JP6242155B2 - 非破壊検査装置および非破壊検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電磁誘導を利用して被検体の非破壊検査を行う非破壊検査装置および非破壊検査方法に関する。
特許文献1〜5に示すように、電磁誘導を利用した過流探傷装置において、正弦波発生器、励磁コイルを駆動する駆動回路、励磁コイルおよび検出コイルからなるセンサ、検出コイルの出力を増幅する増幅回路および同期検波回路を含む解析回路等で構成された装置が提案され、使用されている。
図23は、従来技術によるセンサの一例である。
この図23に示すように、センサは、被検体に強力な磁場を印加することを目的として、珪素鋼板、フェライト等の磁性体からなる励磁コア102に励磁コイル101を巻回してなる励磁器を被検体2に対向させ、その励磁コイル101を一定電圧の正弦波で励磁する。励磁コイル101の内側には、検出コイル104を配置している。
例えば特許文献6には、上記したようなセンサにおいて、検出コイル104の出力に基づき、同期検波等の手段により被検体深部に生ずる渦電流の変化を検出し、減肉、傷等の検出を管の外部から行う構成が開示されている。
特許第3753499号公報 特許第3266128号公報 特開2010−48552号公報 特許第3896489号公報 特開3010−54352号公報 特許第4756409号公報
しかし、実際の被検体としての管は磁性と導電性をともに有する炭素鋼管である。しかも、管は、グラスウール等の保温材で覆われ、更にその外側はアルミ、トタン等の防露材で覆われている場合が多い。磁性と導電性をともに有する炭素鋼管等にあっては渦電流効果のため励磁交番磁界が被検体内部に浸透しにくい。さらに、被検体となる管が保温材で覆われているために、被検体とセンサ間の距離、即ちリフトオフが大きくならざるを得ない。その結果、検出信号が極端に小さくなるので、被検体の管の内壁部の減肉、傷等の検出が著しく困難となる。
しかも、検出信号が小さくなると、センサの温度特性の影響をより強く受けるようになり、測定値が温度変化により漂動するという欠点があった。即ち、センサの巻線に使用されるホルマル線等銅線の電気抵抗の温度係数の影響を相対的に大きく受けるようになり、測定装置として温度的に不安定になるという欠点があった。
そこでなされた本発明の目的は、センサの被検体に対向する端面と被検体との距離、即ちリフトオフが大きい状態であっても被検体の探傷を精度よく行うことのできる非破壊検査装置および非破壊検査方法を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の非破壊検査装置は、被検体に対向した第1のコイルと、前記第1のコイルに電磁的に結合した第2のコイルと、前記被検体に対向した第3のコイルと、前記第1のコイルを交番電圧で励振し、前記第2のコイルに発生する電圧と前記第3のコイルに発生する電圧との差である被測定信号の振幅および位相を、前記第1または前記第2のコイルの電圧を基準信号として検出する測定処理部と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、第1のコイルを交番電圧で励振することによって、第1のコイルに電磁的に結合した第2のコイルに発生する電圧と、第3のコイルに発生する電圧との間に差が生じる。この第2のコイルの発生電圧と第3のコイルの発生電圧との差である被測定信号の振幅および位相を、第1または第2のコイルの電圧を基準信号として検出することによって、センサと被検体との距離であるリフトオフや、温度変化の影響を抑えることができる。
前記測定処理部は、前記基準信号と前記被測定信号とが入力されるステップと、入力された前記被測定信号と前記基準信号との振幅比および位相差を、高速フーリエ変換により求めるステップと、前記振幅比および前記位相差を変数とする連立方程式を立て、前記被検体の複数点の既知の厚さとその各点での振幅比および位相差の測定値により前記連立方程式の各係数を求めるステップと、求まった各前記係数と未知の点での振幅比および位相差の測定値とから、該未知の点の被検体の厚さを推定するステップと、を実行するようにしてもよい。
このようにして、被検体の複数点の既知の厚さに基づいて係数を設定した連立方程式を用いることによって、温度変化等に関わらず、バラツキの少ない測定結果を得ることができる。
前記連立方程式の各係数を求めるステップでは、前記被検体の特定較正点で前記被検体と前記第3のコイルとの間の距離であるリフトオフを変化させるようにしてもよい。
これにより、実際の被検体により近似した連立方程式とすることができる。これにより、未知の点の被検体の厚さを、より高精度に推定し、検査精度をさらに高めることができる。
前記測定処理部は、前記被測定信号と前記基準信号との振幅比の測定と、前記被測定信号と前記基準信号との位相差の測定とを、互いに異なった周波数で前記第1のコイルを励磁して行うようにしてもよい。
これにより、振幅、位相ともに大きな出力を得ることができるので、被検体の厚さの変化による検出信号の変化をより高感度に検出できる。
本発明は、上記したような非破壊検査装置における非破壊検査方法であって、前記第1および前記第3のコイルを前記被検体に対向させた状態で、前記第1のコイルを交番電圧で励振し、前記第1のコイルを励振する交番電圧または前記第2のコイルに発生する電圧と、前記第3のコイルに発生する電圧と前記第2のコイルに発生する電圧の差の電圧を前記測定処理部に入力し、前記測定処理部で、入力された前記交番電圧と前記差の電圧とについて、高速フーリエ変換によりそれぞれ振幅および位相を求め、前記交番電圧を基準信号とした前記差の電圧との振幅比および位相差を検出することを特徴とする。
これにより、第2コイルの発生電圧と第3のコイルの発生電圧との差である被測定信号の振幅および位相を、第1のコイルの交番電圧または第2のコイルの発生電圧を基準信号として検出することによって、センサと被検体との距離であるリフトオフや、温度変化の影響を抑えることができる。
本発明によれば、センサと被検体との距離が大きい状態であっても被検体の探傷を精度よく行うことができる。
本発明に係る非破壊検査装置の第1の実施形態を示す図である。 図1の非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。 第2の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。 図3の非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。 第3の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。 図5の非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。 第4の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。 本発明の他の実施形態を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態を示す図である。 本発明のさらに他の実施形態を示す図である。 本発明の実施例において、検出コイルと参照コイルとの電圧の差の振幅比を、高速フーリエ変換により測定した結果を示す図である。 本発明の実施例において、検出コイルと参照コイルとの電圧の差の位相差を、高速フーリエ変換により測定した結果を示す図である。 比較例として、検出コイルの電圧の振幅比を測定した結果を示す図である。 比較例として、検出コイルの電圧の位相差を測定した結果を示す図である。 振幅の測定と位相の測定とで周波数を異ならせて測定を行った結果を示す図であり、振幅比の測定結果を示す図である。 振幅の測定と位相の測定とで周波数を異ならせて測定を行った結果を示す図であり、位相差の測定結果を示す図である。 図16の縦軸を拡大して一部を示した図である。 連立方程式により被検体の管壁厚を推定した結果を示す図であり、管壁厚4.2mmの場合の管壁厚推定結果である。 連立方程式により被検体の管壁厚を推定した結果を示す図であり、管壁厚2.4mmの場合の管壁厚推定結果である。 被検体2の特定較正点で被検体2と検出コイル104との間の距離であるリフトオフを変化させた、較正点と測定値を示すベクトル図である。 図20におけるB較正点付近の拡大図である。 図20におけるC較正点付近の拡大図である。 従来の非破壊検査装置のセンサの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による非破壊検査装置および非破壊検査方法を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る非破壊検査装置の第1の実施形態を示す図である。図2は、非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。
図1、図2に示すように、非破壊検査装置は、センサ1と、測定装置(測定処理部)4と、を備えている。
センサ1は、被検体2に対向した開口部を有する磁性体からなる励磁コア(コア)102と、それに電磁的に結合した励磁コイル(第1のコイル)101と、前記励磁コア102に同じく電磁的に結合した参照コイル(第2のコイル)105と、励磁コア102の開口部の内方に配置された検出コア103と、検出コア103に電磁的に結合し、被検体2に対向した検出コイル(第3のコイル)104を備えている。
このセンサ1は、励磁コイル101を交番信号で励振し、参照コイル105に発生する電圧と第3のコイルに発生する電圧との差を被測定信号として出力できるよう端子107b,108bに電気的に接続されている。
なお、図2においては、参照コイル105は励磁コイル101の外側に巻回されているが、励磁コイル101の内側または第1のコイルが多層巻きの場合は層間にサンドイッチ状に巻き、結合を密にする等としてもよい。
測定装置4は、コンピュータ405、表示記録器406、デジタル・アナログ変換器(DAC)401、電力増幅器402、マルチプレクサー403、アナログ・デジタル変換器(ADC)404から構成されている。なお、マルチプレクサー403とアナログ・デジタル変換器(ADC)404と説明したが、アナログ・デジタル変換器(ADC)2個で構成してもよい。
測定装置4は、コンピュータ405で発生させた複数周波数の正弦波を合成したデジタル信号または単一周波数の正弦波デジタル信号を、デジタル・アナログ変換器401でアナログ信号に変換する。変換されたアナログ信号は、電力増幅器402で増幅され、センサ1の端子106a、106bを介して励磁コイル101を励振する。
この測定装置4は、励磁コイル101を交番電圧で励振し、参照コイル105に発生する電圧と検出コイル104に発生する電圧との差である被測定信号を受け取る。そして、測定装置4は、被測定信号の振幅および位相を、励磁コイル101の電圧を基準信号として処理し、被検体2の厚さを推定する。
以下、測定装置4において、被検体2の厚さを推定する処理の流れについて説明する。
まず、センサ1の検出コイル104と参照コイル105の発生電圧の差を被測定信号として出力する出力端子107b、108bの電圧が、マルチプレクサー403に入力される。
一方、励磁コイル101の端子106a,106b間の電圧も基準信号としてマルチプレクサー403に入力される。
マルチプレクサー403においては、これら2系統の入力アナログ信号(被測定信号、基準信号)は、互いに独立にアナログ・デジタル変換器(ADC)404によりデジタル信号に変換され、コンピュータ405に入力される。
コンピュータ405は、入力された被測定信号および基準信号を、高速フーリエ変換(FFT)により信号処理し、処理結果を表示記録器406に出力する。
ここで、測定装置4における処理について、更に詳しく説明する。
測定装置4における高速フーリエ変換(FFT)による演算処理の結果、個々の正弦波の振幅と位相とが同一測定点位置で同時に得られる。
これらは、互いに無関係に変化するわけではなく、互いに相関性をもって変化している。従って各々単独で測定評価するよりも、振幅および位相を変数とし、被検体2の厚さDを推定する近似式を用いて測定評価するのが有効である。
被検体2の厚さDの近似式は線形近似とし、数式(21)を用いて説明する。振幅比をx,位相差をy、被検体の厚さをDとすれば、x,yは本来Dの関数であるが、Dをx,yの逆関数として数式(21)に示す線形式として定義する。
Figure 0006242155
数式(21)において
係数a,bおよび定数項cは、厚さの異なる3点の較正点を測定し、その測定値に基づき、数式(22)の如き連立方程式を解くことにより求める。
Figure 0006242155
なお、厚さの異なる3点として説明したが、3点のうち、被検体の厚さの異なる2点をとり、そのどちらか一方の厚さの点で、測定値に与える変動要素の大きい要素を含ませるようにするのが好ましい。
その変動要素の大きな要素としては、リフトオフを用いるのが有効である。これには、被検体の厚さの異なる2点、B、C点をとり、その部分の厚さを物理的に測定し、D2、D3とする。
厚さD2のB点でリフトオフを微小変化させた点をA点とすれば、D1=D2であるので、数式(23)の如き連立方程式が成立する。
Figure 0006242155
そこで、A,B,C3組の測定値(x1,y1),(x2,y2),(x3,y3)から連立方程式(23)を解くことにより、係数a,bおよび定数項cが求まる。連立方程式の解を数式(25)、(26)、(27)に示す。数式表現を簡潔にするため、分母に相当する式をtとすれば、数式(24)のように表される。
Figure 0006242155

Figure 0006242155
このようにして係数a,bおよび定数項cが定まることによって、任意の点のx,y測定値から、その点の被検体の厚さDを、数式(21)により求めることが可能となる。
このようにして、リフトオフ変化の影響を抑えて、被検体2の厚さを検出することが可能となる。
さらに、上記したような手法により被検体2の厚さを高精度に推定することができる。以下、その理由について説明する。
角度の相違した一般的な二つの三角関数の和は公式(1)、(2)、(3)で表される。
Figure 0006242155
ここで式(1)のcとβは、式(2)、(3)で表わされる。この場合、検出コイル104の出力がbで、参照コイル105の出力がaと想定している。
Figure 0006242155
一方sinx,arctanxのティラー展開は(4)、(5)式で表される。
Figure 0006242155
微小角度差を取り扱うのであるから(6)式の条件が成立し、(4)、(5)式の第1項のみをとれば(7)、(8)式が成立する。
Figure 0006242155

Figure 0006242155
本件の場合二つの一般的三角関数の差であるので、改めてγを用いてaの絶対値としてbより僅かに小さく符号が逆のものとして(9)式のとおりとしておけば、(10)式を得る。
Figure 0006242155
ここでγ=0.1即ち|a|を、例えばbの90%にとればβ=10αとなり、角度差が10倍に拡大される。しかしながらγを著しく小さくすると無限大に発散してしまうので注意を要する。
一方、cosαは、ほぼ1であるので、振幅は(11)〜(12)式の通りとなる。
Figure 0006242155
微小変化分は(12)式のとおり相加となる。本実施例の場合、参照コイル105と検出コイル104は逆極性に接続されている。したがって、Δaはマイナスなので、変化分は相殺されて小さくなる。
従って、励磁コイル101の巻線の抵抗の温度による変化は、参照コイル105、検出コイル104にはほぼ同等に作用するので、これらは相殺されることになり、より安定な測定が可能となる。
一方、被検体2の厚さ変化に対する変化分は、後に示す図15,図17に示すとおり、互いに反対方向なので、これら変化分は相加されることになり、感度が増加する。
また、振幅比と位相差の測定に際して、振幅比の測定と、位相差の測定とを、互いに異なった周波数で、励磁コイル101を励磁して行うようにしてもよい。互いに異なる周波数を用いて励磁コイル101を励磁することにより、被検体2の管壁厚の変化による検出信号をより大きく出来るので、連立方程式による管壁厚推定の精度を高められる。
上述した非破壊検査装置によれば、励磁コイル101を交番電圧で励振することによって励磁コイル101に電磁的に結合した参照コイル105に発生する電圧と、検出コイル104に発生する電圧との間に差が生じる。この参照コイル105の発生電圧と検出コイル104の発生電圧との差である被測定信号の振幅および位相を、励磁コイル101の電圧を基準信号として検出することによって、センサ1と被検体2との距離であるリフトオフや、温度変化の影響を抑えることができる。
このようにして、リフトオフが大きい状態であっても、被検体2の肉厚変化、内面傷等による信号の変化分を精度よく検出することが可能となり、検査精度を高めることができる。
また、被検体2の特定較正点で被検体2と検出コイル104との間の距離であるリフトオフを変化させることで、実際の被検体2により近似した連立方程式とすることができる。これにより、未知の点の被検体の厚さDを、より高精度に推定し、検査精度をさらに高めることができる。
なお、上記実施形態では、基準信号と被測定信号とを、マルチプレクサー403と1個のアナログ・デジタル変換器404で処理する構成を示したが、マルチプレクサー403を用いず、2個のアナログ・デジタル変換器で基準信号と被測定信号とをそれぞれ処理する構成としてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明にかかる非破壊検査装置および非破壊検査方法の第2の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第2の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図3は、第2の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。図4は、非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。
図3、図4に示すように、本実施形態における非破壊検査装置は、上記第1の実施形態で示した構成に対し、検出コイル104と参照コイル105の極性により逆接続してその差をとる検出出力端子107b,108b以外に、参照コイル105の出力そのものを取り出す端子108aが設けられている。そして、端子108a,108bは、端子108a,108b間の電圧を基準信号としてマルチプレクサー403に入力するように電気的に接続されている。
このようにすることで、上記第1の実施形態と同様、センサ1と被検体2との距離であるリフトオフや、温度変化の影響を抑え、被検体2の肉厚変化、内面傷等による信号の変化分を精度よく検出することが可能となる。
しかも、上記第1の実施形態とは異なり、第2のコイルである参照コイル105の出力電圧を基準としているので、そこに至るまでの変化、即ち巻線抵抗の温度による変化を無視することが可能となる。さらに、被検体2の厚さの違いによる変化分は、参照コイル105の変化分を相加的に取り込むことになるので、温度変化の少ない大きな検査出力を得ることが可能となる。
なお、上記第2の実施形態において、端子108aとして、参照コイル105と検出コイル104の逆接続点から取られているがこれに限らない。例えば、参照コイル105にタップを設け、逆接続点、端子108aの取り出し点を互いに独立に任意のタップから取り出しするようにしても良い。また、基準信号取得のために、励磁コイル101に結合した別のコイルを設けても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明にかかる非破壊検査装置および非破壊検査方法の第3の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第3の実施形態においては、上記第1の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
図5は、第3の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。図6は、非破壊検査装置を構成するセンサを示す図である。
図5、図6に示すように、本実施形態における非破壊検査装置は、上記第1の実施形態で示した構成に対し、センサ1は、検出コイル104と参照コイル105とに、それぞれ独立に端子107a,107b、108a,108bを設け、これら端子107a,107b、108a,108bを介して測定装置4に出力するようにした。
また、測定装置4は、参照コイル105の電圧を基準信号としてマルチプレクサー403に入力するようにした。さらに、測定装置4には、演算増幅器407と、抵抗R1,R2,R3からなる加算回路とが設けられている。この加算回路は、検出コイル104と参照コイル105の出力の差をとるように電気的に接続されている。なお、抵抗R1,R2,R3からなる回路そのものは加算回路であるが、参照コイル105の出力は逆極性で抵抗R2に入力されているので、実質的に検出コイル104の出力から参照コイル105の出力を減算する減算回路として機能する。また、抵抗R2は半固定とされ、引算する度合いを調節できるようにしている。
このようにすることで、上記第1の実施形態と同様、センサ1と被検体2との距離であるリフトオフや、温度変化の影響を抑え、被検体2の肉厚変化、内面傷等による信号の変化分を精度よく検出することが可能となる。
さらに、リフトオフが大きい場合であっても、温度ドリフトが少なく、被検体2の管壁厚変化に対応した大きな振幅、位相変化出力を取り出すことが可能となった。
なお、上記実施形態において、抵抗R1,R2,R3からなる加算回路における減算機能は、例えば、アナログ・デジタル変換器404におけるアナログ・デジタル変換後にコンピュータ405で処理することで実施してもよい。ただし、上記実施形態で示したように、より信号源である端子107a,107b、108a,108bに、より近い前段側に加算回路を設けて演算処理を行うほうが、高い信号対ノイズ比(S/N比)を確保できる利点がある。
(第4の実施形態)
次に、本発明にかかる非破壊検査装置および非破壊検査方法の第4の実施形態について説明する。なお、以下に説明する第4の実施形態においては、上記第3の実施形態と共通する構成については図中に同符号を付してその説明を省略する。
参照コイル105の出力信号と検出コイル104の出力信号の間に固定的な位相差Pがあり、その状態で被検体2の厚さの変動による位相の微小変化ΔPがあるような場合、参照コイル105と検出コイル104の出力の差の信号をとるように接続しても、前記固定的な位相差Pのために前記差の信号の振幅を小さく出来ない。そのような場合、前記固定的な位相差Pの影響を除去する必要がある。
図7は、第4の実施形態に係る非破壊検査装置を示す図である。この非破壊検査装置は、固定的な位相差Pの影響を除去することができる。ここでは、検出コイル104の出力信号が参照コイル105の信号より位相Pだけ遅れている場合について説明する。
図7に示すように、本実施形態における非破壊検査装置は、上記第3の実施形態で示した構成に加え、演算増幅器408、抵抗R4、R6、半固定抵抗R5、容量C1からなる演算回路が設けられている。このような演算回路の入力に、参照コイル105の出力が入力されている。
この演算回路は遅延移相器として機能する。即ち、R4=R6の場合、半固定抵抗R5を変化させると演算増幅器408の出力は位相のみが変化し、振幅は変化しないように機能する。このような遅延移相器により、参照コイル105の出力信号を位相Pだけ遅らせ、その信号を基準信号としてマルチプレクサー403に入力するとともに、差をとるための信号として演算増幅器407、抵抗R1、R3、半固定抵抗R2からなる演算回路のR2に入力されている。
このようにすることで、定的な位相差Pの影響を除去して被検体の厚さ変化等による微小位相変化を拡大して検出することが可能となる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
図8〜図10に本発明の他の実施形態を示す。
例えば、図8に示すように、励磁コイル101、これに電磁的に結合した参照コイル105、被検体に対向した検出コイル104の全てを空芯コイルとすることができる。励磁コイル101と参照コイル105は、例えば合成樹脂製の曲げやすいパイプに巻回したもので、検出コイル104の電圧と参照コイル105の電圧との差の電圧をとるごとく電気的に接続されている。
このように、励磁コイル101、参照コイル105、検出コイル104が空芯であるので、磁性コアを使用した場合のように磁極を生ずることがない。したがって、リフトオフに対する変化がゆるやかとなる。
また、図9に示すように、励磁コイル101、参照コイル105、検出コイル104の全てを空芯コイルとすることができる。ここで、参照コイル105は、励磁コイル101の内周側に密着して設けることで、励磁コイル101に電磁的に結合した。また、検出コイル104は、励磁コイル101および参照コイル105よりも、被検体2に接近した位置に配置した。
このような構成によれば、簡易な検査に利便性がある。
また、図10に示すように、励磁コイル101、参照コイル105、検出コイル104の全てを空芯コイルとし、被検体を貫通させるようにした。さらに、励磁コイル101、参照コイル105、検出コイル104は、各コイルの中心軸C1と被検体2の中心軸C2を一致させず、敢えて偏芯させるようにした。
このような構成によれば、被検体2の中心軸線に近い内部傷の探傷に有効である。
また、上記実施形態においては、被検体2が磁性と導電性がある炭素鋼管で、しかも保温材上という大きなリフトオフをとった状態で、管壁厚、内面傷等の検出の著しく困難な場合にも有効な実施例で示したが、被検体については何ら限定するものではない。例えば、検出が比較的容易な、磁性がなく、導電性のみある被検体例えばオーステナイト系ステンレス鋼管等にも本発明は適応可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
[実施例]
上記第1の実施形態で示した構成について、検証を行ったので、その結果を以下に示す。
被検体2を、図1に示した非破壊検査装置により測定した。
被検体2は保温材3で覆われている。
被検体2は、磁性を有する炭素鋼管65ASGPで、外直径約76.3mm、肉厚4.2mmとし、一部を肉厚2.4mmになるよう内側を切削加工した。
保温材3は厚さ20mmのグラスウールとした。保温材3の外表面は厚さ0.1mmの熱反射と防露を兼ねたアルミ箔で覆った。
そして、被検体2の外表面とセンサ1の被検体2に対向する面の距離、即ちリフトオフは、可動空間を含めて23mmとした。
センサ1は、励磁コア102として断面積2平方cm、磁路長17cmの積層方向性珪素電磁鋼板を使用し、励磁コイル101として直径1mmのホルマル線を両脚合計で210回巻回した。
また、参照コイル105として、直径0.2mmのホルマル線を640回巻回した。
検出コア103は、断面積0.75平方cm、磁路長10cmの積層方向性珪素電磁鋼板を使用した。検出コイル104は、直径0.2mmのホルマル線を両脚合計で2400回巻回した。
端子106a,106b間の電圧即ち検出コイル104の電圧を、参照コイル105の電圧を基準として、高速フーリエ変換(FFT)により、波高値3V、周波数35Hzで測定した結果を図11、図12に示す。
また、比較例として、参照コイル105の出力との差をとることなく、検出コイル104の出力をそのまま測定した結果を図13,図14に示す。これらのグラフは比較を容易にするため、縦軸の幅を振幅、位相ともにそれぞれ同一にしてある。
図11、図13は振幅比の測定結果を示し、端子108b,107b間の検出電圧の振幅(波高値)を端子106a,106b間の電圧、即ち励磁コイル101の電圧の振幅(波高値)で割ることにより振幅比を得た。この振幅比は、アナログ・デジタル変換器404の測定レンジの関係で3倍の数値になっており、実際の比はこの1/3になる、
図12、図14は位相差(radian)の測定結果を示す。
図11〜図14において、前半は被検体の管壁厚4.2mmの部位を測定し、後半は管壁厚2.4mmの部位を測定している。
図11、図13に示すように、振幅比はほぼ同じであるが、図12、図14に示すように、位相差は、本実施例の方が、管壁厚4.2mmと2.4mmの厚さの違いによる偏差信号出力が大きい。
表1、表2は、図11〜14の詳細データである。このデータからわかるように、参照コイル105(後述)と検出コイル104(後述)の出力の差を取って検出信号とする本実施例は、保温材上で23mmという大きなリフトオフをとっているにもかかわらず、位相差において、比較例に対し、約41倍の感度がある。
Figure 0006242155

Figure 0006242155
図12〜図13,表1、表2は単一周波数35Hzで測定した結果であるが、次に、振幅の測定と位相の測定とで周波数を異ならせて測定を行った。
これには、コンピュータ405によりデジタル的に複数の周波数の正弦波の合成信号を発生させ、それをデジタル・アナログ変換器401によりアナログ信号に変換して電力増幅器402を介して励磁コイル101を励振し、高速フーリエ変換(FFT)により、各周波数ごとの振幅、位相を測定した。このとき、振幅比は周波数15Hz,位相差は周波数35Hzとして、励磁コイル101を励磁して測定を行った。
被検体の管壁厚2.4mmの時の値から管壁厚4.2mmの時の値を引いた結果の振幅比を図15に、位相差を図16に示す。図17は図16の縦軸を拡大して一部を示した図である。
図15における振幅比の各コイル出力の比較から明らかなように、被検体の厚さによる変化は、参照コイル105と検出コイル104とではその変化の方向が逆である。したがって、参照コイル105と検出コイル104との差を取る本実施例では、これらの被検体の厚さによる変化分が相加され、15Hz付近で大きな振幅比となっている。
また、図16に示すように、本実施例は、比較例にくらべて極めて大きな位相差の変化を示し、35Hz付近に位相差変化のピークがあることを示す。
即ち、振幅比の変化最大の周波数と位相差変化の最大の周波数は必ずしも一致しないことが明らかである。したがって、振幅比、位相差変化のそれぞれ最良の周波数を選択することが有効である。つまり、振幅比と位相差を異なる周波数とすることにより、被検体の管壁厚の変化による検出信号をより大きく出来る。
また、図17においても参照コイル105と検出コイル104の被検体管壁厚の違いによる変化分が逆であり、差をとる本実施例の場合は相加的になることが明らかである。
次に、図1の回路を用い、リフトオフ23mm(保温材上)で高速フーリエ変換(FFT)により、振幅比、位相差を求め、それより連立方程式により被検体2の管壁厚を推定する方法で測定した。
また、比較例として、図23に示すように、検出コイル104のみの出力を使用して、被検体2の管壁厚を検出した。
なお、被検体2の管壁厚は、4.2mmと2.4mmの2通りとした。
その結果を、図18,図19に示す。なお、図18は、管壁厚4.2mmの場合の管壁厚推定結果であり、図19は、管壁厚2.4mmの場合の管壁厚推定結果を示している。
図18,図19に示すように、いずれの管壁厚においても検出コイル104のみの従来手法では検出結果バラツキが大きく、温度変化等によるドリフトも大きい。
これに対し、実施例では、バラツキが少なく、ドリフトもごく僅かである。
表3は詳細な数値を示すが、推定値の標準偏差は本発明の実施例では従来技術の1/10以下で、精度の良い測定が可能であることを示している。
Figure 0006242155
次に、被検体2の特定較正点で被検体2と検出コイル104との間の距離であるリフトオフを変化させた。
図20は較正点と測定値を示すベクトル図である。図21は図20におけるB較正点付近の拡大図である。図22は図20におけるC較正点付近の拡大図である。
図20に示すように、B較正点は、リフトオフ23mm,管壁厚4.2mm,C較正点はリフトオフ23mmで、管壁厚2.4mmで較正している。A較正点は、B較正点と同一の管壁厚であるが、リフトオフを僅かに小さくし、23−0.2=22.8mmで較正している。したがって、BC直線上またはその延長上に管壁厚が分布していることとなる。
そして、図21、図22に示すように、連立方程式の性質上、各測定値の位置からAB直線に平行に直線を引き、BC直線との交点を、各測定値より推定した管壁厚推定値とすることができる。
1 センサ
2 被検体
4 測定装置(測定処理部)
101 励磁コイル
102 励磁コア(コア)
103 検出コア(第1のコイル)
104 検出コイル(第3のコイル)
105 参照コイル(第2のコイル)

Claims (4)

  1. 被検体に対向した第1のコイルと、
    前記第1のコイルに電磁的に結合した第2のコイルと、
    前記被検体に対向した第3のコイルと、
    前記第1のコイルを交番電圧で励振し、前記第2のコイルに発生する電圧と前記第3のコイルに発生する電圧との差である被測定信号の振幅および位相を、前記第1または前記第2のコイルの電圧を基準信号として検出する測定処理部と、
    を備え
    前記測定処理部は、前記基準信号と前記被測定信号とが入力されるステップと、
    入力された前記被測定信号と前記基準信号との振幅比および位相差を、高速フーリエ変換により求めるステップと、
    前記振幅比および前記位相差を変数とする連立方程式を立て、前記被検体の複数点の既知の厚さとその各点での振幅比および位相差の測定値により前記連立方程式の各係数を求めるステップと、
    求まった各前記係数と未知の点での振幅比および位相差の測定値とから、該未知の点の被検体の厚さを推定するステップと、
    を実行することを特徴とする非破壊検査装置。
  2. 前記連立方程式の各係数を求めるステップでは、前記被検体の特定較正点で前記被検体と前記第3のコイルとの間の距離であるリフトオフを変化させることを特徴とする請求項に記載の非破壊検査装置。
  3. 前記測定処理部は、前記被測定信号と前記基準信号との振幅比の測定と、前記被測定信号と前記基準信号との位相差の測定とを、互いに異なった周波数で前記第1のコイルを励磁して行うことを特徴とする請求項1または2に記載の非破壊検査装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の非破壊検査装置における非破壊検査方法であって、
    前記第1および前記第3のコイルを前記被検体に対向させた状態で、前記第1のコイルを交番電圧で励振し、
    前記第1のコイルを励振する交番電圧または前記第2のコイルに発生する電圧と、前記第3のコイルに発生する電圧と前記第2のコイルに発生する電圧の差の電圧を前記測定処理部に入力し、
    前記測定処理部で、入力された前記交番電圧と前記差の電圧とについて、高速フーリエ変換によりそれぞれ振幅および位相を求め、
    前記交番電圧を基準信号とした前記差の電圧との振幅比および位相差を検出することを特徴とする非破壊検査方法。
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