JP6246873B1 - 包丁研磨システム - Google Patents
包丁研磨システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6246873B1 JP6246873B1 JP2016152692A JP2016152692A JP6246873B1 JP 6246873 B1 JP6246873 B1 JP 6246873B1 JP 2016152692 A JP2016152692 A JP 2016152692A JP 2016152692 A JP2016152692 A JP 2016152692A JP 6246873 B1 JP6246873 B1 JP 6246873B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- polishing
- cutting edge
- bolts
- fulcrum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
Description
また、特許文献1に記載の包丁研磨補助具においては、特許文献1の明細書の段落[0007]に記載の「一対の挟持片91が図6のように必要な任意の角度以上に開かないようにするため各々の開き止め94の厚みを合計した長さを包丁が挟み込める任意の幅にします」とあることから、挟持片で挟持できる刃物の厚みは、当該包丁研磨補助具の開き止めの厚みに依存する。一方、市販されている刃物の厚み、特に峰の厚みは様々であり、1つの当該包丁研磨補助具では任意の刃物の峰の厚みに対応することができないという問題があった。
さらに、特許文献1に記載の包丁研磨補助具においては、挟持片の内面は、挟持される刃物の柄元から切っ先方向については略平行となっており、また、峰から刃先方向については、挟持片を内向きに付勢する三角形の板バネ(特許文献1の図1の16及び図3の36)の縦の一片の長さに依存して傾斜する。これにより、当該包丁研磨補助具は、峰から刃先へ、又は、柄元から切っ先へ、テーパー形状となっている刃物の形状に沿って、刃物を挟持することができなかった。つまり、当該包丁研磨補助具の挟持方法においては、挟持片の間で挟持される刃物の向きが当該包丁研磨補助具の中心軸と平行とならない。よって、当該包丁研磨補助具に対する刃物の刃先の向きによっては、研磨した後に両刃の刃物の刃先に形成される角度が、一方の面と他方の面において異なることが生じ得る。したがって、当該包丁研磨補助具を用いて刃物を研磨することによって、両刃の刃物の特徴である対象物をまっすぐに切り込むという特徴を損なうことにもなりかねないという問題があった。
この発明の請求項2にかかる包丁研磨システムは、ガイド部は、フリーボールベアリングが設けられていることを特徴とする。
この発明の請求項3にかかる包丁研磨システムは、ガイド部は、上下に面対称であり、
ガイド部の上下両面に同一形状のフリーボールベアリングが、ガイド部の中心面に対して面対称に設けられていることを特徴とする。
この発明の請求項4にかかる包丁研磨システムは、刃物のあご近傍に装着されて、刃物のあご及び切っ先とクランプ部との位置決めに用いられる複数のゲージを有することを特徴とする。
この発明の請求項5にかかる包丁研磨システムは、研磨部材は、刃先と当接する一方部においては研磨機能を有するよう非平滑に形成され、フリーボールベアリングと当接する他方部においては平滑に形成されている砥石であることを特徴とする。
請求項2の包丁研磨システムによれば、ガイド部が研磨作業台上で任意の方向に回動でき、クランプ部に挟持された刃物の刃先は研磨部材上で任意の方向に摺動する。
請求項3の包丁研磨システムによれば、刃物が挟持された包丁研磨システムを容易に瞬時に上下反転し、両刃の刃物の刃先が研磨部材に当接する面の両面を、同様に研磨部材上で任意の方向に摺動し、同様に研磨する。
請求項4の包丁研磨システムによれば、補助ゲージの刃先への装着方法及び補助ゲージが装着された刃物の一対の挟持片の間への挿入方法に対応して、補助ゲージの開口部から開口奥までの距離に相当する長さの刃先が包丁研磨システムの一対の挟持片の前端部から露出し、かつ、刃物、特にあご及び切っ先と一対の挟持片との相対的な位置決めに再現性を持たせることができる。
請求項5の包丁研磨システムによれば、研磨台を用いなくても、当該砥石の他方部上でフリーボールベアリングを任意の方向に回動することにより、当該砥石の一方部上でクランプ部に挟持された刃物の刃先は任意の方向に摺動する。
請求項2の発明に係る包丁研磨システムによれば、刃物の刃先を研磨部材上で任意の方向に摺動させることができる。
請求項3の発明に係る包丁研磨システムによれば、両刃の刃物において研磨しようとする刃先の面を容易に瞬時に反転することができ、かつ、刃先に形成される角度が両面において同じ角度になるように研磨することができる。
請求項4の発明に係る包丁研磨システムによれば、包丁研磨システムと刃物の刃先、特にあご及び切っ先との相対的な位置決めにおいて再現性を有することができる。
請求項5の発明に係る包丁研磨システムによれば、その刃物にとっての適切な刃先の角度が形成されるように刃先を所定の一定の角度で継続的に研磨することができる。
接続板340は、挟持片22とガイド部40のガイド板42とを接続し一体的に固定するための板状部材である。接続板340は、平面視において四角形状体であり、側面視において薄板状体である。接続板340の、例えば、前後方向の長さは25mmであり、左右方向の長さは30mmであり、上下方向の長さは2mmである。接続板340は、硬質材料、例えば金属で形成されている。
接続板孔342a、342b、342c、342dはそれぞれ、接続板340に穿孔されている孔であり、接続用ボルト344a、344b、344c、344dを貫入するための孔である。接続板孔342a、342b、342c、342dには、螺子山は形成されていない。
接続板340は、接続用ボルト344a、344bがそれぞれ接続板孔342a、342bに貫入され挟持片22の接続用ボルト孔224a、224bに螺入されることによって、挟持片22に接続される。接続板340は、接続用ボルト344c、344dがそれぞれ接続板孔342c、342dに貫入され後述するガイド板42の接続用ボルト孔420a、420bに螺入されることによって、ガイド板42に接続される。したがって、接続板340と接続用ボルト344a、344b、344c、344dとを介することによって、挟持片22とガイド板42とは、接続され一体的に固定される。
接続板360は、挟持片24とガイド部40のガイド板44とを接続し一体的に固定するための板状部材である。接続板360は、平面視において四角形状体であり、側面視において薄板状体である。接続板360の、例えば、前後方向の長さは25mmであり、左右方向の長さは30mmであり、上下方向の長さは2mmである。接続板360は、硬質材料、例えば金属で形成されている。
接続板孔362a、362b、362c、362dはそれぞれ、接続板360に穿孔されている孔であり、接続用ボルト364a、364b、364c、364dを貫入するための孔である。接続板孔362a、362b、362c、362dには、螺子山は形成されていない。
接続板360は、接続用ボルト364a、364bがそれぞれ接続板孔362a、362bに貫入され挟持片24の接続用ボルト孔244a、244bに螺入されることによって、挟持片24に接続される。接続板360は、接続用ボルト364c、364dがそれぞれ接続板孔362c、362dに貫入され後述するガイド板44の接続用ボルト孔440a、440bに螺入されることによって、ガイド板44に接続される。したがって、接続板360と接続用ボルト364a、364b、364c、364dとを介することによって、挟持片24とガイド板44とは、接続され一体的に固定される。
柄元8480から切っ先842方向に対して垂直方向の刃先840の断面形状は、両刃の包丁と片刃の包丁で異なっており、両刃の包丁の場合は使用される際の鉛直軸860に対して対称であることが好ましい。なぜなら、両刃の包丁はまっすぐ切り込むために使用されることが通常であるからである。さらに、上記断面形状において刃物84の刃先840の最先端8400には、いわゆる小刃(以下、「小刃8400」という。)が形成されることが好ましい。刃先840に小刃8400が形成されることにより、刃先840の強度が向上するからである。両刃の刃物84の刃先840の鉛直軸860に対する角度θ1は、例えば13度である。さらに小刃8400については、鉛直軸に対する角度θ2は、例えば15度である。ただし、刃先840の角度θ1又は小刃8400の角度θ2は、刃物84の種類によっても使用者の使用方法によっても異なっていてもよい。例えば、刃物84が出刃包丁であれば、刃先840の角度θ1は20度であってもよい。使用者が刃先840を速く引きながら切断対象物(図示しない)に刃先840を当てるような使用方法を用いる場合も、刃先840の角度θ1はやや大きくてもよい。
刃物84が片刃の包丁(図示しない)の場合は、刃先840は、使用される際の鉛直軸860に対して対称でない切刃(図示しない)が形成されている。刃先840の最先端に小刃8400が形成されている。一般家庭で使用される包丁の場合には、両刃の包丁であっても片刃の包丁であっても、刃先840に小刃8400が形成されていなくても、通常の使用の範囲において特に問題を生じない。
砥石90aの、例えば、上下方向の長さは7mmであり、前後方向の長さは204mmであり、左右方向の長さは65mmである。
砥石90aは、刃先840と当接する一方部92においては研磨機能を有するよう非平滑に形成され、フリーボールベアリング48、50と当接する他方部94においては平滑に形成されているもの(以下、「半分砥石90c」という。)でもよい。半分砥石90cであれば、フリーボールベアリング48の大径ボール484が他方部94上で回動しても、大径ボール484は研磨されず、大径ボール484の形状や半径が使用の度に変化することはない。大径ボール484の形状や半径が変化すれば、包丁研磨システム10を用いて刃物84を研磨しようとしても、刃先840と研磨部材90との当接する角度θが変化することとなり、その刃物84にとっての適切な刃先の角度が形成されるように刃先840を所定の一定の角度で継続的に研磨するという包丁研磨システム10の目的を果たすことができなくなる。したがって、半分砥石90cを研磨部材90として用いれば、後述する研磨台110を用いなくても、その刃物にとっての適切な刃先の角度が形成されるように刃先840を所定の一定の角度で傾斜させながら継続的に包丁研磨システム10を使用することができる。
底板112は、研磨台110全体を支えるための部材である。底板112は、軽量であり且つある程度の強度のある材料、例えば木材で形成されている。底板112は平面視において前後方向を長手方向とする矩形である。底板112の、例えば、前後方向の長さは355mm、上下方向の長さは12mm、左右方向の長さは220mm、である。
研磨補助板114は、底板112の上面且つ後側に配設され固定される。研磨補助板114は、包丁研磨システム10のガイド部40のフリーボールベアリング48、50が載置され回動する際に、その可動領域を確保するための板状部材である。研磨補助板114は、軽量であり、ある程度の強度のある材料であり、かつ、金属よりも軟質である材料、例えば木材で形成されている。研磨補助板114は、平面視において略四角形状ないし略台形状である。研磨補助板114の、例えば、前後方向の長さは150mm、上下方向の長さは12mm、左右方向の長さは220mm、である。研磨補助板114の上面1140は、包丁研磨システム10のガイド部40のフリーボールベアリング48、50が載置され回動するための平面を形成する。
研磨部材載置部116は、前後方向に長手方向を有し略前後方向に刃先840を研磨する研磨部材90である砥石90aや耐水サンドペーパー90bを底板112上に固定するための部材である。研磨部材載置部116は、研磨補助板114の前側かつ底板112の上面に配設され固定されている。研磨部材載置部116は、平面視において、前後方向を長手方向とする矩形である。研磨部材載置部116の、例えば、前後方向の長さは、205mmであり、上下方向の長さは9mmであり、左右方向の長さは65mm、である。研磨部材載置部116は、研磨部材90、例えば砥石90aを上側から受け入れ、前後左右から固定する。そのため、研磨部材載置部116は、四方を金属製の突条で取り囲まれ、内部を凹設されている。研磨部材載置部116は、当該凹設部分に、研磨部材90を受け入れ固定する。なお、研磨部材90が耐水サンドペーパー90bである場合においては、耐水サンドペーパー90bを固定したサンドペーパー台1100を、当該凹設部分に受け入れ固定する。また、砥石90aの上下方向の長さ(厚み)が短く、研磨補助板114の上面1140と研磨部材90の上面との高さが一致しない場合には、研磨部材載置部116の凹設部分に、先に研磨部材高さ調整板1160を受け入れ、次に砥石90aを受け入れることによって、研磨補助板114の上面と砥石90aの上面との高さを一致する。
刃付け板118は、研磨補助板114の上面1140に追加的に載置し、研磨補助板114の上下方向の長さ(高さ)を実質的に増加することによって、その上面でフリーボールベアリング48、50を回動する包丁研磨システム10による刃先840の研磨角度θを鈍くするための、板状部材である。いわゆる小刃付けを行うために研磨角度θを変更するための部材である。刃付け板118は、軽量であり、ある程度の強度のある材料であり、かつ、金属よりも軟質である材料、例えば木材で形成されている。刃付け板118は、平面視において、研磨補助板114と前後及び左右の端を同じくする四角形状である。刃付け板118の、前後方向及び左右方向の長さは、研磨補助板114と同一である。一方、刃付け板118の上下方向の長さ(厚み)は、包丁研磨システム10に挟持された刃物84の刃先840が研磨部材90と当接する角度θにおける小刃として必要な刃先840の角度θ2に応じて、調節される。例えば、上記の包丁研磨システム10の例示している大きさ及び補助ゲージ100の大きさにおいて、刃先840の研磨部材90との当接角度θを13度から15度に変更する場合は、刃付け板118の上下方向の長さ(厚み)は、4mmとすることが適切である。
図11及び図12に示すように、刃物84の刃先840を補助ゲージ100の開口部102から開口奥104まで挿入するように、刃物84のあご846から切っ先842に向けて、刃先840に複数の補助ゲージ100を装着する。複数の補助ゲージ100が刃先840に装着された刃物84を、柄848を右側にし切っ先842を左側にし刃先840を前側に配設し、クランプ部20の挟持片22を挟持片24の上側になるように配設した状態において、一対の挟持片22、24の間に、峰850から挿入する。この際、ガイド板42、44の右側面よりクランプ部20の右側面が突出している状態となっているが、刃物84の柄元8480と柄848との境目近傍において、クランプ部20突出側の挟持片22、24の右側面を柄848に当てながら柄848に沿わせるように、挟持片22、24の間に刃物84を挿入する。補助ゲージ100に挟持片22、24の前端部2200、2400が当接するまで挿入すると、次に、図5Aに示すように、支点ボルト26、28を、挟持片22の内面226と挟持片24の内面246との間隔が刃物84の峰850の略幅になるように、プラスドライバー(図示しない)でそれぞれ締める。支点ボルト26、28を、それぞれ軽い力で締めていき止まるところで締めることを止めれば、挟持片22の内面226と挟持片24の内面246との間隔が刃物84の峰850の略幅となっている。次に、図5A及び図5Bに示すように、刃物固定ボルト30、32を六角レンチ(図示しない)でそれぞれ締めることにより、刃物84の任意の方向におけるテーパー形状に一対の挟持片22、24の内面226、246を沿わせるように挟持片22と挟持片24との対向する角度を変更する。刃物固定ボルト30、32はそれぞれ、挟持片22の刃物固定ボルト孔222a、222bに螺入しており、刃物固定ボルト30、32が六角レンチで締められることにより、刃物固定ボルト30、32の先端部300、320が挟持片24の内面246に当接し押圧することにより、一対の挟持片22、24の支点ボルト26、28より後側の内面226と内面246との間隔は広がることとなる。この際、支点ボルト26の頭部260及び支点ボルト28の頭部280が、挟持片22の上面(外面)228と当接し、支点ボルト26、28の位置において、挟持片22、24の内面226と内面246との間隔を広がらないように押さえる支点となる。そして、梃子の原理により、刃物固定ボルト30、32が挟持片24の内面246を押圧する力は、支点ボルト26、28の頭部260、280が支点となることと相まって、支点ボルト26、28より前側において、挟持片22、24の内面226と内面246との間隔を狭める向きに働く。これにより、クランプ部20の挟持片22、24の内面226、246は、峰850から刃先840へ、及び、柄元8480から切っ先842へ、テーパー形状となっている刃物84の形状に沿って当接し、刃物84を確実に挟持することができる。この間、挟持片22、24と刃物84の刃先840、特にあご846及び切っ先842との相対的な位置決めにおいて、複数の補助ゲージ100の作用により、再現性が維持された状態で、刃物84は挟持されている。刃物84がクランプ部20の一対の挟持片22、24に確実に挟持された後は、複数の補助ゲージ100は、刃先840から離脱される。
図5Bに示すように、半分砥石90cの他方部94に刃物84が挟持された包丁研磨システム10のガイド部40のフリーボールベアリング48又はフリーボールベアリング50(ここでは、フリーボールベアリング50とする。)を載置する。この際、刃物84の刃先840の当接面840aは半分砥石90cの一方部92に当接するように、半分砥石90c上に包丁研磨システム10を載置する。
フリーボールベアリング50の半分砥石90cとの当接点5006から中間部材46の交点464までの距離は不変である。交点464から刃先840までの距離は、補助ゲージ100の作用により、予め定められた距離となっている。さらに、半分砥石90cの同一平面上に当接点5006と刃先840の当接面840aとが存在するため、刃先840と半分砥石90cとの当接する角度θは、研磨する度毎においても、研磨中においても、所定の一定の角度、例えば13度となる。
したがって、この状態で、刃先840の当接面840aを半分砥石90cの一方部92上に当接しながら、半分砥石90cの他方部94上でフリーボールベアリング50を任意の方向に回動すると、半分砥石90cの機能により、当接面840a側の刃先840に当該角度が形成される。
つまり、包丁研磨システム10を用いて、両刃の刃物84を補助ゲージ100を用いながらクランプ部20に適切に挟持し、半分砥石90c上で、刃先840を研磨すれば刃先840の当接面840a及び当接面840bのそれぞれにおいて、刃先840に鉛直軸860に対して面対称な状態で所定の一定の角度が、形成される。
上記の包丁研磨システム10の上下反転の行為は、刃物84と包丁研磨システム10の重量を加味しても、人の手で容易に瞬時に反転操作し実現できるものであり、両刃の刃物84において研磨しようとする刃先840の当接面840a、840bを容易に瞬時に反転することができるものである。
この状態で、フリーボールベアリング50を研磨補助板114の上面1140上で任意の方向に回動する。これにより、砥石90a上の刃先840の当接面840aが砥石90a上で任意の方向に摺動する。このとき、刃先84と砥石90aとのなす角度は、研磨補助板114に当接するフリーボールベアリング50の当接点5006と中間部材46の交点464と補助ゲージ100によってクランプ部20からの露出距離を規定された刃先840との関係から、所定の角度、例えば13度となっている。したがって、砥石90a上で摺動した刃先840の当接面840aは、鉛直軸860に対して所定の一定の角度に研磨され形成される。
さらに、刃物84が両刃の刃物である場合には、研磨する当接面840aを当接面840bと入れ替えるために、包丁研磨システム10を上下反転し、フリーボールベアリング48を研磨補助板114の上面1140上に載置する。そして、同様に、砥石90a上で刃先840の当接面840bを任意の方向に摺動する。このとき、刃先84と砥石90aとのなす角度は、研磨補助板114に当接するフリーボールベアリング48の当接点4806と中間部材46の交点464と補助ゲージ100によってクランプ部20からの露出距離を規定された刃先840との関係から、所定の角度、例えば13度となっている。したがって、砥石90a上で摺動した刃先840の当接面840bは、鉛直軸860に対して所定の一定の角度に研磨され形成される。そして、刃先840の当接面840aと当接面840bとは、鉛直軸860に対して面対称な状態で研磨され形成されることとなるため、刃物84に両刃の刃物の特徴であるまっすぐ切り込むことができるという機能が回復することとなる。上記の包丁研磨システム10の上下反転の行為は、刃物84と包丁研磨システム10の重量を加味しても、人の手で容易に瞬時に反転操作し実現できるものであり、両刃の刃物84において研磨しようとする刃先840の当接面840a、840bを容易に瞬時に反転することができるものである。
刃先840を摺動することにより耐水サンドペーパー90bが移動しないようにするため、及び、耐水サンドペーパー90bの上下方向の位置(高さ)を研磨台110の研磨補助板114の上面1140の高さと揃えるため、耐水サンドペーパー90bをサンドペーパー台1100の上面に固定する。耐水サンドペーパー90bが固定されたサンドペーパー台1100を研磨台110の研磨部材載置部116の凹設部分に載置する。以後の作業においては、上記の砥石90aを耐水サンドペーパー90bが固定されたサンドペーパー台1100と置き換えたものとしても、同様の効果を得ることができる。
上記の研磨方法では、刃先84と研磨部材90とのなす角度は、研磨補助板114に当接するフリーボールベアリング50の当接点5006と中間部材46の交点464と補助ゲージ100によってクランプ部20からの露出距離を規定された刃先840との関係から、所定の角度、例えば13度となっている。よって、刃先840の最先端8400に小刃を形成するためには、フリーボールベアリング50の当接点5006を上方に持ち上げる必要がある。そのため、研磨補助板114の高さを実質的に増加するため、研磨補助板114の上面1140に刃付け板118を載置する。例えば、上記の包丁研磨システム10の例示している大きさにおいて、刃先840の研磨部材90との当接角度を13度から15度に変更する場合は、刃付け板118の上下方向の長さ(厚み)は、4mmとすることが適切である。刃付け板118を研磨補助板114の上面1140に載置した後は、刃付け板118の上面にフリーボールベアリング50を載置し、研磨部材90上に刃先840を当接するように載置し、フリーボールベアリング50を任意の方向に回動し刃先840を研磨部材90上で任意の方向に摺動することによって、刃先840に小刃が形成される。両刃の刃物84である場合は、包丁研磨システム10を上下反転することによって、刃先840に面対称な小刃を容易に形成することができる。なお、小刃付けを行う際の研磨部材90は番手が1000番以上のものが好ましい。
最初の研磨作業として、研磨台110の研磨部材載置部116に、番手が400番の砥石90aを載置する。包丁研磨システム10の作用により刃先84の当接面840a又は当接面840bを所定の一定の角度で砥石90aと当接し、任意の方向に摺動することによって荒研磨する。両刃の刃物84については、包丁研磨システム10を上下反転し、同様に刃先840を所定の一定の角度で荒研磨する。
次の段階として、研磨台110の研磨部材載置部116に、番手が1000番の砥石90aを載置する。包丁研磨システム10の作用により刃先84の当接面840a又は当接面840bを所定の一定の角度で砥石90aと当接し、任意の方向に摺動することによって中研磨する。両刃の刃物84については、包丁研磨システム10を上下反転し、同様に刃先840を所定の一定の角度で中研磨する。
切刃形成の最終段階として、研磨台110の研磨部材載置部116に、番手が3000番の耐水サンドペーパー90bを固定したサンドペーパー台1100を載置する。包丁研磨システム10の作用により刃先84の当接面840a又は当接面840bを所定の一定の角度で耐水サンドペーパー90bと当接し、任意の方向に摺動することによって鏡面研磨する。両刃の刃物84については、包丁研磨システム10を上下反転し、同様に刃先840を所定の一定の角度で鏡面研磨する。
次に、小刃付けを行うための刃先840の研磨作業を説明する。
研磨台110の研磨部材載置部116に番手が1000番の砥石90aを載置する。研磨補助板114の上面1140に刃付け板118を載置し固定する。そして、刃付け板118の上面に包丁研磨システム10のフリーボールベアリング48を載置し、刃物84の刃先840を砥石90aの上に載置し、任意の方向に摺動することで、小刃を刃先840に形成し中研磨する。
刃先840に形成された小刃を鏡面研磨するために、研磨台110の研磨部材載置部116に、番手が3000番の耐水サンドペーパー90bを固定したサンドペーパー台1100を載置する。研磨補助板114の上面1140には刃付け板118を載置し固定する。上記と同様に、刃物84の刃先840を耐水サンドペーパー90bの上で任意の方向に摺動することで、小刃を鏡面研磨する。
一連の作業において、刃物84の切っ先842近傍の刃先840については、少し柄848を持ち上げて研磨することが好ましい。
なお、刃物84の刃先840の切れ味が低下した場合には、上記の小刃形成の段階から刃先840を研磨し直せばよい。
前記実施の形態においては、挟持片22の刃物固定ボルト孔222a、222bに螺入する刃物固定ボルト30、32の先端部300、320は直接的に挟持片24の内面246に当接していたが、図14に示すように、挟持片24の当該当接部分に、刃物固定ボルト孔242a、242bが穿孔されており、当該刃物固定ボルト孔242a、242bに刃物固定ボルト31、33が螺入し、刃物固定ボルト30の先端300が刃物固定ボルト31の先端310と当接し、刃物固定ボルト32の先端320が刃物固定ボルト33の先端330と当接するようにしてもよい。このように本発明の実施形態を変更することとすれば、刃物固定ボルト30、32の先端300、320を継続的に挟持片24の内面246に摺動することによって、挟持片24の内面246が穿孔されず、刃物固定ボルト31、33を交換することによって、継続的に包丁研磨システム10を使用し続けることができる。
図15に示すように、ガイド板42のベアリング用ボルト孔422aがガイド板42の後端近傍に、中間部材46のベアリング用ボルト孔460aが中間部材46の後端近傍に、さらに、ガイド板44のベアリング用ボルト孔442aがガイド板42の後端近傍に穿孔されていて、ガイド板42に固定されるフリーボールベアリング48及びガイド板44に固定されるフリーボールベアリング50は、それぞれのベアリング用ボルト孔422a、460a、442aにベアリング用ボルト4802aを貫入した後ナット4804aに螺入するようにしてもよい。ベアリング用ボルト4802aとナット4804aとの締め付けにより、ガイド板42、中間部材46、及びガイド板44とが一体となった状態で固定される。なお、フリーボールベアリング48、50は、それぞれガイド板42、44に接着剤等を用いて固定される。
包丁研磨システム10のクランプ部20の挟持片22、24は、正面視において挟持片22の左側端を細く形成するようにしてもよい。本発明の包丁研磨システム10は任意の刃物を挟持することができるものであることから、挟持される刃物84が小型のナイフなど刃渡りが10cm程度の刃物である場合、切っ先842近傍の刃先840を研磨する際に、挟持片22、24の左側端が研磨部材90と接触する可能性がある。このため、挟持片22、24の左側端が研磨部材90と接触しないよう、挟持片22、24の左側端を細く形成するものである。
研磨台110は、前後方向の中間付近で折り畳むことができるものであってもよい。
家庭で必要な時だけ研磨台110を使用できるようにする点において、研磨台110は折り畳み可能であることが好ましい。
刃物84を一対の挟持片22、24の間に挿入する際、支点ボルト26、28及び刃物固定ボルト30、32を締める前段階において、ハンドクランプ(図示しない)を用いて一対の挟持片22、24の前端部2200、2400を仮に挟持した後、刃物84を一対の挟持片22、24で挟持する作業を行ってもよい。刃物84を一対の挟持片22、24で確実に挟持した後に、ハンドクランプは除去する。
本発明を上記のように変更しても、前記実施の形態と同様に、本発明の効果を奏することができる。特に、一対の挟持片22、24の間隔及び対向する角度を、支点ボルト26、28及び刃物固定ボルト30、32を用いて変更することにより、任意の刃物の峰の厚みに対応し、且つ、刃物の任意の方向のテーパー形状に沿って刃物を確実に挟持することができるという効果を奏することができる。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
20 クランプ部
22 挟持片
220a 支点ボルト孔
220b 支点ボルト孔
222a 刃物固定ボルト孔
222b 刃物固定ボルト孔
224a 接続用ボルト孔
224b 接続用ボルト孔
226 内面(下面)
228 外面(上面)
2200 前端部
24 挟持片
240a 支点ボルト孔
240b 支点ボルト孔
242a 刃物固定ボルト孔
242b 刃物固定ボルト孔
244a 接続用ボルト孔
244b 接続用ボルト孔
246 内面(上面)
248 外面(下面)
2400 前端部
26 支点ボルト
260 頭部
28 支点ボルト
280 頭部
30 刃物固定ボルト
300 先端部
32 刃物固定ボルト
320 先端部
31 刃物固定ボルト
310 先端部
33 刃物固定ボルト
330 先端部
34 接続部
340 接続板
342a 接続板孔
342b 接続板孔
342c 接続板孔
342d 接続板孔
344a 接続用ボルト
344b 接続用ボルト
344c 接続用ボルト
344d 接続用ボルト
36 接続部
360 接続板
362a 接続板孔
362b 接続板孔
362c 接続板孔
362d 接続板孔
364a 接続用ボルト
364b 接続用ボルト
364c 接続用ボルト
364d 接続用ボルト
40 ガイド部
42 ガイド板
420a 接続用ボルト孔
420b 接続用ボルト孔
422a ベアリング用ボルト孔
422b ベアリング用ボルト孔
44 ガイド板
440a 接続用ボルト孔
440b 接続用ボルト孔
442a ベアリング用ボルト孔
442b ベアリング用ボルト孔
46 中間部材
460a ベアリング用ボルト孔
460b ベアリング用ボルト孔
462 中心面
464 交点
48 フリーボールベアリング
480 ボール収容部材
482 凹み
484 大径ボール
486 小径ボール
488 ストッパ
4800a ベアリング用ボルト孔
4800b ベアリング用ボルト孔
4802a ベアリング用ボルト
4802b ベアリング用ボルト
4804a ナット
4804b ナット
4806 半分砥石90cの他方部94又は研磨補助板114の上面1140との当接点
50 フリーボールベアリング
500 ボール収容部材
504 大径ボール
5000a ベアリング用ボルト孔
5000b ベアリング用ボルト孔
5006 半分砥石90cの他方部94又は研磨補助板114の上面1140との当接点
52 重心直線
84 刃物
840 刃先
840a 刃先840の研磨部材90との当接面であって挟持片24側の当接面
840b 刃先840の研磨部材90との当接面であって挟持片22側の当接面
8400 刃先の最先端又は小刃
842 切っ先
844 刃元
846 あご
848 柄
8480 柄元
850 峰
860 鉛直軸
θ 刃先840の研磨部材90との当接する角度
θ1 両刃の刃物84の刃先840の鉛直軸860に対する角度
θ2 両刃の刃物84の小刃8400の鉛直軸860に対する角度
90 研磨部材
90a 砥石
90b 耐水サンドペーパー
90c 半分砥石
92 一方部
94 他方部
100 補助ゲージ
102 開口部
104 開口奥
110 研磨台
112 底板
114 研磨補助板
1140 研磨補助板の上面
116 研磨部材載置部
118 刃付け板
1100 サンドペーパー台
1160 研磨部材高さ調整板
Claims (5)
- 硬質材料で形成され刃物を挟持するクランプ部と、
前記クランプ部に挟持された刃物の刃先を研磨部材に対して所定の一定の角度に傾斜させながら前記クランプ部を連結し支持するガイド部と、を備える包丁研磨システムであって、
前記クランプ部は、二枚の挟持片と、一方の挟持片に貫入し他方の挟持片に螺入し一方の挟持片の外面を頭部で押さえる二つの支点ボルトと、一方の挟持片に螺入し他方の挟持片の内面を押圧することによって支点ボルト頭部を支点として二枚の挟持片の対向する角度を任意に変更する二つの刃物固定ボルトと、を有しており、
任意の厚みの峰を有する刃物を二枚の挟持片の間に峰から挿入し、二つの支点ボルトをそれぞれ締め、さらに、二つの刃物固定ボルトをそれぞれ締めることによって、刃物を挟持し、
二つの支点ボルトと二つの刃物固定ボルトとの間の距離は、二つの支点ボルトと二枚の挟持片の前端部との間の距離よりも、短いことを特徴とする、包丁研磨システム。 - 硬質材料で形成され刃物を挟持するクランプ部と、
前記クランプ部に挟持された刃物の刃先を研磨部材に対して所定の一定の角度に傾斜させながら前記クランプ部を連結し支持するガイド部と、を備える包丁研磨システムであって、
前記クランプ部は、二枚の挟持片と、一方の挟持片に貫入し他方の挟持片に螺入し一方の挟持片の外面を頭部で押さえる二つの支点ボルトと、一方の挟持片に螺入し他方の挟持片の内面を押圧することによって支点ボルト頭部を支点として二枚の挟持片の対向する角度を任意に変更する二つの刃物固定ボルトと、を有しており、
任意の厚みの峰を有する刃物を二枚の挟持片の間に峰から挿入し、二つの支点ボルトをそれぞれ締め、さらに、二つの刃物固定ボルトをそれぞれ締めることによって、刃物を挟持することを特徴とし、
前記ガイド部は、フリーボールベアリングが設けられていることを特徴とする、包丁研磨システム。 - 前記ガイド部は、上下に面対称であり、
前記ガイド部の上下両面に同一形状のフリーボールベアリングが、前記ガイド部の中心面に対して面対称に設けられていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の包丁研磨システム。 - 刃物のあご近傍に装着されて、刃物のあご及び切っ先と前記クランプ部との位置決めに用いられる複数のゲージを有することを特徴とする、請求項1ないし請求項3に記載の包丁研磨システム。
- 研磨部材は、刃先と当接する一方部においては研磨機能を有するよう非平滑に形成され、フリーボールベアリングと当接する他方部においては平滑に形成されている砥石であることを特徴とする、請求項2又は請求項3に記載の包丁研磨システム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152692A JP6246873B1 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | 包丁研磨システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016152692A JP6246873B1 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | 包丁研磨システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6246873B1 true JP6246873B1 (ja) | 2017-12-13 |
JP2018020399A JP2018020399A (ja) | 2018-02-08 |
Family
ID=60659090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016152692A Active JP6246873B1 (ja) | 2016-08-03 | 2016-08-03 | 包丁研磨システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6246873B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108000379A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-05-08 | 陈烁 | 可定向磨刀器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE545979C2 (en) * | 2022-01-14 | 2024-04-02 | Tormek Ab | A precision grinding jig for holding a blade and a grinding system comprising the grinding jig |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0214943A2 (en) * | 1985-09-02 | 1987-03-18 | Torgny Jansson | Grinding jig for knives |
JPH0586451U (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-22 | 斉藤 悦朗 | 刃物研磨装置 |
JPH065144Y2 (ja) * | 1986-12-11 | 1994-02-09 | 道男 長田 | 可動盤支持装置を備えた横型射出成形機 |
JP2007168001A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Satoshi Shimizu | 刃先研ぎ補助具 |
JP2008260115A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-30 | Yoshiteru Amano | 平鉋の刃研ぎ機 |
-
2016
- 2016-08-03 JP JP2016152692A patent/JP6246873B1/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0214943A2 (en) * | 1985-09-02 | 1987-03-18 | Torgny Jansson | Grinding jig for knives |
JPH065144Y2 (ja) * | 1986-12-11 | 1994-02-09 | 道男 長田 | 可動盤支持装置を備えた横型射出成形機 |
JPH0586451U (ja) * | 1992-04-30 | 1993-11-22 | 斉藤 悦朗 | 刃物研磨装置 |
JP2007168001A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Satoshi Shimizu | 刃先研ぎ補助具 |
JP2008260115A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-10-30 | Yoshiteru Amano | 平鉋の刃研ぎ機 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108000379A (zh) * | 2018-01-26 | 2018-05-08 | 陈烁 | 可定向磨刀器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018020399A (ja) | 2018-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
USRE46941E1 (en) | Tool setter for a grinding machine | |
US6640666B2 (en) | Vise system with article engaging jaw accessories | |
JP6246873B1 (ja) | 包丁研磨システム | |
EP1987916A1 (en) | A grinding machine and a grinding jig therefore | |
US20070281594A1 (en) | Honing guide assembly with camber roller | |
SE1950422A1 (en) | A grinding jig for a blade tool | |
US7335093B1 (en) | Blade sharpening holder | |
US20150140909A1 (en) | Holder for sharpening and faceting | |
US6726543B1 (en) | Skate blade sharpening apparatus and method | |
JP4849836B2 (ja) | 管の切断・面取機 | |
US5142946A (en) | Sharpener for circular saws | |
JP3991158B2 (ja) | 庖丁研ぎ器 | |
US6386068B1 (en) | Apparatus for sharpening/bevelling of ski or snowboard edges | |
US1201515A (en) | Glass-cutter. | |
KR102025515B1 (ko) | 조각도 연마 장치 | |
JPS58136368A (ja) | スキ−研器 | |
US5099722A (en) | Cabinet scraper burnishing tool | |
KR200308671Y1 (ko) | 숫돌 받침대 | |
CN110802447B (zh) | 能任意调整二斜面或三斜面钻头静点大小的钻头磨刃机 | |
JP3223454U (ja) | 刃物研ぎ装置 | |
US450215A (en) | Knife-sharpener | |
TWI665052B (zh) | 刀具研磨機結構 | |
JP3137904U (ja) | 刃物の研ぎ具 | |
JP5036028B2 (ja) | ソーチェン研磨用の円形砥石 | |
US1817506A (en) | Sharpener for shears and scissors blades |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171107 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171115 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6246873 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |