JP6242325B2 - 水温計測装置および水温計測方法 - Google Patents

水温計測装置および水温計測方法 Download PDF

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この発明は、水中の水温を計測する技術に関し、特に海底面が複雑形状の地形を有する水中において水温の計測を行う水温計測装置に関するものである。
従来、誤差の少ない水温計測技術として、レーザ光を用いた計測方法が知られている。例えば特許文献1に開示された水温測定方法では、トリガとして超音波パルスを水中に発射し、次にプローブとしてレーザ光を同方向に発射し、超音波パルスが水中を伝搬する際に発生する水の粗密部分において反射されるレーザ光を受光し、受光した反射光を周波数解析することにより、超音波の水中速度が導出され、得られた水中における音速と水温との相関によって水温を計測している。
特開昭61−111431号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された技術では、トリガとして用いる超音波パルスは、一定の広がり角度を有して水中を伝搬するため、海底面の地形が複雑形状を有しており、当該海底面での反射により超音波パルスとレーザ光とが互いに干渉し、水温計測に誤差が生じるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、海底面などの測定地点における地形の形状の影響を受けることなく正確な水温計測を実現する水温計測装置を得ることを目的とする。
この発明に係る水温計測装置は、水中に照射された2波長のレーザ光が測定地点で反射されて得られる反射光を受信し、受信した2波長の反射光の光路長を示す距離値を算出する距離計測部と、距離計測部が算出した2波長の反射光の距離値の比から、レーザ光の光路の水温を算出する温度導出部とを備える。
この発明によれば、測定地点における地形の形状の影響を受けることなく、水温を正確に計測することができる。
実施の形態1に係る水温計測装置の構成および測定方法を模式的に示した図である。 実施の形態1に係る水温計測装置のレーザ距離計測部の構成を示す図である。 実施の形態1に係る水温計測装置の温度導出部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る水温計測装置の屈折率比と水温との関係を示す図である。 実施の形態2に係る水温計測装置の構成および測定方法を模式的に示した図である。 実施の形態2に係る水温計測装置の温度導出部および位置算出部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る水温計測装置が計測した距離値の二次元画像の一例を示す図である。 実施の形態2に係る水温計測装置の温度比較部における水温または屈折率比と閾値との比較を示す図である。 実施の形態2に係る水温計測装置の温度比較部における屈折率比微分値と閾値との比較を示す図である。 実施の形態3に係る水温計測装置の構成および測定方法を模式的に示した図である。 実施の形態3に係る水温計測装置の計測結果の一例を示す三次元画像である。
実施の形態1.
実施の形態1に係る水温計測装置の構成を図1から図3を参照しながら説明する。
図1は実施の形態1に係る水温計測装置10の構成および測定方法を模式的に示した図である。
図1に示すように、水温計測装置10はレーザ距離計測部100および温度導出部200によって構成され、レーザ距離計測部100からある地点A(測定地点)に向けて異なる2つの波長のパルスレーザ光20,30が照射される。地点Aは例えば海底面などである。照射された2つの波長のパルスレーザ光20,30の反射光(不図示)をレーザ距離計測部100で再度受信し、反射光の光学的距離である光路長を測定する。温度導出部200は、測定された2つの反射光の光路長の比が伝搬媒質である水の2つの波長における屈折率の比であることから、当該屈折率の比と、伝播媒質が水である場合の屈折率比の温度特性に基づいて、水温計測装置10から地点Aまでのパルスレーザ光の伝搬往復経路の平均水温を算出する。
次に、水温計測装置10を構成するレーザ距離計測部100および温度導出部200の詳細について図2および図3を参照しながら説明を行う。
図2は実施の形態1に係る水温計測装置10のレーザ距離計測部100の構成を示す図であり、図3は実施の形態1に係る水温計測装置10の温度導出部200の構成を示すブロック図である。
まず、レーザ距離計測部100の構成について説明する。図2に示すように、レーザ距離計測部100は、送信部100a、受信部100bおよび距離計測部100cで構成されている。
送信部100aは、第1のパルスレーザ光源101、第2のパルスレーザ光源102、第1の送信レンズ103、第2の送信レンズ104、送信側ミラー105、送信側ダイクロイックミラー106、第1の送信側集光レンズ107、第2の送信側集光レンズ108、第1のモニタ用受光器109および第2のモニタ用受光器110で構成されている。
第1、第2のパルスレーザ光源102は、パルスレーザ光を出射する機能を有し、それぞれ異なる波長のパルスレーザ光を出射する。以下では、第1のパルスレーザ光源101から出射されたパルスレーザ光を第1のパルスレーザ光20、第2のパルスレーザ光源102から出射されたパルスレーザ光を第2のパルスレーザ光30と称する。第1の送信レンズ103は出射された第1のパルスレーザ光20のビームを整形し、第2の送信レンズ104は出射された第2のパルスレーザ光30のビームを整形する。
送信側ミラー105は、整形された第1のパルスレーザ光20を反射して地点Aに照射する。また、地点Aに照射される第1のパルスレーザ光20の一部が後述する送信側ダイクロイックミラー106によって反射されて再度入力される。送信側ミラー105は、当該再度入力された第1のパルスレーザ光20を反射させて第1の送信側集光レンズ107側に出力する。
送信側ダイクロイックミラー106は、特定波長のパルスレーザ光を反射し、その他の波長のパルスレーザ光を透過させる機能を有しており、第2の送信レンズ104で整形された第2のパルスレーザ光30の一部を反射して地点Aへ照射させ、その他の第2のパルスレーザ光30を第2の送信側集光レンズ108側に透過させる。さらに、送信側ダイクロイックミラー106は、送信側ミラー105で反射されて入力された第1のパルスレーザ光20の一部を反射させて送信側ミラー105へ出力し、その他の第1のパルスレーザ光20を透過させて地点Aへ照射させる。
第1の送信側集光レンズ107は入力された第1のパルスレーザ光20を第1のモニタ用受光器109に集光し、第1のモニタ用受光器109は集光された第1のパルスレーザ光20を用いて第1のパルスレーザ光源101における出射タイミングを検出する。第2の送信側集光レンズ108は入力された第2のパルスレーザ光30を第2のモニタ用受光器110に集光し、第2のモニタ用受光器110は集光された第2のパルスレーザ光30を用いて第2のパルスレーザ光源102における出射タイミングを検出する。第1、第2のモニタ用受光器109,110は検出した出射タイミングを示す電気信号を距離計測部100cに出力する。
次に、受信部100bについて説明する。受信部100bは、受信レンズ111、受信側ダイクロイックミラー112、第1の受信側集光レンズ113、第2の受信側集光レンズ114、第1の受光器115、第2の受光器116、第1のアンプ117および第2のアンプ118で構成されている。
受信レンズ111は、地点Aで反射された第1、第2のパルスレーザ光20,30の反射光を受信して集光する。受信側ダイクロイックミラー112は、受信レンズ111で集光された反射光を波長ごとに弁別する機能を有し、第1のパルスレーザ光源101から出力された波長のパルスレーザ光の反射光(以下、第1の反射光40と称する)と、第2のパルスレーザ光源102から出力された波長のパルスレーザ光の反射光(以下、第2の反射光50と称する)とを弁別する。
第1の受信側集光レンズ113は受信側ダイクロイックミラー112で弁別された第1の反射光40を第1の受光器115に集光し、第1の受光器115は集光された第1の反射光40を電気信号に変換し、第1のアンプ117は変換された電気信号を増幅して距離計測部100cに出力する。第2の受信側集光レンズ114は受信側ダイクロイックミラー112で弁別された第2の反射光50を第2の受光器116に集光し、第2の受光器116は集光された第2の反射光50を電気信号に変換し、第2のアンプ118は変換された電気信号を増幅して距離計測部100cに出力する。
次に、距離計測部100cについて説明する、距離計測部100cは、第1の距離計測回路119および第2の距離計測回路120で構成されている。
第1の距離計測回路119は、第1のモニタ用受光器109から入力される第1のパルスレーザ光20の出射タイミングを示す電気信号と、第1の受光器115から入力される第1の反射光40の受信を示す電気信号との差分に基づいて、第1の反射光40の光路長を計測し、当該光路長を第1の距離計測値として出力する。第2の距離計測回路120は、第2のモニタ用受光器110から入力される第2のパルスレーザ光30の出射タイミングを示す電気信号と、第2の受光器116から入力される第2の反射光50の受信を示す電気信号との差分に基づいて、第2の反射光50の光路長を計測し、当該光路長を第2の距離計測値として出力する。
次に、温度導出部200の構成について説明する。図3に示すように、温度導出部200は屈折率比算出部201および温度算出部202で構成されている。
屈折率比算出部201は、第1の距離計測回路119から入力される第1の距離計測値と、第2の距離計測回路120から入力される第2の距離計測値との比を算出することにより、第1のパルスレーザ光20の波長と第2のパルスレーザ光30の波長とにおける伝搬媒質の屈折率比が算出される。温度算出部202は、屈折率比算出部201が算出した屈折率比と伝搬媒質の温度特性とに基づいて、水温計測装置10から地点Aまでのレーザパルス光の伝搬往復経路の平均水温を算出する。
次に、実施の形態1に係る水温計測装置10の動作を、具体例を挙げながら説明する。
まず、第1、第2のパルスレーザ光源101,102において第1、第2のパルスレーザ光20,30を発生させ、第1、第2の送信レンズ103,104、送信側ミラー105、送信側ダイクロイックミラー106を介して地点Aに照射する。第1、第2のパルスレーザ光20,30の出射タイミングを第1、第2のモニタ用受光器109,110で測定する。出射された第1、第2のパルスレーザ光20,30は地点Aによって反射される。
なお、第1のパルスレーザ光20と第2のパルスレーザ光30の波長は、互いに離れた波長であることが望ましく、且つ水中での減衰係数が小さい可視光領域において選定される。例えば、第1のパルスレーザ光20の波長λを400nm帯に設定し、第2のパルスレーザ光30の波長λを500nm帯に設定する。以下の説明では、波長λ=400nmおよび波長λ=589nmに設定した場合を例に説明する。
受信部100bは、受信レンズ111において地点Aで反射された反射光を受信し、受信側ダイクロイックミラー112において波長λの反射光である第1の反射光40と波長λの反射光である第2の反射光50とに弁別し、第1、第2の受光器115,116に入力する。第1の受光器115は第1の反射光40を電気信号に変換し、第1のアンプ117が第1の反射光40の電気信号を増幅する。第2の受光器116は第2の反射光50を電気信号に変換し、第2のアンプ118が第2の反射光50の電気信号を増幅する。
距離計測部100cは、送信部100aから第1、第2のパルスレーザ光20,30の出射タイミングを示す2つの電気信号を受信し、受信部100bから第1、第2の反射光40,50の受信を示す2つの電気信号を受信する。第1の距離計測回路119は、波長λの第1のパルスレーザ光20の出射タイミングと波長λの第1の反射光40の受信タイミングとの時間差と、パルスレーザ光の光速(あるいはパルスレーザ光の真空における光速)とから、第1の反射光40の光路長に相当する距離値Dを計測し、第1の距離計測値として出力する。第2の距離計測回路120は、波長λの第2のパルスレーザ光30の出射タイミングと波長λの第2の反射光50の受信タイミングとの時間差から、第2の反射光50の光路長に相当する距離値Dを計測し、第2の距離計測値として出力する。
波長λおよび波長λについて計測された距離値D,Dは、距離の真値である経路長、すなわち水温計測装置10から地点までの距離をDとすると、以下の式(1)で示される。
=Dn、D=Dn(1)
式(1)においてn,nはそれぞれ波長λ,λにおける伝搬物質の屈折率であり、温度に依存して変化する。
例えば、水温が20℃である場合、伝搬物質の屈折率は波長λ01=400nmでn01=1.3433、波長λ02=589nmでn02=1.3330であることが知られている。
温度導出部200の屈折率比算出部201は、上述した式(1)に基づいて、第1の距離計測値である距離値Dおよび第2の距離計測値である距離値Dを用いて、距離値の比D/Dを算出する。さらに屈折率比算出部201は、算出した距離値の比D/Dと以下の式(2)に基づいて屈折率比Δnを算出する。
Figure 0006242325
屈折率n/nの比で表される屈折率比Δnは、例えば図4で示すような温度特性を有しており、水温が高いほど屈折率比Δnが大きくなる特性を有している。
温度算出部202は、屈折率比算出部201が算出した屈折率比Δnと、以下の式(3)で示す波長λと波長λに対する屈折率比Δnの温度特性に基づいて、水温計測装置10から地点Aまでのレーザパルス光の伝搬往復経路の平均水温を算出する。
T=aΔn+b (3)
式(3)において、係数aは水温に対する屈折率特性の傾き、bはオフセットに相当する。
以上のように、実施の形態1によれば、2つの波長のパルスレーザ光を地点Aに照射すると共に、当該パルスレーザ光の出射タイミングを検出する送信部100aと、地点Aで反射された反射光を受信して2つの波長の反射光に弁別して各波長の受信信号を得る受信部100bと、送信部100aが検出したパルスレーザ光の出射タイミングと、受信部100bが得た各波長の反射光の受信信号とに基づいて、各波長における反射光の光路長を取得する距離計測部100cとを有するレーザ距離計測部100と、各波長の光路長の比から伝播媒質の屈折率比を算出し、算出した屈折率比に対応した水温を取得することにより水温計測装置10から地点Aまでのパルスレーザ光の伝搬往復経路の平均水温を算出する温度導出部200とを備えるように構成したので、地点Aとなる海底面の地形が複雑形状で凹凸があった場合であっても高い空間分解能で温度を測定することができる。
なお、上述した実施の形態1において、第1のパルスレーザ光源101および第2のパルスレーザ光源102が同時にそれぞれの波長のパルスレーザ光を出射して距離計測を実施してもよいし、交互にそれぞれの波長のパルスレーザ光を出射して距離計測を実施してもよい。
また、上述した実施の形態1では、第1、第2の送信レンズ103,104はそれぞれパルスレーザ光のビームを整形する構成を示したが、当該整形において一定のビーム径と拡がりを有するビームに整形してもよい。これにより、水中における浮遊物(マリンスノー)が存在する場合であっても、当該浮遊物によりパルスレーザ光が遮蔽されることがなく、地点Aにパルスレーザ光を照射することができる。
また、上述した実施の形態1では、送信部100aにおいて第1、第2のパルスレーザ光源101,102がパルスレーザ光を出射した直後に送信側ミラー105および送信側ダイクロイックミラー106で分岐させて第1、第2のモニタ用受光器109,110で受光する構成を示したが、送信側ミラー105および送信側ダイクロイックミラー106で分岐させることなく送信部100aを伝搬する際の内部反射光を用いて第1、第2のモニタ用受光器109,110が出射タイミングを検出するように構成してもよい。
さらに、第1、第2のパルスレーザ光源101,102が出射したパルスレーザ光を、レーザ距離計測部100外に設けたミラーなどを用いて受信レンズ111に折り返して受信させ、第1、第2の受光器115,116を用いて出射タイミングを検出するように構成してもよい。この場合、距離計測部100cにおいて、パルスレーザ光の出射タイミングを示す電気信号、すなわち第1、第2の受光器115,116で一番初めに検出された電気信号と、それ以降に検出された電気信号との差分に基づいて各反射光の光路長を計測する。
また、上述した実施の形態1では、パルスレーザ光を出射する第1、第2のパルスレーザ光源101,102を備え、送信部100aと受信部100bにおけるパルスレーザ光の受信の時間差に基づいて各反射光の光路長を計測する構成を示したが、第1、第2のパルスレーザ光源101,102に替えて第1、第2の強度変調光源を設けてレーザ光送受信間における位相差に基づいて各反射光の光路長を計測する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態1で示した送信部100aを水温計測装置10の外部構成とし、出射したパルスレーザ光の出射タイミングを示す電気信号を距離計測部100cに入力するように構成してもよい。
実施の形態2.
この実施の形態2では、水中の高温部分を特定する水温計測装置10aの構成を示す。実施の形態2に係る水温計測装置10aの構成を図5および図6を参照しながら説明する。
図5は、実施の形態2に係る水温計測装置10aの構成および測定方法を模式的に示した図である。実施の形態2の水温計測装置10aは、例えば無人潜水艦、潜水艇(UUV:Unmanned Underwater Vehicle)などに搭載して機能させ、水中の高温部分を検出することにより熱水鉱床の存在および熱水鉱床の位置などを推定する。
図5に示すように海底面に熱水鉱床Bが存在し、当該熱水鉱床Bから熱水が噴出している場合に高温部分Cが存在する。熱水鉱床B付近にレーザパルス光を照射した場合に、熱水鉱床B周辺の高温部分Cにより計測される水温が、高温部分C以外の地点で計測された水温よりも高い値を示す。そこで、あらかじめ設定された温度閾値と、計測された水温とを比較することにより、熱水鉱床Bの存在を推定することができる。
図5に示すように、水温計測装置10aは、レーザ距離計測部100、温度導出部200および位置算出部300によって構成されている。レーザ距離計測部100および温度導出部200の構成は実施の形態1と同一であるため、説明を省略する。
位置算出部300は、温度導出部200が算出した温度に基づいて高温部分を検出し、レーザ距離計測部100が計測した第1、第2の距離計測値に基づいて高温部分の位置を特定する。
図6は、実施の形態2に係る水温計測装置10aの温度導出部200および位置算出部300の構成を示すブロック図である。
位置算出部300は、温度比較部301および位置特定部302で構成されている。
温度比較部301は、温度導出部200の温度算出部202が算出した温度を入力として、当該入力された温度とあらかじめ設定された温度閾値とを比較し、比較結果を出力する。位置特定部302は、温度比較部301の比較結果を参照し、算出された温度が温度閾値よりも高い領域が存在する場合に、レーザ距離計測部100から入力される第1、第2の距離計測値に基づいて温度閾値よりも高い温度を示す地点の位置を特定する。位置特定部302は、高温部分が存在することを知らせるアラームなどの報知信号、および特定した高温部分の位置情報を出力する。
次に、実施の形態2に係る水温計測装置10aの動作を、具体例を挙げながら説明する。なお、以下では実施の形態1に係る水温計測装置10と同一の動作については説明を省略または簡略化する。
レーザ距離計測部100の送信部100aは、実施の形態1と同様に異なる波長の第1のパルスレーザ光20と第2のパルスレーザ光30を出射し、当該パルスレーザ光の出射タイミングを第1、第2のモニタ用受光器109,110で測定し、第1、第2のパルスレーザ光20,30の出射タイミングを示す電気信号を得る。なお、出射する2つのパルスレーザ光の波長を、実施の形態1と同様に波長λ=400nmおよび波長λ=589nmに設定した場合を例に説明する。
レーザ距離計測部100の受信部100bは、地点Aで反射された反射光を受信し、波長λおよび波長λの反射光の受信を示す電気信号を得る。レーザ距離計測部100の距離計測部100cは、第1、第2のパルスレーザ光20,30の出射タイミングを示す電気信号と、波長λおよび波長λの反射光の受信を示す電気信号とから、各波長の反射光の光路長に相当する距離値D、Dを計測する。距離値Dは第1の距離計測値であり、距離値Dは第2の距離計測値である。
温度導出部200の屈折率比算出部201は、上述した式(1)に基づいて、第1の距離計測値である距離値Dおよび第2の距離計測値である距離値Dを用いて、距離値の比D/Dを算出する。さらに屈折率比算出部201は、算出した距離値の比D/Dと以下の式(2)に基づいて屈折率比Δnを算出する。温度導出部200の温度算出部202は、算出された屈折率比Δnおよび温度特性に基づいて、上述した式(3)から温度を算出する。
位置算出部300の温度比較部301は、温度導出部200の温度算出部202が算出した温度と、あらかじめ設定された温度閾値とを比較し、比較結果を位置特定部302に出力する。位置特定部302は、温度比較部301の比較結果を参照し、温度閾値よりも高い温度を示す領域が存在する場合に、レーザ距離計測部100が算出した第1の距離計測値あるいは第2の距離計測値と、温度算出部202が算出した温度における波長λおよび波長λにおける屈折率を取得し、上述した式(1)に基づいて水温計測装置10aから反射地点までの経路長Dを算出して高温部分が存在する位置を特定する。位置特定部302は、高温部分が存在することを知らせるアラームなどの報知信号を出力すると共に、特定した高温部分の位置情報を出力する。
図5で示したように海底面の熱水鉱床Bが存在する場合、熱水鉱床B周辺の温度は著しく高く、高温部分Cが存在することから、レーザ距離計測部100の距離計測部100cが計測した距離値D、Dは例えば図7に示すような値を取る。図7は、実施の形態2に係る水温計測装置10aが計測した距離値の二次元画像の一例を示す図であり、水温計測装置10aを所定方向に進行させた場合に取得される二次元画像を示している。図7の領域0は熱水鉱床Bの周囲を測定した際の距離値D、Dを示し、その他の領域の距離値D、Dに対して2波長間での距離値D、Dの差が大きい。このように距離値D、Dの差が大きくなると、屈折率比Δnも大きくなる。また、屈折率比Δnと水温の関係は図4に示した通りであることから、水温も高くなる。水温または屈折率比Δnの進行方向における変化を図8に示す。熱水鉱床B周辺の測定結果を示す領域Pにおいて、その他の領域よりも屈折率比Δnおよび水温が高くなる。当該領域Pにおいてあらかじめ設定された温度閾値Qを超えることから、熱水鉱床Bの存在を推定することができる。さらに、距離値D、Dに基づいて熱水鉱床Bの位置を特定することができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、温度比較部301が2波長のパルスレーザ光により測定した距離値の比から算出した温度と、あらかじめ設定した温度閾値とを比較し、位置特定部302が比較結果を参照して温度閾値よりも高い温度を示す領域が存在する場合に距離値から高温部分の位置を特定し、高温部分が存在することを報知すると共に、特定した高温部分の位置情報を出力する位置算出部300を備えるように構成したので、海底面の地形が複雑形状で凹凸があった場合であっても、高い空間分解能で水温を測定することができ、熱水鉱床など高温部分の位置を特定することができる。
また、この実施の形態2によれば、水温計測装置10aを所定方向に進行させることにより、二次元画像を取得することができ、高温部分が存在する位置を特定することができる。
なお、上述した実施の形態2では、温度比較部301において温度算出部202が算出した温度とあらかじめ設定した温度閾値とを比較する構成を示したが、温度算出部202が算出した温度を位置算出部300の記憶領域(不図示)に記録しておき、過去の1つより以前に計測した温度と、温度算出部202が今回算出した温度とを比較して高温部分を特定する構成としてもよい。さらに、過去に温度算出部202が算出した温度については、数点の計測結果を平均化した値を用いてもよい。
また、温度比較部301は、図8で示したように屈折率比Δnに対する閾値をあらかじめ設定しておき、屈折率比Δnと閾値とを比較して高温部分を特定するように構成してもよい。また、図9に示すように、屈折率比Δnの変動の時間微分値である屈折率比微分値を取り、当該屈折率比微分値に対する上限閾値Sおよび下限閾値Tをあらかじめ設定しておき、屈折率比微分値と上限閾値Sまたは下限閾値Tとを比較するように構成してもよい。
また、上述した実施の形態2で示した送信部100aを水温計測装置10の外部構成とし、パルスレーザ光の出射タイミングを示す電気信号を距離計測部100cに入力するように構成してもよい。
実施の形態3.
上述した実施の形態1および実施の形態2では、パルスレーザ光をあらかじめ設定したタイミングで出射する構成を示したが、この実施の形態3では出射されたパルスレーザ光を測定面上で一次元走査させる、あるいは二次元走査させて多地点で水温を計測する構成を示す。
図10は、実施の形態3に係る水温計測装置10bの構成および測定方法を模式的に示した図である。図10に示すように実施の形態3では、図5で示した実施の形態2の水温計測装置10aにスキャナ400を追加して設けて構成している。なお、レーザ距離計測部100、温度導出部200および位置算出部300の詳細な構成は実施の形態1または実施の形態2と同一であるため、説明を省略する。
スキャナ400は、レーザ距離計測部100の第1、第2のパルスレーザ光源101,102が出射するパルスレーザ光を測定面上で一次元走査させる、あるいは二次元走査させる。これにより、レーザ距離計測部100の受信部100bは多地点で反射された反射光を受信し、レーザ距離計測部100の距離計測部100cは多地点における第1、第2の距離計測値を計測し、温度導出部200は水温計測装置10と多地点間の伝搬往復経路の平均水温の算出、位置算出部300は多地点における高温部分の特定を行うことができる。
図11は、実施の形態3に係る水温計測装置10bの計測結果の一例を示す三次元画像である。
スキャナ400を用いてパルスレーザ光を測定面上で一次元走査あるいは二次元走査させて多地点で水温を計測した結果を示している。スキャナ400が一次元走査の場合には、Y軸方向にパルスレーザ光を走査し、水温計測装置10bがX軸方向に進行することにより三次元データを取得し、スキャナ400が二次元走査の場合にはビーム走査方向をXY平面上で変化させることにより三次元データを取得する。温度導出部200の温度算出部202は、取得された三次元データに基づいて測定面上での水温を示す三次元画像を生成し、位置算出部300の位置特定部302は、取得した三次元画像に基づいて、高温部分が存在する位置に加えて、高温部分の大きさを特定することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、パルスレーザ光を測定面上で一次元走査させる、あるいは二次元走査させるスキャナ400を備えるように構成したので、多地点において水温の計測を行うことができ、水温を示す三次元画像を生成することができる。これにより、水中に存在する熱水鉱床など高温部分の位置に加えて大きさも特定することができる。
また、上述した実施の形態3で示した送信部100aおよびスキャナ400を水温計測装置10の外部構成とし、パルスレーザ光の出射タイミングを示す電気信号を距離計測部100cに入力させ、測定面上で一次元走査あるいは二次元走査されたパルスレーザ光を受信部100bが受信するように構成してもよい。
なお、図10では、実施の形態2で示した水温計測装置10aにスキャナ400を適用する例を示したが、実施の形態1で示した水温計測装置10にスキャナ400を適用することも可能である。
上記以外にも、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
10,10a,10b 水温計測装置、100 レーザ距離計測部、100a 送信部、100b 受信部、100c 距離計測部、101 第1のパルスレーザ光源、102 第2のパルスレーザ光源、103 第1の送信レンズ、104 第2の送信レンズ、105 送信側ミラー、106 送信側ダイクロイックミラー、107 第1の送信側集光レンズ、108 第2の送信側集光レンズ、109 第1のモニタ用受光器、110 第2のモニタ用受光器、111 受信レンズ、112 受信側ダイクロイックミラー、113 第1の受信側集光レンズ、114 第2の受信側集光レンズ、115 第1の受光器、116 第2の受光器、117 第1のアンプ、118 第2のアンプ、119 第1の距離計測回路、120 第2の距離計測回路、200 温度導出部、201 屈折率比算出部、202 温度算出部、300 位置算出部、301 温度比較部、302 位置特定部、400 スキャナ。

Claims (7)

  1. 水温を計測する水温計測装置において、
    水中に照射された2波長のレーザ光が測定地点で反射されて得られる反射光を受信し、受信した2波長の反射光の光路長を示す距離値を算出する距離計測部と、
    前記距離計測部が算出した2波長の反射光の距離値の比から、前記レーザ光の光路の水温を算出する温度導出部とを備えたことを特徴とする水温測定装置。
  2. 前記温度導出部は、
    前記距離計測部が算出した2波長の反射光の距離値の比から、前記2波長の反射光の屈折率比を算出する屈折率比算出部と、
    前記屈折率比算出部が算出した屈折率比と水温との関係に基づいて、前記レーザ光の光路の水温を算出する温度算出部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の水温測定装置。
  3. 前記温度導出部が算出した前記水温が温度閾値を超えた場合に、前記距離計測部が算出した2波長の反射光の距離値と、前記温度導出部が算出した前記温度における前記2波長のレーザ光の屈折率とから、前記温度閾値を超えた水温を示す前記測定地点の位置を特定する位置算出部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の水温測定装置。
  4. 前記位置算出部は、前記温度導出部が算出した前記水温が前記温度閾値を超えた場合に、当該温度閾値を超えた旨を報知する報知信号と、前記温度閾値を超えた水温を示す前記測定地点の位置を示す位置情報とを出力することを特徴とする請求項3記載の水温測定装置。
  5. 前記距離計測部は、前記水温計測装置が前記測定地点を含んで設定された測定平面上の一方向に移動し、且つ前記照射された2波長のレーザ光が前記水温計測装置の移動方向に対して前記測定平面上で直交する方向に一次元走査されて得られる前記反射光を受信し、受信した2波長の反射光の光路長を示す距離値を算出し、
    前記温度算出部は、前記測定平面上に前記算出された水温を示した三次元画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の水温測定装置。
  6. 前記距離計測部は、前記照射された2波長のレーザ光が前記測定地点を含んで設定された測定平面上を二次元走査されて反射して得られる前記反射光を受信し、受信した2波長の反射光の光路長を示す距離値を算出し、
    前記温度導出部は、前記測定平面上に前記算出された水温を示した三次元画像を生成することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の水温測定装置。
  7. 水温を計測する水温計測方法において、
    距離計測部が、水中に照射された2波長のレーザ光が測定地点で反射されて得られる反射光を受信し、受信した2波長の反射光の光路長を示す距離値を算出するステップと、
    温度導出部が、前記2波長の反射光の距離値の比から、前記レーザ光の光路の水温を算出するステップとを備えたことを特徴とする水温測定方法。
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