JP6244838B2 - 提案支援システム及び提案支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、提案支援システム及び提案支援方法に関する。
従来、オフィス等において利用されている機器と、他の機器とのコストや消費電力量等の比較資料が、機器の置き換えの提案のための有効な資料として利用されている。
例えば、従来と同様の機能を、より低コストで、又はより低い消費電力量で実現可能であることを示すことにより、機器の置き換えによる利益を顧客に対してアピールすることができる。
しかしながら、従来の比較資料は、機器の仕様等によって求まる理論値に基づいている。したがって、この理論値の精度を上げることが好ましい。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、機器の置き換えに関する提案情報の精度を上げることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、1以上のコンピュータを含む提案支援システムは、第一の機器の稼動量の実績値を時系列に記憶する第一の実績記憶部と、前記実績値の推移に基づいて、所定期間における前記第一の機器の稼動量の予測値を生成する予測部と、前記予測値と、前記第一の機器に関する情報とに基づいて所定の指標値を算出する算出部と、前記第一の機器に代替可能な機器の中から、前記予測値が示す稼動量に基づいて当該機器に関して算出される前記所定の指標値と、前記第一の機器に対する前記所定の指標値との比較に基づいて、第二の機器を抽出する抽出部と、置き換えの実績ごとに、置き換え前の機器と置き換え後の機器との対応情報を記憶する置換情報記憶部と、前記第二の機器による前記第一の機器の置き換えに対応する前記対応情報に係る置き換え前の機器と置き換え後の機器とのそれぞれの稼動量を、機器ごとに稼動量の実績値を時系列に記憶する第二の実績記憶部より取得する取得部と、前記取得部によって取得された稼動量に基づく情報を出力する出力部とを有する。
機器の置き換えに関する提案情報の精度を上げることができる。
本発明の実施の形態における機器管理システムのネットワーク構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における機器管理システムの機能構成例を示す図である。 機器の置き換えに関する提案処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 提案条件入力画面の表示例を示す図である。 単価情報記憶部の構成例を示す図である。 性能情報記憶部の構成例を示す図である。 予測期間における対象機器の月別の稼動量の算出処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 対象機器の稼動量の実績値を説明するための図である。 今回の提案内容と同様の過去の提案に基づく実績情報の生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 置換情報記憶部の構成例を示す図である。 提案レポートの出力例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における機器管理システムの構成例を示す図である。図1において、機器管理システム1は、顧客環境Ea〜Ed等の複数の顧客環境E、遠隔管理装置20、及び情報管理装置30等を含む。
各顧客環境Eは、機器40のユーザ、すなわち、機器40のメーカにとっては顧客におけるシステム環境であり、機器管理装置10及び1台以上の機器40を含む。本実施の形態では、便宜上、各顧客環境Eは、相互に異なる企業におけるシステム環境であるとする。但し、顧客環境Eが対応する組織は、企業単位に限られない。一つの企業内における部門又は部署等が、顧客環境Eに対応付けられてもよい。
各顧客環境Eは、1以上の機器40と、必要に応じて機器管理装置10を含む。機器40は、例えば、複合機又はプリンタ等の画像形成装置、プロジェクタ(画像投影装置)、PC(Personal Computer)、スマートフォン若しくはタブレット型端末等である。機器管理装置10は、同じ顧客環境Eに属する各機器40からの機器情報の収集や、収集された機器情報の遠隔管理装置20へのアップロード等を行うコンピュータである。すなわち、機器管理装置10は、同じ顧客環境Eに属する各機器40と、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続されている。また、機器管理装置10は、遠隔管理装置20と、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続されている。但し、顧客環境Eaにおける機器40a5のように、遠隔管理装置20と直接的に通信可能な機器40が存在してもよい。このような機器40の機器情報は、機器管理装置10を経由せずに、遠隔管理装置20にアップロードされてもよい。なお、機器情報とは、機器40の属性情報や、機器40の状態情報、機器40に対する設定情報等を含む情報である。
図1において、顧客環境Eaでは、情報処理装置50が、LAN等のネットワークを介して機器管理装置10aに接続されている。情報処理装置50は、機器40の置き換え等に関する提案を行うために利用されるPC(Personal Computer)、タブレット型端末、スマートフォン、又は携帯電話等である。情報処理装置50は、提案のための条件の入力の受け付けや、提案内容を示すレポート情報の出力等を行う。
一方、遠隔管理装置20及び情報管理装置30は、例えば、機器40の保守を担当する組織(例えば、機器40のメーカ)によって運用される。
遠隔管理装置20は、複数の顧客環境Eの機器管理装置10又は機器40よりアップロードされる機器情報等を一元的に受信するコンピュータである。なお、機器情報のアップロードのタイミングとしては、例えば、顧客環境Eにおける機器構成が変化した時や、いずれかの機器40の機器情報が変化した時等が挙げられる。但し、例えば、定期的等、他のタイミングによって機器情報のアップロードが行われてもよい。
情報管理装置30は、遠隔管理装置20によって受信された機器情報を管理する。なお、本実施の形態では、遠隔管理装置20には、所定期間の間、機器情報等がキャッシュされ、情報管理装置30には、当該所定期間よりも長期間の機器情報が蓄積されることとする。また、情報管理装置30は、非図示の顧客環境Eに接続される非図示の遠隔管理装置20経由でアップロードされる機器情報が蓄積されてもよい。例えば、遠隔管理装置20が、国等の地域ごとに設置される場合、各遠隔管理装置20は、対応する地域内の顧客環境Eからの機器情報がアップロードされる。情報管理装置30には、複数の地域の機器情報が蓄積される。
なお、遠隔管理装置20及び情報管理装置30は、例えば、LAN又はWAN等のネットワークによって接続されている。但し、遠隔管理装置20及び情報管理装置30は、一台のコンピュータによって実現されてもよい。また、遠隔管理装置20及び情報管理装置30のそれぞれは、複数のコンピュータによって構成されてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における機器管理装置のハードウェア構成例を示す図である。図2の機器管理装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
機器管理装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って機器管理装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
なお、情報処理装置50、遠隔管理装置20、及び情報管理装置30のそれぞれについても、図2と同様のハードウェア構成を有していてもよい。但し、情報処理装置50は、キーボード及びマウス等の入力装置や、液晶ディスプレイ等の表示装置を備えているのが望ましい。または、情報処理装置50は、タッチパネルのように、入力装置と表示装置とが一体的となった電子部品を備えていてもよい。
図3は、本発明の実施の形態における機器管理システムの機能構成例を示す図である。図3において、情報処理装置50は、入力制御部51及び出力制御部52等を有する。これら各部は、情報処理装置50にインストールされたプログラムが、情報処理装置50のCPUに実行させる処理により実現される。入力制御部51は、操作者からの入力を受け付けるための処理を実行する。出力制御部52は、入力に応じて実行される処理結果等を表示装置に出力するための処理を実行する。
機器管理装置10は、予測方法選択部11、予測値生成部12、指標値算出部13、代替候補抽出部14、及び提案実績取得部15等を有する。これら各部は、機器管理装置10にインストールされたプログラムが、機器管理装置10のCPU104に実行させる処理により実現される。機器管理装置10は、また、ローカル機器情報記憶部111、ローカル機器ログ記憶部112、単価情報記憶部113、及び性能情報記憶部114等を利用する。これら各記憶部は、補助記憶装置102、又は機器管理装置10にネットワークを介して接続される非図示の記憶装置等を用いて実現可能である。
予測方法選択部11は、機器40の未来の稼動量又は仕事量(以下、「稼動量」で統一する。)の予測方法(予測アルゴリズム)を、当該機器40の過去の稼動量の実績値の推移等に基づいて選択する。機器40の稼動量の実績値は、ローカル機器ログ記憶部112に時系列に記憶されている。すなわち、ローカル機器ログ記憶部112には、当該機器管理装置10が属する顧客環境E内の各機器40において実行されたジョブのログ情報の履歴や、定期的に機器40より取得される機器40の状態を示す情報の履歴等を時系列に記憶する。機器40の状態を示す情報には、機器40が有する各種カウンタの値(カウンタ値)も含まれる。カウンタとは、ジョブの実行に応じて加算される情報であり、例えば、機能ごとや、機能と当該機能に対する実行条件ごとに用意されている。具体例として、印刷機能であれば、フルカラー印刷のカウンタや、モノクロ印刷カウンタ等が有る。本実施の形態において、カウンタ値は、稼動量を示す値の一例である。
予測値生成部12は、予測方法選択部11によって選択された予測方法に基づいて、特定の機器40について、所定期間における稼動量の予測値を生成(算出)する。
指標値算出部13は、機器40間の優劣の基準となる指標の値(以下、「基準指標値」という。)を、機器40の稼動量の実績値又は予測値に基づいて算出する。斯かる指標(以下、「基準指標」という。)の一例として、稼動に要するコスト(費用)、消費電力量、ダウンタイム等が挙げられる。ダウンタイムとは、故障等により機器40を利用できない時間である。
代替候補抽出部14は、現在利用されている機器40のうちの一部又は全部に代替可能な機器(機種)の組み合わせを抽出する。代替可能な機器の組み合わせの抽出に際し、代替可能な機器に関する基準指標値、及び現在利用されている機器40の基準指標値等が参酌される。
提案実績取得部15は、特定の機器40に関する、代替候補抽出部14によって抽出された機器40による置き換えを提案内容とする提案に合致又は類似する、過去の提案の実績情報を、遠隔管理装置20より取得する。すなわち、提案実績取得部15は、斯かる提案の実績情報の取得要求を遠隔管理装置20に送信し、当該要求に応じて返信される、提案の実績情報を含む応答を受信する。提案の実績情報とは、提案通りに置き換えが行われたケースについて、提案後の基準指標値の改善の状況等を示す情報である。
ローカル機器情報記憶部111は、当該機器管理装置10が属する顧客環境E内の各機器40の機器情報を記憶する。単価情報記憶部113は、稼動量に対する単価を記憶する。性能情報記憶部114は、機器40の各機種の機能ごとの性能に関する情報を記憶する。
遠隔管理装置20は、提案実績要求受信部21、置換情報抽出部22、置換実績算出部23、及び応答返信部24等を有する。これら各部は、遠隔管理装置20にインストールされたプログラムが、遠隔管理装置20のCPUに実行させる処理により実現される。遠隔管理装置20は、また、全体機器情報記憶部211、全体機器ログ記憶部212、置換情報記憶部213、及び単価情報記憶部214等を利用する。これら各記憶部は、遠隔管理装置20が有する補助記憶装置、又は遠隔管理装置20にネットワークを介して接続される非図示の記憶装置等を用いて実現可能である。
提案実績要求受信部21は、機器管理装置10の提案実績取得部15からの、提案の実績情報の取得要求を受信する。置換情報抽出部22は、提案の実績情報の取得要求に指定されている提案内容に合致又は類似する過去の提案に基づく、機器40の置き換えに関する実績情報(以下、「置換情報」という。)を置換情報記憶部213より抽出する。
置換情報記憶部213は、機器40の置き換えの実績ごとに置換情報を記憶する。置換情報には、置き換え前の機器40と置き換え後の機器40との対応情報と、置き換えに繋がった提案内容を示す情報と等が含まれる。
置換実績算出部23は、置換情報抽出部22によって抽出された置換情報に係る置き換え前の状態と機器40と置き換え後の状態とのそれぞれについて、稼動量や基準指標値等を算出する。応答返信部24は、置換実績算出部23による算出結果等を含む応答を返信する。
全体機器情報記憶部211は、ローカル機器情報記憶部111が記憶する機器情報を、複数の顧客環境Eに跨って記憶する。全体機器ログ記憶部212は、ローカル機器ログ記憶部112が記憶する情報を、複数の顧客環境Eに跨って記憶する。単価情報記憶部214が記憶する情報は、単価情報記憶部113と同様である。
なお、各部の配置位置は、必ずしも、図3に示される一例に限定されない。例えば、遠隔管理装置20が、機器管理装置10の機能を有していてもよい。この場合、情報処理装置50は、遠隔管理装置20に接続されてもよい。また、情報管理装置30が、機器管理装置10及び遠隔管理装置20の機能を有していてもよい。この場合、情報処理装置50は、情報管理装置30に接続されてもよい。
以下、機器管理システム1において実行される処理手順について説明する。なお、本実施の形態では、顧客環境Eaが、機器40の置き換えの提案先である例について説明する
が、他の顧客環境Eに関して、本実施の形態が適用されてもよい。
図4は、機器の置き換えに関する提案処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、情報処理装置50の入力制御部51は、提案条件の入力を操作者より受け付ける。操作者は、例えば、顧客環境Eaに対して、機器40の置き換えを提案する者である。提案条件は、例えば、対象機器ID、基準指標、実績期間、及び予測期間等を含む。対象機器IDは、顧客環境Eaにおいて現在利用されている機器40の中で、置き換え対象とされる機器40(以下、「対象機器」という。)の識別情報である。本実施の形態では、各機器40の個体(機体)の識別情報を、「機器ID」という。対象機器IDは、例えば、機器管理装置10aのローカル機器情報記憶部111が記憶する機器情報の一覧の中から1以上の機器情報が選択されることにより特定される。すなわち、機器情報には、機器IDが含まれている。また、複数の機器40が、対象機器として選択されてもよい。
基準指標は、対象機器と、対象機器に代替可能な機器40(以下、「代替機器」という。)との優劣を比較するために基準指標である。
実績期間は、対象機器の未来の稼動量及び基準指標値を予測するために参考とされる、過去の稼動量及び基準指標値の実績値の取得対象とされる期間である。予測期間は、対象機器及び代替機器のそれぞれの稼動量及び基準指標値の予測値の算出対象とされる期間である。すなわち、予測期間は、未来の期間である。
基準指標、実績期間、及び予測期間は、例えば、図5に示されるような画面を介して入力されてもよい。
図5は、提案条件入力画面の表示例を示す図である。図5に示される提案条件入力画面510では、基準指標、実績期間、及び予測期間の入力又は選択が可能とされている。図5では、基準指標として「コスト」が選択され、実績期間として2年が選択され、予測期間として1年が選択された例が示されている。
また、図5では、スケジュール設定も可能とされている。スケジュール設定では、ステップS102以降の処理を実行する時期(実施タイミング)の設定が可能とされている。図5では、「即時」が選択された例が示されている。したがって、OKボタン511の押下に応じて、即時的にステップS102以降が実行される。実施タイミングにおいて、特定の日時等、即時以外の時期が選択又は入力された場合、ステップS102以降は、当該時期の到来に応じて実行される。
ステップS101において入力された提案条件は、機器管理装置10aに送信される。したがって、ステップS102以降は、当該提案条件に基づいて、機器管理装置10aによって実行される。但し、機器管理情報10aに記憶されている情報を利用して、情報処理装置50が、ステップS102以降を実行してもよい。
ステップS102において、機器管理装置10aの予測値生成部12等は、対象機器ごとに、予測期間における月別の稼動量の予測値の算出処理を実行する。稼動量の単位は、機器40の種類に応じて異なってもよい。例えば、プリンタであれば、印刷に応じて機器内部で加算されるカウンタの値であってもよい。また、プロジェクタであれば、画像の投影時間であってもよい。また、対象機器が、複合機のように複数の機能(スキャン、印刷、FAX、コピー等)を有する場合、機能ごとにカウンタ値が算出される。なお、ステップS102の詳細については後述される。
続いて、指標値算出部13は、対象機器ごとの、予測期間における月別の稼動量の予測値の算出結果に基づいて、予測期間における月別の基準指標値(すなわち、コスト)を算出する(S103)。カウンタ値に基づくコストの算出は、例えば、単価情報記憶部113を用いて行われる。
図6は、単価情報記憶部の構成例を示す図である。図6において、単価情報記憶部113は、機種及び機能の組み合わせごとに、当該機種における当該機能の単価を記憶する。図6では、稼動量がカウンタ値によって計測される機種の機能については、実行条件ごとに(フルカラー及びモノクロごとに)、1カウントに対する単価(円)が記憶されている。また、稼動量が時間によって計測される機種については、1時間当たりの単価(円)が記憶されている。
したがって、ステップS103では、ステップS102において算出された、月別の稼動量に対して、対象機器の機種に対応付けて単価情報記憶部113が記憶する単価を乗ずることにより、月別のコストが算出される。なお、対象機器が複数の場合、複数の対象機器のコストの月別の総和が算出される。以下、ステップS103において算出されたコストを、「月別トータルコストA」という。
続いて、代替候補抽出部14は、対象機器に代替するために必要な性能(例えば、単位時間当たりに可能な稼動量)を特定する(S104)。すなわち、代替機器が備えているべき性能が特定される。性能の表現形式は、機能によって異なりうる。したがって、機能ごとに性能が特定されてもよい。例えば、印刷機能であれば、ppm(Page Per Minute)によって性能が表現される。したがって、以下の式(1)に基づいて、代替機器に必要なppm(以下、「必要ppm」という。)が算出されてもよい。
必要ppm=各対象機器の月別平均カウンタ値の総和/(20×7×60×4%) ・・・(1)
式(1)において、各対象機器の月別平均カウンタ値は、ステップS102において対象機器ごとに算出された予測値の、月別のカウンタ値の平均である。例えば、対象機器として、対象機器a及び対象機器bが有る場合、対象機器a及び対象機器bのそれぞれについての月別のカウンタ値の平均値が算出され、対象機器aの平均値と対象機器bの平均値との総和が算出される。
式(1)における20は、1ヶ月において対象機器が利用される日数(例えば、1ヶ月就業日数)である。7時間は、1日の就業時間である。4%は、対象機器の平均稼働率である。平均稼働率は、1カウント当たりの稼動時間と、月別のカウンタ値の平均に基づいて算出可能である。
なお、他の機能の性能に関しても、同様の考え方で(すなわち、単位時間当たりに必要とされる稼動量に基づいて)、代替機器に必要とされる値が算出されてもよい。以下、代替機器に必要な性能を、「必要性能」という。
続いて、代替候補抽出部14は、必要性能を充足可能な1以上の代替候補の機種(以下、「代替候補機種」という。)の組み合わせを1通り以上特定する(S105)。当該組み合わせは、例えば、性能情報記憶部114を参照して行われる。
図7は、性能情報記憶部の構成例を示す図である。図7において、性能情報記憶部114は、機種及び機能の組み合わせごとに、性能、代替可能機能、及び代替性能換算式等を記憶する。性能は、例えば、単位時間当たりに可能な稼動量を示す値であり、例えば、印刷機能(Print)であれば、ppmの値である。代替機能は、「機能」の項目の機能を代替可能な機能である。図7の例では、「Print」に対して、代替機能として「Display」が設定されている例が示されている。すなわち、印刷機能は、表示機能によって代替可能であることが示されている。代替性能換算式は、代替機能によって機能を代替させる場合に、代替機能の性能の値を、代替元の性能の値に換算するための式である。
ステップS105では、対象機器の全ての機能の性能を充足可能な、代替候補機種の全ての組み合わせが特定される。例えば、対象機器の印刷機能の性能の合計が、80ppmである場合、例えば、45ppmのプリンタ1台と、25ppm相当の性能に換算されるプロジェクタ1台と、15ppmのプリンタ1台との組み合わせが、一つの組み合わせとして特定される。なお、対象機器の性能の合計と、1つの組み合わせに含まれる代替候補機種の性能の合計とは、完全に一致していなくてもよい。後者が前者の性能を充足可能であればよい。
続いて、代替候補抽出部14は、変数MINに対して最大値を代入する(S106)。変数MINは、後段のステップで利用される変数である。続いて、代替候補抽出部14は、ステップS105において特定された組み合わせのうちの一つの組み合わせを処理対象とする(S107)。処理対象の組み合わせを、以下「対象組み合わせ」という。
続いて、代替候補抽出部14は、対象組み合わせに属する代替候補機種による、予測期間の月別の基準指標値(コスト)の総和を算出する(S108)。当該コストは、代替機器候補機器が、ステップS102において算出された対象機器の予測期間の稼動量分稼動したと仮定して算出される。稼動量に対する単価は、代替候補機種に対して単価情報記憶部113に記憶されている単価が利用される。以下、ステップS108において算出されたコストを、「月別トータルコストB」という。
続いて、代替候補抽出部14は、月別トータルコストBの予測期間分の合計が、月別トータルコストAの予測期間分の合計未満であるか否かを判定する(S109)。すなわち、対象機器よりも、代替機器の方が低コストであるか否かが判定される。月別トータルコストBの予測期間分の合計の方が小さい場合(S109でYes)、代替候補抽出部14は、月別トータルコストBの予測期間分の合計は、変数MINの値未満であるか否かを判定する(S110)。月別トータルコストBの予測期間分の合計の方が小さい場合(S110でYes)、代替候補抽出部14は、変数MINに、月別トータルコストBの予測期間分の合計を代入する。また、代替候補抽出部14は、対象組み合わせに含まれる機種を、提案対象として記憶する(S111)。また、対象組み合わせに関して算出された、予測期間の月別の基準指標値等が記憶されてもよい。既に提案対象として記憶されている組み合わせが有る場合、当該組み合わせは、対象組み合わせによって上書きされる。
ステップS107〜S111が、ステップS105において特定された全ての組み合わせに関して実行されると(S112でYes)、提案実績取得部15は、提案データを、遠隔管理装置20に送信する(S113)。提案データには、対象機器の機種、ステップS113の時点で提案対象として記憶されている組み合わせに含まれている機種(以下、「提案機種」という。)、基準指標、及び予測期間等の提案内容を示す情報が含まれている。
続いて、提案実績取得部15は、遠隔管理装置20より、提案データが示す提案内容と同様の提案の実績情報を含む応答を受信する(S114)。提案の実績情報は、提案データが示す提案内容(今回の提案内容)と共に、情報処理装置50に送信される。情報処理装置50の出力制御部52は、今回の提案内容や、提案の実績情報等を出力(表示)する(S115)。今回の提案内容には、提案機種のみならず、提案機種に関して算出された、予測期間における月別の基準指標値が含まれてもよい。
なお、図4では、提案機種の組み合わせが、1通りに絞り込まれる例について説明したが、各組み合わせに対して、基準指標値に基づいて優先順位が付与されてもよい。この場合、S113において、全ての組み合わせに関する提案データが、遠隔管理装置20に送信されてもよい。
また、ステップS109やS110では、月別の基準指標値の予測期間分の合計が小さい方が、提案対象として選択される例を示したが、値が大きい方が優れていると判定される基準指標が採用される場合は、値が大きい方が提案対象として選択されるようにしてもよい。
続いて、ステップS102の詳細について説明する。図8は、予測期間における対象機器の月別の稼動量の算出処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図8の説明では、便宜上、一つの対象機器が処理対象とされる。したがって、対象機器が複数有る場合は、対象機器の台数分だけ、図8の処理が繰り返されてもよい。
ステップS201において、予測方法選択部11は、対象機器の実績期間における稼動量の実績値を、例えば、ローカル機器ログ記憶部112より取得する。
図9は、対象機器の稼動量の実績値を説明するための図である。図9では、対象機器の機能ごとに、過去2年分の月別のカウンタ値の推移が示されている。図9では、実績期間が、2010年9月1日〜2012年9月1日である例が示されている。図9では、便宜上、グラフによって稼動量(カウンタ値)の推移が示されているが、ローカル機器ログ記憶部112には、図9に示される情報を抽出可能なデータが記憶されている。なお、図9では、カウンタ値が、例えば、月末に0に初期化される例に基づいている。すなわち、図9に示されるカウンタ値は、1ヶ月分の稼動量を示す値である。仮に、カウンタ値が増加する一方であり、初期化されない場合は、1ヶ月の開始時のカウンタ値と終了時のカウンタ値との差分が算出されることにより、1ヶ月分の稼動量が求められればよい。また、図9では、対象機器が、コピー、FAX、及び印刷の3つの機能を有する例が示されている。したがって、3つの機能に関するカウンタ値の推移示されている。このように複数の機能を有する対象機器については、ステップS202以降は、機能ごとに実行される。
続いて、予測方法選択部11は、変数MINに最大値を代入する(S202)。変数MINは、後段のステップで利用される変数である。続いて、予測方法選択部11は、予め用意されている複数の予測方法(予測アルゴリズム)のうちの一つを処理対象とする(S203)。予測方法の一例として、Holt−Winner予測法、グレー予測法、若しくは近似曲線に基づく予測法等が挙げられる。又は、独自の予測方法が選択肢に含まれてもよい。以下、処理対象とされた予測方法を、「対象予測方法」という。
続いて、予測方法選択部11は、実績期間(2010年9月1日〜2012年9月1日)のうちの前半期間Aの稼動量の実績値を対象予測方法に代入して、関数Fを生成する(S204)。前半期間Aは、例えば、本実施の形態のように、実績期間(2年)の方が、予測期間(1年)より長い場合、実績期間−予測期間によって算出されてもよい。すなわち、この場合、実績期間の前半の1年(2010年9月1日〜2011年8月31日)が、前半期間Aとなる。なお、前半期間Aの稼動量が、対象予測方法に代入されることにより生成される関数Fは、前半期間Aにおける稼動量の推移の傾向を反映した関数となる。
続いて、予測方法選択部11は、関数Fに基づいて、実績期間の後半期間Bの対象機器の稼動量の推測値を算出する(S205)。例えば、関数Fは、日付を入力とし、カウンタ値を出力とする関数である。したがって、ステップS205では、後半期間Bの月別に、カウンタ値が得られる。後半期間Bは、実績期間から前半期間Aを除いた期間である。なお、ステップS205における算出結果を、「推測値」というのは、予測期間における予測値との混同を避けるためであり、便宜的な理由による。
続いて、予測方法選択部11は、後半期間Bにおける月別の稼動量の実績値と、推測値との乖離率の平均値を算出する(S206)。或る月における乖離率は、例えば、以下の式(2)によって算出される。
乖離率=|実績値−推測値|÷実績値 ・・・(2)
乖離率の平均値は、後半期間Bにおける月ごとに式(2)よって算出された全ての乖離率の平均値である。なお、乖離率ではなく、乖離の絶対値(|実績値−推測値|)が算出されてもよい。
ここで、乖離率は、対象予測方法に基づく関数Fによって、対象機器の稼動量を予測することの妥当性を判定するための値である。すなわち、推測値が実績値に近ければ近いほど、関数Fに基づく予測は、妥当性が高いと考えられる。
続いて、予測方法選択部11は、乖離率の平均値が変数MINの値未満であるか否かを判定する(S207)。乖離率の平均値の方が小さい場合(S207でYes)、予測方法選択部11は、変数MINに、乖離率の平均値を代入する(S208)。続いて、予測方法選択部11は、関数Fをベスト予測法として記憶する(S209)。なお、既にペスト予測方として記憶されている関数が有る場合、関数Fによって上書きされる。
ステップS203以降が、予め用意されている全ての予測方法について実行されると(S210でYes)、予測値生成部12は、その時点においてベスト予測法として記憶されている関数に基づいて、対象機器の予測期間の稼動量の予測値を算出する(S211)。すなわち、複数の予測方法の中で、対象機器の稼動量の実績値の推移又は傾向に最も適した予測方法が利用されて、予測期間の予測値が算出される。したがって、固定的に予測方法が決められている場合に比べて、精度の高い予測値の導出を期待することができる。
続いて、図4のステップS113において機器管理装置10aより送信される提案データの受信に応じて、遠隔管理装置20が実行する処理手順について説明する。
図10は、今回の提案内容と同様の過去の提案に基づく実績情報の生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、遠隔管理装置20の提案実績要求受信部21は、機器管理装置10aより送信された提案データを受信する。当該提案データには、対象機器の機種、提案機種、基準指標、及び予測期間等の提案内容を示す情報が含まれている。
続いて、置換情報抽出部22は、当該提案データに合致する置換情報を、置換情報記憶部213より検索する(S302)。
図11は、置換情報記憶部の構成例を示す図である。図11において、置換情報記憶部213は、実際に機器40の置き換えに繋がった提案ごとに、提案及び置き換えの内容を示す置換情報を記憶する。一つの置換情報は、基準指標、置換前機種、置換前機器ID、置換後機種、置換後機器ID、置換日、顧客ID、及び予測期間等を含む。このうち、基準指標及び予測期間は、当該置換情報に係る置き換えの提案時において、提案条件としてステップS101において入力された基準指標及び予測期間である。また、置換前機種及び置換前機器IDは、当該提案条件における対象機器の機種及び機器IDである。置換後機種は、図4の処理を実行することにより得られる、提案機種の機種である。置換後機器IDは、実際に置き換わった機器40の機器IDである。置換日は、置き換えが実施された日付である。顧客IDは、提案及び置き換えが行われた顧客(顧客環境E)の識別情報である。遠隔管理装置20は、複数の顧客環境Eに関する情報を管理するため、置き換え情報についても、複数の顧客環境E(顧客)に関して管理する。
ステップS302では、受信された提案データに含まれる、対象機器の機種、提案機種、基準指標、予測期間に、置換前機種、置換後機種、基準指標、予測期間が完全に一致する置換情報が検索される。すなわち、今回の提案と全く同一の過去の提案に係る置換情報が検索される。但し、該当する置換情報が検索されない場合、検索条件が緩和されてもよい。例えば、予測期間の比較については、±3ヶ月以内の相違であれば、合致している判定されてもよい。また、機種の比較に関しても、類似している機種の対応表を別途設け、当該対応表に基づいて類似している機種同士であれば、合致していると判定されてもよい。または、より広範囲な置換情報が情報管理装置30に記憶されている場合、情報管理装置30が記憶する置換情報に対して検索が行われてもよい。より広範囲とは、遠隔管理装置20の担当地域外の地域を含む範囲をいう。
なお、検索される置換情報は、提案データの送信元の機器管理装置10aが属する顧客(顧客環境Ea)とは異なる顧客に対する置換情報であることが望ましい。異なる顧客の置換情報に基づく提案の方が、説得力が増すと考えられるからである。したがって、提案データには、送信元の機器管理装置10aが属する顧客環境Eaに対する顧客IDが含められてもよい。当該顧客IDと異なる顧客IDを含むことが、置換情報の検索条件とされてもよい。
続いて、置換情報抽出部22は、置き換え実施後の期間が、予測期間の半分以下である置換情報を、検索された1以上の置換情報より除去する(S303)。置き換え実施後の期間が短い場合、実績情報としての信頼性は必ずしも高くないからである。なお、置き換え実施後の期間は、置換情報に含まれる置換日から当日(現在)までの期間である。また、予測期間の半分は、置き換え実施後の期間が十分か否かを判定するための基準の一例である。例えば、予測期間の半分以下ではなく、絶対値(例えば、6ヶ月等)によって、置き換え実施後の期間が十分か否かの判定が行われてもよい。
また、ステップS303において検索された置換情報の全てが除去対象となる場合、除去は実行されなくてもよい。または、置換日の新しい順に、一部の置換情報が除去されてもよい。
ステップS304以降は、残った置換情報ごとに実行される。ステップS304において、置換実績算出部23は、置換情報に含まれている、顧客ID、置換前機器ID、及び置換後機器IDに基づいて、置き換え前と置き換え後とのそれぞれの月別の稼動量を、全体機器ログ記憶部212より取得する。すなわち、置き換え前については、顧客ID及び置換前機器IDに対して全体機器ログ記憶部212に記憶されている情報に基づいて、稼動量が取得される。置き換え後については、顧客ID及び置換後機器IDに対して全体機器ログ記憶部212に記憶されている情報に基づいて、稼動量が取得される。取得される稼動量を示す情報は、例えば、図9に示したような情報である。なお、取得対象とされる期間は、置き換え後に関しては、置換日から当日までの期間、置き換え前に関しては、当該期間と同じ長さでもよい。
続いて、置換実績算出部23は、置き換え前の月別の稼動量と、置き換え後の月別の稼動量と、単価情報記憶部214とに基づいて、置き換え前の月別の基準指標値(コスト)と、置き換え後の月別の基準指標値(コスト)とを算出する(S305)。なお、単価情報記憶部214の記憶内容は、単価情報記憶部113と同様である。また、稼動量に基づくコストの算出方法は、上述した通りである。
続いて、応答返信部24は、置き換え前後のそれぞれの月別の稼動量及び基準指標値(コスト)を含む応答を、機器管理装置10aに返信する(S306)。
したがって、図4のステップS115では、今回の提案内容(対象機器及び提案機種等)と共に、当該提案内容と同様の提案であって、他の顧客に対して行われた提案が採用された場合の実績情報を提案のためのレポート情報として出力することができる。すなわち、今回の提案が、顧客にとって有益であることを示す根拠を、実績に基づいて提示することができる。したがって、今回の提案に関して説得力を高めることができる。
また、ステップS115では、図12に示されるようなグラフが出力されてもよい。
図12は、提案レポートの出力例を示す図である。図12において、横軸は時間(日付)であり、縦軸はカウンタ値(稼動量)である。
グラフg1は、実績期間における対象機器の稼動量の実績値を示す。グラフg2は、予測期間における提案機器の稼動量の予測値を示す。グラフg3は、対象機器の仕様において、好ましい稼動量の最低値を示す。グラフg4は、対象機器の仕様において、好ましい稼動量の最大値を示す。グラフg5は、提案機器の仕様において、好ましい稼動量の最低値を示す。グラフg6は、提案機器の仕様において、好ましい稼動量の最大値を示す。
例えば、グラフg1と、グラフg3及びグラフg4とを比較することにより、対象機器は、顧客環境Eaにおいて、オーバースペックであったことが分かる。一方、グラフg2と、グラフg5及びグラフg6とを比較することにより、提案機器にすれば、好ましい稼動量の範囲内で、提案機器を利用可能であることが分かる。すなわち、顧客環境Eaの利用形態に対して、提案機器は適していることが分かる。
なお、本実施の形態において、機器管理システム1は、提案支援システムの一例である。ローカル機器ログ記憶部112は、第一の実績記憶部の一例である。予測値生成部12は、予測部の一例である。指標値算出部13は、算出部の一例である。代替候補抽出部14は、抽出部の一例である。置換実績算出部23は、取得部の一例である。出力制御部52は、出力部の一例である。全体機器ログ記憶部212は、第二の実績記憶部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 機器管理システム
10 機器管理装置
11 予測方法選択部
12 予測値生成部
13 指標値算出部
14 代替候補抽出部
15 提案実績取得部
20 遠隔管理装置
21 提案実績要求受信部
22 置換情報抽出部
23 置換実績算出部
24 応答返信部
30 情報管理装置
40 機器
50 情報処理装置
51 入力制御部
52 出力制御部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
111 ローカル機器情報記憶部
112 ローカル機器ログ記憶部
113 単価情報記憶部
114 性能情報記憶部
211 全体機器情報記憶部
212 全体機器ログ記憶部
213 置換情報記憶部
214 単価情報記憶部
B バス
特開2010−097391号公報

Claims (5)

  1. 1以上のコンピュータを含む提案支援システムであって、
    第一の機器の稼動量の実績値を時系列に記憶する第一の実績記憶部と、
    前記実績値の推移に基づいて、所定期間における前記第一の機器の稼動量の予測値を生成する予測部と、
    前記予測値と、前記第一の機器に関する情報とに基づいて所定の指標値を算出する算出部と、
    前記第一の機器に代替可能な機器の中から、前記予測値が示す稼動量に基づいて当該機器に関して算出される前記所定の指標値と、前記第一の機器に対する前記所定の指標値との比較に基づいて、第二の機器を抽出する抽出部と、
    置き換えの実績ごとに、置き換え前の機器と置き換え後の機器との対応情報を記憶する置換情報記憶部と、
    前記第二の機器による前記第一の機器の置き換えに対応する前記対応情報に係る置き換え前の機器と置き換え後の機器とのそれぞれの稼動量を、機器ごとに稼動量の実績値を時系列に記憶する第二の実績記憶部より取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された稼動量に基づく情報を出力する出力部とを有する提案支援システム。
  2. 前記予測部は、複数の予測方法のそれぞれについて、第一の期間における前記第一の機器の稼動量の実績値を代入した結果に基づいて、第二の期間における稼動量の推測値を生成し、前記第二の期間に関して前記第一の実績記憶部が記憶する実績値と、前記推測値とを比較して、複数の予測方法の中から前記予測値の生成に利用する予測方法を選択する請求項1記載の提案支援システム。
  3. 前記取得部は、前記第一の機器の顧客と異なる顧客に対応する前記対応情報に係る置き換え前の機器と置き換え後の機器とのそれぞれの稼動量を前記第二の実績記憶部より取得する請求項1又は2記載の提案支援システム。
  4. 前記抽出部は、前記第一の機器の稼動量の実績値に基づいて、単位時間あたりに必要とされる稼動量を充足可能な機器を第二の機器として抽出する請求項1乃至3いずれか一項記載の提案支援システム。
  5. 1以上のコンピュータを含む提案支援システムが、
    第一の実績記憶部が記憶する、第一の機器の稼動量の実績値の時系列の推移に基づいて、所定期間における前記第一の機器の稼動量の予測値を生成する予測手順と、
    前記予測値と、前記第一の機器に関する情報とに基づいて所定の指標値を算出する算出手順と、
    前記第一の機器に代替可能な機器の中から、前記予測値が示す稼動量に基づいて当該機器に関して算出される前記所定の指標値と、前記第一の機器に対する前記所定の指標値との比較に基づいて、第二の機器を抽出する抽出手順と、
    置き換えの実績ごとに置換情報記憶部が記憶する、置き換え前の機器と置き換え後の機器との対応情報の中で、前記第二の機器による前記第一の機器の置き換えに対応する前記対応情報に係る置き換え前の機器と置き換え後の機器とのそれぞれの稼動量を、機器ごとに稼動量の実績値を時系列に記憶する第二の実績記憶部より取得する取得手順と、
    前記取得手順において取得された稼動量に基づく情報を出力する出力手順とを実行する提案支援方法。
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