JP2007168001A - 刃先研ぎ補助具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 料理の職人から一般家庭における素人であっても、必要な時に出刃包丁等の刃先を正確かつ簡易に研ぎ上げることができるところの簡潔な構造で、取り扱いの極めて容易な刃先研ぎ補助具を提供する。
【解決手段】 先端を高硬度にした角度調整螺子を底面から出し入れ自在に装備した角度調整部と角度調整部の一側面から上下2段に分けて伸長する刃先把持部とから構成して、刃先把持部上段の固着部には刃先の固定螺子を装備すると共に、下段の刃先受け部では上面で固定螺子に抑えられた刃先を受けており、下面は傾斜状に形成する刃先研ぎ補助具であって、角度調整部に装備した上記角度調整螺子の出し入れとの関連によって刃先の研ぎ角度を常に一定状態に設定している。
【選択図】 図1
【解決手段】 先端を高硬度にした角度調整螺子を底面から出し入れ自在に装備した角度調整部と角度調整部の一側面から上下2段に分けて伸長する刃先把持部とから構成して、刃先把持部上段の固着部には刃先の固定螺子を装備すると共に、下段の刃先受け部では上面で固定螺子に抑えられた刃先を受けており、下面は傾斜状に形成する刃先研ぎ補助具であって、角度調整部に装備した上記角度調整螺子の出し入れとの関連によって刃先の研ぎ角度を常に一定状態に設定している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、刃先研ぎ補助具に関しており、具体的には何人であっても出刃包丁等の刃先を正確かつ簡易に研ぎ上げることのできる刃先研ぎ補助具に関する。
漁場における簡単な魚捌き、魚市場での魚処理に始まって各種の料理店や家庭における食事の準備において、魚に限らず野菜等の幅広い食準備にあっては、各種の包丁が使われている。包丁等の刃物は、長年の使用や難解な対象物に対する加工処理において刃先の磨耗や損傷にいたることが多く経験されているところであり、商売の料理人に始まって普通の家庭における素人にあってもそのような刃物を切れ易くする修復のために色々な手法によって刃物を研ぎ上げることが普通に行われている。
しかしながら、刃研ぎのテクニックはそれなりに難解であり、素人は言うまでも無く料理人であってもしばしの修行の後にあって始めて丸刃で無い通常の刃物に研ぎ上げているのが現状であり、刃物の研ぎ上げが商売になっていてそれなりの繁盛を形成しているのも良く知られた現実の実態である。
このために、包丁の刃の鎬面を切れ刃の角度に正確に対応させて平坦に研げるようにする(特許文献1)、多様な形状の包丁の刃先を使って研ぐときに、刃先の曲線に対しても刃先角度を維持しながら容易に研げる(特許文献2)及び砥石と刃物の刃先とで構成する研ぎ角度を一定の所定角度に保つ(特許文献3)等の各種提案が既になされている。
然るに、いずれの提案においても過剰で大層な構造の割には、刃物に所期の研ぎ上げを達成することは極めて困難であることが既に明らかになっている。
特許公開2000-743号公報
特許公開2004-283920号公報
特許公開2005-254438号公報
しかしながら、刃研ぎのテクニックはそれなりに難解であり、素人は言うまでも無く料理人であってもしばしの修行の後にあって始めて丸刃で無い通常の刃物に研ぎ上げているのが現状であり、刃物の研ぎ上げが商売になっていてそれなりの繁盛を形成しているのも良く知られた現実の実態である。
このために、包丁の刃の鎬面を切れ刃の角度に正確に対応させて平坦に研げるようにする(特許文献1)、多様な形状の包丁の刃先を使って研ぐときに、刃先の曲線に対しても刃先角度を維持しながら容易に研げる(特許文献2)及び砥石と刃物の刃先とで構成する研ぎ角度を一定の所定角度に保つ(特許文献3)等の各種提案が既になされている。
然るに、いずれの提案においても過剰で大層な構造の割には、刃物に所期の研ぎ上げを達成することは極めて困難であることが既に明らかになっている。
本発明は、刃先研ぎ補助具に関しており、料理の職人から一般家庭における素人であっても、必要な時に出刃包丁等の刃先を正確かつ簡易に研ぎ上げることができるところの簡潔な構造で、取り扱いの極めて容易な刃先研ぎ補助具の提供を目的にしている。
本発明による刃先研ぎ補助具は、先端を高硬度にした角度調整螺子を底面から出し入れ自在に装備した角度調整部と角度調整部の一側面から上下2段に分けて伸長する刃先把持部とから構成しており、刃先把持部上段の固着部には刃先の固定螺子を装備すると共に、下段の刃先受け部では上面で固定螺子に抑えられた刃先を受けており、下面は傾斜状に形成することで角度調整部に装備した上記角度調整螺子の出し入れとの関連によって刃先の研ぎ角度を常に一定状態に設定している。
本発明による刃先研ぎ補助具は、上記のように構成することで以下のような多様な効果を奏している。
1.刃物の刃先の角度を一定に研ぐことが出来る。
2.刃物の刃先の角度を好みの角度に調整しながら研ぐことが出来る。
3.刃物の両刃であっても容易に研ぎ上げることが出来る。
4.長い刃の刃物であっても刃先研ぎ補助具の取付位置を変えることで支障 なく研ぎ上げることが出来る。
5.柄の無い刃物であっても研ぐことが出来る。
6.全ての刃物に適用出来る。
7.刃先の角度を決める支点を砥石上に置けるので刃先の角度を安定的に維 持出来る。
8.刃先の角度を決める支点を際限なく包丁に近づけられるので砥石を広く 使用出来る。
1.刃物の刃先の角度を一定に研ぐことが出来る。
2.刃物の刃先の角度を好みの角度に調整しながら研ぐことが出来る。
3.刃物の両刃であっても容易に研ぎ上げることが出来る。
4.長い刃の刃物であっても刃先研ぎ補助具の取付位置を変えることで支障 なく研ぎ上げることが出来る。
5.柄の無い刃物であっても研ぐことが出来る。
6.全ての刃物に適用出来る。
7.刃先の角度を決める支点を砥石上に置けるので刃先の角度を安定的に維 持出来る。
8.刃先の角度を決める支点を際限なく包丁に近づけられるので砥石を広く 使用出来る。
本発明による刃先研ぎ補助具は、先端を高硬度にした角度調整螺子を底面から出し入れ自在に装備した角度調整部と角度調整部の一側面から上下2段に分けて伸長する刃先把持部とから構成し、刃先把持部上段の固着部には刃先の固定螺子を装備し下段の刃先受け部は上面で固定螺子に抑えられた刃先を受け下面は傾斜状にして角度調整螺子の出し入れとで刃先の研ぎ角度を設定している。
本発明による刃先研ぎ補助具は、その実施例を図1の斜視図と図1を矢印Aの方向に見た矢視図2によって表示している。
本発明の刃先研ぎ補助具1は、総体的に角度調整部2と刃先把持部3とから構成されている。角度調整部2は、角型に形成されたブロック体から構成されて刃先研ぎ補助具1の一部を形成しており、その中心部4には先端5を高硬度にした角度調整螺子6を螺着させて、角度調整部2の底面7から出し入れ自在に装備することで、刃先研ぎ補助具1の傾斜角を任意に設定している。
角度調整部2の一側面からは、刃先把持部3が上下2段に分けた形状で伸長する形態において角度調整部2と一体になって構成されている。
刃先把持部3の上段を構成している固着部8は、角度調整部2の上面と同一面を構成しており、その中央部分には刃先を定着するための固定螺子9を装備している。そして、刃先把持部3の下段を構成している刃先受け部10は、角度調整部2の下段部分から固着部8と同様に伸長しており、刃先受け部10の上面11は、上段の固着部8と平行な平面形状に構成され、固着部8に装備されている固定螺子9に対応して刃先を研ぐ必要のある刃物を受けて止めることで、固着部8の固定螺子9と一体になって刃物に刃先研ぎ補助具1を定着する機能を分担している。
又、刃先受け部10の下面12は、角度調整部2の端部13から刃先受け部10の先端14に向かって傾いて行く傾斜面15を形成しており、刃物の刃が鎬面から傾斜している角度に対応させることで刃先受け部10の先端14が後述する砥石に接触しないようにして、刃先研ぎ補助具1を取り付け易いようにしている。
刃先受け部10の傾斜面15は、角度調整部2に装備した上記角度調整螺子6の出し入れとも関連させており、刃先の研ぎ角度を常に一定状態に設定するために角度調整螺子6を下部7から突出させるように捩じ込んだり、角度調整螺子6の先端5を角度調整部2の内部に引き込ませたりしても、刃先受け部10の先端14が砥石に接触しないようにしている。
以上のように、本発明による刃先研ぎ補助具1は、刃先把持部3の上段を構成している固着部8に螺着させた固定螺子9と刃先把持部3の下段を構成している刃先受け部10の上面11とで、刃先を研ぐ必要のある刃物を受けて止めるように刃物の刃先を定着することによって、刃物の適当な位置に簡単に取り付けることが出来るものである。
次いで、刃先研ぎ補助具1が取り付けられた刃物は、砥石の上に運ばれて刃先の研ぎ上げ角を決める工程に移るが、この調整は、角度調整部2に装備した角度調整螺子6の捻じ込み作業によって角度調整部2の底面7から角度調整螺子6を出し入れする操作によるものであり、結果的に刃物の刃先と刃先研ぎ補助具1の角度調整螺子6とが、砥石の上でその傾斜角を安定的に設定することになる。
上述した刃先研ぎ補助具の研ぎ上げる刃物への取り付け方及び刃先研ぎ補助具を取り付けた刃物の砥石に対する設定順序でも明らかなように、本発明による刃先研ぎ補助具は、包丁の刃先の角度を一定に研ぐことが出来るのは当然として、包丁の刃先の角度を好みの角度に調整しながら研ぐことが出来るものであり、包丁が両刃であっても刃先研ぎ補助具と刃物との付け替えによって容易に研ぎ上げることが出来ると共に、長い刃の包丁であっても刃先研ぎ補助具の取付位置を変えることで支障なく研ぎ上げることが出来る良さを発揮している。
さらに、柄の無い刃物であっても研ぐことが出来ることも明らかであることから、総合的には全ての刃物に適用出来ながら何れをも正確な角度に研ぎ上げることが可能であるので、極めて利便性に飛んだ刃先研ぎ補助具であるといえる。
次に、刃先研ぎ補助具を取り付けた刃物の研ぎ方について、図3、4に基づいて説明する。
図3は、刃先研ぎ補助具1を上述したように取り付けた包丁16を砥石17の上に設定した場合の平面図であり、図4は、図3を矢印Bの方向から見た正面図である。
図示の例では、包丁16の中間部18の刃19を最初に研ぎ上げようとしている場合であるので、図3の平面図で明らかなように、刃先研ぎ補助具1は、包丁16の刃19の略中間部分に取り付けられている。
包丁16は、その分厚い背部20から鎬21まで略同じ厚さもしくは若干の傾斜面を形成して構成されているが、鎬21からは刃19を形成するもので鋭い傾斜を持って構成されている。
刃毀れ等の刃の磨耗は、この刃19の先端部分において発生するものである。従って、刃の研ぎ上げは、鎬面21から先の鋭い傾斜面を研いで刃先に丸みを付けることなく、鋭い直線部を形成するように鎬21から先端まで直線状に粗い砥石面で磨き上げることであるから、鎬21から先端に向かって曲線状態を形成することは絶対に許されないことである。
そのために、砥石17上に設定される包丁16の形態は、図4のような関係に置かれている。
包丁16に取り付けられた刃先研ぎ補助具1は、刃先把持部3の固着部8に螺着させた固定螺子9と刃先受け部10の上面11とで刃物の背部20を受けて止めているが、刃物の背部20をどのような位置まで押し込んで設定するかは、刃先受け部10の下面15が砥石の表面に当たることが無いように調整している。
一方、角度調整部2に螺着された先端5を高硬度にした角度調整螺子6は、角度調整部2の底面7から出し入れ自在に装備することで、刃先研ぎ補助具1の傾斜角を設定しているが、この際に考慮することは、刃先受け部10の下面15が砥石の表面に当たることが無いように調整すると同時に刃物16の刃先19の角度が適切な鋭角になるように設定することである。
従って、角度調整螺子6の先端5は砥石の上を擦ることになるが、そのために先端部を予め高硬度にしてあるから先端の磨耗は極力防止されるものであって、包丁16に取り付けられた刃先研ぎ補助具1の寿命には決定的な障害にならなくしてある。
本実施例の場合における包丁16の研ぎ方は、図3に示しているものであり、基本的には、矢印Cの方向に前後させることで包丁16の中間部18の刃19を研ぎ上げるものであるが、刃先研ぎ補助具1が砥石17を外れない範囲において矢印Dのように包丁16と砥石17との関係を円弧状に移動させることや矢印Eのように包丁の刃先の方向に前後させることも可能であるから、刃先研ぎ補助具1を一旦取り外して再度別の位置に付け替える時間との関係を検討できる余地も兼ね備えている。
上述した刃先研ぎ補助具を刃物に取り付けての研ぎ上げ方でも説明したように、本発明による刃先研ぎ補助具は、刃先の角度を決める支点を際限なく包丁に近づけられることから砥石を広く使用出来ると共に、刃先の角度を決める支点を砥石上に置けるので刃先の角度を安定的に維持することが可能になるという良さも併せ持っているものである。
本発明の刃先研ぎ補助具1は、総体的に角度調整部2と刃先把持部3とから構成されている。角度調整部2は、角型に形成されたブロック体から構成されて刃先研ぎ補助具1の一部を形成しており、その中心部4には先端5を高硬度にした角度調整螺子6を螺着させて、角度調整部2の底面7から出し入れ自在に装備することで、刃先研ぎ補助具1の傾斜角を任意に設定している。
角度調整部2の一側面からは、刃先把持部3が上下2段に分けた形状で伸長する形態において角度調整部2と一体になって構成されている。
刃先把持部3の上段を構成している固着部8は、角度調整部2の上面と同一面を構成しており、その中央部分には刃先を定着するための固定螺子9を装備している。そして、刃先把持部3の下段を構成している刃先受け部10は、角度調整部2の下段部分から固着部8と同様に伸長しており、刃先受け部10の上面11は、上段の固着部8と平行な平面形状に構成され、固着部8に装備されている固定螺子9に対応して刃先を研ぐ必要のある刃物を受けて止めることで、固着部8の固定螺子9と一体になって刃物に刃先研ぎ補助具1を定着する機能を分担している。
又、刃先受け部10の下面12は、角度調整部2の端部13から刃先受け部10の先端14に向かって傾いて行く傾斜面15を形成しており、刃物の刃が鎬面から傾斜している角度に対応させることで刃先受け部10の先端14が後述する砥石に接触しないようにして、刃先研ぎ補助具1を取り付け易いようにしている。
刃先受け部10の傾斜面15は、角度調整部2に装備した上記角度調整螺子6の出し入れとも関連させており、刃先の研ぎ角度を常に一定状態に設定するために角度調整螺子6を下部7から突出させるように捩じ込んだり、角度調整螺子6の先端5を角度調整部2の内部に引き込ませたりしても、刃先受け部10の先端14が砥石に接触しないようにしている。
以上のように、本発明による刃先研ぎ補助具1は、刃先把持部3の上段を構成している固着部8に螺着させた固定螺子9と刃先把持部3の下段を構成している刃先受け部10の上面11とで、刃先を研ぐ必要のある刃物を受けて止めるように刃物の刃先を定着することによって、刃物の適当な位置に簡単に取り付けることが出来るものである。
次いで、刃先研ぎ補助具1が取り付けられた刃物は、砥石の上に運ばれて刃先の研ぎ上げ角を決める工程に移るが、この調整は、角度調整部2に装備した角度調整螺子6の捻じ込み作業によって角度調整部2の底面7から角度調整螺子6を出し入れする操作によるものであり、結果的に刃物の刃先と刃先研ぎ補助具1の角度調整螺子6とが、砥石の上でその傾斜角を安定的に設定することになる。
上述した刃先研ぎ補助具の研ぎ上げる刃物への取り付け方及び刃先研ぎ補助具を取り付けた刃物の砥石に対する設定順序でも明らかなように、本発明による刃先研ぎ補助具は、包丁の刃先の角度を一定に研ぐことが出来るのは当然として、包丁の刃先の角度を好みの角度に調整しながら研ぐことが出来るものであり、包丁が両刃であっても刃先研ぎ補助具と刃物との付け替えによって容易に研ぎ上げることが出来ると共に、長い刃の包丁であっても刃先研ぎ補助具の取付位置を変えることで支障なく研ぎ上げることが出来る良さを発揮している。
さらに、柄の無い刃物であっても研ぐことが出来ることも明らかであることから、総合的には全ての刃物に適用出来ながら何れをも正確な角度に研ぎ上げることが可能であるので、極めて利便性に飛んだ刃先研ぎ補助具であるといえる。
次に、刃先研ぎ補助具を取り付けた刃物の研ぎ方について、図3、4に基づいて説明する。
図3は、刃先研ぎ補助具1を上述したように取り付けた包丁16を砥石17の上に設定した場合の平面図であり、図4は、図3を矢印Bの方向から見た正面図である。
図示の例では、包丁16の中間部18の刃19を最初に研ぎ上げようとしている場合であるので、図3の平面図で明らかなように、刃先研ぎ補助具1は、包丁16の刃19の略中間部分に取り付けられている。
包丁16は、その分厚い背部20から鎬21まで略同じ厚さもしくは若干の傾斜面を形成して構成されているが、鎬21からは刃19を形成するもので鋭い傾斜を持って構成されている。
刃毀れ等の刃の磨耗は、この刃19の先端部分において発生するものである。従って、刃の研ぎ上げは、鎬面21から先の鋭い傾斜面を研いで刃先に丸みを付けることなく、鋭い直線部を形成するように鎬21から先端まで直線状に粗い砥石面で磨き上げることであるから、鎬21から先端に向かって曲線状態を形成することは絶対に許されないことである。
そのために、砥石17上に設定される包丁16の形態は、図4のような関係に置かれている。
包丁16に取り付けられた刃先研ぎ補助具1は、刃先把持部3の固着部8に螺着させた固定螺子9と刃先受け部10の上面11とで刃物の背部20を受けて止めているが、刃物の背部20をどのような位置まで押し込んで設定するかは、刃先受け部10の下面15が砥石の表面に当たることが無いように調整している。
一方、角度調整部2に螺着された先端5を高硬度にした角度調整螺子6は、角度調整部2の底面7から出し入れ自在に装備することで、刃先研ぎ補助具1の傾斜角を設定しているが、この際に考慮することは、刃先受け部10の下面15が砥石の表面に当たることが無いように調整すると同時に刃物16の刃先19の角度が適切な鋭角になるように設定することである。
従って、角度調整螺子6の先端5は砥石の上を擦ることになるが、そのために先端部を予め高硬度にしてあるから先端の磨耗は極力防止されるものであって、包丁16に取り付けられた刃先研ぎ補助具1の寿命には決定的な障害にならなくしてある。
本実施例の場合における包丁16の研ぎ方は、図3に示しているものであり、基本的には、矢印Cの方向に前後させることで包丁16の中間部18の刃19を研ぎ上げるものであるが、刃先研ぎ補助具1が砥石17を外れない範囲において矢印Dのように包丁16と砥石17との関係を円弧状に移動させることや矢印Eのように包丁の刃先の方向に前後させることも可能であるから、刃先研ぎ補助具1を一旦取り外して再度別の位置に付け替える時間との関係を検討できる余地も兼ね備えている。
上述した刃先研ぎ補助具を刃物に取り付けての研ぎ上げ方でも説明したように、本発明による刃先研ぎ補助具は、刃先の角度を決める支点を際限なく包丁に近づけられることから砥石を広く使用出来ると共に、刃先の角度を決める支点を砥石上に置けるので刃先の角度を安定的に維持することが可能になるという良さも併せ持っているものである。
本発明の刃先研ぎ補助具は、料理の職人から一般家庭における素人であっても、必要な時に出刃包丁等の刃物の刃先を正確かつ簡易に研ぎ上げることができる簡潔な構造であり、取り扱いも極めて容易であって全ての刃物に簡単に適用できるものである。
1 刃先研ぎ補助具、
2 角度調整部、
3 刃先把持部、
5 高硬度の先端、
6 角度調整螺子
8 固着部、
9 固定螺子、
10 刃先受け部、
15 傾斜面、
16 包丁、
17 砥石、
19 刃、
20 背部、
2 角度調整部、
3 刃先把持部、
5 高硬度の先端、
6 角度調整螺子
8 固着部、
9 固定螺子、
10 刃先受け部、
15 傾斜面、
16 包丁、
17 砥石、
19 刃、
20 背部、
Claims (1)
- 先端を高硬度にした角度調整螺子を底面から出し入れ自在に装備した角度調整部と該角度調整部の一側面から上下2段に分けて伸長する刃先把持部とから構成し、刃先把持部上段の固着部には刃先の固定螺子を装備し下段の刃先受け部は上面で該固定螺子に抑えられた刃先を受け下面は傾斜状にして角度調整螺子の出し入れとで刃先の研ぎ角度を設定する刃先研ぎ補助具
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005367470A JP2007168001A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 刃先研ぎ補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005367470A JP2007168001A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 刃先研ぎ補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007168001A true JP2007168001A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38295230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005367470A Pending JP2007168001A (ja) | 2005-12-21 | 2005-12-21 | 刃先研ぎ補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007168001A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003260B1 (ko) | 2010-07-27 | 2010-12-21 | 성백욱 | 칼날 연마용 안전손잡이 기구 |
JP6246873B1 (ja) * | 2016-08-03 | 2017-12-13 | 森 正明 | 包丁研磨システム |
KR101876722B1 (ko) * | 2016-10-19 | 2018-07-13 | 장성진 | 날 연마각도 조절장치 |
-
2005
- 2005-12-21 JP JP2005367470A patent/JP2007168001A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101003260B1 (ko) | 2010-07-27 | 2010-12-21 | 성백욱 | 칼날 연마용 안전손잡이 기구 |
JP6246873B1 (ja) * | 2016-08-03 | 2017-12-13 | 森 正明 | 包丁研磨システム |
KR101876722B1 (ko) * | 2016-10-19 | 2018-07-13 | 장성진 | 날 연마각도 조절장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080402 |