JP6244997B2 - バスバーの取付構造 - Google Patents

バスバーの取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6244997B2
JP6244997B2 JP2014047633A JP2014047633A JP6244997B2 JP 6244997 B2 JP6244997 B2 JP 6244997B2 JP 2014047633 A JP2014047633 A JP 2014047633A JP 2014047633 A JP2014047633 A JP 2014047633A JP 6244997 B2 JP6244997 B2 JP 6244997B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
resin panel
resin
side wall
mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014047633A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015171829A (ja
Inventor
稔裕 後藤
稔裕 後藤
淳哉 加藤
淳哉 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2014047633A priority Critical patent/JP6244997B2/ja
Publication of JP2015171829A publication Critical patent/JP2015171829A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6244997B2 publication Critical patent/JP6244997B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

本発明は、透明性を有しかつ複数本のデフォッガ線が設けられる樹脂パネルに対して、複数本のデフォッガ線を電気的に接続する帯板状のバスバーを取付けるバスバーの取付構造に関する。
例えば、自動車等の車両のリヤウインドウには、透明なガラス板に、複数本のデフォッガ線、及び、複数本のデフォッガ線を電気的に接続するバスバーが印刷によって形成されたものがある(例えば特許文献1、2参照)。また、透明性を有する樹脂パネルに、デフォッガ線及びバスバーがスクリーン印刷によって形成されたものがある(例えば特許文献3参照)。
特開2003−128433号公報 特開2009−286260号公報 特開2000−6655号公報
車両のリヤウインドウには、湾曲形状に形成されたものが多い。特許文献1、2の場合、平板状のガラス板にデフォッガ線及びバスバーを印刷した後、そのガラス板を湾曲形状に曲げ加工することができる。しかし、特許文献3の場合、樹脂パネルが成形時に湾曲形状に形成される。このため、湾曲の形態によっては、バスバーを印刷することが困難な場合がある。その対策として、バスバーを導電性金属板で帯板状に形成し、そのバスバーを樹脂パネルに取付けることが考えられる。
樹脂パネルにバスバーを取付ける場合、ネジ、あるいは、接着剤を用いる方法が容易に考えられる。しかし、ネジを用いると、別部品が必要で、部品点数及び組付工数が増える。また、ネジの軸力で樹脂パネルにひけ状の変形をきたしたり、ネジの軸力の低下によって樹脂パネルに対するバスバーの密着力が低下したりする不具合がある。このため、ネジでは、樹脂パネルにバスバーを安価で容易にかつ強固に取付けることは困難である。また、接着剤を用いると、バスバーの取付強度(固定強度)が低く、樹脂パネルからバスバーが剥がれたり、接着剤の養生に工夫が必要となったりする不具合がある。このため、接着剤では、樹脂パネルにバスバーを容易にかつ強固に取付けることは困難である。また、そのような不具合を回避するため、樹脂パネルにバスバーを弾性的に係合するクリップ部を一体成形することが考えられる。しかし、樹脂パネルの成形型に対してバスバーの長手方向に沿う方向にスライド可能なスライド型を設定する必要があり、成形型が複雑となり高価になる不具合がある。このようなクリップ部では、樹脂パネルにバスバーを安価に取付けることは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、樹脂パネルにバスバーを安価で容易にかつ強固に取付けることのできるバスバーの取付構造を提供することにある。
第1の発明は、透明性を有しかつ複数本のデフォッガ線が設けられる樹脂パネルに対して、複数本のデフォッガ線を電気的に接続する帯板状のバスバーを取付けるバスバーの取付構造であって、樹脂パネルに対してバスバーを樹脂パネルに対面する方向から取付可能な取付手段が設けられ、取付手段は、樹脂パネルのバスバー取付側の面に突出された支持部と、バスバーに形成された取付部とからなり、取付部は、支持部に嵌合可能に形成され、取付部には、支持部に対して弾性的にかつ食い込み状に係止可能な係止部が形成されている。この構成によると、樹脂パネルの支持部にバスバーの取付部が樹脂パネルに対面する方向から嵌合されるとともに、支持部に係止部が弾性的にかつ食い込み状に係止される。これにより、樹脂パネルにバスバーを抜け止め状態にかつ固定的に取付けることができる。また、ネジ、接着剤、及び、クリップ部を用いる取付方法と異なり、樹脂パネルにバスバーを安価で容易にかつ強固に取付けることができる。
すなわち、ネジを用いないので、別部品が不要で、部品点数及び組付工数の増加を回避することができる。また、ネジの軸力で樹脂パネルにひけ状の変形をきたしたり、ネジの軸力の低下によって樹脂パネルに対するバスバーの密着力が低下したりことがない。また、接着剤を用いないので、バスバーの取付強度や接着剤の養生による不具合を回避することができる。また、樹脂パネルの支持部は、樹脂パネルの対向する方向からバスバーの取付部を嵌合するため、樹脂パネルの成形型にスライド型を設定する必要がない。このため、成形型の複雑化を回避することができる。また、樹脂パネルの支持部にバスバーの取付部を樹脂パネルに対面する方向から押付けることによって、樹脂パネルにバスバーを容易に取付けることができる。また、支持部に係止部が弾性的にかつ食い込み状に係止されるため、樹脂パネルからバスバーが強固に取付けることができる。したがって、樹脂パネルにバスバーを安価で容易にかつ強固に取付けることができる。
第2の発明は、第1の発明において、樹脂パネルの周縁部に不透明性の縁取り樹脂部が形成され、縁取り樹脂部に支持部が一体形成されている。この構成によると、縁取り樹脂部と支持部とを同色で形成することができる。また、樹脂パネルの裏面側にバスバーを取付ける場合、縁取り樹脂部により支持部が表面側から隠蔽されるため、樹脂パネルの表面側の見栄えを向上することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、支持部は、バスバーの短手方向両側に位置する一対の側壁部を有し、取付部は、一対の側壁部の間に嵌合可能に形成され、係止部は、バスバーの短手方向両側に一対形成されかつ一対の側壁部の対向壁面に係止可能である。この構成によると、樹脂パネルの支持部の一対の側壁部の間にバスバーの取付部が嵌合されるとともに、一対の側壁部にバスバーの一対の係止部が係止されることにより、樹脂パネルにバスバーを抜け止めすることができる。また、バスバーの短手方向の移動を規制することができる。
第4の発明は、第3の発明において、一対の側壁部には、バスバーの長手方向への一対の係止部の移動を規制するストッパ部が形成されている。
この構成によると、一対の側壁部に形成されたストッパ部により、バスバーの長手方向への一対の係止部の移動を規制することができる。ひいては、バスバーの長手方向の移動を規制することができる。
第5の発明は、第1又は2の発明において、支持部は、支柱形状に形成され、取付部は、支持部を嵌入可能な環状に形成され、係止部は、取付部の内周部に少なくとも1つ形成されかつ支持部の外周面に係止可能である。この構成によると、樹脂パネルの支持部にバスバーの取付部が嵌合されるとともに、支持部に少なくとも1つの係止部が係止されることにより、樹脂パネルにバスバーを抜け止めすることができる。また、バスバーの短手方向及び長手方向の移動を規制することができる。また、支持部が支柱形状であるため、成形しやすく、設置スペースが少なくて済む。
第6の発明は、第1〜5のいずれかの発明において、バスバーには、熱伸縮による長手方向の変位を吸収する変位吸収部が折り曲げにより形成されている。
この構成によると、バスバーの変位吸収部の弾性変形により、樹脂パネルとバスバーとの熱伸縮差を吸収することができる。
実施形態1にかかる樹脂ウインドウの車外側を示す図である。 樹脂ウインドウの車内側を部分的に示す図である。 バスバーの取付手段を示す斜視図である。 取付手段を示す断面図である。 バスバーの取付手段を分解して示す斜視図である。 変位吸収部を示す断面図である。 実施形態2にかかるバスバーの取付手段を示す斜視図である。 取付手段を示す断面図である。 バスバーの取付手段を分解して示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための実施形態について図面を用いて説明する。
[実施形態1]
実施形態1を説明する。本実施形態では、例えばセダン型の自動車の車体のリヤ窓開口部、あるいは、ワゴン車やバン型車のバックドアの窓開口部等に適用される自動車のリヤウインドウに適用される樹脂ウインドウを例示する。図1は樹脂ウインドウの車外側を示す図、図2は同じく車内側を部分的に示す図である。図1に示すように、樹脂ウインドウ10は、樹脂パネル12と複数本のデフォッガ線14と左右2本のバスバー16とを備えている。樹脂パネル12は、横長台形状の外形を有し、車外側を凸形とし、車内側を凹形とする湾曲形状に形成されている。
樹脂パネル12は、その主体をなすパネル本体18と、パネル本体18の室内側の外周部に設けられた縁取り樹脂部20とを有している(図2参照)。パネル本体18は、透明性を有する樹脂、例えばポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂からなる。また、縁取り樹脂部20は、不透明性(半透明性を含む)の着色樹脂、例えばガラス繊維やカーボンブラックが配合された黒色のポリカーボネート樹脂からなる。縁取り樹脂部20は、パネル本体18の裏面すなわち車内側の面の周縁部に対して全周に亘って積層状に形成されている。縁取り樹脂部20により樹脂パネル12の周縁部がブラックアウト化されている。また、樹脂パネル12は、例えば、透明性を有する樹脂を射出成形することによりパネル本体18を形成する工程と、パネル本体18に着色樹脂を射出成形することにより縁取り樹脂部20を形成する工程とを備える二色成形により形成されている。
図2に示すように、デフォッガ線14は、樹脂パネル12の車内側の面に複数本(図2では13本を示す)が形成されている。デフォッガ線14は、横方向に延びており、縦方向に所定間隔を隔てて配置されている。デフォッガ線14は、例えば、不図示のデフォッガ線塗布装置により導電ペーストを塗布することにより形成されている。デフォッガ線塗布装置は、ノズル(不図示)と樹脂パネル12との間に所定のクリアランスを保ちながら、ノズルを樹脂パネル12の湾曲形状に沿って横方向に移動させるとともに、ノズルから導電ペーストを流出する。これにより、樹脂パネル12の車内側の面に導電ペーストが塗布される。導電ペーストは、樹脂パネル12の横方向に所定の長さに亘って塗布されている。また、導電ペーストは、パネル本体18を横断しかつその両端部が縁取り樹脂部20の両側部の中央部に延びている。導電ペーストは、例えば銀ペーストからなり、硬化によってデフォッガ線14となる。
バスバー16は、縁取り樹脂部20の左右両側部に左右対称状に配置されている(図1参照)。バスバー16は、銅、アルミ、ニッケル等の導電性金属板により、帯板状に形成されている。バスバー16は、複数本のデフォッガ線14の各端部を電気的に接続するもので、デフォッガ線14の各端部に対して導電性を有する接着剤21を介して重合状に接着されている(図2参照)。両バスバー16の一端部(例えば下端部)には、それぞれ給電用リード線(不図示)が接続されるようになっている。バスバー16は、樹脂パネル12の縁取り樹脂部20に対して取付手段22を介して固定状態に取付けられている。取付手段22は、各バスバー16の上端部と下端部とその中間部に対応する計3箇所にそれぞれ設定されている。図3はバスバーの取付手段を示す斜視図、図4は同じく断面図、図5は同じく分解して示す斜視図である。
図5に示すように、取付手段22は、樹脂パネル12のバスバー取付側の面すなわち縁取り樹脂部20の室内側の面(「バスバー取付面」という)に突出された支持部24と、バスバー16に形成された取付部26とからなる。支持部24に対して、取付部26がバスバー取付面に対面する方向から取付可能となっている。バスバー取付面に対面する方向とは、バスバー取付面に対して垂直又は略垂直方向(図5において上方)が相当する。
支持部24は、縁取り樹脂部20に一体成形により形成されている。支持部24は、左右対称状をなす一対の嵌合枠部28を有している。両嵌合枠部28は、縦方向に延びる側壁部29と、側壁部29の両端部から対向方向へ突出する端壁部30と、側壁部29の中央部から相反方向へ突出するリブ部31とを有している。両嵌合枠部28の端壁部30の間隔30sは、バスバー16の帯板状の本体部16aの短手方向の幅16wよりも僅かに大きい間隔に設定されている(図4参照)。なお、端壁部30は本明細書でいう「ストッパ部」に相当する。また、リブ部31は省略してもよい。
図5に示すように、取付部26は、バスバー16の本体部16aの短手方向両側に突出する左右一対の係止片34を有している。両係止片34は、四角形状の突片状に形成されている。両係止片34は、板厚方向(図4において上下方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能である。両係止片34は、自由状態(図4中、二点鎖線34参照)において、その先端部が樹脂パネル12から離れる方向(図4において上方)へ傾斜状に折り曲げられている。取付部26は、両嵌合枠部28の相互間に嵌合可能に形成されている。自由状態の両係止片34を含む取付部26の幅(横方向の寸法)26wは、両嵌合枠部28の側壁部29の相互間の間隔29wよりも少し大きい横幅に設定されている(図4参照)。これにより、両係止片34(詳しくは先端部)は、両嵌合枠部28の側壁部29の対向壁面に対して弾性的にかつ食い込み状に係止可能となっている。また、係止片34の幅(縦方向の寸法)34wは、嵌合枠部28の両端壁部30の相互間の間隔30wよりも少し小さい幅に設定されている(図5参照)。なお、係止片34は本明細書でいう「係止部」に相当する。
取付手段22により樹脂パネル12にバスバー16を取付けるには、樹脂パネル12の支持部24とバスバー16の取付部26とを対向させる(図5参照)。そして、取付部26を樹脂パネル12に対面する方向(図5において上方)から、支持部24の両嵌合枠部28の相互間に対して押し付けるようにして嵌合させる。すると、支持部24の両嵌合枠部28の側壁部29の間に、取付部26の両係止片34が弾性変形を利用して押し込まれる。また、両嵌合枠部28の相互間の底面(縁取り樹脂部20のバスバー取付面)に面接触状に当接したところで、両側壁部29の対向壁面に両係止片34の先端部がそれぞれ弾性的にかつ食い込み状に係止される(図4中、実線34参照)。これにより、樹脂パネル12にバスバー16が抜け止め状態にかつ固定的に取付けられる(図3参照)。この状態では、嵌合枠部28の両端壁部30の間に係止片34がそれぞれ嵌合される。また、両嵌合枠部28の端壁部30の対向面間に、バスバー16の取付部26に隣接した本体部16aが嵌合される。
図3に示すように、バスバー16の長手方向の途中には変位吸収部36が形成されている。図6は変位吸収部を示す断面図である。図6に示すように、変位吸収部36は、バスバー16の本体部16aの当該部位を樹脂パネル12の面から離れる方向(図6において上方)に台形状に折り曲げることにより形成されている。変位吸収部36は、バスバー16の本体部16aの長手方向に弾性変形いわゆる撓み変形可能である。これにより、変位吸収部36は弾性変形により熱伸縮による長手方向の変位を吸収する。変位吸収部36は、縦方向に隣り合う取付手段22の相互間において隣り合うデフォッガ線14の端部の相互間の中央部に配置されている(図2参照)。なお、変位吸収部36の配置位置、折り曲げ形状、大きさ、個数等は適宜設定することができる。
前記したバスバー16の取付構造によると、樹脂パネル12の支持部24にバスバー16の取付部26が樹脂パネル12に対面する方向(図5において上方)から嵌合されるとともに、支持部24に係止片34が弾性的にかつ食い込み状に係止される。これにより、樹脂パネル12にバスバー16を抜け止め状態にかつ固定的に取付けることができる。
また、ネジ、接着剤、及び、クリップ部を用いる取付方法と異なり、樹脂パネル12にバスバー16を安価で容易にかつ強固に取付けることができる。すなわち、ネジを用いないので、別部品が不要で、部品点数及び組付工数の増加を回避することができる。また、ネジの軸力で樹脂パネル12にひけ状の変形をきたしたり、ネジの軸力の低下によって樹脂パネル12に対するバスバー16の密着力が低下したりことがない。また、接着剤を用いないので、バスバー16の取付強度や接着剤の養生による不具合を回避することができる。また、樹脂パネル12の支持部24は、樹脂パネル12の対向する方向からバスバー16の取付部26を嵌合するため、樹脂パネル12の成形型にスライド型を設定する必要がない。このため、成形型の複雑化を回避することができる。また、樹脂パネル12の支持部24にバスバー16の取付部26を樹脂パネル12に対面する方向(図5において上方)から押付けることによって、樹脂パネル12にバスバー16を容易に取付けることができる。また、支持部24に係止片34が弾性的にかつ食い込み状に係止されるため、樹脂パネル12からバスバー16が強固に取付けることができる。したがって、樹脂パネル12にバスバー16を安価で容易にかつ強固に取付けることができる。
また、樹脂パネル12の周縁部に不透明性の縁取り樹脂部20が形成され、縁取り樹脂部20に支持部24が一体形成されている。したがって、縁取り樹脂部20と支持部24とを同色で形成することができる。また、樹脂パネル12の裏面側すなわち車内側にバスバー16を取付けるため、縁取り樹脂部20により支持部24が表面側すなわ車外側から隠蔽されるため、樹脂パネル12の表面側すなわち車外側の見栄えを向上することができる。
また、支持部24は、バスバー16の短手方向両側に位置する一対の側壁部29を有し、取付部26は、一対の側壁部29の間に嵌合可能に形成され、係止片34は、バスバー16の短手方向両側に一対形成されかつ一対の側壁部29の対向壁面に係止可能である。したがって、樹脂パネル12の支持部24の一対の側壁部29の間にバスバー16の取付部26が嵌合されるとともに、一対の側壁部29にバスバー16の一対の係止片34が係止されることにより、樹脂パネル12にバスバー16を抜け止めすることができる。また、バスバー16の短手方向の移動を規制することができる。
また、一対の側壁部29には、バスバー16の長手方向への一対の係止片34の移動を規制する端壁部30が形成されている。したがって、一対の側壁部29に形成された端壁部30により、バスバー16の長手方向への一対の係止片34の移動を規制することができる。ひいては、バスバー16の長手方向の移動を規制することができる。
また、バスバー16には、熱伸縮による長手方向の変位を吸収する変位吸収部36が折り曲げにより形成されている。したがって、バスバー16の変位吸収部36の弾性変形により、樹脂パネル12の縁取り樹脂部20とバスバー16との熱伸縮差を吸収することができる。
[実施形態2]
実施形態2を説明する。本実施形態は、実施形態1の取付手段を変更したものであるから、その変更部分について説明し、重複する説明は省略する。図7はバスバーの取付手段を示す斜視図、図8は同じく断面図、図9は同じく分解して示す斜視図である。図9に示すように、取付手段(符号、38を付す)は、樹脂パネル12の縁取り樹脂部20のバスバー取付面に突出された支持部(符号、40を付す)と、バスバー16に形成された取付部(符号、42を付す)とからなる。支持部40に対して、取付部42がバスバー取付面に対面する方向(図9において上方)から取付可能となっている。
支持部40は、縁取り樹脂部20に一体成形により形成されている。支持部40は、ボス形状いわゆる中空円柱形状に形成されている。また、取付部42は、バスバー16の本体部16aに円環状に形成されている。取付部42の中空部は、支持部40を嵌入可能になっている。取付部42の中空部の孔縁部には、半径方向に外方へ延びる複数(例えば4個)の切欠溝43が円周方向に等間隔で形成されている。円周方向に隣り合う切欠溝43の相互間に突片状の係止片44が形成されている。各係止片44は、板厚方向(図8において上下方向)に弾性変形いわゆる撓み変形可能である。各係止片44は、自由状態(図8中、二点鎖線44参照)において、その先端部が樹脂パネル12から離れる方向(図8において上方)へ傾斜状に折り曲げられている。また、自由状態の対向する係止片44の相互間の間隔44sは、支持部40の直径40dよりも少し小さい間隔に設定されている(図8参照)。これにより、各係止片44(詳しくは先端部)は、支持部40の両嵌合枠部28の側壁部29の対向壁面に対して弾性的にかつ食い込み状に係止可能となっている。なお、係止片44は本明細書でいう「係止部」に相当する。また、支持部40は中実円柱状に形成してもよい。
取付手段38により樹脂パネル12にバスバー16を取付けるには、樹脂パネル12の支持部40とバスバー16の取付部42とを対向させる(図9参照)。そして、取付部42を樹脂パネル12に対面する方向(図9において上方)から、支持部40に対して押し付けるようにして嵌合させる。すると、取付部42の中空部内に、支持部40が各係止片44の弾性変形を利用して相対的に押し込まれる。また、取付部42が縁取り樹脂部20のバスバー取付面に面接触状に当接されたところで、支持部40の外周面に各係止片44の先端部がそれぞれ弾性的にかつ食い込み状に係止される(図8中、実線44参照)。これにより、樹脂パネル12にバスバー16が抜け止め状態にかつ固定的に取付けられる(図7参照)。
前記取付手段38によると、樹脂パネル12の支持部40にバスバー16の取付部42が嵌合されるとともに、支持部40に各係止片44が係止されることにより、樹脂パネル12にバスバー16を抜け止めすることができる。また、バスバー16の短手方向及び長手方向の移動を規制することができる。また、支持部40が支柱形状であるため、成形しやすく、設置スペースが少なくて済む。なお、係止片44は少なくとも1つあればよい。
[他の技術的事項]
本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、また、本発明の樹脂ウインドウ10は、自動車等の車両のリヤウインドウ以外のウインドウ、例えばサイドウインドウ、ルーフウインドウに適用してもよい。また、本発明の樹脂ウインドウ10は、車両以外のウインドウに適用してもよい。また、本発明の樹脂ウインドウ10は、平板形状の樹脂パネル12に適用してもよい。また、デフォッガ線14は、塗布に代えて、印刷により形成してもよい。また、縁取り樹脂部20は、樹脂ウインドウ10の両面に露出されるものでもよい。また、パネル本体18の車内側の面に支持部24,40を形成してもよい。この場合、パネル本体18の車外側の面の外周部に縁取り樹脂部20を形成したり、あるいは、黒色等の塗料(例えばセラミック塗料)による被覆層を形成したり、あるいは、不透明性の着色フィルムを貼着したりすることにより、支持部24,40を車外側から見えないように隠蔽するとよい。また、支持部と取付部とは、樹脂パネル12に対してバスバー16を該樹脂パネルに対面する方向から取付可能であればよく、嵌合形態、配置位置、大きさ、個数等は適宜設定することができる。また、係止部は、先細りをなす係止爪でもよい。また、縁取り樹脂部20は黒色に限定されない。
12…樹脂パネル
14…デフォッガ線
16…バスバー
20…縁取り樹脂部
22…取付手段
24…支持部
26…取付部
28…嵌合枠部
29…側壁部
30…端壁部(ストッパ部)
34…係止片(係止部)
36…変位吸収部
38…取付手段
40…支持部
42…取付部
44…係止片(係止部)

Claims (4)

  1. 透明性を有しかつ複数本のデフォッガ線が設けられる樹脂パネルに対して、前記複数本のデフォッガ線を電気的に接続する帯板状のバスバーを取付けるバスバーの取付構造であって、
    前記樹脂パネルに対して前記バスバーを該樹脂パネルに対面する方向から取付可能な取付手段が設けられ、
    前記取付手段は、前記樹脂パネルのバスバー取付側の面に突出された支持部と、前記バスバーに形成された取付部とからなり、
    前記取付部は、前記支持部に嵌合可能に形成され、
    前記取付部には、前記支持部に対して弾性的にかつ食い込み状に係止可能な係止部が形成されており、
    前記支持部は、前記バスバーの短手方向両側に位置する一対の側壁部を有し、
    前記取付部は、前記一対の側壁部の間に嵌合可能に形成され、
    前記係止部は、前記バスバーの短手方向両側に突出状に一対形成され、
    自由状態の前記両係止部を含む前記取付部の前記バスバーの短手方向の寸法は、前記側壁部の相互間の間隔よりも大きく設定され、
    前記両側壁部の間に前記取付部を嵌合させたときには、前記両係止部が前記両側壁部の対向壁面により撓ませられることで、該両係止部の先端部が該両側壁部の対向壁面に対して弾性的にかつ食い込み状に係止される
    ことを特徴とするバスバーの取付構造。
  2. 請求項1に記載のバスバーの取付構造であって、
    前記樹脂パネルの周縁部に不透明性の縁取り樹脂部が形成され、前記縁取り樹脂部に前記支持部が形成されていることを特徴とするバスバーの取付構造。
  3. 請求項1又は2に記載のバスバーの取付構造であって、
    前記一対の側壁部には、前記バスバーの長手方向への前記一対の係止部の移動を規制するストッパ部が形成されていることを特徴とするバスバーの取付構造。
  4. 請求項1〜のいずれか1つに記載のバスバーの取付構造であって、
    前記バスバーには、熱伸縮による長手方向の変位を吸収する変位吸収部が折り曲げにより形成されていることを特徴とするバスバーの取付構造。
JP2014047633A 2014-03-11 2014-03-11 バスバーの取付構造 Active JP6244997B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014047633A JP6244997B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 バスバーの取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014047633A JP6244997B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 バスバーの取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015171829A JP2015171829A (ja) 2015-10-01
JP6244997B2 true JP6244997B2 (ja) 2017-12-13

Family

ID=54259469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014047633A Active JP6244997B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 バスバーの取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6244997B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6551324B2 (ja) * 2016-07-06 2019-07-31 株式会社豊田自動織機 樹脂ウィンドウ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5569973A (en) * 1978-10-05 1980-05-27 Paar David & Ass Electric connector assembly and window heater having same
JPS58168123U (ja) * 1982-05-04 1983-11-09 株式会社指月電機製作所 コンデンサの保安装置
JPH0755877A (ja) * 1993-08-09 1995-03-03 Hitachi Ltd 環境試験装置
JP2015508554A (ja) * 2011-12-20 2015-03-19 サン−ゴバン グラス フランスSaint−Gobain Glass France 導電性の構造体を備えたポリマパネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015171829A (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4815894B2 (ja) 装飾モ−ル付き窓ガラスの製造方法および装飾モ−ル付き窓ガラス
US10029549B2 (en) Middle insert and glass window
US20160059684A1 (en) Door frame and molding device for vehicle
US9103155B2 (en) Window pane fastening
JP2019503918A5 (ja)
JP6244997B2 (ja) バスバーの取付構造
JP6623974B2 (ja) 車両用樹脂ウインドウパネルの固定構造
KR101446607B1 (ko) 자동차용 헤드라이닝
JP5108431B2 (ja) 自動車用バイザー
JP2008254547A (ja) 自動車用ウェザーストリップの取付構造
JP2011093367A (ja) モールの取付構造
JP6065338B2 (ja) 枠体付き車両窓用板状体及び枠体付き車両窓用板状体の組付方法
JP2017001489A (ja) モール
JP6813365B2 (ja) 自動車用バイザーの取付部材及びそれを用いた自動車用バイザー
CN106882125A (zh) 一种注塑件和车身配合件的安装结构、注塑件和车辆
JP5474912B2 (ja) 車両用窓板の装飾部材
JP5755090B2 (ja) 車両用のモール
JP2016052896A (ja) 枠体付き車両窓用板状体及び枠体付き車両窓用板状体の組付方法
KR102010605B1 (ko) 차량용 웨더스트립의 장착구조
CN208035919U (zh) 一种汽车风挡安装结构及汽车
KR101559697B1 (ko) 자동차용 도어필라
CN213384120U (zh) A柱外装饰板及汽车
EP3795324B1 (en) Method and device to produce a window surround for a vehicle and window surround for a vehicle
KR20210021817A (ko) 차량용 휠 아치 몰딩 구조
US11440378B2 (en) Connection structure between windshield and cowl louver

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170620

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171017

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171030

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6244997

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151