域放射が発生させられる。例えば、広帯域放射は、プラズマセル102の透過素子108の内部体積内に含有されたガス体積によって焦点を合わせ、発生させられた照明の吸収によってプラズマを形成することによって発生させられる。第5のステップ210において、プラズマ104のプルーム(またはガス)の少なくとも一部は、上部流れ制御素子106の1つ以上の内部流路109aを用いて、上方向に向けられる。
第6のステップ212において、ガスは、下部流れ制御素子107の1つ以上の内部流路109bを用いて、プラズマ発生領域104へと上方向に向けられる。第7のステップ214において、ガスは、1つ以上のガス帰還流路110を用いて、プラズマ発生領域より上の領域(例えば、上部循環ループ)からプラズマ発生領域より下の領域(例えば、下部循環ループ)に移送される。
本明細書において記載された主題は、他の構成要素内に含有されるか、または他の構成要素に接続された異なる構成要素を示す場合もある。このような示されたアーキテクチャは単に例示的なものであり、実際には、同一の機能性を達成する他の多くのアーキテクチャが実装され得ることが理解されるべきである。概念的な意味では、同一の機能性を達成する構成要素の任意の配置が、所望の機能性が達成されるように、効果的に「関連付け」られている。したがって、特定の機能性を達成するように組み合わされた本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャまたは中間の構成要素を問わず、所望の機能性が達成されるように互いに「関連付け」られたものとして見なされ得る。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するように互いに「接続されて」いる、または「連結されて」いるものとして見なされ得、そのように関連付けられ得ることが可能な任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するように互いに「連結可能」であると見なされ得る。連結可能な特定の実施例は、物理的に連結可能な及び/または物理的に相互作用する構成要素及び/または無線相互作用可能な及び/または無線相互作用する構成要素及び/または論理的に相互作用可能な及び/または論理的に相互作用する構成要素を含むが、これらに限定されない。
本開示及びそれに伴う多くの利点は、上述の説明によって理解されると考えられ、開示された主題から逸脱することなく、またはその材料の利点のすべてを犠牲にすることなく、構成要素の形態、構成、及び配置において種々の変更を行われ得ることは明白である。記載される形態は、単なる説明のためのものであり、そのような変更を包含し、含むことが以下の特許請求の範囲の意図である。さらにまた、本発明が添付の特許請求の範囲によって定義されることが理解されるべきである。

Claims (54)

  1. 対流を制御するためのプラズマセルであって、
    1つ以上の開口を有する透過素子と、
    前記透過素子の前記1つ以上の開口に設置され、前記透過素子内のガス体積を含有させるために前記透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジと、
    前記透過素子が、前記ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、前記プラズマが広帯域放射を放出し、前記プラズマセルの前記透過素子が、前記照明源によって発生させられた前記照明の少なくとも一部、及び前記プラズマによって放出された前記広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明であることと、
    前記プラズマ発生領域より上かつ前記透過素子内に設置された上部流れ制御素子であって、前記プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、上部流れ制御素子と、
    前記プラズマ発生領域より下かつ前記透過素子内に配置された下部流れ制御素子であって、ガスを前記プラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、下部流れ制御素子と、を備え、
    前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子が、前記プラズマ発生領域より上の領域から前記プラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、前記透過素子内に配置される、プラズマセル。
  2. 前記上部流れ制御素子が、上部偏向器を備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  3. 前記下部流れ制御素子が、下部偏向器を備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  4. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つが、円筒状に対称である、請求項1に記載のプラズマセル。
  5. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つが、円錐部分及び円筒部分の少なくとも1つを含む、請求項4に記載のプラズマセル。
  6. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つが、円筒対称性を示さない、請求項1に記載のプラズマセル。
  7. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子が、前記プラズマの前記プルームからのガスの流れと前記プラズマに送達されるガスの流れとの均衡を保つように構成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  8. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子が、前記透明素子内の中央循環ループのガス流量を選択されたレベルまたはそれより下に維持するために、前記プラズマの前記プルームからのガスの流れと前記プラズマに送達されたガスの流れとの均衡を保つように構成される、請求項7に記載のプラズマセル。
  9. 前記上部流れ制御素子及び前記透過素子が、1つ以上の上部循環ループを形成するように配置される、請求項1に記載のプラズマセル。
  10. 前記下部流れ制御素子及び前記透過素子が、1つ以上の下部循環ループを形成するように配置される、請求項1に記載のプラズマセル。
  11. 前記1つ以上のガス帰還流路が、上部循環ループから下部循環ループにガスを移送するように構成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  12. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つが、金属材料から形成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  13. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つが、非金属材料から形成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  14. 前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御のうちの少なくとも1つが、前記プラズマセルのうちの1つ以上の構成要素を放射から遮蔽するように構成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  15. 前記上部ガス制御素子の前記1つ以上の内部流路のうちの少なくとも1つが、1つ以上の反射性材料でコーティングされる、請求項1に記載のプラズマセル。
  16. 前記透過素子内のガスの流れに回転運動を与えるように構成された、前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つの外部表面及び内部表面のうちの少なくとも1つの上に形成される1つ以上の特徴をさらに備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  17. 前記1つ以上の特徴が、
    前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つの外部表面及び内部表面のうちの少なくとも1つの内側に形成された旋条特徴を備える、請求項16に記載のプラズマセル。
  18. 前記下部流れ制御素子が、ガスを前記プラズマ発生領域へと上方向にポンピングするために加熱される、請求項1に記載のプラズマセル。
  19. 前記下部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された1つ以上の対流増大素子をさらに備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  20. 前記下部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された前記1つ以上の対流増大素子が、
    前記下部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された1つ以上のガスポンプを備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  21. 前記1つ以上のガスポンプが、
    1つ以上の熱ポンプを備える、請求項20に記載のプラズマセル。
  22. 前記1つ以上の熱ポンプが、
    1つ以上の加熱棒及び1つ以上の加熱パイプのうちの少なくとも1つを備える、請求項21に記載のプラズマセル。
  23. 前記1つ以上の熱ポンプが、前記プラズマからのプラズマ放射の吸収によって加熱される、請求項21に記載のプラズマセル。
  24. 前記1つ以上のガスポンプが、
    1つ以上の機械ポンプを備える、請求項20に記載のプラズマセル。
  25. 前記上部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された1つ以上の対流増大素子をさらに備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  26. 前記上部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された前記1つ以上の対流増大素子が、
    前記上部流れ制御素子の前記内部流路内に設置された1つ以上のガスポンプを備える、請求項25に記載のプラズマセル。
  27. 前記1つ以上のガスポンプが、
    1つ以上の熱ポンプを備える、請求項26に記載のプラズマセル。
  28. 前記1つ以上の熱ポンプが、
    1つ以上の加熱棒及び1つ以上の加熱パイプのうちの少なくとも1つを備える、請求項27に記載のプラズマセル。
  29. 前記1つ以上の熱ポンプが、前記プラズマからの放射の吸収によって加熱される、請求項27に記載のプラズマセル。
  30. 前記透過素子内に設置され、かつ前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つに隣接して位置付けられる、1つ以上の熱制御素子をさらに備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  31. 前記1つ以上の熱制御素子が、
    前記透過素子内に設置され、かつ前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つに隣接して位置付けられる、1つ以上の熱交換器素子を備える、請求項30に記載のプラズマセル。
  32. 前記1つ以上の熱制御素子が、
    前記1つ以上の上部流れ制御素子及び前記1つ以上の下部流れ制御素子のうちの少なくとも1つからの熱を移送するように構成された1つ以上の冷却フィードスルーを備える、請求項30に記載のプラズマセル。
  33. 前記プラズマセルに対して外部から熱エネルギを印加し、またはプラズマセルから外部に熱エネルギを移送する1つ以上の外部制御素子をさらに備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  34. 前記透過素子のうちの前記1つ以上の開口が、
    前記透過素子の第1の末端部における第1の開口と、
    前記第1の末端部と反対側の前記透過素子の第2の末端部における第2の開口と、を備える、請求項1に記載のプラズマセル。
  35. 前記透過素子が、実質的に円筒形、実質的に球形、及び実質的に楕円形のうちの少なくとも1つを有する少なくとも一部を含む、請求項1に記載のプラズマセル。
  36. 前記透過素子が、複合の幾何学的形状を有する、請求項1に記載のプラズマセル。
  37. 前記1つ以上のフランジが、
    第1の開口に設置された第1のフランジと、
    第2の開口に設置された第2のフランジと、を含み、前記第1のフランジ及び前記第2のフランジが、前記透過素子内に前記ガス体積を含有させるように構成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  38. 前記透過素子が、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、結晶水晶、サファイア、及び溶融シリカのうちの少なくとも1つから形成される、請求項1に記載のプラズマセル。
  39. 前記照明源が、
    1つ以上のレーザを含む、請求項1に記載のプラズマセル。
  40. 前記1つ以上のレーザが、1つ以上の赤外レーザを含む、請求項39に記載のプラズマセル。
  41. 前記1つ以上のレーザが、ダイオードレーザ、連続波レーザ、または広帯域レーザのうちの少なくとも1つを含む、請求項39に記載のプラズマセル。
  42. 前記1つ以上のレーザが、前記プラズマに対して実質的に定電力でレーザ光を提供するように構成された1つ以上のレーザを含む、請求項39に記載のプラズマセル。
  43. 前記1つ以上のレーザが、前記プラズマに対して変調されたレーザ光を提供するように構成された1つ以上の変調されたレーザを含む、請求項39に記載のプラズマセル。
  44. 前記1つ以上の変調されたレーザが、前記プラズマに対してパルス状のレーザ光を提供するように構成された1つ以上のパルス状のレーザを含む、請求項43に記載のプラズマセル。
  45. 前記ガスが、不活性ガス、非不活性ガス、及び2つ以上のガスの混合物のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のプラズマセル。
  46. 対流を制御するためのプラズマセルであって、
    プラズマバルブであって、前記プラズマバルブ内のガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、前記プラズマが広帯域放射を放出し、前記プラズマバルブが、前記照明源によって発生させられた前記照明の少なくとも一部、及び前記プラズマによって放出された前記広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明である、プラズマバルブと、
    前記プラズマ発生領域より上かつ前記プラズマバルブ内に設置された上部流れ制御素子であって、前記プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、上部流れ制御素子と、
    プラズマ発生領域より下かつ前記プラズマバルブ内に設置された下部流れ制御素子であって、ガスを前記プラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、下部流れ制御素子と、を備え、
    前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子が、前記プラズマ発生領域より上の領域から前記プラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、前記プラズマバルブ内に配置される、プラズマセル。
  47. 対流を制御するためのプラズマセルであって、
    1つ以上の開口を有する透過素子と、
    前記透過素子の前記1つ以上の開口に設置され、前記透過素子内のガス体積を含有させるために前記透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジと、
    前記透過素子が、前記ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、前記プラズマが広帯域放射を放出し、前記プラズマセルの前記透過素子が、前記照明源によって発生させられた前記照明の少なくとも一部、及び前記プラズマによって放出された前記広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明であることと、
    前記透過素子内に設置された1つ以上の流れ制御素子であって、ガスを選択された方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、1つ以上の流れ制御素子と、を備え、
    前記1つ以上の流れ制御素子が、前記内部流路を介して前記プラズマ発生領域より上の領域から前記プラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、前記透過素子内に配置される、プラズマセル。
  48. プラズマセルにおける対流を制御するためのシステムであって、
    照明を発生させるように構成された照明源と、
    1つ以上の開口を有する透過素子を含むプラズマセルと、
    前記透過素子の前記1つ以上の開口に設置され、前記透過素子内のガス体積を含有させるために前記透過素子の内部体積を囲い込むように構成された1つ以上のフランジと、
    前記透過素子が、前記ガス体積のプラズマ発生領域内にプラズマを発生させるために、照明源からの照明を受光するように構成され、前記プラズマが広帯域放射を放出し、前記プラズマセルの前記透過素子が、前記照明源によって発生させられた前記照明の少なくとも一部、及び前記プラズマによって放出された前記広帯域放射の少なくとも一部に対して少なくとも部分的に透明であることと、
    前記プラズマ発生領域より上かつ前記透過素子内に設置された上部流れ制御素子であって、前記プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、上部流れ制御素子と、
    前記プラズマ発生領域より下かつ前記透過素子内に設置された下部流れ制御素子であって、ガスを前記プラズマ発生領域へと上方向に向けるように構成された1つ以上の内部流路を含む、下部流れ制御素子と、
    前記上部流れ制御素子及び前記下部流れ制御素子が、前記プラズマ発生領域より上の領域から前記プラズマ発生領域より下の領域にガスを移送するための1つ以上のガス帰還流路を形成するために、前記透過素子内に配置されることと、
    前記プラズマセル内に含有された前記ガス体積内にプラズマを発生させるために、前記照明源からの前記照明を前記ガス体積に集中させるように配置されたコレクタ素子と、を備える、システム。
  49. 前記コレクタ素子が、前記発生させられたプラズマによって放出される前記広帯域放射の少なくとも一部を集光し、1つ以上の追加の光学素子に前記広帯域照明を向けるように配置される、請求項48に記載のシステム。
  50. 前記コレクタ素子が、楕円形のコレクタ素子を含む、請求項48に記載のシステム。
  51. 前記照明源が、1つ以上のレーザを含む、請求項48に記載のシステム。
  52. 前記1つ以上のレーザが、1つ以上の赤外レーザを含む、請求項51に記載のシステム。
  53. 前記1つ以上のレーザが、ダイオードレーザ、連続波レーザ、または広帯域レーザのうちの少なくとも1つを含む、請求項51に記載のシステム。
  54. プラズマセル内の対流を制御するための方法であって、
    照明を発生させることと、
    プラズマセル内に、ガス体積を含有させることと、
    前記発生させられた照明の少なくとも一部の焦点を、前記プラズマセルの透過素子を通して、前記プラズマセル内に含有された前記ガス体積の中へ合わせることと、
    前記焦点を合わせられた発生させられた照明の、前記プラズマセル内に含有された前記ガス体積の少なくとも一部による吸収を介してプラズマを形成することによって、広帯域放射を発生させることと、
    前記プラズマセルの前記透過素子を通して、前記広帯域放射の少なくとも一部を透過させることと、
    上部流れ制御素子の1つ以上の内部流路を用いて、前記プラズマのプルームの少なくとも一部を上方向に向けることと、
    下部流れ制御素子の1つ以上の内部流路を用いて、ガスを前記プラズマ発生領域へと上方向に向けることと、
    1つ以上のガス帰還流路を用いて、前記プラズマ発生領域より上の領域から前記プラズマ発生領域より下の領域にガスを移送することと、を含む、方法。
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