JP6244290B2 - き裂評価方法 - Google Patents
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Description
検査対象部の基準位置とX線源とを結ぶ直線Lが前記基準位置における前記検査対象部の表面の法線Nに対してなす角度が異なる複数の条件で、前記検査対象部のX線画像を複数取得する撮像ステップと、
前記検査対象部の各位置について、前記撮像ステップで取得された複数の前記X線画像の中から輝度が最大になる最適画像を選択する最適画像選択ステップと、
前記最適画像の輝度に基づいて、前記検査対象部のき裂の深さを評価するき裂評価ステップと、を備えることを特徴とする。
上記(2)の方法では、輝度とき裂の深さとの相関関係を示す検量線を用いて、最適画像(輝度が最大となるX線画像)の輝度からき裂の深さを求めるようにしている。検量線は、検査対象部のために予め作成された輝度とき裂の深さとの相関関係を示すものである。この方法により、検査対象部に対応した適切な評価を行うことができ、最適画像から精度よくき裂の深さを求めることができる。
前記平均輝度画像の輝度に基づいて、前記検査対象部におけるき裂の発生位置を特定するき裂位置特定ステップと、をさらに備え、
前記最適画像選択ステップおよび前記き裂評価ステップは、前記き裂位置特定ステップで特定された前記き裂の発生位置を含む前記検査対象部の領域に対して行われる。
上記(3)の方法によれば、画像合成ステップにおいて複数のX線画像を合成して、複数のX線画像の輝度を各位置において平均化した平均輝度画像を取得し、き裂位置特定ステップにおいて、この平均輝度画像の輝度に基づいて検査対象部におけるき裂の発生位置を特定している。これにより、X線画像のSN比を向上させることができ、き裂深さが小さい場合であっても正確にき裂の発生位置を特定できる。なお、き裂位置特定ステップで用いられる複数のX線画像は、最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップにも用いられる画像であるため、き裂位置特定のために新たに画像を取得する必要がない。
また、き裂位置特定ステップで特定されたき裂の発生位置を含む検査対象部の領域に対して最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップを行うようにしているので、最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップにおける作業効率の向上が図れる。
上記(4)の方法によれば、検査対象部のうち他の領域との画像上の差が明確で且つ一定の位置に存在する特徴部位の位置を基準とすることによって、精度よく複数のX線画像を合成することができる。
上記(5)の方法によれば、検査対象部に対するX線源の照射角度を変化させることで、検査対象部の基準位置とX線源とを結ぶ直線Lが基準位置における検査対象部の表面の法線Nに対してなす角度が異なる複数の撮像角度条件を容易に実現できる。
上記(6)の方法によれば、X線源がゼロよりも大きい拡がり角を有しているため、X線源の照射角度が一定であっても、検査対象部の外表面に沿って平行にX線源を移動させることで、検査対象部の基準位置とX線源とを結ぶ直線Lが基準位置における検査対象部の表面の法線Nに対してなす角度が異なる複数の撮像角度条件を実現できる。
一般に、伝熱管へのスタッドの溶接部近傍には熱疲労によりき裂が発生しやすく、また溶接部近傍のき裂は伝熱管の厚さ方向に対して傾きを有している場合が多い。き裂がスタッドの下方に向けて斜めに延びていると、き裂がスタッドに隠れてしまうことがあり、検出が困難となる。
上記(7)の方法によれば、複数の撮像角度条件下で取得された複数のX線画像を用いることによって、スタッドの溶接部近傍に発生した傾いたき裂に対しても精度よくき裂の深さを評価することができる。
上記(8)の方法によれば、伝熱管の管軸方向に沿った断面において、伝熱管の表面の法線Nに対して傾いたき裂であっても精度よく評価することができる。
上記(9)の方法によれば、伝熱管の半径方向に沿った断面において、伝熱管の表面の法線Nに対して傾いたき裂であっても精度よく評価することができる。
図1に示す伝熱管1は外表面に付着金物が存在していない素管であり、鉛直方向に延在している。通常、ボイラ等の蒸発管などの伝熱管1は、上方で支持されて吊るされた状態にあるため、図示されるように主として水平方向へ延びる溝状のき裂4が発生する。このような伝熱管1におけるき裂4は、従来の方法でも評価可能であるが、以下に示す本実施形態に係るき裂評価方法を用いれば、き裂4の深さDをより一層精度よく評価することができる。
一方、図2に示す伝熱管1は外表面にスタッド2が溶接されたスタッド付管であり、鉛直方向に延在している。スタッド2は耐火物(不図示)を支持するために、伝熱管1の外表面に対して垂直な方向に延在するように伝熱管1に溶接される。この伝熱管1においては、スタッド2の溶接部近傍に、熱疲労等によって溝状のき裂4が発生することがある。このき裂4は、伝熱管1の厚さ方向(すなわち伝熱管表面に垂直な方向)に対して傾いていることがある。このように傾いたき裂4は、スタッド2に隠れてしまい検出し難いことがある。また、き裂4の傾きの影響によって、き裂4の定量評価値の誤差が大きくなる可能性もある。そこで、以下に示す本実施形態に係るき裂評価方法を用いれば、計測誤差を低減し、き裂4の深さDを精度よく評価可能である。
図3は、一実施形態に係るき裂4の撮像状態を示す概略図である。図4は、き裂評価方法の撮像手順の一例を示す図である。図5は、き裂評価方法の撮像手順の他の一例を示す図である。図6は、他の実施形態に係るき裂の撮像状態を示す概略図である。図7は、き裂評価方法の撮像手順の一例を示す図である。図8は、複数のX線画像20a〜20cの例を示す図である。
このように、伝熱管1に対するX線源12の照射角度を変化させることで、伝熱管1の基準位置6とX線源12とを結ぶ直線Lが基準位置6における伝熱管1の表面の法線Nに対してなす角度θが異なる複数の撮像角度条件を容易に実現できる。
上記したように伝熱管1に対するX線源12の照射角度を変化させることによって、伝熱管1の管軸方向に沿った断面において、伝熱管1の表面の法線Nに対して傾いたき裂4であっても精度よく評価することができる。
上記したように伝熱管1に対するX線源12の照射角度を変化させることによって、伝熱管1の半径方向に沿った断面において、伝熱管1の表面の法線Nに対して傾いたき裂4であっても精度よく評価することができる。
図6に示すように、一実施形態において撮像ステップでは、伝熱管1の外表面に沿ってX線源12を相対的に移動させながら、ゼロよりも大きい拡がり角αを有するX線14をX線源12から照射することで、複数のX線画像20a〜20c(図8参照)を取得する。例えば、X線源12は、伝熱管1の表面に沿って平行に移動される。X線源12は、伝熱管1の表面に沿って、管軸方向に移動させてもよいし、伝熱管1の半径方向に移動させてもよいし、いずれかの方向に対して斜め方向に移動させてもよい。このとき、各角度位置におけるそれぞれのX線源12は、拡がり角αの中央を通るX線光軸の位置がそれぞれ異なる。なお、撮像ステップでは、複数台のX線照射装置10を用いて、直線Lが法線Nに対してなす角度θが異なるようにX線源12を配置させ、各角度位置においてX線画像20a〜20cを取得してもよい。この場合も、各角度位置におけるそれぞれのX線源12は、拡がり角αの中央を通るX線光軸の位置がそれぞれ異なる。
このように、X線源12がゼロよりも大きい拡がり角αを有しているため、X線源12の照射角度が一定であっても、伝熱管1の外表面に沿って平行にX線源12を移動させることで、伝熱管1の基準位置6とX線源12とを結ぶ直線Lが基準位置6における伝熱管1の表面の法線Nに対してなす角度θが異なる複数の撮像角度条件を実現できる。
この際、き裂評価ステップでは、伝熱管1のために予め作成された検量線に最適画像の輝度を当てはめて、伝熱管1におけるき裂4の深さを求めるようにしてもよい。
図9は、検量線の一例を示す図である。同図において、縦軸は輝度であり、横軸はき裂深さである。検量線は、輝度とき裂深さとの関係を示すものである。なお、輝度は、伝熱管1の健全部における輝度とき裂4の輝度との輝度差であってもよい。この検量線は、実験的に作成してもよいし、経験値に基づいて作成してもよいし、あるいはシミュレーションによって作成してもよい。図9では、実際のき裂深さの計測値と、そのときの輝度とに基づいて検量線が作成された場合を例示している。すなわち、複数の計測値をプロットし、これらの近似直線(又は近似曲線)を検量線として用いている。
このように、き裂評価ステップにおいて、輝度とき裂4の深さとの相関関係を示す検量線を用いて、最適画像(輝度が最大となるX線画像)の輝度からき裂4の深さを求めることによって、伝熱管1に対応した適切な評価を行うことができ、最適画像から精度よくき裂4の深さを求めることができる。
幾つかの実施形態において、き裂評価方法は、撮像ステップで取得された複数のX線画像20a〜20cを合成する画像合成ステップと、き裂4の発生位置を特定するき裂位置特定ステップと、をさらに備える。
き裂位置特定ステップは、平均輝度画像の輝度に基づいて、伝熱管1におけるき裂4の発生位置を特定する。
最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップは、き裂位置特定ステップで特定されたき裂4の発生位置を含む伝熱管1の領域に対して行われる。
これにより、X線画像20a〜20cのSN比を向上させることができ、き裂深さが小さい場合であっても正確にき裂4の発生位置を特定できる。なお、き裂位置特定ステップで用いられる複数のX線画像20a〜20cは、最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップにも用いられる画像であるため、き裂位置特定のために新たに画像を取得する必要がない。
また、き裂位置特定ステップで特定されたき裂4の発生位置を含む伝熱管1の領域に対して最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップを行うようにしているので、最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップにおける作業効率の向上が図れる。
実施形態では、図4(a)〜(c)及び図5(a)〜(c)に示すように、伝熱管1に対するX線源12の照射角度を変化させることで、9枚のX線画像を取得した。このとき、伝熱管1の基準位置6とX線源12とを結ぶ直線Lが基準位置6における伝熱管1の表面の法線Nに対してなす角度θは9種類である。また、実施形態1はき裂4の深さがt1の場合の結果であり、実施形態2はき裂4の深さがt2の場合の結果である。ただし、深さt1<深さt2である。
一方、比較例では、図4(b)及び図5(b)に示すように、X線源12は伝熱管1に対して正対して位置する。すなわち、伝熱管1の基準位置6とX線源12とを結ぶ直線Lが基準位置6における伝熱管1の表面の法線Nに対してなす角度θが0であり、角度θはその1種類のみである。また、比較例1はき裂4の深さがt1の場合の結果であり、比較例2はき裂4の深さがt2の場合の結果である。ただし、深さt1<深さt2である。
同図に示すように、き裂の深さ条件が同一である比較例1と実施形態1とを比べると、実施形態1の方がSN比が向上していることがわかる。同様に、き裂の深さ条件が同一である比較例2と実施形態2とを比べると、やはり実施形態2の方がSN比が向上している。これらの結果から明らかなように、9枚のX線画像を合成した平均輝度画像の方が1枚のX線画像よりもSN比が向上するため、この平均輝度画像を用いることによってき裂の位置を明瞭に判別することができる。なお、同図において、比較例1よりもき裂深さの大きい比較例2の方がSN比が向上し、実施形態1よりもき裂深さの大きい実施形態2の方がSN比が向上する。すなわち、き裂深さが大きいほどSN比は大きくなる傾向にある。本実施形態によれば、き裂深さの小さい実施形態1においても、複数のX線画像を合成することによってSN比を向上できるため、精度よくき裂の位置を特定できる。
同図に示すように、比較例1及び比較例2は、輝度のばらつきが大きく、輝度が小さい場合には精度よくき裂深さを評価できない可能性がある。これに対して、実施形態1及び実施形態2は、輝度のばらつきが小さく、またこれらの輝度のうち輝度最小値は、比較例1及び比較例2の輝度最小値よりも大きい。そのため、実施形態1及び2によれば、き裂深さを精度よく評価でき、評価の信頼性を向上することができる。なお、同図において、比較例1よりもき裂深さの大きい比較例2の方が輝度が向上し、実施形態1よりもき裂深さの大きい実施形態2の方が輝度が向上する。すなわち、き裂深さが大きいほど輝度は大きくなる傾向にある。本実施形態によれば、き裂深さの小さい実施形態1においても、複数枚のX線画像から選択された最適画像を用いることで、精度よくき裂の深さを評価できる。
図11に示すように、まず、撮像ステップ(S1)において、伝熱管1の基準位置とX線源12とを結ぶ直線Lが基準位置における伝熱管1の表面の法線Nに対してなす角度θが異なる複数の条件で、伝熱管1のX線画像20a〜20cを複数取得する。複数のX線画像20a〜20cの取得手順は、図3〜図7において説明した通りである。
画像合成ステップ(S2)において、撮像ステップで取得された複数のX線画像20a〜20cを合成して、複数のX線画像20a〜20cの輝度を各位置において平均化した平均輝度画像を取得する。
き裂位置特定ステップ(S3)において、画像合成ステップで取得された平均輝度画像の輝度に基づいて、伝熱管1におけるき裂4の発生位置を特定する。
き裂評価ステップ(S5)において、最適画像の輝度に基づいて、伝熱管1のき裂の深さを評価する。
上記最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップは、き裂位置特定ステップで特定されたき裂4の発生位置を含む伝熱管1の領域に対して行われる。
なお、上記き裂評価方法において、画像合成ステップ(S2)及びき裂位置特定ステップ(S3)を省略することもできる。その場合、1枚のX線画像において特定されたき裂4の発生位置を含む伝熱管の領域に対して、上記最適画像選択ステップおよびき裂評価ステップを行ってもよい。
上記実施形態では一例として、検査対象部として鉛直方向に延在する伝熱管1を用いたが、例えば水平方向に延在する伝熱管1であってもよく、その延在方向は特に限定されない。勿論、屈曲した伝熱管1であってもよい。
また、上記実施形態では一例として、伝熱管1のスタッド2側からX線14を照射する場合について説明したが、伝熱管1の周方向におけるX線14の照射方向はこれに限定されない。例えば、伝熱管1のスタッド2側とは反対側からX線14を照射してもよい。
また、上記実施形態では一例として、火力発電プラントのボイラにおける蒸発管などの伝熱管を検査対象部とした場合について説明したが、他の検査対象部であってもよい。
さらに、上記実施形態では一例として、き裂のX線像をデジタル化し、デジタルX線画像を画像処理することによってき裂の深さを評価する方法について説明したが、アナログX線画像を用いるようにしてもよい。また、デジタルX線画像を取得する際に、検出器としてフィルム16を用いた構成を例示したが、例えばX線TV、フラットパネル半導体像検出器、輝尽性蛍光体像検出器等の他の検出器を用いてもよい。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
2,2a,2c,2d スタッド
4,4a,4c,4d き裂
6 基準位置
10 X線照射装置
12 X線源
14 X線
16 フィルム
20a〜20c X線画像
L 直線
N 法線
Claims (9)
- 検査対象部の基準位置とX線源とを結ぶ直線Lが前記基準位置における前記検査対象部の表面の法線Nに対してなす角度が異なる複数の条件で、前記検査対象部のX線画像を複数取得する撮像ステップと、
前記検査対象部の各位置について、前記撮像ステップで取得された複数の前記X線画像の中から輝度が最大になる最適画像を選択する最適画像選択ステップと、
前記最適画像の輝度に基づいて、前記検査対象部のき裂の深さを評価するき裂評価ステップと、を備えることを特徴とするき裂評価方法。 - 前記き裂評価ステップでは、前記検査対象部のために予め作成された検量線に前記最適画像の輝度を当てはめて、前記検査対象部におけるき裂の深さを求めることを特徴とする請求項1に記載のき裂評価方法。
- 前記撮像ステップで取得された複数の前記X線画像を合成して、複数の前記X線画像の輝度を各位置において平均化した平均輝度画像を取得する画像合成ステップと、
前記平均輝度画像の輝度に基づいて、前記検査対象部におけるき裂の発生位置を特定するき裂位置特定ステップと、をさらに備え、
前記最適画像選択ステップおよび前記き裂評価ステップは、前記き裂位置特定ステップで特定された前記き裂の発生位置を含む前記検査対象部の領域に対して行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のき裂評価方法。 - 前記画像合成ステップでは、
複数の前記X線画像において前記検査対象部の特徴部位の位置を特定し、
前記特徴部位の位置を基準として、前記複数のX線画像を合成することを特徴とする請求項3に記載のき裂評価方法。 - 前記撮像ステップでは、前記検査対象部に対する前記X線源の照射角度を変化させることで、複数の前記X線画像を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のき裂評価方法。
- 前記撮像ステップでは、前記検査対象部の外表面に沿って前記X線源を相対的に移動させながら、ゼロよりも大きい拡がり角を有するX線を前記X線源から照射することで、複数の前記X線画像を取得することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のき裂評価方法。
- 前記検査対象部は、外表面にスタッドが溶接された伝熱管であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のき裂評価方法。
- 前記撮像ステップでは、前記伝熱管の管軸方向に沿った断面において、前記伝熱管に対する前記X線源の照射角度を変化させることで、複数の前記X線画像を取得することを特徴とする請求項7に記載のき裂評価方法。
- 前記撮像ステップでは、前記伝熱管の半径方向に沿った断面において、前記伝熱管に対する前記X線源の照射角度を変化させることで、複数の前記X線画像を取得することを特徴とする請求項7に記載のき裂評価方法。
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