JP6247857B2 - 給液装置 - Google Patents

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Description

本発明は、推定末端圧力一定制御を行う給液装置に関する。
従来、給水装置において推定末端圧力一定制御を行う場合、ポンプの目標圧力値を、ポンプに供給される電力の周波数に基づいて求めることが行われている。具体的には、給水装置における吐出し圧力は、給水量によって変化する。そして、吐出し圧力は、ポンプに供給される電力の周波数によって変化する。これらのことより、ポンプに供給される電力の周波数を変数として、任意の給水量を得るための目標圧力値を求めている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−82361号公報
上述のように、推定末端圧力一定制御を行う際に、ポンプに供給される電力の周波数を変数として用いて給水量に対する目標圧力値を求める場合、この求める過程において発振現象が生じるおそれがある。
この点について具体的に説明する。一例として、目標圧力値に向って圧力を上昇する場合について説明する。まず、任意の給水量においてポンプに入力される電力の周波数に基づいて目標圧力値を設定する。すると、周波数が一定のために、吐出圧力が減少する。この結果、減少した吐出圧力を増加するためにポンプに供給される電力の周波数を増加する。すると、周波数増加によって、目標圧力値が増加する。このように、ポンプの圧力は、収束することなく、発振してしまう。
一方、給水装置におけるシステム抵抗曲線は、給水量を変数とする関数である。このため、給水量を変数として、目標圧力値を求めることが望まれるが、給水装置の大型化に伴い、流量を検出する流量計も、電磁流量計など高価な装置が要求される。流量計が高価になることによって、給液装置も高価になる。給水装置が高価になることは、好ましくない。
本発明は、ポンプの吐出圧力を発振することなく目標圧力値に設定することができるとともに、コストを抑えることができる給液装置を提供することを目的とする。
本発明の給液装置は、並列に配置される複数のポンプ装置と、前記複数のポンプ装置の各々に対して設けられて当該ポンプ装置を通過する流量を検出する流量検出部と、前記各ポンプ装置を通過した液の合流部の下流に設けられて前記各ポンプ装置を通過した前記液の合わさった流れの圧力を検出する圧力検出部と、前記複数のポンプ装置の動作を制御する制御部と、装置全体の定格流量と、装置全体の停止流量と、前記定格流量を吐出する圧力である第1の目標圧力値と、前記停止流量を吐出する圧力である第2の目標圧力値とを記憶する記憶部とを備える。
前記制御部は、全ての前記流量検出部の検出結果の合計が前記定格流量となったときに前記圧力検出部の検出結果が前記第1の目標圧力値となり、かつ、前記流量検出部の検出結果の合計が前記停止流量となったときに前記圧力検出部の検出結果が前記第2の目標圧力値となる、装置全体の給液量を変数とする目標圧力値算出関数に基づいて、前記流量検出部の検出結果の合計を前記給液量として用いて目標圧力値を算出し、かつ、前記圧力検出部の検出結果が前記算出結果となるように前記各ポンプ装置を制御する。前記複数のポンプ装置は、各々同一性能を有する。前記制御部は、前記記憶部に前記定格流量が記憶されていない場合、前記複数のポンプ装置のうち1つを駆動するとともに、この駆動されるポンプ装置に対して吐出圧力一定制御を行い、出力周波数が最大定格周波数になったときの前記流量検出部の検出結果と前記ポンプ装置の数との積の値を、前記定格流量として記憶する。
本発明は、ポンプの吐出圧力を発振することなく目標圧力値に設定することができるとともに、コストを抑えることができる給液装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る給水装置を示す概略図。 同給水装置の流路部を示す断面図。 同給水装置の一方のポンプ装置に連結される第1の連結管と逆止弁と流量検出装置とを示す断面図。 図3に示すF4−F4線に沿って示す同第1の連結管の断面図。 同第1の連結管の平面図である。 同給水装置の流量―圧力特性を示すグラフ。 両ポンプ装置に対する供給電力の周波数の制御タイミングを示すタイムチャート。
本発明の一実施形態に係る給液装置を、図1〜7を用いて説明する。図1は、給液装置の一例である給水装置10を示す概略図である。給水装置10は、液の一例として、水を供給する。図1に示すように、給水装置10は、複数のポンプ装置20と、複数のポンプ装置20の各々に対して設けられて各ポンプ装置20から吐出される水が流れる流路を形成する流路部40と、各ポンプ装置20に対して設けられる流路部40が合流する合流部60と、圧力検出装置80と、逆止弁90と、流量検出装置100、制御装置120と、記憶装置121と、電源装置5とを備えている。合流部60の下流には、例えば蛇口などの給水口へ給水する給水管110が接続される。
本実施形態では、ポンプ装置20は、複数用いられており、本実施形態では一例として、2台用いられている。各ポンプ装置20は、同じ構造である。ポンプ装置20は、ポンプ21と、ポンプ21を駆動する駆動部22とを備えている。駆動部22は、一例として電動モータである。各ポンプ装置20は、並列に配置されている。
図2は、流路部40を示す断面図である。図2に示すように、流路部40は、ポンプ21の吐出口23と後述される逆止弁90とに連結される第1の連結管41と、逆止弁90と合流部60とに連結される第2の連結管42とを備えている。
図2に示すように、一方のポンプ21と、一方の第1の連結管41と、逆止弁90とは、記載の順番に連結されている。他方のポンプ21と、他方の第1の連結管41と、他方の逆止弁90とは、記載の順番に連結されている。
第2の連結管42は、一方のポンプ装置20と他方のポンプ装置20とに対して共通して用いられており、一方のポンプ21から吐出された水と、他方のポンプ21から吐出された水とを合流部60に導く。このため、ポンプ21から吐出された水を合流部60まで導く流路43は、第1の連結管41と逆止弁90と第2の連結管42内に設けられている。なお、図2は、流路部40を、第1,2の連結管41,42内に形成される流路43の中心線Xを通る平面に沿って切断した状態を示している。
一方のポンプ装置20に対して設けられる第1の連結管41と、逆止弁90と、流量検出装置100とは、他方のポンプ装置20に対して設けられる第1の連結管41と、逆止弁90と、流量検出装置100と同じである。
図3は、一方のポンプ装置20に連結される第1の連結管41と逆止弁90と流量検出装置100とを示す断面図である。図3は、第1の連結管41内の流路43の中心線Xを通る平面で切断された状態を示している。なお第1の連結管41を中心線Xに垂直に切断すると、中心線Xは、流路43の中心を通る。
第1の連結管41は、第1の部分44と、屈曲部45と、第2の部分46とを備えている。第1の部分44は、ポンプ21の吐出口23と連結される流入口44aを有しており、直線状に延びている。第2の部分46は、逆止弁90に連結される流出口46aを有しており、直線状に延びている。このため、中心線Xにおいて第1の部分44を通る部分は、直線であり、第2の部分46を通る部分は、直線である。
屈曲部45は、第1,2の部分44,45を連結している。屈曲部45によって連結された第1,2の部分44,45の相対姿勢は、第1の部分44の延びる方向と第2の部分46の延びる方向とが互いに直交する姿勢である。このため、第1の連結管41は、L字形状である。
本実施形態では、一例として、ポンプ21の吐出口23は、上に向って開口している。第1の連結管41の第1の部分44は、上下方向Vに沿って上方に延びている。第2の部分46は、上下方向Vに対して垂直な方向に延びている。なお、上下方向Vは、重力の作用する方向に平行であり、重力の作用する方向が下方向である。
逆止弁90は、逆止弁90を通過した水が、ポンプ21側に戻ることを防止する機能を有する。逆止弁90は、ハウジング91と、弁体92と、付勢用ばね部材93とを備えている。
ハウジング91は、第1の連結管41の流出口46aと連通する流入口94と、第2の連結管42に連通する流出口95とを備えている。弁体92は、ハウジング91内に収容されている。弁体92は、傘形状であって、ハウジング91の内側から流入口94を液密に塞ぐ大きさを有している。弁体92は、流入口94を液密に塞ぐ位置と、流入口94を開く位置との間で変位可能である。
付勢用ばね部材93は、ハウジング91において流出口95側の部分と弁体92との間に設けられており、弁体92を流入口94側に付勢している。このため、弁体92は、付勢用ばね部材93の付勢力によって、流入口94を液密に塞ぐ。
付勢用ばね93の付勢力は、駆動部22の駆動時にポンプ21から吐出された水の圧力によって弁体92が流入口94を開く程度の付勢力を有している。このため、駆動部22の駆動時には、ポンプ21から吐出された水は、逆止弁90を通過する。
駆動部22の駆動停止時には、付勢用ばね部材93の付勢力によって弁体92が流入口94を液密に塞ぐ。さらに、流入口94がポンプ21側に戻ろうとする際の水の流れに起因する圧力は、弁体92を流入口94に押し付けるので、弁体92は、流入口94側に付勢される。
第1の連結管41の流入口44aの形状は、一例として、中心線Xからの距離が一定である円である、言い換えると、曲率が一定の円である。第1の連結管41の流出口46aの形状は、一例として、中心線Xからの距離が一定である円である、言い換えると曲率が一定の円である。
流路43において第1の連結管41の流入口44aと流出口46aとの間の部分の中心線Xに垂直な断面形状は、一例として、中心線Xからの距離が一定の円である、言い換えると曲率が一定の円である。
また、第1の部分44内の流路43の径D1は、屈曲部45に向うにつれて次第に縮小してD2になる。D1>D2。屈曲部45内の流路43の径は、D2である。第2の部分46内の流路43の径は、D2である。
逆止弁90のハウジング91の流入口94は、一例として、中心線Xからの距離が一定である円であり、言い換えると曲率が一定の円であり、第1の連結管41の流出口46aと同じ大きさ、または、略同じ大きさである。本実施形態では、ハウジング91の流入口94は、第1の連結管41の流出口と同じく円でありつまり同じ形状であり、かつ、流出口46aに対して若干大きい。逆止弁90の流入口94の径D3は、径D2より大きい。
他の例としては、逆止弁90の流入口94と第1の連結管41の流出口46aとは、同じ形状であって、かつ、同じ大きさであってもよい。または、逆止弁90の流入口94は、同じ形状であって、かつ、第1の連結管41の流出口46aに対して若干小さくてもよい。なお、第1の連結管41の流出口46aと逆止弁90の流入口94の形状とは、互いに異なる形状であってもよい。この一例としては、第1の連結管41の流出口46aの形状と逆止弁90の流入口94の形状とが略同じ形状であってもよい。
第1の連結管41と逆止弁90とは、流出口46aの中心と流入口94の中心とを合わせて配置される。より具体的には、流路43の中心線Xは、流出口46aと流入口94との中心を通るとともに、流出口46aの中心から流入口94までの間で屈曲することなく直線である。
このため、図3に示すように、流出口46aの縁部の全域は、流入口94の縁よりも内側に位置する。しかしながら、流出口46aと流入口94とが同じ形状であり、かつ、略同じ大きさであるので、流出口46aから流入口94への段差は小さくなる。なお、流出口46aと流入口94とが同じ形状であり、かつ、同じ大きさであると、段差は、なくなる。
図2に示すように、第2の連結管42は、一方の逆止弁90の流出口95と、他方の逆止弁90の流出口95とに連結されている。第2の連結管42の中心に、合流部60が形成されている。
図3に示すように、流量検出装置100は、第1の連結管41内に収容される羽根車101と、羽根車101の回転数を検出する回転検出部102と、第1の連結管41に形成されて羽根車101を収容する収容部103と、羽根車101を収容部103内で支持する支持部104と、後述される制御装置120とを備えている。
図4は、図3に示すF4−F4線に沿って示す第1の連結管41の断面図である。図4は、第1の連結管41を、収容部103を通るように切断した状態を示している。なお、図4では、後述される回転検出部102は省略されている。図5は、第1の連結管41の平面図である。図5では、回転検出部102は、省略されている。
図4,5に示すように、第2の部分46内の流路43に、下部半円部47と、上部半円部48とを設定する。下部半円部47は、第2の部分46において中心線Xよりも下側の部分であり、上部半円部48は、第2の部分46において中心線Xよりも上側の部分である。
上部半円部48は、直線状に延びるとともに、屈曲部45において緩やかに曲がる屈曲部45の上部に連続する部位であるので、水の流れが、下部半円部47に対して安定している。なお、本実施形態では、屈曲部45の上部は、屈曲部45の外側部である。
収容部103は、第2の部分46内において、中心線Xに対して、上下方向Vと第2の部分46の延びる方向とに直交する方向にオフセットして設けられており、流路43に連通している。収容部103は、流路43と連通するとともに、流路43に対して外側に凹んだ形状となる。
支持部104は、収容部103の下壁部に設けられており上方に向って延びている。支持部104の先端は、中心線Xよりも上側に位置している。上記のように、第2の部分46内に形成される流路の断面形状は、円である。このため、支持部104の下部は収容部103内に収容されることによって、中心線Xの延びる方向に流路43と重ならないが、支持部104の他の部分の一部は、中心線Xの延びる方向に流路43と重なる。
羽根車101は、支持部104の上端部に回転自由に支持されている。羽根車101の回転軸Yは、上下方向Vに平行である。つまり、羽根車101の回転軸Yは、流路43において羽根車101が設けられる部位の中心線Xと直交する。
図5に示すように、羽根車101は、軸部101bと、軸部101bに設けられて軸部101bから回転軸Yに対して直交する方向に延びる複数の羽根部101cを備えている。羽根部101cは、回転軸Y回りに等間隔離間して配置されている。本実施形態では、一例として、羽根部101cは、8枚設けられている。
図4に示すように、第2の部分46内の流路43の中心線Xの延びる方向に見たときに、羽根車101において回転軸Yを挟んで一方側に配置される羽根部101cの一部は流路43内に収容され、他方側に配置される羽根部101cは、収容部103内に収容される。このため、流路43内を流れる水が、羽根車101において上記のように流路43内に収容される羽根部101cを押すことによって、羽根車101は、一方向に回転する。
図3に示すように、回転検出部102は、第2の部分46において、羽根車101に対向する部分に設けられている。本実施形態では、回転検出部102は、第2の部分46において羽根車101と上下方向Vに対向する部分に設けられている。
第2の部分46において羽根車101と上下方向Vに対向する部分には、第2の部分46を貫通する貫通孔46bが形成されている。貫通孔46bは、羽根車101が通る大きさを有している。羽根車101は、貫通孔46bを通して、支持部104に着脱することができる。貫通孔46bの内周面には、雌ねじ部46cが形成されている。
回転検出部102は、センサ105と、ハウジング106とを備えている。ハウジング106は、センサ105が固定されている。センサ105は、本実施形態では、一例として、ホールICを備えている。ハウジング106は、例えば、筒形状であり、外周面に雄ねじ部107が形成されている。ハウジング106は、貫通孔46bに螺合可能である。貫通孔46bの周縁部には、シール部材の一例であるOリング109が設けられている。回転検出部102が貫通孔46bに螺合したとき、回転検出部102と貫通孔46bとの間は、Oリング109によって液密にシールされる。
羽根車101には、磁石101aが設けられており、羽根車101の回転に伴って、磁石101aも回転する。回転検出部102が第2の部分46に螺合されると、センサ105は、磁石101aの周囲に配置される。
磁石101aは、回転軸Yに対してずれた位置に配置されている。このため、羽根車101が回転することによって、磁石101aがセンサ105を横切る、言い換えると、磁石101aがホールICを横切るので、ホールICが磁石に起因する磁束を検出する。センサ105は、検出した磁束に応じた信号、言い換えると、羽根車101の回転に応じた信号を制御装置120に送信する。この信号は、羽根車101の回転数を示す。つまり、単位時間、例えば1秒間当たりの羽根車101の回転数を示す。
図1に示すように、圧力検出装置80は、合流部60の下流の給水管110に設けられており、各ポンプ装置20から吐出された水の合わさった流れの圧力を検出する。圧力検出装置80は、検出した圧力に応じた信号を制御装置120に送信する。
電源装置5は、ポンプ装置20の駆動部22に電力を供給する。また、電源装置5は、インバータを備えており、各駆動部22に供給する電力の周波数を可変制御可能である。
制御装置120は、圧力検出装置80の検出結果と、流量検出装置100の検出結果とに基づいて、推定末端圧力一定制御を行うべく、各ポンプ装置20の動作を制御する。具体的には、制御装置120は、電源装置5を制御して、各ポンプ装置20の駆動部22への電力供給および電力の供給の解除と、供給される電力の周波数を制御する。
記憶装置121には、定格流量Q1の情報と、停止流量Q2の情報と、第1の目標圧力値P1の情報と、第2の目標圧力値P2の情報とが記憶されている。記憶装置121の近傍には、作業者によって操作される操作部が設けられている。上述の情報は、この操作部によって、作業者が入力することができる。制御装置120は、記憶装置121の情報を用いて、ポンプ装置20を制御する。
定格流量Q1は、給水装置10の定格流量である。停止流量Q2は、給水装置10の停止流量である。本実施形態では、一例として、10L/minである。
目標圧力値算出用関数f(Q)と、第1,2の目標圧力値P1,P2について、具体的に説明する。図6は、給水装置10の流量―圧力特性を示すグラフである。図6では、横軸は、流量、つまり単位時間当たりの給水量を示しており、矢印に沿って進むにつれて値が大きくなる。縦軸は、給水装置10に用いられる複数のポンプ装置20の吐出圧力の合計値を示している。本実施形態では、2つのポンプ装置20が用いられるので、縦軸は、2つのポンプ装置20の吐出圧力の合計値を示している。なお、図6中Xは、ポンプ性能曲線を示している。
第1の目標圧力値P1は、給水装置10が定格流量Q1を給水するために必要な圧力である。第2の目標圧力値P2は、給水装置10の給水量が停止流量Q2を給水するための圧力である。また、圧力検出装置80の検出結果が停止流量Q2になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20を停止する。
また、制御装置120は、Q1,Q2,P1,P2に基づいて、目標圧力値算出用関数f(Q)を算出し、記憶装置121に記憶する。目標圧力値算出用関数f(Q)は、図6中に示される曲線であり、給水量Qを変数とする関数である。目標圧力値算出用関数f(Q)は、給水量Qが零のとき圧力が必要末端圧力P0となり、給水量Qが停止流量Q2のとき目標圧力値が第2の目標圧力値P2となり、給水量Qが定格流量Q1のとき目標圧力値が第1の目標圧力値P1となる関数である。必要末端圧力値は、末端に水を給水するために必要な圧力値であり、実揚程である。末端は、本実施形態では、一例として、蛇口である。なお、図6中では、停止流量Q2の近傍を拡大して示している。
目標圧力値算出用関数Q(f)は、必要末端圧力値に、配管抵抗値を加えた値を示す。配管抵抗値は、給水量Qの2乗に比例する。このため、目標圧力値算出用関数は、給水量Qを変数とする、2次関数となる。目標圧力値算出用関数Q(f)は、上述の、定格流量Q1と、第1の目標圧力値P1と、停止流量Q2と、第2の目標圧力値P2と、必要末端圧力P0とに基づいて、得ることができる。
目標圧力値算出用関数Q(f)の求め方の一例を説明する。第1,2の目標圧力値P1,P2の差を、ΔHとする。つまり、P1−P2=ΔHとなる。P1,P2,Q1,Q2は、事前に得られる値である。
目標圧力値算出用関数f(Q)は、給水量Qを変数とすると、F(Q)=a(Q)+b(Q)+cとしてあらわされる。
ここで、上述の既知を代入すると、P2=P1−ΔH=a(Q)+b(Q)+cとなる。ΔH=a{(Q2)−(Q1)2}−b(Q2−Q1)となる。P1=a(Q1)2+b(Q1)+cとなる。これら3つの式に基づいて、a,b,cの値を求めることができるので、目標圧力値算出関数f(Q)を得ることができる。
制御装置120には、各ポンプ装置20の流量検出装置100の検出結果が送信される。制御装置120は、各ポンプ装置の検出結果である羽根車101の回転数に対応する流量の情報を備えており、流量検出装置100の検出結果に応じた流量を算出する。以降では、流量検出装置100は、ポンプ装置20から吐出された流量を検出するものとする。制御装置120は、各ポンプ装置20の流量検出装置100の検出結果の総和を算出する。算出結果は、給水装置10の給水量Qである。
次に、給水装置10の動作を説明する。まず、給水量Qが増加する場合について、説明する。末端である蛇口が開かれることによって給水量が零より大きくなり、吐出し圧力が低下すると、制御装置120は、一方のポンプ装置20を駆動する。これにより、一方のポンプ装置20の単独運転が行われる。単独運転の場合、運転する一方のポンプ装置20に対して設けられた流量検出装置100が、給水量Qを検出する。
制御装置120は、給水量Qと目標圧力値算出関数f(Q)とに基づいて、目標圧力値を算出するとともに、圧力検出装置80の検出結果がこの目標圧力値になるように、上述の一方のポンプ装置20に供給される電力の周波数を増加する。この際、給水量Qを変数として用いているため、目標圧力値が発振することがない。
制御装置120は、一方のポンプ装置20への供給電力の周波数が最大値に到達し、かつ、圧力検出装置80の検出結果が目標圧力値未満となる状態を検出すると、他方のポンプ装置20も駆動する。
この状態では、2台のポンプ装置20が同時に駆動する状態になるので、給水装置10としての給水能力は、1台のポンプ装置20のみが駆動する状態に対して、増加する。制御装置120は、2台のポンプ装置20の各々に供給される電力の周波数を同じにしつつ、各流量検出装置100の検出結果の合計を給水量Qとして用いて算出された目標圧力値と圧力検出装置80の検出結果とを比較して、各ポンプ装置20に供給する電力の周波数を制御する。
また、制御装置120は、2台のポンプ装置20が駆動している状態では、各ポンプ装置20へ供給される電力の周波数を調整するタイミングの間隔を、それぞれ異なる間隔にしている。本実施形態では、一例として、2台のポンプ装置の給水量を1回検出する間に、ポンプ装置の吐出圧力を5回検出する。
この点を、図7を用いてより具体的に説明する。本実施形態では、予め設定された間隔で、各流量検出装置100で流量を算出して目標圧力値を算出し、予め設定された間隔で、圧力検出装置80によって圧力を検出している。一例としては、660ms間隔で流量を算出してこの算出結果に基づいて目標圧力値を算出している。110ms間隔で圧力検出装置80を用いて圧力を検出している。言い換えると、660msを1周期としている。
図7は、両ポンプ装置20に対する供給電力の周波数を制御するための流量と圧力検出のタイムチャートである。
なお、各ポンプ装置20への供給電力の周波数の算出は、圧力検出装置80による圧力の検出に対して若干の遅れがあるが、この説明では、この遅れが生じず、圧力検出装置80による圧力の検出時に直ぐに各ポンプ装置20への供給電力の周波数が算出されるものとする。
制御装置120は、時間t1において流量が検出されると、各ポンプ装置20に、同じタイミングで、同じ周波数で同じ値の電力を供給する。そして、次の目標圧力値の算出までの間に、制御装置120は、時間t1後に、110ms間隔で、時間t2,t3,t4,t5,t6のときに圧力検出装置80を用いて圧力を検出する。そして、圧力検出装置80で圧力を検出する度に、検出結果が時間t1で算出された目標圧力値に近づくように、両方のポンプ装置20に供給される電力の周波数を制御する。
そして、時間t1から660ms経過する時間t7になると、再び、両流量検出装置100を用いて給水量Qを算出する。そして、圧力検出装置80によって圧力を5回検出し、再び、両ポンプ装置20に対して、同じ周波数の電力を供給する。
次に、給水装置10の、給水量Qが減少する場合の動作を説明する。制御装置120は、2台のポンプ装置20が駆動している状態で給水量Qが減少して、定格流量Q1の半分以下、つまり、駆動しているポンプ装置20の台数をnとし給水装置10が備えるポンプ装置20の台数をNとするとき(この説明ではn=2,N=2となる)、給水量Qが、定格流量Q1の{(n−1)/N}以下となると、この説明では、定格流量Q1の1/2以下になると、先発のポンプ装置20への電力供給を停止し、1つのポンプ装置20のみが駆動するようにする。さらに給水量Qが減少して、給水量Qが停止流量Q2以下になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20への電力供給を停止する。
また、制御装置120は、記憶装置121に定格流量Q1の情報が記憶されていない場合は、給水装置10を運転することによって、定格流量Q1の情報を得ることができる。この点について、具体的に説明する。
制御装置120は、記憶装置121に定格流量Q1の情報が記憶されていない場合は、複数のポンプ装置20のうちの1つのポンプ装置20を運転し、吐出圧力一定制御を行う。
制御装置120は、出力周波数が最大定格周波数になった時点で、運転しているポンプ装置20に対して設けられる流量検出装置100の検出結果と、給水装置10が備えるポンプ装置20の台数との積を算出する。この算出結果が、給水装置10の定格流量Q1となる。制御装置120は、上述のように算出された定格流量Q1を、記憶装置121に記憶する。定格流量Q1が得られると、制御装置120は、目標圧力算出用関数f(Q)を算出し、記憶装置121に記憶する。
このように構成される給水装置10の給水量Qは、各ポンプ装置20に対して各々設けられる流量検出装置100の検出結果の合計として算出される。このため、各流量検出装置は、少なくとも、停止流量Q2と、ポンプ装置20の最大仕様流量、つまりポンプ装置20の最大の吐出流量を検出できる機能を有していればよい。これに対して、合流部60より下流に1つの流量検出装置が設けられて、この流量検出装置が給水量を検出する場合では、この1つの流量検出装置は、停止流量Q2と定格流量Q1とを検出できる機能を有する必要があり、それゆえ、高価になる傾向にある。
しかしながら、本実施形態では、流量検出装置100は、少なくとも、停止流量Q2とポンプ装置20の最大仕様流量を検出できればよく、それゆえ、上述のように1つの流量検出装置100を用いる場合に比べて、小型化することができるので、コストを抑えることができる。この結果、給水装置10のコストが高騰化することを抑えることができる。
さらに、各ポンプ装置20に対して流量検出装置100を用いることによって給水装置10の給水量Qを算出することができるので、推定末端圧力一定制御を行うための目標圧力値の算出の変数として、給水量Qを用いることができる。
この結果、ポンプ装置20の吐出圧力を発振することなく、目標圧力値に設定することができる。
このように、本実施形態の給水装置10は、ポンプ装置20の吐出圧力を発振することなく目標圧力値に設定することができるとともに、コストを抑えることができる。
また、2台のポンプ装置20が並列運転をする場合では、両ポンプ装置20に対して供給される電力の周波数は、同じである。
なお、上述のように、流量検出と目標圧力値の算出タイミングは、一例として550msであり、長い。そして、両ポンプ装置20に対する周波数の制御は、目標圧力値の算出タイミング間に行われる。このため、各ポンプ装置20に対する周波数の制御タイミングの間隔も小さくなるので、圧力検出装置80による圧力の検出結果に応じて2台のポンプの周波数を変動させることによって、圧力変動の少ない安定した制御が可能となる。
このように、2台のポンプ装置20が並列して運転する場合、両ポンプ装置20は、同じ周波数で運転し、かつ、給水量Qが、定格流量Q1の1/2倍になると、先発ポンプ装置20の運転が停止されることによって、給水装置10の駆動中において、ポンプ装置20は、各ポンプ装置20の定格流量の近傍の運転点で運転するようになるので、両ポンプ装置20は、効率のよい運転をすることが可能となる。
このように、ポンプ装置20を複数備える構造では、複数のポンプ装置20が駆動している並列運転状態では各ポンプ装置20に供給される電力の周波数は同じとなり、給水装置10が備えるポンプ装置10の台数をNとし、駆動しているポンプ装置10の台数をnとした場合、給水量Qが定格流量Q1の{(n−1)/N}倍になると、駆動中のポンプ装置20のうち先発のポンプ装置20を停止して駆動される台数を1台削減し、残りのポンプ装置20に供給される電力の周波数を同じにする。このように制御することによって、ポンプ装置20を効率よく運転することができる。
なお、本実施形態では、ポンプ装置20は、一例として、2台用いられている。つまり、給水装置10が備えるポンプ装置20の台数N=2となる。他の例としては、3台以上が用いられてもよい。ここで、一例として、ポンプ装置20が5台用いられる場合について説明する。つまり、N=5となる。
5台のポンプ装置20が並列運転する場合では、つまりn=5となる場合では、各ポンプ装置20は、同じ周波数で運転する。給水量Qが、減少して定格流量Q1の4/5倍になると、制御装置120は、5台のポンプ装置20のうち、最初に駆動されたポンプ装置20の運転を停止するとともに、残りの4台のポンプ装置20を、同じ周波数で運転する。
次に、給水量Qが、定格流量Q1の、{(駆動している台数n−1)/(備える台数N)}倍となると、言い換えると、定格流量Q1の3/5倍になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20のうち、駆動開始時間が最も早いポンプ装置20の駆動を停止する。そして、残りの3台のポンプ装置20を同じ周波数で運転する。
次に、給水量Qが、定格流量Q1の2/5倍になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20のうち、駆動開始時間が最も早いポンプ装置20の駆動を停止する。そして、残りの2台のポンプ装置20を同じ周波数で運転する。次に、給水量Qが、定格流量Q1の1/5倍になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20のうち、駆動開始時間が最も早いポンプ装置20の駆動を停止する。この状態では、1つのポンプ装置20のみが運転している。次に、給水量Qが停止流量Q2になると、制御装置120は、駆動しているポンプ装置20の駆動を停止する。
また、一方のポンプ装置20に対する周波数の調整タイミングの間隔と、他方のポンプ装置20に対する周波数の調整タイミングの間隔とが異なることによって、一方のポンプ装置20が定速運転している間に他方のポンプ装置20に対して供給される電力の周波数が複数回調整されるようになるので、圧力がハンチングすることを抑制することができる。
なお、本実施形態では、ポンプ装置20が一例として2台用いられているが、ポンプ装置20が3台以上用いられる場合は、3台のうち、周波数の調整タイミングの間隔が異なるポンプ装置20の組み合わせが1つ以上あれば、圧力がハンチングすることを抑制することができる。
例えば、5台のポンプ装置20が用いられる場合、5台のうち、3台のポンプ装置20に対する周波数の調整タイミングの間隔が同じであり、残りの2台のポンプ装置20に対する周波数の調整タイミングの間隔は互いに異なるともに、上述の3台のポンプ装置20に対する調整タイミングの間隔とも異なるようにする。
このように、目標圧力値が決定された直後に各ポンプ装置20に対して行われる周波数の調整のタイミングは、同じであるが、その後、次の目標圧力値が決定されるまでの間に行われる各ポンプ装置20に対する周波数の調整のタイミングは、互いに異なる組み合わせが少なくとも1つできるように、設定されている。また、周波数の制御の直前には、圧力検出装置80によって圧力が検出されており、周波数の制御は、この圧力検出装置80検出結果に基づいて行われる。
また、記憶装置121に定格流量Q1の情報が記憶されていない場合であっても、1つのポンプ装置20の定格流量を吐出する最大定格周波数での運転状態での給水量と、用いられるポンプ装置20の台数とに基づいて、定格流量Q1を算出することができる。
なお、本実施形態では、各ポンプ装置20は、互いに同じ性能を有している。また、2台のポンプ装置20が並列して駆動される場合、各ポンプ装置20に供給される電力の周波数は、同じである。このため、一方のポンプ装置20の吐出量と、他方のポンプ装置20の吐出量とは、同じである。
このため、2台のポンプ装置20が並列して駆動される場合では、制御装置120は、一方のポンプ装置20に対して設けられる流量検出装置100の検出結果を2倍したものを、給水量Qとして演算してもよい。
このように、複数のポンプ装置20が用いられ、各ポンプ装置20の性能が同じであり、かつ、複数のポンプ装置20が並列して駆動される場合に当該駆動されるポンプ装置20に供給される電力の周波数が同じである場合においては、駆動されるポンプ装置20のうち1つに対して設けられる流量検出装置100の検出結果qと、駆動しているポンプ装置20の台数nとの積値、つまり、(q×n)とを、給水量Qとして演算することもできる。
また、流量検出装置100の検出結果の合計値を給水量として用いて目標圧力が算出された後、圧力検出装置80によって圧力を複数回検出し、その都度、駆動している複数台のポンプ装置20に対して、算出された目標圧力になるように、同じ周波数の電力を供給する。そして、当該複数回の周波数制御が終了すると、再び、流量検出装置100の検出結果の合計値を給水量として用いて目標圧力が算出される。
このように、駆動しているポンプ装置100に供給する電力の周波数の制御回数に対して目標圧力値を変更する頻度を減らすことによって、給水量が多少変動しても、目標圧力値を暫時固定して圧力を検出して各ポンプ装置100に供給する電力の周波数を調整するので、複数のポンプ装置100に供給する電力の周波数を同時に調整してもハンチングのない安定した推定末端圧力制御を行うことができる。
なお、水は、本発明で言う液の一例である。なお、本実施形態では、本発明は、ポンプ装置20が一例として2台用いられる構造に適用されたが、複数用いる構造に適用できる。他の例としては、上述のように、ポンプ装置20は例えば5台であってもよい。
この発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、上述した実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良い。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
並列に配置される複数のポンプ装置と、
前記複数のポンプ装置の各々に対して設けられて当該ポンプ装置を通過する流量を検出する流量検出部と、
前記各ポンプ装置を通過した液の合流部の下流に設けられて前記各ポンプ装置を通過した前記液の合わさった流れの圧力を検出する圧力検出部と、
前記複数のポンプ装置の動作を制御する制御部と、
装置全体の定格流量と、装置全体の停止流量と、前記定格流量を吐出する圧力である第1の目標圧力値と、前記停止流量を吐出する圧力である第2の目標圧力値とを記憶する記憶部と
を具備し、
前記制御部は、全ての前記流量検出部の検出結果の合計が前記定格流量となったときに前記圧力検出部の検出結果の合計が前記第1の目標圧力値となり、かつ、前記流量検出部の検出結果の合計が前記停止流量となったときに前記圧力検出部の検出結果が前記第2の目標圧力値となる、装置全体の給液量を変数とする目標圧力値算出関数に基づいて、前記流量検出部の検出結果の合計を前記給液量として用いて目標圧力値を算出し、かつ、前記圧力検出部の検出結果が前記算出結果となるように前記各ポンプ装置を制御する
ことを特徴とする給液装置。
[2]
前記複数のポンプ装置は、各々同一性能を有し、
前記制御部は、前記記憶部に前記定格流量が記憶されていない場合、前記複数のポンプ装置のうち1つを駆動するとともに、この駆動されるポンプ装置に対して吐出圧力一定制御を行い、出力周波数が最大定格周波数になったときの前記流量検出部の検出結果と前記ポンプ装置の数との積の値を、前記定格流量として記憶する
ことを特徴とする[1]に記載の給液装置。
[3]
前記複数のポンプ装置は、各々同一性能を有し、
前記制御部は、前記ポンプ装置の数をNとし、駆動している前記ポンプ装置の数をnとすると、駆動している前記ポンプ装置の各々に供給される電力の周波数を、全て同じにし、前記給液量が前記定格流量の{(n−1)/N}倍になると、駆動している前記n個の前記ポンプ装置のうちの先発ポンプ装置の駆動を停止する
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の給液装置。
[4]
前記制御部は、前記流量検出部の検出結果の合計を前記給液量として用いて前記目標圧力値を算出した後、前記圧力検出部に前記圧力を複数回検出させ、その都度、前記圧力検出部の検出結果が前記目標圧力値となるように、駆動しているポンプ装置の各々に互いに同じ値の周波数の電力を供給する
ことを特徴とする[1]〜[3]のうちのいずれか1に記載の給液装置。

10…給水装置(給液装置)、20…ポンプ装置、80…圧力検出装置(圧力検出部)、100…流量検出装置(流量検出部)、120…制御装置(制御部)、121…記憶装置(記憶部)。

Claims (3)

  1. 並列に配置される複数のポンプ装置と、
    前記複数のポンプ装置の各々に対して設けられて当該ポンプ装置を通過する流量を検出する流量検出部と、
    前記各ポンプ装置を通過した液の合流部の下流に設けられて前記各ポンプ装置を通過した前記液の合わさった流れの圧力を検出する圧力検出部と、
    前記複数のポンプ装置の動作を制御する制御部と、
    装置全体の定格流量と、装置全体の停止流量と、前記定格流量を吐出する圧力である第1の目標圧力値と、前記停止流量を吐出する圧力である第2の目標圧力値とを記憶する記憶部と
    を具備し、
    前記制御部は、全ての前記流量検出部の検出結果の合計が前記定格流量となったときに前記圧力検出部の検出結果が前記第1の目標圧力値となり、かつ、前記流量検出部の検出結果の合計が前記停止流量となったときに前記圧力検出部の検出結果が前記第2の目標圧力値となる、装置全体の給液量を変数とする目標圧力値算出関数に基づいて、前記流量検出部の検出結果の合計を前記給液量として用いて目標圧力値を算出し、かつ、前記圧力検出部の検出結果が前記算出結果となるように前記各ポンプ装置を制御し
    前記複数のポンプ装置は、各々同一性能を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に前記定格流量が記憶されていない場合、前記複数のポンプ装置のうち1つを駆動するとともに、この駆動されるポンプ装置に対して吐出圧力一定制御を行い、出力周波数が最大定格周波数になったときの前記流量検出部の検出結果と前記ポンプ装置の数との積の値を、前記定格流量として記憶する
    ことを特徴とする給液装置。
  2. 前記制御部は、前記ポンプ装置の数をNとし、駆動している前記ポンプ装置の数をnとすると、駆動している前記ポンプ装置の各々に供給される電力の周波数を、全て同じにし、前記給液量が前記定格流量の{(n−1)/N}倍になると、駆動している前記n個の前記ポンプ装置のうちの先発ポンプ装置の駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の給液装置。
  3. 前記制御部は、前記流量検出部の検出結果の合計を前記給液量として用いて前記目標圧力値を算出した後、前記圧力検出部に前記圧力を複数回検出させ、その都度、前記圧力検出部の検出結果が前記目標圧力値となるように、駆動しているポンプ装置の各々に互いに同じ値の周波数の電力を供給する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の給液装置。
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